JP2596465B2 - 両面立毛経編地の製造方法 - Google Patents

両面立毛経編地の製造方法

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茂雄 山形
義則 村上
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、両面立毛経編地の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、両面立毛経編地を製造するにあたり、基布の一
方側にパイル糸による立毛部を設けるとともに、抜き糸
によって、適宣のパイル糸を他方側に抜き出しすること
によって、両面立毛経編地を製造する方法は、特公昭48
−19914号により公知である。
この立毛経編地の製造方法においては、ガイドバーを
少なくとも7列備えたダブルラッシェル機が用いられ、
鎖糸と挿入糸からなる前側の基布と後側の基布を、1列
のガイドバーにより給糸されるパイル糸により連結編成
するとともに、最前部及び最後部に配したガイドバー
に、ニードル本数分に相当する鎖糸と同本数の抜き糸を
通糸し、前記パイル糸を適宣コース毎に迂回編成するこ
とにより二面式パイル経編地を編成後、両基布間のパイ
ル糸を編方向でセンターカットし、爾後、各々の基布内
に挿入された抜き糸をほぼ垂直方向に抜き出し、一面側
の適宣のパイル糸を他面側に抜き出して、両面立毛経編
地を形成している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
かかる両面立毛経編地は、通常ブランケット用として
使用されるが、前述の抜糸工程において、抜き糸は基布
のウェールを構成する鎖糸と同数用いられていたため、
特公昭48−36716号において示される裏パイル引出機に
おいて、抜糸前の生地と、抜糸後の生地巻取部との間に
設けられた抜糸円板の配列密度が経編地のウェール密度
と同じであるため、円板間が狭く、抜糸時において、抜
き糸の結び目などが通過した場合、糸の太さ、種類によ
っては、結び目が前記円板間を通過しないまま巻き取る
ことが原因での糸切れや、糸切れに伴うローラーへの巻
き付きなどのトラブルが発生していた。
本発明は、抜糸工程時の不都合を解消し、編成時にお
ける抜き糸の地組織に対する絡み方と配列を考慮した新
規な方法により、両面立毛経編地を製造せんとするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係わる両面立毛経編地の製造方法は、ニード
ルの本数分に相当する鎖糸に対し半数の抜き糸をニード
ル一本おきに配し、隣接するニードルに1〜数コース毎
に順次亘って編目形成される各パイル糸に対し、前記抜
き糸の各1本宛を、隣接ニードルに対し抜糸コースにお
いて交互に絡ませながら編成した二面式パイル経編地を
センターカット後、抜糸機により各々の立毛基布の一方
側より他方側へ、所望のパイルを引き出して両面立毛状
に構成するようにしたものである。
〔作用〕
抜き糸が鎖糸の半数であるため、抜糸の際の抜糸円板
は、鎖糸によるウェールの2分の1のゲージにセットす
ればよく、このために抜糸前の生地より引き出される抜
き糸は、寸法的に余裕のある円板の間を通過することと
なり、例え結び目の大きい部分が円板間を通過しても引
っかかったり、詰まったりすることがない。
〔実施例〕
第1図は、本発明の両面立毛経編地の製造方法を実施
するにあたり使用するダブルラッシェル機の編成要部の
概略側面図であり、1は抜糸用の地筬、2、3は前側基
布形成用の地筬、4はパイル糸用の地筬、5、6は後側
基布形成用の地筬、7は抜糸用の地筬である。8は抜き
糸であって地筬1、9、10は前側基布用の挿入糸及び鎖
糸であって地筬2、3に、11はパイル糸であって地筬4
に、12、13は後側基布用の地糸であって地筬5、6に、
14は抜き糸であって地筬7に各々通糸してなる。15は前
方側のニードル、16は後方側のニードル、17は前方側基
布、18は後方側基布であり、パイル糸11が基布17と基布
18の間を往復して二面式パイル経編地19を編成する。
次に、第2図及び第3図に基づき、本発明の編成方法
を具体的に説明する。・はニードル位置を示しており、
Fは前方側のニードル、Bは後方側のニードルの作用コ
ースを示す。L1〜L7は各地筬1から地筬7までにLをつ
けて示しており、L2、L3及びL5、L6はニードルに対応し
て総詰めに通糸してあり、これに対しL1、L4、L7は、1
本入1本抜、即ち抜き糸8及び抜き糸14は、地糸10及び
地糸12よりなる各鎖糸に対も半数配設してなる。地筬L3
は前方側のニードルFの編コースにて開き目の鎖編ウェ
ールを編成してなるとともに、地筬L2により挿入編を行
ない基布17を編成する。又地筬L5は後方側のニードルB
の編コースにて開き目の鎖編ウェールを編成してなると
ともに、地筬L6により挿入編を行ない、基布18を編成す
る。そして地筬L4にては前後ニードルに2コース編成
後、左隣りのニードルに移行し前後ニードルにて2コー
ス編成後、再びもとのニードルに戻って編成し、これを
繰り返すことにより基布17と基布18を連結編成し、二面
式パイル経編地19とする。これに対し地筬L1により抜き
糸8をニードル15における抜糸コースのニードル15aと
隣接ニードル15bの個所において、交互に絡ませながら
編成する。又、地筬L7により抜き糸14を、ニードル16に
おける抜糸コースのニードル16aと隣接ニードル16bの個
所において、交互に絡ませながら編成する。しかして編
成された二面式パイル経編地を常法によりセンターカッ
トする。センターカットされた立毛基布は第3図に示す
とおりで、抜き糸8、14は、パイル糸11によるパイルの
根部11aに連接してなる立毛部11bの根元に迂回して掛け
られた状態で編方向に設けられる。
次に抜糸機により、抜き糸8、14を引き出すことによ
り、第4図のような両面立毛経編地が得られる。図中に
は分かり易くするためにパイル糸11及び鎖糸のみを示し
鎖糸10のみを示し挿入糸は省略した。
次に本発明の製造方法の別実施例を第5図のI、II、
IIIにより説明する。本実施例は、パイル糸について、
2種の糸種、例えば、アクリルと綿など性質の異なるも
のとし、これらの一種のものを抜き糸によって、他面側
へ抜き出し、風合い、外観の違う立毛経編地を得るため
のものである。地筬L2、L3及びL5、L6については、前記
実施例と同様に総詰めの鎖糸と挿入糸により基布を形成
するので、糸配列図は省略する。これに対し異種のパル
ス糸22、23を地筬L4に一本おきで総詰め通糸し、抜き糸
8を地筬L1に、鎖糸の半数分を1本抜きに、又抜き糸14
を地筬L7に、鎖糸の半数分を1本抜きに各々通糸する。
ここでパイル糸は地筬L4によって前後ニードルにて1コ
ース編性後左隣りのニードルに移行し、前後ニードルに
て1コース編成後、再びもとのニードルに戻って編成
し、これを繰り返して、前後基布を連結して二面式パイ
ル経編地とする。更に、抜き糸8は地筬L1によってニー
ドル15における抜糸コースのニードル15cと隣接ニード
ル15dの個所において、交互に絡ませながら編成する。
又、地筬L7により抜き糸14を、ニードル16における抜糸
コースのニードル16cと隣接ニードル16dの個所におい
て、交互に絡ませながら編成する。そして編成された二
面式パイル経編地をセンターカット後、抜糸機により抜
き糸8又は抜き糸14を引き抜くことによって、第5図I
I、IIIに示すように、異種のパイル糸22、23の立毛部22
a、23aが基布20又は基布21の各々一面ずつに表われる、
いわゆるリバーシブル立毛編地となる。
なお、本製造方法を実施するに当り適用する編成組織
図は、本願の請求範囲を逸脱しない範囲において、上述
の実施例に示される組織に限らず、種々の応用組織につ
いて、適用することが可能である。
〔効果〕
本発明は以上のごとく抜き糸による両面立毛経編地を
製造する際に、鎖糸本数に対し半数の抜き糸をニードル
一本おきに配し、パイル糸の抜糸コースにおいて、隣接
ニードルに対し、交互に絡ませる編組織により編成する
ようにしたので、抜き糸は、鎖編によりなるウェールの
半分のゲージで、抜糸工程においてセット可能となる結
果、抜糸円板のピッチを2倍とすることができる。この
ため糸結び個所があっても通過が妨げられず、これによ
り機械の停台を少なくできる結果、生産性が高められる
とともに、抜き糸自体も従来の半数でよいので、生産コ
ストも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の両面立毛経編地の製造方法を実施す
るにあたり使用するダブルラッシェル機の編成要部の概
略側面図であり、 第2図は、本発明の製造方法に適用される両面立毛経編
地の一例の編成組織図と編糸配列図であり、 第3図は、センターカット後の一面の立毛経編地の拡大
図であり、 第4図は、抜き糸を抜いた後のパイルの立設状態を示
す、立毛経編地の概略斜視図であり、 第5図(I)は、本発明の製造方法に適用される両面立
毛経編地の別例の編成組織図と編糸配列図であり、 (II)は、パイルの出現状態を示す平面図であり、 (III)は、パイルの出現状態を示す断面図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニードルの本数分に相当する鎖糸に対し半
    数の抜き糸を、ニードル一本おきに配し、隣接するニー
    ドルに1〜数コース毎に順次亘って編目形成される各パ
    イル糸に対し、前記抜き糸の各1本宛を、隣接ニードル
    に対し抜き糸コースにおいて交互に絡ませながら編成し
    た二面式パイル経編地をセンターカット後、抜糸機によ
    り各々の立毛基布の一方側より他方側へ、所望のパイル
    を引き出して両面立毛状に構成することを特徴とする両
    面立毛経編地の製造方法。
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