JPH02129305A - コンロッドの製造方法 - Google Patents

コンロッドの製造方法

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JPH02129305A
JPH02129305A JP28093888A JP28093888A JPH02129305A JP H02129305 A JPH02129305 A JP H02129305A JP 28093888 A JP28093888 A JP 28093888A JP 28093888 A JP28093888 A JP 28093888A JP H02129305 A JPH02129305 A JP H02129305A
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connecting rod
sintering
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divided
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Kazuhiko Takahashi
和彦 高橋
Mineo Ogino
荻野 峯雄
Eisuke Hoshina
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、エンジン部品のコンロッドで、待にコラム
部が断面H型のコンロッドの製造方法に従来の技術 ]ネクティングロッド(以下コンロッドという)は、従
来においては、主に熱間鍛造法や焼結鍛造法により製造
されており、例えば、特開昭62288713号公報に
記載されている焼結コンロッド1は、第4図に示すよう
に、その大端部1aに形成されたクランクシャフト孔2
の軸11Aが垂直となるように載置した状態において、
そのコラム部1bの上下両面に凹部3,3がそれぞれ形
成された断面1形を呈している。このように、鍛造によ
り製造されるコンロッドは、鍛造で成形し易いように1
形等の断面形状となっているのが一般的であった。
またコンロッドは、エンジンの燃焼圧をクランクシャフ
トに伝えるため強度と剛性を有するとともに軽量である
ことが要求され部品であり、近年においては、特にエン
ジンの振!lJおよび騒音の低減、フリクションの低減
等の観点からこのコンロッドの軽量化が重要な課題とな
っている。そこで、第5図に示すように、大端部4a側
の両側面にそれぞれ断面口字形の凹部5,5を形成する
とともに、この凹部5を長手方向に延長してコラム部4
bを断面H形とすることにより軽量化を図ったH形断面
コンロッド4が開発されている。
光明が解決しようとする課題 しかし、前記H形断面コンロッド4は、従来の熱間鍛造
法あるいは焼結鍛造法では、そのコラム部4bの両側面
のアンダーカットとなる凹部5゜5が、金型構成上の制
約から鍛造だけでは加工できず、そのため、従来におい
ては、先ず凹部5゜5の加工を残して他の部分の形状を
鍛造により形成した後、この凹部5,5を礪械切削によ
り加工している。
H形断面コンロッド4の前記凹部5,5の切削加工は、
例えば第6図に示すようにサイドカッター6による機械
加工で行なわれており、そのため生産性が低く、製造コ
ストが高くなることから、コストよりも性能を重視する
レース用エンジンのコンロッド等の特定の用途に限られ
ているのが現状である。
また、前記H形断面コンロッド4は、コンロッドの軽量
化という点では不充分で、軽量化の余地をまだ残してい
る。それは、H形断面コンロッド4の前記凹部5,5は
、コラム部4bの両端の大塩部4aおよび小端部4Cに
連続する部分にR形状が形成されるが、この大端部4a
側連続部の曲率半径R+ と小端部4b側連続部の曲率
半径R2とは、共にサイドカフター6の円板状の刃6a
の径の大きさによる制約を受けている。すなわち、凹部
5の最深部を深さhとし、サイドカッター6の刃68を
取付ける回動軸6Cを半径rとすると、凹部5の口縁と
前記回動軸6bとの干渉をさけるため、刃6aの半径は
、凹部5の最深部の深さhと回vJ軸の半径rとの和よ
り大きくする必要がある(第7図参照)。したがって、
上記の刃6aを用いて切削加工される前記R形状部分の
曲率半径R+ 、R2は、この刃6aの半径(h+r)
より小径に加工することが不可能なことから、曲率半径
R1,R2>  h+r となり、曲率半径R工、R2がサイドカッター6の刃6
aの半径で決定される結果、H形断面コンロッド4の凹
部5,5のR形状部を、剛性的あるいは強度的限界まで
切削して(第6図に破線で示した所まで切削して)極限
まで軽量化を図ることが従来の製造方法では不可能であ
った。
さらに、上記のように曲率半径R+ 、R2の寸法を、
制約された範囲内で極力小さくすることによってH形断
面コンロッド4の¥II化を図るため、サイドカッター
6の刃6aの半径(h+r)を可能な範囲で小径とする
結果、サイドカッター6の刃6aの寿命が短くなり、刃
68を頻繁に交換する必要があることも製造コストを高
くする原因となっている。
この発明は上記した技術的背景の下になされたもので、
限界の設計まで軽量化が可能な断面H形のコンロッドの
製造方法を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するための手段としてこの発明は、コン
ロッドの大端部に形成されたクランクシャフト孔の軸線
が垂直となるように載置した際の両側面に長手方向に延
在する溝をそれぞれ形成してコラム部がほぼ断面H形を
呈するコンロッドの製造方法において、前記コンロッド
をその両側面に形成された溝の底を通るとともに前記ク
ランクシ11フト孔の軸線にほぼ垂直な面で2分割した
形状の一対の分割体を焼結用金属粉により粉末成形した
後、これらの分割体を焼結し、この焼結時あるいは焼結
後に、両分割体の分割面を互いに衝合した状態にロウ付
けして一体化することを特徴としている。
作   用 上記の製造方法を採用することにより、コラム部が断面
H形のコンロッドを、その大端部に形成されたクランク
シャフト孔の軸線に対してほぼ垂直な而で2分割した形
状の一対の分割体を粉末成形し、これらを焼結して互い
の分割面を衝合した状態にロウ付けして一体化させるの
で、粉末成形する各分割体にアンダーカットとなる形状
部分がないことから、強度および剛性的に限界設計まで
軽量化が図れるとともに、切削等の機械hロエが不要と
なる。また粉末成形体の成形用の金型が単純となり、粉
末成形による分割体の脱型時の破損、不良品の発生が減
少する。
実施例 以下、この発明のコンロッドの製造方法の一実施例を第
1図ないし第3図を参照して説明する。
コンロッド11は、大端部11a(第3図において右端
)に形成されたクランクシャフト孔12の軸線Aが垂直
となるように載置した状態(第3図の状態)でその両側
面に、断面口字形の凹部13.13が長手方向に延在す
るように形成され、大端部11aと逆端の小端部11b
との中間のコラム部11cにおける長手方向と直角な方
向の断面形状がH形となるように形成されており、また
、長手方向に延在する各凹部13の大端部11a側およ
び小端部11b側は、それぞれ所定の半径のR形状を成
して徐々に浅くなるように形成され、これら凹部13.
13によって、設計強度および剛性が確保される範囲で
コラム部11c部分の肉を盗んでコンロッド11の軽量
化が図られている。
このような形状に形成されたコンロッド11は、金属粉
末あるいは合金粉末を所定の形状に圧縮成形し、この成
形された粉末成形体を焼成して製造したもので、次にこ
のフンロッド11の製造方法を具体的に説明する。
コラム部が断面H形のコンロッド11を、その強度およ
び剛性の要求値を満足させる仁とのできる範囲で、コラ
ム部11cの両側の肉を盗んで凹部13を形成してほぼ
極限まで軽量化を図った限界の設計に基づき製造する。
また、用いる材料としては、4100系の低合金鋼粉(
Fe −0,77tJn −0,97Or −0,23
M0 )に、0゜6重量%のグラフ?イトおよび0.5
重量%のtJnSと、潤滑剤として0.8重量%のステ
アリン酸亜鉛とを混粉したものを使用した。
粉末成形体の成形は、先ず、第3図に示したコンロッド
11の大端部11aに形成されたクランクシャフト孔1
2の軸!!;AAに垂直な対称面で、上下に2分割した
形状に、成形用金型を用いて平均面圧6トンで圧縮成形
する。この場合、コンロッド11を対称面で2分割しで
あるため1つの成形用金型で両分割体を成形できる。
このとき、コンロッド11を2fl削した一対の分割体
14.15は、第1図に示すように、クランクシャフト
孔となる貫通孔がそれぞれ形成されり大端部14a、1
5a(第1図において右端)と、その逆端である小端部
14b、15bと、これらの中間のコラム部14c、1
5cとがら成る。
また、一方の分割体14のコラム部14cの両側には、
それぞれ断面り字形のL溝14d(一方は図示ぜず)が
、分割面14e(第1図において下面)側に形成され、
他方の分割体15のコラム部15cの両側には、それぞ
れ断面し字形のし溝15d(一方は図示せず)が、分割
面15e(第1図において上面)側に形成されており、
分割体14と分割体15の各分割面14e、15eを互
いに衝合した際に、対向する前記り溝14dとし溝15
dとが口字形の凹部13の形状を成すようになりている
。したがって、一対の分割体14,15には、成形用金
型から脱型する際に脱型を困難にするアンダーカット等
の形状部分が無いため、成形用金型の形状および構成を
単純化できるとともに、脱型時における粉末成形体のひ
び割れや破損等の成形不良の発生率を低く抑えることが
できる。この焼結は、予熱してIIJ消剤を分解蒸発さ
せた後、露点−30’C以下のN2雰囲気中において、
1300℃で60分間焼成した。
次に、上記のようにして焼結した一対の分割体14.1
5を、それぞれの分割面14e、15eを互いに衝合さ
せるとともに、両分割面14e。
15e間に、市販の焼結用ロウ材(Cu  4ONi−
151Jn −2Si −18)と15%の[e粉とを
混粉したロウ材を挟装し、その状態で加熱炉中にて11
30℃で両分割体14.15のロウ付けを行なった。
ぞして、ロウ付は後、850℃の雰囲気中に30分間と
、400℃の雰囲気中に60分間のii!!]質を行な
い、さらにショットピーニング処理(アークハイト0.
2〜0.3 rm、 j’J ハL/ −91001以
上) e行なって、断面H形のコンロッド11(第2図
および第3図参照)を製造した。なお、第2図および第
3図において符号りは、焼結するとともに一体にロウ付
けした分割体14.15の境界に現われた衝合線である
そして、このようにして製造されたコンロッド11を計
量したところ、同じ仕様の従来の熱間鍛造で製造したコ
ンロッドに比べて約10%程度の軽量化が達成された。
また、このコンロッド11を油圧疲労試験機を用いて引
張・圧縮試験を行なったところ、耐久限度σω−21K
g/IRIAと、従来の熱間鍛造コンロッドと同等の強
度が得られた。
また、この実施例においては、粉末成形した一対の分割
体14.15を別々に焼結した後、両分割体14.15
を衝合し、ロウ付けして一体化したが、ロウ材と焼結温
度とを適宜選択して前記分割体14.15を焼結する際
に同時にロウ付けして一体化してもよく、この場合には
、焼結と同時にロウ付けできるため工程の短縮化を図る
ことができる。
発明の詳細 な説明したようにこの発明の焼結コンロッドの製造方法
は、コラム部が断面H形のコンロッドを、その両側面に
形成された溝の底を通るとともにクランクシャフト孔の
軸線にほぼ垂直な面で2分割した形状の一対の分割体を
粉末成形した後、これらの分割体を焼結し、この焼結時
あるいは焼結後に、両分割体の分割面を互いに衝合した
状態にロウ付けし、一体止して製造するので、一対の分
割体に分けて粉末成形することによりアンダーカットと
なる形状部分が全く無くなり、焼結後の切削加工も不要
となるため、コンロッドの強度、剛性の要求値に適合す
る範囲内でほぼ極限まで軽量化する限界設計が可能とな
る。
また、成形用金型を単純化できるとともに、脱型が容易
となり、粉末成形体の成形不良の発生率を大幅に低減で
き、また焼結後の切削加工が不要となるので、従来の熱
間鍛造した後、カッターで切削加工して製造したH形断
面コンロッドと比較して、より軽量化が図れるとともに
同等以下のコストで製造でき、量産エンジンに適用可能
なコストまでコストダウンできる等の優れた点を有する
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の方法の一実施例を示す
もので、第1図は粉末成形された一対の分割体を示す正
面図、第2図は一対の分割体を焼結し、ロウ付けして一
体化したコンロッドの正面図、第3図は完成したコンロ
ッドの一部断面斜視図、第4図ないし第7図は従来例を
示し、第4図は従来の一般的なコ〉・ロンドの一部断面
斜視図、第5図は従来のH形断面コンロッドの一部断面
斜視図、第6図は従来のH形断面コンロッドの加工方法
の説明図、第7図は第6図の■−■線断面図である。 11・・・焼結コンロッド、 11a・・・大端部、1
1b・・・小端部、 11c・・・コラム部、 12・
・・クランクシャフト孔、 13・・・凹部、 14,
15・・・分m1体、  14d、15d−L溝、  
14e。 15e・・・分割面、 A・・・クランクシャフト孔の軸 線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コンロッドの大端部に形成されたクランクシャフト孔の
    軸線が垂直となるように載置した際の両側面に長手方向
    に延在する溝をそれぞれ形成してコラム部がほぼ断面H
    形を呈するコンロツドの製造方法において、前記コンロ
    ッドをその両側面に形成された溝の底を通るとともに前
    記クランクシャフト孔の軸線にほぼ垂直な面で2分割し
    た形状の一対の分割体を焼結用金属粉により粉末成形し
    た後、これらの分割体を焼結し、この焼結時あるいは焼
    結後に、両分割体の分割面を互いに衝合した状態にロウ
    付けして一体化することを特徴とするコンロッドの製造
    方法。
JP28093888A 1988-11-07 1988-11-07 コンロッドの製造方法 Expired - Lifetime JPH0641604B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010066400A1 (en) * 2008-12-08 2010-06-17 Mahle International Gmbh Connecting rod being made of two different materials
US20100224023A1 (en) * 2009-03-07 2010-09-09 Hong Fu Jin Precision Industry (Shenzhen) Co., Ltd Support arm and industrial robot using the same

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WO2010066400A1 (en) * 2008-12-08 2010-06-17 Mahle International Gmbh Connecting rod being made of two different materials
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