JPH0212493Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は機体の上部、或は側面部に吸込口を、
下方に吹出口を夫々開口設け、且つ内部に送風
機、熱交換コイル、ドレンパン等の諸機構を各配
置してなる天井埋込型エアーコンデイシヨナーに
おいて、前記機体内部に仕切板を一定の傾斜角度
にて傾斜状に配設せしめたことを特徴とするエア
ーコンデイシヨナー。に関するものである。

通常、此の種、上部または側面部に空気受入口
を開設し、下方に吹出口を開口設けてなる天井埋
込型式のエアーコンデイシヨナーは、その殆んど
の構造が機体内中央部分を水平状仕切板にて上部
に送風機ならびに熱交換室を、また下方側に送風
室とが区切られ形成されている。

従つて前記仕切板によつては上部の送風機音が
幾分緩和されると謂う利点を有する反面、該仕切
板により全体形状が嵩高となり、当然設定すべき
天井空間部も制約を受け建造物によつては階高と
なる懸念は到底免れなかつたのである。

本考案は斯かる仕切板を機体内部に略傾斜状に
設けることによつて全体形状がきわめて嵩低く形
成可能となり、而も該傾斜仕切板をして自然的に
非常に良好なる整流効果をも期待求めることがで
き得るのである。

以下、本考案の具体例構造を例示する図面に付
いて詳説すると、 機体１の上部に吸込口２を開口設け、下方に吹
出口３を開口形成してなる伸縮自在の吹出口機構
４を一体的に連設すると共に該機体１内部上部に
送風機５と熱交換コイル６を夫々配置しその下方
に仕切板７を一定傾斜角度の傾斜状に架設し、前
記吹出口３と連通する送風通路８を形成してなる
ものである。

なお、符号９は吸込口２に装設せるフイルタ
ー、１０はドレンパンを夫々示めしている。

斯かる構造において機体１は天井空間部に、吹
出口３は天井板Ａに位置し設定するものである。

また天井内部空間部分をチヤンバーとして利用
する機種においては、前記吸込口２の取付け位置
を側面側に開設する場合もある。

なお、例示図は単体送風機による実施態様であ
るが、該送風機を横方向に多数連設し用いること
も一考である。

以上の如く本考案に係わるエアーコンデイシヨ
ナーは機体１内部に仕切板７を一定角度の傾斜状
に配置したものであるから、従来の単なる水平仕
切板とは異なり矢印の如く空気流れが抵抗もなく
吹出口３にきわめて円滑良好に導流し以て充分な
る整流効果が求め得られるは勿論、送風機５音を
完全に遮断する等の遮音機能をも併せ有するもの
である。

特に本考案においては前記傾斜仕切板７によつ
て機体１内部に三角形空間Ｂが造成され、該三角
形空間Ｂ内に送風機５が完全に収容が行なわれ、
此れがために機体１高さが非常に嵩低く形成可能
となり、以て機体全体形状を著るしく偏平コンパ
クトに形成得られる等顕著なる効果を併せ有する
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るエアーコンデイシヨナーの
内部機構を示す正面縦断面図である。 符号の説明、１……機体、５……送風機、７…
…仕切板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 機体１の上部、或は側面部に吸込口２を、下
   方に吹出口３を夫々開口設け、且つ内部に送風
   機５、熱交換コイル６、ドレンパン１０等の諸
   機構を各配置してなる天井埋込型エアーコンデ
   イシヨナーにおいて、前記機体１内部に仕切板
   ７を一定の傾斜角度にて傾斜状に配設せしめた
   ことを特徴とするエアーコンデイシヨナー。 機体１内部に仕切板７を斜傾状に配設して三
   角形空間部Ｂを形成設け、該三角形空間部Ｂ内
   に送風機５を配置収容した前記実用新案登録請
   求の範囲第項記載のエアーコンデイシヨナ
   ー。