JPH02119550A - 冷却装置を備えた電動機 - Google Patents

冷却装置を備えた電動機

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JPH02119550A
JPH02119550A JP27190688A JP27190688A JPH02119550A JP H02119550 A JPH02119550 A JP H02119550A JP 27190688 A JP27190688 A JP 27190688A JP 27190688 A JP27190688 A JP 27190688A JP H02119550 A JPH02119550 A JP H02119550A
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motor
oil
electric motor
casing
cooling device
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JP27190688A
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English (en)
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Yutaka Hotta
豊 堀田
Satoshi Wakuta
聡 和久田
Shinichi Otake
新一 大竹
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電動モータの冷却装置を備えた電動機に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、フォークリフトやゴルフカート等の電動車両の駆
動手段としてホイールモータを用いられていることが多
い。このホイールモータは電動機に減速機を介して車輪
を連結したものであり、各車輪毎あるいはいくつかの車
輪の組毎に配設されている。
ところで、電動車両においては、走行中に車輪が路面の
凹凸等によって上下動をしたり、車両旋回時に車輪が左
右に回動したりする。このため、各車輪毎にホイールモ
ータの電動機や減速機を配設しようとする場合、車輪の
これらの運動時に車体本体と電動機や減速機とが互いに
干渉することのないようにしなければならない。したが
って、それらの設置スペースが制限される。そこで、こ
のような制限された設置スペース内に電動機や減速機を
配設するためには、これらをできるだけ小型にすること
が求められる。
一方、電動車両においては、比較的重量の大きな車体を
動かさなければならないので、電動機の出力トルクは相
当高くなるようにしなければならない。
しかしながら、電動機を小型で高出力トルクのものとし
ようとすると、電動モータのコイルに多大の電流を流さ
なければならなくなる。このようにコイルに多くの電流
を流すと、コイルは発熱して焼損してしまう。このため
、電動モータのコイルを冷却することが必要となる。
従来、このような冷却を行うために油あるいは空気を用
いた冷却装置が用いられているが、いずれの冷却装置も
電動機とは別体に設けられている。
したがって、この冷却装置を設置するためにはその設置
スペースを別個に設けることが必要となっている。
また、電動モータおよび冷却装置におけるポンプモータ
やファンモータへの電力は、車両本体フレームに配設さ
れた電源から多数の電源線を通してそれぞれ個別に供給
されている。
〔本発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、電動車両のような電動機の設置スペース
が制限されているものに、更に、冷却装置の設置スペー
スを新たに設けることはきわめて難しい。
また、無理に冷却装置を設置しようとすると、車体本体
に配設するため車輪の上下、左右動によって、車輪と冷
却装置とが互いに干渉してしまう恐れがある。このため
、車輪の動きを制限しなければならなくなる。
このように、電動機と冷却装置とを制限されたスペース
内にともに設けることは非常に難しく、このため、従来
は小型の電動機の出力を高めることはほとんど不可能で
あった。
更に、電動機がホイールモータとして用いられている場
合、その電動機は車両本体フレームに例えばサスペンシ
ョンを介して支持されている。このサスペンシロンは車
両本体フレームとホイールモータとの相対運動を許容す
る相対可動部を形成しており、この可動部を通して複雑
に配設された電源線等の多数の電線を配設しなければな
らない。
このように、多数の電線を可動部に配設するようにした
のでは断線が生じ易くなり、信頼性が低下してしまう。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって
、その目的は冷却装置を設けても全体にコンパクトにす
ることができるようにして設置スペースをそれほど大き
く必要としなく、シかも高出力を発生することができる
冷却装置を備えた電動機を得ることである。
本発明の他の目的は前述のような可動部を通る電線をで
きるだけ少なくして信頼性の高い冷却装置を備えた電動
機を得ることである。
[課題を解決するための手段] 前述の課題を解決するために、請求項1の発明は冷却装
置を電動機のケーシング内に配設するようにしている。
そして、冷却装置の冷却用モータの電源線を前記ケーシ
ング内で電動機の電動モータの電源線に接続するように
している。
また請求項2の発明は、冷却媒体として油を用いるよう
にし、そのために、ケーシング内の下部に冷却油が充填
された油溜めを設け、この油溜めに連通ずるとともに電
動モータのコイルの上下で前記ケーシング内に開口する
油通路の少なくとも一部を前記ケーシングに設けるとと
もに、前記油通路内に冷却油を流動させるオイルポンプ
およびポンプモータを前記ケーシングに設けることによ
リ、冷却装置を構成するようにしている。そして、この
ポンプモータへの電源線を前記ケーシング内で前記電動
モータの電源線に接続するようにしている。
更に請求項3の発明は請求項2の発明のポンプモータを
制御するための制御回路を前記ケーシング内に設けるよ
うにしている。
更に請求項4の発明は前記制御回路が電動モータの温度
に基づいて制御するようにしている。
更に請求項5の発明は前記制御回路が電動モータの電流
量に基づいて制御するようにしている。
〔作用] このような構成をした請求項1の発明による冷却装置を
備えた電動機においては、冷却装置が電動機のケーシン
グ内に配設され、この冷却装置の冷却用モータは電動モ
ータの電源線を通して流れる電流の一部により駆動され
るようになる。冷却モータが駆動することにより、冷却
装置は電動モータを冷却する。この場合、冷却用モータ
専用の電源線はケーシングから外に延出しなくなる。
また請求項2の発明では、電動モータの電源線からポン
プモータへ電流が供給されると、ポンプモータが駆動し
てオイルポンプを作動する。これにより、油溜め内の油
が油通路内を流動し、この油は電動モータの上方から電
動モータに向がって流下する。このため、流下した油は
電動モータのコイルに当り、このコイルを冷却する。コ
イルから熱を奪って温度が上がった油は再び油溜めに流
れる。そして、この油の熱はケーシングを介して外部に
放散する。この場合にも、ポンプモータ専用の電源線は
ケーシングから外に延出しなくなる。
更に請求項3の発明では、制御回路がポンプモータを制
御条件に基づいて適宜詞書するようになる。
更に請求項4の発明では、制御回路がポンプモータを電
動モータの温度に基づいて制御するようになる。
更に請求項5の発明では、制御回路がポンプモータを電
動モータの電流量に基づいて制御するようになる。その
場合、電流が多く流れているときにはモータ温度が高く
なるので、結局この発明は電動モータの温度に基づいて
制御することと同じことになる。
このように、請求項1〜5のいずれの発明においても、
゛電動モータのフィルは冷却装置により確実に冷却され
るので、コイルに大きな電流を流すことができるように
なる。そしてポンプモータ等の冷却用モータへの電力供
給のための電源線や冷却用モータを制御する制御回路は
電動機のケーシング内に収納され、ケーシングの外部に
突出することはない。
また、請求項1〜5のいずれの発明においても、冷却装
置が電動機のケーシングに一体に設けられることになる
ので、冷却装置を設けても、電動機はそれほど大きくな
ることはなく、全体としてコンパクトになる。
したがって、本発明による電動機は小型でありながら高
出力トルクを発生するようになるとともに、信頼性が向
上する。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1〜5図は本発明による冷却装置を備えた電動機を電
動車両のホイールモータに適用した一実施例を示し、第
1図はこの実施例の垂直断面図、第2図は第1図におけ
る■−■線に沿う垂直断面図、第3図は第2図における
III−III線に沿う断面図、第4図は第1図におけ
るIV−IV線に沿う垂直断面図、第5図は電動モータ
および冷却装置のポンプモータの電源回路図である。
第1〜2図に示されているように、ケーシング1は本体
2と左右の側壁部3.4とが多数のボルト5によって一
体に連結されて構成されている。
本体2の内部には断面がほぼ円形の空間2aと下方に位
置しこの空間2aに連通した油溜め2bとが設けられて
いる。本体2の外面には多数の冷却用のフィン2c12
c1 ・・・が設けられている。左側壁部3の内部には
空間2aの円形断面よりも小さな円形断面の空間3aが
設けられている。左側壁部3の外面にも多数の冷却用の
フィン3b13b・・・が設けられている。右側壁部4
の内部には空間2aとほぼ同径の円形断面の空間4aが
設けられている。
本体2の空間2a内には電動モータ6が収容されている
。電動モータ6のモータ回転軸6aは本体2の側壁2d
に軸受7によって回転可能に支持されている。そして、
電動モータ6のロータ6bがモータ回転軸6aに固定さ
れているとともに、電動モータ8のステータ6cが空間
2aの内壁に固定されている。
左側壁部3の空間3a内にはモータ回転数センサ8が収
容されていて、そのモータ回転数センサ8の可動部側が
モータ回転軸6aの左端部に固定されているとともに固
定部側が本体2の側壁2dに固定されている。
右側壁部4の空間4a内には出力回転軸9が収容されて
おり、この出力回転軸9にはホイールハブ10がスプラ
イン嵌合され、ナツト11によって軸方向に移動不能に
固定されている。この出力回転軸9とホイールハブ10
とは側壁4bに軸受12によって回転可能に支持されて
いる。ホイールハブ10には、タイヤ13を支持したホ
イール14がボルト・ナツト15によって取り付けられ
ている。
出力回転軸9の左端にはその軸心と同心杖の円形断面の
凹部9aが形成されているとともに放射状に広がるフラ
ンジ部9bが形成されている。
また出力回転軸9内にモータ回転軸6aの右端部が嵌挿
されていて、この右端部は出力回転軸9に軸受16によ
ってラジアル方向にまた軸受17によってスラスト方向
にそれぞれ支持されている。
すなわち、モータ回転軸6aと出力回転軸9とは同一軸
線上に配設されているとともに互いに相対回転可能とな
っている。
フランジ部9bの根元近傍にはキャリヤ18が取り付け
られている。フランジ部9bとキャリヤ18との間には
所要数の軸19.19、・・・が周方向に等間隔に架設
され、これら各々の軸19.19、・・・にプラネタリ
ギヤ20.20、・・・がそれぞれ回転可能に支持され
ている。プラネタリギヤ20はモータ回転軸6aに形成
されているサンギヤ21と右側壁部4の内壁に固定され
ているリングギヤ22との間に配設されていて、これら
両ギヤ2L22に常時噛み合うようになっている。そし
て、キャリヤ18、軸19、プラネタリギヤ201  
サンギヤ21、およびリングギヤ22によって、モータ
回転軸6aと出力回転軸9とを連結する遊星歯車減速装
置が構成されている。
更に、フランジff19bの周端には2枚のブレーキデ
ィスク23.23が軸方向にのみ摺動可能にスプライン
嵌合されている。右側壁部4の内壁にはフランジ部9b
の周端に対向した位置に3枚の摩擦ディスク24.24
.24が軸方向にのみ摺動可能にスプライン嵌合されて
いる。その場合、最も左側の摩擦ディスク24はリング
状のキー25によってそれ以上の左方への移動が阻止さ
れるようになっている。ブレーキディスク23と摩擦デ
ィスク24とは部分的に重合するようにして交互に配置
されている。そして、右側壁部4の側壁の数箇所に設け
られたブレーキシリンダ26.26、・・・のピストン
28aの端面が最も右側の摩擦ディスク24の側面に対
向するようにされている。
このブレーキシリンダ26は図示されない例えばマスク
シリンダ等のブレーキ力発生装置に接続されている。こ
れらブレーキディスク23、摩擦ディスク24、および
プレーキンリンダ26によってブレーキ装置が構成され
ている。
このようにして、電動モータ6、遊星歯車装置、出力回
転軸9、およびブレーキ装置が一つのケーシングエ内に
収容されている。
一方、本体2の下部に設けられている油溜め2bは右側
壁部4に形成された通路4cに連通されている。第2図
に示されているように、この通路4Cは本体2に形成さ
れたポンプ室2eに連通されている。第3図から明らか
なように、ポンプ室2eには遠心ポンプからなるオイル
ポンプ27のブレード27aが配設されていて、このブ
レード27aは本体2に固設した冷却用モータであるポ
ンプモータ27bによって回転されるようになっている
。更に、ポンプ室2eは本体2と左側壁部3とにわたっ
て形成された油冷却室28に連通されている。
第4図から明らかなように、油冷却室28は環状に形成
されている。この油冷却室28の上部は本体2に形成さ
れた通路2fによって本体2の空間2aの上部に連通ず
るようにされている。このようにして、油溜め2bから
空間2aの上部に連通ずる長い油通路が本体2と左側壁
部3とに形成されている。この長い油通路、空間2a、
  および油溜め2b内には、油が充慎されている。
更に第1図に示されているように、コイル6bには温度
センサ31が取り付けられている。この温度センサ31
は電動モータ6の温度を検出することができれば他の場
所に設けることもできる。
第5図に示されているように、電動モータ6は3相のモ
ータで構成されており、このモータ6は電源線32,3
2.32によりモータ6の電流量を制御するドライバー
33に接続されている。
方、ポンプモータ27bは整流器34を介して電源線3
5.35により電動モータ8の電源線32に接続されて
いる。この電源線32と電源線35とはケーシング1内
で接続されている。したがって、第6図に示されている
ように、電動モータ6の電源線32はケーシング1から
外に延出してドライバー33に接続されるようになって
いるが、ポンプモータ27bの電源線35はケーシング
1から延出してはいない。すなわち、ケーシング1から
延出する電源線はポンプモータ27bの電源線の分が少
なくなっている。また第6図から明らかなように、電動
モータ6と電源33との間には磁極検出用電線36が配
設されている。
このように構成された電動機はタイヤ13と直結されて
ホイールモータ37を構成している。
第7図に示されているように、ホイールモータ37のケ
ーシング1に筒状の旋回軸38が上方に突設 れ、この
旋回軸38には操舵トルクを伝達する円筒部材39が適
当な軸受を介して嵌挿されている。この円筒部材39は
本体フレーム40に回転自在に支持されている。したが
って、ホイールモータ37は本体フレーム40に対して
旋回軸38の中心軸回りに回転自在であるとともに上下
動可能となっている。円筒部材39とホイールモータ3
7とはトルクリンク41によって連結されており、この
トルクリンク41によって操舵トルクがホイールモータ
37に伝達されるようになっている。またこのトルクリ
ンク41は屈曲自在となっていてホイールモータ37の
上下動を可能にしている。更に円筒部材39とホイール
モータ37との間には緩衝用の圧縮コイルばね42が介
設されている。旋回軸38、円筒部材39およびばね4
2によりサスペンションが構成される。そして、旋回軸
3Bの孔38aを通って電源線32および磁極検出用電
線36が配設されるようになっている。
次に本実施例の作用について説明する。
図示されないアクセルペダルを踏み込むと、電動モータ
6のコイル6dにアクセルペダル踏込み量に応じた量の
電流が流れる。これによって、電動モータθが駆動して
モータ回転軸6aが回転する。その場合、コイル6dに
流れる電流はドライバー33によりアクセルの踏込み信
号、モータ回転数センサ8からの出力信号、および、図
示されない前、後進設定部からの前進信号に基づいて制
御されるので、モータ回転軸6aは設定トルクで前進方
向に回転する。
モータ回転軸6aの回転はサンギヤ21を介してプラネ
タリギヤ20に伝えられ、プラネタリギヤ20が軸19
を中心として回転する。このためプラネタリギヤ20は
リングギヤ22の歯に噛み合いながらモータ回転軸6a
の軸心を中心として回動する。このプラネタリギヤ20
の回動によりキャリヤ18およびフランジ部9bを介し
て出力回転軸9が回転する。その場合、遊星歯車減速装
置により、出力回転軸9の回転速度はモータ回転軸6a
の回転速度に対し所定の減速率で減速される。
出力回転軸9が回転すると、ホイールハブ10およびホ
イール14を介してタイヤ13が回転する。したがって
、車両が前方へ発進する。アクセルを更に踏み込むと、
電動モータ6のトルクが増大するので車両速度が増大す
る。
制動するために図示されないブレーキペダルを踏み込む
と、ブレーキシリンダ26に制動油圧が導入される。こ
の制動油圧でピストン28aが左動し、摩擦プレート2
4を押圧する。このため、摩擦プレート24はブレーキ
ディスク23を挟圧するようになり、車両が制動される
車両を後進させる場合には、前、後進設定部を後進に設
定することにより車両を後進させることができる。
ところで、コイル6dに電流が流れると、コイル6dは
発熱する。この発熱に対処するため、ポンプモータ27
bによってオイルポンプ27が駆動される。このため、
油溜め2b内の油が通路4c1  ポンプ室2es  
油冷却室28、通路2f、  および空間2aを通って
再び油溜め2b内へと循環流動する。このとき、油はコ
イル6dやロータ6b等にかかつてこれらを冷却する。
その場合、油は熱を吸収して熱くなるが、この油の熱は
油が前述のように長い油通路を循環流動する際ケーシン
グ1を通して外に放散する。特に、油溜め2bおよび冷
却室28内においては熱が冷却フィン2C%3bによっ
て効果的に放散されるようになる。そして、温度の下が
った油が再びコイル6dを冷却することになる。
こうして、油溜め2b、  油が循環する長い通路、オ
イルポンプ27およびポンプモータ27bによって本発
明の冷却装置が構成されている。
そして、電動モータ6、冷却装置およびポンプモータ2
7bの電源線35がケーシング1内に一体に収容される
ようになる。したがって、ホイールモータ37は全体と
してきわめてコンパクトなものとなっている。
第8図はポンプモータ27bを制御回路43によってき
め細かく制御する場合の説明図である。
第8図から明らかなように、ポンプモータ27bの駆動
スイッチとしてのトランジスタ44が電源線35に介設
されている。このトランジスタ44は制御回路43によ
ってそのオン・オフが制御されるようになっている。第
6図に示されているように、この制御回路43はケーシ
ング1に配設されている。これにより電動機内だけでポ
ンプモータ27bの制御ができるようになる。
第9図(A)に示されているように、温度センサ31と
してサーモスイッチ31aが制御回路43内に設けられ
ている。このサーモスイッチ31aは電動モータ6の温
度が所定の温度になったとき閉じてトランジスタ44を
オンにする。したがって、電動モータ6が所定の温度と
なったときにポンプモータ27bが駆動されてオイルポ
ンプ27が作動し、油が電動モータ6にかけられる。こ
れにより、電動モータ6が冷却される。その場合、サー
モスイッチ31aが単なるオン書オフスイッチであるの
で、トランジスタ44の出力はほぼ一定となって、第9
図(B)に示されているように、ポンプ回転数は一定と
なる。
第10図(A)に示されているように、温度センサ31
としてサーミスタ31bが制御回路43内に設けられて
いる。このサーミスタ31bは電動モータ6の温度の上
昇とともに抵抗がリニアに小さくなるようになっている
。したがって、トランジスタ44の出力は電動モータ6
の温度上昇とともに大きくなり、第10図(B)に示さ
れているようにポンプ回転数も電動モータ6の温度の上
昇とともにリニアに増加する。
第11図(A)は制御回路43がデユーティ制御により
ポンプモータ27bを制御する場合について示している
温度センサ31または電動モータ6の電源線32に配設
された電流センサ31cからの出力信号が増幅器45に
よって増幅され、比較器46の非反転入力端子に入力さ
れる。一方、比較器46の反転入力端子には、三角波発
振器47からの三角波信号が入力される。比較器46は
デユーティ波信号を出力し、この信号によりトランジス
タ44が制御される。したがって、電動モータ6への電
流量または電動モータ6の温度の増加とともに電圧デユ
ーティ比が増加する。すなわち、ポンプモータ27bが
デユーティ制御によって制御される。
このデユーティ制御により、トランジスタ44の効率を
上げることができるようになる。電動モータロへの電流
量に基づいてポンプモータ27bを制御することは、こ
の電流量が温度にほぼ比例するという観点から制御を行
うものであり、制御的には温度に基づく制御と実質的に
同等である。
電動モータ6のコイル6dを冷却する油は軸受7、!2
.16.17やギヤ20.21.22等に流入してこれ
らの潤滑をも行うようになっている。このように油を冷
却と潤滑とに兼用することにより、空間2aと空間4a
との間にオイルシールを設ける必要がなくなるので、電
動機は更にコンパクトになる。
なお、前述の実施例においては、油が循環流動する長い
油通路の全部をケーシング1に設けるものとしているが
、本発明はこれに限定されるものではなく、この油通路
の一部をケーシングに設け、他の部分を管で形成するこ
ともできる。特に、ケーシングの形状が複雑なところで
はこのように管で形成することにより、製造が容易とな
る。
また前述の実施例では、冷却媒体として油を用いている
が、空気を用いることもできる。その場合には、オイル
ポンプ27の代わりに冷却ファンを用い、この冷却ファ
ンのファンモータの電源線をケーシング1内で電動モー
タ6の電源線32に接続するようにすればよい。
更に本発明の冷却装置を備えた電動機は、電動車両のホ
イールモータとして用いられるばかりでなく、小型で高
出力のモータを必要とする他のあらゆるものに用いるこ
とができる。
[発明の効果コ 以上の説明から明らかなように、本発明による冷却装置
を備えた電動機は、油溜め、油通路の少なくとも一部、
オイルポンプおよびポンプモータからなる冷却装置を電
動機のケーシングに一体に設けるようにしているので、
冷却装置を設けても電動機はそれほど大きくなることは
なく、全体としてコンパクトかつ軽量になる。したがっ
て、冷却装置設置用のスペースが不要となり、設置スペ
ースが限られている場合にも、本発明の冷却装置を備え
た電動機を容易に取り付けることができる。
また、冷却装置を設置できることにより、電動モータの
冷却を確実に行うことができるようになる。このため、
コイルに“大きな電流を流すことが可能となる。したが
って、電動機は高出力トルクを発生することができるも
のとなる。
更に、ポンプモータの電源線をケーシング内で電動モー
タの電源線に接続するようにしているので、ポンプモー
タの電源線はケーシングから外へ延出しなくなる。した
がって、ケーシング外へ延出する電源線の数が少なくな
り、信頼性が向上する。特に、本発明の電動機を電動車
両に用いた場合、サスペン7ョン等の可動部を通る電源
線が少なくなるので特に効果的に信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による冷却装置を備えた電動機を電動車
両のホイールモータに適用した一実施例の垂直断面図、
第2図は第1図における■−■線に沿う垂直断面図、第
3図は第2図におけるm−■線に沿う断面図、第4図は
第1図におけるIV−■線に沿う垂直断面図、第5図は
電動モータおよヒホンプモータの電源回路図、第6図は
ホイールモータを電源に接続した状態の概略斜視図、第
7図はホイールモータを本体フレームに取り付けた状態
を示す概略断面図、第8図は他の電動モータおよびポン
プモータの電源回路図、第9図(A)はポンプモータの
制御回路図、第9図(B)はこの制御回路の制御内容を
示す説明図、第10図(A)はポンプモータの他の制御
回路図、第10図(B)はこの制御回路の制御内容を示
す説明図、第11図(A)はポンプモータの更に他の制
御回路図、第11図(B)はこの制御回路の制内容を示
す説明図である。 1・・・ケーシング、2b・・・油溜め、2c・・・冷
却フィン、2e・・・ポンプ室、2f・・・通路、3b
・・・冷却フィン、4c・・・通路、6・・・電動モー
タ、27・・・オイルポンプ、27b・・・ポンプモー
タ(冷却用モータ)、28・・・油冷却室、31・・・
温度センサ、31C・・・電流センサ、32・・・電動
モータの電源線、35・・・ポンプモータの電源線、4
3・・・制御回路。 リ 第5 図 第6 図 第7 図 嬉9図 (’A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシング内に収容された電動モータを冷却する
    冷却装置を備えた電動機であって、 前記冷却装置は前記ケーシング内に配設されているとと
    もに、この冷却装置の冷却用モータの電源線は前記ケー
    シング内で前記電動モータの電源線に接続されているこ
    とを特徴とする冷却装置を備えた電動機。
  2. (2)前記冷却装置は、前記ケーシング内の下部に設け
    られ冷却油が充填された油溜めと、少なくとも一部が前
    記ケーシングに形成され前記油溜めに連通するとともに
    前記電動モータの上方で前記ケーシング内に開口する油
    通路と、前記ケーシングに設けられ前記油通路内に冷却
    油を流動させるオイルポンプと、このオイルポンプを駆
    動するポンプモータとから構成され、前記ポンプモータ
    の電源線は前記ケーシング内で前記電動モータの電源線
    に接続されていることを特徴とする請求項1記載の冷却
    装置を備えた電動機。
  3. (3)更に前記ケーシングに、前記ポンプモータを制御
    する制御回路が配設されていることを特徴とする請求項
    2記載の冷却装置を備えた電動機。
  4. (4)前記制御回路は前記電動モータの温度に応じて前
    記ポンプモータを制御することを特徴とする請求項3記
    載の冷却装置を備えた電動機。
  5. (5)前記制御回路は前記電動モータの電流量に応じて
    前記ポンプモータを制御することを特徴とする請求項3
    記載の冷却装置を備えた電動機。
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