JPH0151076B2 - - Google Patents

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JPH0151076B2
JPH0151076B2 JP13731786A JP13731786A JPH0151076B2 JP H0151076 B2 JPH0151076 B2 JP H0151076B2 JP 13731786 A JP13731786 A JP 13731786A JP 13731786 A JP13731786 A JP 13731786A JP H0151076 B2 JPH0151076 B2 JP H0151076B2
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JP
Japan
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film
etching
wiring
contact hole
layer wiring
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JP13731786A
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JPS62295493A (ja
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Takeshi Myagi
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、GaAsICなどの高速素子の実装用回
路基板の製造方法に関する。
(従来の技術) 近年、高速情報処理に対する要求から、Siを用
いたバイポーラICあるいはMOS型ICに代る超高
速、低消費電力素子の開発が盛んである。なかで
もGaAsデイジタルICは、LSI規模の試作例が既
に報告されており、有望視されている。
GaAsデイジタルICを用いて実際に各種情報処
理ユニツトを構成する場合、第2図に示すよう
に、配線が形成された回路基板11上にGaAsデ
イジタルICチツプ12を搭載することが行われ
る。実装用回路基板11としては通常、絶縁性基
板を用いてこれに多層配線を施したものが用いら
れる。このようにGaAsデイジタルICを実装する
場合、その高速性を確保することが大きい課題と
なり、信号伝搬遅延の原因となる線間容量、配線
の対地容量を低減するために層間絶縁膜として低
誘電率材料を用いることが必要である。この要求
を満たし、更に耐熱性、加工性等の特性も優れた
絶縁膜として従来より、ポリイミド膜が多く用い
られている。
ところで上記のような実装用基板に用いられる
ポリイミド膜は、特性インピーダンス制御の必要
性等から、10μm以上の厚いものとするのが通常
である。この様な厚い絶縁膜に配線間接続のため
の微細なコンタクト孔を開けるには、反応性イオ
ンエツチング(RIE)などのドライエツチングが
不可欠である。しかし、RIEによりコンタクト孔
を形成する際、耐エツチングマスクとして通常の
フオトレジストを用いると、ポリイミド膜が完全
にエツチングされる前にフオトレジストが剥離し
てしまい、深いコンタクト孔の形成ができない、
という問題がある。またRIEによりポリイミド膜
にコンタクト孔を形成すると、コンタクト孔の壁
面に凹凸が生じ、これが配線段切れの原因とな
る。
また上記のような実装回路基板の配線層とし
て、Cr/Au/Crからなる金属積層膜が多く用い
られる。Cr膜でAu膜を挟む構造を用いるのは、
配線層とポリイミド膜との密着性を良好にするた
めである。このような配線層を用いた場合、RIE
法によりコンタクト孔を開けてこれを介して第1
層配線に接続される第2層配線を形成した際に、
配線間の接触抵抗が非常に大きくなる。実際、発
明者らの実験によれば、コンタクト抵抗が数kΩ
以上にもなることが確認されている。この主たる
原因は、ポリイミド膜のRIEに、O2ガスを主成分
とするエツチングガスを用いるために、露出した
配線層表面のCr膜がO2プラズマにより酸化され
て酸化膜が形成されるためである。このコンタク
ト抵抗の増大は、通常論理振幅が1〜2Vと小さ
いGaAsデイジタルICの正常動作を妨げる大きい
原因となる。
(発明が解決しようとする問題点) 以上のようにGaAsICの実装基板の層間絶縁膜
にポリイミド膜を用いた場合に、良好な配線層間
コンタクトを得ることが難しい、という問題があ
つた。
本発明は、この様な問題を解決した高速素子実
装用回路基板の製造方法を提供することを目的と
する。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、ポリイミド膜を層間絶縁膜として
Cr/Au/Crからなる配線層を多層に積層形成す
る場合のポリイミド膜のコンタクト孔形成に当つ
て、Ti/Alからなる金属マスクを用いて、O2
スを主成分とするエツチングガスを用いたドライ
エツチングを行ない、このエツチングの後にアル
カリ性エツチヤントによる後処理をし、またコン
タクト孔に露出した配線層の上部Cr膜をポリイ
ミド膜をマスクとしてエツチングして、Cr/Au
又はCr/Au/Crからなる上部配線を形成するよ
うにしたことを特徴とする。
(作用) 本発明の方法では、ポリイミド膜の選択エツチ
ングにTi/Alの積層金属膜をマスクとして用い
ている。この金属マスクは下地Ti膜がポリイミ
ド膜との密着性に非常に優れ、Al膜がO2やCF4
等のエツチングガスに対する耐性が優れているた
めに、厚いポリイミド膜のエツチング工程ではが
れが生じることがない。またドライエツチングで
コンタクト孔を形成した場合、前述のように壁面
に凹凸が形成されるが、本発明ではこの後アルカ
リ性エツチヤントにより更にエツチングをする。
これにより、コンタクト孔の壁面は滑らかなもの
となる。更に、露出した配線層の上部Cr膜はO2
ガスにさらされて酸化物が形成されるが、本発明
ではこれをエツチング除去することにより、コン
タクト抵抗の増大を防止することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。
第1図a〜gは、一実施例のGaAsデイジタル
IC実装用回路基板の製造工程を示す断面図であ
る。第1図aに示すように、セラミツク基板ある
いはガラス基板等の絶縁性基板1上に第1層配線
2を形成する。第1層配線2は、Cr膜21、Au膜
2、Cr膜23を順次蒸着又はスパツタリングによ
り形成し、これを通常のフオトエツチングにより
パターニングする。この後第1図bに示すよう
に、全面に層間絶縁膜となるポリイミド膜3を塗
布形成する。そしてこのポリイミド膜3上に、第
1図cに示すようにTi膜41、Al膜42を順次真
空蒸着又はスパツタリングにより形成し、この積
層膜をフオトエツチングによりパターニングし
て、コンタクト孔形成用の金属マスク4を形成す
る。この後O2ガスを主成分とするエツチングガ
スを用いたRIEによりポリイミド膜3をエツチン
グして、第1図dに示すようにコンタクト孔5を
形成する。この工程で得られるコンタクト孔5は
壁面に凹凸が多いものである。このコンタクト孔
形成後、第1図eに示すように金属マスク4を除
去し、第1図fに示すように、アリカリ性エツチ
ヤントを用いたウエツトエツチング法による後処
理を行い、引続きポリイミド膜3をマスクとして
第1層配線2の上部Cr膜23をエツチング除去す
る。アルカリ性エツチヤントとしては、ヒドラジ
ン、水酸化カリウムなど、比較的反応性の強いも
のを用いることが好ましい。これにより、コンタ
クト孔5の壁面は凹凸のない平滑な面となり、ま
た肩の部分に丸みがつく。そしてこの後第1図g
に示すように、Cr膜61、Au膜62を順次蒸着又
はスパツタリングにより形成し、これをパターニ
ングして第2層配線6を形成する。この後更にホ
リイミド膜を介して第3層配線を形成する場合に
は、第2層配線6を第1層配線と同様、Cr/
Au/Crの積層構造とすればよい。
このようにして、多層配線構造の素子実装用回
路基板が得られ、この基板に例えばGaAsデイジ
タルICチツプを搭載することにより、所望の情
報処理ユニツトが得られることになる。
この実施例によれば、ポリイミド膜のRIEに
Ti/Alの金属マスクを用いることにより、厚い
ポリイミド膜をマスクの剥がれを生じることなく
エツチングして微細なコンタクト孔を形成するこ
とができる。またこのRIEのみによるエツチング
ではコンタクト孔壁面は凹凸の多いものである
が、この実施例ではウエツトエツチング法を利用
した後処理を行うことによつて、極めて平滑な壁
面をもつコンタクト孔を得ることができる。この
様な平滑な壁面をもつコンタクト孔を形成するこ
とより、上部配線の段切れを確実に防止すること
ができる。
更にこの実施例では、コンタクト孔に露出した
Cr膜をエツチング除去することにより、配線層
間のコンタクト抵抗として1Ω以下の非常に小さ
い値が得られる。従つてこの実施例による回路基
板を用いれば、GaAsデイジタルICの高速性能を
十分に生かした信頼性の高い回路装置を得ること
ができる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、層間絶縁膜
としてのポリイミド膜のコンタクト孔形成に当つ
て、RIE工程でのマスクを改良し、かつエツチン
グの後処理を付加することによつて、厚いポリイ
ミド膜を用いた場合の配線層間の良好なコンタク
ト特性を得ることができ、信頼性の高い優れた高
速素子用実装回路基板を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜gは本発明の一実施例の回路基板の
製造工程を示す図、第2図はGaAsIC実装の様子
を示す図である。 1……絶縁性基板、2……第1層配線、21
…Cr膜、22……Au膜、23……Cr膜、3……ポ
リイミド膜、4……金属マスク、41……Ti膜、
2……Al膜、5……コンタクト孔、6……第2
層配線、61……Cr膜、6……Au膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 絶縁性基板上にCr/Au/Crからなる第1層
    配線を形成する工程と、基板全面にポリイミド膜
    を被覆して、O2ガスを主成分とするエツチング
    ガスを用いたドライエツチングによりこれにコン
    タクト孔を形成する工程と、この後アルカリ性エ
    ツチヤントにより後処理を行ない、次いで前記コ
    ンタクト孔に露出した前記第1層配線の上部Cr
    膜のエツチングを行う工程と、この後前記コンタ
    トクト孔を介して前記第1層配線に接続される
    Cr/Au又はCr/Au/Crからなる第2層配線を
    形成する工程とを有することを特徴とする高速素
    子実装用回路基板の製造方法。
JP13731786A 1986-06-14 1986-06-14 高速素子実装用回路基板の製造方法 Granted JPS62295493A (ja)

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JPH0728130B2 (ja) * 1987-12-07 1995-03-29 株式会社ミツトヨ 立体パターン配線構造およびその製造方法
JPH0298994A (ja) * 1988-10-06 1990-04-11 Ibiden Co Ltd ポリイミド絶縁層上への導体層形成方法
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JP3166611B2 (ja) * 1996-04-19 2001-05-14 富士ゼロックス株式会社 プリント配線板及びその製造方法

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