JP2006071347A - 枝肉内注射針検出装置と検出方法 - Google Patents

枝肉内注射針検出装置と検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】懸垂されて移動中の枝肉内の折損注射針の検出が可能な枝肉内注射針検出装置を提供する。
【解決手段】枝肉内注射針検出装置11は枝肉50に接触させて内部に残留する折損注射針の磁気を検出する検出部20と、検出部20の計測結果から折損注射針の位置を検出する制御ボックス40に設けられた制御部とを有し、検出部20は、本体と操作のための把手とを有し、本体には枝肉50との接触部近傍に配設された第1の磁気センサ素子と枝肉50との接触部から離れた位置に配設された第2の磁気センサ素子とを1組として収納する磁気検知センサが検出部20の走査方向と直交する方向に1列に複数配設されており、制御部は、それぞれの磁気検知センサの第1の磁気センサ素子の出力と第2の磁気センサ素子の出力の差分を算出し、差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を検出ランプ23に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は枝肉内注射針検出装置に関し、特に磁場の検出が可能な磁気インピーダンス(MI)センサを用いた懸垂移動中の枝肉内の注射針検出装置と検出方法に関する。
飼育中の家畜に対しては、予防や治療のための注射が行なわれるが、注射中に注射針が折損して先端が家畜の体内に残留することがある。折損した注射針は、と畜処理や解体後も枝肉内に残り、食肉センターや部分肉加工業者で部分肉に加工された後でも部分肉内に残留する。
従来、金属異物、特に問題視されている折損した注射針は、部分肉処理過程で脱骨されて成形された製品である部分肉をコンベヤで搬送して包装梱包する前に、コンベヤラインに設けられた誘導コイル型磁気式検出装置(以下磁気式検出装置と略称する)で注射針等の金属異物を検出して取り除いていたが、検出精度に問題があるためにその対策も検討されており、例えば、特許文献1には電磁気センサを用いて被検査体中の微小金属を高感度に検出する金属検出機が開示されており、特許文献2には被検査体を搬送する搬送ベルトの上流側に放電式イオン発生器を配置することにより微小な金属片も検出できる金属検出装置が開示されている。
特開平7−198860号公報 特開平10−111362号公報
と体を分割した部分肉の残留注射針の検出に従来の磁気式検出装置を用いた場合、部分肉自体の有する磁気特性、針の材料であるステンレスまたは鉄の磁気特性、注射針の方向による磁気特性などの関係から磁気式検出装置のディップ位相角と感度設定が難しく、検知精度を上げるために2台の磁気式検出装置を異なった角度で通過させるといったことも行われている。このような問題は部分肉に限らず他の食肉においても発生しており、食肉の金属検出の精度を上げることに対する要望が高まっていた。
また、超伝導材料は、ジョセフソン効果や磁束の量子化といった特性があり、これらの性質を利用して高感度の磁気センサである超伝導量子干渉素子を作製することができるが、低温で作動させなければならないという問題点がある。近年液体窒素温度で超伝導状態になる高温超伝導材料が開発されたことから、比較的容易に高感度な磁気検出が可能となった。鉄微粉検出や心臓磁場の測定、ICの欠陥検出、断層・鉱物調査等での実用化が試みられており、磁気ノイズ発生源が多く連続処理が望まれる食品工場のラインに対する対策も研究されて、ライン上を流れる食肉に対する実用化も検討されてきた。
しかし、畜肉加工の下流に当る部分肉処理業者は全国に約4000工場あるのに対し、上流側のと畜場や食肉センターは約200箇所なので、と畜場や食肉センターにおいて枝肉状態での折損注射針の検出ができれば、消費者側における金属異物、特に折損注射針の混入による問題発生は大いに抑制されるので、処理工程の上流である枝肉状態における金属の検出除去が望まれてきた。しかし、超伝導量子干渉素子は低温に保持する必要から装置が大きくなり、懸垂されて移動する枝肉の金属検出に用いることには障害があり、その他にも適当な注射針検出方法がなかったため現在まで放置されてきた。
本発明の目的は、懸垂されて移動中の枝肉内にある折損注射針の検出が可能な枝肉内注射針検出装置を提供することにある。
本発明の枝肉内注射針検出装置は、
枝肉の内部に残留する折損注射針を検出するための枝肉内注射針検出装置であって、枝肉に接触させて内部に残留する折損注射針の磁気を検出する検出部と、その検出部の計測結果から折損注射針の位置を検出する制御部とを有し、検出部には、枝肉との接触部近傍に配設された第1の磁気センサ素子と枝肉との接触部から離れた位置に配設された第2の磁気センサ素子とを1組として収納する磁気検知センサが複数配設され、その磁気検知センサは折損注射針検出のための検出部の枝肉に対する走査方向と直交する方向に1列に複数配置されており、制御部は、それぞれの磁気検知センサの第1の磁気センサ素子の出力と第2の磁気センサ素子の出力の差分を算出し、差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力する。ここで、第1の磁気センサ素子と第2の磁気センサ素子が、磁気インピーダンスセンサであってもよい。
第1の態様では、検出部は、直方体の形状の筐体を有する本体とその本体を操作するための把手とを有し、把手とは反対側の筐体の長手の側面には枝肉との接触部となる開口部が設けられており、本体には第1の磁気センサ素子を開口部に向けて複数の磁気検知センサが1列に配置されている。
注射針検出警報は、検出部に磁気検知センサのそれぞれに対応して設けられた第1の検出ランプに出力されてもよく、さらに制御部に磁気検知センサのそれぞれに対応して設けられた第2の検出ランプに出力されてもよい。本体の筐体には、枝肉との接触面を除く全面に磁気シールド材が配設されていることが望ましい。
第2の態様では、検出部は、枝肉を接触させて水平方向に摺動させるための上部が内側に傾斜した検出面を有する本体部と、その本体部を支持して床面に自立させる支持脚とを有し、本体部には、複数の磁気検知センサを1列に収納するセンサボックスが、第1の磁気センサを検出面に設けられた開口部に向けて、磁気検知センサが垂直方向に並ぶように配置されている。注射針検出警報は、少なくとも制御部に磁気検知センサのそれぞれに対応して設けられた検出ランプに出力されてもよく、センサボックスの筐体には、枝肉との接触面を除く全面に磁気シールド材が配設されていることが望ましい。
第2の態様では、さらに、本体部の枝肉の進入側には、センサボックスに平行して枝肉の内部に残留する折損注射針を帯磁させるための帯磁装置が配置されていてもよく、さらに、本体部の検出面の枝肉の退出側には、対向する枝肉の検出面との接触部を洗浄するために、殺菌液を噴霧する複数の噴霧殺菌ノズルがセンサボックスに平行して配置されていてもよい。
第1の態様および第2の態様に共通して、第1の磁気センサ素子と第2の磁気センサ素子とは10〜20mm離れて配設されていてもよく、磁気検知センサは、互いに10〜15mm離れて1列に配置されていてもよい。枝肉はトロリレール上を移動するフックトロリに懸垂されていてもよく、枝肉が豚の枝肉であってもよい。
本発明の枝肉内注射針検出方法は、
第1の態様の枝肉内注射針検出装置を用いた枝肉内注射針検出方法であって、検出部の操作によって、検出部本体の正面に並んでいる磁気検知センサの先端部が枝肉に接触してその磁気検知センサの並んだ方向と直交する方向に移動するステップと、制御部がそれぞれの磁気検知センサの先端部に近い第1の磁気センサ素子の出力と先端部から離れた位置の第2の磁気センサ素子の出力の差分を算出し、差分の値が所定のしきい値を超えるか否かを監視するステップと、差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力するステップとを含んでいる。
また、第2の態様の枝肉内注射針検出装置を用いた枝肉内注射針検出方法であって、枝肉の肩部が検出部の検出面に接触して、その検出面に垂直方向に並んでいる磁気検知センサの先端部にその枝肉の肩部が接触しながら水平方向に移動するステップと、制御部がそれぞれの磁気検知センサの先端部に近い第1の磁気センサ素子の出力と先端部から離れた位置の第2の磁気センサ素子の出力の差分を算出し、差分の値が所定のしきい値を超えるか否かを監視するステップと、差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力するステップとを含んでいる。
さらに、第2の態様では、枝肉が磁気検知センサの先端部に接触しながら水平方向に移動するステップの前に、その枝肉の肩部が検出部の検出面に接触して、垂直方向に配置された帯磁装置の近傍をその枝肉の肩部が水平方向に移動するステップと、差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力するステップの後に、枝肉の肩部が検出部の検出面に近接して、垂直方向に配置された複数の噴霧殺菌ノズルの近傍を、その枝肉の肩部が水平方向に移動するステップを含んでいてもよい。
本発明の枝肉内注射針検出装置には、次のような効果がある。即ち、
1)枝肉に混入した金属を高感度で検知できる。これは、懸垂されて移動する枝肉に接触して枝肉中の金属を検出できる携帯型の検出部を有する枝肉内注射針検出装置を枝肉移動ラインの近傍に設けて検査員の操作により検出したり、固定した本体部の検出面にセンサボックスを設け、懸垂されて移動する枝肉の肩部を検出面に接触させながら移動させることにより注射針を検出したりすることを可能にしたからである。
2)従来検出精度に問題のあった枝肉内の折損した注射針の破片も検出できる。これは、ノイズの除去のために検出素子であるMIセンサを2個1組として複数組並べて配置した検出部を枝肉表面に沿わせて移動させることにより、その巾内の注射針の破片を検出できるからである。
3)検出位置の特定と除去のためのマーキングが容易である。これは検出素子の各組ごとに検出ランプが設けられているので検査員は枝肉の注射針検出位置に容易にマーキングが可能だからである。
4)少ない検出装置と検出場所で対象全体の検出が可能となり、全体としての検査のための工数と検査設備を節減することができる。これは処理工程の上流であると畜場や食肉センターで注射針の検出が行なわれるので、従来行なわれていた多数の部分肉処理工程での検出を省くことができるからである。
次に、本発明の枝肉内注射針検出装置の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明の枝肉内注射針検出装置には、携帯型の検出部を検査員が把持して懸垂された枝肉の肩部に接触摺動させて検知を行なう携帯型の第1の実施の形態の枝肉内注射針検出装置と、固定された検出部の検出面にセンサボックスを設け枝肉の肩部を接触させながら移動させて検知を行なう固定型の第2の実施の形態の枝肉内注射針検出装置とがある。ここでは枝肉がトロリにより懸垂されて移動するものとして説明するが、これに限定されるものではなく、枝肉の被検査部(ここでは通常注射針の残存する肩部を例として説明する)が検出装置の磁気検知センサと接触して移動できる状態に保持できればよい。
先ず、第1の実施の形態の枝肉内注射針検出装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の枝肉内注射針検出装置の使用状態を説明するための模式的斜視図であり、図2は、図1の枝肉内注射針検出装置の検出部の模式図で、(a)は上面図、(b)は側面図であり、図3は、図2の検出部に内蔵された磁気検知センサの模式的断面図である。
枝肉内注射針検出装置11は、図1に示すように、検出部20、制御部が収納された制御ボックス40を有し、トロリレール63上を移動するフックトロリ61のフック62に懸垂される枝肉50に検出部20のセンサ部分を接触摺動させて枝肉50内部の注射針を検出する。通常は注射針が残存する確率の高い肩部位の頸部を中心に検出動作をおこなう。検査員70が手を離しても検出部20が懸垂位置に保持されるように検出部20を保持ワイヤで懸垂する不図示のバランサが設けられてもよい。
図2に示すように、検出部20は本体21と把手22とから構成され、本体21には、一端が筐体から露出した複数の磁気検知センサ30が並列して内蔵されており、本体21の表面にはそれぞれの磁気検知センサ30に対応する検出ランプ23が設けられており、把手22によって検査員70に把持されて枝肉50内部の注射針の検出が行なわれる。本体21の筐体には、枝肉50との接触面を除く全面に磁気シールド材21aが配設されていることが望ましい。これは磁気検知センサ30に対する外部の磁気の影響による擾乱を回避するためのものであり、磁気シールド材21aとしてはパーマロイ箔、あるいはコバルト系のアモルファス金属箔などを用いることができる。
磁気検知センサ30の間隔は、検出部20を磁気検知センサ30の列と垂直方向に枝肉50の表面上を摺動させたとき、摺動部分の巾方向にある全ての注射針を検出できる間隔とする必要があり、実験例によれば通常10mm〜15mm程度の間隔でその間の全ての注射針を検出できる。また磁気検知センサ30の数は望ましいスキャニングの巾により決まるが10個程度が扱いやすい。
磁気検知センサ30の内部には、図3に示すように、露出側に第1のセンサ部31が、反対側に第2のセンサ部32が設けられており、信号線46を経由して制御ボックス40内の制御部に接続されている。第1のセンサ部31および第2のセンサ部32にはそれぞれ磁気を検出するMIセンサ素子33およびMIセンサ素子34が設けられている。また磁気検知センサ30の検出部20の本体21からの露出部はキャップ35により保護されていることが望ましい。
磁気インピーダンス(MI)センサは、磁気インピーダンス効果を利用して磁気を感知する磁気センサであり、携帯電話のGPS機能との組合せにより、方位センサとしてロケーション・ベース・サービスに利用されているほか、高感度非接触認識識別や地磁気検知利用、残留磁気検知利用などの用途開発が検討されている。
枝肉50が搬送される処理場には多くの磁気発生源があり、そのノイズの影響を除去しないと正確な注射針の検出は困難である。磁気検知センサ30の内部の枝肉50との接触側に第1のセンサ部31が設けられ、反対側に第2のセンサ部32が設けられたことにより、枝肉50に近接する第1のセンサ部31のMIセンサ素子33は周囲の磁気ノイズとともに枝肉50内の注射針の磁気を検出し、第2のセンサ部32のMIセンサ素子34は周囲の磁気ノイズのみを検出する。2つのセンサ素子は近接して設けられているので検知する周囲の磁気ノイズは略同一であると考えられる。2つのセンサ素子が離れるとそれぞれが検知する周囲の磁気ノイズの間に相違が生じ、近すぎると第2のセンサ部32のMIセンサ素子34までが注射針の磁気の影響を受ける。2つのセンサ素子の間隔は、実験例によれば10〜20mmが望ましい。従って両センサ素子が検知したゲインの差分を制御ボックス40の制御部で算出することによって注射針の磁気が算出でき、その値がしきい値を超えるとその磁気検知センサ30に対応する検出部20の本体21の検出ランプ23と制御ボックス40の検出ランプ41が一定時間点灯する。それによって検査員70は注射針の検出を知ることができる。この場合警報音を発生してもよい。また、制御ボックス40の検出ランプ41は設けられなくてもよい。上述のように、本体21の筐体に、枝肉50との接触面を除く全面に磁気シールド材21aが配設されていることによって外部の磁気発生源の影響を減少させることができる。
第1のセンサ部31に配置されたMIセンサ33による枝肉表面から注射針先端までの注射針検出限界は30mm程度であるが、注射針が脂肪層(15〜20mm)を貫通して赤味肉に到達した状態で注射が行なわれ、折れた注射針の長さは15〜25mmとかなり長いので筋肉内を移動することは難しく、折損した注射針の表面側の先端は通常枝肉の表面から30mm以内に残留している。
制御ボックス40内の制御部はケーブル47で検出部20と接続されており、電源と信号の入出力が行われ、検出部20のそれぞれの磁気検知センサ30の第1のセンサ部31のMIセンサ素子33と第2のセンサ部32のMIセンサ素子34が検知したゲインの差分を算出し、その値がしきい値を超えるとその磁気検知センサ30に対応する検出部20の本体21の検出ランプ23を一定時間点灯させる。制御ボックス40にもそれぞれの磁気検知センサ30に対応して注射針の検出を示す検出ランプ41が設けられている場合は検出ランプ41も一定時間点灯させる。検出ランプ23や検出ランプ41は点滅でもよく、また警報音を発生してもよい。
図4に制御部の制御回路ブロック図を示す。第1のセンサ部31からの出力はハイパスフィルタ81aとアンプ82aによりろ波増幅されて減算回路83に入力する。第2のセンサ部32からの出力もハイパスフィルタ81bとアンプ82bによりろ波増幅されて減算回路83に入力する。減算回路83では2入力値の間で減算処理が行なわれ、減算結果はローパスフィルタ84でろ波されて比較器85に入力し、正しきい値86a、負しきい値86bと比較され、しきい値を超える場合はパルス発生器87により警報出力信号が出力される。
制御ボックス40に、検出部20の不使用時の置き場、検出精度を上げるために事前に枝肉を帯磁させるための磁石73、マークペン71や検査済証72の置き場を設けると検査員70の作業が容易となる。
次に第1の実施の形態の枝肉内注射針検出装置11による注射針検出の動作を説明する。図5は本実施の形態の枝肉内注射針検出装置による注射針検出の動作を説明するフローチャートである。
処理を開始すると、と体に対して前処理が行なわれた枝肉50は、1個づつトロリレール63上を移動可能なフックトロリ61のフック62に後脚部で懸垂されて、順次移動して検査員70の前まで運ばれる(ステップS11)。検査員70は磁石73によって枝肉50の表面を走査して枝肉50内にあると予想される注射針を帯磁させる。この工程は不可欠ではないが信号の強度を増加させるためにはこの動作を行うことが望ましい(S12)。検査員は枝肉内注射針検出装置11の検出部20の把手22を持って本体21の正面に並んでいる磁気検知センサ30の先端部を枝肉50に接触させて磁気検知センサ30の並んだ方向と直交する方向に移動させて注射針の検出を監視する(S13)。検査する場所は通常注射が行なわれる枝肉の肩部位の頸部である。
制御部ではそれぞれの磁気検知センサ30の第1のセンサ部31からの出力と第2のセンサ部32からの出力の差分を算出し、差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力し、検出した磁気検知センサ30に対応した検出ランプ23が一定時間点灯するので(S14Y)、検査員70はスキャンを中断して(S15)、食用インクを用いたマークペン71で枝肉50の注射針が検出された場所をマークして(S16)、処理を再開して(S17)、ステップS13に戻る。全スキャンが終了していない場合は(S18N)、スキャン位置を変更して(S19)、ステップS13に戻ってスキャンを開始する。全スキャンが終了すると(S18Y)、注射針の検出マークがない場合は(S20N)、枝肉50に検査済証72を貼って(S21)、トロリレール63上で枝肉50を移動させ(S22)、注射針の検出マークのある場合は(S20Y)、そのままトロリレール63上で枝肉50を移動させる(S22)。同時に検査員70の前には次ぎの枝肉50がセットされて(S11)、検査が繰り返される。注射針の検出マークのない枝肉は(S23N)、そのまま冷蔵庫に収納され(S26)、注射針が検出されてマークされた枝肉50は(S23Y)、正常な枝肉50と分離されて冷蔵保管され(S24)、ナイフを使用してマークされた場所が丹念に切り開かれて注射針が確認されて除去された上で(S25)、冷蔵庫に収納されて(S26)、処理が終了する。
本実施の形態の枝肉内注射針検出装置は、懸垂されている枝肉内の折損注射針の検出に広く利用可能であるが、特に豚枝肉に対して効果的に適用される。また枝肉が懸垂されている状態について説明したがこれに限定されるものでなく、懸垂されていない場合にも同様に検出を行うことができ、部分肉であっても折損注射針が表面近くにある場合には検出が可能である。
次に、MIセンサを用いた注射針検出試験の結果について図6を参照して説明する。この試験では枝肉の代わりに発泡スチロールを使用し、計測面から注射針の先端までの間隔Dを10、20、25、30mmと変化させ、注射針とMIセンサのスキャンラインとの距離(オフセット)を0〜30mmの間で5mm間隔で変化させてMIセンサの出力を計測した。使用したMIセンサの電気的特性は160mV/mGaussである。図6のグラフにその注射針検出試験の針の深さとオフセット距離と出力電圧の計測結果を示す。同時に測定したS/N比の2以上を検出可能限界とすると、オフセットがいずれの場合でもセンサと針末端との直線距離で30〜35mmが限界となった。S/N比の3以上を検出可能限界とすると針先端の深さDが25mmの場合オフセットは10mm〜15mmとすることが望ましかった。
次に、第2の実施の形態の枝肉内注射針検出装置について図面を参照して説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態の枝肉内注射針検出装置の使用状態を説明するための模式的斜視図であり、図8は、図7の枝肉内注射針検出装置を用いて枝肉内の注射針の検出を行なっている状態を示す模式図であり、(a)は上面図、(b)は側面図であり、図9は、図8の側面図とセンサボックスの模式図であり、(a)は側面図、(b)はセンサボックスの模式的側面図である。
第2の実施の形態の枝肉内注射針検出装置12は、携帯型であった第1の実施の形態の枝肉内注射針検出装置11の検出部20を固定型としたものであり、磁気検知センサ30と制御ボックス40に収納された制御部の構成や機能は第1の実施の形態と同じなので同じ符号と名称を付して説明を省略する。
枝肉内注射針検出装置12は、図7に示すように、検出部20、制御部が収納された制御ボックス40を有し、トロリレール63上を移動するフックトロリ61のフック62に懸垂される枝肉50を、複数の磁気検知センサ30が1列に配置されたセンサボックス36が垂直方向に配置された本体部25の検出面26上に枝肉50を接触させながら水平方向に移動させることによって枝肉50内部の注射針を検出する。
支持脚27により固定された検出部20の本体部25の検出面26は、懸垂されて移動する枝肉50の肩部56全体と接触する高さで、肩部56と同じ角度で上部が後側に傾斜し、枝肉50の進入と退出が容易になるように両側は湾曲している。検出面26の裏面には、センサボックス36を中心として、枝肉50の進入側には帯磁装置37が、退出側には噴霧殺菌ノズル38がそれぞれ垂直方向でセンサボックス36と並んで配置されている。帯磁装置37は磁石によって枝肉50内にあると予想される注射針を帯磁させる装置であり、この装置は不可欠ではないが信号の強度を増加させるためにはこの帯磁動作を行なうことが望ましい。噴霧殺菌ノズル38は検出面26との接触によって表面が汚染された可能性のある枝肉50の表面を殺菌するための装置であり、公知の噴霧殺菌装置が用いられる。この装置は不可欠ではないが衛生面から設けることが望ましく、設けない場合は作業員が手動で殺菌液を噴霧させることが望ましい。
センサボックス36は、図9(b)に示されるように、第1の実施の形態の検出部20の本体21と略同一の構成であり、内部には磁気検知センサ30が1列に収納されている。ただ、今回は走査に必要な幅が広く、600mm程度とすることが望ましいので、磁気検知センサ30の間隔を10mmとした場合、60個の磁気検知センサ30を設ける必要がある。センサボックス36に内蔵される磁気検知センサ30は、図3を参照して説明した第1の実施の形態の磁気検知センサ30と同一であり、注射針検出判定の過程を含め説明は省略する。第1の実施の形態と同様に、センサボックス36には、枝肉50との接触面を除く全面に磁気シールド材36aが配設されていることが望ましい。
第1の実施の形態では、検出部20の本体21に検出ランプ23が設けられていたが、第2の実施の形態では検出部20に近接して配置された制御ボックス40に検出ランプ24が配置される。できれば、それぞれの磁気検知センサ30の高さに対応した高さに設けられていれば検出位置のマーキングが容易となる。個々の検出ランプ24以外に見やすい状態で共通の検出ランプ24を設け、どの磁気検知センサ30が検出した場合にも点灯させ、さらに警報を発信することが望ましい。
第2の実施の形態では、枝肉50の注射針の残留する確率の高い肩部56を本体部25の検出面26に押し付けながら移動させる必要がある。枝肉50は一頭分が背割りされて左枝肉51と右枝肉52に分かれ、通常左枝肉51と右枝肉52とが1対になって図7、図8に示すように一つのフック62に後足53で懸垂されている。検査員70が図8に示すように、左枝肉51の前足54と右枝肉52の前足54とが自分側で揃うようにそれぞれの枝肉50を回転させると肩部56が図9(a)に示すように傾斜した検出面26に接触する位置に来るので、図8(b)に示すように前足54を持って肩部56全体が検出面26に接触するように調整すると枝肉50はフックトロリ61により検出面51上を摺動しながら移動する。
最初の位置で帯磁装置37の作用によって枝肉50の帯磁装置37近傍の金属片は帯磁する。次にセンサボックス36上を通過すると磁気検知センサ30が枝肉50内部の注射針などの金属片を検出し、検出された場合は制御ボックス40の検出ランプ24が点灯するので、点灯した検出ランプ24の位置から枝肉50の検出された位置をマークする。センサボックス36を通過した枝肉50は、次の噴霧殺菌ノズル38で検出面26と接触した枝肉50の表面が殺菌される。
次に第2の実施の形態の枝肉内注射針検出装置12による注射針検出の動作を説明する。図10は第2の実施の形態の枝肉内注射針検出装置による注射針検出の動作を説明するフローチャートである。
処理を開始すると、と体に対して前処理が行なわれた枝肉50は、1個づつトロリレール63上を移動可能なフックトロリ61のフック62に後脚部で懸垂されて、順次移動して検出面26の手前まで運ばれるので、検査員70は前足54を持って通常注射が行なわれる枝肉の肩部56が検出面26に対向するようにセットする(ステップS31)。フックトロリ61によって枝肉50は検出面26の帯磁装置37の前を通過し、枝肉50内にあると予想される注射針は帯磁される(S32)。次にフックトロリ61によって枝肉50は検出面26のセンサボックス36の前を通過すると、磁気検知センサ30の並んだ方向と直交する方向に移動するのでその幅の中にある注射針の検出が行なわれる(S33)。
制御部ではそれぞれの磁気検知センサ30の第1のセンサ部31からの出力と第2のセンサ部32からの出力の差分を算出し、差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力し、検出した磁気検知センサ30に対応した検出ランプ24が一定時間点灯するので(S34Y)、スキャンを中断して(S35)、検査員70が食用インクを用いたマークペン71で枝肉50の注射針が検出された場所をマークして(S36)、処理を再開して(S37)、ステップS33に戻る。1個の枝肉50のスキャンが終了するまでスキャンを継続し(S38N)、1個の枝肉50のスキャンが終了すると(S38Y)、注射針の検出マークがない場合は(S39N)、枝肉50に検査済証72を貼って(S40)、トロリレール63上で枝肉50を移動させ(S41)、注射針の検出マークのある場合は(S39Y)、そのままトロリレール63上で枝肉50を移動させる(S41)。同時に検査員70は次ぎの枝肉50をセットして(S31)、検査が繰り返される。注射針の検出マークない枝肉は(S42N)、そのまま冷蔵庫に収納され(S45)、注射針が検出されてマークされた枝肉50は(S42Y)、正常な枝肉50と分離されて冷蔵保管され(S43)、ナイフを使用してマークされた場所が丹念に切り開かれて注射針が確認されて除去された上で(S44)、冷蔵庫に収納されて(S45)、処理が終了する。
本発明の第1の実施の形態の枝肉内注射針検出装置の使用状態を説明するための模式的斜視図である。 図1の枝肉内注射針検出装置の検出部の模式図である。(a)は上面図である。(b)は側面図である。 図2の検出部に内蔵された磁気検知センサの模式的断面図である。 制御部の制御回路ブロック図である。 第1の実施の形態の枝肉内注射針検出装置による注射針検出の動作を説明するフローチャートである。 注射針検出試験の針の深さとオフセット距離と出力電圧の計測結果を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態の枝肉内注射針検出装置の使用状態を説明するための模式的斜視図である。 図7の枝肉内注射針検出装置を用いて枝肉内の注射針の検出を行なっている状態を示す模式図である。(a)は上面図である。(b)は側面図である。 図8の側面図とセンサボックスの模式図である。(a)は側面図である。(b)はセンサボックスの模式的側面図である。 第2の実施の形態の枝肉内注射針検出装置による注射針検出の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
11、12 枝肉内注射針検出装置
20 検出部
21 本体
21a、36a 磁気シールド材
22 把手
23、24、41 検出ランプ
25 本体部
26 検出面
27 支持脚
30 磁気検知センサ
31 第1のセンサ部
32 第2のセンサ部
33、34 MIセンサ素子
35 キャップ
36 センサボックス
37 帯磁装置
38 噴霧殺菌ノズル
40 制御ボックス
46 信号線
47 ケーブル
50 枝肉
51 左枝肉
52 右枝肉
53 後足
54 前足
55 背部
56 肩部
61 フックトロリ
62 フック
63 トロリレール
70 検査員
71 マークペン
72 検査済証
73 磁石
81a、81b ハイパスフィルタ
82a、82b アンプ
83 減算回路
84 ローパスフィルタ
85 比較器
86a 正のしきい値
86b 負のしきい値
87 パルス発生器
S11〜S26、S31〜S45 ステップ

Claims (18)

  1. 枝肉の内部に残留する折損注射針を検出するための枝肉内注射針検出装置であって、
    前記枝肉に接触させて内部に残留する前記折損注射針の磁気を検出する検出部と、該検出部の計測結果から前記折損注射針の位置を検出する制御部とを有し、
    前記検出部には、前記枝肉との接触部近傍に配設された第1の磁気センサ素子と前記枝肉との接触部から離れた位置に配設された第2の磁気センサ素子とを1組として収納する磁気検知センサが複数配設され、該磁気検知センサは前記折損注射針検出のための前記検出部の前記枝肉に対する走査方向と直交する方向に1列に配置されており、
    前記制御部は、それぞれの前記磁気検知センサの前記第1の磁気センサ素子の出力と前記第2の磁気センサ素子の出力の差分を算出し、差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力する、枝肉内注射針検出装置。
  2. 前記第1の磁気センサ素子と前記第2の磁気センサ素子が、磁気インピーダンスセンサである、請求項1に記載の枝肉内注射針検出装置。
  3. 前記検出部は、直方体の形状の筐体を有する本体と該本体を操作するための把手とを有し、前記把手とは反対側の前記筐体の長手の側面には前記枝肉との接触部となる開口部が設けられており、前記本体には前記第1の磁気センサ素子を前記開口部に向けて複数の前記磁気検知センサが1列に配置されている、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の枝肉内注射針検出装置。
  4. 前記注射針検出警報は、前記検出部に前記磁気検知センサのそれぞれに対応して設けられた第1の検出ランプに出力される、請求項3に記載の枝肉内注射針検出装置。
  5. 前記注射針検出警報は、さらに前記制御部に前記磁気検知センサのそれぞれに対応して設けられた第2の検出ランプに出力される、請求項4に記載の枝肉内注射針検出装置。
  6. 前記本体の前記筐体には、前記枝肉との接触面を除く全面に磁気シールド材が配設されている、請求項3に記載の枝肉内注射針検出装置。
  7. 前記検出部は、前記枝肉を接触させて水平方向に摺動させるための上部が内側に傾斜した検出面を有する本体部と、該本体部を支持して床面に自立させる支持脚とを有し、前記本体部には、複数の前記磁気検知センサを1列に収納するセンサボックスが、前記第1の磁気センサを前記検出面に設けられた開口部に向けて、前記磁気検知センサが垂直方向に並ぶように配置されている、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の枝肉内注射針検出装置。
  8. 前記注射針検出警報は、少なくとも前記制御部に前記磁気検知センサのそれぞれに対応して設けられた検出ランプに出力される、請求項7に記載の枝肉内注射針検出装置。
  9. 前記センサボックスの筐体には、前記枝肉との接触面を除く全面に磁気シールド材が配設されている、請求項7に記載の枝肉内注射針検出装置。
  10. さらに、前記本体部の前記枝肉の進入側には、前記センサボックスに平行して前記枝肉の内部に残留する折損注射針を帯磁させるための帯磁装置が配置されている、請求項7に記載の枝肉内注射針検出装置。
  11. さらに、前記本体部の前記検出面の前記枝肉の退出側には、対向する枝肉の前記検出面との接触部を洗浄するために、殺菌液を噴霧する複数の噴霧殺菌ノズルが前記センサボックスに平行して配置されている、請求項7または請求項10に記載の枝肉内注射針検出装置。
  12. 前記第1の磁気センサ素子と前記第2の磁気センサ素子とは10〜20mm離れて配設されている、請求項1、請求項2、請求項3および請求項7のいずれか1項に記載の枝肉内注射針検出装置。
  13. 前記磁気検知センサは、互いに10〜15mm離れて1列に配置されている、請求項1、請求項2、請求項3および請求項7のいずれか1項に記載の枝肉内注射針検出装置。
  14. 前記枝肉はトロリレール上を移動するフックトロリに懸垂されている、請求項1、請求項3および請求項7のいずれか1項に記載の枝肉内注射針検出装置。
  15. 前記枝肉が豚の枝肉である、請求項1、請求項3および請求項7のいずれか1項に記載の枝肉内注射針検出装置。
  16. 請求項3に記載の枝肉内注射針検出装置を用いた枝肉内注射針検出方法であって、
    検出部の操作によって、検出部本体の正面に並んでいる磁気検知センサの先端部が枝肉に接触して該磁気検知センサの並んだ方向と直交する方向に移動するステップと、
    制御部がそれぞれの前記磁気検知センサの先端部に近い第1の磁気センサ素子の出力と先端部から離れた位置の第2の磁気センサ素子の出力の差分を算出し、差分の値が所定のしきい値を超えるか否かを監視するステップと、
    差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力するステップとを含む、枝肉内注射針検出方法。
  17. 請求項7に記載の枝肉内注射針検出装置を用いた枝肉内注射針検出方法であって、
    枝肉の肩部が検出部の検出面に接触して、該検出面に垂直方向に並んでいる複数の磁気検知センサの先端部に該枝肉の肩部が接触しながら水平方向に移動するステップと、
    制御部がそれぞれの前記磁気検知センサの先端部に近い第1の磁気センサ素子の出力と先端部から離れた位置の第2の磁気センサ素子の出力の差分を算出し、差分の値が所定のしきい値を超えるか否かを監視するステップと、
    差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力するステップとを含む、枝肉内注射針検出方法。
  18. さらに、枝肉が磁気検知センサの先端部に接触しながら水平方向に移動する前記ステップの前に、該枝肉の肩部が検出部の検出面に接触して、垂直方向に配置された帯磁装置の近傍を該枝肉の肩部が水平方向に移動するステップと、差分の値が所定のしきい値を超えた場合に注射針検出警報を出力する前記ステップの後に、枝肉の肩部が前記検出部の検出面に近接して、垂直方向に配置された複数の噴霧殺菌ノズルの近傍を、該枝肉の肩部が水平方向に移動するステップを含む、請求項17に記載の枝肉内注射針検出方法。


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