JPH021267A - 吸収性物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、弾性化されたウェストバンドのついた吸収性
の物品に関するものである。さらに限定的に言うと、本
発明はガーメントの前部及び／又は後部のウェストバン
ド部分の縁部に沿って位置づけされ中心部にある弾性化
されたパネルを有する、使いすておむつのような使い捨
て吸収性ガーメントに関するものである。

〈従来の技術と発明が解決しようとする課題〉使い捨て
おむつのような従来の吸収性用品は、そのウェストバン
ド部分に固定された弾性部材を用いていた。例えば、１
９７６年４月２０日付でＣ，５ｃｈａａｒに対して発行
された米国特許第３９５１１５０号及び１９８４年１月
２４日付でＨ，Ｋａｒ（１６）ｉその他に対して発行さ
れた米国特許筒４．４２７．４０８号を参照されたい。

ガーメント材料は伸縮性がなく、又ウェストの弾性ゴム
はガーメントの並列横方向に沿って心合せされていなく
てはならないため、ガーメントのウエストバンドへの弾
性部材の統合はむずかしいことであった。この問題点に
関する１つの技法が１９８１年８月２５日付でＪ、　Ｒ
ｅｇａに対して発行された米国特許第４２８５７４７号
内に記述されている。

この技法においては、ウェブ（織布）は横方向に短縮さ
れており、伸ばされていない状態の弾性部材はウェブを
横切って付着されている。短縮されたウェブは次にその
もとの寸法に戻され、弾性部材の伸ばされた中央部分が
このウェブに付着させられる。

その他の技法では、ガーメントのウェストバンド材料を
通して形成されたノツチ又はスリットが用いられていた
。例えば、１９８３年５月３日にＭ、　５ｃｉａｒａｆ
ｆａその他に対して発行された米国特許第４，３８１，
７８１号ならびに１９７７年７月１９日Ｔ、　Ｋｏｚａ
ｋに対し発行された米国特許第４，０３６，２３３号を
参照されたい。この場合、伸ばされていない弾性部材は
ガーメントのウエストバンドに付着されうる。これらの
ノツチ又はスリットにより、弾性部材を伸ばすようテン
ションが加えられたときガーメントのウェストバンド材
料は伸び広がることができる。

さらに、ガーメントのウェストバンドを通過して外側バ
ックシートとガーメント内部ライナの間に形成された通
路を通り蒸気が幾分か逃げることができるよう、特定の
おむつ設計が考案されてきた。

例えば１９８５年５月７日付でり、Ｋｉｅｎｉｔ他に対
して発行された米国特許第４．５１５．５９５号及び、
１９８７年４月２９日付で公示された欧州特許出願明細
書ＥＰ　０２１９９６９　　Ａｔ号を参照されたい。

Ｄａｕｇａｎ他は、連続気泡ポリウレタンフォームで構
成された弾性ストリップによりギヤザーがつけられたウ
ェストバンドをもつ使い捨ておむつを記述している。し
かしこのような弾性フオームストリップは使用中に著し
く変色したり劣化する可能性がある。

しかしながら従来の弾性化されたウェストバンドの設計
は、はめ合い（フィツト感）、快適さ、封じ込め及び外
観の望ましい組合せを提供することができなかった。標
準的にガーメントのウェストバンドセクションは着用者
の肌の刺激を軽減するため柔軟であった。しかしこのよ
うに柔軟なウェストバンドは弾性化されると、内側又は
外側に過度のひだを作り、ガーメントのウェストや脚の
部域のまわりに間隙を形成させてしまう。このような間
隙は過度の漏れの可能性を増大しうる。ガーメントのウ
ェストバンドは、この問題点を解決すべく剛化させるこ
ともできるが、かかる剛性化は着用者の肌に対する刺激
及び赤斑の形成を増大させてしまう。例えば、Ｋｉｅｎ
ｉｔ他に対する米国特許第４５１５５９５号中に記され
ているしわ寄せされたウェストバンド設計はウェストバ
ンドを適切に剛性化できるが、着用者に刺激を与えうる
硬くざらざらしたウェストバンドの縁部を提供しうる。

従来のガーメント用ウェストバンド設計は又、ウェスト
バンドを通しての通気性が不充分で、望まれないプラス
チック様の外観を呈していた。その結果として、弾性化
されたウエストバンドの設計に対しさらに改良を加える
ことが望まれてきた。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は、特有の弾性化されたウェストバンド部分をも
つ吸収性用品を提供する。−船釣に言ってかかる吸収性
用品にはその少なくとも１つのウェストバンド部分の範
囲を限定するバックシート層が含まれている。はぼ液体
浸透性のあるトップシート層はバックシート層の内面と
向かい合った関係で位置づけられており、吸収体はこの
トップシート層とバックシート層の間にある。ウェスト
バンド部分に結合している弾性部材は、エラストマの不
織繊維質ウェブ（￥＠布）材料で構成され、用品のウェ
ストバンド部分をシャーリングするよう配置されている
。代替的には、この弾性部材はトップシート層の内部又
は外部面に接続されていてもよい。

本発明に基づく用品は、ガーメント用ウェストバンドに
おいて快よい布のような外観を与え、そのはめ合い（フ
ィツト怒）及び液体封じ込めも改良されうる。本発明の
特定の実施態様において、弾性化されたウエストバンド
は、着用者の肌の刺激や赤道を減少させる一方で、まく
れ上りに対するより大きな耐性を与えることができる。

本発明のその他の実施態様においては、このガーメント
用ウェストバンドは着用者のウェストにおける通気性を
増し、ガーメントのウェスト及び脚部部域におけるたる
みや間隙形成を減少させることができる。間隙形成の減
少によりガーメント内の液体及びその他の粘性流体の封
じ込めを改善する助けとなる。本発明は添付の図面及び
以下の詳細説明を参照することによりさらに充分に理解
できその利点が明らかになると思われる。

実施例 以下に示す詳細説明は、使い捨ておむつ用品に関連して
行なわれている。しかしながら本発明がその他の吸収性
用品例えば幼児用トレーニングパンツ、失禁用ガーメン
トなどにも適していることは明白である。

第１図を参照すると、おむつのような吸収性用品（１０
）には、おむつの少なくとも１つのウエストバンド部分
（１４ａ）の範囲を限定しているほぼ液体不浸透性のバ
ックシート層（１２）が含まれている。はぼ液体浸透性
のトップシート層（４０）はバックシート層の内側面（
２０）と向かい合った関係で位置づけられ、吸収体（５
０）はこのトップシート層とバックシート層の間にある
エラストマー不織繊維ウェブで構成されている弾性部材
（４４）はバックシートのウェストバンド部分の内面又
は外面といったおむつのウェストバンドの選定された表
面に結合され、少なくともトップシート層（４０）をシ
ャーリングするようになっている。代替的には、この弾
性部材はトップシート層の内面又は最も外側の面に機能
可能な形で結合されていてもよい。例えば本発明の１実
施態様において、弾性部材はへツクシート層とトップシ
ート層の間で層状化され、おむつのギヤザーの入った複
合ウェストバンド部分を形成していてもよい。本発明の
特別な構成としては、テンションの加わっていない収縮
した状態で測定したとき少なくとも約０．０２５インチ
の全かさ（みかけ）厚さサイズをもつエラストマの不織
繊維材料で構成された弾性部材などが含まれる。さらに
この結果得られる複合ウェストバンド部分は約３０−５
０重量グラムの範囲内の座屈力の値を有する可能性があ
る。

第４図に示されている本発明のもう１つの実施態様にお
いては、おむつ（１０）は、少なくとも１つのウェスト
バンド部分（１４）さらに標準的には前部ウェストバン
ド部分（１４）と後部ウエストバンド部分（１４ａ）の
両方を有するバックシート層（１２）を含んでいる。単
数又は複数のバックシートウェストバンド部分には、そ
の中に凹凸のついた剛性の低いセクション（２２）が形
成されている。はぼ液体浸透性のトップシート層（４０
）は、体側すなわちバックシート層の内側面（２０）と
向かい合った関係で位置づけられ、トップシートの少な
（とも１部分はバックシートのウエストバンド部分の剛
性の低いセクション（２２）全体にまたがっている。さ
らに、弾性部材（４４）はバックシート（１２）のウェ
ストバンド部分（１４）の内側又は外側面に結合され、
少なくとも部分的に、剛性の低いセクション（２２）全
体にまたがっている。弾性部材は、トップシート層の少
なくとも１部分にギヤザー及びシャーリングをつけるよ
う結合・配置されるエラストマの不織繊維材料で構成さ
れている。

本記述は、その単一の前方ウェストバンド領域に位置づ
けされた改良型弾性ウェストバンドを有する吸収性用品
に関するものであるが、同様な弾性化されたウェストバ
ンドを用品の後部ウェストバンド領域に位置づけること
も考えられる。従って、１つの弾性化されたウェストバ
ンド領域に関する記述は同様にこの用品のその他の弾性
化されたウェストバンド領域全てに関係しうるちのであ
るということは明白である。

図示されている実施態様において、バックシート　（１
２）とトップシート（４０）は、基本的に境を接してお
り吸収体（５０）の縁部を超えて外に延び、エンドマー
ジン（３４）及びサンドマージン（３２）を形成する。

おむつ（１０）は一般にその各々の縦方向端部にあるウ
ェストバンド部分（１４及び１４ａ）を構成しその範囲
を限定し、さらにこれらのウェストバンド部分を相互接
続する中間セクション（１６）を構成している。本発明
に基づく図示されている実施態様には、ウエストバンド
よりも狭い中間部分が含まれている。こうしておむつ（
１０）は、一般に砂時計又は１字形の平面図形を形成し
、そのウェストバンド部分（１４及び１４ａ）は各々、
おむつの側面横方向（７６）に沿って反対に延びる耳状
セクション（３６）を構成している。おむつの１つのウ
エストバンド部分にある２つの耳状セクションにはおむ
つを着用者に締めつけるための固定手段が含まれている
。図示されている実施態様において、この固定手段はお
むつの後部ウェストバンド部分の耳状セクションに機能
可能な形で結合され、圧力感応性の粘着テープのタブ（
６０）を含んでいる。

しかしながら、フックやスナップ、粘着性ストリップな
どのようなその他のさまざまな固定手段も用いることが
できるのは明らかである。例示されている実施態様には
さらに、ガーメントのサイドマージン（３２）の各々に
とりつけられガーメントのレグバンド部分にギヤザー及
びシャーリングをつけて着用者の脚のまわりにシール又
はパツキンを形成するべく配置されている弾性部材（７
０）が含まれている。さらにおむつ（１０）は、そのウ
ェストバンドにギヤザー及びシャーリングをつけるため
単数又は複数のエンドマージン（３４）に固定されたウ
ェスト弾性部材（４４及び４４ａ）を含むこともできる
。

おむつ（１０）のさまざまな構成要素は従来の技法を用
いて合わせて組立てられている。例えば、これらの構成
要素は熱接着又は音波接着或いはスナップやクリップな
どの機械的締め具を用いて互いにとりつけることができ
る。代替的には、構成要素をホントメルト（溶融）感圧
接着剤などのような接着剤でとりつけることも可能であ
る。接着剤は従来の技術例えば接着剤のフィラメントや
滴の噴霧により塗布することができる。図示されている
実施態様において、構成要素はおむつの長さサイズ（７
４）に沿って整列させられたホットメルト感圧接着剤の
一般に゛平行な複数のラインを用いて組立てられている
。この接着剤ラインは、バックシート及びトップシート
を吸収体に付着させ、トップシートの余白縁部を相応す
るバックシートの隣接する余白縁部に付着させるように
構成、配置されている。

本発明の特別な実施態様において、おむつ（１０）は重
合体フィルムのようなほとんど非弾性的で液体不浸透性
の材料から成るバックシートを含んでいる。例えば、バ
ックシート（１２）はポリエチレン又はポリプロピレン
などのポリオレフィンフィルムで構成されていてもよい
。本発明のもう一つの実施態様においては、パンクシー
ト（１２）は「通気性ある」マイクロボラース（微視孔
のある）ポリエチレンフィルムのような液体不浸透性で
はあるが蒸気浸透性をもつ材料で構成されていてもよい
。

重合体のフィルムは標小的には、約０．０００５〜０．
００２インチ（約０．００１３〜０．００５１ｃｍ）の
範囲内の厚みみ有する。しかし、できれば重合体フィル
ムの厚みは約０．０００７５〜０．００１５インチ（約
０．００１９〜０．００３８ｃｍ）の間さらに望ましく
は約０．００１〜０．００１２５インチ（約０．００２
５４〜０．００３２ｃｍ）の間にあり、より高い柔軟性
とより低いギヤザー・シャーリング抵抗を与えるように
なっているのがよい。

代替的には、バックシート（１２）には、はぼ液体不浸
透性となるよう適切な構造及び配置をもつ不織繊維ウェ
ブが含まれていてもよい。不織繊維ウェブも液体不浸透
性であるものの蒸気浸透性をもつように構成されること
ができる。例えば、不織繊維ウェブは、望まれる程度の
液体不浸透性と蒸気浸透性を与えるため選択された重合
体コーティング又はフィルムで処理されていてもよい。

標準的には、不織繊維ウェブの坪量は約０．９〜２．５
オンス／平方ヤードの範囲内にあり、できれば約１．３
〜１．７ｏｚ／ｙｄ２の範囲内にあってよりすぐれた快
適さを提供することが望ましい。

トップシー）（４０）は標準的には、合成重合体フィラ
メントから成るスパンボンテッドウェブのような液体浸
透性、弾性又は非弾性そしてほぼ疎水性の材料から成る
。代替的にはトップシート（４０）は、合成重合体フィ
ラメントから成るメルトブロー（溶融ブロー成形された
）・ウェブ又は特殊接着剤で貼り合わせカーデイング（
梳毛）されたウェブを含んでいてもよい。適切な合成重
合体には例えばポリエチレン、ポリプロピレン及びポリ
エステルが含まれる。トップシートの気孔径は、尿その
他の体内滲出物のような液体がそれを容易に通過できる
ようにするようなものである。

オプションとしては、その湿潤度を選択的に調整するた
めこのトップシートを表面活性剤で処理することもでき
る（又、その中に拡がる離散的なスリットや穴で選択的
にエンボシング又は孔あけすることもできる。適切なト
ップシート材料は約０．００５〜０．０２５インチ（０
，０１３〜０．０６４ｃｍ）の範囲内できれば約０．０
１０〜０．０２０インチ（約０．０２５４〜０．０５１
ｃｍ）の範囲内の厚みをもち、効率を良くすることが望
ましい。本発明においては、トップシート材料の厚みサ
イズは、０、２　ｐｓ＋（１，３８ｋＰａ　）の拘束圧
力で行なわれたへｍｅｓバルクテスト　（ＡＳＴＭＤ−
１７７７）を用いて決定されうる。

吸収体（５０）は標準的に、一般に木材バルブ毛羽と呼
ばれる空気撚りの（ａｉｒｌａｉｄ）セルロース繊維か
ら成るパッドを含んでいる。従来のパッドは、約０．０
５〜０．２０　ｇ／ｃｃの密度をもち、着用者の体に容
易に合うように充分な柔軟性をもっている。吸収体（５
０）は、セルロース繊維と合成重合体繊維の混合物から
成るコツオーム（同時形成）材料を含んでいてもよい。

例えば、このコツオーム材料は、ポリエチレンやポリプ
ロピレン繊維のようなメルトブロー（溶融ブロー成形さ
れた）・ポリオレフィン繊維とセルロース繊維の空気撚
り（ａｉｒｌａｉｄ）ブレンドを含んでいてもよい。

吸収体は又その吸収能力を高めるため有効量の無機又は
有機性の高吸収性材料を含んでいてもよい。例えば、吸
収体（５０）は、５〜９５重量％の高吸収性材料を含ん
でいてよく、できれば約１０〜３０重量％の高吸収性材
料を含みより効果的な性能を与えることが望ましい。適
当な無機高吸収性材料には例えば吸収性の白土（クレー
）及びシリカゲルが含まれる。有機高吸収性材料として
は、ペクチン、グアールガム及びピートモス（草炭）の
ような天然材料ならびに合成ヒドロゲル重合体のような
人工的材料が含まれる。かかるヒドロゲル重合体の中に
は、例えばカルボキシメチルセルロース、ポリアクリル
酸のアルカリ金属塩、ポリアクリルアミド、ポリビニル
アルコール、無水マレイン酸エチレン共重合体、ポリビ
ニルエーテル、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビ
ニルモルフオリノン、スルフオン酸ビニルの重合体及び
共重合体、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルピリジンなどが含まれる。

その他の適切な重合体の中には、加水分解されたアクリ
ロニトリルグラフト重合でんぷん、アクリル酸グラフト
重合でんぷん及び無水マレイン酸イソブチレン共重合体
及びそれらの混合物が含まれる。ヒドロゲル重合体はで
きれば材料をほぼ非水溶性にするよう軽く橋かけ結合さ
れていることが望ましい。橋かけ結合は例えば共有イオ
ン・ファンデルワールス結合又は水素結合或いは照射に
より行なわれる。適当な材料はさまざまな売り手すなわ
ちｎｏｗ　Ｃｈｅｍｉｃ（１３）　Ｃｏｍｐａｎｙ、　
Ｃｅ１ａｎｅｓｅ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ　１Ａｌｌ
ｉｅｄ−Ｃｕｌｌｏｉｄ及びＳ　ｔｏｃｋｈａｕｓｅｎ
などの市販会社から入手可能である。標準的に言って、
高吸収性材料は、その重量の約１５倍以上の水を吸収す
ることができ、できればその重量の約２５〜５０倍以上
の水を吸収する能力をもっていることが望ましい。

高吸収性材料はさまざまな技法を用いて吸収体（５０）
の中に分配又はその他の形で統合されうる。例えば、高
吸収性材料は、吸収体を構成する繊維質量の中にほぼ均
等に分布されうる。又この材料は繊維内に不均等に分布
させられ、吸収体（５０）の体側から吸収体の外側まで
動く濃度を観察することにより見極められるように高吸
収性材料の増大又は減少する濃度と共に一般に連続的な
勾配を形成するようになっていてもよい。代替的には、
高吸収性材料には吸収体（５０）の繊維質材料とは別の
離散的層が含まれていてもよいし、又は吸収体と一体化
した離散的層が含まれていてもよい。

吸収体（５０）はオプションとして、空気撚りの繊維構
造の無欠性を保つ助けとなるようなテンイシュラップ（
５２）を含んでいてもよい。このティッシュラップは標
準的にしぼ寄せされたワラディング（送り材料）又は高
い湿潤強度をもつ薄盛物（ティッシュ）のような親水性
セルロース材料を含み、吸収体の外側面及び体側面のい
ずれか一方又は両方全体にわたり広がっていてよい。

図面に示されている特定の実施態様は、バックシート層
にほぼ永久的にとりつけられている吸収体を図示してい
るが、この吸収体はオプションとして、とり外し可能な
形でバックシートにとりつけられていてもよいと考えら
れる。例えば、吸収体は、再利用可能なバックシート部
材に一時的にとりつけられる取外し可能なインサートを
含んでいてもよい。

ウェストの弾性部材（４４）は、エラストマのストレッ
チボンデットラミネート（Ｓ　Ｂ　Ｌ）ウェブ又はエラ
ストマのメルトプローウェブのようなエラストマの布様
不織繊維材料で構成されている。

本発明の特殊な実施態様においては、弾性部材（４４）
はほぼ蒸気浸透性のあるエラストマー不織繊維ウェブで
構成されている。本発明に基づくウエストバンドで用い
られる繊維質の不織エラストマ材料は、特に快い外観を
与え、おむつのウェストバンドの縁部がより柔かいもの
となるため着用者の肌を切ったりその他の形で刺激した
りする可能性は比較的少なくなる。おむつのウェストバ
ンドセクションが蒸気浸透性をもつように作られている
場合、おむつガーメントにより大きい快適性を与えるこ
とができる。・ ウェスト弾性部材（４４）を形成するための適切なメル
トブローされたエラストマ繊維質ウェブの例は、本書中
に参考として内含される、１９８７年５月５日発行のＴ
、　Ｗｉｓｎｅｓｋｉ他に対する米国特許第４４６３．
２２０号に記されている。繊維質弾性層に固定された不
織地の層を１層以上含む複合地の例は、本書中に参考と
して内含される、Ｊ、　Ｔａｙｌｏｒ他を発明者とする
１９８７年４月８日付で公示された欧州特許出願明細書
第０１１００１０号内に記されている。複合不織布は一
般にストレンチボンデツドラミネートと呼ばれている。

本発明のさらにもう一つの実施態様においては、弾性部
材（４４）は、単数又は複数の不織繊維質層に固定され
たエラストマ材料の個別の離散的ストリップを含むエラ
ストマの伸縮性ある複合ウェブで構成されうる。かかる
複合ウェブは、例えば、選定されたストリップパターン
状に配置され、不織スパンポンドの繊維質材料の層２層
の間に適切にはさまれとりつけられている。複合ウェブ
は代替的には不織繊維質層に又は２つの不織層の間に機
能可能な形で固定された個々のエラストマストリップの
選定されたパターンを含んでいてもよい。

このエラストマストリップは例えば、熱可塑性の溶融押
出し成形可能な材料から成っていてもよい。

適切なエラストマ材料の例としては、ポリエーテル−ポ
リアミド　ブロック共重合体、ポリウレタン、合成線状
／１−Ｂ−Ａ及び／１−１３ブロック共重合体、塩化ゴ
ム／ＥＶＡ　（エチレン−ビニルアセテート）のブレン
ド、ＥＰＤＭ　（エチレン−プロピレンジエン単量体）
ゴム、ＥＰＭ　（エチレンプロピレン単量体）ゴム、Ｅ
ＰＤＭ／ＥＰＭ／ＥＶＡのブレンドなどがある。

第１図に示されている本発明の一実施態様においては、
吸収性用品には少なくとも１つのバックシートウエスト
バンド部分を規定する、標準的に言うと前部ウェストバ
ンド部分（１４）と後部ウェストバンド部分（１４ａ）
を規定しその範囲を限定するバックシート層（１２）が
含まれている。

弾性部材（４４）は、バックシート層（１２）とトップ
シート層（４０）の間にサンドインチ状にはさまれとり
つけられ、終端の縦方向ウェストバンド縁部（３８）ま
で延びるよう配置されている。

通常、バックシー）（１２）の縦方向端末縁部はざらざ
らで着用者の肌に刺激を与える可能性がある。おむつの
快適さを良（し過度の刺激を低減させるために、ウェス
ト弾性部材（４４）は、効果的に刺激を少なくするのに
充分な量だけトップシ−ト（４０）からバックシート　
（１２）を機能可能な形で離隔させるような選定された
最小厚みサイズをもつよう構成されている。本発明の特
別な実施態様においては、テンションの加わっていない
収縮した状態で測定したとき弾性部材（４４）は約０．
０２５インチ（約０．０６４ｃｍ）以上の全体的かさ（
みかけ）厚みサイズをもち、できればより良い効果をも
たらすため少なくとも約０．０５０インチ（約０．１２
７ｃｍ）の厚みをもつことが望ましい。

従って、弾性部材は、はぼその厚みに等しい最小距離だ
け、バックシートの終端縦方向縁部を相応するトップシ
ートの縁部から機能可能な形で離隔させることができる
。この離隔は、弾性部材（４４）を構成する材料のレジ
リエンス（反発弾性）ならびにトップシートと連動して
バックシートと着用者の肌の間のあらゆる接触を軽減し
緩衝する。本発明の特殊な実施態様においては、そのテ
ンションが加わっていないギヤザーの入った状態で測定
したときの複合弾性化ウェストバンドの合計かさ（みか
け）厚みは少なくとも約０．０５０インチ（約０−１２
７ｃｍ）でありできれば、より良い効率を与えるよう約
０．０７５インチ（約０．１９ｃｍ）であることが望ま
しい。複合ウェストバンドの厚みを決定するための適切
な技法は０．２ｐｓｉ（１，３８ｋＰａ）の拘束圧力を
使用して行なわれる。

Ａｍｅｓバルクテスト（ＡＳＴＭ　　Ｄ−１７７７）で
ある。

さらにウェストバンドのまくれ上りを減少させる助けと
なるよう、本発明のもう１つの実施態様では、第３図に
示されているように、その単数又は複数の縦方向端部の
縁部内に形成されたノンチリセス（５４）をもつ吸収体
が含まれている。弾性部材（４４）は、このリセス（逃
げ）の開放「マウス（ロ）」部分に隣接して又はこの中
に位置づけされ、少なくとも部分的にこのリセスの解放
セクションを横切って広がっている。このような配置に
よると、ノツチ領域から吸収性材料が無くなっているこ
とから、弾性部材が及ぼすキャザー力に対するその中の
おむつ構造の抵抗が軽減され、より低くより穏やかな弾
性係数をもつ弾性材料の使用が可能となる。さらにリセ
スの側面縁部に吸収性材料が存在することからおむつの
ウェストバンドが有利に支持され、着用者の体に向かっ
て又は体から離れてまくり上げようとするウェストバン
ドの弾性部分の傾向はことごとく抑制される。図示され
ているノツチリセス（５４）は一般に直線形をしている
が、このリセスが、少なくとも吸収体（５０）の終端縦
方向縁部の有効部分がバックシートの隣接する相応する
縁部から離れてへこんでいるように形づくられたアーク
状又は曲線状の形を有していてもよいということは明白
である。ノツチ（切欠き）のある吸収性パッドについて
のより詳しい説明は、それが本明細書と矛盾しないかぎ
りにおいて本書に参考として内含されている１９８７年
８月１１日付でに、　Ｅｎｌｏｅに対し発行された米国
特許筒４，６８５，９１６号にみられる。

ウェストバンド構造のギヤザー入れ可能性を改善しおむ
つの外観を良くするため代替的な構成も使用できる。例
えば、吸収性パッドはおむつのウェストバンドにあるパ
ッド縁部においてより薄くてもよいし又テーパーがかか
っていてもよい。テーパーのついた縁部はその中に形づ
くられたノツチつき部域を含んでいてもいなくてもよい
。

第４図に示されている本発明の実施態様において、バッ
クシート層（１２）は少な（とも１つのバックシートウ
ェストバンド部分を規定し、さらに標準的には前部ウェ
ストバンド部分（１４）と後部ウェストバンド部分（１
４３）を規定しその範囲を限定している。これらのウェ
ストバンド部分の少な（とも一方できればその両方に、
中に形成された低い剛性のセクション（２２）がある。

剛性の低いセクションの材料は、離散的領域を与えるた
め適切に変更又は他の形で修正される。なおその少なく
とも一部分は、バックシート材料のその他の残りのセク
ションの剛性値に比べて低い剛性値を有している。剛性
の低いセクションの各々は、例えば中にノツチつきリセ
ス、アパーチャ又は選択されたパターンの浮彫りが形成
されているバックシート（１２）の部分を含んでいても
よい。第４図は、一般に直線の縁部ボーダーをもつ凹凸
のついたノツチセクション（２４）がおむつ（１０）の
エンドマージン（３４）内に形成されているような構成
を示している。代替的には、ノツチリセスは曲線状又は
不規則な縁部ボーダを有していてもよい。

第５図に示されているように、凹凸のついた剛性の低い
セクション（２２）は、それを通して形成された複数の
アパーチャ又は浮彫り（２８）をもつエンドマージン（
３４）の一部分を含みうる。

このアパーチャは、望まれるとおり、規則的な又は不規
則なパターンで配置されたスリット、せん孔又は穴を含
んでいる。同様に、浮彫りは規則的な形又は不規則な形
のいずれでもよく、望みどおり、規則的或いは不規則に
配置されうる。

バックシート（１２）のエンドマージン内に形成された
剛性の低いセクションは、有利にもバックシート材料を
軟化させウェストの弾性部材（４４）の影舌の下でギヤ
ザー及びシャーリングをより受けやす（することができ
る。結果として得られたウェストバンドはこのときより
すぐれた快適さを提供し、着用者の肌に対する刺激の可
能性は少なくなる。

本発明の特殊な実施態様において、剛性の少ないセクシ
ョン（２２）は、ウェストバンド（１４）の横方向幅（
６４）の約２０％以上を横切って延び、できればこのウ
ェストバンド幅の約３５〜５５％を横切って延びている
ことが望ましい。さらに、剛性の低いセクション（２２
）は、おむつのウェストバンドの側面方向に延びる縁部
（３８）から測定した場合、バックシート（１２）内へ
少なくとも約０．５ｃｍ、できれば約１ｃｍ以上さらに
望ましくは約１〜４ｃｍ延びているのがよい。剛性の低
いセクションのサイズは、ガーメントの軟かさや快適さ
に有利に寄与する。望ましい実施態様において、剛性の
低いセクション（２２）はエンドマージン（３４）の縁
部に沿っておむつ（１０）の中央部分にほぼ集中してい
る。

第４図を参照すると、ウェストバンドの弾性部材（４４
）はバックシート（１２）の外側面（１８）に結合され
、バックシートのウェストバンドの剛性の低いセクショ
ン（２２）全体にわたり完全に拡がっている。代替的に
は、弾性部材（４４）は剛性の低いセクション上に部分
的にのみ広がっていてもよいし、又バックシートのウェ
ストバンドの内側、体側の表面（２０）に結合されてい
てもよい。ただこれらの構成は美観が良くない。いずれ
の場合でも、弾性部材は接着剤、熱付着、音波付着、と
じ込みといった従来の技術によりバックシートに適切に
固定される。さらに、弾性部材は、少なくともトップシ
ートのウエストバンド部分においてギヤザー及びシャー
リングをつけるようトップシー１−（４０）に機能可能
な形で結合・固定されている。バックシート材料が弾性
部材（４４）に対してとりつけられている場合、弾性部
材は又バックシートのこれらの部分をギヤザー及びシャ
ーリングするべく作用する。例えば剛性の低いセクショ
ン（２２）がバックシート（１２）のアパーチャ入り９
■域を含んでいる場合、ウェスト弾性部材は、アパーチ
ャのある材料に付着させられるか又はその他の形でとり
つけられ、材料にギヤザーをつけるよう配置される。ア
パーチャのあるバックシートは次にトップシー）（４０
）にとりつけられるため、ウェストの弾性部材は又トッ
プシート材料をもギヤザー及びジャーリングする。

おむつのウエストバンドを機能可能な形でシャーリング
するため、弾性部材（４４）は、それができれば（ただ
し必ずしも必要ではない）長く延びた収縮可能な状態に
あるうちに、バックシート（１２）に固定される。例え
ば、弾性部材（４４）は、これをバックシート（１２）
に固定するプロセス中伸びた形状で機械的にテンション
を受けた状態に保つことができる。テンションが開放さ
れると、弾性部材は次にゆるんだり収縮したりしておむ
つのウェストバンドにギヤザーを入れる。

代替的には、弾性部材（４４）は、適切な外的刺激にさ
らされた時点で弾性部材がその有向長さからより短縮し
た長さまで縮むようにする有向エラストマ材料を含むこ
とができる。例えば、弾性部材（４４）は、熱にさらさ
れた時点で収縮する熱により活性化しうる材料を含んで
いてもよい。

かかる材料は、テンションが加わっていない状態にある
間パックシート　（１２）とトップシート（４０）に固
定され、次に活性化されてより短かい弾性化された状態
にまで収縮することができる。

収縮の時点で、弾性部材は、おむつのウエストバンドを
機能可能な状態でギヤザー及びシャーリングできる。

ウェストバンドセクションのはめ合い（フィツト感）及
び外観を良くするため、弾性部材（４４）は、特定の吸
収性用品の横方向幅の少なくとも約２０％にわたり拡が
る長さサイズ（４６）を有するよう構成されている。で
きれば弾性部材は用品の横方向幅の少なくとも４０％、
さらに望ましくは少なくともその約５０％にわたって広
がり、よりよい性能を得るのがよい。さらに限定的に言
うと、本発明に基づく図示されているおむつ用品につい
ては、弾性部材（４４）は少なくとも約２．０ｃｍの長
さサイズ（４６）を有している。できれば、弾性部材の
長さは約２．５〜３３ｃｍの範囲内、さらには約１０２
０ｃｍの範囲内にあってより良い性能が得られることが
望ましい。さらに、弾性部材（４４）は少なくとも約１
．０ｃｍの幅サイズ（４８）をもつよう構成されている
。できれば、弾性部材の幅は約２　７．５ｃｍの範囲内
さらには約２．５〜４ｃｍの範囲内にあってより良い性
能が得られることが望ましい。その結果、弾性部材（４
４）は約２．５〜２６２平方センチの範囲内の面積、で
きれば約２５〜８０平方センチの範囲内の面積を網羅す
ることが望ましい。弾性部材（４４）の弾性力が加えら
れる面積が増大すると有利にもこの力を分布させ、着用
者の体に対して及ぼされる圧力は軽減される。圧力が低
くなると、着用者の肌の刺激や赤道の可能性が少なくな
る。本発明においては、弾性部材（４４）に対する上述
のサイズは、弾性部材が収縮して用品の弾性化された部
分をシャーリングするような、その自立してギヤザーの
入った状態にある組立てされた用品に関して決定されて
いるものである。

本発明の１実施態様において、おむつの弾性化されたウ
ェストバンドは、着用者の肌に刺激を与えうる過度にざ
らざらした縁部を与えることなくウエストバンドのまく
れ上りに対してより大きな抵抗を提供するよう構成され
ている。おむつ（１０）のエンドマージン（３４）は、
皮ふの刺激又は摩耗を防ぐためならびにウェスト弾性ゴ
ム（４４）による望ましいシャーリングを容易にするた
め、標準的に柔軟なものにされている。しかしながらエ
ンドマージン（３４）の柔軟性により、エンドマージン
の弾性化された部分が使用中にまくれ上がり着用者の体
に対し内側又は外側にひだになる可能性がある。おむつ
のウエストバンドのまくれ上がりはこのときおむつをた
るませ、ウェスト及び脚のまわりに間隔を作る。かかる
たるみ及び間隙は次におむつからの流体の漏れの増加に
寄与する。ウエストバンドのまくれ上がりの可能性を軽
減させるため、トップシート（４０）、弾性部材（４４
）及びバックシートの凹凸のついたセクション（２２）
の積層アセンブリから成るおむつのウエストバンドセク
ションは、最低の剛性値を有していなくてはならない。

しかしながらおむつのウェストバンドの剛性は、着用者
の肌を過度に刺激するほど大きいものであってはならな
い。

おむつのウェストバンドの複合剛性は、柔かさ、快適さ
及びウエストバンドのまくれ上りに対する抵抗の有利な
組合せを提供するよう、ウェストの弾性ゴム（４４）の
比較的広い面積の範囲と連動すべく選択される。複合お
むつウェストバンドの柔軟性を特徴づけるためのパラメ
ータは、座屈力の値である。本発明に基づくウエストバ
ンドは約３０−５０重最グラムの範囲内の座屈力、でき
ればよりよい効率をもたらすため約３５〜４５重量ダラ
ムの範囲内の座屈力を呈していることが望ましい。

座屈力の値を決定するための適切な技法には、試料ホル
ダーに試料をとりつける作業、試料の縁部に対して試料
が一般に規定する平面に沿って圧縮力を加える作業そし
て次に試料の縁部を規準距離だけ移動させるのに必要な
力を測定する作業が含まれる。さらに限定的に言うと、
座屈力は以下の上皿試験を用いて決定されうる。

座屈試験には、直径０．５インチの平坦で円形の脚部ア
タッチメントのついたＪｏｈｎ　Ｃｈａｔｉｌｌｏｎ　
＆５ｏｎｓ　Ｉｎｃ、　（二、１−ヨーク＋　Ｋｅｗ　
Ｇａｒｄｅｎｓ、　ＫｅｗＧａｒｄｅｎｓ　Ｒｏａｄ　
）が製造しているＣｈａｔｉｌｌｏｎ　Ｇｒ（１６）Ｇ
ａｕｇｅＤＦＧ−２のような力測定計；速度調整可能な
可動プラットフォームと力測定計用マウントを有するｒ
　ＣＯＭ　Ｂ　Ｉ　Ｊ　Ｋａｙｅｎｅｓｓテスター又は
それに類する装置；メリーランド州Ｇａｉｔｈｅｒｓｂ
ｕｒｇのＦｒａｚｉｅｒ　Ｐｒｅｃｉｓｉｏｎ　Ｉｎｓ
ｔｒｕｍｅｎｔ　Ｃｏ、が製造している標準型縮み計の
ような縮み計；そして専用の試料ホルダーが用いられる
。試験は、相対湿度５０％±２％、温度２３℃±ｌ　’
Ｃの標準条件の大気中で行なわれる。

試験の対象となっている用品のウエストバンドからとら
れた試料は長さが２インチ、幅が１インチのものであり
、２インチの長さの側面のうち１つはウェストバンドの
露出した「自由」縁部（３８）に相当する。この「自由
」縁部は試料の「先行（前）」縁部に相当することにな
る。試料の有効厚みは、１インチの直径の脚部アタッチ
メントを用いて０．２ｐｓｉの圧力で縮み計により測定
される。次にこの試料は試料ホルダーにしっかりととり
つけられる。

第８図−８Ｅ図に示されているように、試料ホルダー（
９０）には、上！、！１Ｅ（９２）、底板（９４）そし
てネジ又はボルト及び蝶形ナツトなどの適切な締め具で
上板と底板の間に固定、とりつけされているスペーサ（
９６）が含まれている。適切に寸法決定されたスペーサ
は試料の有効厚みよりも０、０７−０．０９インチ大き
い厚みをもっている。

さらにスペーサはその中にノツチ（１０２）を有してい
る。このノツチは試料を収納するよう寸法決定されてお
り、試料の反対側の縁部がスペーサの内縁（９８）に対
して突き当たっているとき試料の「先行」縁部（９９）
が試料ホルダーのノツチ付き端部を超えて延びないよう
に構成されている。さらに限定的に言うと、スペーサ内
のノツチは長さ２．１２５インチ幅１インチである。同
様に、上板及び底板の各々はその中に作られたノツチ（
１００）を有しているが、これらのノツチは一般に正方
形をしており各通約０．７５インチである。

試料ホルダの構成要素を作る上で適当な材料はアクリル
プレート（ブレクシグラス）である。

ＣｈａｔｉｌｌｏｎゲージのスイッチはｒＫｇＪ、「標
準」そして「圧縮」にセットされ、第９図に示されてい
るように、ゲージ（１０８）は、そのプローブ（１１０
）がＫａｙｅｎｅｓｓテスターの中心軸に対しほぼ平行
に直接その上に心合せされた状態で、Ｋａｙｅｎｅｓｓ
テスター（１０６）の動かない部分上にとりつけられる
。その中に試料が保持されている試料ホルダーは、両面
接着テープを用いて可動なプラットフォームに固定され
、試料の先行縁部がＣｈａｔｉｌｌｏｎゲージ（１０８
）のプローブに対して鉛直でセンタリングされた状態と
なるよう心合せされる。測定を行なう前に、Ｋａｙｅｎ
ｅｓｓテスクの可動プラットフォームの速度は６．０±
０．１インチ／分に調節され、試料の先行縁部はＣｈ、
３ｊｉｌｌｏｎゲージの脚部のすぐ隣りに位置づけされ
る。Ｋａｙｎｅｓｓテスタのプラントフオームは、０．
２５±０．０Ｉインチの距離だけＣｈａｔｉｌｌｏｎゲ
ージに向かって進められそこで停止させられる。Ｃｈａ
ｔｉｌｌｏｎゲージのデジタル式読みとり装置から測定
値をよみとり、１グラム単位に四捨五入して記録される
。

本発明のもう一つの実施態様においては、弾性部材は、
一般におむつのウェストバンドによりほぼ規定される平
面に対して鉛直である方向に沿っておむつ（１０）の厚
みサイズを通して通気性を与えるよう、はぼ蒸気浸透性
の材料で構成されている。本発明に基づくかかる構成に
は、アパーチャ、スリット、せん孔などのような適切な
技法により蒸気浸透性が与えられたバックシー）（１２
）が含まれている。代替的には、バックシート（１２）
はマイクロポーラスな（微細孔のある）「通気性」重合
体フィルムでできていてもよい。

このときバックシート（１２）は液体浸透性のあるトッ
プシーｆ−（４０）及び蒸気浸透性のある弾性部材（４
４）と連動して、通気性あるウエストバンドセクション
を提供する。おむつのウェストバンドの複合アセンブリ
の有効多孔率が少なくとも約３ｃｆｍ／平方フィートの
通気性、多孔率の値を与えたとき、望ましい通気度が達
成される。できれば、ウエストバンド複合材の通気性の
値は少なくとも約５ｃｆｍ／平方フィートであり、でき
ればより良い効率をもたらすため約１０ｃｆｍ　／平方
フィート以上であることが望ましい。

多孔率の値を決定するための適切な技法は、メリーラン
ド州５ｉｌｖｅｒ　ＳｐｒｉｎｇｓのＦｒａｚｉｅｒ　
ｒ’ｒｅｃｉｓｉｏｎ　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔ　Ｃｏ、
が製造しているＦｒａｚｉｅｒ　５気度テスタ或いは同
等のものを用いる以下の芝ユ圭拭題である。この多孔率
試験においては、Ｆｒａｚｉｅｒの計器はその１インチ
直径の上部アクソチメントのオリフィスを備えた形とな
っており、試料は、試験対象である用品のウエストバン
ドから切りとられる。試料の長さは２インチ、幅は１、
０−１．２５インチである。１インチのアタッチメント
オリフィスの上に両面接着テープが置かれ、テープ材料
はこのアタッチメントオリフィスの内径縁部に沿って切
り離される。次に試料は、体側のトップシート層が下向
きになった形で緩和状態のアタッチメントオリフィスの
上全体に置かれ、両面テープに付着される。オリフィス
は、いかなる間隙もなく完全にしっかりカバーされてい
なくてはならない。次に試料は、Ｆｒａｚｉｅｒ装置上
の締付は装置を用いて所定の位置に締めつけられる。

Ｆｒａｚｉｅｒ計器は、Ｐｏｗｅｒｓ　ｔａ　ｔ　１ｊ
ｌＪ御、傾斜圧力計及び垂直圧力計を有する。Ｐｏｗｅ
ｒｓｔａｔは、傾斜圧力計内のオイルコラムが０．５の
値に達するまで調整される。この時点で、垂直圧力計が
表示している圧力降下は少なくとも３インチでなくては
ならない。この圧力降下が３インチ未満である場合、Ｆ
ｒａｚｉｅｒ計器はできれば望ましい３インチの圧力降
下を与えるようより小さなフローノズルオリフィスを用
いて構成し直されなくてはならない。適正なノズルとの
交換手順は、Ｆｒａｚｉｅｒ計器と共に供給される取扱
い説明書に記されている。傾斜圧力計のオイルコラムが
適切なレベルで安定した後、垂直圧力計内のオイルレベ
ルが読みとられ記１．工される。次に垂直圧力計の読み
とり値をＦｒａｚｉｅｒの計器と共に供給された校正／
換算表を用いて試料１平方フイート、１分あたりの空気
の立方フィート単位で表わされた流量に換算する。ここ
でＦｒａｚｉｅｒ計器には３ｃｆｍ／平方フィートの測
定下限があることを指摘しておかなくてはならない。

本発明のもう１つの実施態様によると、バックシー）（
１２）は、おむつのウェストバンドを通っての液体の移
動を減少することのできる流星バリアも同時に提供しな
がら剛性の低いセクション（２２）を提供するよう特有
の構成にすることができる。第７図を参照すると、剛性
の低いセクション（２２）は、バックシートを切ってフ
ラップ（８０）を形成することにより、バックシート（
１２）内に形づくられる。フラップ（８０）は、吸収体
（５０）の体側上に重なり合いこうして液体流出に対す
るバリヤを与えるため、折り重ねられる。図示されてい
る実施態様において、フラップ（８０）は、エンドマー
ジン（３４）の縁部から吸収体（５０）の隣接して置か
れた縁部近くの場所まで縦方向に延びるライン（８２）
に沿ってパックシートを切断するか又は他の形で分離す
ることにより形成される。ライン（８２）は一般に互い
に平行であり、おむつの縦方向中心線の各側にほぼ対称
的に位置づけされている。その結果得られる一般に矩形
のフラップ（８０）は吸収体（５０）の縁部のまわりに
折り畳まれ、吸収体（５０）の内側、体側の表面と重な
り合う。トップシート（４０）は吸収体（５０）と向か
いあった関係に置かれ、吸収体とトップシーｌ−の間に
フラップをはさむようフラップ（８０）の−Ｆに重なる
。弾性部材（４４）はハックシー）（１２）に固定され
、フラップ（８０）の切断及び折り畳みによりバックシ
ー１−（１２）内に形成された一般に矩形のノツチ付き
リセスにより規定されている剛性の低いセクション（２
２）の上全体にまたがっている。剛性の低いセクション
全体にまたがる弾性部材の部分は、弾性部材がその収縮
された状態にあるときトップシート材料にギヤザー及び
シャーリングを加えるよう。適切に構成されトップシー
１−（４０）に固定されている。

本発明の１変形実施態様において、吸収体（５０）には
、第３図に示されている構成と同様に、その縦方向縁部
のいずれか一方又は両方の中に形成されたノツチリセス
（５４）が含まれていてもよい。

このような配置では、分離ライン（８２）はリセス（５
４）内に延び、フラップ（８０）は吸収体の内部表面上
に重なり合うようリセスの内部縁のまわりに延びること
になる。

以下の例は本発明をより詳細に説明する目的で与えられ
ている。特定の材料、サイズ、数堡及びその他のパラメ
ータは、単なる例にすぎず、本発明の範囲を限定的に制
限する意味をもつものではない。

例　　１ 使い捨ておむつは、弾性化された前部及び後部ウェスト
パネルがついた形で作られた。この吸収性用品には、お
むつの各ウェストバンド端部に剛性の低いセクションを
与えるため各々の縦方向端部の縁に５．５インチ×０．
５インチの矩形のノツチカットアウトをもつバックシー
ト層（１，２８ミルのポリエチレン、チタンのフィラー
入り）が含まれていた。はぼ液体浸透性のトップシー１
−層（０，７５ｏｚ／ｙｄ”のスパンボンデツド・ポリ
プロピレン）がバックシートａの内部表面と向かい合っ
た関係に置かれ、吸収体（重量百分率で８０％の空気撚
りのセルロース繊維、１１％の超吸収性ポリアクリレー
ト及び９％のティッシュラップ）がトップシート層とバ
ックシート層の間に位置づけされた。吸収体のかさ密度
は約０．１２　ｇ　／ｃｃであった。バックシートのウ
ェストバンド部分の外側表面には弾性部材が結合され、
この部材は、三層になったエラストマの不織繊維質材料
から成っていた。２つの外側の層は、約０．４　ｏｚ／
ｙｄ”の秤量をもつポリプロピレンスパンボンドで構成
され、第３の中間層は約９５　ｇ　／　ｒｄの秤量をも
つメルトフローされたＫＲＡＴＯＮエラストマ繊維で構
成されていた。弾性部材は、矩形ノツチの周囲にそして
下にあるトップシート材料の露出部分に、スプレー式ホ
ットメルト接着剤（Ｆｉｎｄｌｅｙ９９５３７２）で貼
付された。トップシート層とバックシート層の間にはさ
まれた弾性部材を含むウエストバンドは３１．３３ｃｆ
ｍ　／ｆｔ２の多孔度値と４０ｇｍ０座屈力値を有して
いた。

炎−１ 上述の多孔性試験を用いて、いくつかの従来のウエスト
バンド構造が通気性についてテストされた。

八Ｉｌｌは本発明に基づいて作られ、例１において上述
されている構造をもっていた。

試料２は、バックシート５（１，２８ミルのポリエチレ
ン、チタンフィラー入り）とほぼ液体浸透性のトップシ
ート層（０，７５オンス／平方ヤードのポリプロピレン
、スパンボンド）ヲ含ムウエストバンドであった。バッ
クシートはトップシートの内側面と相向かい合った形で
位置づけされ、ホットメルト　（溶融）グルーライン（
Ｆｉｎｄｌｅｙ６９４３７３８、グルーラインの間隔は
約０．５″）でトップシートにとりつけられていた。弾
性部材（同時押出し成形の有向フィルム ０．４４インチ×５．５インチ）が、２本の平行なホッ
トメルト接着グルーライン（Ｆｉｎｄｌｅｙ　１９１３
３５Ｂ）でバックシート層にとりつけられ、ウェストバ
ンド部分（１，５インチ×１３インチ）の中心に固定さ
れた。この弾性部材はバックシート層とトップシー１・
層の間にはさまれていた。試料２のウェストバンド構造
は、Ｋｉｍｂｅｒｙ−ＣＩａｒｋＣｏｒｐｏｒａ　ｔ　
ｉｏｎにより市販されている製品にみられる構造にほぼ
一致していた。

試料３は、バックシー１層（１，３８ミルのポリエチレ
ン、２酸化チタンフィラー入り）とほぼ液体浸透性のト
ップシート層（０，７５オンス／平方ヤードのヒートボ
ンデツド（加熱結合）ポリプロピレン〕を含むウェスト
バンドであった。バックシートはト・ノブシートの内側
表面に向かい合った形で位置づけされ、ホットメルトグ
ルーライン（テルペン樹脂を伴うポリスチレン／ポリブ
タジェンベースの重合体、間隔約０．８７５インチ）で
トップシートに付けられていた。弾性部材（ＩＥＶＡ熱
収縮性フィルム、３．５ミル、ＥＰＤＭ／ポリプロピレ
ンサン）・プレン、１インチ×フインチ）がトップシー
トとバックシートの間にはさまれ、これらのシートに対
して約０．３インチ間隔の超音波ボンドの列でシャーリ
ングされた。弾性部材はウエストバンドの先行（前）縁
まで延びていた。試料３のウェストバンド構造はそのＬ
ＵＶＳのブランド名でＰｒｏｃｔｅｒ　＆　Ｇ（１６）
ｂｌｅ　Ｃｏ、により販売されている市販の製品から得
られたものである。

試料４は、バックシート層（１，３８ミルのポリエチレ
ン、２酸化チタンフィラー入り）；はぼ液体浸透性のト
ップシート層（０，７５オンス／平方ヤードのヒートボ
ンデツドポリプロピレン）；及びウェストバリヤ材（ア
イツタクチイック・ポリイソプロピレンのマイラータイ
プフィルム、１゜１ミル、２．１インチＸ　１２．０イ
ンチ）を含むウェストバンドであった。ウェストバリヤ
材は、パックシー１−とトップシートの間にはさまれ、
音波ボンドでトップシートにとりつけられ、約０．５イ
ンチ間隔のホントメルト接着剤ライン（粘着付与剤を含
むポリスチレン／ポリイソプレンベースの重合体）でハ
ックシー１−にとりつけられている。試料４のウエスト
バンド構造は、そのＰＡＭＰＩＥＲ３というブランド名
でＰｒｏｃｔｅｒ　＆　Ｇ（１６）ｂｌｅ　　が市販し
ている市販製品から得られたものである。

多孔性試験の結果は下表１に要約されている。

犬−一」− おむつのウェストバンド おむつ試料　　　　多孔度（ｃＦＭ／５ＡＦＴ）試料１
　　　　　　　　３１．３３ 試料２　　　　　　　　３．５３未満 試料３　　　　　　　　３．５３未満 試料４　　　　　　　　３．５３未満 例３ 例２に記されている４つのおむつウェストバンド構造が
５番目の試料と共に、上述の座屈試験を用いて座屈力に
ついてテストされた。

試料５は、本発明に従って作られたものであり、バック
シート層（１，００ミルのポリエチレン、２酸化チタン
のフィラー入り）及び、このバックシートの内部表面と
向かい合った関係におかれたほぼ液体浸透性のトップシ
ート層（０，７５オンス／平方ヤードのポリプロピレン
スパンボンド）を含む構造を有していた。バックシート
は、ホットメルトスプレー式接着剤（Ｎａｔｉｏｎ（１
３）　７０　２９１１　）でトップシートにとりつけら
れた。エラストマー不織繊維質材料（以下のものから成
る９５ミル、２１０グラム／平方インチのもの二０．４
オンス／平方ヤードのポリプロピレンスパンボンド、９
５グラム／平方ヤードのメルトブローされたＫ　ＲＡ　
Ｔ　ＯＮ及び０．４オンス／平方ヤードのポリプロピレ
ンスパンボンド）が約０．１８８インチ間隔平行なホン
トメルト接着グルーライン（Ｆｉｎｄｌｅｙ　１９１３
３５　Ｂ）でバックシート層にとりつけられ、ウェスト
ハント部分（１，５“Ｘ　１３　’）の中心に固定され
た。弾性部材はバックシート層とトップシー１−層の間
にはさまれた。試料５の個々の試験片が５つテストされ
、平均テスト値が記録された。

テストの結果は下表２に要約されている。

弐−ｍ−１ 試料１ 試料２ 試料３ 試料４ 試料５ 以上に本発明をかなり詳しく説明してきたが、当該技術
分野において普通の技能を有する者であれば、本発明の
考え方から逸脱することなくさまざまな変更及び修正を
加えることができるということは明白である。かかる変
化及び修正は全て、前記特許請求の範囲に規定されてい
るような本発明の適用範囲内に入るものとみなされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ギヤザーの入っていない状態における、本発
明に基づく代表的な吸収性ガーメントの平面図である。 第２図は、第１図のライン２−２に沿ってとられた断面
図（実物大ではない）を示している。 第３図は、本発明のもう１つの実施態様を示している分
解組立斜視図である。 第４図は、パックシート層内に形成された凹凸のあるセ
クションを含む、本発明の変形実施態様を示している分
解組立斜視図である。 第５図は、ガーメントのバックシートの凹凸のあるセク
ションがその中に作られたアパーチャ又は浮彫りをもっ
ているような本発明の一実施態様を示す分解組立斜視図
である。 第６図は、幼児が着用している状態の、本発明に基づく
吸収性用品を示す使用状態図である。 第７図は、ノツチ付きのリセスおよび流量（フロー）バ
リヤを提供するようにバックシートが構成されているよ
うなおむつのウェストハントを示している分解組立斜視
図である。 第８図、８Ａ図、８Ｂ図、８Ｃ図、８Ｂ図及び８Ｂ図は
、本発明に基づくウエストバンド構造の物性をテストす
るのに用いられた試料ホルダーを示す図である。 第９図は、おむつ試料の座屈力値をテストするために据
えつけられた装置の斜視図である。 １０・・・・・・おむつ、　　１２・・・・・・バック
シート層、１４・・・・・・ウェストバンド部分、２０
・・・・・・バックシートＪＷの内側面、２２・・・・
・・剛性の低いセクション、３２・・・・・・サイドマ
ージン、 ３４・・・・・・エンドマージン、 ３６・・・・・・耳状セクション、 ４０・・・・・・トップシート層、 ４４．４４ａ・・・・・・ウェスト弾性部材、５０・・
・・・・吸収体、５２・・・・・・ティッシュラップ、
５４・・・・・・ノツチリセス、 ６４・・・・・・ウェストバンドの横方向幅、９０・・
・・・・試料ホルダー、９２・・・・・・上　板、９４
・・・・・・底　板、９６・・・・・・スペーサ、９日
・・・・・・スペーサ内縁、１００・・・・・・ノツチ
、１０２・・・・・・ノツチ、１０６・・・・・・Ｋａ
ｙｅｎｅｓｓテスター１０８−−Ｃｈａｔｉｌｌｏｎゲ
ージ、１１０・・・・・・プローブ。 ＦＩＧ、ｔ ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、６ ＦＩＧ、８Ａ ＦＩＧ、８Ｅ

Claims (43)

【特許請求の範囲】
1. （１）吸収性物品の少なくとも一方のウエスト・バンド
   部分を区画している、実質的に液体不透過性のバックシ
   ート層と、 このバックシート層の内側表面に面するように配置され
   ている、実質的に液体透過性のトップシート層と、 前記トップシート層および前記バックシート層の間に配
   置された吸収体と、 前記ウエスト・バンド部分における設定された表面部分
   に取り付られた伸縮性部材とを備え、この伸縮性部材は
   、前記ウエスト・バンド部分にギャザーが付くように配
   置されているエラストマー製の不織繊維状ウエブ材料か
   らなっていることを特徴とする吸収性物品。
2. （２）請求の範囲１記載の吸収性物品において、前記バ
   ックシート層はポリマー製のフィルムから成っているこ
   とを特徴とする吸収性物品。
3. （３）請求項１記載の吸収性物品において、前記バック
   シート層は、実質的に蒸気透過性となっているポリマー
   製のフィルムからなっていることを特徴とする吸収性物
   品。
4. （４）請求項１記載の吸収製物品において、前記バック
   シート層、前記トップシート層および前記伸縮性部材に
   よって、複合構造のウエスト・バンド部分が形成されて
   おり、この部分の座屈力は、約３０〜約５０グラム重で
   あることを特徴とする吸収性物品。
5. （５）請求項１記載の吸収性物品において、前記伸縮性
   部材は、前記バックシート層の外側表面に固着されてい
   ることを特徴とする吸収性物品。
6. （６）請求項１記載の吸収性物品において、前記伸縮性
   部材は、前記バックシート層およ前記トップシート層の
   間に固着されていることを特徴とする吸収性物品。
7. （７）請求項１記載の吸収性物品において、前記伸縮性
   部材は、前記バックシート層の内側表面に固着されてい
   ることを特徴とする吸収性物品。
8. （８）請求項１記載の吸収性物品において、前記伸縮性
   部材は、前記トップシートの内側面に固着されているこ
   とを特徴とする吸収性物品。
9. （９）請求項１記載の吸収性物品において、前記ウエス
   ト・バンド部分を越えて液体が移動することを制限する
   ための漏れ止めが形成されていることを特徴とする吸収
   性物品。
10. （１０）請求項１記載の吸収性物品において、前記漏れ
    止めはフラップを備え、このフラップは、前記バックシ
    ート層から形成され、前記吸収体における身体側の部分
    に重ねるように折り曲げられていることを特徴とする吸
    収性物品。
11. （１１）一部に剛性を低下させた断面部分を備えたウエ
    スト・バンド部分を少なくとも一つ区画形成しているバ
    ックシート層と、 前記バックシート層の内側表面に面する関係に配置され
    、前記バックシートのウエスト・バンド部分における剛
    性を低下させた断面部分を少なくとも部分的に覆う状態
    に架け渡された、実質的に液体透過性となっているトッ
    プシート層と、 前記トップシート層および前記バックシート層の間に配
    置された吸収体と、 前記バックシートのウエスト・バンド部分の表面に取り
    付けられ、その剛性を低下させた部分を少なくとも部分
    的に覆うように架け渡された伸縮性部材とを有し、 前記伸縮性部材は、少なくとも前記トップシート層にギ
    ャザーを付けるように配置されたエラストマー製の不織
    繊維材料から成っていることを特徴とする吸収製物品。
12. （１２）請求項１１記載の吸収性物品において、前記バ
    ックシート層は、前側ウエストバンド部分および後側ウ
    エストバンド部分を備えており、 前記前側および後側ウエストバンド部分は、剛性を低下
    させた断面部分を備えており、 前記バックシート層の外側表面には前側伸縮部材が取り
    付けられ、この伸縮部材は、前側ウエストバンド部分の
    剛性を低下させた断面部分の全部を覆う状態に架け渡さ
    れ、前記トップシートの少なくとも前側部分にギャザー
    を付けるように構成されており、 前記バックシート層の外側表面には、後側伸縮部材が取
    り付けられ、この伸縮部材は、後側ウエストバンド部分
    の剛性を低下させた断面部分の全部を覆う状態に架け渡
    され、前記トップシートの少なくとも後ろ部分にギャザ
    ーを付けるように構成されていることを特徴とする吸収
    性物品。
13. （１３）請求項１１記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、エラストマー製のストイレッチ・ボンドさ
    れた積層材料から成っていることを特徴とする吸収性物
    品。
14. （１４）請求項１１記載の吸収性物品において、前記バ
    ックシートのウエストバンドにおける剛性を低下させた
    断面部分はその中間部分に位置していることを特徴とす
    る吸収性物品。
15. （１５）請求項１１記載の吸収性物品において、前記ウ
    エストバンドの剛性を低下させた断面部分は、ウエスト
    バンドの終端を切る欠くことによって形成した窪みを備
    えていることを特徴とする吸収性物品。
16. （１６）請求項１１記載の吸収性物品において、前記ウ
    エストバンドの剛性を低下させた断面部分は、このウエ
    ストバンドを貫通するように形成した複数個の開口を備
    えていることを特徴とする吸収性物品。
17. （１７）請求項１１記載の吸収性物品において、前記ウ
    エストバンドの剛性を低下させた断面部分は、そのウエ
    ストバンドに形成した一定のパターンのエンボス部を備
    えていることを特徴とする吸収性物品。
18. （１８）請求項１１記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、実質的に蒸気透過性であることを特徴とす
    る吸収性物品。
19. （１９）請求項１１記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、少なくとも、約３ｃｆｍ／平方フィートの
    多孔度となっていることを特徴とする吸収性物品。
20. （２０）請求項１１記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、少なくとも約５ｃｆｍ／平方フィートの多
    孔度となっていることを特徴とする吸収性物品。
21. （２１）請求項１１記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、少なくとも約１０ｃｆｍ／平方フィートの
    多孔度となっていることを特徴とする吸収性物品。
22. （２２）請求項１１記載の吸収性物品において、前記ウ
    エストバンド部分を越えて液体が移動することを制限す
    るための漏れ止めを備えていることを特徴とする吸収性
    物品。
23. （２３）請求項１１記載の吸収性物品において、前記漏
    れ止めはフラップを有しており、このフラップは、前記
    バックシートによって形成され、前記吸収体の身体側の
    部分に重なるように折り曲げられていることを特徴とす
    る吸収性物品。
24. （２４）合成ポリマーフィルム材料からなり、解放部分
    が形成されたバックシート・ウエストバンドを少なくと
    も一つは区画形成しているバックシート層と、 前記バックシート層の内側表面に面する関係となるよう
    に配置され、前記ウエストバンド部分の剛性を低下させ
    た断面部分の少なくとも一部を覆う状態に架け渡されて
    いる、実質的液体透過性のバックシート層と、 前記バックシート層および前記トップシート層との間に
    配置された吸収体と、 前記バックシート層の外側表面に取り付けられ、前記バ
    ックシート・ウエストバンド部分の剛性を低下させた断
    面部分の少なくとも一部分を覆う状態に架け渡された伸
    縮性部材とを備えており、 前記伸縮性部材は、少なくとも前記トップシート層にギ
    ャザーを付けるように構成されたエラストマー製の蒸気
    透過性の不織繊維状材料から成っていることを特徴とす
    る吸収性物品。
25. （２５）請求項２４記載の吸収性物品において、前記バ
    ックシートは前側ウエストバンド部分および後側ウエス
    トバンド部分を備えており、前記前側および後側のウエ
    ストバンド部分のそれぞれは、剛性を低下させた断面部
    分が形成されており、 前記バックシート層の外側表面には、前側伸縮性部材が
    取り付けられ、この伸縮性部材は、前記前側ウエストバ
    ンド部分の剛性を低下させた断面部分を完全に覆う状態
    に架け渡され、前記トップシートの少なくとも前側部分
    にギャザーを付けるように構成されていることを特徴と
    する吸収性物品。
26. （２６）請求項２４記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、エラストマー製のストレッチ・ボンドされ
    た複合材料から成っていることを特徴とする吸収性物品
    。
27. （２７）請求項２４記載の吸収性物品において、前記バ
    ックシート・ウエストバンド部分における剛性を低下さ
    せた断面部分は、その中間部分に位置していることを特
    徴とする吸収性物品。
28. （２８）請求項２４記載の吸収性物品において、前記ウ
    エストバンドの剛性を低下させた断面部分はウエストバ
    ンドの終端を切る欠くことによって形成した少なくとも
    一つの窪みを備えていることを特徴とする吸収性物品。
29. （２９）請求項２４記載の吸収性物品において、前記ウ
    エストバンドの剛性を低下させた断面部分は、このウエ
    ストバンドを貫通するように形成した複数個の孔を備え
    ていることを特徴とする吸収性物品。
30. （３０）請求項２４記載の吸収性物品において、前記ウ
    エストバンドの剛性を低下させた断面部分は、そのウエ
    ストバンドに形成した一定のパターンのエンボス部を備
    えていることを特徴とする吸収性物品。
31. （３１）請求項２４記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、実質的に蒸気透過性であることを特徴とす
    る吸収性物品。
32. （３２）請求項２４記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、少なくとも、約３ｃｆｍ／平方フィートの
    多孔度となっていることを特徴とする吸収性物品。
33. （３３）請求項２４記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、少なくとも約５ｃｆｍ／平方フィートの多
    孔度となっていることを特徴とする吸収性物品。
34. （３４）請求項２４記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、少なくとも約１０ｃｆｍ／平方フィートの
    多孔度となっていることを特徴とする吸収性物品。
35. （３５）請求項２４記載の吸収性物品において、前記ウ
    エストバンド部分を越えて液体が移動することを制限す
    るための漏れ止めを備えていることを特徴とする吸収性
    物品。
36. （３６）請求項２４記載の吸収性物品において、前記漏
    れ止めはフラップを有しており、このフラップは、前記
    バックシートによって形成され、前記吸収体の身体側の
    部分に重なるように折り曲げられていることを特徴とす
    る吸収性物品。
37. （３７）少なくとも一つのバックシート・ウエストバン
    ド部分を区画形成しており、実質的に液体不透過性で、
    実質的に伸縮性のないバックシート層と、 前記バックシート層の内側表面に面する関係に配置され
    ており、実質的に液体透過性であるトップシート層と、 前記トップシート層と前記バックシート層との間に配置
    された吸収体と、 前記トップシート層およびバックシート層の間に積層さ
    れて、ギャザーの付いた積層構造のウエストバンド部分
    を形成している伸縮性部材とを備え、 前記伸縮性部材は、張力が作用していない収縮状態にお
    ける厚さが少なくとも約０．０２５インチとなっている
    、エラストマー製の不織繊維状材料からなり、前記複合
    構造のウエストバンド部分の座屈力は、約３０〜約５０
    グラム重の範囲内であることを特徴とする吸収性物品。
38. （３８）請求項３７記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材はエラストマー製の溶融吹き込み成形された繊
    維状ウエブから成っていることを特徴とする吸収性物品
    。
39. （３９）請求項３７記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材は、エラストマー製のストレッチ・ボンドされ
    た複合ウエブからなっていることを特徴とする吸収性物
    品。
40. （４０）請求項３７記載の吸収性物品において、前記伸
    縮性部材の厚さは、少なくとも約０．０５０インチであ
    ることを特徴とする吸収性物品。
41. （４１）請求項３７記載の吸収性物品において、前記複
    合ウエストバンド部分の座屈力は、約３５〜約４５グラ
    ム重の範囲内であることを特徴とする吸収性物品。
42. （４２）請求項３７記載の吸収性物品において、前記ウ
    エストバンド部分を越えて液体が移動することを抑制す
    るための漏れ止めを備えていることを特徴とする吸収性
    物品。
43. （４３）請求項３７記載の吸収性物品において、前記漏
    れ止めはフラップからなり、このフラップは前記バック
    シートから形成され、前記吸収体の身体側の部分を覆う
    状態に折り曲げられていることを特徴とする吸収性物品
    。