JPH02107080A

JPH02107080A - テレビジョン受像機

Info

Publication number: JPH02107080A
Application number: JP63259457A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Hirano; 裕弘平野; Norihiko Fukinuki; 吹抜　敬彦
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1988-10-17
Filing date: 1988-10-17
Publication date: 1990-04-19
Anticipated expiration: 2012-10-29
Also published as: JP2669546B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はテレビジョン（ＴＶ）受像機におけるビデオ信
号の信号処理に係り、特に、ワイドアスペクト比の受像
機において現行アスペクト比の画像表示に好適なテレビ
ジョン受像機に関する。

〔従来の技術〕

従来より、テレビジョン信号ではアスペクト比４：３の
形態のものが採用されてきた。しかしながら、最近、よ
り臨場感のある画像表示の可能なワイドアスペクト比の
テレビジョン受像機への関心が高まっている。例えば、
次世代のＴＶとして開発が進められているＨＤＴＶでは
アスペクト比が１６：９の形態のものを採用している。

〔発明が解決しようとする課題〕

ワイドアスペクト比のテレビジョン受像機では現行テレ
ビジョンシステムとの両立性について配慮がされておら
ず、この受像機で現行テレビジョン信号を受像すると、
再生画像が歪むといった問題があった。

本発明の目的は、ワイドアスペクト比のテレビジョン受
像機において、現行テレビジョン信号も歪なく画像再生
ができるテレビジョン受像機を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、現行テレビジョン信号のよ
うにアスペクト比が従来の４：３のものに対しては１時
間軸圧縮の処理を施した信号に変換して表示することに
より、再生画像上の歪を除去したものである。

また、時間軸圧縮の処理によって映像信号の存在しない
位置には特定の信号を挿入することによって、視聴者に
異和感をもたせないようにしたものである。

さらに、現行テレビジョン信号において画面の上下を欠
落させることにより擬似的にワイドアスペクト化した信
号に対しては、画面信号の補間処理を行なうことにより
、拡大操作を行ないワイドアスペクトのままで表示でき
るようにしたものである。

さらに、現行システムと走査線数の異なるワイドアスペ
クト比のテレビジョン受像機に対しては、水平、垂直の
いずれに対しても時間軸圧縮をほどこした信号に変換し
た信号、あるいは水平同期信号の周波数を変更して表示
するようにしたものである。

〔作用〕

第２図は、走査線数は現行テレビジョンと一致している
ワイドアスペクト比、例えば１６：９のテレビジョン受
像機に対して本発明を適用した場合の動作原理図を示す
。

同図（ａ）は、現行システムのアスペクト比（４：３）
のテレビジョン信号をそのままワイドアスペクト化の受
像機で再生した場合の画像を示す。この場合にはアスペ
クト比４：３の画像が１６＝９のアスペクト比で表示さ
れるため、本来、図中実線で表示されるべき画像も、同
図点線で示すように水平方向に引き伸ばされた画像とし
て表示されてしまう。すなわち、画像に歪が生ずる。

一方、同図（ｂ）は、現行のテレビジョン信号に対して
、水平方向に時間軸圧縮の処理を行なって表示した場合
である。この場合にはアスペクト比４：３を保存した正
規の状態で、同図のハツチをほどこした領域内に表示で
きる。したがって、表示画像には歪は発生しない。なお
、この場合には、画面の両端の領域は情報がないため、
特定（Ｎ号、例えば黒レベルの信号などにおきかえて表
示することにより、視覚的にも好ましい画像号示ができ
る。

一方、同図（Ｃ）に示すように、現行アスペクト比の枠
内で画面の上下を削ってワイドアスペクト化した画像に
対しては、（ｂ）に示すような時間軸圧縮の処理により
、斜線領域に画像が表示される。したがって、このよう
な場合には、さらに補間処理などによって、画像拡大の
操作を行ない、画面全体に表示することもできる。

次に、第３図は、走査線数も現行テレビジョンと異なる
ワイドアスペクト比のテレビジョン受像機に対して本発
明を適用した場合の動作原理図を示す。なお、この例に
おいては、走査線数も現行テレビジョンより多く、アス
ペクト比が１６＝９のものを示す。

同図（ａ）は、水平方向、垂直方向の時間軸圧縮処理に
より現行走査線数の範囲内でアスペクト比４：３の画像
表示を行なうもので、ハツチの領域に現行アスペクト比
の画像が表示できる。なお、ハツチの領域外には表示す
べき情報がないため、前述したように５例えば黒レベル
相当の信号など、特定の信号でマスキングを行なうこと
が望ましい。

また、同図（ｃ）は、（ａ）の形態の信号に対して、さ
らに補間処理などによって画像拡大の操作を行ない、上
下いっばいの枠まで使用して画像表示を行なうものであ
る。

一方、同図（ｂ）は、水平同期系を変更して。

特価的に現行システムと同一の走査線数の表示形態に変
更し、この変更した同期系で水平に時間軸圧縮した信号
を表示するものである。なお、この場合には受像機の同
期系統が引き込み範囲内にある場合に適用できるもので
ある。

以上、述べたように、本発明によれば、現行テレビジョ
ンシステムのアスペクト比とは異なるワイドアスペクト
比の受像機において、現行テレビジョン信号を歪なく画
像表示することが可能になる。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図により説明する。これ
は、走査線数は現行テレビジョンと同一でアスペクト比
が例えば１６：９の場合における実施例である。また、
テレビジョン信号としてはベースバンド領域の信号を想
定して説明する。

テレビジョン信号は、ワイドアスペクト信号デコーダ回
路１．現行テレビジョン信号デコーダ回路２でそれぞれ
所定の復調操作を行ない、例えば３原色信号Ｒ，Ｇ、Ｂ
に復調する。

一方、制御信号発明回路９では、各部の動作に必要なり
ロック信号、同期信号などの各種制御信号を生成する。

また、モード識別回路１０では、例えば識別信号などよ
り、ワイドアスペクト信号か現行テレビジョン信号かの
モードを識別判定する。

さて、現行テレビジョン信号デコーダ回路２の信号は、
水平時間軸圧縮回路３において、第２図（ｂ）に示すよ
な領域に相当する信号になるように、所定の時間軸圧縮
の処理を行なう。なお、この時間軸圧縮回路はメモリ等
を利用して簡単に実現できるので具体的な構成等につい
ては説明を省略する。

次に、特定信号挿入回路４では、現行アスペクト比で表
示される領域以外の部分に相当する画像信号部分を、例
えば黒レベル相当などの特定な信号でおきかえるといっ
た処理を行なう。

また、画像拡大処理回路５では、第２図（Ｑ）に示した
ように、補間処理などにより拡大画像に相当する画像信
号を生成する。

選択回路６では、第２図（ｂ）の表示形態に対応する信
号系列Ａ′、同図（ｃ）の表示形態に対応する信号系列
Ｂ′のいずれかを選択する。この選択はモード選択信号
によって行なわれ、通常は系列Ａ′が選択されているが
視聴者によって系列Ｂ′の信号を選択すＪることかでき
る。

そして１選択回路７では、ワイドアスペクト比に対応す
る系列Ａの信号、現行アスペクト比に対応する系列Ｂの
信号がモード識別回路からの表示モード制御信号で選択
される。そして、３原色受像管８に表示する。

本発明の他の実施例を第４図に示す。この実施例は、先
に第３図に示したように走査線数も異なるテレビジョン
受像機において、第３図（ａ）、あるいは（ｃ）の形態
で画像表示を行なう場合を示す。この実施例では、第１
図の水平時間軸圧縮回路４が、水平、垂直時間軸圧縮回
路１１となっている以外は同様である。そして、この水
平、垂直時間軸圧縮回路１１において、水平方向のみな
らず、垂直方向に対しても時間軸圧縮処理が行なわれる
点を除けば、動作は第１図と同様なため、詳細な説明は
省略する。

また、本発明の他の〜実施例を第５図に示すにれは、第
３図（ｂ）に対応する画像信号を生成する場合である。

この場合には、制御信号発生回路１２では、ワイドアス
ペクト信号、現行テレビジョン信号に対してそれぞれ異
なる形態の水平同期信号系列を発生するといった相異点
はあるが、その他の動作は同一のため、詳細な説明は省
略する。

以」二、本実施例においては、現行テレビジョン信号デ
コーダ回路の出力信号がＲ，Ｇ、Ｂ３３原信号を例に説
明したが、特にこれに限定されることはなく、例えば輝
度信号、２つの色差信号のような形態のものにも適用可
能なことは明らかである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、現行システムのアスペクト比とは異な
るワイドアスペクト比のテレビジョン受像機において、
ワイドアスペクト信号、現行テレビジョン信号のいずれ
も歪なく画像表示ができるので、同一の受像機でアスペ
クト比の異なる複数種類のテレビジョン信号の受信が可
能である。

なお、本発明の信号処理は、アナログ、ディジタル５あ
るいは両者の混合したいずれの形態でも実現することが
できる。

また、受像管ではフリッカ−などの妨害を低減するため
に、順次走査の形態のものを使用することもある。この
場合には、現行テレビジョン信号デコーダ回路２は１例
えばＩＤＴＶのように走査線２倍化補間などの信号処理
を行なった信号が出力信号となっているような構成のも
ので実現することが望ましい。

また、本実施例ではアスペクト比１６：９を例に説明し
たが、これに限定されず、任意のワイドアスペクト比に
対しても過分可能なことは明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第４図、第５図はそれぞれ本発明の一実施例の
テレビジョン受像機の回路ブロック図、第２図、第３図
は本発明の動作原理の説明図である。１・・・ワイドアスペクト信号デコーダ回路、２・・・
現行テレビジョン信号デコーダ回路、３・・・水平時間
軸圧縮回路、４・・・特定信号挿入回路、５・・・画像
拡大処理回路、６，７・・・選択回路、８・・・３原色
受像管、９，１２・・・制御信号発生回路、１０・・・
モード識別回路、１１・・・水平、垂直時間軸圧縮回路
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Claims

【特許請求の範囲】

１、現行システムとは異なるアスペクト比を有する受像
管より成るテレビジョン受像機において、現行テレビジ
ョン信号、ワイドアスペクト比テレビジョン信号を識別
する手段を有し、受信テレビジョン信号を現行テレビジ
ョン信号と識別した場合には、受信テレビジョン信号を
時間軸圧縮した信号系列に変換し、この変換した信号を
受像管上に表示することを特徴とするテレビジョン受像
機。