JPH02130880A - 磁気抵抗素子とその製造方法 - Google Patents
磁気抵抗素子とその製造方法Info
- Publication number
- JPH02130880A JPH02130880A JP63283724A JP28372488A JPH02130880A JP H02130880 A JPH02130880 A JP H02130880A JP 63283724 A JP63283724 A JP 63283724A JP 28372488 A JP28372488 A JP 28372488A JP H02130880 A JPH02130880 A JP H02130880A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- abs
- thin film
- stripe pattern
- deposited
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims abstract description 25
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims abstract description 21
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 claims abstract description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims abstract description 8
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 claims description 9
- 238000000151 deposition Methods 0.000 claims description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 7
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 abstract description 3
- 239000010408 film Substances 0.000 abstract description 3
- 229910000889 permalloy Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 230000006698 induction Effects 0.000 abstract 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 230000006355 external stress Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000005381 magnetic domain Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Hall/Mr Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、磁気エンコーダ等に使用され、強磁性磁気抵
抗効果を利用して磁気信号を検出する磁気抵抗素子とそ
の製造方法に関する。
抗効果を利用して磁気信号を検出する磁気抵抗素子とそ
の製造方法に関する。
「従来の技術」
従来、磁気抵抗素子を製造する場合、磁気抵抗効果を有
する強磁性体を薄膜状に蒸着し、その薄膜に第4図に示
すようにINC相、Z相、ABS相のストライプパター
ンを形成させている。また強磁性体を蒸着させるときに
は、基板の両側に永久磁石を配置させて、薄膜全体にそ
の磁界方向に誘導磁気異方性をもたせている。そのため
、従来の磁気抵抗素子は、INC相、Z相、ABS相の
各部分とも誘導磁気異方性の方向が同一になっている。
する強磁性体を薄膜状に蒸着し、その薄膜に第4図に示
すようにINC相、Z相、ABS相のストライプパター
ンを形成させている。また強磁性体を蒸着させるときに
は、基板の両側に永久磁石を配置させて、薄膜全体にそ
の磁界方向に誘導磁気異方性をもたせている。そのため
、従来の磁気抵抗素子は、INC相、Z相、ABS相の
各部分とも誘導磁気異方性の方向が同一になっている。
「発明が解決しようとする課題」
従来のように強磁性体の薄膜全体に、INC相とZ相と
のストライプパターンと同方向の磁界を持たせると、A
BS相にはそのストライプパターンと垂直方向に誘導磁
気異方性がかかることになる。そのため、ABS相では
磁区構造が3軸となってヒステリシスが発生しやすく、
磁気抵抗素子の検出値に誤差が生じるという問題があっ
た。
のストライプパターンと同方向の磁界を持たせると、A
BS相にはそのストライプパターンと垂直方向に誘導磁
気異方性がかかることになる。そのため、ABS相では
磁区構造が3軸となってヒステリシスが発生しやすく、
磁気抵抗素子の検出値に誤差が生じるという問題があっ
た。
そこで本発明は、INC相等と同様、ABS相にも誘導
磁気異方性がストライプパターンに平行に作用するよう
にして、磁気抵抗素子にヒステリシスが生じないように
するとともに、外部応力に対する劣化を防止することを
目的とする。
磁気異方性がストライプパターンに平行に作用するよう
にして、磁気抵抗素子にヒステリシスが生じないように
するとともに、外部応力に対する劣化を防止することを
目的とする。
「課題を解決するための手段」
本発明の磁気抵抗素子の製造方法は、強磁性体を薄膜状
に蒸着させる際、INC相とZ相との部分への蒸着と、
ABS相の部分への蒸着とを別個に行なう、そして、I
NC相とZ相との部分に蒸着するときには、ABS相を
マスキングしてINC相とZ相とのストライプパターン
と同方向の磁界を作用させ、ABS相の部分に蒸着させ
るときには、INC相と2相との部分をマスキングして
ABS相のストライプパターンと同方向の磁界を作用さ
せる。
に蒸着させる際、INC相とZ相との部分への蒸着と、
ABS相の部分への蒸着とを別個に行なう、そして、I
NC相とZ相との部分に蒸着するときには、ABS相を
マスキングしてINC相とZ相とのストライプパターン
と同方向の磁界を作用させ、ABS相の部分に蒸着させ
るときには、INC相と2相との部分をマスキングして
ABS相のストライプパターンと同方向の磁界を作用さ
せる。
そして上記の蒸着が終了後に、薄膜におけるそれぞれ所
定の位置にINC相とZ相とABS相とのストライプパ
ターンを設ければ磁気抵抗素子となる。
定の位置にINC相とZ相とABS相とのストライプパ
ターンを設ければ磁気抵抗素子となる。
本発明の磁気抵抗素子は、磁気抵抗効果を有する強磁性
体の薄膜に、INC相、Z相、ABS相のストライプパ
ターンが設けられ、INC相、Z相、ABS相の各部分
の誘導磁気異方性の方向がそれぞれのストライプパター
ンの方向と平行になっていることを特徴とする磁気抵抗
素子。
体の薄膜に、INC相、Z相、ABS相のストライプパ
ターンが設けられ、INC相、Z相、ABS相の各部分
の誘導磁気異方性の方向がそれぞれのストライプパター
ンの方向と平行になっていることを特徴とする磁気抵抗
素子。
「作用」
上記手段により製造した磁気抵抗素子ではINC相とZ
相はもちろん、ABS相にもそのストラブパターン方向
と同方向に誘導磁気異方性がかかる。このため、磁気抵
抗素子にヒステリシスが生じにくくなる。また、その誘
導磁気異方性のため磁気抵抗素子は外部応力に対して弱
い部分もなく、特性の劣化を防止できる。
相はもちろん、ABS相にもそのストラブパターン方向
と同方向に誘導磁気異方性がかかる。このため、磁気抵
抗素子にヒステリシスが生じにくくなる。また、その誘
導磁気異方性のため磁気抵抗素子は外部応力に対して弱
い部分もなく、特性の劣化を防止できる。
なお、蒸着を2度に分けて行なうが、最初に蒸着した薄
膜は後の蒸着時にマスキングされること及び、蒸着時の
基板温度が低いことにより、先の薄膜の特性が変化する
ようなことはない。
膜は後の蒸着時にマスキングされること及び、蒸着時の
基板温度が低いことにより、先の薄膜の特性が変化する
ようなことはない。
「実施例」
本発明の実施例を第1〜3図により説明する。
初めに磁気抵抗効果を有する強磁性体(例えばパーマロ
イ83Ni−17Fe)を薄膜状に蒸着させる基板の両
側位置に、永久磁石l、2を配置しく第1図)、後でス
トライプパターンを作成するINC相とZ相とに平行な
方向に磁界を作用させる。また後でストライプパターン
を作成するABS相に相当する部分にマスク3でマスキ
ングする。マスク材としては、Moが熱膨張係数が小さ
いために適切である。この状態で、マスキングした部分
以外の基板上に強磁性体を薄膜状に蒸着し、その薄膜4
に前記永久磁石により作用された方向に誘導磁気異方性
をもたせる。
イ83Ni−17Fe)を薄膜状に蒸着させる基板の両
側位置に、永久磁石l、2を配置しく第1図)、後でス
トライプパターンを作成するINC相とZ相とに平行な
方向に磁界を作用させる。また後でストライプパターン
を作成するABS相に相当する部分にマスク3でマスキ
ングする。マスク材としては、Moが熱膨張係数が小さ
いために適切である。この状態で、マスキングした部分
以外の基板上に強磁性体を薄膜状に蒸着し、その薄膜4
に前記永久磁石により作用された方向に誘導磁気異方性
をもたせる。
次に、前記マスク3を取り除き、永久磁石l。
2はそのままにするか間隔のみを変え、前記の蒸着をし
た基板を90°向きを変えて永久磁石1゜2間に配置す
る(第2図)、この状態ではABS相のストライプパタ
ーンと平行に磁界が作用するまた前記蒸着をした、IN
C相とZ相に相当する部分を前記同様にマスキングし、
ABS相に相当する部分に強磁性体を蒸着して薄膜5を
作成した。
た基板を90°向きを変えて永久磁石1゜2間に配置す
る(第2図)、この状態ではABS相のストライプパタ
ーンと平行に磁界が作用するまた前記蒸着をした、IN
C相とZ相に相当する部分を前記同様にマスキングし、
ABS相に相当する部分に強磁性体を蒸着して薄膜5を
作成した。
前記2回の蒸着が終了した後、薄膜4.5における所定
の位置に、INC相6とZ相7とABS相8との各パタ
ーンを作成する(第3図)。
の位置に、INC相6とZ相7とABS相8との各パタ
ーンを作成する(第3図)。
なお、以上の実施例ではABS相に相当する部分の蒸着
を後にしたが、先にしてもよいものである。また、磁界
を印化する方法として永久磁石に限るものではなく、コ
イルによる方法でも良い。
を後にしたが、先にしてもよいものである。また、磁界
を印化する方法として永久磁石に限るものではなく、コ
イルによる方法でも良い。
「発明の効果」
本発明の磁気抵抗素子あるいは本発明の製造方法による
磁気抵抗素子は、INC相とZ相だけでなくABS相に
も誘導磁気異方性が平行に作用するので、磁気抵抗素子
にヒステリシスが発生しにくく、かつ誘導磁気異方性が
垂直方向に作用する部分がないことから外部応力に強(
て、特性劣化を防止することができる。
磁気抵抗素子は、INC相とZ相だけでなくABS相に
も誘導磁気異方性が平行に作用するので、磁気抵抗素子
にヒステリシスが発生しにくく、かつ誘導磁気異方性が
垂直方向に作用する部分がないことから外部応力に強(
て、特性劣化を防止することができる。
第1図および第2図は本発明の磁気抵抗素子の製造工程
を示す説゛明図、第3図は蒸着して得た薄膜にINC相
等のストライプパターンを形成した状態の平面図、第4
図は従来の磁気抵抗素子の製造方法を示す説明図である
。 3:マスク 4:薄膜 6:INC相 7:Z相 8:ABS相出願出願人
日立金属 株式会社
を示す説゛明図、第3図は蒸着して得た薄膜にINC相
等のストライプパターンを形成した状態の平面図、第4
図は従来の磁気抵抗素子の製造方法を示す説明図である
。 3:マスク 4:薄膜 6:INC相 7:Z相 8:ABS相出願出願人
日立金属 株式会社
Claims (2)
- (1)磁気抵抗効果を有する強磁性体を薄膜状に蒸着さ
せて作成する磁気抵抗素子の製造方法において、INC
相とZ相との部分への蒸着とABS相の部分への蒸着と
を別個にするとともに、INC相とZ相との部分に蒸着
するときには、ABS相をマスキングしてINC相とZ
相とのストライプパターンと同方向の磁界を作用させ、
ABS相の部分に蒸着させるときには、INC相とZ相
との部分をマスキングしてABS相のストライプパター
ンと同方向の磁界を作用させることを特徴とする磁気抵
抗素子の製造方法。 - (2)磁気抵抗効果を有する強磁性体を蒸着して得た薄
膜に、INC相と、Z相とABS相とのストライプパタ
ーンを設けた磁気抵抗素子において、INC相、Z相、
ABS相の各部分の磁界方向がそれぞれのストライプパ
ターンの方向と平行になっていることを特徴とする磁気
抵抗素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63283724A JPH02130880A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 磁気抵抗素子とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63283724A JPH02130880A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 磁気抵抗素子とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02130880A true JPH02130880A (ja) | 1990-05-18 |
Family
ID=17669270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63283724A Pending JPH02130880A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 磁気抵抗素子とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02130880A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4865913A (en) * | 1987-03-13 | 1989-09-12 | Toppan Printing Co., Ltd. | Thermal transfer ink sheet |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP63283724A patent/JPH02130880A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4865913A (en) * | 1987-03-13 | 1989-09-12 | Toppan Printing Co., Ltd. | Thermal transfer ink sheet |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03125311A (ja) | 磁気抵抗読取り変換器及びその製造方法 | |
JP2004533120A (ja) | 第2の磁気素子に対して第1の磁気素子の磁化軸を配向する方法、センサを実現するための半製品、および、磁界を測定するためのセンサ | |
JP4338060B2 (ja) | 磁気センサの製造方法 | |
JPH02130880A (ja) | 磁気抵抗素子とその製造方法 | |
JPH0227810B2 (ja) | Eikyujishakumakupataannokeiseihoho | |
JPS5816580A (ja) | 磁気抵抗効果素子のバイアス磁界印加方法 | |
KR20010033533A (ko) | 자기 저항 효과 소자 및 그것을 이용한 자기 센서 | |
JP2746226B2 (ja) | 磁気抵抗効果素子を用いた磁界の検出方法 | |
JPS6035728B2 (ja) | 薄膜磁気ヘッド | |
JPH01152677A (ja) | 磁気低抗効果素子の製造方法 | |
JPS5963706A (ja) | 磁性薄膜体 | |
JPS61145718A (ja) | 複合薄膜磁気ヘツド | |
JPH03282368A (ja) | 磁気センサ | |
JPS5963019A (ja) | 磁気抵抗効果ヘツド | |
JPS6396974A (ja) | 強磁性磁気抵抗素子 | |
JP2806549B2 (ja) | 磁気抵抗効果素子 | |
JPH06333770A (ja) | 磁性膜の製法および薄膜磁気ヘッド | |
JP2850584B2 (ja) | 磁気抵抗効果素子の製造方法 | |
JP3203553B2 (ja) | 回転または位置の検出装置 | |
JPH09281127A (ja) | 磁気抵抗素子を備えた磁気検出装置およびその製造方法 | |
US4645719A (en) | Soft magnetic thin film having uniaxial magnetic anisotropy | |
JPH02125679A (ja) | 磁気抵抗素子 | |
JP2580490Y2 (ja) | 磁気抵抗素子製造用の露光用フォトマスク | |
JPS5934682A (ja) | 磁気抵抗効果素子 | |
JPH0751743B2 (ja) | センダスト薄膜の成膜方法 |