JPH0153376B2 - - Google Patents

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JPH0153376B2
JPH0153376B2 JP57109441A JP10944182A JPH0153376B2 JP H0153376 B2 JPH0153376 B2 JP H0153376B2 JP 57109441 A JP57109441 A JP 57109441A JP 10944182 A JP10944182 A JP 10944182A JP H0153376 B2 JPH0153376 B2 JP H0153376B2
Authority
JP
Japan
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needle
pile
yarn
guide
chain
Prior art date
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Expired
Application number
JP57109441A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS591753A (ja
Inventor
Fusao Kanazawa
Katsuji Nakano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duskin Franchise Co Ltd
Original Assignee
Duskin Franchise Co Ltd
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Publication date
Application filed by Duskin Franchise Co Ltd filed Critical Duskin Franchise Co Ltd
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Publication of JPS591753A publication Critical patent/JPS591753A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトイレ室内等に装着されているタオル
キヤビネツト用のロールタオルに最適なタオル地
である両面パイル式長尺タオル経編地の編成方法
に関するものである。
近年、トイレ室内の衛生環境を改善するため
に、洗浄後の手を拭くタオルを風呂用の短尺のタ
オルから一見エンドレス状の長尺のロールタオル
に切り替えるところが多くなり、タオルキヤビネ
ツト装置の普及は国内において定着したかの感を
与えている。この普及した最大の理由は通常の短
尺タオルでは人が拭いたのちその濡れた部分でま
た手を拭かねばならず、この不衛生を解消する要
請が社会一般に存在したからである。
前記ロールタオルは通常幅18cmから30cm、長さ
10〜50mの細幅の長尺タオルをロール状に巻装し
たものである。従来、このロールタオルの材質は
100%の綿糸または綿と合成繊維の混紡糸からパ
イルなしの織物で形成されるのが常であつた。綿
100%の織物が使われる理由はその優秀な吸水性
にある。しかし綿は引張り強度が弱く、特にロー
ルタオルのように人力でタオルを引張つて新しい
タオル面を露出させるような場合には斯る引張り
操作を何10回も繰返すには繊維の耐久性がない等
の不都合が生じていた。ロールタオルの場合には
レンタル方式を採用しているので長時間の使用に
耐えるという耐久性が要求され、このため綿100
%のタオル地は適合しずらいものである。一方、
綿と合繊の今防糸による場合には強度および耐久
性の点において問題は少ないが、合繊がかなりの
分量含まれているために吸水性が悪くタオル本来
の吸水機能が低下するという欠点がある。又、両
者共にロールタオル地表面にパイルが形成された
ものがなかつたため、手で接触した感覚、即ち風
合いにおいて劣つていた。
他方、風呂用の短尺タオルにおいてはパイルを
表面に有した綿100%の織物が知られている。し
かし織物であるためパイルが極めて抜け易く、ま
た地糸およびパイル糸が綿であるために強度の点
に問題があり、さらにパイル地の綿タオルを経編
機で製造する場合の問題として、この綿100%の
タオルをロールタオル用に長尺化するとき、長手
方向に極めて弱いのでローラーによつてタオルに
張力を掛けられず、したがつて長尺化することは
できなかつた。
本発明は上記欠点を改善するためになされたも
ので、鎖糸と挿入糸から形成される地組織の上下
表面にフロントパイルおよびバツクパイルを形成
して風合いをよくし、しかもパイルが地組織から
抜けないように編物として構成し、特にレンタル
用のロールタオルに適するように鎖糸および挿入
糸を合成繊維で構成してタオルの長手方向および
幅方向に強度を持たせて耐久性を向上せしめ、ま
たパイル糸を100%の綿糸で構成することによつ
て吸水性を維持した両面パイル式長尺タオル経編
地の編成方法を提供することを目的とする。
以下、本発明に係る両面パイル式長尺タオル経
編地の編成方法の実施例を図面にしたがつて詳細
に説明する。
第1図は本発明方法を実施するにあたり使用す
る経編機の縦断面図を示しており、フロントパイ
ル糸用ガイド1、鎖糸用ガイド2、挿入糸用ガイ
ド3、バツクパイル糸用ガイド4が各々ガイドバ
ー5,6,7,8に装着されている。各ガイド
1,2,3,4は各ガイドバー5,6,7,8に
より前後左右に運動するように駆動される。9は
シンカで、このシンカ9の間をニードル10が上
下に進退自在に構成されている。11はシーバー
で、ニードル10の先端が糸を捕らえたとき、こ
の糸をその先端からうまく離脱させるように作動
する。
第2図はニードル列とガイド列との相対関係を
示した簡略構成図で、ニードルN1〜N5が一列状
に配列されており、ニードルの一本おきに4本の
前記ガイド1,2,3,4がガイド列として列設
されている。フロントパイル糸用ガイド1にはフ
ロントパイル糸S1が、鎖糸用ガイド2には鎖糸S2
が、挿入糸用ガイド3には挿入糸S3が、バツクパ
イル糸用ガイド4にはバツクパイル糸S4が各々通
糸されている。したがつて、ニードルN3にもN5
にも4本のガイドが通糸して配列されている。但
し、ニードルN2,N4にはガイドは設けられてい
ない。
本実施例において、鎖糸S2および挿入糸S3はナ
イロンのフイラメント糸が使用されているが、他
の合成繊維、例えばポリエステルその他のものも
使用される。特に鎖糸はタオルの長手方向の引張
り強度を決定する素材であるから引張り強度の大
きな種々の合成繊維が選択されねばならない。挿
入糸S3が合成繊維で構成されているので、タオル
の場合拭く際に幅方向にも引張られるからであ
る。又、フロントパイル糸S1およびバツクパイル
糸S4は純綿(綿100%)の糸で構成されている。
パイルは後述するようにタオル表面に浮き上が
らせて人の手と直接接触する部分であるから、手
から水分を吸収する吸水性の高い繊維を使用しな
ければならない。したがつて、純綿糸が最適であ
る。
第3図は本発明の実施例を示す編成組織図であ
る。N1〜N6は前述した第2図のニードル配列に
対応している。0〜6はニードルとニードルの間
隔位置を示す。T1〜T6はニードルの上昇位置を
示し、例えばT1とT2の位置における時間差はニ
ードルが上昇・下降一往復を行うに要する周期を
与える。
まず、ニードルの上昇位置T1においては、鎖
糸S2は一本おきのニードルN1,N3,N5に対して
1−0,3−2,5−4とオーバーラツピングさ
れ、又フロントパイル糸S1は鎖糸S2がオーバーラ
ツピングされたニードルにループを形成してオー
バーラツピングされはずれないように編込まれ
る。同時にバツクパイル糸S4はガイドを有さない
ニードルN2,N4,N6にループを形成しないよう
にオーバーラツピングされ、この部分が起こされ
て浮上りバツクパイルBとなるものである。挿入
糸S3は鎖糸S2による3本の編目列にわたつて0−
5とアンダーラツピングされる。次のニードル上
昇位置T2においては、鎖糸S2は0−1,2−3,
4−5とニードルN1,N3,N5にオーバーラツピ
ングされ、フロントパイル糸S1はガイドを有さな
い左側の隣接ニードルN2,N4にループを形成し
ないようにオーバーラツピングされ、この部分が
起こされて浮上りフロントパイルFとなるのであ
る。またバツクパイル糸S4は左側のガイドを有さ
ないニードルと更にその左側のガイドを有さない
ニードルの間の鎖糸S2がオーバーラツピングされ
たニードルにループを形成するようにオーバーラ
ツピングされて編目列内に編込まれて固定され、
フロントパイルFより長いバツクパイルBとな
る。挿入糸S3は5−0とアンダーラツピングされ
て3列の編目列を編成する。T3以後はT1,T2
編成状態を繰り返しているだけである。
第3図においては糸の全てを書いていない。実
線は糸S1〜S4の各1本を示し、点線は2本目のフ
ロントパイル糸とバツクパイル糸を示す。この編
成組織が縦横に広がつて両面パイル式の長尺タオ
ル経編地が形成されるのである。
第3図に示すように長尺タオル経編地を編成し
ていつたとき、第4図Aに示すようにフロントパ
イル糸S1で形成されたフロントパイルFおよびバ
ツクパイル糸S4で形成されたフロントパイルFよ
りも長いバツクパイルBは鎖糸S2と挿入糸S3で形
成された地組織Cの片面に突出している。したが
つて、この経編地のパイルの突出していない面か
らローラーブラシ(図示せず)によりブラツシン
グを付与することによりバツクパイルBよりも短
いフロントパイルFが逆面に突出して浮き上がり
第4図Bに示す状態となる。
第5図はロールタオルの斜視図を示しており、
第4図Bからなる両面パイル式長尺タオル経編地
をロールタオル状に巻装したもので、通常トイレ
に装着されているタオルキヤビネツトに内装され
るロールタオル14として使用できるものであ
る。
本発明は以上詳述したように両面にパイルがあ
るため手ざわり、風合がよく、しかもパイルが純
綿糸で形成されているから濡れた手を拭くとき吸
水性が極めて良好であり、しかも編物であるため
地組織から抜けにくい。一方鎖糸、挿入糸は合繊
糸で形成されているから少々タオルを引張つても
強度において十分であり、しかもロールタオルを
レンタルして何回にもわたつて使用する場合でも
十分な耐久性を有している。
また、長尺物として経編機にかけて連続生産す
る場合でも鎖糸が合繊であるためローラーにより
張力をかけても十分な強度を有し、長尺物のロー
ルタオルに適するタオル経編地の製法として最適
のものを提供したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に使用する経編地の縦断面
図、第2図はニードルとガイドの位置関係を示し
た簡略構成図、第3図は本発明に係る編成組織
図、第4図A,Bは工程説明図および第5図は本
発明に係る両面パイル式長尺タオル経編地を巻装
したロールタオルの斜視図である。 1……フロントパイル糸用ガイド、2……鎖糸
用ガイド、3……挿入糸用ガイド、4……バツク
パイル糸用ガイド、10……ニードル、S1……フ
ロントパイル糸、S2……鎖糸、S3……挿入糸、S4
……バツクパイル糸、F……フロントパイル、B
……バツクパイル、C……地組織。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一列状に配列されたニードル10の一本おき
    に鎖糸用ガイド2と挿入糸用ガイド3とフロント
    パイル糸用ガイド1とバツクパイル糸用ガイト4
    からなる4本のガイドを対応して配列した経編機
    を使用し、前記4本のガイドに各々糸を通糸し、
    鎖糸S2はニードルの各上昇時に一本おきの各ニー
    ドルに対してオーバーラツピングされて編目列が
    形成され、挿入糸S3は前記ニードルの各上昇時に
    複数の編目列にわたつて鎖糸S2がオーバーラツピ
    ングされるニードルにアンダーラツピングされ、
    この挿入糸S3と前記鎖糸S2によりタオル経編地の
    地組織Cが編成され、フロントパイル糸S1は一つ
    のニードル上昇時T1で鎖糸S2がオーバーラツピ
    ングされるニードルに対してループを形成するよ
    うにオーバーラツピングされて編目例に編込ま
    れ、次のニードル上昇時T2では左側の隣接する
    ガイドを有しないニードルに対してオーバーラツ
    ピングされてフロントパイルFを形成し、バツク
    パイル糸S4は前記フロントパイルFを形成するニ
    ードル上昇時T2に鎖糸S2がオーバーラツピング
    されるニードルに対してループを形成するように
    オーバーラツピングされて鎖糸S2の編目列に編込
    まれ、次のニードル上昇時T3では右側のガイド
    を有するニードルと更にその右側のガイドを有す
    るニードルとの間に位置するガイドを有しないニ
    ードルに対してオーバーラツピングされてバツク
    パイルBをフロントパイルFと同じがわの地組織
    Cの片面に形成し、逆面よりローラーブラシでブ
    ラツシングを付与することによりフロントパイル
    Fを逆面に突出させ、フロントパイルFとバツク
    パイルBを地組織の表面に浮上させたことを特徴
    とする両面パイル式長尺タオル経編地の編成方
    法。
JP57109441A 1982-06-25 1982-06-25 両面パイル式長尺タオル経編地の編成方法 Granted JPS591753A (ja)

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JPS591753A JPS591753A (ja) 1984-01-07
JPH0153376B2 true JPH0153376B2 (ja) 1989-11-14

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