JPH02138574A - ガスケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内部と外部の圧力差により複数の物体を密着
させる構造に使用するガスケットに係り、特に、ガスケ
ットの反力による。物体の変形・浮きを小さくしつつ、
気密の得られるガスケットに関する。

〔従来の技術〕

従来、大気圧等の外圧を利用して、複数の物体を密着さ
せる場合に、日本工業規格「０リング」（ＪＩＳ　　Ｂ
２４０１−１９７７）に記載の様に。

０リング又は板状のゴムをガスケットとして使い、周辺
をネジ止めする等の手段で、ガスケットに充分な変形を
与えるか、又は物体間を気密にせず、負圧で吸引しつづ
ける方式がとられて来た。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術の内、ガスケットを用いる場合は、ネジ止
め等により、ガスケットを充分変形させねば気密が保て
ず、例えば板状の剛性の低い物体を他の物体に密着させ
たい場合、ガスケットの反力又はネジの締結力の過多に
より、板状物体に湾曲が生じ易く、均一な密着が得られ
る様に調整するのは難かしい、至極軟かいゴムでガスケ
ットを作れば上記したネジ止めを使用しなくても良いが
、ゴムは軟かくしすぎると、経年変化で弾性が失なわれ
たり、傷が付き易く、耐久性に欠けるようになる。

一方、気密を保たない方式では、常に負圧による吸引を
続けねばならず、移動を要する場合には配管と伴に移動
させねばならない。

本発明の目的は、ガスケットによる反力が小さく、かつ
、接触部の面圧が充分得られ気密を保てるガスケットを
供給することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、ガスケットの物体との接触部分に、曲率の
大きなとつ形部を設けることにより、達成される。

〔作用〕

上記とつ形部は、他の部分と比し、受圧面積が小さいた
め、大きな変形をさせても反力が小さく。

密着させたい物体の浮き上りや、変形が防止できる。

また上記とつ形部は、物体との接触部で曲率が大きいた
め、接触面積が小さく、接触面圧が充分にとれるので、
気密が保たれる。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図〜第３図により説明す
る。第１図は、本発明に関るとつ形部付ガスケットの斜
視図、第２図は、その断面図、第３図は、断面部の拡大
図である。

２がとつ形部であり、このとつ形部２に密着させたい物
体の面が当たる。ここでこのとつ形部２は、他の部分よ
り受圧面積が小さいため、第２図に示した様な上下から
の外力により、本ガスケットは容易に変形する。このた
め、押当てられた物体に対し、小さな反力しか与えない
。一方、とつ形部２は、その曲率が小さいため接触面積
が小さく、押当てる力が小さくても接触部の面圧は充分
に得られ気密が保たれる。

第９図に、本実施例によるとつ形部付ガスケットの使用
例を示す。本使用例は、シート状の試料３を定盤５と、
透明な上板４の間に挟み、定盤５と上板４の間隙を減圧
する事で、大気圧によって。

上板４を定盤５に押し付け、試料３を観察する装置であ
る。ここで、とつ形部２が上板４に当たるが、とつ形部
２は変形しやすいため、上板４を押上げる力は少さく、
上板４を変形させたり、浮かせることなく、試料３の全
域に渡りほぼ均一な密着が得られる。

第１０図は、従来の０リングを使用して、同様の装置を
作成した場合を示す。この場合、Ｏリングの断面形状が
円形であるため、気密を得るに足る接触面圧を得るには
、０リングを大きな力で圧縮しなければならず、固定ネ
ジ８等の、大気圧以外の力を併用する必要がある。この
ため、上板４に湾曲が生じ易く、試料全域に、均一な圧
力を得ることは難しい。

以上の実施例では、とつ形部２を一ケ所のみに設けたが
、本発明は、これに限らず、第４図〜第７図に示した様
に、とつ形部２を複数設けることも当然可能である。第
４図は、とつ形部２を一方の面に二つ設けて、ガスケッ
トのネジレを生じに＜＜シて均一な当りを得る例。第５
図、第７図は、上下両方の当り面にとつ形部２を設け、
どちらの面にも確実な気密が得られる様にし、又上下の
面のとつ形部２の位置を変えて、変形をしやすくし、反
力を低減した例。第６図は、上下のとつ形部２の位置が
対向している場合に、とつ形部を側方に突出させ、変形
をしやすくし、反力を低減した例を示す。

又これらの実施例では、断面形、状を、とつ形部付ガス
ケット１の外周側と内周側で対称としまたが、本発明を
とくに柔らかいゴム等で作成する場合は、第８図に示し
た様に、非対称の断面形状をとり、とつ形部２が、外圧
によってたおれることのない様にすることもできる。

以上の実施例では、とつ形部付ガスケットの概略形状を
１円形リング状としたものを示したが、密着させる対照
物の形状によって、任意の概略形状のものを作ることが
できるのは、当然である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、小さな外力で、気密性を確保し得、か
つ、変形量を大きくしても、パツキンが与える反力が過
大にならないパツキンが得られるので、剛性の低い物体
でも変形させることなく。

大気圧等の外圧で密着させることが出来、又ネジ止め等
を要しないので着脱が容易な構造が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は。 その断面図、第３図はその断面部の拡大図、第４図〜第
８図は、本発明の他の実施例の断面図、第９図は、本発
明の使用例を示す断面図、第１０図は、従来の○リング
を使用した例を示す断面図である。 １・・・ガスケット、２・・・とつ形部、３・・・試料
、４・・・上板、５・・・定盤、６・・・排気ダクト、
７・・・０リング、８・・・固定ネジ。 躬 η １＆、を 図 晃／Ｉ！１ １・−とつＭ４Ｄイ寸カスケ・・ト ２−　とブ形句 第２呂 しか 葛７目 第８圓 ！ 発７Ｉ！１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、内部を気密保持し、内部と外部の圧力差を利用して
   、複数の物体を密着接触させるガスケットにおいて、ガ
   スケットの物体との接触部分に、曲率の大きなとつ形部
   を設けたことを特徴とするガスケット。