JPH0132052Y2 - - Google Patents

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JPH0132052Y2
JPH0132052Y2 JP7646280U JP7646280U JPH0132052Y2 JP H0132052 Y2 JPH0132052 Y2 JP H0132052Y2 JP 7646280 U JP7646280 U JP 7646280U JP 7646280 U JP7646280 U JP 7646280U JP H0132052 Y2 JPH0132052 Y2 JP H0132052Y2
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roller
rollers
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paper
fixing device
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は像支持材をローラ対で挾持搬送してト
ナー像を定着する定着装置を有する画像記録装置
に関する。
例えば、周面に離型材料の被覆を有する加熱さ
れた定着ローラと、ゴムのような弾性変形する表
面層を有する加圧ローラとを互いに圧接させ、こ
の両ローラ間に像支持材を通してトナー像を加熱
溶融定着するように構成された定着装置は広く使
用されているが、かかる定着装置に於いては、前
記ローラが種々の原因により損傷しやすい(ロー
ラが損傷すると定着不良やオフセツト、像支持材
のローラへの巻き付きが頻発するようになる)
為、ローラの修理や交換が容易に行えるものであ
ること、またローラはトナーや紙粉等で汚損しや
すい(この場合も上記と同様な不都合が頻発す
る)のでローラの清掃が容易に行えるものである
こと、ジヤムした像支持材が容易に除去できるこ
とが望まれる。その為定着装置を画像記録装置内
の設定位置から引き出せる構成が望まれるが、そ
の際ローラ対の後側の像支持材の排出手段も一体
的に引き出すのでは、やはり如上の処置が施しに
くい。その為排出手段とは別に、ローラ対を有す
る定着装置本体部分のみを引き出し可能にするこ
とが望まれるが、本考案はかかる装置に於いて定
着装置本体部分を設定位置から引き出すに際して
ローラに傷をつけないようにし、またこの本体部
分が設定位置に戻されていない状態では排出手段
に排出路を構成させ得ないようにして誤操作を防
止できるようにした、構成の簡単な定着装置の提
供を主な目的とする。
上記目的を達成する本発明は、トナー像支持材
を挟持搬送するローラ対を具備し、装置本体から
引き出し可能な定着ユニツトと、ローラから支持
材を分離するための分離部材を一体に具備し、装
置本体と開閉可能な排出ユニツトと、を有する画
像記録装置であつて、上記排出ユニツトが開状態
にある時、上記定着ユニツトの引き出しが可能で
あり、上記排出ユニツトが閉状態にある時、上記
ユニツトの引き出しが阻止されることを特徴とす
るものである。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の定着装置が適用できる電子写
真複写装置である。
図に於いて、1は周面に電子写真感光体を有
し、矢印方向に回転する感光ドラムである。ドラ
ム1は回転に従つてまずコロナ放電器2で均一に
帯電され、次にスリツト9を介して被複写原稿O
の光学像のスリツト露光を受け、かくしてドラム
1には原稿Oに対応した静電潜像が形成される。
原稿Oは原稿台ガラスO′に載置され、そして
矢印方向に1:1/2の速度比で移動する走査ミ
ラー3,4で走査される。その際ミラー3と一体
的に移動する照明器5によつて原稿は照明され
る。斯様に走査された原稿Oはレンズ6によつて
結像されるが、その結像光束は固定ミラー7,8
によつて反射され、そして前記スリツト9を介し
てドラム1に入射する。
前記潜像は現像器10によつて現像され、トナ
ー像が形成される。このトナー像は転写帯電器1
1の作用下で紙Pに転写される。紙Pは供給カセ
ツト12から送出しローラ13によつて一枚宛送
り出され、ガイド板14に案内されてタイミング
ローラ15に送られる。ローラ15は原稿走査に
時機を対応させて紙を発進させるが、この紙はガ
イド板16に案内されて転写位置に送られ、上記
の如くトナー像が転写される。転写後紙Pはドラ
ム1から分離され、ベルト17によつて定着装置
に送られる。定着装置は内部に熱源を有する定着
ローラ18と、この定着ローラに圧接した加圧ロ
ーラ19とを有し、夫々矢印方向に回転して上記
の紙を挾持搬送する。その際紙Pのトナー像支持
面はローラ18に圧接されるが、トナー像はロー
ラ18の熱により溶融され、これによつて像は紙
Pに定着せしめられる。ローラ18,19の圧接
部を通過した紙Pは、この紙Pをローラ18から
分離する為に先端がローラ18に当接せしめられ
た分離爪20と、この爪20に対向して紙Pの通
路を構成するガイド板21′とにより排紙ローラ
22,23に導かれる。ローラ22,23は夫々
矢印方向に回転し、ローラ18,19から出て来
た紙Pを挾持搬送して収納トレイ29に排出す
る。
尚、転写後ドラム1に残留したトナーはクリー
ナー25によりクリーニングされ、ドラム1は再
び前記画像形成プロセスに使用される。
以上の諸手段は原稿台O′を上部表面に固定し
た、複写装置本体の外装箱体B内に配置されてい
るが、ローラ18,19は、箱体Bの前扉(不図
示)を開いてから、この箱体外に取り出し可能で
あり、また箱体内の所定位置に装着可能である。
即ち、ローラ18は上側板24a,24bに回
転可能に支持されており、一方ローラ19は下側
板25a,25bに回転可能に支持されている。
そして後述のように上側板24a,24bは回動
可能に下側板25に軸着されている。下側板25
a,25bは後述のように座台26に固定されて
おり、そしてこの座台26は複写装置本体外装箱
B内の不動位置に固定されたガイド部材27に摺
動可能に支持されている。このガイド部材27は
図に垂直な方向に座台26を案内する。而して後
述の支持板28を平常位置から臨時位置に倒す
と、座台26、側板24a,24b,25a,2
5bと一体的にローラ18,19を、ガイド部材
27の案内下で、第1図で紙面の手前に向つて、
箱体B内の定着作用を営む設定位置から引き出す
ことができる。なお簡単の為、側板24a,24
b,25a,25bとこれに取り付けられた部
材、手段(例えばローラ18,19、座台26)
等で構成される部分を定着装置本体部分というこ
とにする。
以下定着装置につき更に詳述する。
以下の各図に於いて、定着ローラ18は金属製
円筒ロールの周面に4弗化エチレン樹脂等の離型
材料の薄い被覆18′を施して成り、このローラ
の中空内にはヒータ18″が配置されている。ヒ
ータ18″はローラ18を加熱し、これに圧接さ
れた紙Pのトナー像を溶融させる。また加圧ロー
ラ19は芯金ロール19′にシリコーンゴム等の
離型性のある厚い弾性体の層19″を被覆して成
る。ローラ18は常時は第2図のようにローラ1
9に圧接されており、これによつて上記弾性体層
19″は両ローラの圧接部にて弾性変形して紙P
の進行方向に関しローラ圧接幅を形成し、ローラ
18,19の回転速度に対して定着に必要な時間
紙をローラ18,19に挾圧させるようになつて
いる。尚、モータからの回転駆動力はローラ18
の軸に固設されたギア18に伝達され、これに
よつてローラ18は矢印方向に回転駆動される。
一方ローラ19は摩擦力によりローラ18に従動
回転する。なお前記ベルト17で送られて来た紙
はガイド板21で案内され、ローラ18,19間
に送り込まれる。
さて、ローラ18は両端側に夫々設けられた上
側板24a,24bに回転可能に支持されてい
る。詳述するとローラ18の両端は夫々軸受31
a,31bに回転自在に支持されている。一方、
上側板24a,24bには夫々U字状で下部が開
放された軸受支持用切除部30a,30bが設け
られている。そして上記軸受31a,31bがこ
の切除部30a,30bにややきつめに押し込め
られ、これによつてローラ18は側板24a,2
4bに支持される。軸受31a,31bは後述の
側板24a,24bの回動運動程度ではこの側板
から外れないが、側板24a,24bを第2図の
平常位置から第5図の臨時位置に回動し、そして
工具で上記軸受31a,31bに軽い打撃を加え
るとこの軸受は側板の前記U字状切除部から容易
に取り外せるものである。即ちローラ18を側板
24a,24bから取り外すことができる。
また下側板25a,25bにも同様に上部が開
いたU字状切除部32a,32bが夫々設けられ
ている。そしてこの切除部32a,32bには、
夫々ローラ19の両端を回転自在に支持した軸受
33a,33bが各々ややゆるめに落し込まれて
おり、これによつてローラ19は側板25a,2
5bに支持される。そして上側板24a,24b
を臨時位置に回動させると、ローラ19はその軸
受33a,33bと一体的に工具を使用せずに側
板25a,25bから取り外すことができる。ま
た下側板25a,25bには前記ガイド板21が
固設されている。
前記上側板24a,24bは、ステー34で連
結され、相互に固定されている。一方、下側板2
5a,25bは、前記座台26で連結され、相互
に固定されている。而して上側板24a,24b
は下側板25a,25bに夫々植設されたピン3
5a,35bに回動可能に支持されている。
また下側板25a,25bには、ローラ19に
関してピン35a,35bと逆の側の位置に於い
て夫々ピン36a,36bが植設されている。そ
してピン36a,36bには夫々フツク部材37
a,37bが回動可能に支持されている。一方、
上側板24a,24bにはロツド38が掛け渡さ
れている。詳述すると、側板24a,24bには
夫々長孔39a,39bが穿設されており、そし
てこの長孔に上記ロツド38の両端が長孔長手方
向に変位可能に嵌入されている。一方、ロツド3
8には横孔が設けられていてこの横孔にボルト4
0が挿通されている。このボルト40のねじ部は
前記ステー34に設けられた孔に挿通され、ステ
ーの孔から突き出た部分にナツト41が螺合され
ている。而してロツド38はボルト40の頭部に
よつて支持され、そしてボルト40はナツト41
によつてステー34に支持されている。従つてナ
ツト41の回転調節によつてロツド38は前記長
孔長手方向に位置調節可能である。これによつて
前記フツク部材37a,37bの回動軸36a,
36bとこのロツド38間の距離が調節できる。
そしてフツク部材37a,37bのフツク部3
7′a,37′bは上記ロツド38に引つ掛けら
れ、これに係止される。
このようにしてローラ18はローラ19に圧接
され、前記のようにローラ19の弾性体層19″
を圧縮変形させて像支持紙Pを挾圧搬送し、トナ
ー像を定着させるニツプ部を形成する。このよう
にフツク部材のフツク部37′a,37′bがロツ
ド38に掛けられ係止された時に於いて、ローラ
18及びその支持側板24a,24bは通常位置
にあるという。(第2図、第3図参照)尚、通常
位置に於けるローラ18のローラ19に対する圧
接力は前記ナツト41の調節によつて調整できる
ものである。そしてボルト40、ナツト41から
成る調節手段はローラの両端部側に各1組設けら
れていて、相互に独立して調節可能である。
尚、複写装置のメインスイツチがONであろう
とOFFであろうと、或いは複写装置の複写動作
が行われていようと休止中であろうと、或いはロ
ーラ18,19間に紙Pがあろうとなかろうと、
操作者が前記フツク部材37a,37bを手動で
軸36a,36bを中心に時計方向に回してフツ
ク部をロツド38から外し(第4図参照)、或い
は更に上側板24a,24bを手動で軸35a,
35bを中心に反時計方向に回動させローラ18
をローラ19から退避させ(第5図参照)ない限
り、常時ローラ18はローラ19に圧接されてい
る。しかし層19″として使用される最近のシリ
コーンゴムは常時圧縮されていても殆んど永久変
形を来さないほど性能が向上しているので、層1
9″に常時ローラ18を圧接していても不都合は
ない。また、複写装置のメインスイツチをOFF
にしてヒータ18″を消勢している時、ローラ1
8,19は熱膨張していないので両者の圧接力は
小さいものである。
次に、前述した分離爪20、ガイド板21′、
排出ローラ22,23及びトレイ29は支持板2
8に取り付けられている。この支持板28は複写
装置本体側の不動位置に支持されている軸42に
回動自在に支持されている。そして支持板28は
この軸42を中心に操作者の手動で第2図の位置
から反時計方向に90゜程度回動させることができ
る。従つてこの支持板28と一体的にローラ2
2,23、ガイド板21′、爪20は、ローラ1
8,19の後方から大きく退避する。尚、簡単の
為支持板28とこれに取り付けられた手段、部材
20,21′,22,23等で構成される部分を
定着装置排紙系部分という。
支持板28には第2図示のようにピン43が植
設されており、このピン43を軸にフツク44が
揺動可能に支持されている。フツク44には、一
端が支持板28の後部壁に押し当てられたトーシ
ヨンばね45の他端が係止されており、これによ
つてフツク44は反時計方向の回動摺性が与えら
れている。しかしその時計方向の回動範囲は支持
板28の凸起28′によつて制限されている。フ
ツク44には切欠き44′が設けられており、支
持板28が第2図の平常位置にある時、即ち、ロ
ーラ18,19の後の排紙路が構成される位置に
ある時、この切欠き44′が複写機本体箱B内の
不動位置に固定された固定棒46に係合し、これ
によつて支持板28が平常位置に保持される。支
持板28をローラ18,19の後が開放され、前
記排紙路が解消される臨時位置に倒すには、操作
者がフツク44の折曲板部44″を押せば、フツ
ク44がばね45の付勢力に逆らつて反時計方向
に回動し、これによつて切欠き44′が固定棒4
6から外れるから、支持板28は反時計方向に手
動で回動できる。支持板28を臨時位置から平常
位置に戻すには、操作者が手で押して支持板28
を時計方向に回動させればよい。フツク44の先
端にはカム面44が形成されており、上記回動
に伴つてこのカム面44が棒46の下面に当
り、これによつてフツク44は時計方向に回動さ
れて切欠き44′が棒46に嵌合する。
尚、支持板28が第2図の位置にある時は爪2
0はローラ18に当接している。
さて、前述したように27は複写装置本体の不
動位置に固定されたガイドレールで、両側に底面
に対する90゜折曲部27′と更にそれに対する90°
折曲部27″とを有している。一方、側板25a,
25bの固定された座台26もその両側に底面に
対する90゜折曲部26′を有している。而して座台
26はガイドレール27に図の如く摺動可能に嵌
合され、これにより定着装置本体部分が操作者の
手動操作で本体箱B内の定位置から手前に引き出
せ、また手前から奥に挿し込めるようになつてい
る。第6図に示すように、座台26の手前側には
開口47が設けられている。そしてレール27の
手前側には、ばね49によつて上向きに回動付勢
されたストツパ48が設けられている。このスト
ツパ48はレール27に取り付けられた軸に回動
可能に支持された操作部材51の端部で構成され
ているものであるが、いずれにせよ定着装置本体
部分が複写装置本体内の設定位置にある時上記ス
トツパ47がばね49の付勢力により上記座台の
開口48にはまつて、これにより定着装置本体部
分が複写装置本体から不用意に引き出されること
を防止している。定着装置本体部分を前記のよう
に引き出すには、後述のように支持板28を臨時
位置に倒して、次に手動で部材51を上に押して
ストツパ48を座台26下に退避させてから行
う。そして座台26の奥にも第7図に示すように
開口52が設けられており、定着装置本体部分を
ガイドレール27に沿つて手前に引き出して行く
と、その行程の最後に於いて前記ストツパ48が
ばね49の付勢力でこの開口52にはまり込み、
それ以上の引き出しが阻止されるようになつてい
る。勿論この状態で操作者が前記押え51を上に
押して開口52からストツパ48を退避させ、更
に定着装置本体部分を引き出すと、複写装置本体
から完全に取り外すこともできる。尚、第7図の
状態に於いて、座台26の折曲部26′がガイド
レールの折曲部27″に干渉して、定着装置本体
部分は転倒することはない。
さて、前記支持板28の下部には第2,6図示
のように突起53が設けられており、一方座台2
6とガイドレール27には夫々切欠き54,55
が設けられている。而してローラ18,19が定
着作用を営む設定位置に位置している時、換言す
れば定着装置本体部分が複写装置本体箱B内の設
定位置に位置している時、この座台26の上記切
欠き54とレール27の上部切り欠き55とが第
2図、第6図に示すように一致し、そしてこの一
致した両切り欠き54,55中に通常位置にある
時の支持板28の前記突起部53が嵌合する。従
つて支持板28が通常位置にある時、座台26の
切り欠き54の側面が前記突起部53に当つてこ
の状態では定着装置本体部分を設定位置から引き
出すことはできない。そして爪20、ガイド板2
1、排出ローラ22,23をローラ18,19の
後部から退避させてローラ18,19の後方の紙
排出路を解放する為に支持板28を前記のように
軸42を中心にして倒すと、支持板28の突起部
53は前記切り欠き54,55から逃げ、これに
よつて定着装置本体部分を設定位置から引き出す
ことができるようになる。一方、その後定着装置
本体部分を設定位置に押し込むに際し、設定位置
に戻つていない場合は前記2つの切り欠き54,
55が一致しないから、その場合は突起部53が
折曲部26′の上端に当るだけで座台26の切り
欠き54に落ち込めず、支持板28を臨時位置か
ら20,21,22,23の各部材が紙の排出路
を構成する正常位置に復帰させることができな
い。つまり53,54,55の手段は、前記分離
爪20がローラ18に当接したままの状態では定
着装置本体部分を設定位置から引き出せない(も
し引き出すと爪20によりローラ18に傷がつけ
られ、これが定着不良の原因となる)ように保証
するとともに、定着装置本体部分が設定位置に戻
されないと定着装置全体が作動可能な状態にセツ
トできないよう保証され、誤操作が防止できる。
尚、図示例とは逆に座台26に突起を設け、一方
支持板28にこの突起に嵌合する凹所を設けて図
の53,54の手段に代えること等もできる。
次にローラ駆動機構について説明する。第8
図、第9図はローラ駆動機構を第1図紙面に関し
奥の方から見た図である。各図に於いて、18
は定着ローラ18の軸に固定されたギアである。
また56は複写機本体箱B内の不動位置に回転可
能に支持されたギアであり、このギア56にはス
プロケツト57が一体的に固定されている。そし
てメインモータMからの回転駆動力を伝達するチ
エーン58がスプロケツト57に掛けられてお
り、これによりギア56が回転駆動される。ギア
56の回転はアイドラギア59,60を介してギ
ア18に伝達される。即ちギア56はギア59
に噛合し、ギア59はギア60に噛合しており、
そしてギア60がギア18に噛合せしめられ
る。
尚、モータMはドラム1、ミラー3,4、ロー
ラ13,15、ベルト17もチエーン、スプロケ
ツト、クラツチ、ギア列等の動力伝達機構を介し
て駆動するものである。
さて、ギア60は、複写機本体箱B内の不動位
置に支持されている軸61を中心に揺動可能なア
ーム63に植設された軸62に回転自在に支持さ
れている。従つて定着装置本体部分を複写機本体
から引き出しても、ギア59,60は複写機本体
側に残る。上記軸61にはギア59も回転自在に
支持されている。第8図の状態の時、即ち前記支
持板28が平常位置にある時、アーム63は重力
により軸61を中心として反時計方向の回動摺性
を有し、これによつてギア60がギア18に噛
合する。
一方、64は複写機本体箱B内の不動位置に支
持された軸65を中心に揺動可能なアームで、そ
のアーム64の一端には一端が複写機本体箱B内
の不動位置に係止されたばね66の他端が係止さ
れており、これによつてアーム64には時計方向
の回動摺性が与えられている。そして軸65に関
し、ばね66の係止部とは反対側の位置に於い
て、アーム64にはピン67が植設され、また軸
65に関し、ばね66の係止部と同じ側にはピン
68が植設されている。而して支持板28が平常
位置にある時は、この支持板28の上部側面がピ
ン68に係合してアーム64をばね66の弾性力
に抗して第8図の位置に保持する(この時ピン6
7はアーム63から離間している)が、支持板2
8を臨時位置に倒すとピン68はこの支持板28
から解放され、依つてアーム64はばね66によ
り時計方向に回動する。するとピン67がアーム
63の一端部に当接してこれを押し、アーム63
を時計方向に回動して第9図の如くギア60をギ
ア18から離間させる。尚、アーム63が時計
方向に所定角度範囲回動すると、アーム53はス
トツパ69に当つて回動停止する。(第9図参照)
支持板28を平常位置へ回動復帰させると、前記
のように支持板28の上部側面がピン68に当つ
てこれを押し、アーム64をばね66の弾性力に
抗して反時計方向に回動させるので、アーム63
も重力により反時計方向に回動し、これによつて
ギア60がギア18に噛合する。
尚、70はローラ18のギア18が固定され
たのとは反対側の軸に固定された手動回転操作用
ノブである。
さて、複写機の動作中、紙Pがローラ18,1
9に挾まれたままの状態で詰まつた場合、公知の
検知手段によりそれを検知してモータMとヒータ
18″への入力を断つ。そしてこの場合箱体Bの
前扉を開くとともに前記の操作によつて支持板2
8を臨時位置に倒す。これにより紙の進行方向に
関し、ローラ18,19より後側に配置されてい
た爪20、ガイド21′、及び排紙ローラ22,
23が紙の搬送路から退避して、ローラ18,1
9の後方には自由な空間が開く。かくして前記ノ
ブ70を操作者が手動で回転すればローラ19が
矢印方向に回転し、またこれによつてローラ18
も摩擦従動回転するから、前記紙はローラ後部に
送り出される。そして如上の大きく開放された空
間から紙は容易に取り除ける。この時、ローラ1
9はローラ18から離れていないから紙はこのロ
ーラ19によつてローラ18に当接せしめられて
いる。従つてトナー像はローラ18の余熱を受
け、溶融して紙に定着する。またこの時前記の如
くギア60はギア18から離れ、モータ、ロー
ラ間の連結が断たれているので、ローラ対18,
19はノブ70によつて手動で回転できる。
そして、万一如上の操作によつてもジヤムした
紙が取り除けなかつたり、或いはローラ18,1
9の交換や修理、清掃、ガイド21の清掃等の場
合は、前記ガイド部材27に沿つて複写機本体か
らローラ18,19を内蔵した定着装置本体部分
を引き出すものであるが、その際ギア60はギア
18から離間しているので、この引き出しと所
要作業終了後ガイド部材27に沿つて複写機本体
内に上記定着装置本体部分を押し込む再装着の
際、ギア18に干渉するものはなく、操作は容
易である。而して前記の操作によつて定着装置本
体部分を設定位置から引き出し、そしてフツク部
材37a,37bを第4図のように時計方向に手
動で回動してロツド38から外した後、第5図に
示す如く上側板24a,24bをローラ18と一
体的に反時計方向に手動で回動し、定着装置本体
部分を開いて所要の処置を施すものである。所要
処置が終了すると上記と逆の順序で定着装置本体
部分を複写装置本体内の設定位置に手動操作で戻
す。
以上実施例につき詳述したが、本考案によれば
簡単な構成により像支持材のジヤム処理やローラ
の清掃、修理、交換が容易となり、その際ローラ
を損傷することもなく、また定着装置本体部分を
設定位置に完全に戻さない状態で装置を作動させ
るような事故もない等、種々有用な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の定着装置が使用できる電子写
真複写装置の説明図、第2図は本考案の一実施例
の断面図、第3図は同実施例のローラを加圧した
状態での本体部分側面図、第4図は同実施例のロ
ーラ加圧を解除した状態での本体部分の側面図、
第5図は同実施例で上側部分を開いた状態での本
体部分の断面図、第6図は同実施例で本体部分を
設定位置に押し込んだ状態での要部斜視図、第7
図は同実施例で本体部分を設定位置から引き出し
た状態での要部斜視図、第8図、第9図はローラ
駆動機構の説明図である。 18は定着ローラ、19は加圧ローラ、20は
分離爪、21はガイド板、22,23は排出ロー
ラ、24a,24bは上側板、25a,25bは
下側板、26は座台、27はガイドレール、28
は支持板、35a,35bは軸、36a,36b
は軸、37a,37bはフツク部材、38は係止
ロツド、40は調節ボルト、41は調節ナツト、
42は軸、53は突出部、54,55は切り欠き
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) トナー像支持材を挟持搬送するローラ対を具
    備し、装置本体から引き出し可能な定着ユニツ
    トと、ローラから支持材を分離するための分離
    部材を一体に具備し、装置本体と開閉可能な排
    出ユニツトと、を有する画像記録装置であつ
    て、 上記排出ユニツトが開状態にある時、上記定
    着ユニツトの引き出しが可能であり、上記排出
    ユニツトが閉状態にある時、上記ユニツトの引
    き出しが阻止されることを特徴とする画像記録
    装置。 (2) 上記定着ユニツトの引き出しを案内する案内
    手段を有する実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の画像記録装置。
JP7646280U 1980-05-16 1980-06-02 Expired JPH0132052Y2 (ja)

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JP7646280U JPH0132052Y2 (ja) 1980-06-02 1980-06-02
DE19813119522 DE3119522A1 (de) 1980-05-16 1981-05-15 Bildaufzeichnungsgeraet
DE19813153658 DE3153658C2 (de) 1980-05-16 1981-05-15 Bildaufzeichnungsger{t
DE19813153660 DE3153660C2 (de) 1980-05-16 1981-05-15 Bildaufzeichnungsger{t

Applications Claiming Priority (1)

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