JPH021124B2

JPH021124B2 -

Info

Publication number: JPH021124B2
Application number: JP55163739A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Suganuma; Kensuke Tanaka; Nobuyuki Takada; Hiromichi Ichikawa
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1980-11-20
Filing date: 1980-11-20
Publication date: 1990-01-10
Also published as: JPS5788112A; US4581228A; US4556553A

Description

【発明の詳細な説明】

本発明はプラスチツク系容器に適する練歯磨組
成物に関するものである。練歯磨組成物は通常チユーブ内に収容され、使
用する際にチユーブから押し出して用いるもので
あるから、チユーブから押し出し易く、また保型
性が適度であり、歯刷子にのせ易いことが必要
で、かつ衛生的であることも必要である。従来、歯磨用チユーブには大別してアルミニウ
ムチユーブとアルミ箔の両面をプラスチツク等で
被覆したラミネートチユーブ、プラスチツクのみ
で成形したプラスチツクチユーブとがあり、内容
物（練歯磨組成物）との相互作用面からみると、
アルミニウムチユーブの場合は腐食・ピツチング
等が発生する可能性があり、これを解決するため
に内容物の処方を改良するか、容器をプラスチツ
ク系チユーブにするなどの手段が用いられてき
た。また最近においては、ボトル状の底面を有する
プラスチツク製容器に練歯磨組成物を収容するこ
とも行なわれている。これらの容器はその肉厚も
比較的厚く、押圧して内容物を取り出した後、そ
の押圧力を解除すると直ちに元の形状に復元する
ように形成されているもので、外観もよく、また
そのキヤツプ体を下にして置くことができるの
で、保管性もよいものである。これらのプラスチツク系容器（プラスチツク製
容器やプラスチツクチユーブ、アルミ箔の両面を
プラスチツク等でラミネートしたラミネートチユ
ーブなど）に練歯磨組成物を収容した場合、従来
は特に大きな問題点は認められていなかつたが、
本発明者らの実験によるとアルミニウムチユーブ
に比べて復元し易いこれらのプラスチツク系容器
を使用した場合、環境より内容物が汚染された場
合にアルミニウムチユーブに比較して一般細菌が
時として増殖し易い問題が知見された。病原性は
ないものの一般細菌が大量に存在した場合は、香
味や安定性を損なう可能性があり、従つてプラス
チツク系容器、特に復元力の大きいものを用いる
場合は練歯磨組成物の防腐力を高める必要のある
ことが認められた。一般に、従来の練歯磨組成物には、防腐剤、殺
菌剤が配合され、これにより防腐力を高めてい
る。しかし、例えば第４級アンモニウム塩系の殺
菌剤は歯牙を着色させるという報告もあり、また
これらの防腐剤、殺菌剤は法規的にもその配合量
の上限値が規定されており、特に口腔内で使用す
る歯磨組成物においては、安全性をより高めるた
め、防腐剤、殺菌剤等の配合量を可及的に少なく
する事が望ましい。本出願人は、先に防腐力が高く、かつ使用上の
安全性も高いプラスチツク系容器に適する練歯磨
組成物につき提案した（特願昭55−117937号）。
即ち、従来練歯磨組成物の製造に際し粘稠剤とし
て用いられている多価アルコールを通常の配合量
を越えて大量に、即ち多価アルコールのモル濃度
（練歯磨組成物中の水分１の中の多価アルコー
ルのモル数）が6.3以上100以下になるように多価
アルコールを練歯磨組成物中に配合すると意外に
も練歯磨組成物の防腐力が著しく増大し、プラス
チツク系容器に収容した場合にもアルミニウムチ
ユーブに収容した場合と同様に一般細菌の増殖を
効果的に抑制し得、一時的な大量の汚染があつた
場合でも、比較的短期にその汚染を減少させるこ
とができると共に、これに更にモノフルオロリン
酸ナトリウム等のフツ化物を配合することによ
り、防腐力を更に向上させることができ、従つて
多価アルコールを前記モル濃度で配合し、かつフ
ツ化物を配合した練歯磨組成物をプラスチツク系
容器用に用いることを提案した。本発明者らはこれらの点につき更に検討を進め
た結果、酸化アルミニウムや酸化アルミニウム・
３水和物等の酸化アルミニウム化合物を主研磨剤
として使用すると、第２リン酸カルシウムを主研
磨剤として用いた場合に比較して防腐力が高ま
り、フツ化物無配合系においては多価アルコール
のモル濃度が5.0モル／でも効果があり、また
モノフルオロリン酸アルカリ金属塩等のフツ化物
を含む系では更に防腐力が向上して多価アルコー
ルが4.0モル／でも効果があることを知見し、
本発明をなすに至つたものである。即ち、本発明はプラスチツク製容器、プラスチ
ツクチユーブ、アルミ箔の両面をプラスチツク等
でラミネートしたラミネートチユーブなどのプラ
スチツク系容器に収容されてなる練歯磨組成物に
おいて、主研磨剤として酸化アルミニウム化合物
を使用すると共に、多価アルコールを練歯磨組成
物中の水分１に対し、フツ化物無配合系の場合
は5.0〜100モル、フツ化物配合系の場合は4.0〜
100モル配合した練歯磨組成物を提供するもので
ある。以下、本発明につき詳しく説明する。本発明において、主研磨剤として用いる酸化ア
ルミニウム化合物は、一般式(1) Al₂O₃・nH₂O ……(1) （但し、ｎ≧Ｏ、好ましくは３≧ｎ≧Ｏ）で示
され、酸化アルミニウム（ｎ＝Ｏの場合、即ち
Al₂O₃で示される結晶水を有さないもの、以下
“アルミナ”と称する。）或いは水和された酸化ア
ルミニウム（ｎ＞Ｏの場合、即ち結晶水を有する
もの、以下“アルミナ水和物”と称する。）が使
用される。ここで、アルミナ及びアルミナ水和物として
は、その結晶系や物理特性からα，γ，δ，η，
θ，κ，χ，ρ，βといつた種々のものが知られ
ているが、等に安定性の良いα―アルミナ及びα
―アルミナ水和物が望ましい。また、アルミナ水和物としては、ジプサイト、
バイヤライト（いずれもAl₂O₃・3H₂O）及ベー
マイト・ダイアスポア（いずれもAl₂O₃・H₂O）
等が使用できる。上述した酸化アルミニウム化合物のうちでは、
研磨性、歯牙の摩耗性等の点からアルミナ水和物
が好ましく、特に下記(2)式 Al₂O₃・3H₂O〔又はAl（OH）₃〕 ……(2) で示される３水和物がマイルドな研磨剤として優
れている。このアルミナ３水和物としては工業的
な供給性などの点からジプサイトを用いることが
好ましい。なお、本発明において、上述した酸化アルミニ
ウム化合物はその１種を用いても２種以上を併用
してもよい。酸化アルミニウム化合物の粒径（沈降法による
値）は清掃効果の面及び歯牙の摩耗性の点から１
〜50μ、特に３〜25μとすることが好ましく、ま
たその配合量は歯磨組成物の種類によつても相違
するが、全体の10〜70％（重量％、以下同じ）、
特に30〜60％が好ましい。本発明においては、上述したように酸化アルミ
ニウム化合物を主研磨剤として使用するものであ
るが、必要により、酸化アルミニウム化合物配合
量に対して通常10％以下の配合量において他の研
磨剤、例えば第２リン酸カルシウム・２水和物及
び無水物、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウ
ム、シリカ、ケイ酸アルミニウム、不溶性メタリ
ン酸ナトリウム、第３リン酸マグネシウム、炭酸
マグネシウム、合成樹脂等の１種又は２種以上を
配合し得る。また、多価アルコールとしてはプロピレングリ
コール、１，３―ブチレングリコーール、グリセ
リン、ソルビツト、キシリツト、マルチツト、ラ
クチツト等の１種又は２種以上が使用できる。これら多価アルコールの配合量は上述したよう
に練歯磨組成物中の水１に対するモル数がフツ
化物無配合系では5.0〜100、フツ化物配合系では
4.0〜100の範囲であり、多価アルコールの配合量
をこの範囲とすることにより、プラスチツク系容
器に用いて一般細菌の増殖を抑制し、練歯磨組成
物の防腐力を増大させることができる。なお、多価アルコールのモル数は大きくなる程
その効果も上昇するが、歯磨使用性、経済性より
みて100が限度であり、望ましくはその上限は50、
更に望ましくは押し出し固さ、曳糸性等の点から
15を上限とすることが好ましい。本発明においては、多価アルコールと共にフツ
化物を配合することが好ましく、フツ化物の配合
により防腐力を更に向上させることができ、多価
アルコール配合量の下限値を上述したように低下
させることができる。フツ化物としてはフツ化第
１錫、フツ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナ
トリウム等が使用できるが、歯磨に対してはモノ
フルオロリン酸ナトリウム等のモノフルオロリン
酸アルカリ金属塩が好ましい。この場合、モノフ
ルオロリン酸アルカリ金属塩の配合量は全体の
0.1〜１％とすることが好ましく、この範囲で十
分な防腐効果を与えると共に、歯質強化効果をも
与える。また本発明においては、粘結剤としてカルボキ
シメチルセルロースのアルカリ金属塩を配合する
ことが好ましく、カルボキシメチルセルロースの
アルカリ金属塩を配合することにより、練歯磨組
成物の防腐力をより増大させる。この場合、カル
ボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩として
は平均エーテル化度が0.75〜0.90のものを用いる
ことが好ましく、この範囲のカルボキシメチルセ
ルロースを用いることにより、適度な保型性を与
え、保持する。これに対し、平均エーテル化度が
0.75より小さいと保型性が強すぎるために使用時
に歯刷子より練歯磨がころがり落ち易くなる。一
方、0.90を越える場合は何回も容器を押して用い
られることにより保型性がアルミニウムチユーブ
を用いた場合より劣るため、歯刷子より流れ易く
なる。なお、カルボキシメチルセルロースの配合量
は、練歯磨組成物全体の0.2〜５％、特に0.5〜２
％とすることが好ましい。本発明の練歯磨組成物のその他の成分としては
公知のものを用いることができ、例えばラウリル
硫酸ナトリウム、Ｎ―ラウロイルザルコシン酸ナ
トリウム、Ｎ―長鎖アシルグルタミン酸塩、庶糖
脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル、
脂肪酸のグリセライド等のアニオン系、ノニオン
系活性剤、その他の発泡剤（通常0.2〜５％）、そ
れにサツカリン、グリチルリチン酸塩等の甘味剤
が配合され得る。また、香料としてスペアミント
油、ペパーミント油0.1〜３％、丁字油、カシア
油、セージ油、コリアンダー油、アニス油、ウイ
ンターグリーン油、ユーカリ油、フルーツ系フレ
ーバ0.001〜１％等が配合され得る。この場合、
天然系油の一部を例えば―メントール、アネト
ール、カルボン等の合成精油におきかえることも
できる。更に、パラオキシ安息香酸エチル、パラ
オキシ安息香酸ブチル等の防腐剤、殺菌剤、酵素
類、その他種々の有効成分を配合することができ
る。なお、粘稠剤として多価アルコール以外のも
のを更に配合しても差支えなく、また粘結剤とし
てカルボキシメチルセルロース以外の他の粘結
剤、例えばカラゲナン、アルギン酸ナトリウム、
ポリビニルアルコール、ビーガム等を単独でもし
くは組合せて、好ましくはカルボキシメチルセル
ロースと共に用いることもできる。本発明の練歯磨組成物は上述した成分を適宜組
合せ、これらを水に練合して製造するもので、プ
ラスチツク系容器に収容して使用する。本発明に係る練歯磨組成物は、主研磨剤として
酸化アルミニウム化合物が使用され、多価アルコ
ールが練歯磨組成物の水分中フツ化物無配合系で
は5.0〜100モル／、フツ化物配合系では4.0〜
100モル／の割合で配合されていることにより、
非常に防腐力が高く、一時的な大量の汚染があつ
た場合でも比較的短期間にその汚染を減少させる
ことが可能であり、一般細菌の増殖を効果的に抑
制し、減少させ得るので、復元力の大きいプラス
チツク系容器に収容されて長期間安定に保存さ
れ、品質が良好に保持される。また本発明によれ
ば、防腐剤、殺菌剤を可及的に少なくすることが
でき、使用上の安全性も高いものである。次に実験例を示し、本発明の効果を更に具体的
に説明する。〔実験例〕常法により第１表に示す処方の練歯磨組成物を
製造した。

【表】

【表】次に、上記各練歯磨組成物を使用し、下記の方
法によりその防腐力を調べた。〈実験方法〉環境より分離したグラム陰性桿菌（以下、“Ａ
菌”と称する）を用い、このＡ菌を保存スラント
よりトリプトソイ平板培地に塗抹し、32℃で48時
間培養後、この平板上に発育した菌をかきとり、
滅菌生理食塩液に浮遊させ、濃厚菌液を調製し
た。次に、各処方の練歯磨組成物に上記菌液を10⁶
〜10⁷／ｇになるように接種し、よく混合したの
ちアルミ箔の両面をプラスチツクでラミネートし
たラミネートチユーブに充填し、これを30℃で保
存し、経時的（２週間、１カ月）に練歯磨組成物
中の生残菌数を測定した。結果を第２表に表す。なお、判定基準は下記の通りである。：生残菌数15⁵／ｇ以上＋：〃 10³〜10⁵／ｇ ±：〃 10²／ｇ程度 −：〃 10／ｇ以下

〔実施例１〕

アルミナ水和物（Al₂O₃・3H₂O₁ジプサイト、
平均粒径10μ） 45重量％｛グリセリン 15 〃ソルビツト 10 〃｝（8.3モル／）カルボキシメチルセルロース（平均エーテル化
度0.85） 1.0〃サツカリンナトリウム 0.1〃ラウリル硫酸ナトリウム 1.5〃香料（ペパーミントタイプ） 1.0〃水 26.4〃 100.0〃上記組成物をプラスチツクチユーブに充填し
た。〔実施例２〕アルミナ水和物（Al₂O₃・3H₂O、平均粒径
15μ） 27重量％シリカ３〃ソルビツト 33 〃（5.5モル／）カルボキシメチルセルロース（平均エーテル化
度0.77） 0.5〃カラゲナン 0.5〃サツカリンナトリウム 0.1〃ラウリル硫酸ナトリウム 2.0〃香料（スペアミントタイプ） 1.0重量％水 32.9〃 100.0〃上記組成物をプラスチツクチユーブに充填し
た。〔実施例３〕アルミナ水和物（Al₂O₃・3H₂O、ジプサイト、
平均粒径9μ） 55％｛プロピレングリコール２〃ソルビツト 14〃｝（4.6モル／）アルギン酸ナトリウム 0.5〃カラゲナン 0.5〃ゼラチン 0.5〃サツカリンナトリウム 0.1〃モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76〃ラウリン酸ジエタノールアミド 1.5〃ラウリル硫酸ナトリウム 1.5〃香料 1.0〃水 22.64〃 100.0〃上記組成物をアルミ箔の両面をプラスチツクで
ラミネートしたラミネートチユーブに充填した。なお、香料としては下記組成のものを用いた。 ―メントール 0.3重量部カルボン 0.05 〃アネトール 0.1 〃ペパーミント油 0.5 〃スペアミント油 0.05 〃〔実施例４〕アルミナ水和物（Al₂O₃・H₂O、ベーマイト、
平均粒径20μ） 50.0重量％｛プロピレングリコール 3.0 〃グリセリン 12.0 〃ソルビツト 5.0 〃｝（7.3モル／）カルボキシメチルセルロース（平均エーテル化
度0.8） 1.0 〃カラゲナン 0.2 〃サツカリンナトリウム 0.1 〃ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 〃香料（ダブルミントタイプ） 0.8 〃水 26.9 〃 100.0 〃上記組成物をプラスチツクチユーブに充填し
た。〔実施例５〕 αアルミナ（平均粒径3μ） 15重量％｛グリセリン 50 〃ソルビツト 10 〃｝（28.6モル／）カルボキシメチルセルロース（平均エーテル化
度0.88） 1.0〃サツカリンナトリウム 0.1〃ラウリル硫酸ナトリウム 2.0〃香料（ペパーミントタイプ）1.0〃水 20.9〃 100.0〃上記組成物をプラスチツクチユーブに充填し
た。〔実施例６〕 αアルミナ 56重量％｛プロピレングリコール２〃ソルビツト 16 〃｝（5.3モル／）カルボキシメチルセルロースナトリウム
1.0〃サツカリンナトリウム 0.1〃フツ化ナトリウム 0.22〃ラウリル硫酸ナトリウム 2.0重量％香料（スペアミントタイプ） 1.0 〃水 21.68 〃 100.0 〃上記組成物をアルミ箔の両面をプラスチツクで
ラミネートしたラミネートチユーブに充填した。〔実施例７〕アルミナ水和物（Al₂O₃・H₂O、ベーマイト、
平均粒径20μ） 50重量％｛プロピレングリコール３〃グリセリン 12 〃ソルビツト５〃｝（7.5モル／）フツ化第１錫 0.41〃カルボキシメチルセルロースナトリウム
1.5〃サツカリンナトリウム 0.1〃ラウリル硫酸ナトリウム 1.0〃香料（スペアミントタイプ） 0.5〃水 26.49〃 100.0〃上記組成物をアルミ箔の両面をプラスチツクで
ラミネートしたラミネートチユーブに充填した。

Claims

【特許請求の範囲】１プラスチツク系容器に収容されてなる練歯磨
組成物において、主研磨剤として酸化アルミニウ
ム化合物を使用すると共に、多価アルコールを練
歯磨組成物中の水分に対して5.0〜100モル／の
割合で配合したことを特徴とする練歯磨組成物。２酸化アルミニウム化合物が Al₂O₃・nH₂O（但し、Ｏ≦ｎ≦３）で示されるものである特許請求の範囲第１項記載
の練歯磨組成物。３酸化アルミニウム化合物が酸化アルミニウ
ム・３水和物である特許請求の範囲第２項記載の
練歯磨組成物。４多価アルコールの配合量が練歯磨組成物中の
水分に対して5.0〜15モル／である特許請求の
範囲第１項乃至第３項いずれか記載の練歯磨組成
物。５多価アルコールがプロピレングリコール、
１，３―ブチレングリコール、グリセリン、キシ
リツト、マルチツト、ラクチツト及びソルビツト
からなる群より選ばれる１種又は２種以上のもの
である特許請求の範囲第１項乃至第４項いずれか
記載の練歯磨組成物。６プラスチツク系容器に収容されてなる練歯磨
組成物において、主研磨剤として酸化アルミニウ
ム化合物を使用すると共に、多価アルコールを練
歯磨組成物中の水分に対して4.0〜100モル／の
割合で配合し、かつフツ化物を配合したことを特
徴とする練歯磨組成物。７フツ化物がモノフルオロリン酸アルカリ金属
塩である特許請求の範囲第６項記載の練歯磨組成
物。８モノフルオロリン酸アルカリ金属塩の配合量
が全体の0.1〜１重量％である特許請求の範囲第
７項記載の練歯磨組成物。９酸化アルミニウム化合物が Al₂O₃・nH₂O（但し、Ｏ≦ｎ≦３）で示されるものである特許請求の範囲第６項乃至
第８項いずれか記載の練歯磨組成物。１０酸化アルミニウム化合物が酸化アルミニウ
ム・３水和物である特許請求の範囲第９項記載の
練歯磨組成物。１１多価アルコールの配合量が練歯磨組成物中
の水分に対して4.0〜15モル／である特許請求
の範囲第６項乃至第１０項いずれか記載の練歯磨
組成物。１２多価アルコールがプロピレングリコール、
１，３―ブチレングリコール、グリセリン、キシ
リツト、マルチツト、ラクチツト及びソルビツト
からなる群より選ばれる１種又は２種以上のもの
である特許請求の範囲第６項乃至第１０項いずれ
か記載の練歯磨組成物。