JPH02128334A - 光記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野・〕 本発明は、中空構造を有しレーザー光等により情報の記
録、再生、消去等を行なう光記録媒体に関する。

［従来の技術］ 光ディスク等の光記録媒体は記録の高密度化、大容量化
、さらに低コスト化が可能でさらにアクセス速度、転送
速度が速い等の優れた特徴をもっているため、磁気テー
プ、磁気ディスクに代わる記録媒体として注目されてい
る。

従来、光ディスクは記録感度等の点から中空構造を取っ
ている。典型的な光ディスクの構造を第５図に示す。す
なわち、基板１上に記録層２が形成されており、内径部
と外径部に配置されたスペーサー６を挟持して裏材３が
記録層２側から基板１に接合されている構成を有し、ス
ペーサー６により裏材３と基板１との間に空間が形成さ
れている中空構造となっている。ここで１の基板と６の
スペーサー、また３の裏材と６のスペーサーは紫外線　
化剤等の接着剤で接着されている。スペーサーは内径部
用と外径部用を独立に位置合わせを行っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来例の場合、裏材と基板との接合
を溶剤を含まない液状感光性樹脂をデイスペンサー等に
より塗布し、貼り合わせ位置合わせ後硬化することによ
り行なっているため、■樹脂のはみ出し等による記録材
への影響がある。

■接着の為のある程度のスペースが必要である。

■位置合わせをした状態でＵＶ硬化させる必要があり、
治具が必要となる。

■応力により基板のひずみが発生し、複屈折が増加した
りムラが起こったりする可能性がある。

本発明は、上記の問題点に鑑み成されたものであり、光
記録媒体の構成を改良することにより、記録層に悪影響
を与えず、容易に裏材と基板を接合できる光記録媒体を
提供するものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、裏材と透明基板とがスペーサーを介し
て所定の間隙を隔て接合され、該裏材側の透明基板上に
情報を記録する記録層が形成されている光記録媒体にお
いて、スペーサー又は裏材が透明基板の外周部上下面と
内接する接合部を備えており、該接合部と該外周部上下
面との嵌合により、前記裏材と前記透明基板とを接合す
ることにより、接着材を使わないもしくは、使うとして
もごくわずかの量で記録材に悪影響を与えず容易に組立
てが可能な光記録媒体とすることができる。

以下図面を参照しながら本発明を説明する。

第１図は本発明の光記録媒体の一態様を示す斜視図であ
り、′５ｆＪＺ図は該光記録媒体の直径方向の模式断面
図であり、中心から外周までを示している。

第１図及び第２図においては、透明基板１をおおうよう
に裏材接合部４がほぼ全外周部にわたり配置されている
。裏材３は、その内側に段差をもち、従来例におけるス
ペーサーが一体でインジェクション成形され、さらに裏
材接合部４が同様に一体に形成されている。該接合部は
、薄いプラスチック材料であり、さらに切り欠き５がも
うけられており、わずか外周方向に広がる特性を有して
おり、これを利用して、第４図に示したように、接合部
を外周方向に広げ、透明基板１を裏材３にはめ込むこと
ができる。

裏材接合部はカギ型をしており、透明基板の外周部を上
下に固定できるようになっており、挟み込むようにして
透明基板上下面を固定し保持する。この場合、透明基板
１と裏材接合部４の外周方向にはすき間があってもよい
が、透明基板が何のストレスもなしによりはずれてはな
らない。即ち、裏材接合部の先端、カギ状の部分の内径
は透明基板の外径より小さくなくてはならない。またこ
の場合、裏材３の中心穴７は透明基板の中心穴８より十
分大きく、裏材と透明基板の位置ズレが生じた時に、中
心穴８をさえぎらない十分な大きさを有していることが
望ましい。

本発明において、１の透明基板としては記録、再生等の
時に照射される光に対して透明なものであれば良く、例
えばポリカーボネート（ＰＣ）。

ポリメチルメタクリル（ＰＭＭＡ）等のプラスチック、
ガラス等を用いることができる。その記録層としては例
えばシアニン系、ナフトキノン系、ポリメチン系等の有
機、材料、またＴｅ。

Ｉｎ、Ｓｅ、Ｔｅ合金等の無機材料を用いても良い。３
の裏材としては記録、再生等のときに照射される光に対
して透明でも不透明でも良く、プラスチック、金属等如
何なるものを用いても良い。

次に本発明の光記録媒体の別の態様について説明する。

第３図は直径方向の模式断面図の一部であり、スペーサ
ー接合部材６によりスペーサーと裏材も透明基板と同様
にはめ込み式にしたものであり、スペーサー接合部材６
は前述裏材接合材４と同様の機能を有するものである。

さらに裏材に印刷をほどこすことが可能となる。

〔実施例〕

以下実施例により本発明をさらに説明する。

透明基板（径８４ｍｍ、厚さ１．２ｍｍ、ポリカーボネ
イト製）の上面に記録層（有機色素薄膜）を設け、次に
一体成形された第２図に示したような接合部材及びスペ
ーサーを備えた裏材（外径８６ｍｍ、内径１７ｍｍ、接
合部先端内径８３ｍｍ、切り欠き４ケ所、ポリカーボネ
イト製）に記録層が形成されている面を内側にして前記
透明基板をはめ込み固定したところ、得られた光記録媒
体は記録層の初期性能の経時的劣化の少ない優れたもの
であった。

〔発明の効果〕

以上説明したように、裏材又はスペーサーが透明基板の
外周部上下面と内接する接合部を備えており、該接合部
と該外周部上下面との嵌合することにより、 ■接着材を使う必要がない為、接着材の発生するガスや
はみ出しによる記録材の侵食がなく、また万一、記録材
がはみ出しても接着材等により化学的に侵食されること
がない為、記録層の初期性能を保つことができる。

■接着スペースが不要であり、裏材のスペーサー相当部
分も１ミリ程度で十分の為、記録領域が広くとれる。

■接着による応力ひずみはもちろん、基板厚み方向に接
合部材の力が加わるのみである為、透明基板に対する応
力（ストレス）は全くなく、接合による応力や複屈折変
化がない。

■組み立てがはめ込み式になるため非常に簡単になり、
非常に安価な光ディスクが得られる。

■また位置合わせが不要であるなどの効果がある。

■さらに透明基板表面より突出部を有することにより、
表面保護の効果も有する。

等本発明の構成より成る光記録媒体は非常に有用なもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光記録媒体の一態様を示す斜視図、第
２図は第１図に示した光記録媒体の中心穴より外周部ま
での直径方向の模式断面図、第３図は本発明の別の態様
を示す光記録媒体の直径方向の外周部模式断面図、第４
図は本発明に係る裏材を透明基板にはめ込む状態を示す
説明図、第５図は従来の光記録媒体の要部模式断面図で
ある。 １、透明基板　　　　２．記録層 ３、裏材　　　　　　４．裏材接合部 ５、接合部切り欠き　６．スペーサー接合部材７、裏材
中心穴　　　８．透明基板中心穴第 図 第 図 吊 図 第４ 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 裏材と透明基板とがスペーサーを介して所定の間隙を隔
   て接合され、該裏材側の透明基板上に情報を記録する記
   録層が形成されている光記録媒体において、スペーサー
   又は裏材が透明基板の外周部上下面と内接する接合部を
   備えており、該接合部と該外周部上下面との嵌合により
   、前記裏材と前記透明基板とを接合して成ることを特徴
   とする光記録媒体。