JPH0144548B2 - - Google Patents

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JPH0144548B2
JPH0144548B2 JP5588386A JP5588386A JPH0144548B2 JP H0144548 B2 JPH0144548 B2 JP H0144548B2 JP 5588386 A JP5588386 A JP 5588386A JP 5588386 A JP5588386 A JP 5588386A JP H0144548 B2 JPH0144548 B2 JP H0144548B2
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JP
Japan
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plate member
hood
outer plate
edge
plastic
Prior art date
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Expired
Application number
JP5588386A
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English (en)
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JPS62214062A (ja
Inventor
Ichiro Sakurai
Akira Haruhara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62214062A publication Critical patent/JPS62214062A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車のエンジンルームやトランク
ルームに設けられるフード(リツド)の軽量化技
術に関する。
(従来の技術) 従来の自動車用フードとしては、例えば特開昭
60−219165号公報に記載されたものが知られてい
る。
この従来品は、自動車の軽量化手段として、全
体形状が略方形に形成された自動車用フードを鋼
板に変えてプラスチツク板で成形し、かつその補
強手段として、プラスチツク板の内面に、外周縁
に沿う周縁リブおよび、プラスチツク板の一縁部
の中央に形成されるロツク装置の一方の部品であ
るストライカ取付部と、前記一縁部と対向する他
縁部の両端部に形成されるヒンジ取付け部を結ぶ
線上に沿つたV字状リブを一体成形で突設した構
造となつていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の従来品では、第4図に示
すように、プラスチツク板100の内面にリブ1
02を一体成形で突設した構造であるため、成形
時にリブ102部分においてプラスチツク板10
0の表面に凹み(ヒケ)104が生じるおそれが
あり、生じた場合、これを補修するために表面仕
上げの際にパテ等を塗布する必要が生じるし、前
述の凹み104を防止するため、リブの幅を細く
すると、十分な補強強度を得るためにはリブの数
を増さなければならず、これでは成形時の型抜き
が難かしくなるという問題が生じる。
又、射出成形等により成形したプラスチツク板
を用いると、このプラスチツク板の成形に際し、
第5図に示すようにボイド106が生じ、プラス
チツク板に塗装する際の加熱により成長してプラ
スチツク板108の表面に***部110が生じて
しまうという問題が生じる。
更に、プラスチツク板はそれのみでは電波の遮
蔽作用はなく、このため従来品をエンジンルーム
のフードとして用いた場合、エンジンから出る騒
音電波がフードを通り抜けて車外に洩れてしま
い、これが自動車のラジオやコンピユータに入力
して電波障害を起こすといつた問題もあつた。
上述のように、従来品では、成形時の表面品質
が悪く、これを補強するための後加工に多大の手
段が必要になるし、電波障害の対策、例えば裏面
にアルミの薄板を貼る等して別途に構じる必要が
あるなど多くの問題点を有するものであつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、そのために本発明の自
動車用フードでは、全体形状が略方形に形成さ
れ、一縁部の中央がロツク装置取付け部とされ、
前記一縁部と対向する他縁部の両端部がヒンジ取
付け部とされた自動車用フードにおいて、フード
の全体形状をなすアウタ板部材がアルミ板で形成
され、該アウタ板部材の内面に、フードの全周縁
に沿う周縁補強部と、前記ロツク装置付け部とヒ
ンジ取付け部を結ぶ線上に沿つたV字状補強部と
が一体に形成されたインナ板部材が重合着され、
該インナ板部材は、コア内部に発泡体を充填した
ハニカムコアをプラスチツクで囲つて形成され、
かつ前記インナ板部材の周縁補強部及びV字状補
強部間に渡つて張り剛性保持部材がアウタ板部材
の内面に形成され、該張り剛性保持部材は、アウ
タ板部材と該アウタ板部材の内面に接着されたプ
ラスチツク板の間に発泡体を充填して形成された
構成とした。
(作用) 本発明の自動車用フードでは、アルミ板による
アウタ板部材の内面に、ハニカムコアをプラスチ
ツクによる面材で囲つたインナ板部材が重合接着
されると共に、張り剛性保持部材が形成された板
構造となる。
従つて、アウタ板部材となるアルミ板の成形
は、これを所定の形状にプレス成形するだけとな
る。
また、アウタ板部材となるアルミ板は、それ自
体で表面品質が保持されているので、このアルミ
板がフードの表皮として、この表面品質を保持す
ることになる。
アルミ板は電波遮蔽作用を持つことから、これ
をエンジンルームのフードとして用いた場合に
は、エンジンからの騒音電波を遮断する。
又、アウタ板部材を形成するアルミ板と、イン
ナ板部材を形成するハニカムコア及びプラスチツ
クと、張り剛性保持部材を形成するプラスチツク
板及び発泡体は、それぞれ軽量材であることか
ら、、フードの全体量は軽くなる。
又、強度的にはインナ板部材の周縁補強部とV
字状補強部という必要最小限の範囲でフードに捩
に剛性及び曲げ剛性が与えられ、かつインナ板部
材でバツクアツプされない部分については、張り
剛性保持部材によつてフードに面剛性が与えられ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、本実施例では、自動車用フードとして、エ
ンジンルームに設けられるフードを例にとる。
本実施例のフード1は、アウタ板部材2、イン
ナ板部材3、張り剛性保持部材4を主要な構成と
して備えた板構造となつており、全体形状は、前
縁11と両側縁部12,12との角部が切欠され
た略方形に形成されると共に、両側が若干下向き
に反つて湾曲し、かつ前縁部11の中央にフード
ロツク用ロツク装置の一方の部品であるストライ
カのストライカ取付け部13が設けられ、後縁部
14の両端部にヒンジ取付け部15,15が設け
られている。
アウタ板部材2は、板厚0.7mmのアルミ板で形
成され、フード1の外形をなすように略方形に形
成され、周縁には下向きの折り曲げ部21が形成
されている。
インナ板部材3は前記アウタ板部材1の内面に
重合接着されるもので、フード1の全周縁に沿う
周縁補強部31と、前記ストライカ取付け部13
とヒンジ取付け部15,15を結ぶ線上に沿つて
周縁補強部31と一体に形成されたV字状補強部
32とを備え、ガラス繊維に熱硬化性プラスチツ
クを含浸した繊維強化プラスチツク(GFRP)に
よる板厚1mmの面材33,34で、ペーパハニカ
ムにフエノール樹脂を含浸すると共に、コア内部
に硬質ポリウレタン高発泡の発泡体35が充され
た高さ10mm以下のハニカムコア36を囲つた複合
構造に形成されている。
この場合、アウタ板部材2との接着側となる面
材33(以下「上側面材」という)の表面は凹凸
のないフラツトに形成され、フード1の内面側と
なる面材34(以下「下側面材」という)は、ハ
ニカムコア36の高さと同じ深さに形成された浅
底凹部341の側縁に接合フランジ部342が形
成されている。
そして、成形に際しては、アウタ板部材2の内
面と上側面材33の上面との間および接合フラン
ジ部342の上面と上側面材33の下面との間に
それぞれ接着剤を介在させ、かつ上側面材33と
下側面材34の間に発泡原液を注入するととも
に、ハニカムコア36を入れ加圧して、これをオ
ーブンに入れて加熱する。
従つて、この成形により、アウタ板部材2と上
側面材33とが接着され、同時に上側面材33と
下側面材34とが接合フランジ部342で接着さ
れ、同時に、浅底凹部341によつて両面材3
3,34間に成形される閉断面空間内にハニカム
コア36がインサートされると共に、該ハニカム
コア36のコア内部が発泡体35で充填され、か
つ該ハニカムコア36の上下両面が発泡体35を
接着剤としてそれぞれ上側面材33と下側面材3
4に接着される。
張り剛性保持部材4は、インナ板部材3の周縁
補強部31とV字状補強部32の間、V字状補強
部32,32の間、それに周縁補強部31の前縁
部と後縁部の間にそれぞれ渡した状態でアウタ板
部材2の内面に形成されている。
又、該張り剛性保持部材4は、アウタ板部材2
と該アウタ板部材2の内面に接着されたプラスチ
ツク板としてエポキシ樹脂によるシート板41の
間にエチレン酢酸ビニール共重合体(EVA)に
よる発泡体42が充填されたもので、成形に際し
ては、アウタ板部材2とシート板41の間に発泡
原液を注入した状態で、シート板41の両側縁部
とアウタ板部材2の間に接着剤を介在させ、これ
をオーブンに入て加熱する。
従つて、この成形により発泡原液が発泡するに
伴つてシート板41の中央部分が発泡体42によ
り盛り上げられ、アウタ板部材2とシート板41
で囲まれる閉断面空間43内に発泡体42が充填
される。
次に、本実施例の作用を説明する。
本実施例のフード1は、アルミ板によるアウタ
板部材2を、GFRPによる面材33,34で、コ
ア内に発泡体35が充填されたハニカムコア36
を囲つたインナ板部材3と、シート板41により
アウタ板部材2との間で発泡体42を囲つた張り
剛性保持部材4とで補強した板構造となり、この
各部材2,3,4はそれぞれ軽量であることか
ら、その全体重量は軽くなる。
又、インナ板部材3は、その周縁補強部31と
V字状補強部32とによつて、アルミ板によるア
ウタ板部材2をバツクアツプしながらフード1の
全周縁及び力の作用点となるストライカ取付け部
13とヒンジ取付け部15,15と結ぶ線上を補
強することになり、フード1を全面に亘つて補強
するよりも必要最小限の範囲でフード1の捩り及
び曲げを補強し、その部分的補強によつて軽量化
を図つている。
又、張り剛性保持部材4は、前述のインナ板部
材3でアウタ板部材2をバツクアツプしきれない
部分について、これをバツクアツプし、このアウ
タ板部材2の面剛性を保持する。
又、アウタ板部材2を形成するアルミ板がフー
ド1の表皮を構成し、このアルミ板によつてフー
ド1の表面品質は保持されるし、アルミ板は、そ
の電波遮蔽作用でエンジンからの騒音電波を遮断
し、これがエンジンルームから洩れるのを防止す
る。
以上、本発明の実施例を図面により説明した
が、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定さ
れることはなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計変更があつても本発明に含まれる。
例えば、実施例では、エンジンルーム用のフー
ドを例にとつたが、トランクルーム用のフード
(リツド)等にも本発明の構成を適用できる。
インナ板部材の面材はガラス繊維強化プラスチ
ツクのほか、炭素繊維強化プラスチツク
(CFRP)やその他の化学繊維強化プラスチツク
を使用できる。
又、インナ板部材のハニカムコアにはアルミハ
ニカムを用いてもよいし、また、インナ板部材の
成形法及びハニカムコアの内部に充填する発泡体
は実施例のものに限定されない。
又、張り剛性保持部材のプラスチツク板及び発
泡体についても、その成形法及び材質は実施例の
ものに限定されない。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の自動車用フ
ードにあつては、アルミ板によるアウタ板部材
と、ハニカムコアをプラスチツクによる面材で囲
つたインナ板部材と、アウタ板部材とプラスチツ
ク板との間に発泡体を充填した張り剛性保持部材
とによる板構造となるため、全体重量の軽量化を
達成しながらフードを必要最小限の範囲で補強す
ることができるし、この必要最小限の部分補強に
よつて、より一層の軽量化が達成できる。
又、フードの表皮となるアウタ板部材がアルミ
板で形成されているので、それだけで表面品質を
保持することができ、従来のように後加工で表面
わ補修するといつた手間が不要になるし、エンジ
ンからの騒音電波を遮蔽できるので、電波障害対
策を別途に構じる必要はないという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のフードを内面から見た
一部切欠斜視図、第2図は第1図−断面図、
第3図は第1図−断面図、第4図及び第5図
は従来技術の説明図である。 1:フード、2:アウタ板部材、3:インナ板
部材、4:張り剛性保持部材、11:前縁部(一
縁部)、13:ストライカ取付け部(ロツク装置
取付け部)、14:後縁部(他縁部)、15:ヒン
ジ取付け部、31:周縁補強部、32:V字状補
強部、33:面材、34:面材、35:発泡体、
36:ハニカムコア、41:シート板(プラスチ
ツク)、42:発泡体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 全体形状が略方形に形成され、一縁部の中央
    がロツク装置取付け部とされ、前記一縁部と対向
    する他縁部の両端部がヒンジ取付け部とされた自
    動車用フードにおいて、 フードの全体形状をなすアウタ板部材がアルミ
    板で形成され、 該アウタ板部材の内面に、フードの全周縁に沿
    う周縁補強部と、前記ロツク装置取付け部とヒン
    ジ取付け部を結ぶ線上に沿つたV字状補強部とが
    一体に形成されたインナ板部材が重合接着され、 該インナ板部材は、コア内部に発泡体を充填し
    たハニカムコアをプラスチツクによる面材で囲つ
    て形成され、 かつ前記インナ板部材の周縁補強部及びV字状
    補強部間に渡つて張り剛性保持部材がアウタ板部
    材の内面に形成され、 該張り剛性保持部材は、アウタ板部材と該アウ
    タ板部材の内面に接着されたプラスチツク板の間
    に発泡体を充填して形成されていることを特徴と
    する自動車用フード。
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JP5453914B2 (ja) * 2009-05-13 2014-03-26 スズキ株式会社 車体後部構造および車体後部製造方法
JP6258108B2 (ja) * 2014-04-09 2018-01-10 株式会社神戸製鋼所 車輌用フード
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