JPH0216180Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は機体の上部、或は側面部に吸込口を、
下方に吹出口を夫々開口設け、且つ内部に複数箇
の送風機ならびに該送風機の前方側に熱交換コイ
ル、ドレンパン等の諸機構を各配置してなる天井
埋込型エアーコンデイシヨナーにおいて前記送風
機の下方にＶ型状の仕切板を配設せしめたことを
特徴とするエアーコンデイシヨナー通常、此の
種、上部または側面部に空気受入口を開設し、下
方に吹出口を開口設けてなる天井埋込型のエアー
コンデイシヨナーは、その殆んどの構造が機体内
中央部分を水平仕切板にて上部送風機ならびに熱
交換室を、また下方側に送風室とが区切られ形成
されている。

従つて前記仕切板によつては上部の送風機音が
幾分か緩和されると謂う利点を有する反面、該仕
切板により全体形状が嵩高となり、当然設定すべ
き天井空間部も制約を受け構造物によつては階高
となる懸念は到底免れなかつたのである。

而も複数箇の送風機を同一機体内に設置したも
のに至つては前記欠点がより著大であることは謂
うまでもない。

本考案は斯かる水平仕切板に代えてＶ型状に形
成せる仕切板を設けることによつて全体型状がき
わめて嵩低くなり、而も該Ｖ型状仕切板をして自
然的に非常に良好なる整流効果をも期待求めるこ
とができ得るのである。

以下、本考案の具体例構造を例示する図面に付
いて詳説すると、 機体１の上部に吸込口２を、また下方に吹出口
３を夫々開口形成してなる天井埋込型エアーコン
デイシヨナーにおいて機体１内部に複数箇の送風
機５，５を第１図示の如く背対的に、或は第２図
示の如く同軸上に横方向に配列して設置し、夫々
送風機５，５の前方に熱交換コイル６，６を配置
する。

また前記送風機５，５の下方には略Ｖ型状の仕
切板７を架設し、機体１内部を二分に遮断すると
共に該両側相対側にコ型状の送風通路８を形成す
る。

なお、天井内部空間部分をチヤンバーとして利
用する機種においては前記吸込口２を機体１の前
面、若しくは前方に開設する場合もある。

更に他の実施例として前記送風機５を多数横方
向に縦列連設した構造とすることも可能である。

図示中、９は吹出口３内部に装設せるフイルタ
ー、１０はドレンパンである。

本考案は叙上の構造において、機体１を天井空
間部に、吹出口３を天井板Ａ位置に設定し取付け
られ用いるものであつて機体１内部の送風機５，
５下方に略Ｖ型状仕切板７を配置したものである
から、従来の単なる水平仕切板とは異なり内部両
側において汎大なる送風通路８が容易に求められ
矢印の如く空気流れが抵抗も毛頭なく非常に円滑
良好に通流し充分なる整流効果が期待得られるは
勿論のこと、該Ｖ型状仕切板７をして送風機５，
５音を完全に遮断する等の遮音機能をも併せ有す
るものである。

更に本考案はＶ型状仕切板７の内部凹入空間
７′内に送風機５，５を配置することによつて機
体１高さが非常に嵩低く形成可能となり、機体全
形状を著るしく偏平コンパクトに形成でき得る等
顕著なる効果を併せ有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るエアーコンデイシヨナー
の内部機構を示す一実施例の正面縦断面図、第２
図は他の実施態様を示す平面図である。 符号の説明、１……機体、５……送風機、７…
…Ｖ型状仕切板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 機体１の上部、或は側面部に吸込口２を、下
   方に吹出口３を夫々開口設け、且つ内部に背対
   的に複数箇の送風機５，５ならびに該送風機
   ５，５の前方側に熱交換コイル６，６、ドレン
   パン１０等の諸機構を各配置してなる天井埋込
   型エアーコンデイシヨナーにおいて、前記送風
   機５，５の下方にＶ型状の仕切板７を配設せし
   めたことを特徴とするエアーコンデイシヨナ
   ー。 機体１内部送風通路８内にＶ型状の仕切板７
   を配置し、該Ｖ型状仕切板７の凹入空間７′内
   に複数の送風機５，５を配置収容せしめた前記
   実用新案登録請求の範囲第項記載のエアーコ
   ンデイシヨナー。