JPH02120370A - 帯電防止塗料組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は１．ＨｔＦ　を屯防止性能に秀れた放射線にて
硬化し、塗ＩＩりを形成する塗料組成物に関するもので
ある。

「従来の技術」 従来の帯電防止性能１としては、溶剤で希釈した溶剤型
塗料、水中で重合させたエマルジョン型塗料又は水分散
型塗料中に、界面活性剤タイプの（１′ｆ゛社防止剤又
はポリマー構造を有する高分子電解質タイプのイ；？電
防止剤を況入し、溶剤又は水を乾燥により除去した後、
塗）模を形成させるものが一般的である。

近年放射線硬化塗料が使われるようになり、その塗料に
も、同様に帯電防止性能が要求されることが少なくない
。

その場合には、前記と同様に界面活性剤タイプの帯電防
止剤を添加するものが一般的である。

「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の帯電防止剤添加タイプ
の塗料にあっては、その性能が帯電防止剤の塗料表面へ
の移行、次いで空気中の水分を介在したイオン的な伝導
を利用することから、良好な帯電防止性能を得る為には
、塗料表面への帯電防止剤の移行が必須である。

その結果、良好な帯電防止性能を有する塗料には、表面
のベタツキ、ヌメリ感が存在し、さらに湿度依存性があ
る等の問題点があった。

本発明は、このような従来の問題点を課題としてなされ
たものである。

「課題を解決するための手段」 本発明の帯電防止塗料組成物は、 ■分子構造中にポリオキシアルキレン鎖を有する（メタ
）アクリル酸エステル化合物 及び ■過塩素酸、チオシアン酸又は硝酸のアルカリ金属塩又
はアルカリ土類金属塩、又はそれらの混合物 から成ることを要旨とするものである。

（手段を構成する要件） 本発明に使用する分子構造中にポリオキシアルキレン釦
を有する（メタ）アクリル酸エステル化合物（以下、（
メタ）アクリル酸エステル化合物と言う）としては、 下記一般式（１）で示されるポリエーテル（メタ）アク
リル酸エステル類。

例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリブチレンゲリコール、ポリテトラメチレン
グリコール等のポリオキシアルキレングリコール又はそ
れらのブロックコポリマー又はメタノール、エタノール
、プロパツール、ブタノール、オクタツール、ドデカノ
ール、フェノール、クレゾール、ベンジルアルコール、
オクチルフェノール、ノニルフェノール、スチレン化フ
ェノール、１．４−ブタンジオール、１．６−ヘキサン
ジオール、ネオペンチルグリコール、カテコール、ハイ
ドロキノン、ビスフェノールＡ、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジブリセリン
、ジペンタエリスリトール、ソルビトール等のアルコー
ル類又はフェノール類に、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシド又はテトラハイドロフラ
ン等の環状エーテル化合物を回置付加させて得られるポ
リオキシアルキレン化合物等と（メタ）アクリル酸等と
のエステル化反応にて合成されるもの； 下記一般式（２）で示されるポリエーテル基含有ウレタ
ン（メタ）アクリル酸エステル、傷　囃　１１　　鳴　
−（２） 例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリブチレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール又はそれらのブロックコポリマー等のポリオキ
シアルキレレンゲリコールに２．４−トリレンジインシ
アネート、２．６−トリレンジインシアネート、ヘキサ
メチレンジインシアネート、キシリレンジインシアネー
ト、インホロンジイソシアネート等のジイソシアネート
化合物を反応させて得た末端インシアネート基含有プレ
ポリマーとヒドロキシアルキル（メタ）アクリレートの
反応により合成されるもの；又は下記一般式（３）で示
されるポリエーテル基含有エポキシ（メタ）アクリル酸
エステル、Ｈ 例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリブチレンゲリコール、ポリテトラメチレング
リコール等のポリオキシアルキレングリコール又はそれ
らのブロックコポリマー、又はメタノール、エタノール
、プロパツール、ブタノール　オクタツール、ドデカノ
ール、フェノール、クレゾール、ベンジルアルコール、
オクチルフェノール、ノニルフェノール、スチレン化フ
ェノール、１，４−ブタンジオール、１．６−ヘキサン
ジオール、ネオペンチルグリコール、カテコール、ハイ
ドロキノン、ビスフェノールＡ、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン
、ジペンタエリスリトール、ソルビトール等のアルコー
ル類又はフェノール類に、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシド又はテトラノ＼イドロフ
ラン等の環状エーテル化合物を回速付加させて得たポリ
オキシアルキレン化合物に、エピクロルヒドリンを反応
させてエポキシ化合物を得た後、さらに（メタ）アクリ
ル酸等を間遠付加反応させて合成されるもの； 等が挙げられる。

上記の（メタ）アクリル酸エステル化合物と併用する過
塩素酸、チオシアン酸又は硝酸のアルカリ金属塩又はア
ルカリ土類金属塩、又はそれらの混合物としては１例え
ば過塩素酸リチウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カ
リウム、チオシアン酸リチウム、チオシアン酸ナトリウ
ム、チオシアン酸カリウム、硝酸リチウム、硝酸ナトリ
ウム。

ｖ４酸カリウム等が挙げられる。

本発明にかかる帯電防止塗料組成物は、上記の（メタ）
アクリル酸エステル化合物と過塩素酸、チオシアン酸又
は硝酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、又は
それらの混合物とを必須成分として含有し、特にプラス
チック、紙、木、金属等の塗料として最適であり１例え
ば紫外線、Ｘ線、電子線等の放射線を照射することによ
り、良好な塗膜を与えるものである。

かかる組成物中の両成分の配合割合は、（メタ）アクリ
ル酸エステル化合物中のポリオキシアルキレン釦１単位
、即ち−−（ＯＲ２う一１ｍｏ文当り過１１！素酸、チ
オシアン酸又は硝酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類
金属塩、又はそれらの混合ｑ勿が０．０２〜０．５ｍｏ
Ｊ１となる量が好ましい、さらに組成物の調製方法は、
両成分を常温で撹拌すれば充分であり、もし溶解しにく
い場合には水又は溶剤等を添加して撹拌し、完全に溶解
させた後、脱水又は脱溶剤することにより完全に溶解さ
せるものである。

本発明帯電防止塗料組成物は、必要に応じて光重合開始
剤、増量剤、顔料濡れ剤等を適宜配合しても良い。

光重合開始剤としては特に紫外線照射による硬化の際に
重要な働きをなすもので、例えばベンゾインアルキルニ
ーデル類、ペンジルジアルキルケクール類、アセトフェ
ノン類、ベンゾフェノン類、ベンジル類、チオキサント
ジ類等が使用できる。

「作用」 本発明の帯１し防止塗料組成物に従って得られる放射線
硬化塗膜は、表面タック、ヌメリが全くなく、耐水性試
験においても白化せず、さらに表面固有抵抗値が１０１
０Ω以下という優れた帯電防止効果、及び湿度の変化と
共に表面固有抵抗値が大きく変化しない等の優れた特性
を有するものである。

「実施例」 以下に実施例を示すが０本発明は以下の実施例に限定さ
れるものではない。

尚、実施例中、部及び％は重量基準である。

合成例１゜ ポリエチレングリコール（ｎ＝２３．平均分子１１０３
０）４００部を１見容フラスコに仕込む、内温を５０℃
迄加熱し、２．４−トリレンジイソシアネート１３５部
を徐々に添加する。

顕著な発熱が認められるが１反応温度は８５℃を越えな
い様にコントロールする０発熱がおさまった後８５°Ｃ
にて１時間加熱攪拌する。

次に冷却し３０℃でハイドロキノン０．３部、２−ヒド
ロキシエチルアクリレート９９部を添加し、７０℃にて
１時間加熱する。

この段階での反応温度は７５°Ｃを越えない様にす〔以
下、化合物Ａと言う〕 合成例２゜ ポリエチレングリコール（ｎ＝９　、平均分子量４１０
）ジグリシジルエーテル（エポキシ当量５２０）４００
８１１、テトラブチルアンモニウムクロライド５部、ハ
イドロキノンモノメチルエーテル０．１５部、アクリル
酸１１６部を四つロフラスコに仕込む。

空気を吹き込みながら加熱撹拌する０反応中の温度を８
０〜１３０°Ｃに保ち、５時間攪拌する。

反応終了は、反応液の酸価が１０以下となった時点とす
る。〔以下、化合物Ｂと言う〕 合成例３゜ １．４−ブタンジオールとアジピン酸とのエステル化反
応により得られるポリエステルジオール（ヒドロキシル
価１１０）４００部を１２容フラスコに仕込む、内温を
６０℃迄加温し、インホロンジイソシアネート１７４部
を添加する。

顕著な発熱が認められるが、反応温度は８５°Ｃを越え
ない様にコントロールスル。

発熱がおさまった後８５℃で２時間攪拌する。冷却し、
３０℃でハイドロキノン０．３部、２−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート１１２部を添加し、７０°Ｃで１時間
加熱する。

次に、ジブチルチンジラウレート０．３部を添加し、７
０°Ｃで５時間攪拌保持する。

ｃ以下、化合物Ｃと言う〕 実施例。

第１表に示す組成にてクリヤー塗料を作製し、ポリメチ
ルメタクリレート板上に１１００７ｚ厚になる様にバー
コーターを用いて塗布する。

次いで紫外線又は電子線を照射し、塗膜を硬化させ、以
下の試験に供した。

結果を第１表に示す。

■表面固有抵抗値の測定； テストピースを２０℃、４０％ＲＨおよび２０°Ｃ１６
０％ＲＨの恒温恒湿室に入れ、１０放置後、表面固有抵
抗値（東亜電波（株）製５Ｍ−１０Ｅ型）を測定する。

又、測定したテストピースを水で湿らせた′ｌＩｊで３
回ふき、その後同様に恒湿室に入れ、表面固有抵抗値を
測定する。

（り表面タック； ２０°Ｃ１６０％ＲＨの恒湿室に１日放置後、テストピ
ースの表面のタックを指感にて判定する。

■（耐水性 テストピースを常温の水中に１日浸漬し、その後取り出
し表面の白化の有無をチエツクする。

「発明の効果」 本発明の帯電防止塗料組成物に従って得られる放射線硬
化塗１模は、硬化後表面タックがない、水ぶきにても帯
電防止性部がおちることがなない、さらに耐水性及び帯
電防止性能等に優れていること等から塗料を利用する各
種産業に貢献し得る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、（ａ）分子構造中にポリオキシアルキレン鎖を
   有する（メタ）アクリル酸エステル化合物 及び （ｂ）過塩素酸、チオシアン酸又は硝酸のアルカリ金属
   塩又はアルカリ土類金属塩、又はそれらの混合物 から成る帯電防止塗料組成物。