JPH0194234A - 荷重変換器 - Google Patents

荷重変換器

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JPH0194234A
JPH0194234A JP25066487A JP25066487A JPH0194234A JP H0194234 A JPH0194234 A JP H0194234A JP 25066487 A JP25066487 A JP 25066487A JP 25066487 A JP25066487 A JP 25066487A JP H0194234 A JPH0194234 A JP H0194234A
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JP
Japan
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load
strain
axis
strain gauge
section
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Pending
Application number
JP25066487A
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English (en)
Inventor
Masayasu Kawai
河井 正安
Zenzaburo Tofuji
東藤 善三郎
Yoshio Shoji
庄司 義男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyowa Electronic Instruments Co Ltd filed Critical Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)  技術分野 本発明は、荷重変換器に関し、より詳細には、荷重軸に
沿って荷重導入部、受感部および荷重支持部が順に連な
り、前記荷重導入部に印加された被測定荷重をひずみゲ
ージによって電気量に変換して検出する荷重変換器に関
するものである。
(b)  従来技術 従来のこの種のひずみゲージを用いた荷重変換器は、第
5図に示すような角柱または円柱等の柱状起歪体の互い
に反対側の側周面上に、荷重軸(荷重印加軸)に沿う方
向とこれと直交する方向に受感軸を向けてひずみゲージ
SG1.Oaと5G20aおよび図には現われていない
ひずみゲージ5G10bと5G20bを添着し、これら
ひずみゲージ5G10a 、5G10b 、5G20a
 。
S G 20bによりホイートストンブリッジ回路(図
示せず)を構成して、このホイートストンブリッジ回路
より荷重導入部]、aに印加された荷重に応じた電気信
号(出力)を得るように構成されている。
しかしながら、この第5図に示す柱状タイプの荷重変換
器には、次のような欠点がある。
第1には、大きなひずみ出力が得られないという欠点が
ある。
即ち、この起歪体1の荷重導入部1aと荷重支持部1b
との間に圧縮荷重が印加されたと仮定したとき、この起
歪体1の中間部の起歪部ICは、荷重軸方向(図におい
ては上下方向)には圧縮されて圧縮ひずみ(以下荷重軸
方向のひずみを「縦ひずみ」という場合がある)が生じ
、荷重軸方向と直交する方向(図においては左右方向)
には膨張されて引張ひすみ(以下この荷重軸方向に直交
する方向のひずみを「横ひずみ」という場合がある)が
生じる。このときの、横ひずみ/縦ひずみは、その起歪
体の材質固有のポアソン比によって決まり、例えば鋼の
場合0.3である。従って、縦ひずみを検出するひずみ
ゲージ5G10a。
5G10bと横ひずみを検出するひずみゲージS G 
20a 、 S G 20bをもってホイートストンブ
リッジ回路を構成したとしても、縦ひずみを検出するひ
ずみゲージ1枚で得られる出力の2.6倍にしかならず
、ひずみ出力としては充分とはいえないのである。
第2には、荷重−ひずみ(応力)特性が非直線性を示す
という欠点がある。
これは、上述のように起歪体1の荷重導入部1aに例え
ば圧縮荷重が印加されると、起歪部1cが荷重軸方向に
縮み、それに従って荷重軸と直交する方向に膨らむ(断
面積が増加する)結果、荷重軸方向のひずみを減少させ
る作用を果たすからである。
第3には、荷重軸方向と異なる方向から作用する横荷重
や偏荷重(偏心荷重)成分の影響を大きく受け、これが
荷重軸方向の荷重測定値に誤差成分として混入してしま
うという欠点がある。
即ち、ひずみゲージ(S G 10a−S G 20b
)が中心軸(荷重軸)から離れた起歪部ICの外表面に
添着されており、起歪体1が横荷重(または偏荷重)を
受けて曲がり、一方の外表面が圧縮されこれと180°
反対側の他方の外表面が引張られるため、それに対応す
るひずみゲージ(S G 10a・・・5G20b)も
圧縮されあるいは伸張される。
このひずみゲージの圧縮と、伸張は、ホイートストンブ
リッジ回路でキャンセルするように回路を構成すること
は可能であるが、起歪部ICの外表面の圧縮ひずみ、引
張ひすみは必らずしも理論通りキャンセルし得るように
は生ぜず、結局、横荷重、偏荷重の成分が荷重軸方向の
荷重成分に混入され、測定精度を低下させるのである。
ところで、このような多くの欠点を持つ中実(無空)の
柱状起歪体タイプの荷重変換器を改良すべく考えられた
ものとして、第6図および第7図に正面図および側面図
をもって示すような荷重変換器(以下「参考例の変換器
」ということがある)がある。
この参考例に示す荷重変換器2は、荷重導入部3、受感
部4および荷重支持部としての台座部5が順に連なり、
全体として一体に形成されている。
受感部4と荷重導入部3および台座部5の各連設・ 部
には、それぞれ受感部4、荷重導入部3および台座部5
の各断面積より小さな断面積とすべく、穿孔および摺割
加工を施してくびれ部6および7を形成しである。そし
て、受感部4の中央部には、荷重軸X上の受感部4の荷
重軸X方向中央部を中心とする円孔4aを穿設し、この
円孔4aの内壁面における荷重軸Xが通る上壁面および
下壁面には、横ひずみ検出用のひずみゲージ5G40a
40bを、一方円孔4aの内壁面における荷重軸Xと直
交する軸が通る左壁面および右壁面には、縦ひずみ検出
用のひずみゲージ5G30a。
30bをそれぞれ接着しである。
このような構成よりなる参考例の作用について説明する
被測定荷重(例えば圧縮荷重)が荷重導入部3に印加さ
れると、該荷重はくびれ部6で集中された後、受感部4
における円孔4aの上端近傍部に集中して作用する。一
方、印加荷重に抗する反力は、台座部5からくびれ部7
を介して集中されて受感部4の円孔4aの下端近傍部に
作用する。すると、円孔4aの上端近傍部と下端近傍部
の受感部4に力が集中するため、受感部4が押圧されて
円孔4aが楕円形状に変形する。従って、縦ひずみ検出
用ひずみゲージ5G30aと30bは縮み横ひずみ検出
用のひずみゲージ5G40aと5G40bは伸びる。そ
の結果、ひずみゲージ5G30aと5G30b並びにひ
ずみゲージ5G40a と5G40bとで構成されたホ
イートス1ヘンブリッジ回路(図示せず)の出力端から
は、印加荷重に対応した電気信号を取り出すことができ
る。
このように構成され且つ作用する参考例の荷重変換器2
において、例えば圧縮荷重を受けると、受感部4におけ
る円孔4aの左右両側部4b。
4cは、圧縮されつつ外方に湾曲するように変形するた
め、断面積変化が殆んど生せず、第5図に示した従来例
の場合のように、断面積の増加による縦ひずみの抑制作
用が殆んどないため、荷重−ひずみ特性は、きわめて良
好な直線性を示すようになる。
また、この参考例に示す荷重変換器2は、円孔4aのひ
ずみゲージ40a 、40bが接着された上端部、下端
部とひずみゲージ30a 、30bが接着された左右両
端部とが、はぼ同程度に変形する(但し、極性は逆とな
る)ため、縦ひずみと横ひずみの比がほぼ同程度となり
、その結果、4つのひずみゲージによって得られるひず
み出力は、1つのひずみゲージによって得られるひずみ
出力の約4倍近くまで増大される。
しかしながら、このような利点をもつ参考例の荷重変換
器にも、次のような欠点がある。
第1には、第5図に示す荷重変換器と同様の理由により
、横荷重や偏荷重の影響を受は易く、これが荷重軸X方
向の荷重測定値に誤差となって混入するという欠点があ
る。
第2には、円孔4aの内周面、即ち円弧状面にひずみゲ
ージ5G30a等を接着する構成となっているため、ひ
ずみゲージ5G30a等の接着作業が困難であると共に
所定の位置に正確に接着しにくいという問題があるほか
、予めある曲率をもって湾曲された状態で接着されてい
るため、疲労寿命が短くなり、また経年変化も生じ易く
、測定精度が低下するという欠点がある。
第3には、受感部4の外形が大型化し易いという欠点が
ある。
即ち、くびれ部6,7の形状(断面)は細い(断面積が
小さい)方が、受感部4をその円孔4aが円形状から楕
円形状になるように変形させるのに良いのであるが、該
くびれ部6,7の断面積は、定格荷重によって規制され
る限度以下に小さくできない。そのため、縦ひずみと横
ひずみの比率がほぼ等しくなるようにするには、円孔4
aの直径を大きくする以外に方法がない。ところが、円
孔4aを大きくすると、荷重を支える受感部4の左右両
側部4b 、4cの断面積も定格荷重によって規制され
る大きさにしなければならないから必然的に受感部4の
外形が大型化してしまうという欠点につながるのである
(c)  目的 本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、大きなひずみ出力が得られ、しかも荷
重−ひずみ特性が良好な直線性を示し、横荷重や偏荷重
に対し殆んど影響を受けることがなく、ひずみゲージの
添着作業が容易で、経年変化や疲労破壊を生じ難く、そ
の上、第6図、第7図に示す参考例に比べかなり小形の
荷重変換器を提供することにある。
(d)  構成 このような目的を達成させるべく、第1の発明(特許請
求の範囲第1項に記載の発明)は、荷重軸に沿って荷重
導入部、受感部および荷重支持部が順に連なり、前記荷
重導入部に印加された被測定荷重を電気量に変換して検
出する荷重変換器において、前記受感部と前記荷重導入
部および前記荷重支持部との間にそれぞれ前記受感部よ
りも前記荷重軸に直交する断面積が小さく且つ前記荷重
軸と同軸の伝達部を形成し、柱状をなす前記受感部の互
いに反対側の側面から前記荷重軸に直交する軸方向に沿
って前記荷重軸近傍に達する1対の座ぐり穴を穿設する
ことによって該1対の座ぐり穴の底部間に起歪部を形成
し、前記起歪部の前記荷重軸方向に受感軸を向けて縦ひ
ずみ検出用のひずみゲージを添着すると共に、前記起歪
部の前記荷重軸と直交する方向に受感軸を向けて横ひず
み検出用のひずみゲージを添着し、前記横ひずみ検出用
のひずみゲージの添着部位におけるひずみ量と前記縦ひ
ずみ検出用のひずみゲージの添着部位におけるひずみ量
の比がポアソン比以上となるように前記起歪部の断面形
状を形成し、前記ひずみゲージによって前記荷重導入部
に印加された被測定荷重の大きさを電気量に変換して検
出するように構成したものであり、また、第2の発明(
特許請求の範囲第2項記載の発明)は、荷重軸に沿って
荷重導入部、受感部および荷重支持部が順に連なり、前
記荷重導入部に印加された被測定荷重を電気量に変換し
て検出する荷重変換器において、前記受感部と前記荷重
導入部および前記荷重支持部との間にそれぞれ前記受感
部よりも前記荷重軸に直交する断面積が小さく且つ前記
荷重軸と同軸の伝達部を形成し、柱状をなす前記受感部
の互いに反対側の側面から前記荷重軸に直交する軸方向
に沿って前記荷重軸近傍に達する1対の座ぐり穴を穿設
することによって該1対の座ぐり穴の底部間に起歪部を
形成し、前記起歪部の前記荷重軸方向に受感軸を向けて
縦ひずみ検出用のひずみゲージを添着すると共に、前記
起歪部の前記荷重軸と直交する方向に受感軸を向けて横
ひずみ検出用のひずみゲージを添着し、前記起歪部にお
ける前記横ひずみ検出用ひずみゲージの添着部位の側方
近傍に、前記横ひずみ検出用のひずみゲージの添着部位
におけるひずみ量と前記縦ひずみ検出用のひずみゲージ
の添着部位におけるひずみ量の比がポアソン比以上とな
るように調整する小径の調整孔を穿設し、前記ひずみゲ
ージによって前記荷重導入部に印加された被測定荷重を
電気量に変換して検出するように構成したものである。
以下、本発明に係る実施例を、添付図面を参照しつつ説
明する。
第1図、第2図および第3図は、いずれも本発明に係る
荷重変換器の一実施例の構成を示すもので、第1図は、
正面図、第2図は、第1図A−A線矢視方向断面図、第
3図は、第1図B−B線矢視力向断面図である。
第1図〜第3図において、荷重変換器8は、荷重導入部
9と受感部10と荷重支持部としての台座部11とが上
から順に連設され、全体が1つの材料(丸棒)を削成す
ることによって一体に形成されている。
受感部10と荷重導入部9および台座部11−の各連設
部には、それぞれ受感部10、荷重導入部9および台座
部11の各断面積よりも小さな断面積とすべく、互いに
180°反対側の側周面から所定の厚み、即ち定格荷重
が印加されたとき充分に耐え得る断面積を確保し得る厚
みを残すような深さまで摺割加工を施して伝達部として
のくびれ部12および13を形成しである。
受感部10の正面中央部には、荷重軸X上と受感部10
の荷重軸X方向中央部を通る、即ち荷重軸又とこの荷重
軸Xに直交する軸Yとの交点を円中心とする1対の座ぐ
り穴14および15を、受感部1oの180°反対側の
外側周面から荷重軸X近傍に達する深さまで穿設するこ
とによって該1対の座ぐり穴14−,15の底部間に所
定の一様の厚みを有する起歪部16を形成する。
上記円形状起歪部16の両面(座ぐり穴14゜15の底
面)には、荷重軸X上であって、荷重導入部9寄りおよ
び台座部1]寄りの部位にそれぞれ荷重軸X方向に受感
軸を向けて、表裏各1対(合計2対)の縦ひずみ検出用
のひずみゲージ5G1a 、5G2aおよび5G1b 
、5G2bを接着、蒸着、スパッタリング、その他の手
段によって添着する。
一方、荷重軸Xに対し対称部位に、それぞれ荷重軸又と
直交する軸線Z方向に受感軸を向けて、表裏各1対(合
計2対)の横ひずみ検出用のひずみゲージ5G3a 、
5G4aおよびゲージ5G3b、SG4.bを添着する
上述の起歪部16における横ひずみ検出用のひずみゲー
ジ5G3a 、5G3bおよび5G4a。
5G4bの添着部位の側方(受感軸に直交する方向の両
側)近傍に、上記縦ひずみ検出用のひずみゲージ5G1
a 、5G2aおよび5Gib、5G2bの添着部位と
、上記槽ひずみ検出用のひずみゲージ5G3a 、5G
4aおよび5G3b 、5G4bの添着部位におけるひ
ずみ量がほぼ同程度となるように、起歪部断面(特に、
この場合、幅寸法)を調整する小径の調整孔17.18
および19.20を穿設しである。
第4図は、上述した実施例におけるひずみゲージをもっ
て構成したホイートストンブリッジ回路を示す回路図で
ある。
同図において、縦ひずみ検出用のひずみゲージ5G1a
と5G2aおよび5G1bと5G2bは、ブリッジの一
方の対辺にそれぞれ分散して接続し、横ひずみ検出用の
ひずみゲージ5G3aと5G4aおよび5G3bと5G
4bは、上記一方のブリッジの対辺に隣り合う他方の対
辺にそれぞれ分散して接続しである。
次に、このように構成された本実施例の作用を説明する
荷重導入部9に印加された被測定荷重およびこれに抗す
るように台座部11から伝達される反力は、それぞれく
びれ部12および13を介することによって荷重(力)
が小領域に集中され、それぞれ、座ぐり穴14および1
5の上方部および下方部に作用する結果、その座ぐり穴
14および15が円形状から楕円形状に変形するように
受感部10が変形する。
すると、縦ひずみ検出用のひずみゲージSG1a 、5
G2aおよびひずみゲージ5G1b。
5G2bは、縦ひずみのみを主として受け、他方の横ひ
ずみ検出用のひずみゲージ5G3a 、5G4aおよび
5G3b 、5G4bは、横ひずみを主として受ける。
従ってこの実施例の場合も、座ぐり穴14,15が円形
状から楕円形状となるように受感部10が変形する。こ
の限りにおいては、第6図、第7図に示す参考例と同様
である。従って、本実施例のものも、荷重−ひずみ特性
が、良好な直線性を示すことはいうまでもなし1゜本実
施例が参考例と異なる点は、第1に、受感部]Oに正面
から背面に貫通する円孔を穿設せず、所定の肉厚の起歪
部16を残すように互し1に反対側の側周面(つまり、
正面と背面)から同じ深さの座ぐり穴14,15を穿設
した点にあり、第2に、起歪部16における横ひずみ検
出用のひずみゲージ5G3aと5G3bおよびSG4.
a、5G4bの添着部位の側方近傍に、それぞれ調整孔
17.18および19.20を穿設しである点にある。
上記第1および第2の相異点があることにより、本実施
例のものは、外形の小形化が実現し得るのである。
即ち、参考例のものは、既述したような理由から大きな
ひずみ出力を得ようとすると、くびれ部6.7に対し円
孔4aが大きくなり、受感部4全体が大きくなるので、
必然的に大形化を甘受せざるを得なかったが、本実施例
のものは、くびれ部12.13の断面積は、参考例の場
合と同様、定格荷重によって規定されるものの、座ぐり
穴14゜]、5の直径は、縦ひずみと横ひずみが同程度
となる条件を満す値より小径とし得ることに大きな特徴
がある。
その理由は、座ぐり穴14,15の穴径を上記条件値よ
り小さくすることにより、横ひずみが縦ひずみよりも小
さくなるが、調整孔17.18および1.9.20の直
径または、孔間隔りを最適の値に設定することにより、
縦ひずみおよび横ひずみを生ずる起歪部16における断
面積を変えることができ、従って、横ひずみを縦ひずみ
に近づけ、両者がほぼ同じ値となるようにできるのであ
る。
そのため、座ぐり穴14.,15が小径にできるので、
その両端部21.22を定格荷重に充分耐え得る断面積
としても、受感部10全体として小形化が実現される。
また、上記実施例は、ひずみゲージ5G1a〜5G4b
が、荷重軸Xに沿い且つ薄肉の起歪部1−6上に添着し
であるため、横荷重や偏荷重が荷重導入部9に印加され
、受感部10が曲りを受けても、…口ずの中立軸(この
場合荷重軸)近くに添着されたひずみゲージは、いずれ
も殆んど伸縮することがなく、横荷重や偏荷重の成分の
出力は、生じにくい。仮に、僅かに生じたとしても第4
図に示すホイートストンブリッジ回路によって電気的に
キャンセルされ、荷重軸方向の荷重成分のみに応じた電
気信号を得ることができる。
また、この実施例における起歪部16は、平面状を呈し
ているため、ひずみゲージの添着が容易であり、所定の
位置に正確に添着できるという利点があるほか、参考例
に示すように湾曲した面に添着した場合に比べ、疲労寿
命が長く、長期に亘って安定した精度で荷重検出を行う
ことができる。
尚、本発明は、上述し且つ図示した実施例にのみ限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の
変形実施が可能である。
例えば、受感部は円柱状のものに限らず、角柱(多角柱
)状でも楕円柱状のものであってもよい。
マタ、座ぐり穴14,15は、円形状穴に限らず、楕円
状、長円状の穴であってもよい。
また、横ひずみ検出用のひずみゲージ5G3a。
5G3bおよび5G4a 、5G4bの側方近傍に穿設
する調整孔17.18および19,20は、円孔に限ら
ず、角孔、楕円孔等でもよく、要は。
調整孔17と18および調整孔19と2oとの間の間隔
りを適当な値として、縦ひずみと横ひずみの比が、極力
1に近づくように調整できるものであればよい。
従って、この意味において、調整孔17〜2゜を穿設す
る代りに、起歪部16の板厚を異ならせるようにしても
よい。
即ち、一般に縦ひずみより横ひずみの方が小さいので、
例えば、縦ひずみ検出用のひずみゲージ5G1a 、5
Glbおよび5G2a 、5G2bを添着する部位の肉
厚より、横ひずみ検出用のひずみゲージ5G3a 、5
G3bおよび5G4a。
SG4.bを添着する部位の起歪部16の肉厚を薄く形
成すればよい。また、調整孔17〜20を穿設すること
と、起歪部16の板厚を異ならせることを併用してもよ
い。
(e)  効果 以上、詳述したところから明らかなように、本発明によ
れば、大きなひずみ出力が得られ、しかも荷重−ひずみ
特性が良好な直線性を示し、横荷重や偏荷重に対して殆
んど影響を受けることがなく、荷重軸方向の荷重に正確
に対応した電気出力が得られ、さらにはひずみゲージの
添着作業が容易で経年変化や疲労破壊を生じ難く長期に
亘って安定した精度を確保でき、その上、第6図、第7
図に示す参考例に比べ、かなり/IX型の荷重変換器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本発明に係る荷重変換器の一実施例
の構成を示すもので、このうち第1図は、正面図、第2
図は、第1図A−A線矢視方向断面図、第3図は、第1
図B−B線矢視方向断面図、第4図は、同実施例中に使
用されているひずみゲージをもって構成した荷重検出用
ホイー1〜ストンブリッジ回路の一例を示す回路図、第
5図は、従来の中実の柱状タイプの荷重変換器の構成を
示す正面図、第6図および第7図は、参考例に係る荷重
変換器の外観構成を示す正面図および側面図である。 8・・・・荷重変換器、   9・・・・・荷重導入部
、10・・・・・・受感部、    11・・・・・・
台座部、12.13・・・・・・くびれ部(伝達部)、
14、.15・・・・・・座ぐり穴、 16・・・・・起歪部、 17〜20・・・・・調整孔、 21.22・・・・・
側部、5G1a 、5G1b 、5G2a 、5G2b
 −縦ひずみ検出用のひずみゲージ、 5G3a  、5G3b  、5G4a  、5G4b
  −横ひずみ検出用のひずみゲージ、 X・・・・・・荷重軸、 Y・・・・・・荷重軸に直交する軸。 特許出願人 株式会社 共 和 電 梁下・

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)荷重軸に沿って荷重導入部、受感部および荷重支
    持部が順に連なり、前記荷重導入部に印加された被測定
    荷重を電気量に変換して検出する荷重変換器において、
    前記受感部と前記荷重導入部および前記荷重支持部との
    間にそれぞれ前記受感部よりも前記荷重軸に直交する断
    面積が小さく且つ前記荷重軸と同軸の伝達部を形成し、
    柱状をなす前記受感部の互いに反対側の側面から前記荷
    重軸に直交する軸方向に沿って前記荷重軸近傍に達する
    1対の座ぐり穴を穿設することによって該1対の座ぐり
    穴の底部間に起歪部を形成し、前記起歪部の前記荷重軸
    方向に受感軸を向けて縦ひずみ検出用のひずみゲージを
    添着すると共に、前記起歪部の前記荷重軸と直交する方
    向に受感軸を向けて横ひずみ検出用のひずみゲージを添
    着し、前記横ひずみ検出用のひずみゲージの添着部位に
    おけるひずみ量と前記縦ひずみ検出用のひずみゲージの
    添着部位におけるひずみ量の比がポアソン比以上となる
    ように前記起歪部の断面形状を形成し、前記ひずみゲー
    ジによって前記荷重導入部に印加された被測定荷重の大
    きさを電気量に変換して検出するように構成したことを
    特徴とする荷重変換器。
  2. (2)荷重軸に沿って荷重導入部、受感部および荷重支
    持部が順に連なり、前記荷重導入部に印加された被測定
    荷重を電気量に変換して検出する荷重変換器において、
    前記受感部と前記荷重導入部および前記荷重支持部との
    間にそれぞれ前記受感部よりも前記荷重軸に直交する断
    面積が小さく且つ前記荷重軸と同軸の伝達部を形成し、
    柱状をなす前記受感部の互いに反対側の側面から前記荷
    重軸に直交する軸方向に沿って前記荷重軸近傍に達する
    1対の座ぐり穴を穿設することによって該1対の座ぐり
    穴の底部間に起歪部を形成し、前記起歪部の前記荷重軸
    方向に受感軸を向けて縦ひずみ検出用のひずみゲージを
    添着すると共に、前記起歪部の前記荷重軸と直交する方
    向に受感軸を向けて横ひずみ検出用のひずみゲージを添
    着し、前記起歪部における前記横ひずみ検出用ひずみゲ
    ージの添着部位の側方近傍に、前記横ひずみ検出用のひ
    ずみゲージの添着部位におけるひずみ量と前記縦ひずみ
    検出用のひずみゲージの添着部位におけるひずみ量の比
    がポアソン比以上となるように調整する小径の調整孔を
    穿設し、前記ひずみゲージによって前記荷重導入部に印
    加された被測定荷重を電気量に変換して検出するように
    構成したことを特徴とする荷重変換器。
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