JPH02123081A - エレベータの操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、エレベータの操作装置に関し、特にいわゆる
セキュリティ運転時等の操作性を改良するための技術に
関する。 （従来の技術） エレベータは通常不特定多数の人を対象として設置され
ることが多く、だれでも乗り場釦またはかご内操作盤の
行先階釦を押せば呼びが登録でき、かごを呼び寄せたり
、かごを運転したりできる。しかし、近年では、乗客の
安全等のため、特定の人だけが利用できるエレベータも
要求されるようになってきた。例えば、マンションに設
置されたエレベータでは、マンションの住民が許可した
者だけが使用できることが望まれでいる。この要望を満
たすため、カードを使用することにより、常に登録され
た特定の人だけが操作出来るようにしたものがある。 第４図及びｉｓ図は、例えば特開昭５２−２７１５１号
公報に示された従来のエレベータの操作装置を示す図で
、第４図はかご内圧入口正面図、第５図は回路図である
。図中、（１）はエレベータのかご、（２）はかと　（
１）の出入口、（３）はかと出入口　（２）の上方に設
置されたかご位置表示器、（４）はかご出入口　（２）
の側方に設置されたかご内操作盤で、（ＩＦ）〜（５Ｆ
）はそれぞれ１階〜５階の行先階登録釦、（４１）はカ
ード挿入口、（４１ａ）はカード挿入口（４１）に挿入
されたカードが予め登録されたものであることが検出さ
れると閉成するカー　ド確認リレー接点、（１０）〜（
５Ｄ）はそれぞれ１階〜５階のかと呼び登録リレーで、
　　（ＩＤａ）〜（５Ｄａ）はその常開接点、（ＩＥ）
〜（５Ｅ）はそれぞれかと　（１）が１階〜５階に居る
時開放するかご位置リレー接点、（＋）（−）は直流電
源である。 従来のエレベータの操作装置は上記のように構成され、
エレベータを運転しようとする乗客は、まずかご内操作
盤　（４）のカード挿入口（４１）に、ｌ１ｉ１気等に
より登録番号が記録された所定のカードを挿人才る。挿
入されたカードが登録されたものであれば、カード確認
リレー接点（４１ａ）は閉成する。ここで例えば５階の
行先階登録釦（５Ｆ）を押したどすると、（＋）−（４
１ａ）　−（５Ｆ）　−（５Ｄ）　−（５Ｅ）　−（−
）の回路により５階のかと呼び登録リレー（５Ｄ）の閉
成により自己保持する。これで５階のかご呼びが登録さ
れ、かご　（１）は５ｆＭへ走行する。かご　（１）が
５隋へ到着すると、かご位置り１ノ一接点（５Ｅ）は開
放して、５階のかと呼びリレー（５Ｄ）は消勢され、５
階のかと呼びは解除される。もし未登録のカードを挿入
した場合には、カード確認リレー接点（４１ａ）は閉成
しないので、かご呼びの登録は出来ず、不特定多数の人
がエレベータを利用することを防止できる。 〔発明が解決しようとする課題〕 上記のように従来のエレベータの操作装置では、セキュ
リティ確保のため所定のカードをカード挿入口（４１）
に挿入した後行先階登録釦（ＩＦ）〜（５Ｆ）を押すこ
とにより行先階が登録できるようになっている。この他
、時間帯によって非停止階を切り換える方式も提案され
ている。 上記いずれの方式も、それぞれの条件（例えば所定の力
〜ドを持たない場合等）によって呼びが登録できないよ
うになっているが、第４図に示す登録釦（ＩＦ１〜（５
Ｆ）には上記条件の有無による変化はないため、カード
等を持たない一般乗客が釦を押してもエレベータは動作
しないこととなり、乗客はその原因が分らず混乱してし
まうという課題があった。 本発明はかかる課題を解決するためになされたもので、
乗客にとって操作性がよく無用の混乱を招くことのない
工１ノベータの操作装置を得ることをＬ」的とする。 〔課題を解決するための手段〕 本発明に係るエレベータの操作装置は、操作盤に行先階
等の呼びを登録する登録釦を配列し、外部指令を受イス
する受信部を具備したエレベータの操作装置において、
上記各登録釦には階床文字、図形等を表示可能な表示部
を設け、外部指令を受けた上記受信部からの指令により
、所定の登録釦の表示部に上記階床文字、図形等を表示
させかつ該Ｗ　ａｉ釦を操作可能にさせる制御部を設け
たものである。 （作用） 本発明においては、カード等からの外部指令が受信部を
介して制御部に伝達されることにより、該指令を受けた
上記制御部が所定の登録釦の表示部に通電して階床文字
等を表示させ、かつ該所定の登録釦を操作可能にする。 これにより、特定条件の出来ない時には上記所定の登録
釦は消滅させ、特定条件の出来たときのみ該登録釦を現
出させかつ操作できるようにしている。 （実施例） 本発明は、セキュリティ確保のため、カード等を挿入し
ないと呼び登録ができない方式の工１ノベータや、非停
止階を切り換える方式のエレベータにおいて、行先階等
の呼びを登録する登録釦を、文字、図形等が必要時に表
示できる透明液晶表示板で構成し、かつＬ記操作釦の表
示部分に、それへのタッチにより信号を送出するための
透明電極を配置し、特定条件によって上記液晶の表示部
を消滅または現出するようにし、通常は液晶に電圧を印
加せず釦を消滅させておき、カード挿入等特定条件が出
来た時のみ液晶に通電して、釦を現出させると同時に、
釦のタッチスイッチを有効にしである。これにより呼び
登録が出来る所定の条件が成り立たぬ時には、操作装置
の呼び釦を消滅させてしまうことによって、乗客の混乱
を招かず、且つ美観をも損ねないようにしたものである
。 以下本発明の一実施例を第１図（ａ）　　　（ｂ）〜第
３図に基づいて説明する。第１図（ａ）　　　（ｂ）は
エレベータの操作装置に用いる操作盤の正面図、第２図
はこの操作盤に配列された登録釦の断面図、第３図はエ
レベータの操作装置の回路図である。 第１図　（ａ）、（ｂ）中、（１１）は操作盤で、この
図ではエレベータかと　（１）に設けられたかご内操作
盤の場合を示している。（１２）はかご内操作盤（１１
）に配列され、行先階等の呼びを登録する複数の登録釦
で、この図では釦　（１２ａ）〜（１２ｊ）からなる行
先階登録釦の場合を示している。（１３）は８釦（１２
ａ）　〜（１２ｊ）に表示され、それぞれ１〜ｌＯ階を
示す階床文字、（１４）はカード等からの外部指令を受
信する受信部（図示せず）用のカード挿入口である。 上記各行先階登録釦（］２）には、階床文字、図形等を
表示可能な表示部を設けているが、この実施例では該登
録釦（１２）を液晶タッチ式スイッチで構成している。 第２図はこの行先階登録釦（１２）の内部構造を示して
おり、図示するように、この登録釦（１２）は、表示部
としてのｌＯμｍ前後の厚さの液晶層（２１）と、この
液晶層（２１）の周囲を包囲するシール材（２２）と、
この液晶層（２１）及びシール材（２２）の上下面を覆
う分子配向層（２３）および（２４）と、分子配向層（
２３）の上面に積層され内側に透明なパターン電極（２
５）を有する前面ガラス板（２６）と、分子配向層（２
４）の下面に積層され内側に透明な共通電極（２７）を
有する裏面ガラス板（２８）と、上記前面ガラス板（２
６）の表面に所定のパターン電極（２５）に対応して形
成したタッチスイッチ用の透明電極（２９）およびこの
透明電極（２９）を含む前面ガラス板（２６）の表面に
形成したオーバーコート層（３０）とから構成されてい
る。上記パターン電極（２５）は、第１図　（ａ）、（
ｂ）に示すように、各階床用の釦　（１２ａ）〜（１２
Ｊ）の階床文字（１３）を形成しており、そしてタッチ
スイッチ用の透明電極（２９）は、上記８釦　（１２ａ
）〜（１２ｊ）に個別に形成されている。 第３図は上記操作装置の制御部（６１）を示すもので、
行先階登録釦（１２）のうち所定の登録釦（１，２ｇ）
〜（＋２４）　　（ここでは７階〜１０階用の釦）のパ
ターン電極（２５）および共通電極（２７）はライン（
３７）、（３８）を介して直流電源（３９）に接続され
ている。ライン（３７）にはカード確認リレー接点（４
１ａ）が直列に接続されている。また、かご内操作盤（
１１）のタッチスイッチ用透明電極（２９）には、これ
に手が触れたことを検出するしきい値演算器（５１）が
接続され、このしきい値演算器（５１）の検出出力はア
ンドゲート（５２）の一方の入力として加えられている
とともに、他方の入力には上記カード確認リレーの接点
　（４１ｂ）が加えられるようになっており、そしてア
ンドゲート（５２）の出力信号は７階〜ｌＯ階に対応す
る信号を生成する。しかしてこの制御部（６１）は、カ
ード等からの外部指令を受けた受信部からの指令により
、所定の登録釦　（１２ｇ）〜（１２ｊ）の液晶層（２
１）に通電して階床文字（１３）　（ここでは「７」〜
ｒｌＯＪ）を表示させかつ該登録釦（１２ｇ）〜（＋２
ｊ）を操作可能にさせる。なお、しきい値演算器（５１
）およびアンドゲート（５２）は、８釦（１２ａ）〜（
＋２ｊ）毎に設けられていることは勿論である。 次に、上記のように構成された本実施例の動作について
説明する。エレベータに乗って、特定階（ここでは７階
〜１０階）に行こうとする乗客は、まずかご内操作盤（
１１）のカート挿入口（１４）に、６ｉ１気等により登
録番号の記録されたカードを挿入する。挿入されたカー
ドが登録されたものであれば、７階〜ｔｏ階の行先階登
録釦　（１２ｇ）〜（１２ｊ）　に対応するカード確認
リレー接点　（４ｉａ）、（４１ｂ）が閉成する。これ
によって、最初第１図　（１１）の如く７階〜１０階の
行先階登録釦　（１２ｇ）　−（１２，ｉ）が消滅して
いたものが、第１図（ａ）の如く操作盤（１１）上に７
隋〜１０階の行先階登録釦　（１２ｇ）〜（１２ｊ）が
現出する。ここで例えば７階〜１ｏ階の任意の行き先釦
に触れると、人体が触れたことによる静電容量の変化を
しきい値演算器（５１）が検出し、この検出信号をアン
ドゲート（５２）を通して呼び登録信号を出力し、エレ
ベータの制御装置（図示せず）に送る。これによってエ
レベータは特定階へ運転をすることが可能になる。呼び
登録後、カードをカード挿入口（１４）から引き抜けば
、７階〜１０階の行先階登録釦　（１２ｇ）〜（１２Ｊ
）は再び消滅する。なお、行先階登録時、例えば音声で
「ピッ」というように、登録確認を行なうこともできる
が、このための技術はよく知られているので、ここでは
省略する。 また、カードの有無に拘わらず、例えば夜間等特定階を
セキュリティ確保のため立入禁止にしたい時には、エレ
ベータ管理盤（図示せず）のスイッチによって、第３図
の接点　（４１ａ）、（４１ｂ）を開放しておく。逆に
昼間はカードの有無に拘わらず７階〜１０階に行けるよ
うにしておくことも出来る。 なお、上記実施例はかご内の操作盤（１１）について説
明したが、本発明は乗場に取付けた行先階登録装置に用
いてもよいことは勿論である。またカードは挿入式でも
よいが、非接触式のものでもよい。さらに、表示部（２
１）は液晶以外の表示機能を有するものでもよい。 （発明の効果〕 以上述べた如く、本発明によれば、特定の条件が出来な
い時には特定階の行先階登録釦を操作盤から消滅させた
ので、一般乗客にとって操作性がよく、無用の混乱を招
くこともない。

【図面の簡単な説明】

第１図　（ａ）、（ｂ）〜第３図は本発明の一実施例を
示す図で、第１図　（ａ）、（ｂ）はエレベータの操作
装置に用いる操作盤の正面図で、同図　（ａ）は所定の
登録釦が現出した状態図、同図　（ｂ）は該登録釦が消
滅した状態図、第２図は操作盤に設けられた登録釦の断
面図、第３図は回路図、第４〜５図は従来のエレベータ
の操作装置を示す図で、第４図はかご内用入口正面図、
第５図は回路図である。 （１１）・・・操作盤（かご内操作盤）（１２）・・・
登録釦 （１２ｇ）〜（１２Ｊ）　　・・・所定の登録釦（２１
）・・・表示部（液晶層） （６１）・・・制御部 なお、 各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 操作盤に行先階等の呼びを登録する登録釦を配列し、外
   部指令を受信する受信部を具備したエレベータの操作装
   置において、上記各登録釦には階床文字、図形等を表示
   可能な表示部を設け、外部指令を受けた上記受信部から
   の指令により、所定の登録釦の表示部に上記階床文字、
   図形等を表示させかつ該登録釦を操作可能にさせる制御
   部を設けたことを特徴とするエレベータの操作装置。