JPH0215312B2 - - Google Patents
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- JPH0215312B2 JPH0215312B2 JP18258084A JP18258084A JPH0215312B2 JP H0215312 B2 JPH0215312 B2 JP H0215312B2 JP 18258084 A JP18258084 A JP 18258084A JP 18258084 A JP18258084 A JP 18258084A JP H0215312 B2 JPH0215312 B2 JP H0215312B2
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- JP
- Japan
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- welding
- electrode
- bead
- arc
- tack welding
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/02—Seam welding; Backing means; Inserts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は本溶接に先立つて行なう仮付溶接を
高速度で連続的に行なう高速仮付溶接方法に関す
るものである。 〔従来の技術〕 仮付溶接を高速で行なう場合は第1図に示すよ
うに先行電極1と後行電極2を用い、先行電極1
のアーク3により生じた溶融金属4が後行電極2
の後方へ流出することを後行電極2のアーク5で
塞き止めながら溶接ビードを形成して行なつてい
る。 上記2電極を用いてミグ溶接を行なう場合のシ
ールドガスはビード形状を考えて選定されてい
る。従来はアークの安定の溶融金属の内部欠陥防
止のためにAr80%CO220%の混合ガスが用いら
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このように用いられているシールドガスも1電
極だけで溶接する場合はアーク安定及び内部欠陥
防止の両方を兼ねそなえなければならないが、溶
接速度を高速度にして仮付溶接するため電極間距
離を短かくした先行電極1と後行電極2の2電極
を用い、先行電極1に大きな溶接電流例えば約
1500Aの溶接電流を流して溶込み深さを確保し、
後行電極に小さな溶接電流例えば使用溶接ワイヤ
径3.2mmとして約400Aの溶接電流を流してビード
形状を整えるようにして仮付溶接をする場合に、
シールドガスとして同一の混合ガスを使用すると
先行電極1の溶込み深さを確保する目的と後行電
極2のビード形状を整えるという目的の両方を満
足させることが出来ず、溶融金属4の流れが不安
定となり、第2図〜第4図に示すようビード7の
形状が凹凸の著しい不整ビード(ハンピングビー
ド)を生じる。ここで第2図はビード7の平面
図、第3図は第2図のA−A断面、第4図は第2
図のB−B断面におけるビード7の状態を示した
ものであり、図において6は継手面、8は母材を
示す。 第2図〜第4図に示すように、仮付溶接で不整
ビードが生じると本溶接においてスラグ巻込みや
融合不良などの溶接欠陥が発生し易く、また本溶
接の際、溶接線倣いが困難となる問題点があつ
た。このため仮付溶接の溶接速度66m/分程度に
抑える必要があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明の高速仮付溶接方法は、先行電極のシ
ールドガス混合比をAr60%CO240%とし、後行
電極のシールドガス混合比をAr90%CO210%と
して複数の電極により仮付溶接を行なう方法であ
る。 〔作 用〕 電極間距離を短かくした複数の電極により高速
で仮付溶接をするとき、溶融プールは1プールと
なる。この場合先行電極は母材の溶込み深さを確
保し、後行電極は先行電極により溶かされた溶融
金属が後行電極の後方に流されるのを塞きとめ、、
出来上りの溶融ビード形状を良好にする作用を行
なう。 先行電極のシールドガス混合比をAr60%
CO240%とすると、母材えのアーク集中力が強い
ので溶込みが深くなる。またArガスが入れてあ
るので、スパツタの発生量もCO2ガス単独のシー
ルドガスと比較して少くなる。一方後行電極のシ
ールドガス混合比としてAr90%CO210%とする
ことによりアークを安定させビード形状を整える
ことができる。すなわち後行電極の溶接電流は使
用溶接ワイヤ径としては非常に低い範囲の電流値
を使用するためアークが不安定となる。このアー
クの安定、特に短絡したときにアークの再点弧が
容易に行なえるシールドガスが必要であり、この
ためガス電位傾度のよいArガスの量を多くした
のである。なおAr100%とするアークがふらつく
ため、これを防止するためCO2との混合ガスとし
たのである。 〔実施例〕 次にこの発明により具体的に仮付溶接した場合
の結果を示す。板厚12mmの鋼板を用い、開先角度
90度、深さ4mmのY開先に対して2電極を用い仮
付溶接を行ない、不整ビードを生じない溶接速度
の限界を求めた結果を第1表に示す。
高速度で連続的に行なう高速仮付溶接方法に関す
るものである。 〔従来の技術〕 仮付溶接を高速で行なう場合は第1図に示すよ
うに先行電極1と後行電極2を用い、先行電極1
のアーク3により生じた溶融金属4が後行電極2
の後方へ流出することを後行電極2のアーク5で
塞き止めながら溶接ビードを形成して行なつてい
る。 上記2電極を用いてミグ溶接を行なう場合のシ
ールドガスはビード形状を考えて選定されてい
る。従来はアークの安定の溶融金属の内部欠陥防
止のためにAr80%CO220%の混合ガスが用いら
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このように用いられているシールドガスも1電
極だけで溶接する場合はアーク安定及び内部欠陥
防止の両方を兼ねそなえなければならないが、溶
接速度を高速度にして仮付溶接するため電極間距
離を短かくした先行電極1と後行電極2の2電極
を用い、先行電極1に大きな溶接電流例えば約
1500Aの溶接電流を流して溶込み深さを確保し、
後行電極に小さな溶接電流例えば使用溶接ワイヤ
径3.2mmとして約400Aの溶接電流を流してビード
形状を整えるようにして仮付溶接をする場合に、
シールドガスとして同一の混合ガスを使用すると
先行電極1の溶込み深さを確保する目的と後行電
極2のビード形状を整えるという目的の両方を満
足させることが出来ず、溶融金属4の流れが不安
定となり、第2図〜第4図に示すようビード7の
形状が凹凸の著しい不整ビード(ハンピングビー
ド)を生じる。ここで第2図はビード7の平面
図、第3図は第2図のA−A断面、第4図は第2
図のB−B断面におけるビード7の状態を示した
ものであり、図において6は継手面、8は母材を
示す。 第2図〜第4図に示すように、仮付溶接で不整
ビードが生じると本溶接においてスラグ巻込みや
融合不良などの溶接欠陥が発生し易く、また本溶
接の際、溶接線倣いが困難となる問題点があつ
た。このため仮付溶接の溶接速度66m/分程度に
抑える必要があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明の高速仮付溶接方法は、先行電極のシ
ールドガス混合比をAr60%CO240%とし、後行
電極のシールドガス混合比をAr90%CO210%と
して複数の電極により仮付溶接を行なう方法であ
る。 〔作 用〕 電極間距離を短かくした複数の電極により高速
で仮付溶接をするとき、溶融プールは1プールと
なる。この場合先行電極は母材の溶込み深さを確
保し、後行電極は先行電極により溶かされた溶融
金属が後行電極の後方に流されるのを塞きとめ、、
出来上りの溶融ビード形状を良好にする作用を行
なう。 先行電極のシールドガス混合比をAr60%
CO240%とすると、母材えのアーク集中力が強い
ので溶込みが深くなる。またArガスが入れてあ
るので、スパツタの発生量もCO2ガス単独のシー
ルドガスと比較して少くなる。一方後行電極のシ
ールドガス混合比としてAr90%CO210%とする
ことによりアークを安定させビード形状を整える
ことができる。すなわち後行電極の溶接電流は使
用溶接ワイヤ径としては非常に低い範囲の電流値
を使用するためアークが不安定となる。このアー
クの安定、特に短絡したときにアークの再点弧が
容易に行なえるシールドガスが必要であり、この
ためガス電位傾度のよいArガスの量を多くした
のである。なおAr100%とするアークがふらつく
ため、これを防止するためCO2との混合ガスとし
たのである。 〔実施例〕 次にこの発明により具体的に仮付溶接した場合
の結果を示す。板厚12mmの鋼板を用い、開先角度
90度、深さ4mmのY開先に対して2電極を用い仮
付溶接を行ない、不整ビードを生じない溶接速度
の限界を求めた結果を第1表に示す。
この発明は以上説明したように、複数の電極を
使用する仮付溶接方法において、各電極の目的に
応じたシールドガスを使用することにより、電極
間に溶融プールを安定に形成せしめることがで
き、連続したビードを高速度で形成することがで
きる。また連続したビード形成により本溶接時の
倣いが容易になると共に本溶接時の溶接欠陥発生
を防止することもできる。
使用する仮付溶接方法において、各電極の目的に
応じたシールドガスを使用することにより、電極
間に溶融プールを安定に形成せしめることがで
き、連続したビードを高速度で形成することがで
きる。また連続したビード形成により本溶接時の
倣いが容易になると共に本溶接時の溶接欠陥発生
を防止することもできる。
第1図は2電極溶接法におけるアーク形態図、
第2図は従来の2電極溶接法により高速仮付溶接
したときのビード平面図、第3図は第2図のA−
A断面図、第4図は第2図のB−B断面図であ
る。 1……先行電極、2……後行電極、3,5……
アーク、4……溶融金属、7……ビード。
第2図は従来の2電極溶接法により高速仮付溶接
したときのビード平面図、第3図は第2図のA−
A断面図、第4図は第2図のB−B断面図であ
る。 1……先行電極、2……後行電極、3,5……
アーク、4……溶融金属、7……ビード。
Claims (1)
- 1 複数の電極を使用し、母材の仮付溶接を高速
で行なう溶接方法において、先行電極のシールド
ガス混合比をAr60%CO240%とし、後行電極の
シールドガス混合比をAr90%CO210%として仮
付溶接を行なうことを特徴とする高速仮付溶接方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18258084A JPS6160269A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 高速仮付溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18258084A JPS6160269A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 高速仮付溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6160269A JPS6160269A (ja) | 1986-03-27 |
JPH0215312B2 true JPH0215312B2 (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=16120765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18258084A Granted JPS6160269A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 高速仮付溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6160269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02215506A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-28 | Dainippon Ink & Chem Inc | 粒状ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物の製造法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5228846B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2013-07-03 | Jfeスチール株式会社 | タンデムアーク溶接方法 |
US9073140B2 (en) * | 2012-11-09 | 2015-07-07 | Lincoln Global, Inc. | System and methods providing modulation schemes to affect heat input to a weld |
-
1984
- 1984-09-03 JP JP18258084A patent/JPS6160269A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02215506A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-28 | Dainippon Ink & Chem Inc | 粒状ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6160269A (ja) | 1986-03-27 |
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