JPH0214919Y2 - - Google Patents

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JPH0214919Y2
JPH0214919Y2 JP1986011988U JP1198886U JPH0214919Y2 JP H0214919 Y2 JPH0214919 Y2 JP H0214919Y2 JP 1986011988 U JP1986011988 U JP 1986011988U JP 1198886 U JP1198886 U JP 1198886U JP H0214919 Y2 JPH0214919 Y2 JP H0214919Y2
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Japan
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workpiece
work
gripping means
stopped
gripping
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種工作機械に対するワークのロー
デイング及びアンローデイング用のマニピユレー
ター等との間で加工前のワーク及び加工済みワー
クの受け渡しを行うワーク受け渡し用コンベヤを
含むワーク受け渡し装置に関するものである。
(従来の技術) 各種工作機械に対するワークのローデイング及
びアンローデイングの自動化を図るために、ロボ
ツトアームの運動経路をテイーチングによつて記
憶させて使用する汎用の産業用ロボツトや、一定
の運動経路を持つ専用のマニピユレーター等が従
来から使用されているが、何れの場合も、前記マ
ニピユレーター等が加工前ワークを受け取る位置
に加工前ワークを供給すると共に前記マニピユレ
ーター等が加工済みワークを降ろす位置から当該
加工済みワークを受け取つて搬出するコンベヤが
併用される。
然して前記マニピユレーター等のワーク受け取
り位置及びワーク降ろし位置を高さ方向も含めて
一定にすれば、当該マニピユレーター等の運動経
路が単純になり、駆動制御が容易になる。従つて
従来は、一定のワーク受け取り位置へワークを一
個づつ順次供給すると共に一定位置に降ろされる
ワークを順次搬出する直線状のコンベヤが使用さ
れていた。この結果、多数のワークを同時に一定
間隔で支持し得る長尺のワーク供給経路部を有す
るコンベヤを必要としたり、当該ワーク供給経路
部が短い場合にはコンベヤ上にワークを供給する
作業を頻繁に行う必要があつた。又、コンベヤ自
体を工作機械側の加工サイクルに合わせて間歇駆
動させる必要があるので、コンベヤのランニング
コストが高くなり、耐用寿命も短くなつていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上のような従来の問題点を解決し得
るワーク受け渡し装置を提供するものであつて、
その特徴は、ワーク供給位置とこれより下手のワ
ーク取け取り位置とを含む水平循環経路上を連な
つて移動し且つ前記両位置で順次停止する移動台
と、前記両位置夫々に併設されたワーク供給手段
及びワーク受け取り手段とを有するワーク受け渡
し用コンベヤ、前記ワーク供給位置の上方におい
て該位置で停止している移動台上の加工前ワーク
を把持して工作機械側へ供給するローデイング用
ワーク把持手段、及び工作機械側からの加工済み
ワークを把持して前記ワーク受け取り位置の上方
において該位置で停止している移動台側に該加工
済みワークを放出させるアンローデイング用ワー
ク把持手段を備えてなるワーク受け渡し装置であ
つて、前記各移動台は複数のワークを積層状に搭
載するワーク位置決め用ガイドを備え、前記ワー
ク供給手段及びワーク受け取り手段は、前記各位
置で停止している移動台に対し搭載されているワ
ーク群を受けて揚げ降ろしする昇降可能なワーク
支持台を夫々備えている点にある。
(作用) このような本考案のワーク受け渡し装置に於い
ては、ワーク受け渡し用コンベヤのワーク供給位
置で停止している移動台とこれより上手側にある
適当数の移動台上に夫々所定数の加工前ワークを
前記ワーク位置決め用ガイドを利用して積層状に
搭載しておき、ローデイング時には、マニピユレ
ーター等によつて駆動されるローデイング用ワー
ク把持手段を前記ワーク供給位置の真上の一定位
置で対向待機させた状態で前記ワーク供給手段の
ワーク支持台を上昇させることにより、移動台上
のワーク群を当該ワーク支持台で持ち上げ、最上
段の加工前ワークを前記マニピユレーターのワー
ク把持手段により把持させて工作機械側へ供給さ
せる。最上段のワークが前記ワーク把持手段によ
つて把持されたならば、ワーク支持台を下降させ
て残りのワーク群を元の移動台上に戻す。
アンローデイング時には、工作機械側からの加
工済みワークを把持したアンローデイング用ワー
ク把持手段を前記ワーク受け取り位置の真上の一
定位置で対向待機させた状態で前記ワーク受け取
り手段のワーク支持台を上昇させることにより、
当該ワーク支持台又はこの支持台上に既に載置さ
れている加工済みワークにより前記アンローデイ
ング用ワーク把持手段で把持されている加工済み
ワークを受けさせ、係る状態でアンローデイング
用ワーク把持手段からワークを放出させて当該ワ
ークを前記ワーク支持台側に乗り移らせる。この
後、前記ワーク支持台を下降させることにより、
当該支持台上の加工済みワークをワーク受け取り
位置で停止している移動台上に乗り移らせること
が出来る。
以上の作業の繰り返しにより、ワーク供給位置
で停止している移動台上の加工前ワーク数が減少
すると同時にワーク受け取り位置で停止している
移動台上の加工済みワーク数が増加するが、これ
に伴つて前記ワーク支持台の上昇量を増減変化さ
せれば良い。そして前記ワーク供給位置で停止し
ている移動台上の加工前ワークが無くなつたとき
には各移動台を単位量だけ循環経路上で回動さ
せ、空になつた移動台を下手のワーク受け取り位
置へ移動させると共に上手側の加工前ワーク搭載
移動台を前記ワーク供給位置へ移動させることに
より、再び前記のようにローデイング及びアンロ
ーデイングが行える。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。
第1図乃至第3図に於いて、1は従来周知の工
作機械であつて、回転する水平横向きのワーク保
持部2を備えている。3は当該工作機械1に並列
設置されたマニピユレーターであつて、可動アー
ム4の先端にはローデイング用ワーク把持手段5
とアンローデイング用ワーク把持手段6とが並設
されている。7はワーク受け渡し用コンベヤであ
る。
前記マニピユレーター3は、第4図乃至第6図
に示すように固定フレーム8に水平支軸9を中心
に回転自在に軸支された回転フレーム10、前記
水平支軸9に対して直交する向きで軸心方向のス
ライドと軸心の周りでの回転とが可能なように前
記回転フレーム10にスライド軸受11を介して
支承させたロツド12、当該ロツド12を軸心方
向にスライドさせるスライド駆動部13、前記回
転フレーム10を介してロツド12を水平支軸9
の周りで回転させる上下回転駆動部14、及び前
記ロツド12を軸心の周りで回転させる左右回転
駆動部15を備え、前記両ワーク把持手段5,6
を支持するアーム4は前記ロツド12に直角状に
取り付けられている。
前記スライド駆動部13は、ロツド12に相対
回転のみ可能に嵌合せしめられた支持部材16を
介してロツド12を軸心方向に押し引き駆動する
シリンダーユニツト17を備えている。このシリ
ンダーユニツト17は回転フレーム10に取り付
けられている。前記上下回転駆動部14は、水平
支軸9と同心状態で回転フレーム10に固定され
たピニオンギヤ18と当該ピニオンギヤ18と咬
合するラツクギヤ19、及びこのヤツクギヤ19
を押し引き駆動するシリンダーユニツト20から
構成されている。このシリンダーユニツト20は
固定フレーム8に取り付けられている。前記左右
回転駆動部15は、前記ロツド12に遊嵌され且
つ軸受21により回転フレーム10に回転のみ可
能に支承されたピニオンギヤ22、当該ピニオン
ギヤ22に咬合するラツクギヤ23、このラツク
ギヤ23を押し引き駆動するシリンダーユニツト
24、前記ピニオンギヤ22からロツド12の後
端に向かつて一体に連設され且つロツド12を直
径方向両側から挟む一対のガイド25a,25
b、ロツド12の後端部両側に固着されたブラケ
ツト26に軸支され且つ前記ガイド25a,25
bを夫々左右両側から挟むガイドローラー27
a,27b,28a,28b、及び中間位置スト
ツパー機構29から構成されている。この中間位
置ストツパー機構29は、前記ピニオンギヤ22
と一体に回転する回転板30と、この回転板30
の周辺に形成されたストツパー当接面31に当接
し得る位置と当接しない位置とにシリンダーユニ
ツト32により切り換えられるストツパー爪33
とから構成されている。前記シリンダーユニツト
24,32は回転フレーム10に取り付けられて
いる。
前記ワーク把持手段5,6は、第9図及び第1
0図に示すようにアーム4の先端にTの字形に取
り付けられた支持部材34に夫々2本のガイドロ
ツド35を介して一定範囲内スライド可能に支持
され、スプリング36により前方に押圧付勢され
ている。又、両ワーク把持手段5,6は、前記ガ
イドロツド35に支持される本体37、この本体
37に軸受38を介して自転可能に支承された回
転体39、この回転体39の前端に半径方向に移
動可能に装着された3つの把持爪40、及びこの
3つの把持爪40を連動移動させる駆動部41か
ら構成されている。この駆動部41は、各把持爪
40の内端にその移動方向にそつて形成されたラ
ツクギヤ42、各ラツクギヤ42に咬合するよう
に回転体39内に軸支されたピニオンギヤ43、
各ピニオンギヤ43に咬合するラツクギヤ部44
を周辺3箇所に形成されたスライドギヤ45、当
該スライドギヤ45を回転可能に支承するスライ
ド軸46、及びこのスライド軸46を押し引き駆
動するシリンダーユニツト47から構成され、当
該シリンダーユニツト47は本体37に取り付け
られている。
前記ワーク受け渡し用コンベヤ7は、第12図
乃至第16図に示すように水平循環経路上を回動
する多数の移動台48を有する。これら各移動台
48は、駆動歯輪49と遊転歯輪50との間に掛
張された駆動チエン51に内端部が等間隔置きに
結合され、固定受け台52上を摺動しながら水平
循環経路上を回動するものであつて、ワーク位置
決めガイド用ピン53が垂直上方に突設されてい
る。54は前記ピン53に昇降可能に遊嵌された
ワーク受け盤であり、移動台48の巾よりも大き
な直径を有する。前記駆動歯輪49の駆動部55
は、当該駆動歯輪49を固着する回転軸56に一
方向回転クラツチ57を介して連動するギヤ5
8、当該ギヤ58と咬合するピニオンギヤ59、
当該ピニオンギヤ59に咬合するラツクギヤ6
0、及びこのラツクギヤ60を押し引き駆動する
シリンダーユニツト61から構成されている。
又、このコンベヤ7は移動台48のロツク機構6
2を備えている。このロツク機構62は、前記回
転軸56に固着された部材63、当該部材63の
直径方向2個所に形成されているV形凹部64
a,64bに嵌合離脱自在なロツク爪65、及び
このロツク爪65を出退移動させるシリンダーユ
ニツト66から構成されている。
前記ワーク受け渡し用コンベヤ7には加工前ワ
ーク供給手段67と加工済みワーク受け取り手段
68とが併設されている。これら両手段67,6
8は、前記コンベヤ7のマニピユレーター3に隣
接する側の端部両側で、移動台48の水平循環経
路の内の直線経路端部脇に配設され、夫々昇降ガ
イドロツド69,70に案内され且つシリンダー
ユニツト71,72によつて昇降駆動されるフオ
ーク状のワーク支持台(以下、フオークと略称す
る)73,74を備えている。固定受け台52に
は、前記フオーク73,74を移動台48の移動
経路より下側の待機位置まで下降させることが出
来るように、フオーク73,74が入り込む凹部
が形成されている。これらフオーク73,74
は、第12図に示すように移動台48が加工前ワ
ーク供給位置Aと加工済みワーク受け取り位置B
とで停止しているとき、前記待機位置より上昇す
ることによつて当該位置A,Bの移動台48上に
乗つているワーク受け盤54を、当該移動台48
から左右に張り出している部分を利用して持ち上
げることが出来る。
次に使用方法を説明すると、ワーク受け渡し用
コンベヤ7に於ける各移動台48のワーク位置決
めガイド用ピン53に円板状ワークWを、第16
図に示すようにワークの中央貫通孔Waを利用し
て嵌合し、適当枚数をワーク受け盤54上に積層
状に載置しておく。このとき、少なくとも加工済
みワーク受け取り位置Bに位置する移動台48に
はワークWを搭載しないでおく。次に第1図乃至
第4図に示すように水平状態のロツド12からア
ーム4が垂直に起立している状態から第4図に示
す上下回転駆動部14のラツクギヤ19をシリン
ダーユニツト20により上昇限位置まで上昇さ
せ、ピニオンギヤ18を介して回転フレーム10
を水平支軸9の周りで90度回転させると、前記ア
ーム4は第2図仮想線で示すように水平状態とな
り、その先端の両ワーク把持手段5,6はワーク
受け渡し位置Cに於いて下向き状態となる。
この結果、ローデイング用把持手段5はワーク
受け渡し用コンベヤ7に於けるワーク供給位置A
の真上に位置し、アンローデイング用ワーク把持
手段6はワーク受け取り位置Bの真上に位置す
る。従つて第16図に示すように、ローデイング
用ワーク把持手段5の3つの把持爪40は、ワー
ク供給位置Aで停止している移動台48のワーク
位置決めガイド用ピン53の先端に対し同心状に
近接し、アンローデイング用ワーク把持手段6の
3つの把持爪40は、ワーク受け取り位置Bで停
止している移動台48のワーク位置決めガイド用
ピン53の先端に対し同心状に近接する。尚、ア
ーム4を水平姿勢まで回動させた後、第4図に示
すスライド駆動部13のシリンダーユニツト17
により支持部材16及びロツド12を介してアー
ム4を所定ストローク下降させることにより、前
記のように両ワーク把持手段5,6が移動台48
上のワーク位置決めガイド用ピン53に近接する
ワーク受け渡し位置Cに到達するようにしても良
い。
ワーク把持手段5,6をワーク受け渡し位置C
に移動させたならば、ワーク供給手段67のシリ
ンダーユニツト71によりフオーク73を上昇さ
せる。この結果、ワーク供給位置Aで停止してい
る移動台48上のワーク受け盤54がフオーク7
3によつて持ち上げられ、当該ワーク受け盤54
上に積み重ねられているワークWがワーク位置決
めガイド用ピン53にそつて押し上げられる。従
つて最上段のワークWは前記ピン53から抜け出
ると共にローデイング用ワーク把持手段5の3つ
の把持爪40に中央貫通孔Waが嵌合する状態と
なる。更に当該ワークWが押し上げられると、ワ
ークWによつて押し上げられるローデイング用ワ
ーク把持手段5が第9図に示すスプリング36の
付勢力に抗してガイドロツド35にそつて後退移
動することになる。この後退移動をリミツトスイ
ツチ等の適当な検出器により検出し、その検出信
号に基づいてワーク供給手段67に於けるフオー
ク上昇駆動を停止させると同時に、当該ローデイ
ング用ワーク把持手段5に於けるシリンダーユニ
ツト47を作動させてスライドギヤ45を前進移
動させ、ラツクギヤ部44、ピニオンギヤ43、
及びラツクギヤ42を介して各把持爪40を遠心
方向に連動移動させる。この結果、第11図に示
すようにローデイング用ワーク把持手段5の3つ
の把持爪40がワーク中央貫通孔Waの内面に圧
接し、当該ワークWを把持することになる。
ローデイング用ワーク把持手段5がワークWを
把持したならば、ワーク供給手段67のフオーク
73を下降限位置(移動台48の移動経路下の待
機位置)まで下降させ、ワーク受け盤54を介し
て持ち上げられていたワークWを移動台48上に
戻す。次に第4図に示す上下回転駆動部14のシ
リンダーユニツト20によりラツクギヤ19を下
降限位置まで下降させ、回転フレーム10を水平
支軸9の周りで90度逆転させてロツド12を元の
水平姿勢に復帰させ、アーム4を第1図乃至第3
図に示す垂直起立姿勢に復帰させる。
工作機械1のワーク保持部2に挟持されている
ワークWの加工が完了すれば、第5図に示す左右
回転駆動部15のシリンダーユニツトによりラツ
クギヤ23を後退限位置まで移動させ、ピニオン
ギヤ22を所定角度θ1だけ所定の方向に回転させ
る。このピニオンギヤ22の回転は一体に回転す
る一対のガイド25a,25bからガイドローラ
ー27a〜28b及びブラケツト26を介してロ
ツド12に伝達され、第7図に示すように当該ロ
ツド12がその軸心の周りで所定角度θ1だけ回転
することになり、これに伴つてアーム4が第3図
に示すように垂直起立姿勢から所定角度θ1だけ工
作機械1の方へ回倒せしめられる。
このアームの回倒により両ワーク把持手段5,
6は、アンローデイング用ワーク把持手段6が工
作機械1に於ける水平横向きのワーク保持部2に
同心状態で相対向するアンローデイング位置Dに
到達する。係る状態に於いて第4図に示すスライ
ド駆動部13のシリンダーユニツト17を作動さ
せ、支持部材16を介してロツド12を軸心方向
に後退移動させると、アーム4と共にロツド12
と一体に移動する両ワーク把持手段5,6の内、
空のアンローデイング用ワーク把持手段6が工作
機械1のワーク保持部2に外周部を挟持されてい
る加工済みワークWに向かつて接近移動し、その
把持手段6に於ける把持爪40が加工済みワーク
Wの中央貫通孔Wa内に嵌合する。そしてワーク
把持手段6が加工済みワークWに当接した後のア
ーム4の移動により、第9図に示すスプリング3
6の付勢力に抗して支持部材34とワーク把持手
段6とがガイドロツド35にそつて相対移動する
ので、この相対移動を前記のように適当な検出器
により検出し、その検出信号に基づいてスライド
駆動部13のシリンダーユニツト17によるロツ
ド12の後退移動を停止させると同時に前記アン
ローデイング用ワーク把持手段6に於けるシリン
ダーユニツト47を作動させてスライドギヤ45
を前進移動させ、前記のように各把持爪40を遠
心方向に連動移動させる。この結果、第11図に
示すようにアンローデイング用ワーク把持手段6
の3つの把持爪40がワーク中央貫通孔Waの内
面に圧接し、工作機械1のワーク保持部2に挟持
されている加工済みワークWを把持することにな
る。
尚、ロツド12がスライド駆動部13によつて
軸心方向に移動せしめられるとき、当該ロツド1
2の後端部に軸支されているガイドローラー27
〜28bはピニオンギヤ22側の一対のガイド2
5a,25bを挟んだ状態で転動するだけで、ピ
ニオンギヤ22側に軸方向の移動力が作用するこ
とはない。
アンローデイング用ワーク把持手段6が加工済
みワークWを把持したならば、工作機械1側のワ
ーク保持部2によるワーク挟持作用を解除し、続
いて第4図に示すスライド駆動部13に於けるシ
リンダーユニツト17によりロツド12を行程限
まで前進移動させ、加工済みワークWを把持する
アンローデイング用ワーク把持手段6を工作機械
1側のワーク保持部2から離間させる。
次に、第7図仮想線で示すように中間位置スト
ツパー機構29のシリンダーユニツト32により
ストツパー爪33を回転板30の回転経路内に突
出させた状態で、左右回転駆動部15のシリンダ
ーユニツト24によりラツクギヤ23を後退限位
置から前進移動させると、第8図に示すように回
転板30の当接面31がストツパー爪33に当接
するまでの一定角度θ2だけピニオンギヤ22が逆
転し、このピニオンギヤ22の回転が前記のよう
に一対のガイド25a,25b、ガイドローラー
27a〜28b、及びブラケツト26を介してロ
ツド12に伝達され、第8図に示すように当該ロ
ツド12がその軸心の周りで一定角度θ2だけ逆転
することになり、これに伴つてアーム4が第3図
に示すようにアンローデイング位置Dから上方へ
一定角度θ2だけ回動して両ワーク把持手段5,6
がローデイング位置Eに到達する。
両ワーク把持手段5,6がローデイング位置E
に到達すると、加工前ワークWを把持しているロ
ーデイング用ワーク把持手段5が工作機械1側の
ワーク保持部2に同心状態で相対向することにな
る。係る状態で再び第4図に示すスライド駆動部
13により前記のようにロツド12を前進限位置
から後退移動させ、以てアーム4と共に両ワーク
把持手段5,6を工作機械1側のワーク保持部2
に向かつて接近移動させると、ローデイング用ワ
ーク把持手段5で前記のように把持されている加
工前ワークWが開放状態にある前記ワーク保持部
2内に押し付けられる。更にアーム4が移動する
と第11図に示すようにワーク挟持手段5と支持
部材34とがスプリング36の付勢力に抗して相
対移動するので、これを検出してスライド駆動部
13によるロツド12の駆動を停止させると同時
に工作機械1側のワーク保持部2によりローデイ
ング用ワーク把持手段5が把持している加工前ワ
ークWの外周部を挟持させ、続いて第9図に示す
シリンダーユニツト47によりスライドギヤ45
を後退移動させて当該ワーク把持手段5の把持爪
40を求心方向に接近移動させることにより、こ
の把持爪40による加工前ワークWの把持作用を
解除させる。
この後スライド駆動部13により再びロツド1
2を行程限位置まで前進移動させ、アーム4と共
に両ワーク把持手段5,6を工作機械1側のワー
ク保持部2から離間移動させ、続いで第8図に示
す中間位置ストツパー機構29のストツパー爪3
3をシリンダーユニツト32により回転板30の
回転経路外に退出させると、左右回転駆動部15
のシリンダーユニツト24に作用している作用圧
により再びラツクギヤ23が前進移動を開始し、
ピニオンギヤ22が回転駆動せしめられる。この
ピニオンギヤ22の回転は前記のようにロツド1
2に伝達され、アーム4が第3図に示す垂直起立
姿勢まで所定角度θ3だけ回転することになる。従
つてローデイング位置Eにあつた両ワーク把持手
段5,6が第1図乃至第3図の実線で示すように
工作機械1から離れた待機位置Fに到達する。
この後は、最初に説明したように両ワーク把持
手段5,6をワーク受け渡し位置Cに移動させ、
空になつたローデイング用ワーク把持手段5にワ
ーク受け渡し用コンベヤ7のワーク供給位置Aで
待機している加工前ワークWをワーク供給手段6
7により供給するが、このワーク供給手段67の
作動と同時に第16図に示すワーク受け取り手段
68のシリンダーユニツト72によりフオーク7
4を上昇移動させる。この結果、ワーク受け取り
位置Bで停止している移動台48上のワーク受け
盤54がフオーク74によりワーク位置決めガイ
ド用ピン53にそつて持ち上げられ、上方で待機
しているアンローデイング用ワーク把持手段6が
把持している加工済みワークWを押し上げること
になる。
このようにワーク把持手段6が把持している加
工済みワークWが押し上げられると、当該ワーク
把持手段6が第11図に示すように支持部材34
に対しスプリング36の付勢力に抗して相対移動
するので、これを検出してフオーク74の上昇駆
動を停止させ、同時にアンローデイング用ワーク
把持手段6の把持爪40を前記のように求心方向
に移動させてワーク把持作用を解除させた後、フ
オーク74を下降限位置まで下降させる。この結
果加工済みワークWは、アンローデイング用ワー
ク把持手段6から離れてワーク受け盤54上に乗
り移ると共に当該ワーク受け盤54の下降により
ワーク位置決めガイド用ピン53に嵌合し、ワー
ク受け盤54と共にワーク受け取り位置Bで停止
している移動台48上に降ろされる。
以上の作用を繰り返すことにより、ワーク受け
渡しコンベヤ7のワーク供給位置Aで停止してい
る移動台48上の加工前ワークWが順次工作機械
1のワーク保持部2に供給されて加工され、加工
後にワーク受け取り位置Bで停止している移動台
48上に順次積み重ねられる。この結果、ワーク
供給位置Aで停止している移動台48上の加工前
ワーク数が減少すると同時に、ワーク受け取り位
置Bで停止してる移動台48上の加工済みワーク
数が増加するが、これに伴つて前記フオーク73
の上昇量は増大し、前記フオーク74の上昇量は
減少する。
そしてワーク供給位置Aにある移動台48上の
加工前ワークWが無くなれば、第15図に示すよ
うにロツク機構62のロツク爪65をシリンダー
ユニツト66により後退移動させて回転軸56側
の部材63のV形凹部64aから離脱させ、回転
軸56のロツクを解除した後、第15図に示す駆
動部55のラツクギヤ60をシリンダーユニツト
61により所定ストローク往復移動させる。この
ラツクギヤ60の往復移動によりピニオンギヤ5
9を介してギヤ58が90度の範囲で正逆回転する
が、ラツクギヤ60が前進移動するときの正回転
のみが一方向回転クラツチ57を経由して回転軸
56に伝達され、駆動歯輪49が90度だけ正回転
する。この結果、駆動チエン51を介して水平循
環経路上の全ての移動台48が連動して一方向に
回動し、ワーク供給位置Aにあつて空になつた移
動台48が次のワーク受け取り位置Bに到達する
と同時に、ワーク供給位置Aの一つ手前の加工前
ワークWを搭載している移動台48がワーク供給
位置Aに移動する。
このように移動台48を単位量だけ移動させた
ならば、第15図に示すロツク機構62の部材6
3が回転軸56と共に90度回転して、反対側にあ
つたV形凹部64bがロツク爪65に対向してい
るので、係る状態でシリンダーユニツト66によ
りロツク爪65を進出させて当該凹部64bに嵌
合させることにより回転軸56を再び固定し、循
環経路上の各移動台48が不測に移動するのを阻
止することが出来る。加工済みワークWを搭載し
た移動台48はワーク受け取り位置Bから移動台
移動方向へ繰り出されるので、適当な時期に移動
台48上から加工済みワークWを取り出し、加工
前のワークWを搭載しておけば良い。
尚、上記実施例ではワーク把持手段5,6の把
持爪40は本体37に対して回転可能な回転体3
9に取り付けられているので、工作機械1側のワ
ーク保持部2が回転している状態でもワークWの
受け渡しが可能であり、ワークWに対するエアー
ブロー等に好都合である。又、ワークWとして中
央貫通孔Waを有する円板状のものを示したが、
中央貫通孔Waを持たないワークWの場合には、
ワーク受け渡し用コンベヤ7の各移動台48上に
はワークWの周辺に近接するワーク位置決め用ガ
イドを突設しておき、ワーク把持手段5,6には
ワークWの周辺を把持する把持爪を設けておけば
良い。
更に実施例のようにワーク受け盤54を併用す
るときは、移動台48から左右に張り出さない小
さなワークでも取り扱うことが出来るが、ワーク
が大きい場合にはこのワーク受け盤54を省いて
も良い。
(考案の効果) 本考案のワーク受け渡し装置によれば、ローデ
イング用及びアンローデイング用のワーク保持手
段とワーク受け渡し用コンベヤとの間における加
工前ワーク受け取り位置及び加工済みワーク降ろ
し位置はそれぞれ高さ方向も含めて一定にするこ
とが出来るので、マニピユレーター等の運動経路
が単純になり、その駆動制御も容易に行える。
また、本考案のワーク受け渡し装置は、水平循
環経路上を移動しワーク供給位置まで来て停止し
た移動台上の加工前ワークを、該ワーク供給位置
の上方においてローデイング用把持手段により把
持させるようにすると共に、ワーク供給位置より
下手段のワーク受け取り位置で停止している移動
台に対し、該ワーク受け取り位置の上方において
アンローデイング用把持手段に把持されている加
工済みワークを受け取らせるようにしているた
め、ワーク供給位置で停止している移動台上の全
ての加工前ワークが無くなるまでは、ワーク支持
台を昇降させるだけでコンベヤ自体は停止させた
ままにしておくことができ、従つてコンベヤの駆
動回数も大幅に減少し、ランニングコストの低減
効果及び耐用寿命効果が期待出来る。
また、ワーク受け渡しコンベヤの各移動台には
ワーク位置決め用ガイドを利用して複数のワーク
を積層状に載置するので、コンベヤ全体としては
非常に数多くのワークを搭載しておくことが出
来、このコンベヤに対するワークの補給作業回数
を大幅に減少させ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の概略平面図、第2図は同側面
図、第3図は同縦断正面図、第4図はマニピユレ
ーターの一部縦断側面図、第5図は同縦断背面
図、第6図は同ロツドへの回転伝達部を示す背面
図、第7図及び第8図は同作用状態を示す縦断背
面図、第9図はワーク把持手段の縦断側面図、第
10図は同正面図、第11図は同作用状態を示す
縦断側面図、第12図はワーク受け渡し用コンベ
ヤの横断平面図、第13図は同コンベヤの駆動部
を示す縦断側面図、第14図は同駆動部の概略横
断平面図、第15図は同コンベヤのロツク機構を
示す横断平面図、第16図は同コンベヤの縦断正
面図である。 1……工作機械、2……ワーク保持部、3……
マニピユレーター、4……アーム、5……ローデ
イング用ワーク把持手段、6……アンローデイン
グ用ワーク把持手段、7……ワーク受け渡し用コ
ンベヤ、10……回転フレーム、12……回転及
びスライド可能なロツド、13……スライド駆動
部、14……上下回転駆動部、15……左右回転
駆動部、17,20,24,32,47,61,
66,71,72……シリンダーユニツト、1
8,22,43,59……ピニオンギヤ、19,
23,42,44,60……ラツクギヤ、29…
…中間位置ストツパー機構、30……回転板、3
1……ストツパー当接面、33……ストツパー
爪、34……支持部材、35……ガイドロツド、
36……スプリング、37……本体、39……回
転体、40……把持爪、41……把持爪駆動部、
48……移動台、49……駆動歯輪、51……駆
動チエン、53……ワーク位置決めガイド用ピ
ン、54……ワーク受け盤、55……駆動歯輪駆
動部、57……一方向回転クラツチ、62……ロ
ツク機構、64a,64b……V形凹部、65…
…ロツク爪、67……ワーク供給手段、68……
ワーク受け取り手段、69,70……昇降ガイド
ロツド、73,74……フオーク(ワーク支持
台)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワーク供給位置とこれより下手のワーク受け取
    り位置とを含む水平循環経路上を連なつて移動し
    且つ前記両位置で順次停止する移動台と、前記両
    位置夫々に併設されたワーク供給手段及びワーク
    受け取り手段とを有するワーク受け渡し用コンベ
    ヤ、前記ワーク供給位置の上方において該位置で
    停止している移動台上の加工前ワークを把持して
    工作機械側へ供給するローデイング用ワーク把持
    手段、及び工作機械側からの加工済みワークを把
    持して前記ワーク受け取り位置の上方において該
    位置で停止している移動台側に該加工済みワーク
    を放出させるアンローデイング用ワーク把持手段
    を備えてなるワーク受け渡し装置であつて、前記
    各移動台は複数のワークを積層状に搭載するワー
    ク位置決め用ガイドを備え、前記ワーク供給手段
    及びワーク受け取り手段は、前記各位置で停止し
    ている移動台に対し搭載されているワーク群を受
    けて揚げ降ろしする昇降可能なワーク支持台を
    夫々備えているワーク受け渡し装置。
JP1986011988U 1986-01-30 1986-01-30 Expired JPH0214919Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6138844A (ja) * 1984-07-31 1986-02-24 Tsubakimoto Chain Co ロボツトへのワ−ク受渡装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6138844A (ja) * 1984-07-31 1986-02-24 Tsubakimoto Chain Co ロボツトへのワ−ク受渡装置

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JPS62123846U (ja) 1987-08-06

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