JPH0214025A - 超良質紡績糸、およびその製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 概ねリング精紡機が採用されている実状にある。

なお、その他、本願発明者の発明に係る、特許出願公開
（昭６１−９７４２５）があるが、この発明は当初の期
待に反して、牽伸装置のフロントローラから送出さるべ
きドラフテッド・スライバヲ完全に吸引小米ない欠点が
あった。即ち、その理由は吸振加熱管の内管の開口漏が
露斗状に開いているため、その頭端に於ける吸引力が弱
く、この発明は、全く放棄を余儀なくするに至っている
。

このような理由から、紡績界に於ては内外を問わず、ａ
ねリング精紡機が普遍的に採用されているが、その紡績
過程を詳さに考察してみたが、必ずしも満足さるべきも
のでないかに思われた。

即ち、牽伸装置のフロントローンから送出さるべきドラ
フテッド・スライバは、スピンドルヲ同心に取囲むリン
グ上のトラベラの回転によって加熱され、糸形態化し乍
らボビン上に捲取らるべきものであって、その撚りは下
方から上方に昇り、且つその伝播過程に於て、ラベット
に支持されているスネールワイヤ、およびフロントボッ
トムローラとの夫々の摩擦抵抗によりても若干疎害さへ
概ね１０パーセント程の撚りが減少すると同時に１１１
、その間に、旋回し乍ら糸形態化すべき紡出糸の外表は
、その旋回に基づく遠心力によって遺憾乍ら毛羽立ちが
多く、必然的にそれだけ抗張力が減退、　　する。

更に憂慮されることは、この間に於ける紡出糸て甚だし
く変化し、そこＫｅからぬ糸切れの原因がある。即ち、
これ等の理由によっても亦、スピンドルの常用回転数は
改善し離層かに思われた。

本発明は、このような見解の下に、良質紡績糸の製造装
置を開発せんとして研究中、幸いにも著しく進展して、
標記せる超良質紡績糸、並びにその製造装置を開発し得
るに至りたものである。

以下に、本発明を添附図面に示す実施例を併用し乍ら詳
説せんとするものであるが、便宜上、先づその製造装置
を図に示す実施例によって説明する。

第１図に於て、Ｄはす／グ精紡機の牽伸装置、７はその
フロントボットムローラ、８はトップローラ、２Ｆｉト
ラフテツド・スライバＦ中の単繊維でか、上記トップロ
ー２の表面にまたまたま耐着して捲込まれんとする場合
を示す。

ｙｘ　オｓ　ｕ　、上記ローラから送出さるべきドラフ
テッド・スライバを吸引して、これを糸形態化するため
の吸振加熱管であって、頭端が盤状の７ランジ１０に連
なって突出せる突出管１を形成し、その尾部外周が円柱
、もしくはＲ頭出錐状４に形成されている内管５、およ
び該内管の尾部外周４を、所要の間隙５を隔てて取囲む
外管６とを組合せ、且つその間隙５に対して、接線方向
から圧搾空気Ｐを送入することによって、該圧搾空気を
空気温ｆＩｔ、Ｘに変換せしめる一方、該空気渦流が、
上記外１ｕの円錐状に形成さるべき内壁形状９に関連し
て、牽伸装置のフロントｒ：１−２７、および８の間か
ら送出されるドラフテッド・スライバＦの一端ｅ［引し
乍ら、これを狭搾的に集束し、且つ旋回せしめ乍ら糸形
態化せしめた結果として、所期の超良質紡績糸を製造し
得るに至ったものである。

即ち、この超良質紡績糸は、第１図に示す吸振加熱管Ｓ
の構成９！素を成している外管６の内壁面９に抑制され
乍ら螺流すべき空気渦流Ｘの作用によって、更に言葉を
代えて云えば、繊維に対して鋭敏な旋回狭搾力を有する
空気渦流Ｘの作用によって紡出され九ものであって、そ
の外観が特に滑らかＫして優れているに加え、抗張力、
並びに延伸度が、何れも大きい特長がある。

従って、この超良質紡績糸の紡糸過程に於ては１，５゜
＋１ 殆んど糸切れが無く、そのためスピンドル１２の常・、
用回転を上昇せしめ得る、或はこの超良質紡績糸を用ゆ
べき次工程の能率を高め得る等の、顕著な効果が期待さ
るべきものである。

【図面の簡単な説明】 添附図面は、本発明に係る超良質紡績糸を製造する之め
の装置に関する一実施例を示したもので、第１図は、リ
ング精紡機の横断面、並びに吸振加熱管の縦断面図、第
２図は、本発明に係る超良質紡績糸の構造を示す縦断面
図、第６図はその横断面図、第４図は、従来周知のリン
グ精紡機によりて紡出さｔした糸の、撚りを戻した場合
の正面図である。なお、これ等各図に示した要素、また
は部材と、これに対応すべき記号は下記の通りである。 記 以上 ＮＧ８紡機株式会社 代表取締役根岸栄三部　；“、５ 手　　続　　補　　正　　書

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、牽伸装置のフロントローラから送出さるべきド
   ラフテッド・スライバの一端を、空気渦流の作用によっ
   て吸引すると同時に、これを旋回せしめて撚りを与え乍
   ら糸形態化せしむる一方、その撚りの強弱を、スピンド
   ルと同心に昇降すべきリング上のトラベラの走行回転に
   よって規制し乍ら紡出したことを特長とせる超良質紡績
   糸。
2. （２）、前項記載の超良質紡績糸を製造するための装置
   に於て、牽伸装置の上下両フロントローラの間から送出
   さるべきドラフテッド・スライバの送出点に対して、頭
   端が盤状のフランジに連なって突出し、尾部外周が円柱
   、もしくは截頭円錘状に形成されている内管、および上
   記尾部外周を、所要の間隙を隔てて取囲み、且つその基
   部内壁の頭部形状が、円錘形に狭搾されている外管とを
   組合せて、その間隙に対して、接線方向から圧搾空気を
   送入することによって、該圧搾空気を空気渦流に変換せ
   しめる一方、その空気渦流が、上記外管の内壁の円錘形
   状に関連して、牽伸装置のフロントローラから送出さる
   べきドラフテッド・スライバの一端を吸引し乍ら、これ
   を狭搾的に集束し、且つ旋回せしめ乍ら糸形態化せしむ
   ることを特長とせる吸篠加撚管を構成すべき装置。 ３、前項記載の吸篠加撚管の頭部の突出管が、フロント
   ローラの前面に向って対向的に近接し、且つその尾端縁
   が、スピンドル中心の上方延長線附近に位置する如く装
   設して、スピンドル上のボビンに捲取らるべき紡出糸の
   一部を、上記吸篠加撚管の尾端縁に支承せしむることに
   よって、該尾端縁が、恰も周知のラベットに支持さるべ
   きスネールワイヤのような役を代行せしめたことを特長
   とせる装置。