JPH02141328A - 車両のルーフ構造 - Google Patents

車両のルーフ構造

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JPH02141328A
JPH02141328A JP29404988A JP29404988A JPH02141328A JP H02141328 A JPH02141328 A JP H02141328A JP 29404988 A JP29404988 A JP 29404988A JP 29404988 A JP29404988 A JP 29404988A JP H02141328 A JPH02141328 A JP H02141328A
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JP
Japan
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roof
sliding
sliding roof
rearward
panel
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JP29404988A
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Reiji Kikuchi
礼治 菊池
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両のルーフ構造に関する。
(従来の技術) 従来より、車両のルーフ構造として、例えば実開昭63
−45321号公報に開示されるように、ルーフパネル
に上方へ開口する開口部を設けるとともに、該開口部に
ルーフパネルの外方(上方)側を後方つまりリヤウィン
ド側へ向ってスライド移動するアウタスライドタイプの
スライディングルーフを備えてなり、該スライディング
ルーフを後方(リヤウィンド側)へスライド移動させる
ことによって、ルーフパネルの開口部が乗員の要求する
ところの開放感に応じて開口するようにしたものは知ら
れている。そして、スライディングルーフの側縁前部に
は、ルーフパネルの側縁部に設けられたガイドレールに
対して摺動自在に嵌合されたスライダ部材が設けられて
いて、上記スライディングルーフの開放時、該スライデ
ィングルーフは、ガイドレールに嵌合するスライダ部材
を介してルーフパネルの側縁部に支持されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記の如くスライディングルーフを、リヤウ
ィンドがバックドアに設けられたノ\ツチバック(例え
ば2ボツクス)タイプの自動車またはリヤウィンドの後
方にトランクリッドが設けられたノツチバック(例えば
3ボツクス)タイプの自動車等に設ける場合、開放時に
後方へスライド移動するスライディングルーフは、開放
時のバックドアまたはトランクリッドに干渉する恐れが
ある上、スライダ部材のみを介してルーフパネルの側縁
部に支持されてスライプインルーフのルーフパネルに対
する支持剛性強度が低いものになるとともにルーフパネ
ル自体の剛性強度も低いものになる。このため、スライ
ディングルーフの後方へのスライド移動量を少なく抑え
ることによって、開放時に後方へスライド移動したスラ
イディングルーフが開放時のバックドアまたはトランク
リッドに干渉しないようにするとともに、スライダ部材
の前後方向長さを延ばして該スライダ部材のルーフパネ
ルの側縁部に対する前後方向への支持点間距離を十分な
ものにしてスライダ部材のルーフパネルに対する支持剛
性強度およびルーフパネル自体の剛性強度を高める必要
がある。しかしながら、上記従来のものは、上記の如く
観点に基づいて構成されたものであるため、スライディ
ングルーフの移動量に伴って開口するルーフパネルの開
口部の開口面積が自ずと少ないものになり、乗員の要求
するところの開放感を十分に満たすだけの開口面積を確
保することができないという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、開放時のスライディングルーフを、開放
時のバックドアまたはトランクリッドに干渉しないよう
にするとともに、この干渉しない位置にて固定すること
により、スライディングルーフの後方へのスライド移動
量を大きくして乗員の要求するところの開放感を満たす
に十分なルーフパネルの開口部の開口面積を確保しよう
とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、ルーフ
パネルに上方へ開口する開口部を設け、該開口部にスラ
イディングルーフを設けて該スライディングルーフがル
ーフパネルの外方側を後方へ向ってスライド移動するよ
うにした車両のルーフ構造を前提とする。そして、後方
へのスライド完了時におけるスライディングルーフの少
なくとも一部を、後下方へ回動自在に支持するとともに
、該回動部を上記ルーフパネル後方のリヤウィンド部分
に固定するための固定部を設ける構成としたものである
(作用) 上記の構成により、本発明では、ルーフパネルの外方(
上方)側を後方へ向ってスライド移動させたアウタスラ
イドタイプのスライディングルーフの少なくとも一部は
、例えばルーフパネルの開口側縁部に設けられたガイド
レールに対して摺動自在に嵌合されたスライダ部材を支
点にして後下方へ回動するようになっている。
その場合、スライディングルーフの少なくとも一部は、
リヤウィンドがバックドアに設けられたハツチバック(
2ボツクス)タイプの自動車またはリヤウィンドの後方
にトランクリッドが設けられたノツチバック(3ボツク
ス)タイプの自動車のリヤウィンド部分に沿うように下
方へ回動した状態で、該回動部が固定部によって固定さ
れている。このため、スライディングルーフを、ハツチ
バックタイプの自動車に適用すれば、後方へのスライド
完了時におけるスライディングルーフ(回動部)がハツ
チバックの開放に伴って上下方向へ回動する一方、ノツ
チバックタイプの自動車に適用すれば、後方へのスライ
ド完了時にルーフパネルの後方へ突出するスライディン
グルーフの少なくとも一部(回動部)が開放時のトラン
クリッドに干渉することはない。
また、スライディングルーフは、前端部がルーフパネル
のガイドレールに対して摺動自在に嵌合されたスライダ
部材を介して支持されているとともに、スライディング
ルーフの少なくとも一部たる後方へのスライド完了時に
おけるスライディングルーフの回動部(ルーフパネルよ
りも後方へ突出する部分)がリヤウィンド部分に固定部
によって固定されていることから、スライプインルーフ
がスライダ部材のみを介してルーフパネルの側縁部に支
持されていたものに比して、スライディンルーフのルー
フパネルに対する支持剛性強度が高いものになる上、該
スライディングルーフ自体の剛性強度が高められること
になる。
(第1実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第5図は本発明の実施例に係るルーフ構造
を適用したハツチバックタイプ(2ボツクスタイプ)の
自動車の上部を示し、1は車体、2はルーフ(ルーフパ
ネル)であって、該ルーフ2はインナパネル3とアウタ
パネル4とを一体に接合してなり、その前端部には車体
前後方向へ延びるフロントヘッダパネル5が接合されて
いる。
また、上記ルーフ2(インナパネル3およびアウタパネ
ル4)の後端部には、リヤウィンドガラス6(リヤウィ
ンド)が嵌め込まれたバックドア7の前端部が左右一対
のヒンジ8(図では一方のみ示す)を介して枢支されて
いる。さらに、上記ルーフ2のインナパネル3の下面側
となる車室9側には内装材10が貼着されている。
上記ルーフ2には、該ルーフ2の僅かな前後縁部2a、
2bおよび左右側縁部2c、2dを除いて上方へ開口す
る開口部11が設けられている。
上記開口部11はルーフ2の平面形状よりも僅かに小さ
なものであって、この開口部11には、強化ガラスより
なるスライディングルーフ12が設けられている。そし
て、上記スライディングルーフ12の外周縁部一体には
、この外周縁部を保護するゴム製のシール材13が取付
けられており、このシール材13によって、上記ルーフ
2の前後縁部2a、2bおよび左右側縁部2c、2dの
アウタパネル4側に対するスライディングルーフ12の
シール性を高いものにしている。尚、14は、ルーフ2
の左右側縁部2c、2dが位置するインナパネル3とア
ウタパネル4との間に設けられて車体前後方向へ延びる
閉断面形状のルーフレールである。
また、第6図ないし第12図にも示すように、上記ルー
フ2の左右側縁部2c、2dのアウタパネル4側上面に
は、車体前後方向へ延びる第1ガイドレール部材21.
21がそれぞれ設けられている。上記第1ガイドレール
部材21(同一構造となるので車体右側のもののみ説明
する)には、ルーフ2の左右側縁部2c、2dから後縁
部2bを通る環状のワイヤケーブル22が摺動自在なケ
ーブルガイド溝23が設けられている。上記ルーフ2の
後縁部2b略中間位置のワイヤケーブル22にはラック
23.23が設けられており、該各ラック23は、上記
ルーフ2の後縁部2bのアウタパネル4上に設けられた
正逆回転可能なモータ24の駆動軸25にビニオン26
を介してそれぞれ噛合されている。また、上記第1ガイ
ドレール部材21には、上記ワイヤケーブル22に固着
されたスライダ部材27を摺動自在にガイドするスライ
ダガイド溝28が設けられている。さらに、上記スライ
ダ部材27には、上記スライダガイド溝28内に摺動自
在に嵌合されたスライダ部29と、該スライダ部29の
上側に位置するりフタ部30とが設けられている。上記
リフタ部30には、後方へ行くに従って斜め上方へ延び
る第1長穴部31と、後方へ行くに従って斜め下方へ延
びる第2長穴部32とがそれぞれ設けられており、該リ
フタ部30は、上記第1長六部31および第2長大部3
2に各々挿通された第1ピン部材33.33によって連
結されていて、スライダ部29に対してリフタ部30の
後端部のみがリフトしてリフタ部30が前傾するように
なっている。そして、上記モータ24を正逆回転させる
スイッチ(図示せず)は、内装材10の内面側に設けら
れていて、このスイッチをスライディングルーフ開放側
に操作することによってモータ24の駆動軸25が正回
転する一方、スライディングルーフ閉塞側に操作するこ
とによってモータ24の駆動軸25が逆回転するように
なっている。
さらに、35は、略し字状の支持部材34の前端部下端
位置に設けられ且つ車幅方向へ延びる支持ビン部材であ
って、該支持ビン部材35は、上記第1ガイドレール部
材21に設けられた支持ビンガイド溝36により摺動自
在にガイドされている。上記支持部材34の上端部は、
上記スライデインブルーフ12の側縁部に固管されてい
る。また、第13図に示すように、上記支持部材34の
上端部には、上記スライダ部材27のリフタ部30の後
端部(上端部)に設けられた第1孔部37と略一致する
第2孔部38が設けられていて、該両孔#37,38に
は挿脱自在な第2ピン部材39がリフタ部30(スライ
ダ部材27)側から挿通されている。そして、上記スラ
イディングルーフ12は、上記スライダ部材27のリフ
タ部30の後端部がリフトして前傾するのに伴って後端
部が上方ヘリフトするチルト状態に保たれ、この状態の
ままスライディングルーフ12がルーフ2(アウタパネ
ル4)の外方側(上方側)を後方へスライド移動するア
ウタスライドタイプのスライディングルーフ12が構成
されている。
そして、第14図および第15図にも示すように、上記
第1ガイドレール部材21の支持ビンガイド溝36の後
面における上記ルーフ2の左右側縁部2c、2dのアウ
タパネル4側上面には断面略コ字状の第2ガイドレール
部材42が取付けられ、該第2ガイドレール部材42の
側面部には、支持部材34の支持ピン部材35が摺動可
能に支持するための溝部41が設けられている。しかし
て、上記支持部材34の第2孔部38内から第2ピン部
材39を引抜くことによって支持部材34の支持ピン部
材35が溝部41内を摺動してスライディングルーフ1
2をさらに後方へスライド移動させるようになっている
。上記第2ガイドレール部材42の溝部41の略中間部
には、該溝部41の後部が一段高くなるように段差部4
1aが設けられており、該溝部41の後部にて、支持ピ
ン部材35を支点とする支持部材34を介したスライデ
ィングルーフ12(回動部)の上下方向(後下方)への
回動を自在にしている。また、第16図にも示すように
、上記スライディングルーフ12の側縁部の後部下面に
は、先端にボール状部祠を有して下方に突出する突起部
材43が設けられており、該突起部材43は、スライデ
ィングルーフ12の閉状態では、第2ガイドレール部材
42の上面略中間部に設けられた開口42a部分に収納
されているが、スライディングルーフ12の後方移動時
に、該スライディングルーフ12がチルトアップするこ
とにより、上記開口42gから上方へ飛び出すようにな
っている。さらに、上記バックドア7の側縁部には、上
記突起部材43の嵌合可能な嵌合部材44が設けられて
おり、該嵌合部材44および突起部材43によって、上
記スライディングルーフ12の後端部をリヤウィンドガ
ラス6部分たるバックドア7の側縁部に固定するための
固定部46が構成されている。
尚、45は、車体1側に設けられたクォータピラーであ
る。
次に、上記実施例の作動について説明するが、先ず、車
室9内の内装材10の内面側たる車室9側に設けたスイ
ッチをスライディングルーフ開放側に操作してモータ2
4の駆動軸25を正回転(時計凹り)させると、ワイヤ
ケーブル22を介してスライダ部材27のスライダ部2
9が後方へ引張られて、該スライダ部29の各第1ピン
部材33がリフタ部30の第1および第2長穴部31゜
32内を移動してリフタ部30が前傾状態となり、それ
に伴って支持部材34が前傾し、第3図の仮想線(二点
鎖線)で示すように、スライディングルーフ12の後端
部のみをリフトさせてスライディングルーフ12がチル
ト・アップ状態に保持される。しかる後、上記スライダ
部29が第1ガイドレール部材21のスライダガイド溝
28内を摺動しながら後方へ引張られ、このスライダ部
29に伴って第2ピン部材39を介した支持ピン部材3
5(支持部材34)が支持ピンガイド溝36内を摺動し
ながら後方へ引張られて、第1図の実線で示すように、
スライデングルーフ12がルーフの上方を後方へスライ
ド移動して従来のものと同様の開放位置に導かれること
になり、この状態でスライディングルーフ12によるス
ポイラ効果が得られる。そして、この状態で第2ピン部
材39を引抜いてリフタ部30と支持部材34との連結
関係をフリー状態にすることによって、第2図の実線で
示すように、支持ピン部材35が第2ガイドレール部材
42の溝部41内を摺動してスライディングルーフ12
がさらに後方へ移動するとともに溝部41の後端部にて
支持ピン部材35を支点にして後下方へ回動し、第2ガ
イドレール部材42内から段差部41a通過時に上方へ
浮上した突起部材43をバックドア7の側縁部の嵌合部
材44に嵌合せしめる固定部46によって、上記スライ
ディングルーフ12がリヤウィンドガラス6部分に固定
される。
したがって、上記実施例では、ルーフ2のアウタパネル
4の外方(上方)側を後方へ向ってスライド移動させた
アウタスライドタイプのスライディングルーフ12は、
ルーフ2の左右側縁部2c。
2dのアウタパネル4上に設けられた第2ガイドレール
部材42の各溝部41内を摺動する支持部材34の支持
ピン部材35を支点にして下方(後下方)または上方へ
回動するようになっている。
その場合、スライディングルーフ12は、リヤウィンド
ガラス6に沿うように後下方へ回動した状態でバックド
ア7の側縁部の嵌合部材44に突起部材43により嵌合
する固定部46によって固定されている。このため、後
方へのスライド完了時におけるスライディングルーフ1
2(回動部)がバックドア7の開放に伴って上下方向へ
回動することになり、開放時にルーフ2の後方へ突出す
るスライディングルーフ12が開放時のバックドア7に
干渉することがない。
また、スライディングルーフ12は、前端部がルーフ2
の左右側縁部2c、2dのアウタパネル4上の第2ガイ
ドレール部材42の各溝部41に対して摺動自在に嵌合
された支持部材34の支持ピン部材35を介して支持さ
れているとともに、後方へのスライド完了時におけるス
ライディングルーフ12(回動部)の後部(ルーフパネ
ルよりも後方へ突出する部分)がバックドア7の側縁部
(リヤウィンド部分)の嵌合部材44に突起部材43に
より嵌合する固定部46によって固定されていることか
ら、スライプインルーフがスライダ部材のみを介してル
ーフパネルの側縁部に支持されていたものに比して、ス
ライディングルーフ12のルーフ2に対する支持剛性強
度が高められる上、上記スライディングルーフ12が前
後(上下)二点間で支持されてスライディングルーフ1
2自体の剛性強度が高められることになる。
この結果、スライディングルーフ12の移動量が大きな
ものになり、このスライディングルーフ12の移動量に
伴ってルーフ2の開口部11の開口面積が大きなものに
なって、乗員の要求するところの開放感を満たすに十分
な開口面積を確保することができる。
(第2実施例) 第17図ないし第21図は本発明の第2実施例を示し、
この第2実施例では、スライディングルーフ12をリヤ
ウィンドガラス6の後方にトランクリッドが設けられた
ノツチバック(3ボツクス)タイプの自動車に適用した
ものである。尚、上記実施例と同一の部分については同
一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
すなわち、本例では、スライディングルーフ12を、前
側に位置する鋼板製のスチールルーフ51と、後側に位
置する強化ガラス製のガラスルーフ52とで構成し、該
ガラスルーフ52の前端部左右位置に略し字状の第1ヒ
ンジ部材53. 53の上端部をそれぞれ固着する一方
、上記スチールルーフ51の後端部左右位置(図では車
体右側のみ示す)に断面略コ字状の第2ヒンジ部材54
をボルト55.55により締結する。そして、上記第1
ヒンジ部材53の下端部の前側位置および第2ヒンジ部
材54の前側位置をそれぞれ貫通するヒンジビン56に
よって、両ヒンジ部材53,54を回動自在にする。さ
らに、上記第1ヒンジ部材53の下端部の後側位置およ
び第2ヒンジ部材54の後側位置を、スプリング57に
より外方側(両ヒンジ部材53.54側)に付勢された
ロッド部材58によって貫通自在とする。
そして、上記ロッド部材58の内端部には、スチールル
ーフ51の後端部略中間位置から下方つまり車室内9側
に突出するレバー59が設けられている。
この場合、レバー59をスプリング57の付勢力に抗し
て圧縮させる方向(図で示す矢印方向)へ引張ることに
よって、ロッド部材58が第1ヒンジ部材53から引抜
かれて該第1ヒンジ部材53が第2ヒンジ部材54に対
してヒンジピン56回りに下方へ回動自在となり、この
第1ヒンジ部材53に伴って、後方へのスライド完了時
にルーフパネルの後方へ突出するスライディングルーフ
の少なくとも一部たるガラスルーフ52(回動部)が、
後下方へ回動してリヤウィンドガラス6部分たるリヤウ
ィンドガラス6(車体1側)の側縁部のクォータピラー
45の後面の嵌合部材44に突起部材43により嵌合す
る固定部46によって固定されて、開放時のトランクリ
ッドとの干渉が回避されることになる。
また、この状態でスチールルーフ51がルーフ2の後部
上方に固定自在に支持されることから、上記スチールル
ーフ51によるスポイラ−効果が得られることになる。
尚、この例においても、上記第1実施例と同一の作用・
効果が得られる。
(発明の効果) 以上の如く、本発明における車両のルーフ構造によれば
、リヤウィンドがバックドアに設けられたハツチバック
(2ボツクス)タイプの自動車またはリヤウィンドの後
方にトランクリッドが設けられたノツチバック(3ボツ
クス)タイプの自動車のリヤウィンド部分に沿うように
スライディングルーフのルーフパネルよりも後方へ突出
する少なくとも一部が下方へ回動した状態で固定部によ
り固定されているので、後方へのスライド完了時におけ
るスライディングルーフが開放時のハツチバックまたは
トランクリッドに干渉することがなく、特にハツチバッ
クタイプの自動車に適用したスライディングルーフの回
動部がハツチバックの開放に伴って回動してハツチバッ
クタイプの自動車への適用が可能となる。しかも、開放
時のスライディングルーフがスライダ部材を介してルー
フパネルに支持されているとともにリヤウィンド部分に
固定部により固定されていることから、開放時のスライ
プインルーフの車体に対する支持剛性強度が高められる
とともに、該スライディングルーフ自体の剛性強度が高
められることになる。この結果、スライディングルーフ
のスライド移動量が大きなものになり、このスライディ
ングルーフの移動量に伴ってルーフパネルの開口部の開
口面積が大きなものになって、乗員の要求する開放感を
満たすに十分な開口面積を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
′R41図ないし第16図は本発明の第1実施例を示し
、第1図は斜め上方から視た自動車上部の斜視図、第2
図はルーフの後部を車体中心線上にて切断した状態を示
す断面図、第3図は第1図の■−■線における断面図、
第4図は第1図のIV−IV線における断面図、第5図
は第1図のV−V線における断面図、第6図は第1ガイ
ドレール部材および第2ガイドレール部材の斜視図、第
7図は第1図に係るルーフの透視図、第8図はモータと
ワイヤケーブルとの連結関係を示す斜視図、第9図はス
ライディングルーフ閉寒時のスライダ部材の作動説明図
、第10図は第9図の斜視図、第11図はスライディン
グルーフ開放時のスライダ部)]の作動説明図、第12
図は第11図の斜視図、第13図はりフタ部と支持部材
との連結状態を示す斜視図、第14図は第2図のXIV
−XIV線における断面図、第15図は開口位置で第2
ガイドレール部材を切断した状態を示す断面図、第16
図は突起部材と嵌合部材との嵌合直前状態を示す説明図
である。また、第17図ないし第21図は本発明の第2
実施例を示し、第17図は第1図相当図、第18図はル
ーフを車体中心線上にて切断した状態を示す斜視図、第
19図はスライディングルフのスライド完了状態を示す
斜視図、第20図は第17図のXX−XX線における断
面図、第21図はロッド部材の第1ヒンジ部材に対する
付勢状態を示す説明図である。 2・・・ルーフ、3・・・インナパネル、4・・・アウ
タパネル、6・・・リヤウィンドガラス、11・・・開
口部、12・・・スライディングルーフ、21・・・第
1ガイドレール部材、42・・・第2ガイドレール部材
、44・・・嵌合部材、46・・・固定部、51・・・
スチールル−フ、 52・・・ガラスルーフ。 第9 図 第11 図 第10IXI 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ルーフパネルに上方へ開口する開口部を設け、該
    開口部にスライディングルーフを設けて該スライディン
    グルーフがルーフパネルの外方側を後方へ向ってスライ
    ド移動するようにした車両のルーフ構造において、後方
    へのスライド完了時におけるスライディングルーフの少
    なくとも一部は、後下方へ回動自在に支持されていると
    ともに、該回動部を上記ルーフパネル後方のリヤウイン
    ド部分に固定するための固定部が設けられていることを
    特徴とする車両のルーフ構造。
JP29404988A 1988-11-21 1988-11-21 車両のルーフ構造 Pending JPH02141328A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6783172B2 (en) * 2001-10-01 2004-08-31 Webasto Vehicle Systems International Gmbh Roof structure of a motor vehicle

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US6783172B2 (en) * 2001-10-01 2004-08-31 Webasto Vehicle Systems International Gmbh Roof structure of a motor vehicle

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