JPH02142410A - 果菜類用作業機の誘導装置 - Google Patents

果菜類用作業機の誘導装置

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JPH02142410A
JPH02142410A JP29499788A JP29499788A JPH02142410A JP H02142410 A JPH02142410 A JP H02142410A JP 29499788 A JP29499788 A JP 29499788A JP 29499788 A JP29499788 A JP 29499788A JP H02142410 A JPH02142410 A JP H02142410A
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fruit
fruits
vegetables
specific color
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JP29499788A
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Inventor
Yasuo Fujii
保生 藤井
Masahiko Hayashi
正彦 林
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、作業対象果菜類を撮像する撮像手段と、その
撮像情報に基づいて果菜類の色に対応する特定色領域を
抽出し、その特定色領域内において明るさが設定値より
大なるハイライト領域を抽出する画像処理手段と、その
画像処理手段の情報に基づいて、前記果菜類を捕捉する
作業用ハンドを前記ハイライト領域の位置する方向に向
けて誘導するハンド誘導手段とが設けられた果菜類用作
業機の誘導装置に関する。
〔従来の技術〕
上記この種の果菜類用作業機の誘導装置は、−船釣に果
菜類が球形であることから、その表面上の一箇所に周囲
よりも明るく見えるハイライト領域が生じる点と、色に
よって作業対象果菜類と背景となる枝や葉とを識別でき
る点とを利用して、果菜類の色に対応する特定色領域内
において明るさが設定値より大なるハイライト領域を、
作業対象果菜類を代表する位置情報として抽出し、その
抽出されたハイライト領域の位置する方向に向けて作業
用ハンドを誘導するように構成されたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記この種の果菜類用作業機においては、屋
外で使用されることが多く、例えば、いわゆる逆光状態
で撮像すると背景に太陽光が入ることがある。
太陽光は果菜類に対応する色情報を含み、且つ、明るさ
が上記設定値よりも大であることから、上記逆光状態で
撮像したときに太陽光が入射していると、その太陽光に
対応する領域を、上記特定色領域内で且つハイライト領
域であると誤抽出して、作業用ハンドの誘導方向を誤る
虞れが生じる。
本発明は、上記実情に鑑みてなさてれたものであって、
その目的は、太陽光と果菜類に対応するハイライト領域
とを誤認識しないようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による果菜類用作業機の誘導装置は、作業対象果
菜類を撮像する撮像手段と、その撮像情報に基づいて果
菜類の色に対応する特定色領域を抽出し、その特定色領
域内において明るさが設定値より大なるハイライト領域
を抽出する画像処理手段と、その画像処理手段の情報に
基づいて、前記果菜類を捕捉する作業用ハンドを前記ハ
イライト領域の位置する方向に向けて誘導するハンド誘
導手段とが設けられたものでって、その特徴構成は以下
の通りである。
すなわち、前記画像処理手段は、前記特定色領域に対す
る前記ハイライト領域の大きさが設定値より大なる場合
には、そのハイライト領域を前記果菜類に対応する情報
として抽出しないように構成されている点にある。
〔作 用〕
前述の如く、果菜類は球形であることから、その果菜類
の色に対応する特定色領域内におけるハイライト領域の
大きさは、抽出された特定色領域よりも小となる。一方
、太陽光に対応する領域は果菜類よりも明るいので、そ
の太陽光に対応する特定色領域に対するハイライト領域
の大きさは、果菜類に対応する特定色領域に対するハイ
ライト領域の大きさよりも大となる。
つまり、抽出された特定色領域に対するハイライト領域
の大きさが設定値より大である場合には、抽出されたハ
イライト領域が太陽光に対応するものであるとして、果
菜類に対応する情報として抽出しないようにすると、太
陽光の影響を的確に除去できるのである。
〔発明の効果〕
従って、太陽光を果菜類と誤認識することがないように
できるので、作業用ハンドを誤動作なく的確に誘導でき
るに至った。
〔実施例〕
以下、本発明を果実収穫機の誘導装置に適用した場合に
おける実施例を図面に基づいて説明する。
第7図に示すように、左右一対の走行車輪(1)を前後
に備えた車体(v)に、ブーム(2)が昇降駆動並びに
旋回駆動自在に取り付けられ、そのブーム(2)の先端
部に、補助ブーム(3)が水平方向に揺動駆動自在に取
り付けられ、そして、果実収穫用の作業用ハンド(H)
を備んた1乍業用マニブレーク(4)が、前記補助ブー
ム(3)の先端部に取り付けられている。
尚、図中、(5)はブーム昇降用油圧シリンダ、(6)
はブーム旋回用油圧シリンダ、(7)は補助ブーム揺動
用油圧シリンダである。
前記作業用マニプレータ(4)は、多関節型の伸縮アー
ム(8)  と、その伸縮アーム(8)の先端部に取り
付けられた作業用ハンド(H)  とからなる。
そして、前記伸縮アーム(8)は、電動モータ(9a)
にて縦軸芯(Y)周りで旋回操作され、且つ、電動モー
タ(9b)にて横軸芯(X)周りで揺動操作され、さら
に電動モータ(9C)にて伸縮操作されるように構成さ
れている。
前記作業用ハンド(H)について説明すれば、第6図に
示すように、その先端部に、作業対象としての果実(F
)を吸着するためのバキニームパッド(10)と、その
バキュームパッド(10)の吸引口(10a)に吸着さ
れた果実(F)を覆うための捕捉部ケース(12)と、
その捕捉部ケース(12)内に取り込んだ果実(F)の
柄部分を上下方向に挟み込んだ状態で切断する柄切断装
置(13)とが設けられている。尚、前記バキュームパ
ッド(lO)は、果実(F)を傷つけないように、ゴム
等の弾性を有する可撓性部材で形成されている。
前記捕捉部ケース(12)は、前記バキュームパッド(
lO)が果実(F)を吸着するまではアプローチの邪魔
にならないようにハンド後方側に引退させ、且つ、前記
バキュームパッド(10)が果実(F)を吸着した後は
、吸着された果実(F)を覆うようにハンド前方側に突
出させるために、前記バキュームパッド(10)の通気
管(11)に封して前後方向に出退操作自在に外嵌支持
されている。
尚、前記通気管(11)は、蛇腹式のホース(14)(
第7図参照)にて、前記車体(v)側に搭載された吸引
ポンプ(17)に配管接続されている。
又、前記捕捉部ケース(12)は、前記通気管(11)
に外嵌される支持部材(12a)に固着された上部ケー
ス(12b)  と、前記支持部材(12a)に対して
縦軸芯周りに揺動駆動自在に枢着された下部ケース(1
2C)  とに二分割形成され、前記下部ケース(12
c)を前記通気管(11)に対して横方向に揺動させる
ことによって、前記捕捉部ケース(12)内に保持され
る柄を切断された果実(F)を外部に排出できるように
なっている。
前記柄切断装置(13)は、前記果実(F)の柄を切断
するバリカン型の刃体(13a)  と、その刃体(1
3a)に前記果実(F)の柄を下方側から抑圧支持する
柄支持部材(13b)  とからなる。
但し、詳述はしないが、前記作業用ハンド((1)には
、前記捕捉部ケース(12)を出退操作するためのアク
チュエータや前記柄切断装置(13)を駆動するための
アクチュエータ等の収穫作動用の各種空圧式のアクチュ
エータや、前記バキュームパッド(lO)に果実(F)
を吸着したことを検出する負圧センサ(S*)(第1図
参照)、前記捕捉部ケース(12)の出退位置検出用の
センサ、及び、前記柄切断装置(13)の駆動状態検出
用のセンサ等の各種センサ類が設けられることになる。
尚、第6図中、(S1)は前記作業用ハンド(11)が
向いた方向に位置する果実(F)を撮像する撮像手段と
してのカラー式のイメージセンサ、(S2)は前記作業
用ハンド()1)が作業対象果実(F)に対して設定距
離内に接近したことを検出する赤外光利用の反射式近接
センサであって、それら両センサ(S1)、 (S2)
はアプローチや果実収穫の邪魔にならないようにするた
めに、前記バキュームパッド(lO)の内部に設けられ
ている。又、(15)は前記イメージセンサ(St)の
撮像処理に同期して前記作業用ハンド(H)の前方側を
設定光量で照光するための照光手段としての照光装置で
あって、−船釣には、いわゆるストロボ発光装置が用い
られることになる。
そして、前記捕捉部ケース(12)をハンド後方側に引
退させて前記バキュームパッド(10)の吸引口(10
a)が前記捕捉部ケース(12)よりも前方側に突出す
る状態で、前記作業用ハンド(H)を予め設定された初
期位置としてのアプローチ開始位置に位置させ、且つ、
収穫対象となる果実(F)が位置する方向に向けて、前
記イメージセンサ(S1)にて撮像処理すると共に、そ
の撮像画像情報を画像処理した情報に基づいて前記作業
用ハンド(H)の誘導方向としてのアプローチ方向を決
定するようにしである。
アプローチ方向を決定した後は、前記作業用ハンド(H
)が決定されたアプローチ方向に向かって直線的に移動
するように、前記各電動モータ(9a)、 (9b)、
 (9c)を作動させると共に、前記近接センサ(S1
)が果実(F)を感知するに伴って、前記バキュームパ
ッド(10)を吸引作動させて収穫対象果実(F)を吸
着させ、そして、前記捕捉部ケース(12)を突出させ
て、その内側に果実(F)を取り込んだ後、柄を切断し
て収穫させることになる。
但し、前記イメージセンサ(S1)の撮像視野内に複数
個の果実(F)がある場合には、何れの果実(F)から
先にアプローチさせるかを、後述の如く、前記イメージ
センサ(S1)による撮像画像の明るさ情報に基づいて
自動的に決定させるようにしである。
ところで、前記近接センサ(S2)は、果実(F)への
接近を感知する設定距離の値は、前記近接センサ(S2
)が検出作動した時点から前記バキュームパッド(lO
)の吸引作動を開始させて、前記バキュームパッド(l
O)が前記設定距離を移動する間にその吸引力が果実吸
着に要する値よりも大になるように設定しである。又、
前記近接センサ(S2)が検出作動するまでは前記作業
用ハンド(H)を高速移動させ、且つ、前記近接センサ
(S2)が検出作動し後は前記作業用ハンド(11)を
低速移動させるように、前記近接センサ(s2)t’−
検出情報に基づいて前記伸縮アーム(8)の伸長速度を
高低に切り換えるようにしである。そして、前記負圧セ
ンサ(S3)がON作動して果実吸着を検出するに伴っ
て、前記伸縮アーム(8)の伸長を停止させて収穫作動
を開始させることになる。
尚、詳しくは後述するが、前記近接センサ(S2)が作
動した後、前記作業用ハンド(H)を前記近接センサ(
S1)が作動する設定距離分、前方側に移動させる間に
前記負圧センサ(S1)が作動しない場合には収穫失敗
と判断させて、前記設定距離を手前側に後退させた位置
から、アプローチ方向を修正して再アプローチさせるよ
うにしである。
次に、前記イメージセンサ(S1)による撮像画像情報
に基づいて、果実(P)の位置する方向つまり前記作業
用ハンド(H)のアプローチ方向を求めて、前記作業用
ハンド(H)を誘導するための制御構成について説明す
る。
第1図に示すように、前記イメージセンサ(S1)によ
る撮像画像情報を画像処理して、収穫対象果実(F)の
位置する方向を求める画像処理手段(100) と、そ
の画像処理手段(100)の情報に基づいて前記各油圧
シリンダ(5)、 (6)、 (7)や前記各電動モー
タ(9a)、 (9b)、 (9c)の夫々を制御して
、前記作業用ハント責11)をアプローチ開始位置から
収13対象果実(F)に向けて誘導するハンド誘導手段
(101) と、収穫失敗時に起動されて前記作業用ハ
ンド(1()を再誘導する補助誘導手段(102> と
、前記負圧センサ(S1)が検出作動するに伴って起動
されて前記作業用ハンド(1])の捕捉作動を制御する
ハンド制御手段(103)の夫々を構成するマイクロコ
ンピュータ利用の制御装置(16)が設けられ、その制
御波@(16)に、前記各センサ(S1)、 (S2)
、 (S3)や前記照光装置(15)、及び、前記各油
圧シリンダ(5)、 (6)、 (7)や前記各電動モ
ータ(9a)、 (9b)、 (9c)が接続されてい
る。尚、第1図中、(18)は液晶等を利用した電子式
シャッタであって、詳述はしないが、前記イメージセン
サ(S1)の撮像処理に同期して設定時間のみ開作動さ
せることになる。
次に、第2図に示すフローチャートに基づいて前記制御
装置(16)の動作を説明しながら、前記各手段(10
0)、 (101)、 (102)、 (103)につ
いて詳述する。
先ず、前記作業用ハンド(11)を、予め設定されたア
プローチ開始位置にセットした状態で撮像処理し、その
撮像画像情報を画像処理することにより、果実(F)の
色に対応した特定色領域(F1)と、その特定色領域(
F1)内において明るさが設定値より大なるハイライト
領域(F2)と、そのハイライト領域(F2)の重心(
F1)とを求める(第4図参照)。
そして、前記ハイライト領域(F2)の大きさに基づい
て、大きさが最も大きいものの重心(F3)が位置する
方向に向けて前記作業用ハンド(H)を移動させるよう
に、前記作業用ハンド(H)のアプローチ方向を決定し
て前記伸縮アーム(8)を伸長させることになる。
説明を加えれば、前記画像情報の明るさは、距離に反比
例して近いものほど明るくなることから、前記ハイライ
ト領域(F2)の大きさは近距離に位置するものほど大
になるのである(第5図参照)。つまり、前記作業用ハ
ンド(H)に対して手前側に位置する収穫し易い果実(
F)から先にアプローチさせるようにしているのである
つまり、前記イメージセンサ(S+)の撮像情報を画像
処理して前記特定色領域(F1)、前記ハイライト領域
(F2)、及び、そのハイライト領域(F2)の重心(
F1)を求め、且つ、前記ハイライト領域(F1)の大
きさに基づいてアプローチ方向を決定する処理が、前記
画像処理手段(100)に対応することになる。
ところで、例えば、逆光状態で撮像するような場合には
、背景に太陽光が入る状態となる場合がある。そして、
太陽光は果実(F)の色と同じ色成分を含み且つ果実(
F)よりも明るいために、太陽光を果実(F)として誤
認識する虞れがある。
そこで、詳しくは後述するが、太陽光に対応する領域を
前記特定色領域(F1)及び前記ハイライト領域(F2
)として誤抽出しないように、特定色領域(F1)に対
するハイライト領域(F2)の大きさに基づいて、太陽
光と果実(F)とを識別するようにしである。
前記伸縮アーム(8)の伸長を開始した後は、前記近接
センサ(S2)の情報に基づいて、前記作業用ハンド(
H)が収穫対象果実(F)に対して前記設定距離手前側
まで接近したか否かを判別し、前記設定距離内に接近す
るに伴って、前記伸縮アーム(8)の伸長速度を低速に
切り換えると共に、前記バキュームパッド(lO)の吸
引作動を開始して、更に前記負圧センサ(S1)がON
作動するまで前記作業用ハンド(11)を果実側に移動
させる。
前記負圧センサ(S1)がON作動して果実吸着を検出
すると、前言己伸縮アーム(8)を停止させて、収穫作
動を開始させることになる。
つまり、前記作業用ハンド()I)が決定されたアプロ
ーチ方向に向けて移動するように、前記前記負圧センサ
(S1)がON作動するまで前記伸縮アーム(8)を伸
長させる処理が、前記誘導手段(101)に対応するこ
とになり、前記負圧センサ(S3)がON作動するに伴
って、前記伸縮アーム(8)を停止させて収穫作動させ
る処理が、前記ハンド誘導手段(103)に対応するこ
とになる。
但し、前記伸縮アーム(8)をその最大伸長距離に基づ
いて設定された設定距離に達するまで伸長しても前記近
接センサ(S2)が作動しない場合には収穫不能として
前記作業用ハンド(H)を前記アプローチ開始位置まで
戻すようにしである。
又、前記近接センサ(S2)が検出作動しても前記設定
距離を移動する間に前記負圧センサ(S1)が作動しな
い場合にも、収穫失敗と判断させるようにしである。但
し、前記近接センサ(S2)が作動して前記負圧センサ
(S3)が作動しない場合には、前記作業用ハンド(H
)を前記近接センサ(S2)が作動する位置まで一旦戻
して、その位置から再度アプローチさせるようにしであ
る。
説明を加えれば、前記アプローチ開始位置から決定され
たアプローチ方向に向けて誘導するときに、前記近接セ
ンサ(S2)が作動するに伴って、前記伸縮アーム(8
)の伸長を停止させることなく、前記イメージセンサ(
S1)にて再撮像処理させて、前記作業用ハンド(H)
が収穫対象果実(F)に対して前記設定距離手前側に位
置する状態におけるアプローチ方向を再検出させておく
そして、前記負圧センサ(S3)の情報に基づいて収穫
失敗と判断した場合には、前記作業用ハンド(H)を前
記近接センサ(S2)が作動した位置まで手前側に戻し
、且つ、前記作業用ハンド(11)の誘導方向を最初の
アプローチ中において先に求めておいたアプローチ方向
に修正して、再アプローチさせるのである。
尚、この再撮像処理においても、例えば、複数個の果実
(F)が密集しているような場合には、前記特定色領域
(F1)や前記ハイライト領域(F2)の複数個が抽出
される場合があるが、その場合にも、前述の如く、太陽
光に対応する領域を除去した後、抽出されたハイライト
領域(F2)の大きさに基づいてアプローチ順序を再決
定することになる。
つまり、前記近接センサ(S2)が作動しても収穫を失
敗した場合には、最初のアプローチ中に再撮像された画
像情報に基づいて求めておいたアプローチ方向に修正し
て再誘導する処理が、前記補助誘導手段(102)に対
応することになる。
最初のアプローチ又は再アプローチによって適正通りに
果実(F)を収穫できた場合には、前記捕捉部ケース(
12)内に柄を切断された果実(F)を保持する状態で
、前記作業用ハンド(H)を前記アプローチ開始位置ま
で戻して、果実(F)を排出することになる。
収穫した果実(F)を排出した後は、前記アプローチ開
始位置において最初の撮像画像情報から抽出した特定色
領域(F1)やハイライト領域(F2)の個数等に基づ
いて、作業終了か否かを判別して、作業終了でない場合
には、前記作業用ハンド(H)をアプローチ開始位置に
再セットして撮像処理させ、そして、残りの果実(F)
に対するアプローチ方向及びアプローチ順序を決定して
、決定されたアプローチ方向に向けて前記作業用ハンド
(It)を誘導する各処理を繰り返すことになる。
前記特定色領域(F1)を抽出するための画像処理につ
いて説明を加えれば、前記イメージセンサ〈S1)から
出力される画像信号のうちの三原色信号(R)、 (G
)、 (E1)を用いて、果実(F)の色成分を含む赤
色信号(R)からそれ以外の色信号(G又はB)を減算
した信号を、設定闇値に基づいて2値化することにより
、前記イメージセンサ(S1)にて撮像された元画像(
第4図(イ)参照)から、前記果実(F)の色に対応す
る特定色領域(F1)を抽出した2値化画像(第4図(
ロ)参照)を得るようにしである。
そして、前記特定色領域(F1)をマスクとして用いて
、前記イメージセンサ(S1)から出力される画像信号
のうちの輝度信号(Y)を、設定量1:!!に基づいて
2値化することにより、前記特定色領域(F1)内にお
いて明るさが設定値よりも大となる2値化されたハイラ
イト領域(F2)を抽出するようにしである。
但し、詳述はしないが、前記近接センサ(S2)が作動
する設定距離において行う再撮像処理時には、前記照光
装置(15)の照光量を、前記設定距離に応じた適正光
量となるように減光した状態で作動させることになる。
次に、第3図に示すフローチャートに基づいて、抽出さ
れたハイライト領域(F2)から太陽光に対応するもの
を除去するための処理について説明する。
前述の如く、果実(F)の色に対応する特定色領域(F
1)と、その特定色領域(F1)内において明るさが設
定値よりも大となるハイライト領域(F2)の夫々を抽
出した後に、抽出された特定色領域(F1)の面積に対
するハイライト領域(F2)の面積の比を求め、その面
積比が約1であるか否かを判別する。
説明を加えれば、太陽光は非常に明るいことから、太陽
光に対応する領域(F、°)は、撮像画像上においてそ
の明るさが略飽和した状態となる。従って、太陽光に対
応する特定色領域(F、’)内において前記設定値より
明るさが大となるハイライト領域(F2°)の大きさは
、抽出された特定色領域(Flo)の大きさと略同じに
なる(第4図参照)。
そこで、抽出された特定色領域(F1)に対するハイラ
イト領域(F2)の大きさが、設定値よりも大であるか
否かを判別すれば、抽出されたハイライト領域(F2)
が太陽光に対応する領域(F2”)であるか否かを判別
できるのである。
但し、誤動作を防止するために、前記特定色領域(F1
)に対するハイライト領域(F2)の比が略1である場
合には、そのハイライト領域(F2)の明るさが、太陽
光の明るさに対応して予め設定した閾値よりも大である
か否かを判別して、大である場合に、そのハイライト領
域(F2)は太陽光に対応するものであるとして、アプ
ローチ順序を決定するための処理対象から除去するよう
にしである。
説明を加えれば、前述の如く、太陽光は果実(F)より
も明るいことから、それに対応するハイライト領域(F
2’)の明るさは、果実(F)  に対応するハイライ
ト領域(F2)の明るさよりも大になる。そこで、前記
特定色領域(F1)に対するハイライト領域(F2)の
比が略1で、且つ、その明るさが前記閾値よりも大であ
る場合に、抽出されたハイライト領域は太陽光に対応す
るものであるとして処理対象から除去するようにしてい
るのである。
〔別実施例〕 上記実施例では、太陽光を除去するために、特定色領域
(F1)に対するハイライト領域(F2)の大きさと、
ハイライト領域(F2)の明るさの両方をチエツクさせ
るようにした場合を例示したが、特定色領域(F1)に
対するハイライト領域(F2)の大きさのみをチエツク
させるように簡略化してもよい。ちなみに、ハイライト
領域(F2)の大きさのみをチエツクさせる場合には、
太陽光と判断させるための面積比の値を、果実(F)に
対応する特定色領域(F1)に対するハイライト領域(
F2)の大きさを計測した値の最大値等に基づいて、そ
の最大値よりも大で且つ1未満となる値に設定するよう
にすればよい。
又、上記実施例では、本発明を果実収穫用作業機の誘導
装置に適用した場合を例示したが、本発明は、トマト等
の野菜用収穫機等、各種の果菜類用作業機に適用できる
ものであって、作業用ハンド(H)の具体構成等、各部
の具体構成は各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る果菜類用作業機の誘導装置の実施例
を示し、第1図は制御構成のブロック図、第2図は制御
作動のフローチャート、第3図は太陽光除去処理のフロ
ーチャート、第4図(イ)乃至(ハ)は画像処理の説明
図、第5図は各領域の説明図、第6図は作業用ハンドの
概略構成を示す切欠側面図、第7図は作業機の概略側面
図である。 (H)・・・・・・作業用ハンド、(S1)・・・・・
・撮像手段、(F1)・・・・・・特定色領域、(F2
)・・・・・・ハイライト領域、(100)・・・・・
・画像処理手段、導手段。 (101)・・・・・・ハンド誘 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 作業対象果菜類を撮像する撮像手段(S_1)と、その
    撮像情報に基づいて果菜類の色に対応する特定色領域(
    F_1)を抽出し、その特定色領域(F_1)内におい
    て明るさが設定値より大なるハイライト領域(F_2)
    を抽出する画像処理手段(100)と、その画像処理手
    段(100)の情報に基づいて、前記果菜類を捕捉する
    作業用ハンド(H)を前記ハイライト領域(F_2)の
    位置する方向に向けて誘導するハンド誘導手段(101
    )とが設けられた果菜類用作業機の誘導装置であって、
    前記画像処理手段(100)は、前記特定色領域(F_
    1)に対する前記ハイライト領域(F_2)の大きさが
    設定値より大なる場合には、そのハイライト領域(F_
    2)を前記果菜類に対応する情報として抽出しないよう
    に構成されている果菜類用作業機の誘導装置。
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