JPH0210024B2 - - Google Patents

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JPH0210024B2
JPH0210024B2 JP7063981A JP7063981A JPH0210024B2 JP H0210024 B2 JPH0210024 B2 JP H0210024B2 JP 7063981 A JP7063981 A JP 7063981A JP 7063981 A JP7063981 A JP 7063981A JP H0210024 B2 JPH0210024 B2 JP H0210024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouth
container
container lid
skirt
seal piece
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7063981A
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English (en)
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JPS57194938A (en
Inventor
Yoshiro Mochino
Osamu Ishii
Masao Yageta
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Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Japan Crown Cork Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Crown Cork Co Ltd filed Critical Japan Crown Cork Co Ltd
Priority to JP7063981A priority Critical patent/JPS57194938A/ja
Publication of JPS57194938A publication Critical patent/JPS57194938A/ja
Publication of JPH0210024B2 publication Critical patent/JPH0210024B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、容器蓋飛翔防止特性を備えた容器と
容器蓋の組合せに関する。
清涼飲料又はアルコール飲料等の容器として
は、外周面に雄螺条が形成されている口部を有す
るガラス製又はポリエチレンテレフタレートの如
き合成樹脂製容器が広く実用に供されている。そ
して、かような容器の口部を密封するための容器
蓋としては、口部の頂面を覆うための天面及びこ
の天面の周縁から垂下する筒状スカートを有する
所謂プレスクリユー型容器蓋又は所謂ロールオン
型容器蓋が用いられている。スカートに予め雌螺
条が形成されているプレスクリユー型容器蓋は、
容器の口部に被嵌し、次いで閉方向に回転せしめ
てスカートに形成されている雌螺条を口部の外周
面に形成されている雄螺条に螺合せしめることに
よつて口部に装着される。一方、ロールオン型容
蓋は、容器の口部に被嵌した後に、口部の外周面
に形成されている雄螺条に沿つてスカートに雌螺
条が形成され、かくして口部に装着される。
而して、上記の通りの容器と容器蓋の組合せに
おいては、一般に、容器の口部に容器蓋を装着し
た時に容器蓋に設けられているシール片が口部の
頂面乃至外周面上部に密接し、かくして口部の頂
面乃至外周面にて口部が密封されるように構成し
ていた。しかしながら、近時においては、口部の
密封強度の増大等のために、例えば特開昭49−
12983号公報に開示されている如く、容器蓋にそ
のスカートよりも半径方向内側でその天面から垂
下する筒状シール片を配設して、容器の口部に容
器蓋を装着すると上記筒状シール片が口部の内周
面に密接するようになし、かくして口部の頂面乃
至外周面にて口部を密封することに加えて或いは
これに代えて、口部の内周面にて口部を密封する
ことが提案され実用に供されるようになつてき
た。
然るに、上述した通りにして口部の内周面にて
口部を密封するようにせしめると、消費者が口部
から容器蓋を離脱する際に、容器蓋を開方向に充
分に回転せしめて上記雄螺条と雌螺条の螺合を充
分に解除した時点においても上記筒状シール片が
口部の内周面に密接して口部の密封を維持し、そ
れ故に、例えば容器内に収容されている内容物が
コーラ又はビールの如き炭酸ガスを含有するもの
であつて容器内の圧力が相当高い場合、容器蓋を
開方向に充分に回転せしめた時に容器内に存在す
る相当高い圧力によつて容器蓋がかなりの速度で
飛翔され、消費者に危害を及ぼす恐れが少なくな
いという解決すべき重要な問題が発生する。
かような問題を解決するために、特公昭55−
10463号公報には、容器蓋に配設される上記筒状
シール片の垂下長さを比較的短かくし、消費者が
容器の口部から容器蓋を離脱する際に、容器蓋を
開方向にある程度回転せしめて容器蓋をある程度
軸線方向に上昇せしめると上記筒状シール片が口
部の内周面から離脱し、かくして上記雄螺条と雌
螺条の螺合が充分に解除される前に口部の密封が
解除されて容器内の圧力が外部に解放されるよう
になすことが開示されている。かくすると、容器
蓋の飛翔に関する上記の問題は解決することがで
きるが、上記筒状シール片の垂下長さが短かい故
に筒状シール片自体の弾性特性が低く、それ故に
容器蓋が口部に装着されている時の口部の内周面
に対する筒状シール片の密接力が比較的低く充分
な密封強度が得られない等の別個の問題が発生す
る。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、密封強度の低下等の別個の問
題を生ぜしめることなく容器蓋の飛翔を確実に防
止することである。
本発明者等は、鋭意研究の結果、容器の口部の
内周面上部に通気凹部を設け、消費者が口部から
容器蓋を離脱する際に容器蓋を開方向にある程度
回転せしめて容器蓋をある程度軸線方向に上昇せ
しめると、容器蓋に配設された筒状シール片によ
る口部の内周面にての密封が上記通気凹部の存在
によつて少なくとも部分的に解除され、かくして
上記雄螺条と雌螺条の螺合が充分に解除される前
に容器内の圧力が上記通気凹部を介して外部に解
放されるようになせば、筒状シール片の垂下長さ
を短かくして密封強度の低下等の別個の問題を生
ぜしめることなく、容器蓋の飛翔を確実に防止す
ることができることを見出した。
即ち、本発明によれば、外周面に雄螺条が形成
されている口部を有する容器と、該口部を頂面を
覆うための天面、該天面の周縁から垂下する筒状
スカート、及び該スカートよりも半径方向内側で
該天面から垂下する筒状シール片を有する容器蓋
との組合せであつて、該口部に該容器蓋を被嵌
し、次いで該容器蓋を閉方向に回転せしめて該ス
カートの内面に予め形成された雌螺条を該口部の
該外周面に形成されている該雄螺条に螺合せしめ
る、或いは該口部の該外周面に形成されている該
雄螺条に沿つて該スカートに雌螺条を形成するこ
とによつて、該口部に該容器蓋が装着され、かく
すると該シール片が該口部の内周面に密接せしめ
られるところの組合せにおいて、該口部の該内周
面には、該シール片が密接する領域の下端よりも
上方に位置する通気凹部が形成されていることを
特徴とする組合せが提供される。
以下、本発明の具体例を示している添付図面を
参照して、更に詳細に説明する。
本発明に従つて構成された容器と容器蓋の組合
せの一具体例における容器の口部を図示している
第1図及び第2図を参照して説明すると、ガラス
又はポリエチレンテレフタレートの如き合成樹脂
からそれ自体は公知の方法で製造することができ
る容器は、その頂部に形成された口部2を有す
る。図示の口部2は、全体として略円筒形状であ
つて、外周面4、頂面6及び内周面8を有する。
外周面4には、例えば約1.25回転(約450度)に
渡つて連続的に延びる雄螺条10が形成されてい
る。外周面4には、更に、雄螺条10に隣接して
その下方に位置する環状突出部12も形成されて
いる。
口部2における上述した構成は既に周知のもの
であるが、本発明に従つて構成された組合せにお
ける口部2においては、内周面8の上部に通気凹
部が設けられていることが重要である。かかる通
気凹部は、例えば軸線方向に延びる少なくとも1
本、好ましくは周方向に間隔を置いて配設された
複数本の溝から構成することができ、図示の具体
例においては、内周面8に周方向に等間隔を置い
て軸線方向に延びる4本の溝14が形成されてお
り、これらの溝14が通気凹部を構成している。
そして、図示の具体例における上記溝14の各々
は、頂面6から所定の長さに渡つて軸線に対して
実質上平行に下方に延びている。
上述した通りの口部2は。例えば第3図に全体
を番号16で示す容器蓋を装着することによつて
密封される。ポリエチレン又はポリプロピレンの
如き適宜の合成樹脂からそれ自体は公知の方法で
製造することができる容器蓋16は、円形天面1
8及びこの天面18の周縁から垂下する円筒状ス
カート20を有する。スカート20の外周面に
は、これを指で把持する際の滑りを防止するため
の凹凸乃至ローレツト22が形成されているのが
好都合である。スカート20の内周面には、口部
2の外周面4に形成さている雄螺条10に対応し
て1.25回転(約450度)に渡つて連続的に延びる
雌螺条24が形成されている。容器蓋16は、更
に、スカート20よりも半径方向内側で天面から
垂下する筒状シール片26を有する。この筒状シ
ール片26は、口部2に容器蓋16が装着された
時に口部2の内周面8に充分な圧力で密接され得
る限り任意の形態のものでよいが、図示の筒状シ
ール片26はその外周面の下端部近傍に環状***
部28を有し、後に詳述する如く、口部2に容器
蓋16が装着されるとこの環状***部28が口部
2の内周面8に密接せしめられる。図示の容器蓋
16は、更に、スカート20と筒状シール片26
との間にて天面18から垂下する付加的な筒状シ
ール片30をも有する。
上記の通りの容器蓋16は、口部2に被嵌し、
次いで閉方向即ち第3図において上方から見て時
計方向に回転せしめてスカート20の内周面に形
成されている雌螺条24を口部2の外周面4に形
成されている雄螺条10に充分に螺合せしめるこ
とによつて、第3図に図示する通りに口部2に装
着される。かくすると、第3図に明確に図示する
如く、筒状シール片26、更に詳しくはその外周
面の下端部近傍に位置する***部28が口部2の
内周面8に密接すると共に、付加的な筒状シール
片30の内周面が口部2の外周面4の上部に密接
し、筒状シール片26と付加的な筒状シール片3
0との関の領域にて天面18の内面(即ち下面)
が口部2の頂面6に密接し、かくして口部2はそ
の内周面8と共に外周面4及び頂面6の3個の部
位にて密封される。筒状シール片26の外周面の
下端部に位置する***部28の少なくとも下部
は、口部2の内周面に形成されている上記溝14
の下端よりも下方位置にて口部2の内周面8に密
接せしめられることが重要である。換言すれば、
口部2の内周面8に形成されている溝14の下端
は、筒状シール片26が密接する領域の下端より
も上方に位置していることが重要である。さもな
くば、容易に理解される如く、筒状シール片26
による口部2の内周面8での密封が溝14の存在
によつて毀損される。
容器内に収容されている内容物の消費のために
口部2から容器蓋16と離脱する際には、容器蓋
16を開方向即ち第3図において上方から見て反
時計方向に回転せしめる。而して、容器蓋16を
開方向にある程度、例えば0.25回転(90度)程度
回転せしめると、容器蓋16は開方向へ回転する
と共に雌螺条24が雄螺条10に沿つて移動する
故に軸線方向上方へも移動し、口部2に対して第
4図に図示する通りの状態になる。第4図に図示
する状態においては、付加的な筒状シール片30
が口部2の外周面4の上部から離脱して外周面4
にての密封が解除されると共に、筒状シール片2
6と付加的な筒状シール片30との間の領域にて
天面18の内面が口部2の頂面6から離脱して頂
面6にての密封も解除される。加えて、第4図に
明確に図示する如く、筒状シール片26の口部2
の内周面8に密封する領域の下端、従つて筒状シ
ール片26の外周面の下端部近傍に位置する***
部28の下端は、口部2の内周面8に配設されて
いる溝14の下端よりも上方に位置するようにな
る。かくすると、第4図から容易に理解される如
く、溝14の存在によつて口部2の内周面8にて
の密封も解除される。他方、口部2の外周面4と
容器蓋16のスカート20の内周面との間におい
ては、第4図に明確に図示する如く、雄螺条10
と雌螺条24が相当な範囲、例えば1回転(360
度)程度の範囲に渡つて相互に螺合している。し
かしながら、当業者には周知の如く、雄螺条10
と雌螺条24の製作誤差等に起因して、相互に螺
合している雄螺条10と雌螺条24との間には、
一般に幾分かの間隙が存在する。それ故に、口部
2に対して容器蓋16が第4図に図示する状態に
なると、口部2の内周面8に形成されている溝1
4、口部2の頂面6と天面18の内面との間の間
隙、口部2の外周面4の上部と付加的な筒状シー
ル片30の内周面との間の間隙、及び雄螺条10
と雌螺条24との間に存在する間隙を介して、容
器内部が外部に連通される。
従つて、例えば容器内に収容されている内容物
がコーラ又はビールの如き炭酸ガスを含有するも
のであつて容器内の圧力が相当高い場合であつて
も、第4図に図示する如く雄螺条10と雌螺条2
4が相当な範囲に渡つて相互に螺合し、従つて口
部2からの容器蓋16の離脱が機械的に拘束され
ている時点にて、容器内の相当高い圧力が外部に
解放される。それ故に、口部2から容器蓋16を
離脱するために容器蓋16を更に開方向に回動せ
しめて雄螺条10と雌螺条24の螺合を充分に解
除した時に、容器蓋16が飛翔せしめられること
が確実に防止され、消費者は口部2から容器蓋1
6を安全に離脱せしめることができる。
而して、第1図乃至第4図に図示する具体例に
おいては、容器蓋16に配設されている付加的な
筒状シール片30の垂下長さが比較的短かく、容
器蓋16を開方向にある程度回転せしめると、第
4図に図示する如く、付加的な筒状シール片30
が口部2の外周面4の上部から離脱し、かくして
外周面4にての密封が解除される。しかしなが
ら、第5図に図示する容器蓋116の如く、付加
的な筒状シール片130の垂下長さが比較的長い
場合には、容器蓋116を開方向に例えば0.25回
転(90度)程度回転せしめても付加的な筒状シー
ル片130の内周面が口部102の外周面104
の上部に接触し続け、従つて外周面104にての
密封が充分に解除されないことがある。かような
場合には、必要に応じて、口部102の外周面1
04の上部にも適宜の形態の通気凹部を設けるこ
とができる。第5図に図示する口部102におい
ては、外周面104の上部に周方向に間隔を置い
て複数個の溝132が形成されており、かかる溝
132が外周面104における通気凹部を構成し
ている。図示の溝132の各々は、頂面106か
ら所定の長さに渡つて軸線に対して平行に下方に
延びている。溝132の下端は、口部102に容
器蓋116が装着されている状態においては、第
5図に図示する如く、付加的な筒状シール片13
0が外周面104に接触する領域の下端(図示の
場合は付加的な筒状シール片130の下端に対
応)よりも上方に位置し、従つて口部102に容
器蓋116が装着されている状態においては溝1
32の存在によつて外周面104にての密封が毀
損されることはない。しかしながら、容器蓋11
6が開方行に例えば0.25回転(90度)程度回転せ
しめられ、これに応じて軸線方向上方へ移動せし
められると、付加的な筒状シール片130の下端
は溝132の下端よりも上方に位置するようにな
り、かくして外周面104にての密封が確実に解
除される。
更にまた、口部102の外周面104に形成さ
れている雄螺条110と容器蓋116のスカート
120の内周面に形成されている雌螺条124と
が比較的緊密に螺合し、両者間に充分な通気間隙
が存在しない場合には、口部102の外周面10
4に形成されている雄螺条110にも適宜の形態
の通気凹部を設け、雄螺条110と雌螺条124
との間に常に充分な通気間隙を存在せしめるよう
になすことができる。第5図に図示する具体例に
おいては、雄螺条110にこれを軸線方向に横断
する溝134が形成されており、かかる溝134
が通気凹部を構成している。口部102の外周面
104に形成されている雄螺条110にこれを軸
線方向に横断する溝134を形成することに代え
て或いはこれに加えて、第6図に図示する如く、
容器蓋116のスカート120の内周面に形成さ
れている雌螺条124にこれを軸線方向に横断す
る溝136の如き適宜の形態の通気凹部を形成
し、かくして雄螺条110と雌螺条124との間
に常に充分な通気間隙を存在せしめることもでき
る。
第7図は、本発明に従つて構成された組合せに
おける容器の口部の変形例を図示している。第7
図に図示する口部202においては、内周面20
8の上部に周方向に連続して延びる環状凹部21
4が形成されており、かかる環状凹部214が内
周面208における通気凹部を構成している。第
7図に図示する口部202における内周面208
の上部の構成(即ち環状凹部214)以外の構成
は、第1図及び第2図に図示する口部2と同一で
あり、従つてこれらについての説明は省略する。
第8図は、第7図に図示する口部202に容器
蓋216を装着した状態を図示している。第8図
に図示する容器蓋216は、アルミニウム基合
金、クロム酸処理鋼又はブリキの如き適宜の金属
薄板から形成された金属シエル216aと、ポリ
エチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹
脂から形成されたライナー216bとから構成さ
れている。金属シエル216aは、円形天面21
8及びこの天面218の周縁から垂下する円筒ス
カート220を有する。スカート220には、周
方向に間隔を置いて配設された周方向に延びる複
数個のスリツト221とかかるスリツト221間
に位置する橋絡部223とによつて規定された破
断ラインが形成されており、スカート220は破
断ラインよりも上方の主部220aと破断ライン
よりも下方のピルフアプルーフ裾部220bとに
区画されている。一方、金属シエル216bの天
面218の内面に配設されたライナー216b
は、スカート220よりも半径方向内側で天面2
18から垂下する筒状シール片226と、スカー
ト220と筒状シール片226との間にて天面2
18から垂下する付加的な筒状シール片230と
を有する。ライナー216bの筒状シール片22
6及び付加的な筒状シール片230自体は、第3
図に図示する容器蓋16における筒状シール片2
6及び付加的な筒状シール片30と実質上同一の
構成でよく、筒状シール片226の外周面の下端
部近傍には環状***部228が形成されている。
上記の通りのライナー216bは、例えば金属シ
エル216aの天面218の内面に軟化状態のラ
イナー素材を供給してこれを所要の形状に型押成
形することによつて、或いは予め所要の形状に形
成したライナーを金属シエル216aの天面21
8の内面に挿入することによつて、金属シエル2
16aの天面218の内面に所要の通りに配設す
ることができる。
上記の通りの容器蓋216は、口部202に被
嵌して軸線方向下方に押圧し、次いでそれ自体は
周知の方法によつて口部202の内周面208に
形成されている雄螺条210に沿つてスカート2
20の主部220aに雌螺条224を形成すると
共にスカート220のピルフアープルーフ裾部2
20bの下端縁を半径方向内側に折曲げて口部2
02の外周面208に形状されている環状突出部
212の下面に係止せしめることによつて、第8
図に図示する通りに口部202に装着される。か
くすると、第3図を参照して説明した場合と同様
に、ライナー202bの筒状シール片226更に
詳しくはその外周面の下端部近傍に位置する***
部228が口部202の内周面208に密接する
と共に、ライナー202bの付加的な筒状シール
片230の内周面が口部202の外周面204の
上部に密接し、ライナー202bの筒状シール片
226と付加的な筒状シール片230との間の領
域が口部202の頂面206に密接し、かくして
口部202はその内周面208と共に外周面20
4及び頂面206の3個の部位にて密封される。
ライナー202bの筒状シール片226の外周面
の下端部に位置する***部228の少なくとも一
部は、第3図を参照して説明した場合と同様に、
口部202の内周面208に形成されている上記
環状凹部214の下端よりも下方位置にて口部2
02の内周面208に密接せしめられることが重
要である。
容器内に収容されている内容物の消費のために
口部202から容器蓋216を離脱する際には、
容器蓋216を開方向即ち第8図において上方か
ら見て反時計方向に回転せしめる。かくすると、
スカート220の主部220aに形成されている
雌螺条224が口部202の外周面204に形成
されている雄螺条210に沿つて移動せしとし、
従つて開方向へ回転せんとすると共に軸線方向上
方へも移動せんとするのに対して、スカート22
0のピルフアープルーフ裾部220bは、その下
端縁が口部202の外周面204に形成されてい
る環状突出部212の下面に係止されている故
に、軸線方向上方へ移動することができず、それ
故に破断ラインにおける橋絡部223に相当な応
力が生成されて橋絡部223が破断され、スカー
ト220のピルフアープルーフ裾部220bが主
部220aから切離される。しかる後において
は、ピルフアープルーフ裾部220bを除く容器
蓋216の全体が開方向に回転すると共にこれに
応じて軸線方向上方へ移動する。而して、容器蓋
216を開方向に例えば0.25回転(90度)程度回
転せしめると、第4図を参照して説明した場合と
同様に、ライナー216bの付加的な筒状シール
片230が口部202の外周面204の上部から
離脱して外周面204にての密封が解除されると
共に、ライナー216bの筒状シール片226と
付加的な筒状シール片230との間の領域が口部
202の頂面206から離脱して頂面206にて
の密封が解除される。加えて、ライナー216b
の筒状シール片226の口部202の内周面に密
接する領域の下端、従つて筒状シール片226の
外周面の下端部近傍に位置する***部228の下
端は、口部202の内周面208に配設されてい
る環状凹部214の下端よりも上方に位置するよ
うになり、従つて環状凹部214の存在によつて
口部202の内周面208にての密封も解除され
る。かくして、口部202の内周面208に配設
されている環状凹部214、口部202の頂面2
06とライナー216b(更に詳しくは、その筒
状シール片226と付加的な筒状シール片230
との間の領域)との間の間隙、口部202の外周
面204の上部とライナー216bの付加的なシ
ール片230の内周面との間の間隙、及び雄螺条
210と雌螺条224との間にこれらの製作誤差
等に起因して存在する間隙を介して、容器内部が
外部に連通される。従つて、第4図を参照して説
明した場合と同様に、容器内の圧力が相当高い場
合であつても、雄螺条210と雌螺条224が相
当な範囲に渡つて相互に螺合し、従つて口部20
2からの容器蓋216の離脱が機械的に拘束され
ている時点にて、容器内の相当高い圧力が外部に
解放され、かくして容器蓋216の飛翔が確実に
防止される。
以上、添付図面を参照して本発明の幾つかの具
体例について詳細に説明したが、本発明はかかる
具体例に限定されるものではなく、本発明の範囲
を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能で
あることは多言を要しない。
例えば、特定の形態の容器蓋16,116及び
216に関して本発明を説明したが、本発明はピ
ルフアープルーフ特性を備えた或いは備えていな
い種々の形態の容器蓋に対して効果的に適用する
ことができる。
また、図示の具体例においては、口部2又は2
02の内周面8又は208における通気凹部を構
成する溝14又は環状凹部214の上端は、口部
2又は202の頂面6又は206に位置し、頂面
6又は206にて上方に開口しているが、図示の
具体例の場合のように筒状シール片26又は22
6の下端部近傍のみが局部的に口部2又は202
の内周面8又は208に密接する場合等において
は、溝14又は環状凹部214の上端を口部2又
は202の頂面よりも幾分下方にせしめる、換言
すれば溝14又は環状凹部214を上方に口部2
又は202の頂面6又は206まで延ばすことな
く頂面6又は206よりも幾分下方の位置にて終
了せしめることもできる。
更にまた、図示の具体例においては、口部2又
は202の内周面8又は208における通気凹部
を構成する溝14又は環状凹部214の半径方向
深さは、上下方向全体に渡つて均一にせしめられ
ているが、所望ならば、例えば溝14又は環状凹
部214の半径方向深さを上方に向つて漸次深く
し、かくして口部2又は202から容器蓋16又
は216を離脱する際の溝14又は環状凹部21
4を介しての密封の解除が容器蓋16又は216
の開方向への回動に応じて漸進的に達成されるよ
うになすこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従つて構成された容器と容
器蓋の組合せの一具体例における容器の口部を示
す斜面図。第2図は、第1図に示す口部の、一部
を断面で示す側面図。第3図は、第1図に示す口
部に容器蓋を装着した状態を、一部を断面で示す
側面図。第4図は、第3図に示す状態から容器蓋
を開方向に幾分回動せしめた時の状態を、一部を
断面で示す側面図。第5図は、外周面の上部及び
雄螺条にも通気凹部が設けられている本発明に従
つて構成された組合せにおける容器の口部の修正
例とこれに装着された容器蓋とを、一部を切欠い
て一部を断面で示す側面図。第6図は雌螺条に通
気凹部が設けられている容器蓋を、一部を切欠い
て示す側面図。第7図は、本発明に従つて構成さ
れた組合せにおける容器の口部の変形例を、一部
を断面で示す側面図。第8図は、第7図に示す口
部に容器蓋を装着した状態を、一部を断面で示す
側面図。 2,102及び202……口部、4,104及
び204……口部の外周面、6,106及び20
6……口部の頂面、8及び208……口部の内周
面、10,110及び210……雄螺条、14…
…溝(口部の内周面における通気凹部)、214
……環状凹部(口部の内周面における通気凹部)、
16,116及び216……容器蓋、18及び2
18……容器蓋の天面、20,120及び220
……容器蓋のスカート、24,124及び224
……雌螺条、26及び226……容器蓋の筒状シ
ール片、132……溝(口部の外周面上部におけ
る通気凹部)、134……溝(雄螺条における通
気凹部)、136……溝(雌螺条における通気凹
部)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外周面に雄螺条が形成されている口部を有す
    る容器と、該口部の頂面を覆うための天面、該天
    面の周縁から垂下する筒状スカート、及び該スカ
    ートよりも半径方向内側で該天面から垂下する筒
    状シール片を有する容器蓋との組合せであつて、
    該口部に該容器蓋を被嵌し、次いで該容器蓋を閉
    方向に回転せしめて該スカートに予め形成された
    雌螺条を該口部の該外周面に形成されている該雄
    螺条に螺合せしめる、或いは該口部の該外周面に
    形成されている該雄螺条に沿つて該スカートに雌
    螺条を形成することによつて、該口部に該容器蓋
    が装着され、かくすると該シール片が該口部の内
    周面に密接せしめられるところの組合せにおい
    て、該口部の該内周面には、該シール片が密接す
    る領域の下端よりも上方に位置する通気凹部が形
    成されていることを特徴とする組合せ。 2 該通気口部は、軸線方向に延びる少なくとも
    1本の溝から構成されている特許請求の範囲第1
    項記載の組合せ。 3 該通気口部は周方向に間隔を置いて軸線方向
    に延びる複数本の溝から構成されている特許請求
    の範囲第2項記載の組合せ。 4 該通気凹部は、周方向に連続して延びる環状
    凹部から構成されている特許請求の範囲第1項記
    載の組合せ。 5 該口部の該外周面の上部にも通気凹部が設け
    られている特許請求の範囲第1項から第4項まで
    のいずれかに記載の組合せ。 6 該口部の該外周面に形成されている該雄螺条
    にも通気凹部が設けられている特許請求の範囲第
    1項から第5項までのいずれかに記載の組合せ。 7 該容器の該スカートには予め雌螺条が形成さ
    れており、そして該雌螺条にも通気凹部が設けら
    れている特許請求の範囲第1項から第6項までの
    いずれかに記載の組合せ。
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