JPH0212262Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0212262Y2 JPH0212262Y2 JP1985072911U JP7291185U JPH0212262Y2 JP H0212262 Y2 JPH0212262 Y2 JP H0212262Y2 JP 1985072911 U JP1985072911 U JP 1985072911U JP 7291185 U JP7291185 U JP 7291185U JP H0212262 Y2 JPH0212262 Y2 JP H0212262Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- corrosion
- assembled
- outer cylinders
- outer cylinder
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- Expired
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Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、内燃機関の消音器の筒体に関する。
内燃機関の排気系、特に消音器は燃焼ガスやそ
れに伴う凝縮水、あるいは排気ガス浄化の為に利
用している触媒との化学反応等に依り、且つ又走
行パターンに依る温度変化等に依り非常に腐食さ
れやすいものである。特い消音器の位置が乗用車
の後端末部にある場合にあつては、排ガスの温度
が比較的低温になる為の腐食が主のようである。
れに伴う凝縮水、あるいは排気ガス浄化の為に利
用している触媒との化学反応等に依り、且つ又走
行パターンに依る温度変化等に依り非常に腐食さ
れやすいものである。特い消音器の位置が乗用車
の後端末部にある場合にあつては、排ガスの温度
が比較的低温になる為の腐食が主のようである。
又、これら腐食の要因を見ると前述の如く、内
部より腐食が生ずる場合と、外部即ち仕向地域に
おける塩害や湿害等の場合もある。
部より腐食が生ずる場合と、外部即ち仕向地域に
おける塩害や湿害等の場合もある。
従来よりこれらの対策として表面処理鋼板の採
用や、積極的に凝縮水を排出させるべく構造を取
つている。
用や、積極的に凝縮水を排出させるべく構造を取
つている。
一方、筒体に於いては成形時の加工性や、ある
いは透過音等の考慮から、一般的に二重あるいは
三重構成としている場合が多い。
いは透過音等の考慮から、一般的に二重あるいは
三重構成としている場合が多い。
〔考案が解決しようとする課題〕
その多重筒体の成形方法には大別すると2種類
ある。1つは予め2枚(あるいは3枚)の板をフ
ラツトの時点で重ね合わせかしめ巻きとする方法
である。この場合は必要部分(内又は外筒)のみ
耐食材を用いる事は可能だが、この耐食材料がス
テンレス等を用いると材質硬度がある為治工具類
の摩耗が激しい欠点がある。他の方法は1枚の板
を渦巻状に巻いて端部をスポツト等で固定する方
法であるが、この場合は内外筒が同材料であるた
め、それに耐食材を用いると、材料費が高価につ
き過剰品質となる。
ある。1つは予め2枚(あるいは3枚)の板をフ
ラツトの時点で重ね合わせかしめ巻きとする方法
である。この場合は必要部分(内又は外筒)のみ
耐食材を用いる事は可能だが、この耐食材料がス
テンレス等を用いると材質硬度がある為治工具類
の摩耗が激しい欠点がある。他の方法は1枚の板
を渦巻状に巻いて端部をスポツト等で固定する方
法であるが、この場合は内外筒が同材料であるた
め、それに耐食材を用いると、材料費が高価につ
き過剰品質となる。
また耐食表面処理を施した材料や耐食性鋼種を
用いても、仕切板その他からなる内部構造体を筒
体に圧入する際、筒体内壁面が引つ掻かれるた
め、その傷跡が残つてしまうものである。
用いても、仕切板その他からなる内部構造体を筒
体に圧入する際、筒体内壁面が引つ掻かれるた
め、その傷跡が残つてしまうものである。
本考案はこれらの問題点を解決することを目的
とする。
とする。
本考案は、内・外筒3,1を別々に成形し、内
筒3を合わせ面4を接合しないでラツプさせたま
まの状態において、円形仕切板6を有する内部構
造体を組合せ、内・外筒3,1の端縁の端板8と
の一体かしめ結合9により内筒3を広げて外筒1
の内面に密着させた内燃機関の消音器である。
筒3を合わせ面4を接合しないでラツプさせたま
まの状態において、円形仕切板6を有する内部構
造体を組合せ、内・外筒3,1の端縁の端板8と
の一体かしめ結合9により内筒3を広げて外筒1
の内面に密着させた内燃機関の消音器である。
上記の構成であるから、内・外筒、内部構造体
は夫々単体の時点で防食処理を施して組合せ結合
することができる。
は夫々単体の時点で防食処理を施して組合せ結合
することができる。
第1図中1は素材板を円筒形に形成して合わせ
面2をかしめ結合した外筒、3は外筒1と別の素
材板で、円形仕切板6の外形より若干大径となる
ようにラフな円筒形に丸め、その合わせ面4を接
合しないで摺動可能にラツプさせた内筒を示す。
面2をかしめ結合した外筒、3は外筒1と別の素
材板で、円形仕切板6の外形より若干大径となる
ようにラフな円筒形に丸め、その合わせ面4を接
合しないで摺動可能にラツプさせた内筒を示す。
第2図は外筒1の合わせ面を溶接5した例であ
る。
る。
上記の二重筒体に第3図のように、円形仕切板
6−1,6−2、結合管7−1,7−2,7−3
等から成る内部構造体を嵌め込み、端板8により
内・外筒1,3の端縁を一体にかしめ結合9する
と、内筒3は合わせ面4のラツプ部が摺動して広
がつて外筒1に第4図のように密着固定する。
6−1,6−2、結合管7−1,7−2,7−3
等から成る内部構造体を嵌め込み、端板8により
内・外筒1,3の端縁を一体にかしめ結合9する
と、内筒3は合わせ面4のラツプ部が摺動して広
がつて外筒1に第4図のように密着固定する。
なお順序としては、内筒3に内部構造体を組合
せた後内筒3を外筒1に押し込むと、その円形仕
切板6の位置する付近は、内筒3は押し広げられ
ているが、端部に向かつて合わせ面は未だラツプ
状態にあるから、外筒内壁面を引つ掻くことなく
挿入することができる。次いで両端を端板8によ
り一体結合すると、内筒3は全長にわたり外筒1
に密着するものである。
せた後内筒3を外筒1に押し込むと、その円形仕
切板6の位置する付近は、内筒3は押し広げられ
ているが、端部に向かつて合わせ面は未だラツプ
状態にあるから、外筒内壁面を引つ掻くことなく
挿入することができる。次いで両端を端板8によ
り一体結合すると、内筒3は全長にわたり外筒1
に密着するものである。
このように組付構成後、必要に応じ、内・外筒
1,3を部分的にスポツト溶接で止めることもあ
る。また内・外筒の合わせ面4,5は第2図示の
ように遠ざけて例えば直径上反対側に位置させる
方がよい。
1,3を部分的にスポツト溶接で止めることもあ
る。また内・外筒の合わせ面4,5は第2図示の
ように遠ざけて例えば直径上反対側に位置させる
方がよい。
上記の構成であるから、内・外筒は所要の別種
の板材で成形することができる。また内筒、内部
構造体は夫々単体の時点で防食塗装を施すことに
より、内部全域にわたり加工が可能で、その組付
けに当たり前記のように引つ掻き傷を生ずること
がないので、高価な耐食鋼板を用いないで安価な
製品が提供される等の効果がある。
の板材で成形することができる。また内筒、内部
構造体は夫々単体の時点で防食塗装を施すことに
より、内部全域にわたり加工が可能で、その組付
けに当たり前記のように引つ掻き傷を生ずること
がないので、高価な耐食鋼板を用いないで安価な
製品が提供される等の効果がある。
第1図、第2図は本考案消音器の筒体の横断面
図、第3図は内部構造体・端板を組付けた状態の
消音器の左半部の略図、第4図はその一部の拡大
断面図。 1……外筒、2,5……その合わせ面結合部、
3……内筒、4……そのラツプ合わせ面、6……
仕切板、8……端板。
図、第3図は内部構造体・端板を組付けた状態の
消音器の左半部の略図、第4図はその一部の拡大
断面図。 1……外筒、2,5……その合わせ面結合部、
3……内筒、4……そのラツプ合わせ面、6……
仕切板、8……端板。
Claims (1)
- 内・外筒を別々に成形し、内筒を合わせ面を接
合しないでラツプさせたままの状態において、円
形仕切板を有する内部構造体を組合せ、内・外筒
の端縁の端板との一体かしめ結合により内筒を広
げて外筒の内面に密着させた内燃機関の消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985072911U JPH0212262Y2 (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985072911U JPH0212262Y2 (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61187919U JPS61187919U (ja) | 1986-11-22 |
JPH0212262Y2 true JPH0212262Y2 (ja) | 1990-04-06 |
Family
ID=30611775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985072911U Expired JPH0212262Y2 (ja) | 1985-05-16 | 1985-05-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0212262Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431252U (ja) * | 1977-08-05 | 1979-03-01 |
-
1985
- 1985-05-16 JP JP1985072911U patent/JPH0212262Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431252U (ja) * | 1977-08-05 | 1979-03-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61187919U (ja) | 1986-11-22 |
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