JPH02141451A - 水硬性無機質材料用配合剤 - Google Patents

水硬性無機質材料用配合剤

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JPH02141451A
JPH02141451A JP63300407A JP30040788A JPH02141451A JP H02141451 A JPH02141451 A JP H02141451A JP 63300407 A JP63300407 A JP 63300407A JP 30040788 A JP30040788 A JP 30040788A JP H02141451 A JPH02141451 A JP H02141451A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、水性エマルジョンとスルホン酸基を有するポ
リマーを必須成分とする水硬性無機質材料用配合剤に関
する。
〔従来技術〕
近年、セメントベース1へ、モルタル、コンクリ−j〜
、クラウド、石こう等の水硬性無機質材料は、土木、建
築、コンクリ−1−二次製品等の分野で多量に使用され
ている。これら水硬性無機材料に対してその接着力、防
水性、耐薬品性、曲げ強度、引張り強度等の機械的強度
、あるいは耐摩耗性、耐久性の向」二を意図とし、更に
ほこれらの構造物あるいは成形品の外観を向−1ユさせ
て付加価値を高めるために各種の配合剤を添加する提案
が多くなされている。
例えば、特開昭60−10306]号、特開昭60−2
51160号、特開昭60−173054号、特開昭5
7−6706+号、特開昭57−77059号、特開昭
59−102480号、特開昭5849653号等には
、モルタルやセメント等の水硬性無機質組成物に対して
、スチレン・塩化ビニル・エチレン三元共重合体エマル
ジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンと
スチレン−ブタジェン系合成ゴムラテックス及びこれら
の組合せによるポリマーディスバージョンの組合わせ、
複合ポリマーエマルジョン等の各種高分子化合物配合剤
を添加することが開示されている。
これらの従来方法においては、前記した水硬性無機質組
成物の諸物性や外観の向−1−が一応1ソ1れるものの
、未だこれらの諸性能を十分に満足させるものではなか
った。
そこで、本発明者らは、これらの問題を解決する方法と
して、先に水硬性無機質材料に、平均粒子径が300n
m以下で架橋構造を有する水性エマルジョンを配合する
方法を提案した(特願昭62−4390号、特願昭62
−:305367号)。しかし、その後の研究によれは
これらの方法においては、使用する水性エマルションが
超微粒子のポリマーラテックスである等のためにチキン
1〜ロビー性に富み、そのため、水硬性無機質材料と水
性エマルジョンを混練する際に、多量のダマ(凝集物)
が生成する場合があることかわがった。ダマ抑制のため
に水/セメン1−重量比を高め、流動性を向上させた場
合、硬化体の強度が不十分であったり、耐久性にも劣る
という新たな問題を生じる。
〔ト1的〕 本発明の1−1的は、前記従来の配合剤と異なり、水硬
性無機質材料、1111.!合剤及び水を混練する際に
流動イ1.を晶め、しがも水硬イ1.無機質材料硬化体
(以下、硬化体と略称する。)の美観を高めることがで
き、しかも、耐水性、耐溶剤性及び耐久性等の諸性能を
一段と向」−することができろ水硬イノ1無機質材料配
合剤を提供することにある。
〔構  成〕
本発明の水硬性無機質材料用配合剤は、(a)・(l均
粒子径が300nm以下で、架橋構造を有する水+1エ
マルジョンと、(b)スルホン酸基を有するポリマーを
必須成分とすることを特徴とする。
本発明の水硬性無機質材料用配合剤の第1成分である水
性エマルションは第1にそのilZ均粒子粒子径00n
m以下、好ましくは2000m以1・、より好ましくは
1100n以下である水性エマルションを必須成分とす
ることを要件とする。
水性エマルションは、本質的に粒子の充填融着によって
皮膜が形成されるので、その平均粒子径が小さいことが
必要とされるが、本発明においては、前記したようにそ
の平均粒子径を:+ 00 n m以ド、好ましくは2
00nm以下、より好ましくはI00nm以トに限定し
たことから、水硬性無機質材料への含浸=4 性あるいは混練性も良好であり、熱融着、皮膜及び無機
質硬化体表面の平滑性、光沢性等の諸性能を大巾に向上
することが可能となる。
その平均粒子径が300 n mを超えると、皮1ft
+¥(無機質硬化体)が形成される際の融着性(緻密性
)が省り、また水硬性無機質硬化体が自由水を多量に含
有する場合がある。更には、水硬性無機材料との混練性
が劣り、水性エマルジョンのブリードアラ1−を生じる
ことがら皮膜及び無機質硬化体表面の光沢性、′S1/
滑性が欠ける場合があるため、本発明の所期の目的を達
成することができない。
また、本発明に係る水性エマルジョンの第2の特徴は、
前記水性エマルジョンの粒子内および/又は粒子内に架
橋構造を有することである。
即ち、本発明における水性エマルジョンは、その粒子内
及び/又は粒子間が、例えば原料不飽和単量体の官能基
同志、またはこれらと乳化剤の有する官能ノ、(とがイ
オン結合、水素結合、縮合反応あるいは+l’4合反1
.;;等によって架橋化されているため透明性、粘着性
、耐水性及び機械的強度に優れる皮膜(硬化体)を形成
するものと推定される3、また、本発明の水硬性無機質
材料用配合剤の必須成分である既架橋水性エマルジョン
の〜1/、均分子量は、一般に数十万以」―、多くは数
hカル数千程度のものであり、また架橋化度の高いもの
にあっては、数千刃〜10憶程度、更にこれよりIlシ
1い分(−量を示す場合もある。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の水硬性無機質材料用配合剤の必須成分である水
性エマルジョンは、不飽和111.量体を乳化重合する
ことによって簡Qjに得ることができる。
この不飽和単量体としては、゛ト記一般式(1)で示さ
れる(メタ)アクリル酸エステル類(式中、R1および
1ン、は水素またはメチルノ1(,1ン。
は炭素数1〜18のアルキル基) の他、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、醋酸ビニルな
との低級脂肪酸ビニルエステル類、アクリロニトリル、
メタクリロニ1〜リルなどのニトリル類、スチレン、α
−メチルスチレン、クロルスチレンなどのスチレン力゛
1、塩化ビニル、臭化ビニルなどのビニル力゛(、lj
、fi化ビニリデン、臭化ビニリデンなどのビニリチン
類、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブ
チルビニルエーテルなどのアルキルビニルエーテルカI
、ブタジェン、タロロプレン、イソプレンなどのジエン
類及びビニルピリジン等が例示されるか、(メタ)アク
リル酸エステル類、低級脂肪酸ビニルエステル類、ニト
リル類及びスチレン類の使用が好ましい。
また、本発明においては、」1記不飽和単量体と共重合
させる不飽和jli量体として、生成する水性エマルジ
ョンの粒子内および(もしくは)粒子間の架橋構造を更
に強固にするために及び造膜時に架橋を促進させるため
に反応性官能基を有する不飽和jp、 J、)休が好ま
しく用いられるが、反応性官能基を有しない不飽和単量
体であっても、乳化重合系において、活性水素を有する
化合物に転換し′41トろ不飽和単量体の使用も可能で
ある。
このような反応性官能基を有する不飽和+1t Jil
一体としては、例えば、下記一般式(11)〜(■)で
示される化合物が挙げられる。これらの単1111体は
甲、独または二種以上併用して用いることができ、更に
必要により他の共重合可能な不飽和単′31七休も併用
することが可能である。
■ R,OH (式中、It、 、l(7,R,、R,、R,、R7,
R,、R,、A、B、D、E、tl。
t2及びt3は次の通りである。
L、l(2,;水素j]′II子またはメチル基R4;
炭素数2〜4のアルキレン基 R9;直接結合、炭素数1〜3のアルキレン基。
フェニレン基またはI6換フェニレン基!(6;酸素〃
x子または−N11− Iく旨水素、炭素数1〜5のアルキロール基1輸;水素
、炭素数1〜5のアルキロール基または炭素数1〜5の
アルキル基 1(9;炭素数1〜4のアルキレン基 A;メチレン基またはカルボニル基 1:l;−CH,O−またはカルボキシル基り;水素原
子、炭素数1〜3のアルキル基、カルボキシル基、−C
ONHCHCH3または0OII −CONHCONH2 E;水素原子、炭素数1〜3のアルキル基または−CH
7COO11 tl;0〜20の実数 t、;0またはlの整数 t、;O〜]0の整数 ) 一般式(II)、(lit)、(IV)、(V)、(V
l)、(Vll)および(■)の具体的化合物の例とし
ては、次子に示されるものを挙げることができる。
一般式(II)の例 グリシジルアクリレ−Iへ グリシジルメタクリレート グリシジルアクリレ−1− グリシジルアリルエーテル 一般式(III)の例 ヒドロキシエチルアクリレート ヒドロキシエチルメタクリレート ヒドロキシエチルクロ1−ネート ヒドロキシプロビルアクリレート ヒドロキシプロピルメタクリレ−1・ 1〇− (式中、■、。、R11、R11、■(,3,1(,4
、I(,5、I+、、、、ao、R2、R3、R4、阿
、m及びGは次の通りである。
R3゜;炭素数2〜4のアルキレン基 R1,;置換基を有してもよい炭化水素基、フェニル基
、アミノ基またはカルボン酸基 R□21R□6;水素またはメチル基 R13;置換基を有してもよい炭化水素基Ri4+Rt
s;水素または炭素数1〜20のアルキル基で、直鎖状
でも分枝鎖状でもよく、好ましくばR1,4またはR□
5のいずれか一つが水素で他方が炭素数6〜18のもの a1+a2 、a、 lR4;平均付加モル数を示しa
+ 182.R3;0−50の実数 a4;1〜50の実数で好ましい 分子中のアルキレン基 キシドの付加モル数は8 以上 M;1価または2価の陽イオンで好ましくはアミン(塩
)特に好ましくは1〜リアルカノールアミン塩 m;Mのイオン価 n;1〜10の整数 85;1〜50の実数 ○ I −P−0− ■ OR,R OCnHzn−F、(LJg20 ”IGI R1,7;水素又は炭素数1〜2アルキル基
R,8;水素又は州(、oO←刊又は g、;0〜5の整数 向;0−1.0の整数 でありy:1〜5の実数 Ls 1R20;水素または炭素数1〜20のアルキル
基Y′;炭素数3−8のアルキレン基、酸素またはカル
ボニル基 ) また、これらの乳化剤は、平均粒子径が超微粒子で粒子
内および(もしくは)粒子間に緻密な架橋構造を有し、
更にはゼータ電位が一30mv以下で長期間に亘り粒子
同士の合一、凝集が抑制される分散安定性にも優れる微
粒予成架橋水性エマルジョンを得るためには、上記不飽
和単基体の乳化重合に使用する乳化剤として(a)上記
一般式(IX)、(X)、(XI)、(Xll)、(X
lll)及び(X +V )等で示すレル反応性乳化剤
の少くとも1種と、(b)一般式(XV)で示されるス
ルホネート型乳化剤及び(c)上記−般式(XVI)で
示されるポリ(メタ)アクロイル型乳化剤の少くとも三
成分を必須成分とし、(a)/ (c)=971〜17
9重量比、好ましくは471〜174重量比、(b)/
(a)+(C)=7/3−1/9重量比、好ましくは3
/2−1/4重示比で使用される。
この(a)/(c)の使用割合が971より大きいと、
生成する水性エマルジョンの架橋性および(もしくは分
散置安定刊が悪くなる場合があり、1/9より小さいと
乳化重合時に多量の凝集物を生じたり、生成する水性エ
マルジョンの平均粒子径が大きくなる場合がある。
また、(b)/ (a)” (c)の使用割合が773
より大きいと、生成する水性エマルジョンの粒子内およ
び/もしくは粒子間の架橋度が小さくなり、形成する皮
膜が透明性、耐水性及び耐溶剤性に劣り、l/9より小
さいと不飽和単量体のミクロ乳化あるいは可溶化に欠け
、生成する水性エマルジョンの平均粒子径が大きくなっ
たり、乳化重合の経過と共に粒子同士が合一、凝集して
白濁したり、更には透明もしくは半透明の微粒子の水性
エマルションか生成しても、ゼータ電位が負に小さく、
長期間に亘り静置保存すると粒子同士の合一、凝集が容
易におこり、粗大粒子を生成し、著しく白濁したり、更
には水性エマルジョンが層分離を生したり、もしくは粘
度が顕著に増大する。
これら乳化剤は、」1記割合で使用することにより、超
微粒子で、架橋構造を有し、ゼータ電位が負に高く帯電
し、更には長期間に亘り粒子間=1の合一、凝集が抑制
される分散安定性に優れ、更には重量分率法で算出され
る値より高いガラス転移温度を示す水性エマルジョンを
生成することができる。
また、これらの乳化剤の使用量は、乳化重合対象不飽和
単量体に対して0.1〜15重量2程度が適当であり、
好ましくは0.5〜10重th1%である。
又、公知のアニオン性、ノニオン性およびカチオン性界
面活性剤を必要に応じて添加してもよく、その具体例と
しては、高級アルコール酸化アルキレン付加体、アルキ
ルフェノール酸化アルキレン=20 付加体およびスチレン化フェノール酸化アルキレン付加
体およびこれらのサルフェート型、α−オレフィン等の
オレフィンスルホホー1〜型、長鎖アルキルアミン酸化
アルキレン付加体及びジ長鎖アルキルアミン酸化アルキ
レン付加体の各々の第4アンモニウム塩型、N−(1,
,2−ジカルボキシエチル)N−オクタデシルスルホン
酸モノアミドのナトリウム塩、ジアルキルスルホサクシ
ネート、漂白セラミック樹脂、4−ヒドロキシ−4,5
−ジカルボンペンタデカン酸もしくは4,5−ジカルボ
キシ−ペンタデカノロイドの有機及び無機塩等が例示さ
れる。
特に、水硬性無機質材料(セメント、石膏等)と本発明
の水性エマルジョン等の配合品に凝集物(ダマ)を生成
する場合には、上記のポリオキシエチレン(ポリオキシ
プロピレン)(ジ)アルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレン(ポリオキシプロピレン)アルキルエーテ
ル、ポリオキシプロピレンエチレングリコール等のノニ
オン界面活性剤を上記(a)、(b)及び(c)の乳化
剤組成物に配合するとダマの抑制に効果的である。
そして、本発明の水硬性無機質材料用配合剤の第1の必
須成分である水性エマルジョンを得るに当っては、上記
不飽和単量体および手記乳化剤の存在下で従来公知の乳
化型合方Yムをそのまま使用することができる。たとえ
ば不飽和単量体t体の0.1〜5重量重量相当する重合
開始剤の存在下に、不飽和単体の重合物が10〜60重
th1%の濃度で水に乳化分散させ、乳化重合を遂行さ
せればよい。
重合開始剤としては通常の乳化重合に用いられる水溶性
単独開始剤や水溶性レドックス開始剤が用いられ、この
ようなものとしては、例えば、過酸化水素単独または過
酸化水素と酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸などのカ
ルボン酸との組合せや、過酸化水素と、シュウ酸、スル
フィン酸およびこれらの塩類又はオキジアルデヒド類、
水溶性鉄塩などとの組合せの他、過硫酸塩、過炭酸塩、
過硼酸塩類などの過酸化物及び2,2′−アゾビス(2
アミジノプロパン)とその塩、2,2′−アンビス(N
、〜ジメチレンーイソブチルアミジン)とその塩、4゜
4′−アゾビス(4−シアノ吉草酸)とその塩等の水溶
性アゾ系開始剤が使用可能である。
特に、水溶性アゾ系の」1記開始剤を使用すると、本発
明の水硬性無機質材料配合剤の第1の必須成分である水
性エマルジョンの調製が容易である。
本発明の水硬性無機質材料配合剤の第2成分はスルホン
酸基含有ポリマーである。
このようなポリマーとしては、たとえばリグニンスルホ
ン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、ス
ルホン化メラミン樹脂、ポリスチレンスルホン酸塩等が
あげられる。この中でもポリスチレンスルホン酸塩が特
にすぐれる。これらの塩の対イオンとしては、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、アミン、アルカノールアミン
等があげられる。特に好ましくは、アミン、アルカノー
ルアミン類であり、具体的には、炭素数1〜5のアルキ
ルモノアミン、各々の炭素数1〜5アルキルジアミン、
アルキルトリアミン、及び炭素数2〜12のモノアルカ
ノールアミン、各々の炭素数2〜5のジアルカノールア
ミン、1−ジアルカノールアミンがあげられる。これら
の対イオンを生じるアルカリ物質は、スルホン酸基に対
し、当斌以上、:3当址以下用いることが、水硬性無機
質材料の酸性化防止の点より好ましい。
本発明で好ましく使用されるポリスチレンスルホン酸塩
としては、スチレンスルホン酸塩の単量体を公知の方法
により単独重合するかあるいは共重合可能なエチレン性
不飽和カルボン酸もしくはこれらの無水物等と共重合す
ることで得られるポリスチレンスルホン酸塩のホモポリ
マーもしくはコポリマーがあげられる。更にはポリスチ
レンあるいはポリスチレンと炭素数2〜12のオレフィ
ンまたはアルコールを活性白土、硫酸等の触媒の存在下
により反応させることにより得られる炭素鎖長2〜12
のアルキル基でベンゼン当り0.01〜0.3モル部分
アルキル化された部分アルキル化ポリスチレン、あるい
はスチレンと共重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸
もしくはこれらの無水物との共重合より得られるスチレ
ンの共重合体であるコポリマーを公知の方法により硫酸
、無水硫酸、発煙硫酸等のスルホン化剤を用いて、直接
スルホン化した後、未反応のポリスチレン、部分アルキ
ル化ポリスチレンあるいはスチレン共重合体を濾別し、
中和して1!)られるポリスチレンスルホン酸塩であっ
てもよい。
ポリスチレンスルホン酸塩の分子量は特に規定されるも
のではないが、重斌平均分子斌で5,000〜100.
000の範囲が好ましい。
またポリスチレン等をスルホン化して得られるポリスチ
レンスルホン酸塩のスルホン化率は流動性改善の点から
70%以」二とすることが望ましい。
70%未満であると流動性が劣り、また、空気混入量も
増える。また、ポリスチレンスルホン酸塩中に4址体以
下の低重合分子の含有量は30重量2以下であることが
望ましい。30重M%を越えると、流動性が低トし更に
は水硬体の性質を損なうので好ましくない。
前記水性エマルジョン(a)とスルホン酸基含有ポリマ
ー(b)の割合は、固形分重量比で(a)/(b)が!
19 、9 !l / +1 、0 ]〜90/10、
好ましくは+19.fllo、1〜9773、より!5
’ましくは99.710.3−9515の割合である。
(a)/(b)が99.9910.01より大きいとき
は、水硬性無機質材料、水性エマルジョン、水、細骨材
及び粗骨材等を混練する際に、多斌のダマを生し硬化体
の強度が低下したり、流動性が欠けたり、耐久性が劣る
ので、好ましくない。又、(a)/(b)が90/10
より小さいときは、硬化体本来の外観か損われたり、硬
化体の耐(温)水性が低下する等の問題がある。
本発明の水硬性無機質材料用配合剤は、」1記の各成分
を水硬性無機質材料との配合混線時に配合してもよく、
本発明の必須成分の第1成分である水性エマルジョン(
a)の調製前後に第2成分であるスルホン酸基を含有す
るポリマー(b)を配合混合したものを水硬性無機質材
料に配合混練してもよい。
更に、水硬性無機質材料中の鉄等に代表される金属類の
錆の発生及びその助長を防ぎ、耐久性をより一層高める
目的で、下記一般式で示される1ヒドロキシ−アルカン
−1,1−ジホスホン酸ないしその塩を配合混練しても
よい。
=25 この際の塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属
、アミン類、アルカノールアミン類があげられる。この
I−ヒドロキシ−アルカン−1,1−ジホスホン酸ない
しその塩の配合量は水硬性無機質材料に対して0.01
〜10wt%、好ましくは0.1〜2wt%である。
本発明の水硬性無機質材料配合剤はセメント100重景
部に対して1〜30重量部、好ましくは3〜20重量部
、更に好ましくは5〜15重量部となるように、水硬性
無機質材料に添加、使用するのが適当である。
配合量が1重量部未満であると水硬体の耐摩耗性、強度
、耐久性の向上が計れず、一方、多すぎるとダマが多量
に生成したり、水硬性無機質配合物(セメン1−ペース
ト、モルタル、コンクリート等)の硬化体が耐摩耗性に
欠けたり、ベタついたりするので好ましくない。
また、本発明の水硬性無機質材料用配合剤には必要に応
じてノニオン性、アニオン性あるいはカチオン性の高分
子物質、着色顔料、キレ−1〜剤、防腐剤、pH調整剤
、可塑剤、早強剤、遅硬剤、導電(帯電防止)剤ならび
に強化剤を補助添加成分として用いてもよい。
ノニオン性高分子物質としては、ポリビニルアルコール
、デキストリン、ヒドロキシエチルデンプンのようなデ
ンプン誘導体、ビトロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等のようなセルロース誘導体が挙
げられる。
アニオン性高分子物質としては、アニオン化ヒドロキシ
エチルセルロース、アニオン化デンプン、アニオン化グ
アーガム、アニオン化キ1−サン、カルボキシメチルセ
ルロース、アニオン化ポリビニルアルコール、ポリカル
ボン酸塩、オキシカルボン酸塩等がある。
また、必要に応じて併用するカチオン性高分子物質とし
ては、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カチオ
ン化デンプン、カチオン化グアーガム、カチオン化キト
サンおよび、カチオン性(メタ)アクリル酸アミド、ジ
メチルジアリルアンモニウムクロライド等の重合体が挙
げられる。
これら、ノニオン性高分子物質、アニオン性高分子物質
及び必要に応じて併用するカチオン性高分子物質は適宜
に一種または二種以」ユを使用することができるが、そ
の添加量は乳化重合対象単量体に対して0.05〜5重
景%、好ましくは0.1〜3重量2使用するのが適当で
ある。
着色顔料としては、例えばチタン白、チタンイエロー、
ベンガラ、アイアンブラック、群青、クロムグリーン、
紫ベンガラ等が挙げられる。キレート剤としてはエチレ
ンジアミン塩、1−ヒドロキシエタン2燐酸塩、可塑剤
としては、フタル酸エステル、リン酸エステル、早強剤
としては、塩化カルシウム、遅硬剤としてはグルコン酸
塩、強化剤としては、カーボンファイバー、ポリスチレ
ンファイバーなどが使用できる。
〔効  果〕
本発明の水硬性無機質材料用配合剤は、(a)平均粒子
径が300 n m以下で架橋構造を有する水性エマル
ジミンと(b)スルホン醜基含右ポリマーを必須成分と
したことから、水硬性無機材料混合物を混練する際の流
動性を高めダマの発生をなくし、更には、水硬性無機質
材料の硬化体(層)の美感を高めることができる。また
、耐水性、耐溶剤性、耐摩耗性等の機械的強度の諸性能
を一段と向1−することができ、更には耐久性が著しく
優れることから、その実用的価値が極めて高いものであ
る。
従って、本発明の水硬性無機材料用配合剤を、建築構造
物の内壁及び外壁用基材、タイル張り用接着剤、タイル
張り用目地材、床材、ALC鉄筋防食等の防食ライニン
グ材、貯水タンク、プール、サイロ、テニスコート用下
地等の防水材、船舶デツキ、歩道橋床、橋染デツキ等の
デツキカバーリング材、耐酸性ヒユーム管、GltC製
^1冒l特殊コンクリート成型品、バスターミナル、1
〜ンネル内、工場等の半剛性道路、カーボンファイバー
、ポリビニルアルコールファイバーを併用したコンクリ
ート駆体の吹付は保護塗装材、カーボンファイバ、メタ
ルパウダーを併用した導電塗装材、電磁波シールド材、
超高強度成型品、船舶ハウストタンク等の重防食塗材、
モルタル浮き補修材、斜張橋ワイヤー材、化粧肌、瓦、
インターロッキング等の化学成型品を製造する際に使用
すると、極めて効率的な性能を示す。
〔実施例〕
次に、本発明を更に詳細に説明するために、以下に実施
例を示す。
実施例1 〔水性エマルジョンの調製〕 温度計、撹拌機、還流冷却管、窒素導入管および滴下ロ
ートを備えたガラス製反応容器に第1表に示す乳化剤8
.0重量部と水150重量部を仕込んで溶解し、系内を
窒素ガスで置換した。別にアクリル酸エチル90重量部
、メタクリル酸メチル60重量部、N−メチルロールア
クリル酸アミド4.5重量部及び水1.5重量部からな
る不飽和単量体混合物156重量部を調製し、このうち
15重量部を前記反応容器に加え、40“Cで110分
間乳化を行った。次いで60℃に昇温したのち、重合開
始剤を第1表に示す過硫酸カリウム3.OX 10−3
mo1.e/水相Q、チオ硫酸ナトリウム3.OX 1
0−’mole/水相Qおよ水相酸銅5.0×10−’
mole/水相躬こなるように調整したKPS−レ1く
ソクス系開始剤(KPS系)もしくは2,2′−アゾビ
ス(N。
N′−ジメチレンイソブチルアミジン塩酸塩(VA−0
44)を9.OX 10−3mole/水相Qになるよ
うに48.5重基部の水に溶解し、前記の反応容器に添
加し、直ちに残部の不飽和単量体を30分間にわたって
反応容器内に連続的に滴下し、60℃で重合を行った。
不飽和単量体の滴下終了後、60℃で90分間熟成し、
室温に冷却後、1−リエタノールアミンでpl+=9に
なるように調製し、水性エマルジョンを調製した。
〔ポリスチレンスルホン酸塩の調整〕
水性エマルションの調製時に使用するガラス製反応容器
と同様な装置を備えた反応容器に、ジクロルエタン58
5重量部とポリステレ245重斌部(重量平均分子量:
5,500)を入れて、室温にて撹拌溶解した。次いで
、反応温度を30℃に保ちながら無水硫酸35重重量を
滴ドし、滴下終了後、同温度で30分間熟成を行った。
熟成綿Y後、生成したポリ:31 スチレンスルホン酸を濾過し、この生成物を十分に減圧
乾燥し、ジクロルエタンを留出させたのち先ず、20重
+4t%の水酸化カルシウム水溶液でpHが3になるよ
うに調製し、次いで20重量部の水酸化すトリウム水溶
液でpl+が8になるように調製し、ポリスチレンスル
ホン酸カルシウム塩である固形分濃度が130重1」(
%の水溶液になるように調製した。
こうして得られた固形分中のポリスチレンスルホン酸の
カルシウム塩の有効成分は94.5%であった。
〔水性エマルションの評価〕
上記の方法で得られた水性エマルジョンの平均粒子径及
び架橋性を以下の方法で測定した。
平均粒子径:コールタ−サブミクロン粒子アナライザー
(米国、コールタ−・エレクトロニクス社製、Coul
、ter Model N4型)により平均粒子径を測
定した。
架 橋 性:固形分が40重量%になるように調整され
た水性エマルジョン30gを]、2anX14(1)の
ガラス板に均一になるように流延し、25℃で風乾した
。このようにして得られた皮111kを2anX4an
の切断し、20℃のベンゼンを満たしたシャーレの中に
48時間浸漬し、皮膜の膨潤度、溶解性を基準にして以
下の通り評価した。
O;ベンゼンに浸漬前の皮膜面積(2(1)×4〔)と
同等かもしくはわずかに膨潤している程度である。
△;膨潤度が大きく、皮膜形状が損なわれているもの。
×;皮膜がベンゼンに溶解し均一な液状になったもの。
〔水硬性無機質材料の調製と性能評価〕珪砂、セメント
、水及び」−記の水性エマルションとポリスチレンスル
ホン酸塩を欣に示す割合でポリマーセメントモルタルを
調製し、このポリマーセメントモルタルの流動性、ダマ
3tk、厚塗り性、ポリマーのブリード、硬化体の外観
(美観)、耐海水性、耐溶剤性、耐酸性及び耐摩耗性に
ついて以下の基準で評価した。
7号硅砂1150重i1(部 ;)4 8号珪砂*」25重量部 セメン1〜9275重量部 水性エマルジョン       ]、 ]、 、 25
重量部ポリスチレンスルホン酸塩   0.105重量
部水              42.85重承部消
泡*J             O,006承量部杓
 端浪水節鉱機株式会社ダイヤ珪砂 92  日本セメント■製アサノセメント(ポル1へラ
ンドセメン1−) 流動性: 56mm、6]、mm、66nwn、7]、
mm、76mm、と5 nwnごとの半径の同心円が描
かれたガラス板」二に、直径:(Onwn及び50mm
、高さ35Iff11及び肉厚:(画のバイ1−ン製中
空円錐を置き、この中にエアーのまきこみがないように
十分にポリマーセメントモルタルを変壊し、直ちにこの
中空円錐を引き−にげ、ポリマーセメントモルタルがカ
ラス板−にを流延する長さ及びポリマーセメントモルタ
ルの高さを測定する。
次いで、十分に円錐台状に保形しているポリマーセメン
トモルタルについては、1kgになるように珪砂を充填
したマヨネーズヒン荀静かにポリマーセメント上面に置
き、荷重をかけ、更にポリマーセメン1〜モルタルがガ
ラス板上を流延する長さとポリマーセメン1−モルタル
の高さをtlす定した。
ダ  マ  量: 厚塗り性二鉄筋コンクリーj−製建築構造物の外壁とし
て、ポリマーセメントモルタルを吹き付けあるいは左管
仕」−げする際に、ポリマーセメントモルタルにダレを
生しない時の厚さを測定した。
ポリマーのブリードアラ+−: ′fA製直後のポリマ
ーセメントモルタルをIQのビーカーに500 、、採
り、10分間静置したのち、ポリマーセメン1〜モルタ
ルの上層部にポリマーのブリートの有無を視覚にて判定
した。
美観:ポリマーセメントモルタルの吹き付けあるいは左
官仕上げした外壁を材令2811後、;35 :36− 視覚にて判定した。
耐水性、耐海水性、耐溶剤性ニ調製直後のポリマーセメ
ントモルタル250.、を■井内盛栄堂社製150−デ
スポーザルカップ(pp)に、空気が混入しないように
均一に充填する。
次いで、2日間静置後、型枠を切り取り、更に26日間
室温で静置(材令)したのち、この硬化体を25°Cの
水道水及び海水及びベンゼンで満たした500mQのビ
ーカーに1年間浸漬し、硬化体表面の状態を観察し、以
下の基準で評価した。
○;浸漬前の供試体と同等にモルタル表面に光沢がある
△;モルタル表面に光沢がない。
×;モルタル表面が白化している。
耐 酸 性:材令28日後の耐水性及び耐海水性のd1
q定に用いたものと同等の供試体を1重量ダの硫酸水溶
液に28日間浸漬し、以下の基準で評価した。
○;浸漬前の供試体に比べ、供試体の表面がやや白化し
ているが、形状の変 化は全くない。
Δ;供試体表面の白化があり、形状の表面がやや浸食さ
れている。
X;供試体表面の白化が著しく浸食が顕著で形状が損傷
している。
耐摩耗性:上記モルタル組成物を用い、50ITITl
φX50mmの円筒状になるように硬化体を調製し、材
令28日後、この硬化体を10メツシユのフルイの上に
のせ、ロータツブ大振どう法((株畢工製作所製)で2
分間振どうを行い、次式により耐摩耗性を評価した。
耐摩耗性(wt%)−xl、00 A;振とう前の重量(g) B;振とう後の重量(g) 耐 久 性:耐摩耗性の評価に供したものと同等のコア
ーを10Qのオートクレーブに入れ1olIwI+11
g以下になるまで減圧し、リークがないことを確認した
後、このオートクレーブに炭酸ガスを濃度5%となるよ
うに導入したのち、空気て常圧とし、更にオートクレー
ブ内が30℃、60%R,l+になるように調温、調湿
し、1ケ月間静置した。静置後、コアを半円筒状に切断
し、切断面に1zフェノールフタレイン−アルコール溶
液を吹きつけ、切断面が赤色に変化している深さを測定
して、次の基準で評価した。
O;硬化体の切断面が全面赤色化しているか、表面の0
.2〜0.5印から深部に分けて赤色化している。
△;硬化体表面の0.6〜1.0(7)以降から深部に
かけて赤色化している。
×;硬化体表面の2.0cm以降から深部にかけて赤色
化しているかもしくは切断面が赤色化しない。
このようにして得られた水性エマルジ目ンの性状とポリ
マーセメントモルタルの性能を表−1に示す。
試料Nil ]〜4は本発明の実施例であり、水硬性無
機質材料用配合剤として良好であることが判る。
なお、試料Nα5〜7及び7′は比較例である。
又、試料Nα1〜4の実施例で用いたポリスチレンスル
ホン酸塩の代替として、ナフタレンスルホン酸塩ホルマ
リン縮合物(花王製マイティー150)スルホン化メラ
ミン樹脂(ホゾリス物産展:NL−4000)及びリグ
ニンスルホン酸塩(山陽国際パルプ製;サンフローPS
)を用いた場合も試料Nα1〜4とほぼ同様な結果が得
られた。
実施例2 ステアリル2−ヒドロキシ−3−アリルオキシ−1−プ
ロピルスルホサクシネートの一トリエタノールアミン塩
4承部部、分岐鎖状の炭素数10−14のアルキルベン
ゼンスルホン酸トリエタノールアミン塩1.96重量部
、キシレンスルホン酸トリエタノールアミン塩0.04
重量部、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンP、
P’−イソプロピリデンジフェニルエーテルジメタクリ
ル着エステル(POP=2、EOP=18) 2.0重
量部を乳化剤とし、アクリル酸エチル135重量部、メ
タクリル酸メチル15重量部、N−メチロールアクリル
酸アミド4.5重量部及び水1.5重量部からなる不飽
和単景体を実施例−1と同様に乳化重合を行って水性エ
マルジョンを調製した。
一方、重量平均分子i7,000のポリスチレンを20
%アルキル化した部分ヘキシル化ポリスチレンを実施例
1に準じてスルホン化を行い、トリエタノールアミンで
中和することにより、部分ヘキシル化ポリスチレンスル
ホン酸トリエタノールアミン塩を得た。(スルホン化率
86z) 次いで、これら(a)水性エマルジョンを(b)部分ヘ
キシル化ポリスチレンスルホン酸塩を固形分重量比で表
−2の通り配合し、これを実施例1と同様の割合からな
るポリマーセメン1〜モルタルに調製した。ついで実施
例1と同様にポリマーセメン1〜モルタルとしての性能
を評価した。結果を表−2に示す。討料Nα9〜IIは
本発明の実施例であり、水性エマルジョンとポリスチレ
ンスルホン酸塩の配合比は99.9910.01〜90
/10が適当であることが判る。
なお、試料NQ8及び12は比較例である。
実施例23 表−3に示す次の乳化剤1仔1及びト2、および エチル 以下に示す不飽和単量体混合物ト1及びト2を調整し、 実施例1に準じて表−3に示す条件で乳化重合を行い、
水性エマルジョンを得、このエマルジョンをトリエタノ
ールアミンでpl+を9に調整した。
一方、重量平均分子量20 、000で、スチレンと無
水マレイン酸のモル比が2.0のコポリマーを実施例1
と同様にスルホン化等を行い、ポリスチレンスルホン酸
−無水マレイン酸トリエタノールアミン塩を得た。この
スチレンのスルホン化率は92.5%であった。
次いで固形分重量比で水性エマルジョン/ポリスチレン
スルホン酸−無水マレイン酸塩=99.510.5にな
るように配合された水硬性無機材料用配合物を用いて実
施例1と同様にポリマーセメン1−モルタルを調製し、
その性能評価を行った。結果を表3に示す。試料NQ1
3〜16は本発明の実施例であり、本発明の水硬性無機
材料用配合剤を添加したポリマーセメントモルタルはチ
クソi・ロビー性に優れることが判る。試料Nα17〜
18は比較例である。
47一 実施例4 実施例2の水性エマルジョンとポリスチレンスルホン酸
塩との固形分重量比が97.72/2.28からなる水
硬性無機質材料用配合剤を用いて、日本建築学会JAS
S5T−402に準拠してコンクリートの流動性を評価
し、更にほこのコンクリ−1−をjTs A月08に準
じて成形した硬化体を材令28日後、実施例1に準じて
耐久性(中性化試験)を評価した。
上記コンクリートは配合剤無添加のベースコンクリート
に比べ流動性、圧縮強度、1111げ強度等の機械的強
度及び中性化試験での赤色化がコンクリート硬化体切断
面全体にみられ耐久性に優れていた。
実施例5 実施例1の水硬性無機質材料の調製において、1ヒドロ
キシエタン−1,1−ジホスホン酸を0.3重量部、さ
らに添加した以外は実施例1と全く同様にポリマーセメ
ントモルタルを調製した。
実施例6 実施例1の水硬性無機質材料の調製において、ポリスチ
レンスルホン酸Ca塩の代りに、ポリスチレンスルホン
酸トリエタノールアミン塩(但し、トリエタノールアミ
ン量はスルホン酸基の1.2倍当量)を0.15重量部
、及び表−4に示すl−ヒドロキシアルカン−1−1−
ジホスホン酸ないし1−ヒドロキシアルカン−1−1−
ジホスホン酸トリエタノールアミン塩(但し、トリエタ
ノールアミン量は、ホスホン酸基の4.2倍当量)&0
.3重量部添加した以外は実施例1と全く同様にポリマ
ーセメントモルタルを調製した。
上記実施例5及び実施例6で得られたポリマーセメント
モルタルについて、JIS A6205の附属帯2〔コ
ンクリート中の鉄筋の促進腐食試験方法〕に準じて防錆
効果を測定した。これらの結果を表−4に示す。尚、実
施例1の水硬性無機質材料の調製において、ポリスチレ
ンスルホン酸塩を添加しない以外は、実施例1と全く同
様にポリマーセメントモルタルを調製した試料を比較例
(試料No26)とし、このものよりも錆が著しく少な
ければO1少なければ0、同じであれば×とした。
表−4

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒子径が300nm以下で、架橋構造を有す
    る水性エマルジョンとスルホン酸基を有するポリマーを
    必須成分とすることを特徴とする水硬性無機質材料用配
    合剤。
  2. (2)スルホン酸基を有するポリマーがポリスチレンス
    ルホン酸塩である特許請求の範囲第一項記載水硬性無機
    質材料用配合剤。
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