JPH01317931A - シート材給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置のシート
材給送装置に係り、詳しくはシート材を一枚宛分離して
給送するシート材給送装置に関する。

（ロ）従来の技術 従来、シート載置台上にａｍされたシート材を一枚づつ
分離して供給する方法としては、例えば、紙載置台上に
ある紙の画先端に対向する位置に爪を配設し、この爪に
より紙を一枚宛分離しながら、給送ローラで紙を送り出
す方法が知られている。

この方式による紙の分離方法では、場合によって、紙が
一枚一枚分離されずに、複数枚送り出されろことがあっ
た。

また、概略１００　ｇ　／　ｍ’の厚い紙に対しては、
前述の爪の部分で紙を分離する際に、紙の先端に析れを
生じるとか、爪に紙が引掛って、全く送れないことがあ
っｔ二。

そこで、上述のような欠点を解決する方法として、第９
図に示すような給紙方法がある。

すなわち、給紙方向ｊこ回転する給送ローラ１と、給紙
方向とは逆方向の回転トルクを付与した逆転ローラ２を
設け、該逆転ローラ２は、その支持台９の回転軸５を中
心として、バネ１０によって、給送ローラ１に圧接され
ている。さらには、給送ローラ１が回転すると、逆転ロ
ーラ２は、回転軸５の位置関係によって、給送ローラ】
側へ食い込んでいくように構成されている。

シート載置台８上の紙Ｓは、ピックアップローラ３によ
って、給送ローラ１と逆転ローラ２との圧接部に給送さ
れる。このピックアップローラ３により、複数枚の紙Ｓ
が、前記圧接部に送られた場合でも、逆転ローラ２に付
与された回転トルクによって、給送ローラ１に接してい
る最上部の紙Ｓだけが、搬送ローラ６．７に送られ、重
送を防止している。

←→　発明が解決しようとする課題 ところが、ピックアップローラ３により、シート載置台
８上の紙Ｓが複数枚送り出された場合、しかも厚い紙（
以下、厚さに関係なく、シート材という）Ｓであるとき
は、その厚さと複数枚の腰の強さによって、逆転ローラ
２の給送ローラ１への食い込み力、および、バネ１０に
よる給送ローラ１への圧接力に打ら勝ち、複数枚のシー
ト材Ｓの一部または全部が、給送ローラ１と逆転ローラ
２との間に入り込んでしまうことがある。このような場
合は、複数枚のシート材Ｓの厚さ分だけ、バネ１０の付
勢力は増加してしまい、給送ローラ１と逆転ローラ２と
の間の圧接力も増加することとなる。このような状態に
なると、逆転ローラ２に付与された回転トルクでは、給
送ローラ１と逆転ローラ２間の複数枚のシート材Ｓを、
ピックアップローラ３側に戻すことが不可能となってし
まう。その結果、搬送ローラ６．７側へ複数枚のシート
材Ｓを送り込んでしまうような欠点があった。

さらに、前述のような現型を防止するためには、ガイド
４の角部４ａと、シート載置台８上にあるシート材Ｓの
Ｈ端１１の距ｌｓを、理想的には紙−枚方の厚さ相当に
すればよい。しかしながら、実際上は、シート材Ｓ上面
の紙面高さの帽りあるいは、シート材Ｓのカール等を考
慮すると、前述の距離は、紙−枚方の厚さ相当分以上は
必要となってくるため、この紙面高さの設定だけでは、
不可能である。

そこで、本発明は、例えピックアップローラにより、複
数枚のシート材を送り込むことが発生しても、最上部の
り−ト材以外には、不必要な摩擦力が作用しないように
し、もって上述課題を解消することを目的とするもので
ある。

に）課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第１図及び第２図を参照して示すと、シート材（Ｓ）
を給送する方向に回転する給送ローラ（１）と、乙の給
送ローラ（１）に圧接して前記給送方向とは逆方向の回
転トルクを付与された逆転ローラ（２）と、前記給送ロ
ーラ（１）と逆転ローラ（２）との圧接部（１ａ）にシ
ート載置台（８）上のシー）・材（Ｓ）を送り込むピッ
クアップローラ　（３）を有するシート材給送装置にお
いて、前記給送ローラ（１）と逆転ローラ（２）との圧
接部（１ａ）と、ピックアップローラ（３）とシート材
（Ｓ）との接点（３ａ）とを結ぶ直線に対して、シー＋
−１１ＥｆｉＩ台（８）上のシート材（Ｓ）先端が、逆
転ローラ（２）側にあることを特徴としている。

さらには、例えば第３図及び第４図に示すように、ピッ
クアップローラ（３）によるシートの複数枚送りの可能
性をより低減するために、シート載置台（８）上のシー
ト材（Ｓ）先端縁を規制し、かつ逆転ローラ（２）側へ
シート材（Ｓ）を案内する案内部材（１４）はシート材
（Ｓ）の巾方向に対して、中央部近傍を高く形成すると
よい。

（ホ）　作用 以上構成に基づき、例えピックアップローラ（３）によ
り、シート材（ＳｌをＰｆＩｌ、数枚送っても、最上部
にあるシート材（Ｓ）以外のものには、不必要な摩擦力
が作用しないようにし、逆転ローラ（２）による分離作
用を、充分に引き出させている。

さらには、ピックアップローラ　（３）による複数枚送
りの可能性を、より低減するために、案内部材（１４）
には、シート材（Ｓ）の巾方向中央部近傍を高くして、
逆転ローラ（２）にかかる負担をも軽減させ、もって、
逆転ローラ（２）の使用寿命を延長させている。

なお、上述カッコ内の符号は構成を限定するものではな
い。

（へ）実施例 以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明する
。

なお、従来例と同一部品には、同一符号、名称を用いる
こととする。

まず、第１図及び第２図で示した第一実施例は、給紙方
向に回転する給送ローラ１と、給紙方向と逆方向の回転
トルクを付与された逆転ローラ２との圧接部１ａと、シ
ート載置台８上のシート材Ｓを前記圧接部１ａに送り込
むピックアップローラ３と、同ローラ３とシート材Ｓと
の接点３ａとを結ぶ直線（第１図では、１点鎖線で示し
ている）に対して、シート載置台８上のシート材Ｓの先
端部１１は、逆転ローラ２側で、前記直線より下位にあ
るように配設されている。

以上のように各ローラを配設することにより、次のよう
な利点が得られる。

すなわち、シートｆｌＩｔＷ１台ｓ上の最上部のシート
材Ｓが、給送ローラ１及び逆転ローラ２間に進入したと
きに、その最上部とその下の２枚目のシー１、材Ｓの先
端部１１との間には、空間が生じ、最上部のシート材Ｓ
と、２枚目のシート材Ｓとの間で、不必要な摩擦力が生
じないという利点がある。

さらに、第２図に示すように、シート載置台８上のシー
ト材Ｓが、複数枚、圧接ｔＩＦＪｌａ側へ送り出されよ
うとしたときには、前述した空間の効果により、逆転ロ
ーラ２に付与された回転トルクに対して、余裕をもって
ピックアップローラ３側へ、レート材Ｓを戻すことがで
きる利点もある。

また、ピックアップローラ３によって送り出されたシー
ト材Ｓの先端部１１は、そのシート材Ｓが複数枚である
場合は、まず、逆転ローラ２の外周面と接触するため、
逆転ローラ２の外周面に沿って、複数枚のシート材Ｓの
先端部１１がずれて、最上部にあるシート材Ｓのみが圧
接部１ａに進入していくこととなる。従って、電送防止
能力を得ろことができる。

ついで、第３図及び第４図で示した第２実施例は、第９
図で説明した従来例を改良したもので、ガイド１４ばそ
の紙中方向に対して、略中央部付近あるいは゛逆転ロー
ラ２の手前側で、かつ逆転ローラ２とほぼ同じ巾を有す
る突起部１５を形成している。

この突起部１５の上流側の端部１５ａの高さは、シート
載置台８上の紙面高さより若干低くなっており、レート
材Ｓの先端部１１が、給紙時に引掛ることのないように
配設している。また、突起部１５の端部１５ａの下流側
、すなわち、逆転ローラ２側における端部１５ｂは、１
５ａの高さに比して低く形成し、端部１５ａ、１５ｂを
結ぶ面と、逆転ローラ２の外周部とで、純角状で７字状
の窪みを形成している。このように、案内部材１４の中
央部付近に突起部１５を形成することにより、シート載
置台８上のシート材Ｓが、ビックアνブローラ３によっ
て、複数枚送り出されようとしても、まず、案内部材１
４上の突起部１５によって、端部１５ａよりも上方にあ
る限られた枚数しか、逆転ローラ２側へ出て行くことが
できない。

次に、端部１５ａを越えて送り出された複数枚のシート
材Ｓは、逆転ローラ２により分離され、−枚のみが機械
本体内に送り込まれる。このとき、。

従来例のように、多くのシート材Ｓが、逆転ローラ２と
給送ローラ１間に入り込もうとしないので、逆転ローラ
２の分離能力を減することなく、重送防止能力を発揮す
ることができる。

すなわち、この逆転ローラ２は、バネ１０により給送ロ
ーラ１に圧接しているが、との圧接部に多くのシート材
Ｓが入り込もうとすると、−時的に逆転ローラ２は、そ
のシート材Ｓの厚さ分変位するから、バネ１による付勢
力もその分増加する。

そのため、逆転ローラ２と給送ローラ１との圧接部１ａ
に入り込もうとするシート材Ｓを戻すのに、より大きな
トルクが必要となるが、突起部１５を形成することによ
り、端部１５ａはシート材Ｓの先端部１１を制限、規制
し、多量のシート材Ｓの進入を許容しないので、安定し
た重送防止をはかられる。

また、突起部１５の端部１５ａと１５ｂとを結ぶ面と、
逆転ローラ２の外周部で形成される窪み（ま、第５図で
示すよう（ζ、逆転ローラ２と給送ローラ１との間に入
り込もうとして複数枚のシート材Ｓの先端部１１が、逆
転ローラ２によって分離され、戻されることとなり、そ
のとき、該窪みは、重なりあったシート材Ｓ同士の摩擦
力、圧着力が、痛みの空間内で解放され易（なり、その
結果、シート材Ｓを戻し易くする。

また、案内部材１４の突起部１５を紙中方向に対して、
中央部近傍または逆転ローラ２の上流側に配設したこと
により、次のような利点がある。

第１に、突起部１５が、逆転ローラ２の上流側、換言し
て、ピックアンプローラ３の下流側にあるため、給紙す
るさいの抵抗が、シート材Ｓの中央部付近にのみ、大き
く働かないので、シート材Ｓは１４行し難い乙とである
。

そして、第２に、シート材Ｓの中央部近辺では、シート
材Ｓの両端に生ずるカール等の影響が少ないため、その
中央部近傍またはピックアツプローラ３近辺で、紙面高
さを精度良く規定できる。この点からも、中央部に突起
部１５を形成することにより、突起部１５ににシート材
Ｓの最上部の先端部１１が引ｍることのないように、突
起部１５の高さ、あるいは紙高さを設定することができ
る。

さらに、第３実施例を第６図で示しているが、本実施例
では、案内部材１６のガイド面は、紙中方向の中心部ま
たは逆転ローラ２の中心部を最大高さとして、シー１−
材Ｓの両端になるに従い、低く、緩い傾斜をつけている
。乙の案内部材１４の最大高さを構成する部分は、第２
実施例で説明したように、シート材Ｓの高さより若干低
くなっており、給紙時にはシート材Ｓの先端部１１が、
案内部材１６に引掛ることはない。

本実施例では、案内部材１６は、中心部から両側端に向
かって緩やかな傾斜としたが、これを滑らかな円弧状の
曲線で構成しても、上述第２実施例を同じような効果が
得られろ。すなわち、第２実施例のように逆転ローラ２
の概略金山に渉って、シート材Ｓの高さより若干低い領
域を形成しなくとも、本第３実施例では、略中央部にお
ける最大高さ部近辺のｒｓ線によって、シート材Ｓの先
端部１１は必然的に規制するためである。

つぎに、第４の実施例を第７図及び第８図で説明するに
、第２実施例では突起部１５で、第３実施例では案内部
材１６で、夫々シート材Ｓの重送を防止したのに対し、
第４の実施例では、案内部材１７に、逆転ローラ２の巾
と概略向−巾とした壁１７ａを、シート材Ｓの載置高さ
方向に形成したものである。壁１７ａの最上部高さは、
紙面高さより若干低くなっており、給紙時に妨げとはな
らない。従って、シート載置台８上のシート材Ｓが、例
え重送されたとしても、壁１７ａの最上部と、シート材
Ｓの！ｉｆｔ最上位との差分だけである。

この重送分が逆転ローラ２に直接衝突したとしても、腰
が弱いため、最終的には逆転ローラ２により分離され、
−枚のみが機械本体内へ送り込まれるこことなる。この
ように、壁１７ａを有する案内部材１７を用いることに
よって、重送防止能力を発揮するとともに、斜行等の紙
送り異常を生じろようなことがない。

（ト）発明の詳細 な説明したように、本発明によると、給送ローラ、逆転
ローラ、ビック７ツプローラの位置関係を、給送ローラ
と逆転ローラとの圧接部と、ピックアップローラとシー
ト材との接点とを結ぶ直線に対して、シート材の先端部
が逆転ローラ側にあるように設定することによって、ピ
ックアップローラにより複数枚送り出されたシート材を
より効果的に逆転ローラで分離でき、重複したシート材
を搬送することがＨ消された。さらに、上述ローラの配
置に加えて、案内部材の中央部付近で、紙面高さより若
干低い突起部を設けろことによって、ピックアップロー
ラでの複数枚給紙が発生した場合でも、その枚数は最小
限に抑制でき、逆転ローラにかかる負担を軽減すること
ができろばかりか、重送の危険性を更に大巾に低減でき
、従って、逆転ローラの耐久性をも向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す側面図、第２図はそ
の要部説明図、第３図は本発明の第２実施例を示す側面
図、第４図はその要部斜視図、第５図は第４図同様要部
を示す側面図、第６図は本発明の第３実施例を示す斜視
図、第７図は本発明の第４実施例を示す側面図、第８図
はその要部斜視図である。そして、第９図は従来例を示
す図である。 Ｓ　シート材（紙）　　、　　１　給送ローラ　、２　
・逆転ローラ　、　　３・ピックアップローラ、１ａ　
圧接部　、　３ａ・・接点　、　８・　シート載置台　
、　　１４，１５，１６．１７・・・案内部材　。 第１図 第２図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シート材を給送する方向に回転する給送ローラと、
   この給送ローラに圧接して前記給送方向とは逆方向の回
   転トルクを付与された逆転ローラと、前記給送ローラと
   逆転ローラとの圧接部にレート載置台上のシート材を送
   り込むピックアップローラとを有するシート材給送装置
   において、 前記給送ローラと逆転ローラとの圧接部と、ピックアッ
   プローラとシート材との接点とを結ぶ直線に対して、シ
   ート載置台上のシート材先端が逆転ローラ側にあること
   を特徴とする、 シート材給送装置。 ２、シート載置台上のシート材先端縁を規制し、かつ逆
   転ローラ側へシート材を案内する案内部材は、シート材
   の巾方向に対して、中央部近傍を両端部よりも高く形成
   したことを特徴とする請求項１記載のシート材給送装置
   。