JPH0211150Y2 - - Google Patents

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JPH0211150Y2
JPH0211150Y2 JP1984035577U JP3557784U JPH0211150Y2 JP H0211150 Y2 JPH0211150 Y2 JP H0211150Y2 JP 1984035577 U JP1984035577 U JP 1984035577U JP 3557784 U JP3557784 U JP 3557784U JP H0211150 Y2 JPH0211150 Y2 JP H0211150Y2
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JP
Japan
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mold
rim
upper mold
molding
protrusion
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JP1984035577U
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JPS60146710U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はRIM(リアクシヨン・インジエクシヨ
ン・モールデイング)成形用モールドに係り、詳
しくは特にRIM成形品の突出部に穴を有する成
形部分を成形するRIM成形用モールドに関する
ものである。
(従来技術) RIM成形品である自動車用バンパーは、車体
側に取付けるために屡々、サイド側へブラケツト
を介して取付けられているが、更にこのブラケツ
トをバンパーカバーに取り付けるために第1図に
示すようにバンパーカバーの成形本体1の裏面に
穴2付きの突起部3を突出して設け、この穴2を
利用してボルト、ナツト等で突起部3とブラケツ
トを固定することがよくある。
この場合、従来、上記突起部3に設ける穴2は
一般にRIM成形後にドリルあるいはパンチ等に
よつて開けられていたが、このような後加工の場
合には工数を要することとなり、極めて不経済さ
を免れなかつた。そのため前記穴を切欠き形状で
代用することが別途提案されたが、該切欠き形状
ではブラケツトから離脱する欠点があり、機能面
で不充分であつた。
(考案の目的) 本考案は上述の如き実状に対処し、その改善を
図ることを課題とし、RIM成形品の前記突出部
に容易に穴を設け得るRIM成形用モールドを提
供することにより、前記取付け時におけるバンパ
ーカバー等の製作の簡易化と取付固定の安定化を
達成することを目的とするものである。
(考案の構成) 即ち、本考案の特徴とするところは、成形本体
から突出した突起部に穴を有する成形品をRIM
成形するための成形用モールドであつて、上型、
下型及び前記上型と下型の中間にあつて、上型に
対し密着、分離可能な中型から構成され、前記中
型は起立する巾の狭い細身領域を有して、該細身
領域の側壁に成形本体の突起部を成形するくぼみ
部を上記細身領域の表面から刻設してなると共に
該くぼみ部に穴を形成するピン部を残置せしめ、
かつ前記上型には中型の細身領域と嵌合する切欠
溝を前記切欠溝と細身領域の嵌合時には内部にピ
ン部が配された状態で所定の突起部成形キヤビテ
イが形成されかつ上型と中型分離時には中型の切
欠溝の側面が露出可能となつている構成にある。
(実施例) 以下、本考案モールドの具体的な実施例を添付
図面に従つて詳述する。
第2図は本考案モールドの1例として自動車用
バンパーカバーRIM成形用モールドの例を示す
縦断面図、第3図は同モールドを分離した状態を
示す縦断面図、第4図は第3図のA−A矢視断面
図であり、第2図において、4は第1図に図示す
る如き成形本体1から突出した突起部3に穴2を
有するポリウレタン製の自動車用バンパーカバー
を製造するためのRIM成形用モールドで、該モ
ールド4は各図より明らかな如く上型5と下型6
と前記上型5と下型6の間に位置する中型7の3
つの型を含んで構成されていて、中型7と下型6
との間に成形本体1を作るためのキヤビテイが形
成されている。
このうち、中型7は成形に際し上型5に密着
し、型開き時において上型5からシリンダー8等
によつて第3図の如く分離されるものであるが、
分離時には成形本体1は中型7上に密着された状
態におかれる。
一方、成形本体1のサイド部において突出した
突起部3を成形するモールド構造として、上記中
型7に細身の領域9が形成されており、該領域9
の両側壁に突起部3を形成するためのくぼみ部1
0が中型7表面から刻設されていると共に、該く
ぼみ部10の中に前記穴2を形成するピン部12
を残留せしめている。
又、前記上型5には前記中型7の細身領域9の
周囲において該領域9に嵌合するコ字状の切欠溝
11が設けられており、この切欠溝11によつて
上型5は前記細身領域9と嵌合した状態におかれ
ている。
なお、叙上のような成形本体1から突出した穴
2付きの突起部3を成形できるのは、液状体を高
圧、高速度で注入できるRIM成形であるためで
ある。
次に、上記構造を有するRIM成形用モールド
に液状熱硬化性ポリウレタンを注入し硬化させる
に際しては、従来と同りであるが、注入、硬化
後、まず第3図に示すように上型5を上方へ移動
すると中型7も同時に移動し、次いで中型7をシ
リンダー8によつて上型5から分離せしめると、
中型の細身領域9の側壁の外側には空間部Dが成
形される。そして、中型7に付着している成形本
体1を脱型すると、RIM成形後の製品が曲げモ
ジユラスの低い充分な弾性体であるため、成形本
体1は充分変形しながら離型し、その時、成形本
体の突起部3はピン部12によつて変形を受けな
がら上記空間部Dへ膨らみながら結局、ピン部1
2によりはずれ、成形本体1を損傷することなく
くぼみ部10より離脱することが可能となる。
なお、本考案は上記実施例の上型、下型を全く
逆にして180゜回転させて使用することも可能であ
り、そのため上型を下型に、また下型を上型に呼
び代えることもでき同様な効果が得られる。
(考案の効果) 以上のように、本考案のRIM成形モールドは、
中型に設けた細身領域に本体の突起部を形成する
くぼみ部を刻設すると共に、該くぼみ部内にピン
部を残留せしめ、さらに前記細身領域を上型に設
けた溝と嵌合せしめたとき内部にピン部が配され
た状態で所定の突起部成形キヤビテイが形成され
かつ上型と中型分離時には中型の切欠溝の側面が
露出可能である構成からなるものであるから、成
形後、上型を下型から移動し、かつ中型を上型か
ら分離することによつて作られる空間部の存在に
よつてくぼみ部に成形された突起部の移動は自由
となり、くぼみ部から穴付きの突起部を何の損傷
もなく容易に離脱することができる。従つて、従
来の如き成形後に後加工することによつていちい
ち穴を開ける必要もなく、成形時に同時に穴を設
けることができるので後加工の工数が不要とな
り、経済的にRIM成形製品を製造することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案モールドにより成形される成形
品の代表的な自動車用バンパーカバーの裏面斜視
図、第2図は本考案に係るRIM成形用モールド
の一例を示す縦断面図、第3図は第2図のRIM
成形用モールドを分離した状態の縦断面図、第4
図は第3図のA−A断面図である。 1……成形本体、2……穴、3……突起部、4
……RIM成形用モールド、5……上型、6……
下型、7……中型、8……シリンダー、9……細
身領域、10……くぼみ部、11……上型の切欠
溝、12……ピン部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性成形本体から突出した少くとも1つの突起
    部に穴を有するRIM成形品を成形するための
    RIM成形用モールドであつて、上型、下型及び
    前記上型と下型の中間であつて、上型に対し密
    着、分離可能な中型から構成され、前記中型は起
    立する巾の狭い細身領域を有して、該細身領域の
    側壁に成形本体の突起部を成形するくぼみ部を上
    記細身領域の表面から刻設してなると共に、該く
    ぼみ部に穴を形成するピン部を残置せしめ、かつ
    前記上型には中型の細身領域と嵌合する切欠溝を
    設け、前記切欠溝と細身領域の嵌合時には内部に
    ピン部が配された状態で所定の突起部成形キヤビ
    テイが形成されかつ上型と中型分離時には中型の
    切欠溝の側面が露出可能であることを特徴とする
    RIM成形用モールド。
JP3557784U 1984-03-12 1984-03-12 Rim成形用モ−ルド Granted JPS60146710U (ja)

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JP3557784U JPS60146710U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 Rim成形用モ−ルド

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JP3557784U JPS60146710U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 Rim成形用モ−ルド

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JPS60146710U JPS60146710U (ja) 1985-09-28
JPH0211150Y2 true JPH0211150Y2 (ja) 1990-03-20

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ID=30539984

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JP3557784U Granted JPS60146710U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 Rim成形用モ−ルド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH053293Y2 (ja) * 1986-09-19 1993-01-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4727611U (ja) * 1971-04-20 1972-11-29

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JPS4727611U (ja) * 1971-04-20 1972-11-29

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JPS60146710U (ja) 1985-09-28

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