JPH02115396A - 複合メッキ方法 - Google Patents

複合メッキ方法

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JPH02115396A
JPH02115396A JP26695188A JP26695188A JPH02115396A JP H02115396 A JPH02115396 A JP H02115396A JP 26695188 A JP26695188 A JP 26695188A JP 26695188 A JP26695188 A JP 26695188A JP H02115396 A JPH02115396 A JP H02115396A
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JP
Japan
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anode
plated
metal
cathode
mixture
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JP26695188A
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Heijiro Tarumoto
樽本 平二郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複合メッキ方法、即ち被メッキ物の表面に例え
ば金属と非金属とでなる被膜や合金被膜を形成する電気
メッキ法の改良に関する。
(従来の技術) ワークの表面に金属被膜を形成する方法の一つに電気メ
ッキ法がある。これは、一般に知られているように、メ
ッキしようとする金属の塩を含むメッキ液(電解液)の
中で被メッキ物を陰極とする一方、メッキしようとする
金属を陽極として電気分解することにより、陰極の被メ
ッキ物の表面に金属を析出させて被膜を形成するもので
ある。
ところで、近年においては、上記のような電気メッキ法
を用いて合金被膜や金属と有機高分子等の非金属とでな
る被膜を被メッキ物の表面に同時に形成する所謂複合メ
ッキが行われる場合がある。
この複合メッキによって例えば金属と有機高分子とでな
る被膜を被メッキ物の表面に形成する場合、従来におい
ては、メッキ液として当該有機高分子を所定の割合で含
んだ溶液を使用すると共に、陽極として上記金属でなる
板状体或いは棒状体を用いるのが通例であった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような従来の方法によると次のよ
うな問題が生じる。
即ち、陰極の被メッキ物の表面に複合メッキによる被膜
が形成されるに従ってメッキ液中における金属と有機高
分子等の非金属との割合(合金の場合は該合金を構成す
る2種以上の金属の割合)が変化することから、その割
合を一定に保って良好な複合メッキ被膜を形成するため
には当該成分についてメッキ液の濃度測定を頻繁に行う
必要があるだけでなく、その都度、測定結果に基づいて
非金属等を含む溶液を補充しなければならないという問
題があった。
また、棒状或いは板状の陽極金属を使用する従来方法に
おいては、被メッキ物の形状が比較的複雑であった場合
に、該被メッキ物の表面形状に沿って陽極金属を配置す
るのが困難であるという問題があった。
本発明は、複合メッキ方法における上記のような問題に
対処するもので、複合メッキ被膜を形成する金属その他
の成分のメッキ液中における濃度及び析出時における濃
度を比較的簡単に一定に保つことができ、しかも被メッ
キ物の形状に応じて陽極の形状を自由に設定することが
できる複合メッキ方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的達成のため、本発明の複合メッキ方法は次のよ
うに構成したことを特徴とする。
即ち、所定のメッキ液の中で陰極である被メッキ物の表
面に所定厚さのメッキ被膜を形成するに当たり、1種又
は2種以上の金属の粉末若しくは短繊維と少なくともカ
チオン化した有機高分子又はカチオン化した無機質の非
金属微粒子若しくは非金属微繊維の一種又は2種以上と
を予め所定の割合で混合し、この混合物を陽極として用
いて多孔性部材でなる陽極室に収納した状態で両極間に
電圧を印加することにより、上記被メッキ物の表面に上
記混合物を共析させる。
ここで、上記多孔性部材としては、上記有機高分子や無
機質の非金属微粒子或いは非金属繊維を通過させ得る多
数の孔が設けられているものを使用する。
(作  用) 上記の構成によれば、陽極と陰極の両極間に所定電圧を
印加して電流を流した時に、陽極を構成している金属粉
末が電気分解されて、多孔性部材でなる陽極室における
多数の孔を通ってメッキ液中に熔解し始める。そして、
これに伴ってカチオン化処理済の非金属(有機高分子又
は無機物質)の微粒子又は微繊維が陽極表面から受ける
電気的な反発力によってメッキ液中に放出され、最終的
には陰極に吸寄せられてその表面で共析することにより
、該陰極を構成している被メッキ物の表面に所定厚さの
複合メッキ被膜が形成される。その場合、上記金属粉末
及び非金属微粒子等は予め一定の割合で混合されている
から、メッキ液中に溶出する金属イオンと非金属微粒子
等との割合も一定となり、更にはそれらの物質が陰極表
面において共析することによって形成される被膜におけ
る当該物質の割合も一定となる。
従って、従来のようにメッキ液の濃度を頻繁に測定して
絶えず所定の濃度を維持するように注意していなくても
、被メッキ物の表面に2種以上の金属や所定の金属と非
金属とが一定の割合で含まれている複合メッキ被膜を比
較的容易に形成することができ、その分だけ濃度管理の
手間が省けることになる。
また、金属粉末等を陽極として使用しているので、いか
なる形状の陽極室にも収納することができる。つまり、
従来のように板状ないし棒状の陽極を用いた場合には、
該陽極を被メッキ物に対応させて一々形成するのが困難
であるか相当面倒であったのであるが、本発明のように
粉末金属等を使用した場合は、いかなる形状の陽極室(
所謂バスケット)にも収納することができるから、被メ
ッキ物の形状に応じた陽極室を用いるだけで陽極自体を
被メッキ物の形状に対応する形状とすることができる。
そして、このようにして陽極形状を被メッキ物形状に対
応させた場合は、被メッキ物の表面と陽極表面との間の
距離が各部位で略一定となるから、その分だけ被メッキ
物表面に均一厚さの被膜を形成し易くなる。
尚、被メッキ物の表面に有機高分子を含む被膜を形成し
た場合、必要に応じて該被膜を更に熱処理することは自
由である。
(実 施 例) 以下、本発明の詳細な説明する。
この実施例は、ニッケル及びフッソ樹脂(PTFE:ポ
リテトラフルオロエチレン)を80%(容量%、以下同
様)及び20%の割合で夫々含有する被膜(厚さ20μ
m)を被メッキ物表面に形成する場合のものである。
先ず、第1図に示すように、メッキ槽1内に硫酸ニッケ
ル、塩酸ニッケル、ホウ酸等を含んだ所定のメ・ンキ液
2を満たす。そして、このメッキ液2の中に被メッキ物
3を入れて陰極とし、その両側に陽極4.4を夫々配置
する。これらの陽極4.4は、夫々、ニッケルの粉末5
と予めカチオン化したフッソ樹脂の粉末6とを所定の割
合で混合して、その混合物をチタンケース7内に収納し
た構成である。そして、各陽極4.4は、上記フッソ樹
脂の粉末6が通過するに足る大きさの孔(図示せず)が
多数形成された多孔性の合成樹脂板でなる陽極室8に夫
々収納されている。
次に、このようにして陽極4.4と陰極(被メッキ物)
3とをメッキ液2の中にセットした状態で、両極4.3
間に所定電圧を印加して電流を流すことにより、被メッ
キ物3の表面に上記混合物を共析させる。
ここで、上記の陽極4.4となるニッケル粉末5とフッ
ソ樹脂粉末6との混合量は、前者が1416gで後者が
84gであるが、これは両粉末がメッキ液2中に均等に
溶出した場合に、その液中における陽イオンであるニッ
ケルとフッソ樹脂とが8:2の割合で存在することとな
る量である。
上記の構成によれば、陽極4.4及び陰極3の両極間に
所定電圧を印加して電流を流した時に、陽極4.4を構
成しているニッケルの粉末5が電気分解されて、多孔性
部材でなる陽極室8.8における多数の孔を通ってメッ
キ液2中に溶解し始める。そして、これに伴ってカチオ
ン化処理済のフッソ樹脂(PTFE)の粉末6が上記ニ
ッケル粉末5の表面から受ける電気的な反発力によって
メッキ液2中に放出され、最終的には陰極3に吸引され
てその表面で共析することにより、該陰極3を構成して
いる被メッキ物の表面に第1図の鎖線で示すように所定
厚さ(20μm)の複合メッキ被膜9が形成される。
その場合、上記ニッケル粉末5及びフッソ樹脂粉末6は
、メッキ液中に溶出したときに当該ニッケルイオン及び
フッソ樹脂イオンの比率が8=2となるように予め一定
の割合で混合されているから、上記両イオンが陰極3の
表面において共析する量はニッケルが80%でフンソ樹
脂が20%となる。換言すると、被メッキ物の表面には
、ニッケルを80%、フッソ樹脂を20%夫々含有する
複合メッキ被膜9が形成されることになる。
従って、上記の方法によれば、従来のようにメッキ液の
濃度を頻繁に測定して絶えず所定の濃度を維持するよう
に注意していなくても、被メッキ物の表面にニッケルと
フッソ樹脂とが一定の割合で含まれている複合メッキ被
膜を比較的容易に形成することができ、その分だけ濃度
管理の手間が省けることになる。
また、陽極4がニッケル粉末5とカチオン化済のフッソ
樹脂粉末6との混合物によって構成されているので、チ
タンケース7や陽極室8がどのような形状をしていても
、当該ケースないし室内に収納することができる。つま
り、従来のように板状ないし棒状の陽極を用いた場合に
は、該陽極を被メッキ物に対応させて一々形成するのが
困難であるか相当面倒であったのであるが、上記のよう
に粉末状のニッケル等を使用した場合は、いかなる形状
の陽極室(及びチタンケース)にも収納することができ
るから、被メッキ物の形状に応じた陽極室を用いること
により、陽極自体を被メッキ物の形状に対応する形状と
することができる。そして、このようにして陽極形状を
被メッキ物形状に対応させた場合は、被メッキ物が比較
的複雑な形状をしていても、その表面と陽極表面との間
の距離が各部位で略一定となるから、その分だけ被メッ
キ物表面に均一厚さの被膜を形成し易くなる。
尚、上記の実施例では、陽極4は陰極3の両側に夫々配
置したが、陽極4の数は上記の例に限られず任意である
。また、陽極としてニッケル粉末5とフッソ樹脂粉末6
との混合物を使用したが、陽極に使用する金属は上記の
ようなニッケルに限らず、また該金属に対する被混合物
も上記のようなフッソ樹脂に限らないことは勿論である
。つまり、上記フッソ樹脂に代えて、別種の金属や他の
有機高分子或いは無機質の被金属物質であってもよい、
また、これらの場合において、各物質は微粒子状だけで
なく短繊維状であってもよい。
更に、必要ならば上記のような陽極に金属板や金属チッ
プ等でなる陽極を併用することも可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、金属粉末及び非金属微粒
子等を予め一定の割合で混合してなる混合物を陽極とし
て使用しているから、該陽極からメッキ液中に溶出する
金属イオンと非金属微粒子等との割合も一定となり、更
にはそれらの物質が陰極表面において共析することによ
って形成される被膜における当該物質の割合も一定とな
る。これにより、従来のようにメッキ液の濃度を頻繁に
測定して絶えず所定の濃度を維持するように注意してい
なくても、被メッキ物の表面に2種以上の金属や所定の
金属と非金属とが一定の割合で含まれている複合メッキ
被膜を比較的容易に形成することができ、その分だけ濃
度管理の手間が省けることになる。
また、上記のように金属粉末等を陽極として使用したこ
とにより、いかなる形状の陽極室(所謂バスケット)に
も収納し得るようになるので、被メッキ物の形状に応じ
た陽極室を用いるだけで陽極自体を被メッキ物の形状に
対応する形状とすることができる。そして、このように
して陽極形状を被メッキ物形状に対応させた場合は、被
メッキ物の表面と陽極表面との間の距離が各部位で略−
定となるから、その分だけ被メッキ物表面に均一厚さの
被膜を形成し易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すもので、メッキ液中に
陽極及び陰極(被メッキ物)をセットして該被メッキ物
の表面に複合メッキ被膜を形成している状態を示す工程
図である。 2・・・メッキ液、3・・・陰極(被メッキ物)、4・
・・陽極、5・・・金属にニッケル粉末)、6・・・有
機高分子(フッソ樹脂粉末)、8・・・陽極室、9・・
・被膜。 第1囮

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定のメッキ液の中で陰極である被メッキ物の表
    面に所定厚さのメッキ被膜を形成するに当たり、1種又
    は2種以上の金属の粉末若しくは短繊維と少なくともカ
    チオン化した有機高分子又はカチオン化した無機質の非
    金属微粒子若しくは非金属微繊維の一種又は2種以上と
    を予め所定の割合で混合し、この混合物を陽極として用
    いて多孔性部材でなる陽極室に収納した状態で両極間に
    電圧を印加することにより、上記被メッキ物の表面に上
    記混合物を共析させることを特徴とする複合メッキ方法
JP26695188A 1988-10-21 1988-10-21 複合メッキ方法 Pending JPH02115396A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26695188A JPH02115396A (ja) 1988-10-21 1988-10-21 複合メッキ方法

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JP26695188A JPH02115396A (ja) 1988-10-21 1988-10-21 複合メッキ方法

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JP26695188A Pending JPH02115396A (ja) 1988-10-21 1988-10-21 複合メッキ方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020085331A (ko) * 2001-05-08 2002-11-16 안재우 황동-비금속 복합도금방법
CN104195621A (zh) * 2014-08-29 2014-12-10 郑州磨料磨具磨削研究所有限公司 用于复合电镀的电镀槽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020085331A (ko) * 2001-05-08 2002-11-16 안재우 황동-비금속 복합도금방법
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