JPH0140523Y2 - - Google Patents

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JPH0140523Y2
JPH0140523Y2 JP70380U JP70380U JPH0140523Y2 JP H0140523 Y2 JPH0140523 Y2 JP H0140523Y2 JP 70380 U JP70380 U JP 70380U JP 70380 U JP70380 U JP 70380U JP H0140523 Y2 JPH0140523 Y2 JP H0140523Y2
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cylindrical reflector
air
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cylindrical
rooms
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JP70380U
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として手術室、手術用器材室、病
室、診察室、外来待合室等、医療関係の室内およ
び器材等を経済的かつ有効に殺菌でき、しかも構
成が簡単で取扱上至便な殺菌灯装置を提供しよう
とするもので、移動自在な基台上に通気自在に設
けられた筒状反射板の内、外部に、該筒状反射板
と対向して殺菌灯が設置され、筒状反射板の両開
口部の少なくとも一方には除塵フイルターが、少
なくとも他方には通気自在な有害光線漏洩防止体
がそれぞれ取付けられると共に、前記筒状反射板
の両開口部のいずれかにエアー循環用フアンが設
けられたことを特徴とする。
近時、病院や医院などの手術室や手術用器材室
は、特に清浄区域とすることが求められ、殊に手
術創傷部分の保護を中心とする器材関係物、ある
いは空気環境等の除塵や滅菌度を高めるべき要望
が非常に高まつてきている。
これらの要望に応えるものとして、従来はバイ
オクリーン空調装置、滅菌空調装置、室内殺菌灯
がある。
しかしながら、バイオクリーン空調装置は、一
般の医療関係室内の空気環境を整えるには大規模
で、高価となるため、無菌手術室のような特殊な
室内環境が求められる場所以外には実情にそぐわ
ない。
また、滅菌空調装置は、多数の室内空気を大規
模な装置で集中制御する循環空調方式のものがほ
とんどで、1室内を簡便に殺菌するような場合に
は適さない。
1室内を殺菌する方法としては、室内殺菌灯に
よるものが一般的であるが、その構成は室内側壁
上方に殺菌放電管を2〜4ケ所取付け、室内の人
間に直射しないよう下部をルーバーで覆い、天井
面と室内上層部の空気を直射して室内空気の殺菌
を行なうようにした壁面固定式のものがほとんど
である。
しかしながら、これによるときは壁面上部固定
式であるため、室内上層の空気や天井面が殺菌さ
れるだけで室内下層の空気や、器具その他室内設
置物の殺菌は行なうことができず、室内全体から
みると殺菌効果は余り期待できない。
また、移動式殺菌装置としては、たとえば実公
昭28−10860号公報に記載されているように、下
部に空気吸入口を設け上部に空気放出口を設けた
筐体内の通気路中に多数枚の放電々極板と収塵電
極板とを交互に且つ互に間隔を存せしめて通電方
向と平行に並列した電気塵器を設け其上面に数個
の紫外線燈を並列して設け更に其上面に排風器を
順次設けて成る空気殺菌清浄器がある。
これも室内空気の殺菌はできるにしてそ、排風
器の風速によつては電気収塵器の収塵効果が著し
く低下するため、緩慢な殺菌とならざるを得ず、
しかも、収塵電極板に塵埃等の夾雑物を吸引付着
させて収塵するものであるから、殺菌されたとは
いえ、塵埃等の夾雑物が排風器により再度室内へ
環流される難点があると共に、前記室内殺菌灯に
おけると同様、器具その他室内設置物の殺菌を行
なうことはできない。
さらに、その構成上殺菌灯の有害光線を筐体外
に漏洩させる危険性もあつた。
このように従来から行なわれている室内殺菌装
置には一長一短があり、手軽に室内空気および手
術器材等の殺菌を行なうことができるものはなか
つた。
本考案はこれらの課題を解決すべく鋭意実験研
究の結果、完成したものである。
別紙図面について本考案に係る殺菌灯装置の実
施例を説明する。
下部周側に網状のベンチレーシヨン1が設けら
れ、下部中心部に開口部が設けられた基台2の下
面周辺部には、キヤスター3が取りつけられ、基
台2が移動自在となつている。
基台2の中心部には、内、外面が鏡面仕上げさ
れた金属板製の円筒状反射板4の上下両端が、基
台2と頭部部材5により固定される。
基台2と、中心部に開口部を有する頭部部材5
とは、円筒状反射板4の内側において等角に配設
された3本の支柱パイプ6により、円筒状反射板
4の外側において等角に配設された6本の放電管
保護杆7により連結固定される。
円筒状反射板4内の中心部に1本と、円筒状反
射板4外側に等角度に3本の殺菌灯である紫外線
放電管8aおよび8がそれぞれ筒状反射板4に対
向して配設される。
基台中心部で円筒状反射板4の下側にはモー
タ・フアン9が設置され、その下側には除塵フイ
ルター10が円筒状反射板4内が密封されるよう
に着脱自在に取りつけられる。
基台2下面の開口部には裏蓋11が着脱自在に
取りつけられ、除塵フイルター10の清掃、取
換、モータ・フアン9の故障時の修理等、設置後
の保守に便ならしめている。
頭部部材5中心の開口部には、紫外線吸収材も
しくは紫外線吸収処理が施された薄板の多数が並
設されて構成されたフイン12が取りつけられ、
これにより円筒状反射板4内の紫外線放電管8a
が点灯された際、その有害光線が円筒状反射板4
内から外部へ直接漏洩しないようにし、またモー
タ・フアン9により円筒状反射板4内を上昇され
る空気が所望角度で排出されるように整流させ
る。
頭部部材5内には、側面に電源スイツチ、切換
スイツチ、2つのタイマー設定ツマミなど(いず
れも図示せず)の操作部13aが設けられた、各
放電管8,8aの点灯および消灯とモータ・フア
ン9の始動および停止等に関する電気的制御部材
13が設置され、基台2内には安定器などの電気
部品14が収納される。
図中15は電源ケーブル、16は通気孔であ
る。
つぎに、本実施例装置の使用例をその作用と共
に説明する。
内、外両放電管8a,8を点灯する場合: 殺菌しようとする室内の所望の位置に本殺菌灯
装置を移動させて設置し、電源ケーブル15を室
内のコンセント等に接続する。
操作部13a中の切換スイツチを全灯点灯側に
入れ、一方のタイマー設定ツマミを回して放電管
8a,8を点灯させ、モータ・フアン9を始動さ
せる時間、たとえば5分後のように設定し、他方
のタイマー設定ツマミを回して放電管8a,8を
消灯させ、モータ・フアン9を停止させる時間、
たとえば点灯および始動後1時間のように設定
し、電源スイツチをONにして操作者は室外へ出
る。
5分後、一方のタイマーにより全放電管8a,
8は点灯し、モータ・フアン9が始動する。
モータ・フアン9により第2図示のように、室
内の空気はベンチレーシヨン1から通気孔16を
通つて除塵フイルター10で除塵された後、円筒
状反射板4内の放電管8aにより殺菌され、フイ
ン12により整流されて室内に還流される。
このように、室内の空気は強制循環によつて除
塵、殺菌される一方、円筒状反射板4の外側に設
置された放電管8により更に殺菌される。
また、室内に設置され、保管されている設置物
が器具等も外部放電管8の殺菌線により殺菌され
る。
この状態で1時間経過すると、他方のタイマー
により全放電管8a,8は消灯され、モータ・フ
アン9も停止される。
その後、必要がなければ電源スイツチをOFF
とし、コンセントから電源ケーブル15を外し、
本装置を適宜の場所へ移動させる。
内部放電管8aのみを点灯する場合: 殺菌しようとする室内の所望の位置に本殺菌灯
装置を移動させて設置し、電源ケーブル15を室
内のコンセント等に接続する。
操作部13a中の切換スイツチを内部放電管点
灯側に入れ、一方のタイマーを0、他方のタイマ
ーを1時間に設定し、電源スイツチをONにす
る。
電源スイツチがONにされると同時に円筒状反
射板4内の放電管8aが点灯し、モータ・フアン
9が始動する。
モータ・フアン9により、第3図示のように、
室内の空気はベンチレーシヨン1から通気孔16
を通つて除塵フイルター10で除塵された後、円
筒状反射板4内の放電管8aにより殺菌され、フ
イン12により整流されて室内に還流される。
この状態で1時間経過すると、他方のタイマー
により放電管8aは消灯され、モータ・フアン9
も停止される。
その後、電源スイツチをOFFとし、コンセン
トから電源ケーブル15を外し、本装置を適宜の
場所へ移動させる。
以上いずれの場合もフイン12により、内部放
電管8aの有害光線は室内に漏洩しないことは当
然である。
また、内、外両放電管8a,8を同時に点灯し
て使用した後、必要に応じて内部放電管8aのみ
を再度点灯し、室内空気の除塵と、室内空気の殺
菌を継続して行なうこともできる。
本実施例では前述のように構成し、使用するも
のを示したが、たとえば筒状反射板は直立型でな
く横倒型でもよく、また筒状であれば円筒状に限
らず、角筒状、断面く字状、逆く字状、台形、逆
台形あるいは所望の反射角度に応じて適宜の形状
にしても差仕えないと共に、殺菌灯の数やエアー
循還用フアンの設置位置等、本考案の範囲におい
て適宜設計の変更をなしうることは当然である。
本考案に係る殺菌灯装置は、上記した構成から
なるものであるから、従来の装置に比し簡単かつ
安価な装置で手軽に1室毎の室内空気中の除塵、
あるいは室内の天井面、壁面、床面、設置物、手
術器材等の効果的殺菌を均一かつ迅速に行えると
共に、移動自在であるため室内の状態に応じて本
装置を所望位置へ移動でき、床面の利用効率を高
められる。
また本装置では、エアー循環用フアンにより室
内の空気が筒状反射板内に強制循環させられ、か
つ筒状反射板内を通過する際に、除塵と、殺菌灯
の直射光および反射光により殺菌がなされるもの
であるから、外部殺菌灯で殺菌された室内空気が
再度内部殺菌灯で殺菌されるという相剰作用によ
り、殺菌効果が著しい。
さらに、筒状反射板の内、外部の殺菌灯が同時
または各別に点灯されるようにしたものにおいて
は、たとえば、夜間など、室内に人の出入りや在
室しない時間帯には内、外部の殺菌灯を同時に点
灯させて室内空気中の除塵と室内のすべての殺菌
を行ない、手術中の手術室や在室中の手術用器材
室、病室、診察室、外来待合室など、室内に人が
いる際には内部の殺菌灯のみを点灯させ、殺菌灯
の有害光線を筒状反射板内から外部へ漏洩させる
ことなく室内空気中の除塵と室内空気の殺菌を行
なわせることができ、室内の状況に応じた装置の
使いわけができて使用上安全かつ至便である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る殺菌灯装置の実施例と使用
例を示すもので、第1図は一部を切截して示す全
体図、第2図は全殺菌灯点灯時の使用例図、第3
図は内部殺菌灯点灯時の使用例図である。 2……基台、3……キヤスター、4……円筒状
反射板、8,8a……紫外線放電管、9……モー
タ・フアン、10……除塵フイルター、12……
フイン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 移動自在な基台上に通気自在に設けられた筒
    状反射板の内、外部に、該筒状反射板と対向し
    て殺菌灯が設置され、筒状反射板の両開口部の
    少なくともエアー導入側には除塵フイルター
    が、少なくともエアー排出側には通気自在な有
    害光線漏洩防止体がそれぞれ取付けられると共
    に、前記筒状反射板の両開口部のいずれかにエ
    アー循環用フアンが設けられたことを特徴とす
    る殺菌灯装置。 (2) 筒状反射板の内、外部の殺菌灯が、同時また
    は各別に点灯される切換スイツチを有する実用
    新案登録請求の範囲(1)記載の殺菌灯装置。
JP70380U 1980-01-10 1980-01-10 Expired JPH0140523Y2 (ja)

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JP70380U JPH0140523Y2 (ja) 1980-01-10 1980-01-10

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JPS56104537U JPS56104537U (ja) 1981-08-15
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WO2022131056A1 (ja) * 2020-12-14 2022-06-23 株式会社トップ 紫外線殺菌装置

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JP2023057632A (ja) * 2021-10-12 2023-04-24 Next Innovation合同会社 毒性対象減消装置

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JPS56104537U (ja) 1981-08-15

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