JPH02135244A - ポリプロピレン組成物 - Google Patents

ポリプロピレン組成物

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JPH02135244A
JPH02135244A JP28923488A JP28923488A JPH02135244A JP H02135244 A JPH02135244 A JP H02135244A JP 28923488 A JP28923488 A JP 28923488A JP 28923488 A JP28923488 A JP 28923488A JP H02135244 A JPH02135244 A JP H02135244A
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ethylene
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正浩 杉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、透明性、耐低温衝撃性、ヒートシール性な
どに優れたポリプロピレン組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
ポリプロピレンの耐低温衝撃性およびヒートシール性を
改良する方法として、ポリプロピレンにエチレン・プロ
ピレン共重合体あるいはエチレン・1−ブテン共重合体
などを添加する方法が良く知られている。しかしこの組
成物は、透明性の改良効果が十分ではない、またフィル
ムに成形した場合には、低温でのヒートシールは可能と
なるが、ヒートシール強度が低下するという問題点があ
る。
また、ポリプロピレンの透明性を改良する方法として、
ポリプロピレンにプロピレン・1−ブテン共重合体を添
加する方法が提案されている(特公昭57−24374
)。しかしこの組成物は耐低温衝撃性の点で、なお改良
が望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記のような問題点を解決し。
透明性、耐低温衝撃性、低温ヒートシール性ならびにヒ
ートシール強度などに優れたプロピレン組成物を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、(A)高結晶性プロピレン重合体40ないし
95重量%、ならびに (B)プロピレンに由来する繰り返し単位(a)、エチ
レンに由来する繰り返し単位(b)、および炭素原子数
が4ないし20のα−オレフィンに由来する繰り返し単
位(c)からなるプロピレン系共重合体であって、 (i)プロピレンに由来する繰り返し単位(a)が40
ないし80モル%、エチレンに由来する繰り返し単位(
b)が2ないし40モル%、および上記α−オレフィン
に由来する繰り返し単位(c)がOないし40モル%で
、かつ20<(b+c)<60モル%の範囲にあり、 (i)デカリン中で135℃で測定した極限粘度〔η〕
が0.1ないし7dfl/gの範囲にあり、(ii) 
X線回折法によって測定した結晶化度が40%以下の範
囲にある プロピレン系共重合体5ないし60重量%からなること
を特徴とするポリプロピレン組成物である。
本発明のポリプロピレン組成物において、 (A)成分
の高結晶性プロピレン重合体は、プロピレンの単独重合
体、あるいはプロピレンと10モル%以下の炭素原子数
2または4ないし20の α−オレフィンとの高結晶性
共重合体であり、重合体のMFR(L)(ASTM 0
1238(L))が0.1ないし200g/ lomi
n、好ましくは0.3ないし100g/10m1n、デ
カリン中135℃で測定した極限粘度〔η〕が1.0な
いし5.OdQ/g、好ましくは1.2ないし4.Od
Q/gの範囲のものが好ましし111 上記のα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン
、1−ペンテン、 1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、3−メチル−1−ペンテン、l−ヘプテン、1
−オクテン、1−ノネン、1−デセン、■−ドデセン、
■−テトラデセン、■−オクタデセンなどが例示でき、
これらは1種単独で、または2種以上組み合わせて共重
合させることができる。
本発明のポリプロピレン組成物において、(B)成分の
プロピレン系共重合体は、プロピレン成分(プロピレン
に由来する繰り返し単位(a))が40ないし80モル
%、好ましくは50ないし80モル%、より好ましくは
50ないし70モル%、エチレン成分(エチレンに由来
する繰り返し単位(b))が2ないし40モル%、好ま
しくは5ないし40モル%、より好ましくはIOないし
35モル%、および炭素原子数が4ないし20のα−オ
レフィン成分(炭素原子数が4ないし20のα−オレフ
ィンに由来する繰り返し単位(c))がOないし40モ
ル%、好ましくは10ないし35モル%、より好ましく
は15ないし30モル%の範囲のものである。
炭素原子数が4ないし20のα−オレフィンとしては1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテ
ン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、■−ドデ
セン、l−テトラデセン、1−オクタデセンなど炭素数
18以下のものが好適であり、とくに炭素数4ないし1
0のものが好適である。
(8)成分中のプロピレン成分が80モル%より大きく
なると融点が高く、耐衝撃性、ヒートシール性は充分で
ない、プロピレン成分が40モル%より小さくなると融
点、結晶化度が低く、ブロッキング性が大きくなる。ま
た、 (B)成分中のエチレン成分が40モル%より大
きくなると重合体が不均一となり、透明性が充分でなく
なる。エチレン成分が2モル%より小さくなると融点、
結晶化度が高く、耐衝撃性は充分でない。またさらにC
B)成分中の上記α−オレフィン成分が40モル%より
大きくなると、融点、結晶化度が低く、ブロッキング性
が大きくなる。ここで共重合体成分の組成はプレスフィ
ルムの赤外線吸収スペクトルから求められる。
(B)成分のプロピレン系共重合体のデカリン中135
℃中で測定した極限粘度〔η〕は0.1ないし7dQ/
g、好ましくは0.2ないし5dQ/gの範囲である。
この特性値は(B)成分のプロピレン系共重合体の分子
量を示す尺度であり、他の特性値と結合することにより
、前述の優れた性質のプロピレン系共重合体の提供に役
立っている。
(B)成分のプロピレン系共重合体のX線回折法によっ
て測定した結晶化度は40%以下、好ましくは30%以
下の範囲である。この特性値は(B)成分のプロピレン
系共重合体が耐衝撃性に優れることを示す尺度であり、
他の特性値と結合することにより前述の優れた性質のプ
ロピレン系共重合体の提供に役立っている。結晶化度は
成形後20時間経過後の厚さ1 、5mmのプレスシー
トのX線回折測定により求められる。
本発明のポリプロピレン組成物は、上記の高結晶性プロ
ピレン重合体(A)を40ないし95重量%、好ましく
は50ないし90重量%、および上記のプロピレン系共
重合体(B)を5ないし60重量%、好ましくはIOな
いし50重量%の割合で配合したものである。低結晶性
プロピレン系共重合体(B)の配合割合が5重量%未満
では耐低温衝撃性およびヒートシール性の改善が十分で
なく、60重量%を超えると耐熱性が悪くなる。
本発明のポリプロピレン組成物は、上記(A)成分と(
B)成分を必須成分とするものであるが、これらの必須
成分のほかに本発明の目的に反しない範囲で、他の樹脂
、耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、スリップ剤、
アンチブロッキング剤、防曇剤、滑剤、染料、顔料、充
填剤、天然油、合成油、ワックスなどの配合剤を配合す
ることができ、その配合割合は適宜量である。
次に(B)成分のプロピレン系共重合体の製造方法につ
いて説明する。
(B)成分のプロピレン系共重合体の製造方法は、特開
昭62−241910号に示されているように、■マグ
ネシウム、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を必須成
分として含有する高立体規則性のチタン触媒成分、 ■有機アルミニウム化合物触媒成分、および■電子供与
体触媒成分 から形成される触媒の存在下で、プロピレン、エチレン
および炭素原子数が4ないし20の α−オレフィンを
共重合させることにより製造することができる。
(B)成分の製造に用いられる上記■の高活性、高立体
規則性固体状チタン触媒成分はマグネシウム、チタン、
ハロゲンおよび電子供与体を必須成分として含有するも
ので、マグネシウム/チタン(原子比)が1より大きく
、好ましくは3ないし50、とくに好ましくは6ないし
30、ハロゲン/チタン(原子比)が好ましくは4ない
し100、 とくに好ましくは6ないし40.電子供与
体/チタン(モル比)が好ましくは0.1ないし10、
とくに好ましくは0.2ないし6の範囲にあるのが望ま
しい、その比表面積は好ましくは3m2/g以上、−層
好ましくは4011+2/g以上、さらに好ましくは1
00ないし800m”/gである。固体状チタン触媒成
分■は、平均粒径がたとえば1ないし200μm、好ま
しくは3ないし100μ■、とくに好ましくは6ないし
50μ曹であって、粒度分布の幾何標準偏差がたとえば
2.1未満、好ましくは1.9以下、さらに好ましくは
1.7以下であるのが望ましい。
このような条件を全て満足するようなチタン触媒成分■
は、たとえば平均粒子径および粒度分布。
さらに好ましくは形状が前述のような範囲にあるような
マグネシウム化合物を形成した後触媒調製を行う方法、
あるいは液状のマグネシウム化合物と液状のチタン化合
物を接触させて前記のような粒子性状となるように固体
状触媒を形成させる方法などによって得ることができる
。このような方法はたとえば特開昭55−135102
号、同55−135103号、同56−811号、同5
6−67311号、同58−83006号などに開示さ
れている。
チタン触媒成分■の調製に用いられるマグネシウム化合
物としては、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、
へイドロタルサイト、マグネシウムのカルボン酸塩、ア
ルコキシマグネシウム、アリロキシマグネシウム、アル
コキシマグネシウムハライド、アリロキシマグネシウム
ハライド、マグネシウムシバライド、有機マグネシウム
化合物、有機マグネシウム化合物と電子供与体、ハロシ
ラン、アルコキシシラン、シラノール、アルミニウム化
合物などとの反応物などを例示することができる。上記
チタン触媒成分■の調製に用いられることのある有機ア
ルミニウム化合物としては、後述する有機アルミニウム
化合物■の中から選ぶことができる。さらにチタン触媒
成分■の調製に用いられることのあるハロゲン含有ケイ
素化合物としては、テトラハロゲン化ケイ素、アルコキ
シハロゲン化ケイ素、アルキルハロゲン化ケイ素、ハロ
ポリシロキサンなどが例示できる。
チタン触媒成分■の調製に用いられるチタン化合物の例
としては、テトラハロゲン化チタン、アルコキシチタン
ハライド、アリロキシチタンハライド、アルコキシチタ
ン、アリロキシチタンなどが例示でき、とくにテトラハ
ロゲン化チタン、中でも四塩化チタンが好ましい。
チタン触媒成分■の調製に用いることのできる電子供与
体としては、アルコール、フェノール類、ケトン、アル
デヒド、カルボン酸、有機酸または無機酸のエステル、
エーテル、酸アミド、酸無水物のアルコキシシランのよ
うな含酸素電子供与体、アンモニア、アミン、ニトリル
、イソシアネートのような含窒素電子供与体などを例示
することができる。
(B)成分の製造に用いられる前記■の有機アルミニウ
ム化合物触媒成分の好適なものは有機アルミニウム化合
物であって、少なくとも分子内に1個のアルミニウムー
炭素結合を有する化合物が利用でき、たとえば、(i)
−儀式R”、Al(OR”)n/HpXq(ここで81
およびR2は炭素原子通常工ないし15個、好ましくは
1ないし4個を含む炭化水素基で互いに同一でも異なっ
てもよい。Xはハロゲン、mは0<m≦3、nはO≦n
 (3、pは0≦p < 3、qはO≦q < 3の数
であって、しかもm + n + p+9=3である)
で表わされる有機アルミニウム化合物、 (i)−形式
M”AIR”4 (ここでMlはLi、 Na、Kであ
り、R1は前記と同じ)で表わされる周期律表第1族に
属する金属とアルミニウムとの錯アルキル化物などをあ
げることができる。
前記(i)に属する有機アルミニウム化合物としては、
−儀式R’、、Al(OR2)、、(ここでR1および
R2は前記と同じ。mは好ましくは1.5≦m≦3の数
である)、−儀式R1,AIXa−(: コテR1は前
記と同じ。Xはハロゲン、mは好ましくはO< m <
 3である)、−儀式R”、A11(3−、(ここでR
1は前記と同じ。mは好ましくは2≦m<3である)、
−儀式R1jI (OR” ) nX’l (ここでR
1およびR2は前記と同じ。
Xはハロゲン、O<m≦3,0≦n<3.0≦q〈3で
、m + n + q = 3である)で表わされるも
のなどを例示できる。
前記(i)に属する化合物としては、LiA1(c2H
G)4、LiAl(c,H工、)4などを例示できる。
これらの中では、とくにトリアルキルアルミニウム、ま
たはトリアルキルアルミニウムとアルキルアルミニウム
ハライドもしくはアルミニウムハライドとの混合物を用
いるのが好ましい。
(B)成分の製造に用いられる前記■の電子供与体触媒
成分の例としては、アミン類、アミド類、エーテル類、
ケトン類、ニトリル類、ホスフィン類、スチビン類、ア
ルシン類、ホスホルアミド類、エステル類、チオエーテ
ル類、チオエステル類、酸無水物類、酸ハライド類、ア
ルデヒド類、アルコレート類、アルコキシ(アリロキシ
)シラン類、有機酸類および周期律表の第1族ないし第
4族に属する金属のアミド類および塩類などがある。
(B)成分のプロピレン系共重合体の製造は、前記■の
チタン触媒成分、■の有機アルミニウム化合物触媒成分
および■の電子供与体触媒成分から形成される触媒の存
在下に不活性炭化水素溶媒中で、または溶媒を用いない
でプロピレン、エチレンおよび炭素原子数が4ないし2
0のα−オレフィンを共重合させることにより行われる
。この場合不活性炭化水素溶媒中で生成する共重合体が
溶解する条件下で共重合反応を行う方法を採用するのが
とくに好ましい。
共重合反応を行う場合、前記■のチタン触媒成分1gに
対して、 100ないし100,000g、好ましくは
150ないし20,000g、より好ましくは200な
いし10.000gのプロピレン、エチレンおよび炭素
原子数が4ないし20のα−オレフィンを共重合させる
のが望ましい。
共重合反応において不活性溶媒を使用するときは、不活
性溶媒1a当り、■のチタン触媒成分をチタン原子に換
算して0.001ないし500ミリモル、とくに好まし
くはo、oosないし200ミリモルとするのが好まし
く、また■の有機アルミニウム化合物触媒成分をAt/
Ti (FA子比)が0.1ないし1000、とくに好
ましくは0.5ないし500となるような割合で用いる
のが好ましい、また■の電子供与体触媒成分は、■のチ
タン触媒成分に担持されていてもよく、■の有機アルミ
ニウム化合物触媒成分に付加して用いてもよく、また遊
離の状態で重合系に添加してもよい、いずれにしても■
の電子供与体触媒成分は、チタン原子1モル当り0.1
ないし200モル、とくに好ましくは0.2ないし50
モル程度存在させればよい。
共重合反応に用いられる不活性炭化水素溶媒としては、
プロパン、ブタン、n−ペンタン、イソペンタン、n−
ヘキサン、イソヘキサン、n−へブタン、n−オクタン
、イソオクタン、n−デカン、n−ドデカン、灯油など
の脂肪族炭化水素、シクロペンタン、メチルシクロペン
タン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンのような
脂環族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンのよう
な芳香族炭化水素、メチレンクロリド、エチルクロリド
、エチレンクロリド、クロルベンゼンのようなハロゲン
化炭化水素などを例示することができ、中でも脂肪族炭
化水素、とくに炭素数4ないし10の脂肪族炭化水素が
好ましい。
共重合温度は適宜に選択でき、好ましくは約20ないし
約200℃、−層好ましくは約50ないし約180℃程
度、圧力も適宜に選択でき、大気圧ないし約100kg
/aJ、  好ましくは大気圧ないし約50kg/aJ
程度の加圧条件下で行うのが好ましい。
分子量の調節は、重合温度、触媒成分の使用割合などの
重合条件を変えることによっである程度調節できるが、
重合系中に水素を添加するのが最も効果的である。
本発明のポリプロピレン組成物は、透明性、耐低温衝撃
性に優れているため、ボトルその他の容器類、およびシ
ートなどの成形品の用途に適している。またヒートシー
ル性に優れ、低温でヒートシールできるとともに、ヒー
トシール強度に優れるため、上記用途のほか、包装用フ
ィルムなどの成形品として広く利用することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、高結晶性プロピレン重合体に特定のプ
ロピレン系共重合体を配合したため、透明性、耐低温衝
撃性、低温ヒートシール性、ヒートシール強度などに優
れたポリプロピレン組成物が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。
参考例1 プロピレン系共重合体(B)の製造〈チタン
触媒成分の調製〉 無水塩化マグネシウム4.76g(50mmol)、デ
カン25+uおよび2−エチルヘキシルアルコール23
.4mM(150mm+ol)を130℃で2時間加熱
反応を行い均一溶液とした後、この溶液中に無水フタル
酸1.11g(7,5mmol)を添加し、130℃に
てさらに1時間攪拌混合を行い、無水フタル酸を上記均
一溶液に溶解させる。このようにして得られた均一溶液
を室温に冷却した後、−20℃に保持された四塩化チタ
ン200mQ(1,8mol)中に1時間にわたって全
量滴下注入する。注入終了後、この混合液の温度を4時
間かけて110℃に昇温し、110℃に達したところで
ジイソブチ/l/7タレート2.68mfl(12,5
mmol)を添加し。
撹拌下で2時間110℃の温度を保持する。2時間の反
応終了後熱濾過にて固体部を採取し、この固体部を20
0mflのTiC1,にて再懸濁させた後、再び110
℃で2時間加熱反応を行う6反応終了後、再び熱濾過に
て固体部を採取し、110℃のデカンおよびヘキサンに
て、洗液中に遊離のチタン化合物が検出されなくなるま
で充分洗浄する。
以上の製造方法にて合成されたチタン触媒成分の組成は
チタン3.1重量%、塩素56.0重量%、マグネシウ
ム17.0重景%およびジイソブチルフタレート20.
9重量%であった。
く重 合〉 内容積200Qの連続重合反応器を用い、脱香精製した
ヘキサンを100Q/hr、エチレンを0.5kg/h
r、プロピレンを5.5kg/hr、1−ブテンを6.
0kg/hrの割合で、また水素を重合反応器中のガス
相濃度が5so−1%になるように供給し、一方チタン
触媒成分をチタン原子に換算してり、2mmol/hr
、トリイソブチルアルミニウム60a+mol/hr、
ジフェニルジメトキシシラン7.2mmol/hrの割
合で供給し、重合温度70℃、重合圧力2kg/cI1
12.滞留時間1時間となる条件下で共重合を行った。
得られたプロピレン・エチレン・l−ブテン共重合体(
以下FEB−1と記す)の物性は、プロピレン含有量6
4a+o1%、エチレン含有f14mo1%、■−ブテ
ン含有量22mo1%、極限粘度〔η) = 1,5d
Q、/g、結晶化度=16%、融点(Tm) = 64
℃であった。
実施例1 上記FEB−130重量%と高結晶性プロピレン・エチ
レンランダム共重合体(MFR(L) : 20g/1
0m1n、エチレン含有量: 2.7so1%、極限粘
度(y+ ) : 1.6dfl/g、以下PP−1と
記す)70重量%をヘンシェルミキサーで混合後、−軸
押出機(設定温度230℃)中で溶融混練して組成物l
を得た。
次いで、この組成物lを用いて射出成形機にて、試験片
を成形した。この試験片について1曲げ初期弾性率、I
ZOD衝撃強度、ヘイズを下記の方法で測定した。結果
を第1表に示す。
(1)曲げ初期弾性率(kgf/cd) : ASTM
 D790(2) IZOD衝撃強度(kg−cn+/
cm) : ASTM D256(ノツチ付)(3)ヘ
イズ(%) : ASTM DIO03(2龍厚)比較
例1 実施例1で用いたFEB−1の代わりに、参考例1に準
じて製造した低結晶性エチレン・1−ブテンランダム共
重合体(MFR(E): 3.6g/lomin、密度
二0.886g/j 、融点;70℃、■−ブテン含有
量: llmol%、以下EB−1と記す)を用いる以
外は実施例1と同様に行った。結果を第1表に示す。
比較例2 実施例1で用いたFEB−1の代わりに、参考例1に準
じて製造した低結晶性プロピレン弓−ブテンランダム共
重合体(MFR(L): 7.0g/10m1n、密度
=0.885g/ci!、融点=110℃、1−ブテン
含有量:28mo1%、以下PB−1と記す)を用いる
以外は実施例1と同様に行った。結果を第1表に示す。
第1表 実施例2 実施例1で用いたFEB−120重量%と高結晶性プロ
ピレン・エチレンランダム共重合体(MFR(L) :
6.5g/10m1n、エチレン含有量: 4.7so
1%、以下pp−2と記す)80重量%とをヘンシェル
ミキサーで混合後、この混合組成物よりキャストフィル
ム成形機でI[250a+m、厚さ50μmの試験フィ
ルムを成形した。なお、成形時の樹脂温度は230℃、
チルロール温度は20℃、スクリュ回転数は80rpm
で行った。
上記の試験フィルムについて、0℃の衝撃強度。
ヘイズ、ヒートシール強度を下記の方法で測定した。結
果を第2表に示す。
(1)衝撃強度(krem/cm): ASTM 03
420(2)ヘイズ(%) : ASTM 01003
(3)ヒートシール強度(g/15mm幅):ヒートシ
ール圧力; 2kg/al ヒートシール時間プ1 sec 引張速度    ; 300mm/win比較例3 実施例2で用いたPEB−1の代わりに、比較例1で用
いたEB−1を用いる以外は実施例2と同様に行った。
結果を第2表に示す6 比較例4 実施例2で用いたPEB−1の代わりに比較例2で用い
たPB−1を用いる以外は実施例2と同様に行った。結
果を第2表に示す。
第2表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)高結晶性プロピレン重合体40ないし95
    重量%、ならびに (B)プロピレンに由来する繰り返し単位(a)、エチ
    レンに由来する繰り返し単位(b)、および炭素原子数
    が4ないし20のα−オレフィンに由来する繰り返し単
    位(c)からなるプロピレン系共重合体であって、 (i)プロピレンに由来する繰り返し単位(a)が40
    ないし80モル%、エチレンに由来する繰り返し単位(
    b)が2ないし40モル%、および上記α−オレフィン
    に由来する繰り返し単位(c)が0ないし40モル%で
    、かつ20<(b+c)<60モル%の範囲にあり、 (ii)デカリン中で135℃で測定した極限粘度〔η
    〕が0.1ないし7dl/gの範囲にあり、 (iii)X線回折法によって測定した結晶化度が40
    %以下の範囲にある プロピレン系共重合体5ないし60重量% からなることを特徴とするポリプロピレン組成物。
JP28923488A 1988-11-16 1988-11-16 ポリプロピレン組成物 Expired - Lifetime JP2687503B2 (ja)

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WO1994016009A1 (en) * 1993-01-11 1994-07-21 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Propylene polymer composition
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