JPH02161128A - ターボチャージャーの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エンジン用ターボチャージャーの制御装置に
関するものである。

〈従来の技術〉 エンジンの出力を向上するターボチャージャーにおいて
、エンジンの排気圧により回転するタービンと、このタ
ービンとシャフトによって連結した前記エンジンの吸入
空気を圧縮供給するコンプレッサーと、前記シャフトに
装着されオイルポンプから供給される圧油によって回転
するオイルタービンとを備え、エンジンの低速時から急
加速に移るときの排気圧タービンの応答遅れによる圧縮
空気量不足を前記オイルタービンの駆動によって補助す
るようにしたものが、例えば、特公昭５９−５１６４９
号で公知である。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記のような従来装置において、オイルポンプは一般に
エンジンの回転動力によって駆動される。オイルタービ
ンは上記したようにエンジンの作動状態等によって一時
的に機能すればその目的は達成する。しかしながら、こ
のオイルタービンの作動を必要としない場合においても
オイルポンプを駆動しているため、オイルポンプからか
吐出する圧油の圧力制御弁等の高価な油圧コントロール
機構を必要とし、エンジンの燃費悪化やオイルポンプの
耐久性に問題がある。

また、オイルポンプを電動モータで駆動する場合におい
ては、バッテリーの電力消費及びバッテリーの電圧低下
によるシステムの能力低下、電動モータの発熱によるモ
ータの耐久性に問題がある。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記従来の問題点を解消するためになされた
もので、その特徴とする構成は、オイルポンプの駆動源
をバッテリーを電源とする電動モータとし、前記バッテ
リーと電動モータとの通電回路にエンジン等の運転条件
、バッテリー電圧、電動モータの駆動要素並びに温度に
よってＯＮ−ＯＦＦ制御されるリレーを設けたものであ
る。

く作　　　用〉 上記の構成により、オイルタービンの作動を必要とする
ときにのみオイルポンプを駆動し、かつバッテリー電圧
の低下、電動モータの発熱時には電動モータへの通電を
遮断し、システムの能力を保護するものである。

く実　施　例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
において、１はフローティングメタル、６はオイルター
ビン用ノズルくオイルタービン、排気圧タービン並びに
コンプレッサーは図示省略）であり、オイルポンプ２と
圧油配管４にて接続されている。

この圧油配管４には２個所にチエツク弁５ａ。

５ｂが配置され、この両チエツク弁５ａ、５ｂ間に前に
己ノズル６が設けられている。

前記オイルポンプ２はバッテリー１２の電力により駆動
される電動モータ８によって回転駆動されるようになっ
ている。

さらに、前記バッテリー１２と電動モータ８との通電回
路にはコントローラ１０によってＯＮ−ＯＦＦ制御され
るリレー１３が設けられている。１４は電流検出器を示
す。

前記コントローラ１０は第３図で示すように、ブースト
圧、アクセル位置、トランスミッション位置、エンジン
回転数等の運転条件、バッテリー電圧、電動モータ駆動
要素及び温度を入力し、前記リレー１３を制御する出力
信号Ｓが発信されるものである。尚、コントローラ１０
にはタイマー１１も装備し、電動モータ８への通電時間
を制御するようにしてもよい。

また、第２図で示すように、前記リレー１３の他にバイ
メタルスイッチ１５を通電回路上に設け、電動モータ８
の温度によってバイメタルスイッチ１５をＯＮ−ＯＦＦ
するようにしてもよい。

尚、７はオイルポンプ２が作動時、オイルポンプ２の吐
出口より圧油配管４を通りオイルタービンのノズル６よ
り吐出された残りの圧油がチエツク弁５ｂを開き、これ
を通過し、さらにフローティングメタル１に分流した残
りがオイルポンプ２の吸込側に戻る回路となる。また、
オイルポンプ２が休止中は、前記回路７はエンジン側オ
イルポンプ２より吐出された圧油がフローティングメタ
ル１に至る回路となる。

本発明は上記の通り、の構成であるから、オイルポンプ
２から吐出される圧油はノズル６により制御されてオイ
ルタービンに供給される。

また、オイルポンプ２は電動モータ８によって回転駆動
されるが、リレー１３の０ＩＩＯＦＦによって制御され
る。この電動モータ８の制御、すなわちオイルポンプ２
の駆動制御は前記コントローラｌＯによる運転条件やバ
ッテリー電圧。

電動モータ温度に応じた出力信号Ｓによってリレー１３
のＯＮ−ＯＦＦによるもので、例えば、エンジンの低速
回転時における負荷増大や低速から急加速状態に移ると
き等の高出力を必要とするときにのみ電動モータ８が駆
動し、オイルタービンを作動してターボチャージャーの
作動を補助する。

また、前記オイルポンプ２の作動中であってもバッテリ
ーＩ２の電圧降下や電動モータ８の発熱によりリレー１
３をＯＦＦにして安全性を確保する。さらに、タイマー
ｔｉは電動モータ８への通電時間を制御し、長時間の連
続通電を防止するものである。

〈発明の効果〉 以上のように本発明によると、ターボチャージャーのオ
イルタービンに圧油を供給するオイルポンプの駆動源で
ある電動モータとバッテリーとの間の通電回路にエンジ
ン等の運転条件並びにバッテリー電圧、電動モータ温度
に応じてＯＮ−ＯＦＦ制御されるリレーを設けた構成で
あるから、電動モータの駆動、すなわちオイルポンプの
駆動はオイルタービンの駆動を必要とするときにのみで
あり、バッテリー電力の消量を著しく低減すると共に、
電圧低下によるシステムの機能低下を防止し、電動モー
タ並びにオイルポンプの耐久性を高める効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の回路図、第２図は電動モータｍ１
１御回路の他の実施例を示す図、第３図はコントローラ
を示す図である。 １・・・・・フローティングメタル、２・・・・・オイ
ルポンプ、６・・・・・オイルタービン用ノズル、８・
・・・・電動モータ、１０・・・・・コントローラ、１
２・・・・・バッテリー、１３・・・・・リレー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 エンジンの排気圧により回転するタービン と、このタービンとシャフトによって連結された前記エ
   ンジンの吸入空気を加圧供給するコンプレッサーと、前
   記シャフトに装着されオイルポンプから供給される圧油
   によって回転するオイルタービンとからなるターボチャ
   ージャーにおいて、前記オイルポンプの駆動源をバッテ
   リーを電源とする電動モータとし、前記バッテリーと電
   動モータとの通電回路にエンジン等の運転条件、バッテ
   リー電圧、電動モータの駆動要素並びに温度によってＯ
   Ｎ−ＯＦＦ制御されるリレーを設けたことを特徴とする
   ターボチャージャーの制御装置。