JPH0213201A - 電気車の高粘着制御装置 - Google Patents

電気車の高粘着制御装置

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JPH0213201A
JPH0213201A JP63159158A JP15915888A JPH0213201A JP H0213201 A JPH0213201 A JP H0213201A JP 63159158 A JP63159158 A JP 63159158A JP 15915888 A JP15915888 A JP 15915888A JP H0213201 A JPH0213201 A JP H0213201A
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JP
Japan
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speed
driving wheel
creep
high adhesion
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Application number
JP63159158A
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Inventor
Tetsuji Hirotsu
弘津 哲二
Shoji Kasai
河西 省司
Hideo Sakamoto
英雄 坂本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気車の制御装置に係り、特に、車輪・レール
間の粘着力を有効に利用するのに好適な高粘着制御装置
に関する。
〔従来の技術〕
第10図は、動輪・レール間のクリープ速度(動輪周速
度VMと車両速度v(の差)V3と、摩擦力(動輪・レ
ール間の接線力)fの関係を示したものである。動輪の
駆動トルク(ないし制動トルク)を増加すると、摩擦力
fが増加し、それに伴ってクリープ速度vsも増加する
A領域(この領域のすべりを偽すべりと称する)があり
、摩擦力fが最大値f wax  (f m&fを粘着
力と称する)に達し、さらに、駆動トルク(ないし制動
トルク)を増加すると、クリープ速度はますます増加し
、クリープ速度が増加するに従って摩擦力fは減少する
B領域に移る(B領域のクリープをカ行時は空転、制動
時は滑走と称する)。摩擦力fが最大値f m&X と
なるクリープ速度をVsOとすると、V S −V S
oをカ行時は空転速度、制動時は滑走速度と称する。
空転が発生した際、常に、これを検知して空転速度がで
きるだけ小さい内に駆動トルク(ないしブレーキトルク
)を減少させて再粘着させ(空転、ないし、滑走速度を
零にする)、かつ、駆動トルクを、常に、その時点での
粘着力相当値近くになるように適応制御することにより
、粘着力を有効に利用し、かつ、空転発生による弊害を
防止することを目的として、発明者らは先に、空転加速
期間及び空転非加速期間を検出し、それぞれの期間に対
して適当な再粘着制御信号を与えるようにしたことを基
本としたいくつかの高粘着制御装置を提案した0以上は
、特開昭60−91805号公報、特開昭61−170
207号公報および特開昭62−40004号公報等に
より高原されている。これらの技術では、空転(ないし
滑走)加速期間の開始を動輪周速度VM、ないし、クリ
ープ速度v3の時間的変化分(微分値ないし差分)によ
り検出し、空転(ないし滑走)加速期間の終了を時間的
変化分が負値になることないし正の予め定めた基準値以
下になることにより検出しており、加速期間における高
粘着制御信号を加速期間の開始を検出した隣間における
高粘着制御信号と急速に立上る信号の和としく駆動ない
し制動トルクを急速に減少させる)、非加速期間では高
粘着制御信号を徐々に減少させるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなさきに提案した高粘着制御装置は、系のおく
れが比較的大きい場合には問題ないが。
系のおくれが小さい場合には、レール状態によっては再
粘着性が十分でなく、空転(ないし滑走)を継続する場
合が生じ、粘着力の有効利用に問題が生じた。
本発明の目的は、系のおくれが小さい場合で、も。
常に、再粘着性が得られ、粘着力の有効利用が可能とな
るような電気車の高粘着制御装置を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
前記目的は、空転加速期間終了の判別を空転速度が減少
しはじめ、クリープ速度の微分値が負の予め定めた基準
値以下となったことなどにより行うことにより達成され
る。
〔作用〕
本発明によれば、空転が発生したとき、空転加速期間に
おいて、駆動トルクをその時点の動輪レール間の摩擦力
相当値以下に確実に減少させたあと、空転非加速期間で
、徐々に増加させることにより、再粘着性を改善するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細な説明する。空転と滑走は本質的に
同じ現象であり、これらを止める方策には同様な手段が
講じられている。そこで、以下、電気車のカ行時の動作
を例にとって説明し、制動時に異なる点はそのつと説明
する。
第1図にマイクロプロセッサを用いた本発明の高粘着制
御装置の一実施例のブロック図を示す。
この図は簡単のため、一つの主制御装置で一つの主電動
機を制御する場合を示したものである。
図中、1はトルク指令発生装置であり、出力としてトル
ク指令Tpを発生する。2は主制御装置であり、これに
より主電動機3の発生するトルクを制御する。主制御装
置は、交流電気車の場合にはサイリスタの点弧位相角を
制御する方式、直流電気車の場合にはチョッパ制御方式
やインバータ制御方式など各種の方式がある。4は動輪
周速度検出装置であり、たとえば、動輪軸ないし動輪軸
に連結されて回転する軸に取付けられた速度発電機とそ
の出力波形処理装置等よりなり、出力として動輪周速度
VMに比例した電圧を生じる。この速度検出装置は、ほ
かに動輪軸に取付けられた歯車、ないし、動輪軸に連結
されて回転する軸に取付けられ円周部にスリットを設け
た円板の歯ないしスリット部の通過を検出するセンサを
用い、センサの出力を周波数電圧変換装置により速度に
比例した電圧を得る装置等を用いることもできる。
4′は車両速度検出装置であり、たとえば、従動軸(主
電動機により駆動されない軸)に取付けた速度発電機と
その出力波形処理装置等により、出力として車両速度V
Tに比例した電圧を生じる。
なお、車両速度検出手段には、超音波を利用したドプラ
ーレーダによる対地速度検出装置等も利用できる。これ
らの速度検出装置には走行中の振動などによるノイズを
除去するフィルタを設ける場合もある。9,9′はA−
D変換装置であり、それぞれ動輪周速度VM 、車両速
度VTをディジタル値に変換し、マイクロプロセッサ1
0に入力する。11.11’ 、12はマイクロプロセ
ッサ10における演算内容を示すもので、11は動輪周
速度VMの差分ΔVM、すなわち、各時点の動輪周速度
vM(n)と−サンプリング周期前の動輪周速度vM(
n−1)の差の演算部である。このΔVMをサンプリン
グ周期Δtsで除したΔvs/Δtsが動輪周加速度V
Mに等価であるから、ΔVHをvHの代りに利用するこ
とができる。
11′は車両速度VTの差分Δv7 、すなわち、各時
点の車両速度vr  (n)と1サンプリング周期前の
車両速度vt(n−1)の差の演算部である。
ΔVTをサンプリング周期Δtsで除したΔVT/Δt
sが車間加速度v7に等価であるから、ΔVTをVTの
代りに利用することができる。
12は論理演算部であり、動輪周速度VM、動輪周速度
の差分ΔVH,車両速度v丁、車両速度の差分Δv7な
どを用いて空転加速期間と、空転非加速期間の判別、及
び、雨期間における高粘着制御信号T□の演算を行い、
このTiを出力する。
13はD−A変換装置であり、マイクロプロセッサ10
の出力であるディジタル値のTIをアナログ値に変換し
、減算器8により1−ルク指令Tpとの差Tp  Tf
の演算を行ない、それにより主制御袋r!12を介して
主電動機3の発生トルクを制御するものである。
第2図は、論理演算部12の一実施例の動作を説明する
ための動輪周速度VM 、車両速度v7、クリープ速度
vs 、動輪周加速度VM、車両加速度V7、クリープ
速度微分値vx %及び、再粘着制御信号T’zの時間
による変化を示したものである。この図は空転の場合を
示しており、alは動輪周速度VM、amは車両速度V
↑、bはクリープVMt 82は車両加速度V↑、dは
クリープ速度の分値y、(=vH−vt)、eは再粘着
制御信号T。
のそれぞれ時間に対する変化を示している。図のように
、クリープ速度の微分値V3が基準値δ1を越したこと
により、空転の発生を検出し、空転が発生した瞬間の時
間をtl とおく。時間t1がらすベリ速度の微分値V
3が負の予め定めた基準値δ2となる時間teまでの期
間を空転加速期間と称し、図のように変数5LIPを1
とおく。この空転加速期間では、空転を止めるため高粘
着制御信号T1を急速に立上げて駆動力を速やかに減少
させる。この空転加速期間を除く期間を空転非加速期間
と称し、図のように変数5LIPti−零とおく、この
空転非加速期間は、空転中で空転速度が減速中の場合と
為すべりの領域のいずれかであるから、高粘着制御信号
Tfは徐々に減少させ、駆動力を徐々に増加させる。図
のように、空転加速期間のTIをTia、空転非加速期
間のTf をTf−とおき、それぞれの詳細については
後で説明する。
第3図は、論理演算部12の論理演算の内容を具体的に
フローチャートで示したものである。第3図において使
用している変数は、マイクロプロセッサのイニシャライ
ズ時に必要なものは零とする。又、記号:=は、この記
号の右辺の値を左辺の変数に割当てられたメモリに記録
させることを意味する。第3図において、21では5L
IPが1かどうか、すなわち、空転加速期間かどうかを
判別し、5LIP≠1、すなわち、空転非加速期間であ
れば、22に進み、22においてクリープ速度V3と基
準値v16111を比較する。ここに、V3sInは速
度検出装置に含まれる車両撮動等によるノイズ成分に相
当する値であり、通常、摩擦力が最大となるクリープ速
度VsOC第 図参照)より小さい。22において、v
 s < v s@ lBのときは空転非加速期間であ
るとみなし、25に進み空転非加速期間における高粘着
制御信号T i aの演算を行ない、その結果をT1に
記憶させる。22において、Vs≧VSml++のとき
は24に進み、24において、クリープ速度の差分Δv
8と基準値δ1を比較する。ここに、クリープ速度の差
分Δ■5は、動輪周速度の差分ΔVMと車両速度の差分
ΔvTの差ΔVM−Δv7より求められる。又、δ1 
は第2図の基準値δ1相当値であり、δ1とサンプリン
グ周期Δt3の積に等しい定数である。24において、
Δvs<61′のときは空転非加速期間とみなし25に
進む。24において、Δv5≧61′のときは26に進
み、空転加速期間の開始(空転検知)とみなし、5LI
Pを1とおき、その時点の高粘着制御信号TfをTfI
に記憶させ、空転加速期間における高粘着制御信号Tz
aの演算を行ない、その結果をTfに記憶させる。
21において、5LIP=1、すなわち、空転加速期間
であれば23に進み、23においてクリープ速度の差分
ΔVSと基準値62′を比較する。ここに、δ2 は第
2図の基準値δ2相当値であり、δ2とサンプリング周
期Δtsの積に等しい定数である。23において、Δv
s<82′のときは空転加速期間が終了したと判断し、
28に進み、28で5LIPを零とおき、空転非加速期
間における高粘着制御信号Tf4の演算を行ない、その
結果をTlに記憶させる。23において、Δvs≧52
′ のときは空転加速期間とみなし、27に進み、27
において空転加速期間における高粘着制御信号TI&の
演算を行ない、その結果をTIに記憶させる。
速度検出装置に含まれる振動等によるノイズ成分は、車
両速度とともに増大する傾向があるので、第3図の22
で用いる基準値V3mInは車両速度とともに増大させ
るのが望ましい。
速度検出装置にノイズ成分を除去するためのローパスフ
ィルタを設けること等の対策を施こし、基準値δ工 を
適値に選択することにより、第3図の判別部22は除く
こともできる。しかし、22を設けることにより、ノイ
ズによる誤動作は防止し易い。
又、第3図は判別部23に、クリープ速度の差分Δvs
を用いる場合を示したが、第2図により明らかなように
、動輪周速度の微分値VMとクリープ速度の微分値v丁
はほぼ同様の形をしているので、クリープ速度の差分Δ
VSの代りに動輪周速度の差分ΔVHを用いることがで
き、その場合ここで、53′ は第2図に示した基準値
δ3相当値であり、δ8とサンプリング周期Δtsの積
に等しい定数である。
空転加速期間における高粘着制御信号Tfaは、空転検
出時点の高粘着制御信号Tfiに空転速度が微小値のう
ちに再粘着させるのに適した信号を加算したものがよく
、−例をあげると、 Tra=Tzt+Gl−vst+Gz・vs+G3・V
S  ・−mとする。ここで、G1.Gz、Gsはゲイ
ンを表わす定数、VsOは空転検出時点のクリープ速度
の微分値である。クリープ速度の微分値V、はピーグホ
ールドした値、すなわち、各サンプリングタイム毎に前
回の値と今回の値を比較し、大なる方を採用するものと
する。
空転非加速期間における高粘着制御信号T1は、−次お
くれ状に減少させ、 T T x d+ T口=0           ・
・・(2)とおく。ここで、Tは時定数を表わす定数で
ある。
以上は、−例を示したもので、TzaはT i tに空
転加速期間中時間とともに増加する信号を加算したもの
としてもよく、Tzdの時定数TはT i aの大きさ
によって変化させ、駆動力が十分小さいときは比較的速
く駆動力を回復させ、粘着力(摩擦力最大値)近傍では
徐々に駆動力を回復させるのが好適であり、又、−次お
くれ状に減少させるのでなく、一定速度で減少させても
よい。
本発明の高粘着制御装置は、このような構成であり、空
転が減速しはじめ、クリープ速度の微分値が負の所定値
以下になるまで駆動力を速やかに減少させたあと、!!
駆動力徐々に回復させるようにしているので、さきに、
提案した方式がもっていた再粘着性が不十分となる場合
があるという問題点を解決することができる。
次に、本発明の他の実施例を第4図及び第5図により説
明する。第4図は、クリープ速度の微分値の時間的変化
を示したものであり1本実施例ではグリープ速度の微分
値が零になった時点から時間Δt経過するまでを空転加
速期間とし、5LIP =1とおく、これを実現するた
めの論理演算部は、第3図の破線で囲んだ部分を第5図
のように変更したものとすればよい。すなわち、判別部
23でクリープ速度の差分ΔVSの極性を判別し、Δv
3くOのとき、29に進む、29において変数DTにサ
ンプリング周期Δtsを加算し、30においてDT≦Δ
t1なら空転加速期間中とみなし、27に進む、30に
おいて、DT>Δatのときは、空転加速期間の終了と
みなし、28に進む。
28では第3図の28と同じ演算を行なうほか、DTを
零にリセットする。このように、本実施例では、クリー
プ速度の微分値vsが零になってから時間Δt1経過後
を空転加速期間終了とするものであるから、遅延時間Δ
t1を適値に設定することにより、第3図の実施例とほ
ぼ同様の制御が能となる。第4図のVstc’VM、第
5図のΔvsをΔVにどしてもよいことは当然であり、
そのようにしてもほぼ同様の効果をもつ。
次に、空転検知に関する他の実施例を第6@及び第7図
により説明する。第6図は、第2図のvH,v7及びV
Mの時間微分値VHを図示したもので、実施例ではVM
が基準値を越したことにより空転を検知しているが、そ
れを二次微分値VMが基準値δ5を越したことにより空
転を検知することができる。その場合には、マイクロプ
ロセッサ10の中にΔVMの差分Δ(ΔVM)の演算部
を設け、第3図の判別部24を A(Avx)k5sシ
とすればよい。ここで、δ5 は基準値δ5にサンプリ
ング周期Δtsの二乗を乗じた値とする。
VMに対する基準値5番は車両走行加速度V↑より大き
くしなければならないが、VHは空転による成分が主成
分となることと、VMの立上り時にVMが大きいことか
ら、VMによる空転検知より、第6図の時間Δt!、位
い早く空転検知できる。第7図は、第2図のvs及びv
sの時間微分値v5を図示したもので、実施例ではVs
基準値を越したことにより空転を検知しているが、それ
を二次微分値Vsが基準値δBを越したことにより空転
を検知することができる。その場合には、マイクロプロ
セッサ10の中にΔVSの差分Δ(ΔVS)の演算部を
設け、第3図の判別部24を11 (a 四) 286
”:’  とすればよい。ここで、66′は基準値δB
にサンプリング周期Δtsの二乗を乗じた値とする。こ
のようにすれば、vsの立上り時にV3が大きいため、
vsによる空転検知により、第7図の時間Δt3位い早
く空転を検知することができる。このように早く空転検
知することにより、空転速度をより小さく抑制でき、か
つ、駆動力を粘着力<m振力の最大M)により小さく制
御できる効果をもつ。
又、以上は空転検知をvs、ないし、VWの一次ないし
二次微分値ないし、それらの相当値により行なう実施例
を示したが、最大摩擦力を与えるクリープ速度vsoの
平均的数値をvsoptとし、クリープ速度vsがvs
opt以上となることにより、空転の発生とみなし空転
検知することもできる。
とする。v’goは車両速度が大きくなると一般に大き
くなるので* v!OPtは車両速度によって変化させ
ることが望ましい。
次に、複数個の主電動機を備えた場合の一実施例を第8
図により説明する。第8図は、主電動機木台を設けた機
関車の場合で、主電動機を三個づつ二群に分け、それぞ
れの群に独立の制御装置を設ける。第8図は1群のみ全
体の構成要素を示し、■群は一部分のみを示している。
第8図で、31〜36は主電動機、41〜46は各主電
動機をもつ動輪の動輪周速度検出装置、最大値検出装置
51.52により各群の動輪周速度の最大値を求める。
この最大値を本発明の第1図のVMとして利用する。又
、最小値検出装置54.55により各群の動輪周速度の
最小値を求める。そして、他群の動輪周速度の最小値を
第1図のVTとして利用する。すなわち、1群のv7は
n群のtJ1輪周速度の最小値とし、■群のv7は1群
の動輪周速度の最小値とする。
次に、本実施例のマイクロプロセッサ10の演算内容を
説明する。11.11’は差分演算部であり、それぞれ
動輪周速度の差分ΔVM 、クリープ速度の差分Δvs
を演算する。12は空転検知及び空転加速期間終了の検
知をΔVHにより行なう論理演算部であり、その出力の
高粘着制御信号をT t ’  とする。12′は空転
検知及び空転加速期間終了の検知をΔV3により行なう
論理演算部であり、その出力の高粘着制御信号をTf’
  とする、高位値判別部53により、T i ’ と
Tどの高位値Tzを求め、Txをこの機関車の1群の高
粘着制御信号とする。このような構成とすれば、少数軸
空転の場合にはΔvsによる高粘着制御信号により高感
度に空転を検知し、微細な制御を行なうことができ、全
軸空転のときはVsは発生しないが、ΔVHによる高粘
着制御信号が発生し全軸空転を再粘着させ、十分良好な
高粘着制御が可能である。このように、継輪がなくても
、空転軸数のいかんにかかわらず良好な高粘着制御が可
能となる。なお、第8図の実施例ではv7として他群の
動輪周速度の最小値を用いているが、全動輪周速度の最
小値とすることもできる。
第9図は、主電動機電圧差をクリープ速度の等価値とし
て利用する実施例を示したもので、図でRz、Rzはブ
リッジ抵抗、61は直流電圧検出装置であり、主電動機
31.32の中間点とブリッジ抵抗Rr、Rzの中間点
の間の電圧を検出する装置であり、この電圧をA/D変
換装置62を介してマイクロプロセッサ10に入力する
。直流電圧検出装置の出力は、各主電動機電圧E1.E
xの差に比例した電圧が得られる。クリープ速度が零の
場合には、ElとEzはほぼ等しいが、いずれかの主電
動機にクリープ速度が生ずると、その主電動機の逆起電
力が増加し、直流電圧検出装置61の出力としてほぼク
リープ速度に比例した電圧が得られるものである0本実
施例によれば、主電動機31.32が同時に空転しない
限り、第1図の実施例とほぼ同様に制御でき、速度検出
装置を使用しないので装置が簡単となる。このような主
電動機電圧差を用いる方式は、第9図のように主電動機
二個直列の場合に限定されないことは当然である。
又、以上の説明は、主として、カ行時の空転の場合につ
いて行なったが、制動時には動輪周速度が車両速度より
小さくなることを考慮して、クリープ速度v3は車両速
度v7と動輪周速度VHの差V↑−VM、動輪周速度の
微分値VM、又は、動輪周速度の差分ΔvMを滑走開始
、及び、滑走加速の終了の検出に使用する場合には正負
の極性を逆にし、第8図の実施例では、他群の動輪周速
度の最大値を車両速度等価値とし自群の動@周速度の最
小値を動輪周速度等価値として実施例と同様に取扱えば
よい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、再粘着制御部の簡単な改良により、動
輪レール間の粘着力を最大限有効−にけん引力ないしブ
レーキ力として利用できるので、粘着性能を向上するこ
とができ1機関車の場合、けん引荷重を増大することが
でき、fi車の場合ill成内の動力車の数を減らし、
且つ、加減速度を大きくすることができ、空転速度が微
小値に抑制されるので、動輪とレールの摩耗を少なくシ
、かつ空転発生時の乗心地を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は本発
明の高粘着制御装置の動作説明図、第3図は本発明の構
成要素の一つのマイクロプロセッサの論理演算部の論理
演算内容を示すフローチャート、第4図は本発明の高粘
着制御装置の他の実施例の動作説明のためのクリープ速
度微分値の時間的変化の説明図、第5図は本発明のマイ
クロプロセッサの論理演算部の論理演算内容のフローチ
ャート、第6図は本発明高粘着制御装置の他の実施例の
動作説明図、第7図は本発明高粘着制御装置の他の実施
例の動作説明図、第8図は、第9図は本発明の実施例の
ブロック図、第10図は動輪とレールの間のクリープ速
度VSと摩擦力fの関係の説明図である。 1・・・トルク指令発生装置、2・・・主制御装置、3
゜31〜36・・・主電動機、4,41〜46・・・動
輪周速度検出装置、4′・・・車両速度検出装置、8・
・・減算器、9,9′・・・A−D変換装置、10・・
・マイクロプロセッサ、11.11’ 、11’・・・
差分演算部、12.12’・・・論理演算部、13・・
・D−A変換装置、21〜30・・・論理演算フローチ
ャートの各演算ブロック、51.52・・・最大値検出
装置、54.55・・・最小値検出装置、53・・・最
大値検出演算部、60・・・減算部、vs・・・クリー
プ速度、VM・・・動輪周速度、v7・・・車両速度、
f・・・摩擦力、7./Tz’、T□・・・高粘着制御
信号、Tp・・・トルク指令、ΔVM・・・動輪周速度
差分、ΔVT・・・車両速度差分、ΔVx・・・クリー
プ速度差分、R1,RZ・・・ブリッジ茅 目 茅 巴 こC −盾町 芽 固 茅 茅 固 革 7 : を 茅 δ 第 目 (イ鳥亨へリン ムθ −クリープ° 碧し度 V)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、動輪周速度VMないしクリープ速度VSの検出手段
    と、それらの時間的変化分を検出する手段と、それらに
    より空転の開始及び空転の加速の終了を検出する手段と
    、空転加速期間と空転非加速期間に分け、加速期間にお
    ける高粘着制御信号を、空転開始時の信号T_f_iと
    空転を抑制するための信号の和とするものにおいて、 空転期間の終了の検出をクリープ速度の時間的変化分が
    負の基準値以下となつたこと、動輪周速度の時間的変化
    分が負の基準値以下ないし正の基準値以上となつたこと
    、クリープ速度の時間的変化分が零以下となつた時点か
    ら予定の遅延時間Δt経過したこと、動輪周速度の時間
    的変化分の極性が変化した時点から予定の遅延時間Δt
    経過したことのいずれかにより行なうことを特徴とする
    電気車の高粘着制御装置。 2、前記空転の開始を、前記クリープ速度が車両速度に
    より変化する基準値Vsoptを越したこと、前記クリ
    ープ速度の微分値ないし微分値相当値が予定の基準値を
    越したこと、前記クリープ速度の二次微分値ないし二次
    微分値相当値が予定の基準値を越したこと、動輪周速度
    の微分値ないし微分値相当値の絶対値が予定の基準値を
    越したこと、動輪周速度の二次微分値ないし二次微分値
    相当値の絶対値が予定の基準値を越したことのいずれか
    により検出することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の電気車の高粘着制御装置。3、前記動輪の周速度
    として、力行時複数個の動輪周速度の最大値を、車両速
    度として、力行時複数個の動輪周速度の最小値を用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気車の
    高粘着制御装置。 4、前記動輪周速度の時間的変化分を用いて前記高粘着
    制御信号T_f′と、クリープ速度の時間的変化分を用
    いて高粘着制御信号T_f″の高位値T_fを高粘着制
    御信号とする特許請求の範囲第1項記載の電気車の高粘
    着制御装置。 5、前記クリープ速度として、同一主制御装置により制
    御される複数個の電圧差を用いることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の電気車の高粘着制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5600286A (en) * 1994-09-29 1997-02-04 Hughes Electronics End-on transmission line-to-waveguide transition
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