JP3115062B2 - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

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JP3115062B2
JP3115062B2 JP03301067A JP30106791A JP3115062B2 JP 3115062 B2 JP3115062 B2 JP 3115062B2 JP 03301067 A JP03301067 A JP 03301067A JP 30106791 A JP30106791 A JP 30106791A JP 3115062 B2 JP3115062 B2 JP 3115062B2
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辰也 戸村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、エアサンドイッチ型の光情報記
録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】従来、金属、カルコゲンガラス、有機色素
等の記録材料よりなる薄膜上にビデオやディジタル情報
等を記録する光ディスクにおいて、記録層の保護・保存
性を目的として、2枚の相対する基板、例えばプラスチ
ック円板の間にリング状のスペーサをはさんで接着する
ことによって、ディスク間に清浄な空気のみを含む空間
を設けて一体とし、かつこの空間に面する前記プラスチ
ック円板面に前記記録材料よりなる薄膜をあらかじめ形
成しておく構造(エアサンドイッチ構造)がある(図1
参照)。ところが、光ディスクを薄型化すると、空気層
が薄くなり、対向面の記録層からの反射量等が増加し、
記録再生に問題が生じる。エアサンドイッチ型光ディス
クにおいて、中板を使用することは知られており(特開
昭57−56296号公報)、また中板として、スペー
サ体型中板として、スペーサ体型中空を使用したエアサ
ンドイッチ型光ディスクは知られている(実開昭60−
166828号公報)。中板を使用する場合、図2に示
すように中板の両側にスペーサを必要とし、かつ生産性
が悪い。また、スペーサを内外セットで組むと中板を使
用するため、ディスクの厚みが大きくなる。生産性を考
慮すると、図3のようなスペーサ体型中板スペーサを使
用するのが好ましいが、このような型のスペーサは通常
射出成形で製造されるが、仕切部の厚さを1mm以下と
することは技術的に困難であった。
【0003】
【目的】本発明は、上下基板間の光情報記録部を2分す
るように別の基板あるいはフィルム状シート等の仕切構
造を設けた光情報記録媒体において、薄型化可能で生産
性にすぐれ、また対向層の記録層からの反射光を防止で
きる構造を有する光情報記録媒体の提供を目的とする。
【0004】
【構成】本発明は、その内側に光情報記録層を有する基
板を少なくとも一枚有する一対の基板および該一対の基
板間にその内部空間層を2分する仕切構造として基板あ
るいはフィルム状シート等(以下、中空基板あるいはシ
ートと呼ぶ)を有するエアサンドイッチ構造型の光情報
記録媒体において、前記一対の基板は、その内外周部の
うちの少なくとも外周部に同心状に連続的に凸部を有
し、該凸部によって前記仕切構造の基板あるいはシート
等が挟持されていることを特徴とする光情報記録媒体に
関する。
【0005】本発明で使用する凸部を有する基板は、射
出成形、印転写法等で内外周の凸部は設けられ、その高
さとしては、0.1〜1mm好ましくは0.2〜0.5
mmであり、その必要特性としては、使用レーザ光に透
明な材料である必要があり、そのような材料としては、
プラスチック例えばポリエステル、アクリル樹脂、ポリ
アミド、ポリオレフィン樹脂、フェノールエポキシ樹脂
等があげられる。
【0006】中空基板あるいはシート等の材料として
は、その厚さが10μm〜0.5mm好ましくは50μ
m〜0.1mmの範囲に薄形化できるものであれば特に
制限はないが、好ましくは前記の基板材料で使用するプ
ラスチックが挙げられる。さらにこの中空基板あるいは
シート等は、対向層の記録層からの反射光を防止するた
めに、使用レーザ光を透過しないもの、例えばその透過
率が60%以下のものが好ましく、そのような基板ある
いはシート等を構成する材料としては、ABS樹脂や着
色された樹脂が例示される。この中空基板あるいはシー
ト等には、基板の中心孔と対応する位置に中心孔が設け
られるが、該穴は基板の中心孔と同じ、もしくはそれよ
り大きい穴であることが望ましい。
【0007】該中空基板あるいはシート等で上下基板間
の光情報記録部を完全に仕切った場合には、2つの空間
の気圧および温度等が変化して両空間部で気圧および温
度等で差違が生ずることが考えられるが、このようなこ
とは光情報記録媒体の機械特性上好ましくなく、その温
度、圧力等ガス雰囲気を均一にするために、該中空基板
あるいはシート等は通気穴を設けるのが好ましい。該穴
の数は単数あるいは複数個、その大きさは0.1〜5m
m程度でよく、またその形状は円状のものに限定される
ものでなく、任意の形状のものが採用し得る。さらに該
通気穴を設ける位置は、データエリア外(通常は中空基
板の内周部付近)が好ましい。
【0008】次に本発明の光情報記録媒体の製造工程を
図4〜6に基づき説明する。この製造工程では、前記の
各部材を使用する。射出成形、注形成形、印転写法等で
記録層を設ける側の内外周に凸部および中心孔11を有
する基板1を製造した。この各基板1に情報記録層4を
形成した。この記録層4としては、例えばシアニン系、
ナフトキノン系、ポリメチレン系等の有機材料、またT
e、In、Se、Te合金等の無機材料を用いても良
い。該記録層4の形成には、主に有機材料の場合スピン
コート、無機材料の場合蒸着、スパッタ等が用いられ
る。
【0009】記録層4を有する1対の基板1を使用し
て、その記録層を内側にして前記中空基板あるいはシー
ト5をはさみ込んだ形で接着し、基板1の外周端からは
み出した中空基板あるいはシート5の部分を折り曲げ、
図4に示すように基板1の外周端面で該外周端面と嵌合
する嵌合枠材6により挟着固定することができる。ま
た、前記折り曲げ部分12を熱、超音波あるいは溶剤に
よる溶着又は接着剤による接着により固着してもよい。
【0010】嵌合枠材による固着は、図4に示すよう
に、基材1と同形の筒状又は帯状枠材6で行うことがで
きるが、密着性等を考慮すると、弾力性のある金属、ゴ
ム、プラスチック等を用いるのが好ましい。さらには、
嵌合枠材による固着方法の別の態様としては、図5に示
すように、基板外周端面上に任意の形状の嵌合凹部を設
け、該嵌合凹部と嵌合枠材で前記折り曲げ部12を挟み
込み固定してもよい。
【0011】なお、外界の急激な圧力あるいは温度変化
に対応して、本発明の情報記録媒体の内圧と外圧とが等
しくなるように通気させるために、基板1と中空基板あ
るいはシート5との内外周接着部の少なくとも1つには
通気孔の作用をする接着とぎれ部10を設けてもよく、
該接着とぎれ部の巾は、0.3〜5mm程度でよい。こ
のような接着とぎれ部は、基板がその内外周部の双方に
凸部を有し、前記中空基板あるいはシートが通気孔を有
しないもので構成されるようなものにおいて特に有効で
ある。
【0012】
【効果】本発明によれば、対向面側の記録層からの反射
光による記録再生特性への悪影響を防止でき、さらに薄
型化が可能となり生産性に優れた光情報記録媒体の提供
が可能となる。また、基板間の内部空間層を2分する仕
切構造のフィル状の板が外に露出していないため記録層
とフィル状材が触れ合うことがなく保存信頼性にすぐれ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来公知の内外周にスペーサ2,3を挾さんだ
エアサンドイッチ構造型の光情報記録媒体の縦断面図を
示す。
【図2】従来公知の内外周にスペーサ2,3を挾み、中
空基板5を有するエアサンドイッチ構造型の光情報記録
媒体の縦断面図を示す。
【図3】従来公知のスペーサと一体となった中空基板の
縦断面図を示す。
【図4】中空基板あるいはシート5の端部を基板外周端
面で嵌合枠材6で固定した本発明の光情報記録媒体の縦
断面図を示す。
【図5】中空基板あるいはシートの端部を折り曲げて基
板外周端面に設けた嵌合凹部と嵌合枠材で固定した本発
明の光情報記録媒体の縦断面図を示す。
【図6】中空基板あるいはシートの端部を折り曲げて基
板外周端面に溶着あるいは接着により固定した本発明の
光情報記録媒体の縦断面図を示す。
【図7】本発明の光情報記録媒体の横断面図を示す。
【符号の説明】
1 基板 2 内周スペーサ 3 外周スペーサ 4 記録層 5 中空基板あるいはシート 6 嵌合枠材 7 嵌合凹材 8 中空基板あるいはシートの通気孔 9 記録エリア 10 接着とぎれ部 11 中心孔 12 折り曲げ部
フロントページの続き (72)発明者 笹 登 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平2−249151(JP,A) 特開 昭62−223836(JP,A) 特開 平2−156436(JP,A) 特開 平2−156437(JP,A) 実開 昭63−91829(JP,U) 実開 平1−151426(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その内側に光情報記録層を有する基板を
    少なくとも1枚有する1対の基板、および該1対の基板
    間にその内部空間層を2分する基板あるいはフィルム状
    シートを有するエアサンドイッチ構造型の光情報記録媒
    体において、前記1対の基板がその内外周部のうちの少
    なくとも外周部に同心状に連続的に凸部を有し、該凸部
    によって前記基板あるいはシートが挾持されており、か
    つ、基板間の内部空間層を2分する基板あるいはフィル
    ム状シートの端部が、一対の基板の少なくとも1方の側
    の外周端面に枠材により挟着固定されていることを特徴
    とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 その内側に光情報記録層を有する基板を
    少なくとも1枚有する1対の基板、および該1対の基板
    間にその内部空間層を2分する基板あるいはフィルム状
    シートを有するエアサンドイッチ構造型の光情報記録媒
    体において、前記1対の基板がその内外周部のうちの少
    なくとも外周部に同心状に連続的に凸部を有し、該凸部
    によって前記基板あるいはシートが挾持されており、か
    つ、基板間の内部空間層を2分する基板あるいはフィル
    ム状シートの端部が、一対の基板の少なくとも1方の側
    の外周端面で溶着又は接着により固定されていることを
    特徴とする光情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 一対の基板に設けられた凸部が基板と一
    体的に成形されたものである請求項1又は2記載の光情
    報記録媒体。
  4. 【請求項4】 一対の基板間の内部空間層を2分する基
    板あるいはフィルム状シートが、記録再生光に対する透
    過率が60%以下のものである請求項1〜3のいずれか
    に記載の光情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 一対の基板がその内外周部の双方に凸部
    を有するものであり、また該凸部と基板間の内部空間層
    を2分する基板あるいはフィルム状シートの内外周部の
    接着個所の少くとも1つに通気孔の作用をする接着とぎ
    れ部を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の光情報記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8222749B2 (en) 2007-10-22 2012-07-17 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Wiring substrate and semiconductor device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8222749B2 (en) 2007-10-22 2012-07-17 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Wiring substrate and semiconductor device
KR101501626B1 (ko) * 2007-10-22 2015-03-11 신꼬오덴기 고교 가부시키가이샤 배선 기판 및 그 제조 방법과 반도체 장치

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