JPH02160558A

JPH02160558A - ラインサーマルプリンタ

Info

Publication number: JPH02160558A
Application number: JP31559688A
Authority: JP
Inventors: Masamitsu Saito; 斉藤　政実; Minoru Imai; 稔今井; Kazunori Kato; 一徳加藤
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1988-12-14
Filing date: 1988-12-14
Publication date: 1990-06-20
Anticipated expiration: 2012-02-26
Also published as: JP2585769B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、ラインサーマルプリンタに関する。

例えば、ファクシミリや電子黒板などのプリンタとして
利用できる。

［従来の技術］本体にサーマルヘッドを取付けるとともに、プラテンを
サーマルヘッドに対向してかつサーマルヘッドのライン
方向に沿って取付け、このプラテンとサーマルヘッドと
の間に用紙を送行させて印刷を行うラインサーマルプリ
ンタが知られている。

そこで、従来のこの種のプリンタを第５図について説明
する。同図において、１は本体内部に設けられた本体フ
レームである０本体フレーム１には、軸２を支点として
カバー３の下端部が回動自在に支持されている。つまり
、カバー３は、軸２を支点として開閉可能に支持されて
いる。カバー３の上端部には、プラテン４の軸５の両端
が水平にかつ回転自在に支持されている。なお、プラテ
ン４は、図示しない駆動源によって回転されるようにな
っている。

一方、本体フレーム１には、ヘッドホルダ６が軸７を支
点として回動自在に取付けられている。

ヘッドホルダ６には一１前記カバー３が閉じられた状態
のとき、プラテン４の周面と対向する位置にかつプラテ
ン４の軸方向に沿ってサーマルヘッド８が取付けられて
いるとともに、プラテン４の軸５の両端に上方から係合
する係合部９が一体的に形成されている。

また、本体フレーム１とヘッドホルダ６と間には、ヘッ
ドホルダ６を図中反時計方向、つまりサーマルヘッド８
がプラテン４の周面に押圧される方向へ回動付勢するス
プリング１０が設けられている。なお、１１はヘッドホ
ルダ６に取付けられたリリース釦、１２は用紙ロール、
１３は本体カバーである。用紙ロール１２から引出され
た用紙１２Ａは、サーマルヘッド８とプラテン４との間
を通って外部へ送出される。

従って、用紙ロール１２の交換に当たって、リリース釦
１１を図中上方へ押し上げれば、ヘッドホルダ６が軸７
を支点として図中時計方向へ回動される。すると、ヘッ
ドホルダ６の係合部９がプラテン４の軸５から離脱する
ので、カバー３は、上部のプラテン４の自重により軸２
を支点として図中反時計方向へ回動される。つまり、カ
バー３が開放される。

この状態では、カバー３の開放に伴ってプラテン４もサ
ーマルヘッド８から離隔されるので、用紙ロール１２の
交換を容易に行うことができる。

［発明が解決しようとする課題］従来のように、プラテン４をカバー３に取付ける構造で
は、プラテン４が第６図のように傾斜すると、例えば第
７図のようにプラテン４の軸５の両端を支持するカバー
３の孔３Ａ位置がカバー３の製作上の加工精度誤差によ
ってずれプラテン４が傾斜すると、あるいは、カバー３
の経時的変形によってプラテン４が傾斜すると、サーマ
ルヘッド８に対してプラテン４が傾斜した状態となる。

このような状態となると、プラテン４とサーマルヘッド
８との間の押圧力が用紙１２Ａの幅方向で異なるので、
用紙１２Ａの幅方向で印刷の質や濃度が異なるという問
題が生じる。また、用紙１２Ａの送りについても、片送
りされるので、用紙ジャムを引起こす原因となる。

ここに、本発明の目的は、このような従来の問題を解決
し、本体の製作上の精度誤差や経時的変形などに影響さ
れず、用紙の全幅に亘って常に均一な印刷品質が得られ
るラインサーマルプリンタを提供することにある。

［課題を解決するための手段］請求項第１項記載の発明では、本体にサーマルヘッドを
取付けるとともに、プラテンを前記サーマルヘッドに対
向してかつサーマルヘッドのライン方向に沿って取付け
、このプラテンとサーマルヘッドとの間に用紙を走行さ
せて印刷を行テラインサーマルプリンタにおいて、前記
本体に前記プラテンの両端の軸を回転自在にかつ前記サ
ーマルヘッドに対して接近、離隔する方向へ変位可能に
支持する支持部を形成し、前記プラテンの両端の軸に前
記サーマルヘッドとは反対側がら係合、離脱可能な係合
部を有する位置決め部材を前記本体に回動自在に支持し
、前記プラテンが前記サーマルヘッドに対して接近する
方向へ前記位置決め部材を回動付勢する付勢手段を設け
た、ことを特徴とする請求項第２項記載の発明では、本体を本体フレームとこ
の本体フレームに対して開閉自在に設けられたカバーと
から構成し、前記本体フレームにサーマルヘッドを取付
けるとともに、前記カバーにプラテンを前記サーマルヘ
ッドに対向してかっサーマルヘッドのライン方向に沿っ
て取付け、このプラテンとサーマルヘッドとの間に用紙
を走行させて印刷を行うラインサーマルプリンタにおい
て、前記カバーに前記プラテンの両端の軸を回転自在に
かつ前記サーマルヘッドに対して接近、離隔する方向へ
変位可能に支持する支持部を形成し、前記カバーが閉じ
られた際前記プラテンの両端の軸に前記サーマルヘッド
とは反対側から係合、離脱可能な係合部を有する位置決
め部材を前記本体フレームに回動自在に支持し、前記プ
ラテンが前記サーマルヘッドに対して接近する方向へ前
記位置決め部材を回動付勢する付勢手段を設け、一端部
が前記カバーより外部へ突出されたリリースレバーを前
記プラテンの両端の軸を支点としてそれぞれ回動自在に
設け、この各リリースレバーの他端部に前記一端部を一
方向へ回動操作したとき前記位置決め部材に係合し前記
係合部がプラテンの両端の軸から離脱する方向へ位置決
め部材を回動させる係合ビンを設けた、ことを特徴とす
る。

［作　用］請求項第１項記載の発明では、本体の製作上の加工精度
誤差などにより、プラテンがサーマルヘッドに対して平
行でなくても、付勢手段および位置決め部材によってプ
ラテンの両端の軸がサーマルヘッドへ向かって押圧され
るので、プラテンの全長に亘って均一な押圧力でプラテ
ンをサーマルヘッドに押圧させることができる。従って
、本体の製作上の精度誤差や経時的変形などに影響され
ず、用紙の全幅に亘って常に均一な印刷品質を得ること
ができる。

請求項第２項記載の発明では、請求項第１項記載の発明
で述べた作用のほかに、リリースレバーの一端を一方向
へ回動操作すると、係合ビンを介して位置決め部材が回
動され、係合部がプラテンの両端の軸から離脱するので
、プラテンをカバーの開放にともなってサーマルヘッド
から離隔させることができる。従って、簡単な操作でプ
ラテンをサーマルヘッドから離隔させることができる。

［実施例］以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図に基づいて説
明する。

第１図において、本体は、本体フレーム２１と、この本
体フレーム２１に軸２２を支点として回動自在に設けら
れたカバー２３とから構成されている。つまり、カバー
２３は、軸２２を支点として開閉可能に支持されている
。

ここで、本体フレーム２１には、発熱用抵抗体を紙面と
直交する方向に沿ってライン状に設けたサーマルヘッド
２４が取付けられている。一方、カバー２３には、左右
一対のブラケット２５を介して前記サーマルヘッド２４
のライン方向と平行な軸２６を有するプラテン２７が回
転自在にがっサーマルヘッド２４に対して接近、離隔す
る方向く第１図中上下方向）へ変位可能に設けられてい
る。つまり、左右一対のブラケット２５には、第２図に
示す如く、プラテン２７の軸２６の両端を回転自在にか
つサーマルヘッド２４に対して接近、離隔する方向へ変
位可能に支持する支持部とじての長孔２８が形成されて
いる。なお、プラテン２７は、図示しない駆動源によっ
て回転されるようになっている。

また、本体フレーム２１には、前記プラテン２７の軸２
６の両端部と対応する位置（第３図参照）にＬ字形状の
位置決め部材３１の中間部が軸３２によってそれぞれ回
動自在に支持されている。各位置決め部材３１の一端部
には、前記カバー２３が閉じられた際、前記プラテン２
７の軸２６の両端に前記サーマルヘッド２４とは反対側
つまり下側から係合、離脱可能な半円溝状の係合部３３
が形成されている。ｆＩ４合部３３がプラテン２７の軸
２６の係合すると、プラテン２７は第１図中左右方向へ
の移動が規制され位置決めされる。一方、位置決め部材
３１の他端部３４と前記本体フレーム２１に設けられた
フック片３５との間には、前記位置決め部材３１を軸３
２を支点として第１図中時計方向、つまりプラテン２７
がサーマルヘッド２４に対して接近する方向へ回動付勢
する付勢手段としてのスプリング３６が張設されている
。

また、前記カバー２３には、左右一対のリリースレバー
４１が前記プラテン２７の軸２６の両端をそれぞれ支点
として回動自在に設けられている。

各リリースレバー４１の一端部４２は、前記カバー２３
より外部へ突出されている。リリースレバー４１の他端
部４３には、前記一端部４２を一方向つまり軸２６を支
点として第１図中時計方向へ回動操作した際、位置決め
部材３１に係合しその位置決め部材３１を軸３２を支点
として第１図中反時計方向つまり係合部３３が軸２６か
ら離脱する方向へ回動させる係合ピン４４が突設されて
いる。なお、５１は用紙ロールである。用紙ロール５１
から引出された用紙５１Ａは、サーマルヘッド２４とプ
ラテン２７との間を通ってカバー２３の用紙出口５２か
ら外部へ送出される。

次に、本実施例の作用を説明する。

カバー２３が閉じられると、プラテン２７の軸２６の両
端が位置決め部材３１の係合部３３にそれぞれ係合され
る。すると、スプリング３６により位置決め部材３１が
第１図中時計方向へ回動付勢されているから、プラテン
２７の軸２６の両端がサーマルヘッド２４へ向かって押
圧される。

このとき、例えば第２図に示すように、プラテン２７の
軸２６の両端を支持する穴が上下方向にずれていても、
プラテン２７の軸２６の両端は長孔２８によってサーマ
ルヘッド２４に対して接近、離隔する方向へ変位できる
から、プラテン２７はその全長に亘ってサーマルヘッド
２４へ押圧される。つまり、第３図に示すように、プラ
テン２７はサーマルヘッド２４に対して平行な状態で押
圧される。従って、用紙ロール５１から引出した用紙５
１Ａをサーマルヘッド２４とプラテン２７との間を通し
て印刷すれば、用紙５１Ａの全幅に亘って印刷品質を均
一にすることができる。

ところで、用紙ロール５１を交換するには、リリースレ
バー４１の一端部４２を第１図中時計方向へ回動操作す
る。すると、第４図に示す如く、リリースレバー４１の
係合ビン４４が位置決め部材３１に係合し、その位置決
め部材３１を軸３２を支点として第４図中反時計方向へ
回動させる。

位置決め部材３１が同方向へ回動すると、係合部３３が
プラテン２７の軸２６から離脱するので、カバー２３は
自重により軸２２を支点として第４図中反時計方向へ回
動される。つまり、カバー２３は、第４図の二点鎖線で
示すように開放される。

この状態では、カバー２３の開放とともに、プラテン２
７がサーマルヘッド２４から離隔するので、用紙ロール
５１の交換を容易に行うことができる。

従って、本実施例によれば、カバー２３にプラテン２７
の軸２６の両端を回転自在にかつサーマルヘッド２４に
対して接近、離隔する方向へ変位可能に支持する長孔２
８を形成する一方、本体フレーム２１にプラテン２７の
軸２６の両端にサーマルヘッド２４とは反対側から係合
、離脱可能な係合部３３を有する位置決め部材３１を回
動自在に支持し、プラテン２７がサーマルヘッド２４に
対して接近する方向へ位置決め部材３１を回動付勢する
スプリング３６を設けたので、位置決め部材３１とスプ
リング３６との作用によってプラテン２７をその全長に
亘って均一な押圧力でサーマルヘッド２４に押圧させる
ことができる。よって、カバー２３の製作上の精度誤差
や経時的変形などに影響されず、常に左右均一な印刷品
質を得ることができる。

また、カバー２３にプラテン２７の軸２６を支点として
リリースレバー４１を回動自在に設け、このリリースレ
バー４１の一端部４２を外部へ突出させるとともに、他
端部４３に位置決め部材３１と係合する係合ビン４４を
設けたので、一端部４２を回動操作すれば、係合ビン４
３を介して位置決め部材３１が回動され、係合部３３が
プラテン２７の軸２６から離脱するので、プラテン２７
をカバー２３の開放にともなってサーマルヘッド２４か
ら離隔させることができる。従って、簡単な操作でプラ
テン２７をサーマルヘッド２４から離隔させることがで
きる。

なお、上記実施例では、本体フレーム２１にサーマルヘ
ッド２４を、カバー２３にプラテン２７をそれぞれ設け
たが、本体であるフレームにサーマルヘッドとプラテン
とを取付ける構成でもよい。

また、上記実施例では、プラテン２７の軸２６の両端を
回動自在にかつサーマルヘッド２４に対して接近、離隔
する方向へ変位可能に支持する支持部を長孔２８として
形成したが、貫通する孔でなく、長溝でもよい。

また、上記実施例では、位置決め部材３１の係合部３３
を半円溝状に形成したが、プラテン２７の軸２６の周面
に対して二つの斜面で接するＶ字形状としてもよい。

また、付勢手段としては、上記実施例で述べたスプリン
グ３６に限らず、板ばねなとでもよい。

［発明の効果］請求項第１項記載の発明によれば、本体の製作上の加工
精度誤差や経時的変形などにより、プラテンがサーマル
ヘッドに対して平行でなくても、付勢手段および位置決
め部材によってプラテンの両端の軸がサーマルヘッドへ
向かつて押圧されるので、プラテンをサーマルヘッドに
対して平行な状態でサーマルヘッドに押圧させることが
できる。

従って、本体の製作上の精度誤差や経時的変形などに影
響されず、用紙の全幅に亘って常に均一な印刷品質を得
ることができる。

請求項第２項記載の発明では、請求項第１項記載の発明
で述べた作用のほかに、リリースレバーの一端を一方向
へ回動操作すると、係合ビンを介して位置決め部材が回
動され、その位置決め部材の係合部がプラテンの両端の
軸から離脱するので、プラテンをカバーの開放にともな
ってサーマルヘッドから離隔させることができる。従っ
て、簡単な操作でプラテンをサーマルヘッドから離隔さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図はカバーを閉じた状態の断面図、第２図はプラテンの
軸の両端部を支持する部分を示す断面図、第３図はサー
マルヘッドとプラテンとの関係を示す図、第４図はカバ
ーを開放する際の動作状況を示す断面図である。第５図〜第７図は従来のラインサーマルプリンタを示す
もので、第５図は要部の断面図、第６図はサーマルヘッ
ドとプラテンとの関係を示す図、第７図はプラテンの軸
の両端部を支持する部分がずれている場合を示す図であ
る。２１・・・本体フレーム、２３・・・カバー２４・・・サーマルヘッド、２７・・・プラテン、２８・・・長孔（支持部）、３１・・・位置決め部材、３３・・・係合部、３６・・・スプリング（付勢手段）、４１・・・リリースレバー４２・・・一端部、４３・・・他端部、４４・・・係合ビン、５１Ａ・・・用紙。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）本体にサーマルヘッドを取付けるとともに、プラ
テンを前記サーマルヘッドに対向してかつサーマルヘッ
ドのライン方向に沿って取付け、このプラテンとサーマ
ルヘッドとの間に用紙を走行させて印刷を行うラインサ
ーマルプリンタにおいて、前記本体に前記プラテンの両
端の軸を回転自在にかつ前記サーマルヘッドに対して接
近、離隔する方向へ変位可能に支持する支持部を形成し
、前記プラテンの両端の軸に前記サーマルヘッドとは反
対側から係合、離脱可能な係合部を有する位置決め部材
を前記本体に回動自在に支持し、前記プラテンが前記サ
ーマルヘッドに対して接近する方向へ前記位置決め部材
を回動付勢する付勢手段を設けた、ことを特徴とするラインサーマルプリンタ。
（２）本体を本体フレームとこの本体フレームに対して
開閉自在に設けられたカバーとから構成し、前記本体フ
レームにサーマルヘッドを取付けるとともに、前記カバ
ーにプラテンを前記サーマルヘッドに対向してかつサー
マルヘッドのライン方向に沿って取付け、このプラテン
とサーマルヘッドとの間に用紙を走行させて印刷を行う
ラインサーマルプリンタにおいて、前記カバーに前記プラテンの両端の軸を回転自在にかつ
前記サーマルヘッドに対して接近、離隔する方向へ変位
可能に支持する支持部を形成し、前記カバーが閉じられ
た際前記プラテンの両端の軸に前記サーマルヘッドとは
反対側から係合、離脱可能な係合部を有する位置決め部
材を前記本体フレームに回動自在に支持し、前記プラテンが前記サーマルヘッドに対して接近する方
向へ前記位置決め部材を回動付勢する付勢手段を設け、一端部が前記カバーより外部へ突出されたリリースレバ
ーを前記プラテンの両端の軸を支点としてそれぞれ回動
自在に設け、この各リリースレバーの他端部に前記一端部を一方向へ
回動操作したとき前記位置決め部材に係合し前記係合部
がプラテンの両端の軸から離脱する方向へ位置決め部材
を回動させる係合ピンを設けた、ことを特徴とするラインサーマルプリンタ。