JPH0197433A - 眼科器械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、複数の測定手段を本体内に有する眼科器械に
関するものである。

［従来の技術］ 従来、被検眼情報を検出する２つの検出手段を持ち、一
方は光学的に非接触で行う角膜曲率測定系、他方は被検
眼に接触して行う眼軸長測定系が既に出願されている。

この例では、固定のままの被検眼に対し同一可動部に前
述の２つの測定系が設けられ、可動部を上下に移動して
切換える一方で、眼軸長測定系が測定状態となる場合に
は案内部材に案内されて、眼軸長検知部は被検眼に接触
するように移動可能に構成されている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上述の先願例では実際の製品化に当って
、必要となるこれらの測定系等を包含する本体カバーに
関して特別に配慮した記載が無く、次のような欠点があ
る。

（、ａ　）光学系に塵埃が付着し易く光学的性能が劣化
し易い。

（ｂ）電気系に手指が接触する虞れがあり、感電予防の
ために通電部の絶縁に多大の手段を構じなければならな
い。

（ｃ）可動部に接触する虞れがあり、機械に手などを挟
まれることを防止するための十分な配慮が必要である。

（ｄ）内部電気回路が外来の電波ノイズの悪影響を受は
易く、また内部から不要な電波ノイズを外部に放射し易
い。

（ｅ）消毒が必要な眼軸長検知部の先端に不用意に手指
が触れて、清潔度を低下する虞れがある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上述の欠点を解消し、本体を包含する
被検眼に面した本体カバーに必要な開口部を設け、その
開口部を不要時には実質的に完全に、また所要時にはそ
の面積を必要最少限に制限する開口部制限手段を設けて
測定系を覆うようにした眼科器械を提供することにある
。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、摺動台に
支持された本体カバーの被検眼に対向する側に開口部を
設け、該開口部を経て被検眼に離隔して第１の情報検出
を行う第１の検出手段と、前記開口部を通って被検眼に
接触して第２の情報検出を行う第２の検出手段と、前記
第１、第２の検出手段の検出状態を切換える切換手段と
、前記側れかの検出手段の情報検出状態又は検出手段の
切換時に、前記開口部を実質的に必要最少限の開口程度
に制限する開口部制限手段とを有することを特徴とする
眼科器械である。

［発明の実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は第１の実施例を示し、第２図〜第４図はその要
部の作動状態の説明図である。この第１図において、１
は基台であり、この基台ｌ上に摺動台２が載置され、摺
動台２には摺動台２を動かすための操作桿２ａ、上下環
２ｂが取り付けられている。摺動台２上には本体３が構
設され、この本体３の正面の本体カバー４には開口部５
が設けられており、この開口部５の内側には遮光板６が
上下動自在に配置されている。遮光板６には上下方向に
貫通孔６ａとガラス等の透明板６ｂを設けた孔部が設け
られ、貫通孔６ａにはソレノイド７によって駆動するシ
ャッタ８が設けられている。

開口部５の更に内部には対物レンズ９が配置され、この
対物レンズ９の後方に光路に沿ってミラー１０ａ、１０
ｂ、結像レンズ１１．ＣＯＤ等から成る二次元撮像素子
１２が配置され、撮像素子１２の出力はテレビモニタ１
３に接続されている。また、対物レンズ９の周囲には、
発光ダイオード等から成る２個の照明光源１４ａ、１４
ｂが配置されている。なお、対物レンズ９、ミラー１０
ａ、１０ｂ、光源１４ａ、１４ｂは一体構造とされ、遮
光板６と共に上下動するようになっている。更に、ミラ
ー１０ａの背後には超音波プローブ１５が配置され、こ
の超音波プローブ１５はプローブホルダ１６を介して案
内部材１７により前後進自在とされている。なお案内部
材１７の上部には、プローブホルダ１６の前進を検知す
るアクチュエータシュー１８が設けられ、アクチュエー
タ軸１９の先端に圧縮ばね２０を介在して固定されてお
り、アクチュエータ軸１９の動きはスイッチ２１を作動
するようになっている。そして、スイッチ２１の出力は
ソレノイド７に接続されている。なお、２２は基台ｌに
固定された顔受は台である。

ここで、照明光源１４ａ、１４ｂは被検眼Ｅを照明し、
被検眼Ｅの像を上昇している遮光板６の透明板６ｂを介
して、前述の対物レンズ９〜撮像素子１２の光学的結像
撮影手段により検出し、モニタ１３上に表示する。被検
眼Ｅの角膜による照明光源１４ａ、１４ｂの反射像間隔
を撮像素子１２の出力信号から検知・演算することによ
り、角膜の曲率半径が算出できる。なお、照明光源１４
ａ、１４ｂはその数を更に増加して配置すれば、角膜の
他の径線方向の曲率半径も知ることができる。この場合
に、透明板６ｂは上述のような光学的検出手段にとって
は機能的障害は無いが、塵埃や手指等の本体３内への進
入を防止し得る役割を果している。

超音波プローブ１５はその左端のプローブ先端１５ａを
被検眼Ｅの角膜に接触し、超音波発生パルスの印加及び
被検眼Ｅ内の反射信号の検出を公知のパルサレシーバや
演算手段で行うことにより、眼軸長を測定することがで
きる。

次に、角膜曲率測定から眼軸長測定に切換える作動状態
を第２図〜第４図により説明すると、先ず第２図に示す
ように対物レンズ９、ミラー１０ａ、１０ｂ、光源１４
ａ、１４ｂから成る角膜曲率測定系が被検眼Ｅの対向位
置から図示しない駆動手段によって下方に移動するが、
これに連動して遮光板６も下方に移動する。このときの
遮光板６の被検眼Ｅの対向位置には、超音波プローブ１
５の外径よりも稍々大きな径の開口である貫通孔６ａが
存在する。また貫通孔６ａの内側には、写真レンズ等に
用いられる完全閉口ができる虹彩絞り等によるシャッタ
８が設けられており、このシャッタ８はソレノイド７に
より超音波プローブ１５の外径よりも稍々大きな径に開
口し得るようになっている。

角膜曲率測定系がこのように下方に所定量以上移動した
とき、プローブホルダ１６は図示しない駆動手段により
案内部材１７によって案内され、超音波プローブ１５は
左方へ駆動される。この駆動が開始され、第３図に示す
ようにプローブ１５の先端１５ａがシャッタ８の近くま
でくると、プローブホルダ１６が圧縮ばね２０により下
方に規制されているアクチュエータシュー１８を押して
、このシュー１８に連結するアクチュエータ軸１９がス
イッチ２１を作動させると、この信号によりソレノイド
７がシャッタ８を開口する。そして、更にプローブホル
ダ１６が左方へ駆動すると超音波プローブ１５はシャッ
タ８の開口部５を通過して進行し、第４図に示すように
その先端１５ａが被検眼Ｅの角膜に接触して眼軸長測定
が可能となる。また、眼軸長測定から角膜曲率測定に切
換える場合には、上述の作動が逆行することになる。

第５図は第２の実施例を示し、第１の実施例では共通に
使用する開口部５を本体カバー４に設けていたが、この
第２の実施例においては開口部として本体カバー４に角
膜曲率測定時に利用する透明板３０を設けた孔部と眼軸
長測定時に利用する貫通孔３１．とが別個に設けられて
おり、貫通孔３１の内側にはシャッタ８が直接設けられ
ている。

第１の実施例では、眼軸長測定時には角膜曲率測定系を
下方に移動するようにしたが、この第２の実施例では再
測定系の配置高さ寸法りだけアジャスタ部３２が伸縮す
るようになっている。この場合に、角膜曲率測定系には
光路折曲用のミラー１０ａ、１０ｂが不要であり、また
超音波プローブ１５の移動も少なくてよいので、案内部
材１７、アクチュエータシュー１８は第２の実施例より
も短かくて済む。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る眼科器械は、本体カバ
ーの開口部を光学的利用時には透明体で遮閉し、また超
音波による測定時には必要最少寸法の開口とすることに
より、次のような効果が生ずる。

（１）内部に塵埃や物体が入ることを防止でき、光学的
性能の低下や電気回路の短絡等の危険を防止できる。

（２）手指が挟まれたり感電の危険性が軽減される。

（３）超音波式の検出端が所要時以外は本体内部に収納
されていて清潔度が保持される。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る眼科器械の実施例を示し、第１図は
第１の実施例の構成図、第２図〜第４図はその作動説明
図、第５図は第２の実施例の構成図である。 符号１は基台、２は摺動台、３は本体、４は本体カバー
、５は開口部、６は遮光板、６ａ、３１は貫通孔、６ｂ
、３０は透明板、７はソレノイド、８はシャッタ、９は
対物レンズ、１１は結像レンズ、１２は二次元撮像素子
、１３はテレビモニタ、１４ａ、１４ｂは照明光源、１
５は超音波プローブ、１６はプローブホルダ、１７は案
内部材、２１はスイッチ、３２はアジャスタ部である。 特許出願人　　キャノン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、摺動台に支持された本体カバーの被検眼に対向する
   側に開口部を設け、該開口部を経て被検眼に離隔して第
   １の情報検出を行う第１の検出手段と、前記開口部を通
   って被検眼に接触して第２の情報検出を行う第２の検出
   手段と、前記第１、第２の検出手段の検出状態を切換え
   る切換手段と、前記何れかの検出手段の情報検出状態又
   は検出手段の切換時に、前記開口部を実質的に必要最少
   限の開口程度に制限する開口部制限手段とを有すること
   を特徴とする眼科器械。 ２、前記開口部を通る前記第２の検出手段は、被検眼に
   接触して被検眼情報の検出を行う超音波プローブ及びそ
   の支持体を有し、前記第１の検出手段は前記開口部を光
   学的に利用して被検眼情報の検出を行う特許請求の範囲
   第１項に記載の眼科器械。 ３、前記第１、第２の検出手段は開口部を共用するよう
   にした特許請求の範囲第１項に記載の眼科器械。