JPH0144321Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0144321Y2
JPH0144321Y2 JP10859986U JP10859986U JPH0144321Y2 JP H0144321 Y2 JPH0144321 Y2 JP H0144321Y2 JP 10859986 U JP10859986 U JP 10859986U JP 10859986 U JP10859986 U JP 10859986U JP H0144321 Y2 JPH0144321 Y2 JP H0144321Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
evaporator
blower
outside air
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10859986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6314415U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10859986U priority Critical patent/JPH0144321Y2/ja
Publication of JPS6314415U publication Critical patent/JPS6314415U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0144321Y2 publication Critical patent/JPH0144321Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用空調装置において、窓ガ
ラスの曇りを晴らすために用いられるデミスト制
御装置に関するものである。
(従来の技術) 窓ガラスの曇りを晴らすいわゆるデミスト方法
には外気を導入するものとコンプレツサを駆動す
るものとが良く知られている。この両者を取り入
れた自動デミスト制御装置としては特開昭60−
1019号がある。これは、外気温度に応じて内外気
切換ドアとコンプレツサとを制御するもので、外
気温度が所定値まで低下すると外気導入とするも
のである。
(考案が解決しようとする問題点) このように外気温度の低い寒冷時には外気を導
入すれば殆どの場合は曇りを除去できるのである
が、寒冷地においてはスパイクタイヤで舗装道路
のコンクリートが削られた埃が舞い上がる粉塵公
害があるので、車室内への埃の侵入を防止するた
めに内気循環とせざるを得ない場合がある。した
がつて、この場合にコンプレツサを駆動させてエ
バポレータで除湿しようとしても、通常、コンプ
レツサがオンオフ制御されてエバポレータの温度
は凍結付近に設定されているので、このエバポレ
ータを通過した空気は、より温度が低い窓ガラス
に接触することによりエバポレータで除去されな
かつた残りの水分が窓ガラスの内面に結露し、こ
れが曇りとなり、運転に支障を来すという問題点
があつた。この場合、コンプレツサのオンオフ温
度をエバポレータの凍結温度よりも低下させ、エ
バポレータの除湿能力を上げることが考えられる
が、これでは長時間、例えば1〜2時間運転する
と、エバポレータが凍結し、デミスト能力も低下
してまう。
そこで、この考案は、上述したように寒冷時に
内気循環とした場合であつても自動的に且つ効率
良く窓ガラスの曇りを晴らすことができる自動車
用空調装置のデミスト制御装置を提供することを
課題としている。
(問題点を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、第
1図に示されているように、窓ガラス23の内面
に曇りが発生したか否かを判定する第1の判定手
段201と、外気温度が所定値以下か否かを判定
する第2の判定手段202と、内気循環となつて
いるか否かをを判定する第3の判定手段203
と、前記第1の判定手段201により前記窓ガラ
ス23に曇りが発生したと判定され、前記第2の
判定手段202により外気温度が所定値以下と判
定され、且つ前記第3の判定手段203により内
気循環となつていると判定された場合にエバポレ
ータ10が凍結温度よりも低くなるまでコンプレ
ツサ11を駆動させるコンプレツサ制御手段30
0と、同上の場合に送風機8を増速させる送風機
制御手段400とを有することにある。
(作用) したがつて、寒冷時に内気循環モードとした場
合、第1乃至第3の判定手段201〜203の判
定結果に応じて、コンプレツサ制御手段300に
よりエバポレータ10の温度が凍結温度以下とな
るまでコンプレツサ11を駆動するようになるの
で、エバポレータ10を通過する空気を窓ガラス
23に接触しても結露しないまで十分に除湿する
ことができ、また、送風機制御手段400により
風量を増加させるので、エバポレータ10に対す
る空気の熱量を増加させてエバポレータ10の凍
結を防止することができ、そのため、上記課題を
達成することができるものである。
(実施例) 第2図において、この考案の一実施例が示さ
れ、自動車用空調装置は、ブロアユニツト1、ク
ーリングユニツト2及びヒータユニツト3から構
成されている。ブロアユニツト1は、ブロアケー
ス4に内気入口5と外気入口6とが2股に分かれ
る形で形成され、その分かれた部分に内外気切換
ドア7が設けられ、この内外気切換ドア7により
内気循環か外気導入かの選択がなされる。送風機
8はモータ8aとこのモータ8aで回転されるフ
アン8bとを有し、このフアン8bがブロアケー
ス4内に収納され、モータ8aの通電に応じてフ
アン8bの回転数が切換えられるようになつてい
る。
クーリングユニツト2は、上記ブロアケース4
に一端が接続されたクーリングケース9を有し、
このクーリングケース9にエバポレータ10が収
納されている。このエバポレータ10は、コンプ
レツサ11、コンデンサ12、リキツドタンク1
3及びエクスパンシヨンバルブ14と共に配管結
合されて冷房サイクルを構成する。コンプレツサ
11は、電磁クラツチ15を有し、この電磁クラ
ツチ15への通電をオンオフすることにより図示
しないエンジンとの連結、遮断を行うようになつ
ている。
ヒータユニツト3は、上記クーリングケース9
に一端が接続されたヒータケース16を有し、こ
のヒータケース16内にヒータコア17が収納さ
れている。このヒータコア17には前記エンジン
からの冷却水が循環する。また、このヒータコア
17の前方にはエアミツクスドア18が設けら
れ、このエアミツクスドア18の開度に応じてヒ
ータコア17へ送られる空気とヒータコア17を
バイパス空気との比率が決定され、それらの空気
はヒータコア17の後方で混合されて温度調節さ
れる。ヒータケース16の他端はデフロスト吹出
口19、ベント吹出口20及びヒート吹出口21
が形成され、それらを選択的に開閉するためのモ
ードドア22a,22bが設けられている。上記
デフロスト吹出口19は、自動車のフロント側の
窓ガラス23に吹出空気が沿つて吹き出すように
開口されている。
上述した内外気切換ドア7はアクチユエータ4
1に連結されてこのアクチユエータ41により動
かされるようになつている。そして、このアクチ
ユエータ41、送風機8のモータ8a及びコンプ
レツサ11の電磁クラツチ15への通電は、それ
ぞれアクチユエータ駆動回路24、送風機駆動回
路25及びクラツチ駆動回路26を介してマイク
ロコンピユータ27からの制御信号に応じて制御
される。
マイクロコンピユータ27は、中央処理装置
CPU、読出し専用メモリROM、ランダムアクセ
スメモリRAM等を有する周知のものである。該
マイクロコンピユータ27にはマルチプレクサ2
8を介してA/D変換器29が接続されている。
このA/D変換器29には、前述したエバポレー
タ10に挿入されてエバポレータ10の温度を検
出するエバポレータセンサ30と、外気温度を検
出する外気温度センサ31とが接続され、このエ
バポレータセンサ30と外気温度センサ31から
のアナログ信号がA/D変換器29によりデジタ
ル信号に変換され、マルチプレクサ28により選
択されてマイクロコンピユータ27に入力され
る。また、マイクロコンピユータ27には、送風
機8の速度を設定するブロアスイツチ32、内外
気切換ドア7の位置を設定するインテークスイツ
チ33、及び前述したコンプレツサ11の駆動を
指令するエアコンスイツチ34が接続されてい
る。
第3図において、上記マイクロコンピユータの
制御作動例が示され、マイクロコンピユータは、
ステツプ100から演算を開始し、次のステツプ
101においてRAMの内容をリセツトして初期
設定し、次のステツプ102へ進む。このステツ
プ102においては前述したインテークスイツチ
からの出力に基づいて内気循環となつているか否
かを判定する。内気循環ではない、即ち外気導入
モードであると判定された場合は、外気を導入す
ることで十分窓ガラスの曇りを除去できるので、
そのままとして該ステツプ102の処理を繰り返
す。一方、内気循環であると判定された場合には
次のステツプ103へ進む。
このステツプ103においては、前述したエア
コンスイツチがオンとなつているか否かを判定す
る。エアコンスイツチがオフである場合には窓ガ
ラスは曇つておらず、デミストの必要性がないと
みなされるので、ステツプ102へ戻る。一方、
エアコンスイツチがオンである場合は乗員が大き
なデミスト能力を要求しているとみなされるの
で、ステツプ104へ進む。
このステツプ104においては、前述した外気
温度センサにより検出される外気温度Taが例え
ば0℃以下となつたかあるいは5℃以下になつた
かを判定する。0℃以下である“低”の場合はス
テツプ105へ進み、5℃以上である“高”の場
合はステツプ106へ進む。
ステツプ105においては、前述したエバポレ
ータの温度が凍結温度よりも低い温度となるよう
コンプレツサを前述したエバポレータセンサから
の出力と比較しながらオンオフ制御する。このコ
ンプレツサのオンオフ温度は、例えば−10℃程度
にオフするよう一律に低下させてもよいし、外気
温度が低下するのに応じてステツプ式に又は連続
的に下げるようにしてもよい。また、この場合に
はステツプ107へ進み、前述したブロアスイツ
チにより設定された送風機の回転数よりも大きく
なるよう送風機を増速する。例えば低速に設定さ
れている場合は中速に、中速に設定されている場
合は高速にというように段階的に増速してもよい
し、また、連続的に送風機の回転数を設定できる
ものにあつては所定値を加算するようにしてもよ
い。
一方、ステツプ106においては、エバポレー
タの温度が凍結温度付近となるようコンプレツサ
をオンオフ制御する。また、この場合にはステツ
プ108へ進み、送風機の回転数をブロアスイツ
チで設定された通りに制御する。そして、ステツ
プ107又はステツプ108の処理を終了する
と、ステツプ102に戻るものである。
したがつて、窓ガラス23の内面に曇りが生
じ、外気温度が低く、且つ内気循環モードとなつ
ている場合には、ステツプ105の処理が行われ
てエバポレータ10の温度が凍結温度以下に低下
するので、このエバポレータ10を通過する空気
が十分除湿されるものである。この場合、送風機
8の回転数をそのままにしておくと、エバポレー
タ10の熱負荷が小さいために短時間でエバポレ
ータ10が凍結するが、ステツプ107の処理に
より風量を上げることによりエバポレータ10の
凍結を防止することができるものである。また、
このようにエバポレータ10を通過する空気の量
が増加することによりエバポレータ10における
冷媒のガス化が促進され、コンプレツサ11へ冷
媒が液の状態で戻るいわゆる液バツクも防止する
ことができるものである。
尚、上記実施例においては、外気温度センサを
設けて外気温度を検出しているが、これに限定さ
れるものではなく、窓ガラス23の内面又は外面
に温度センサを設け、窓ガラスの温度に代えても
よい。また、エアコンスイツチによりコンプレツ
サの駆動を開始するようにしているが、窓ガラス
23に湿度センサ又は結露センサを設け、実際に
曇りが発生した時点でコンプレツサを駆動するよ
うにしてもよい。さらに、ブロアスイツチ32の
出力に応じて送風機の回転数を判断するようにう
しているが、モータ8bへの通電を検出する等に
より実際の風量を検出してもよいものである。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、寒冷時
に内気循環モードとした場合に窓ガラスに曇りが
生じたときにはエバポレータが凍結温度よりも低
くなるまでコンプレツサを駆動するようにしたの
で、エバポレータを通過する空気をより冷却して
十分除湿して窓ガラスの曇りを晴らすことができ
る。また、上記のようにコンプレツサのオンオフ
温度を低くした場合には送風機を増速するように
したので、エバポレータの凍結を防止することが
でき、また、コンプレツサへの液バツクを防止す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車用空調装置のデ
ミスト制御装置を示す構成図、第2図はこの考案
の一実施例を示す構成図、第3図は同上の実施例
に用いたマイクロコンピユータの制御作動例を示
すフローチヤートである。 8……送風機、10……エバポレータ、11…
…コンプレツサ、23……窓ガラス、201……
第1の判定手段、202……第2の判定手段、2
03……第3の判定手段、300……コンプレツ
サ制御手段、400……送風機制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓ガラスの内面に曇りが発生したか否かを判定
    する第1の判定手段と、外気温度が所定値以下か
    否かを判定する第2の判定手段と、内気循環とな
    つているか否かを判定する第3の判定手段と、前
    記第1の判定手段により前記窓ガラスに曇りが発
    生したと判定され、前記第2の判定手段により外
    気温度が所定値以下と判定され、且つ前記第3の
    判定手段により内気循環となつていると判定され
    た場合にエバポレータが凍結温度よりも低くなる
    までコンプレツサを駆動させるコンプレツサ制御
    手段と、同上の場合に送風機を増速させる送風機
    制御手段とを有することを特徴とする自動車用空
    調装置のデミスト制御装置。
JP10859986U 1986-07-15 1986-07-15 Expired JPH0144321Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10859986U JPH0144321Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10859986U JPH0144321Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6314415U JPS6314415U (ja) 1988-01-30
JPH0144321Y2 true JPH0144321Y2 (ja) 1989-12-21

Family

ID=30985943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10859986U Expired JPH0144321Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0144321Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6314415U (ja) 1988-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6117684B2 (ja)
US7222666B2 (en) Vehicle air-conditioning apparatus that can surely defog window
JPH0144321Y2 (ja)
JPS6322724A (ja) 自動車用空調装置のデミスト制御装置
JPH0343849Y2 (ja)
JP3824389B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JPH04135915A (ja) 自動車用空調装置
JPH0769045A (ja) 車両用空気調和装置
JP3306449B2 (ja) 車両用空調装置の内外気制御装置
JPH0717237A (ja) 車両用空気調和装置
JPH0727254Y2 (ja) 自動車用空調装置のデミスト制御装置
JPH0243765Y2 (ja)
JPH0235527Y2 (ja)
JPH0622566Y2 (ja) 車両用空調装置のデミスト制御装置
JPH0696368B2 (ja) デミスト制御装置
JPH0235528Y2 (ja)
JPH0542696Y2 (ja)
JPH0343850Y2 (ja)
JPS63265721A (ja) 車輌用空調装置
JPH0538929A (ja) 車両用空気調和装置
JPH05338429A (ja) 車両用空調装置
JPH0234972Y2 (ja)
JPS6344249Y2 (ja)
JP2694759B2 (ja) 車両用空気調和装置
JPH051515U (ja) 車両用エアコンの制御装置