JPH01316397A - 11β,17α,21―トリヒドロキシ―1,4―プレグナジエン―3,20―ジオン 21―〔(E,E)―3,7,11―トリメチル―2,6,10―ドデカトリエノアート〕及びこれを含有する抗炎症剤 - Google Patents

11β,17α,21―トリヒドロキシ―1,4―プレグナジエン―3,20―ジオン 21―〔(E,E)―3,7,11―トリメチル―2,6,10―ドデカトリエノアート〕及びこれを含有する抗炎症剤

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JPH01316397A
JPH01316397A JP5173789A JP5173789A JPH01316397A JP H01316397 A JPH01316397 A JP H01316397A JP 5173789 A JP5173789 A JP 5173789A JP 5173789 A JP5173789 A JP 5173789A JP H01316397 A JPH01316397 A JP H01316397A
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Michio Terasawa
寺澤 道夫
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Keiko Hoshi
星 恵子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はグレドニゾロン(11β、17α、21−トリ
ヒドロキシ−1,4−プレグナジェン−3,2〇−ジオ
ン)の新規なテルペン修飾化合物及びこれを含有する抗
炎症剤に関する。
〔従来の技術〕
従来、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、フレドニゾン、
グレドニゾロン、デキサメタシン、トリアムシノロン、
バラメタシン、ペタメタシンなどの抗炎症作用を育する
プレグナン湧導体を水酸基が存在するその21−位でゲ
ラン酸、ホモゲラン酸、ゲラニル酢酸、シトロネル酸、
ファルネシル酸、ホモファルネシル酸、7アルネシル酢
酸などのテルペン酸の酸ハライド、酸無水物などの反応
性誘導体を用いてエステル化して得られるエステルにお
いては、出発物質であるプレグナン誘導体が有している
副作用が軽減され、また外用した場合は該プレグナン誘
導体と比較して一般に活性が向上することが知られてい
る(米国特許第3,488,421号明細書参照)0 また本発明者らのうちの数人は、上記米国特許明細書に
は具体的に記載されていないプレドニゾロン 21−フ
ァルネシレート〔11β、17α。
21−) IJヒドロキシ−1,4−プレグナジェン−
3,20−ジオン 2l−(3,7,11−トリメチル
−2,6,10−ドデカトリエノアート)〕に関し、そ
れがフイトヘムアグルチニンによって幼若化されたヒト
リンパ球がチミジンを取り込む作用を抑制する作用を有
すること〔メデイシナ(medicina)第22巻第
7号(1985年)第1174〜1175頁及びメビオ
(Meblo)第4巻第8号(1987年)第78〜9
2頁参照〕及び動物炎症モデルにおいて頻回の塗布によ
り深部への到達が認められることなど〔第8回日本炎症
学会プログラム予稿集(昭和62年6月30日発行)第
90頁27及び第3回日本DDS研究会プログラム予稿
集第52頁PS−16(第3回日本DDS研究会開催日
:昭和62年7月11日)#照〕を報告した。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明者らは上記プレドニゾロン 21−ファルネシレ
ートがプレドニゾロンと比較して高い抗炎症活性を有し
、しかもプレドニゾロンに認められるような胸腺の退縮
作用などの副作用の発現が少ないことを見い出したが、
さらに優れた抗炎症作用を有するプレドニゾロンのテル
ペン修飾化合物を提供することができれば、炎症を治療
する上で望ましいことである。
しかして、本発明の1つの目的は、プレドニゾロンと比
較して高い抗炎症活性を有し、副作用の発現が少ないの
みならず、抗炎症作用の持続性に優れる新規なプレドニ
ゾロンのテルペン修飾化合物を提供することにある。ま
た本発明の他の目的は、該テルペン修飾化合物を含有す
る抗炎症剤を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、式 で示される11β、17α、21−1リヒドロキシ−1
,4−プレグナジェン−3,20−ジオン2l−((E
、E)−3,7,11−)リメテル−2゜6.10−ド
デカトリエノアート〕〔以下、これをプレドニゾロン 
2l−(2E、6E−ファルネシレート)と称する〕を
提供することによって達成され、また該プレドニゾロン
 2l−(2E。
6E−ファルネシレート)を有効成分として含有する抗
炎症剤を提供することによって達成される。
プレドニゾロン 2l−(2E、6E−ファルネシレー
ト)は、プレドニゾロン又はその反応性誘導体と(E、
  E) −3,7,11−)リメチル−2゜6.10
−ドデカトリエン酸(以下、これを2E。
6E−ファルネシル酸と称する)又はその反応性誘導体
とを反応させることにより容易に製造される。ここで、
プレドニゾロンの反応性誘導体としてはハライド、アル
カンスルホネート、アレーンスルホネート、カルボキシ
レートなどが挙げられ、また2E、6に一ファルネシル
酸の反応性誘導体としては低級アルキルエステル、酸ハ
ライド、混合酸無水物、アルカリ金属塩、銀塩又は有機
第3級若しくは第4級塩基の塩などが挙げられる。プレ
ドニゾロン又はその反応性誘導体と2E、6E−ファル
ネシル酸又はその反応性誘導体との反応は従来知られて
いる一般的なエステル合成反応条件下にて行うことがで
きるが、以下にそのエステル合成反応の代表例を示す。
(反応例イ)  プレドニゾロンと2E、6E−ファル
ネシル酸の酸ハライドとの反応 プレドニゾロンとこれに対して約0.5〜10当量、好
ましくは0.9〜2,0当量の2E、6E−ファルネシ
ル酸の酸ハライド、好ましくは酸クロリドとを不活性溶
媒の存在下又は不存在下に、核酸ハライドに対して約1
.0当量ないしは溶媒量のピリジン、トリエチルアミン
などの有機第3級塩基の存在下、約り℃〜室温で反応さ
せることによりプレドニゾロン 2l−(2E、5E−
ファルネシレート)を得ることができる。不活性溶媒と
しては例、tばトルエン、ベンゼン、ヘキサンなどの炭
化水素系溶媒;四塩化炭素、クロロホルム、ジクロルメ
タン、ジクロルエタン、トリクロルエチレンなどのハロ
ゲン化炭化水素系溶媒;ジエチルエーテル、t−ブチル
メチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒;ア
セトン、エチルメチルケトンなどのケトン系溶媒;ジメ
チルスルホキシド、ジメチルホルムアミドなどの非プロ
トン性極性溶媒などが使用される。
(反応側口)  プレドニゾロンと2E、6E−ファル
ネシル酸の混合酸無水物との反応 プレドニゾロンと、これに対して約0.5〜10当量、
好ましくは0.9〜2.0当量の2E、f3E−ファル
ネシル酸とピバリン酸、p−トルエンスルホン酸などと
の混合酸無水物とを反応例イで用いられる不活性溶媒と
同様の溶媒の存在下又は不存在下に、好ましくは触媒量
〜溶媒量の硫酸、p−トルエンスルホン酸などの酸又は
ピリジン、トリエチルアミンなどの第3級アミンの存在
下、約り℃〜室温で反応させることによりプレドニゾロ
ン2l−(2に、6E−ファルネシレート)を得ること
ができる。
(反応例ハ)プレドニゾロンと2E、6に一ファルネシ
ル酸との反応 プレドニゾロンと2E、6E−ファルネシル酸とを例え
ばベンゼン、トルエン、キシレンなどの。
不活性溶媒中1例えばジシクロへキシルカルボジイミド
、若しくはヨウ化2−クロル−1−メチルピリジニウム
とトリエチルアミンなどの縮合剤の存在下に約0℃ない
しは加温下の温度で反応させるか、又は共沸脱水条件下
で反応させることによりプレドニゾロン 2l−(2E
、6E−7アルネシレート)を得ることができる。
(反応例二)  プレドニゾロンと2E、6E−ファル
ネシル酸の低級アルキルエステル との反応 プレドニゾロンと2に、6E−ファルネシル酸の低級ア
ルキルエステルとを適当なエステル交換触媒、例えばI
)−)ルエンスルホン酸、又はチタン酸テトラメチルの
ようなチタン金属化合物の存在下に、トルエン、キシレ
ンなどの不活性溶媒中で加熱反応させ、生成する低沸点
アルコールを反応系外に除去することによりプレドニゾ
ロン2l−(2E、6E−ファルネシレート)を得るこ
とができる。
(反応例ホ)  プレドニゾロンのハライド、アルカン
スルホネート又ハアレーンスルホ ネートと2E、6E−7アルネシル 酸のアルカリ金属塩、銀塩又は有機 第3級若しくは第4級塩基の塩との 反応 プレドニゾロンのハライド、アルカンスルホネート又は
アレーンスルホネートと2E、6E−7アルネシル酸の
アルカリ金属塩、銀塩又は有機第3級若しくは第4級塩
基の塩とを、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、アセト
ンなどの溶媒中、約0℃ないしは加温下の温度で反応さ
せることによりプレドニゾロン 2l−(2に、6に一
7アルネシレート)を得ることができる。
上記のエステル合成反応により得られたプレドニゾロン
 2l−(2E、6E−ファルネシレート)の分離精製
は通常の方法により行うことができる。例えば、反応混
合物に水を加え、次いで酢酸エチルなどで抽出し、抽出
液を水洗、乾燥したのち、溶媒を留去し、その残渣を例
えばカラムクロマトグラフィーに付することによりプレ
ドニゾロン 2l−(SIE、6E−ファルネシレート
)を分離取得することができる。なお、このようにして
取得されたプレドニゾロン 2l−(2E。
6E−ファルネシレート)に、エステル合成反応におい
て副生じたプレドニゾロン 2l−(2K。
6E−7アルネシレート)の幾何異性体が混入している
場合には、例えば、ジエチルエーテルなどの溶媒を用い
て洗浄または再結晶することによりプレドニゾロン 2
l−(2E、6E−7アルネシレート)を精製すること
ができる。
なお、プレドニゾロン 2l−(2E、  6]1i:
一ファルネシレート)を製造するために使用する2E、
6E−7アルネシル酸又はその反応性誘導体としてその
幾何異性体を不純物として含まない純度の高いものを使
用した場合にはプレドニゾロン2l−(2E、6E−フ
ァルネシレート)のプレドニゾロン基準での収率を高め
うろことがあるが、2E、6B−ファルネシル酸又はそ
の反応性誘導体としてその幾何異性体との混合物を使用
することもできる。
次に、本発明化合物であるプレドニゾロン2l−(2E
、6E−7アルネシレート)並びに対照化合物として用
いたプレドニゾロン、11β。
17α、21−トリヒドロキシ−1,4−プレグナジー
!−7−3.20−ジオ7 21−[:(ZI  Z)
−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカト
リエノアート〕〔以下、これをプレドニゾロン 2l−
(2Z、6Z−ファルネシレート)と称する〕又は11
β、17α、21−トリヒドロキシ−1゜4−プレクナ
ジxン−3,20−ジオン2l−c(ztE ) −3
,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエ
ノアート〕〔以下、これをプレドニゾロン21− (2
Z、  6 g−7フルネシv−ト) ト称Tる〕につ
いての抗炎症作用の試験及びその結果を示す〇 試験例1 cotton pellet肉芽腫試験エタノールに溶
解させた被検化合物をcottonpelletに浸み
込ませ、乾燥したのちオートクレーブで滅菌した。Wi
star系雄性ラット(体x142〜1649 )を1
#10匹として用い、各々のラットをエーテル麻酔下に
背部正中線に沿って小切開し、上記cotton pe
lletの30±1”9を両側肩甲部皮下に1個ずつ挿
入した。cotton pellet  の挿入後7日
目にラットを層殺し、肉芽朧及び胸腺を摘出してそれら
の重量を測定した。なお、肉芽腫については乾燥後秤量
し、その1jLJiからcottonpelletの重
量を差し引いた値を肉芽重量(左右2個分)とした。ま
た、コントロールとして、被検化合物を含まないエタノ
ールのみを浸み込ませ、乾燥後オートゲレープで滅菌す
ることによって得られたcotton pelletを
用いて同様の試験を行った。
これらの試験結果を第1表に示す。
以下余白 このように本発明化合物のプレドニゾロン2l−(2E
、6E−ファルネシレート)では、対照化合物のプレド
ニゾロンと比較して、抗炎症活性が顕著に高いにもかか
わらず、胸腺の退縮作用が怪減されている。
試験例2 Adjuvant関節炎試験 R55Hs型結核死菌を5TrQ/rrtlの濃度で流
動パラフィン中に懸濁させて調製したadjuvant
のQ、 l meずつをLewi s系雄性ラット(体
重195〜245F)30匹の尾基部皮肉に淡種するこ
とによって関節炎を発症させた。接種後15日目に砥容
積を測定し、右後肢足の容積が同程度になるようにラッ
トを3群(1群10匹)に分けた。後述の実施例4にお
ける方法に従って調製した被検化合物を含有するゲル状
軟膏の100mgずつを、接種後15日目より22日目
までに1日1回ずつラットの右後肢足に塗布した。ラッ
トの右後肢足の容積をl?、[後18日目、20日目、
22日目、25日目、27日目及び29日目に測定した
。またコントロールとしてゲル状軟膏の塗布を行わない
以外は同様の試験を行った。これらの試験結果を第1図
に示す。
第1図から明らかなように、本発明化合物のプレドニゾ
ロン 2l−(2E、6E−ファルネシレート)では対
照化合物のプレドニゾロン 2l−(2Z、6Z−ファ
ルネシレート)と比較して、抗炎症活性の高さ及び抗炎
症作用の持続性が顕著に優れている。
試験例3 ヒト幼若化リンパ球のチミジン取込み抑制試験ステロイ
ドがヒト幼若化リンパ球のチミジン取込みを抑制する作
用の強さが、該ステロイドが有する抗炎症活性の指標に
なり得るものと期待されている〔メデイシナ(medi
ains )第22巻第7号(1985年)第1174
〜1175頁及びメビオ(Mebio)第4巻第8号(
1987年)第78〜92頁参照〕。
クリニカル・アンド・エクスペリメンタル・イムノロジ
ー(CIinical and Experiment
al Irmlunology)第15巻(1973年
)第203〜212頁に記載されている方法に準じて、
本発明化合物のプレドニゾロン 21−(2g、6E−
ファルネシレート)並びに対照化合物のプレドニゾロン
 2l−(2Z、6Z−ファルネシレート)及びプレド
ニゾロン 2l−(2Z、6E−ファルネシレート)に
ついて、フイトヘムアグルチニンによって幼若化された
ヒトリンパ球がチミジンを取り込む作用を抑制する作用
を評価した。すなわち、ヒト末梢血から分取したリンパ
球を、牛胎児血清を20容量チの濃度となるように含有
させたRPMI−1640培養液中に3.3 X 10
5個/dの濃度となるように浮遊させた。得られた混合
物の2−に所定、i度の被検化合物のエタノール溶液を
20μを添加し、二酸化炭素を5容量チの濃度となるよ
うに含有させた空気中37℃の温度で30分間培養を行
った。
得られた混合物に、フイトヘムアグルチニンを1キ/4
の濃度となるように溶解させたRPMI−1640培養
液の20μtを添加し、この混合物を、二酸化炭素を5
容t%の濃度となるように含有させた空気中37℃の温
度で3日間培養した。得られた混合物に3Hで標識され
たチミジン(放射線濃度:10マイクロキユリー/ a
t )を200μを添加し、この混合物をさらに4時間
培養した。得られた混合物中におけるリンパ球を生理食
塩水で3回洗浄することにより沈殿物として得た。この
沈殿物に、濃度0.5規定の水酸化第4級アンモニウム
のトルエン溶液[米国パラカード(Packard )
社製、ツルエン−350(Soluene−aso) 
] ノ0.25 ml及びプソイドクメン含有カクテル
剤〔歌唱パッカード(Packard)社製、バイオニ
ック7 a −(Hionic−Flour) )の5
−をそれぞれ加えた後、リンパ球に取り込まれた虫で標
識されたチミジンの素をシンチレーションカウンターで
測定した。この取り込まれたチミジンの量に基づいて、
被検化合物を添加しない以外は同様の試験を行った場合
に測定されたチミジンの量を基準としてチミジンの取り
込みに対する抑制率を算出した。これらの結果を第2図
に示す。
第2図から明らかなように、本発明化合物のプレドニゾ
ロン 2l−(2E、6E−ファルネシレート)では、
対照化合物のプレドニゾロン2l−(2Z、5z−ファ
ルネシレート)及びプレドニゾロン 21  (2Z、
6E−ファルネシレート)と比較して、フイトヘムアグ
ルチニンによって幼若化されたヒトリンパ球がチミジン
を取り込む作用を抑制する作用が強い。
プレドニゾロン 2l−(2E、6E−7アルネシレー
ト)は抗炎症剤として優れた特性を有するものであり、
さらに毒性試験においても低毒性であることが確認され
た。プレドニゾロン 2l−(2E、6g−ファルネシ
レート)の急性毒性値(Lllko (ddy系雄性マ
ウス、体重23.6〜26.Sl、1群5匹、皮下注射
)〕は2,000+’W/呻以上であった。
以上の薬理試験の結果より、プレドニゾロン2l−(2
E、6E−ファルネシレート)は各種要因による炎症の
治療のための薬剤として有用である0 本発明によればプレドニゾロン 2l−(2K。
6E−ファルネシレート)を含有してなる薬剤組成物が
提供される。薬剤組成物の投与は経口用又は非経口用の
いずれであってもよい。経口用剤型としては散剤、錠剤
、乳剤、カプセル剤、顆粒剤、液剤(チンキ剤、流エキ
ス剤、酒精剤、懸濁剤、リモナーゼ剤、シロップ剤など
を含む)などが挙げられる。ま之非経口用剤型としては
注射剤、点滴剤、軟膏剤、硬膏剤、液剤(酒精剤、チン
キ剤、ローション剤などを含む)、湿布剤、塗布剤、噴
霧剤、散布剤、リニメント剤、クリーム剤、乳剤、溶剤
などが挙げられる。
投与tは症状に応じて異なるが、経口用の製剤、注射剤
、点滴剤の場合、プレドニゾロン 2l−(2E、sg
−ファルネシレート)として成人1日当り1〜500〜
、好ましくは5〜100m9の範囲とすることができ、
この投与量を1日1回又は数回に分けて投与することが
できる。また非経口用の外用の場合、プレドニゾロン 
2l−(2E、6E−7アルネシレート)として0.0
1〜10チ濃度の配合でよく、好ましくは0.1〜3弧
の製剤として使用するのがよい。
本発明のプレドニゾロン 2l−(2E、6E−7アル
ネシレート)ニ、単独で用いることもできるし、また薬
剤学的に許容される1!又はそれ以上の適当な担体、賦
形剤などの基剤を含有してなる製剤として用いることも
できる。かかる製剤としては、内用薬、注射剤、外用剤
などが挙げられ、これらの製剤はいずれも通常使用され
る基剤を用いて常法に従って調製することができる。
内用薬の剤型としては、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒
剤、液剤などが挙げられる。これらの製剤を製造する際
に用いられる賦形剤としては、例えば乳糖、蔗糖、デン
プン、結晶セルロース、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ
糖、炭酸カルシウム、カオリンなどが挙げられ、結合剤
としては例えば、t’リヒニルアルコール、メチルセル
ロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、シェラツク
、白糖などが挙げられ、また滑沢剤として例えばホウ酸
、固体状ポリエチレングリコール、ステア ’Jン酸マ
グネシウム、タルクなどが挙げられる。さらにこれらの
製剤に、通常便用される着色剤、崩壊剤、矯味剤などを
配合することができる。なお、錠剤は常法にエリコーテ
ィングされてもよい。
注射剤を製造する際、溶剤として、例えば水、エチルア
ルコール、ポリエチレンクリコール、フロピレンゲリコ
ール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類
などを便用することができる。なお、この場合、等張性
の溶液を調製するに十分な量の食塩、ブドウθ舅、グリ
セリンなどを製剤中に含有せしめてもよく、また通常使
用される田調整剤、緩衝剤、安定化剤などを添加しても
よい。なお、上記の注射剤は、懸濁注射剤として局所的
に、例えば関節内注射剤として使用することもできる。
外用剤の剤型としては、例えば軟膏(油脂性軟膏、乳剤
性軟膏、水溶性軟膏など)、液状塗布剤、ローション、
パウダー、貼付剤、噴霧剤、吸入剤、坐剤などが挙げら
れる。軟膏としては、例えば脂肪、脂肪油、ワセリン、
パラフィン、ろう、ラノリン、アルコール類、粘土鉱物
、界面活性剤、水などの1種又はそれ以上を基剤として
用いることによって適当な性状のものを得ることができ
る0軟膏の…は、着色が抑制される観点から5〜8の範
囲内であることが好ましく、6.0〜7.5の範囲内で
あることがより好ましく、6.5〜7.0の範囲内であ
ることが特に好ましい。また軟膏はプレドニゾロン 2
l−(2E、6E−ファルネシレート)の患部への吸収
を促進するために、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジ
イソフロピル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸
ジエチルなどのジカルボン酸ジエステル;ミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピルなどのモノカ
ルボン酸エステル、N−エチル−N−(2−メチルフェ
ニル)−2−ブテンアミド、1−ドデシルアザシクロへ
ブタン−2−オン、スクアラン、尿素、レシチンなどの
吸収促進助剤を含有していることが望ましい。軟膏のう
ちでもとくにプレドニゾロン 2l−(2E、6E−フ
ァルネシレート)の患部への吸収性が良好である点から
ゲル状の形態の軟膏が好ましい。かかるゲル状軟膏は、
例えば、プレドニゾロン 2l−(2E、6E−ファル
ネシレー))i7’ロピレングリコール、フチレンゲリ
コール、分子量1000未満のポリエチレングリコール
(例工ば、マクロゴール400など)などのグリコール
類;カルボキシビニルポリマー、セルロース系ポリマー
(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒト
ミキシプロピルセルロースなど)、分子量1000以上
のポリエチレングリコール(例工ば、マクロゴール15
00.マクロゴール4000、マクロゴール6000な
ど)などのjltflJiイソプロピルアルコール、エ
タノールなどの低級アルコールなどのアルコール;前述
のごとき吸収促進助剤;及び水(精製水)からなり、プ
レドニゾロン 2l−(2E、6g−ファルネシレート
)の該ゲル状軟膏中の配合量は、0.01〜10重量%
であることが好ましく、0.1〜3重量%であることが
より好ましい。グリコール類は該ゲル状軟膏の5〜30
重量%となるように配合することが好ましく、10〜2
0重量%となるように配合することがより好ましい。増
粘剤は該ゲル状軟膏の0.1〜51ilチとなるように
配合するととが好ましいが、増粘剤としてはカルボキシ
ビニルポリマーを単独で使用するか、カルボキシビニル
ポリマー、セルロース系ポリマー及び分子量1000以
上のポリエチレングリコールをそれぞれ0.1〜4重量
%、0,1〜4重fjkチ及び0.1〜3重量%の配合
割合、より好ましくは0.5〜2ft%、0.5〜2重
量%及び0.5〜1.5重t%の配合割合となるように
併用するのが好適である。アルコールは該ゲル状軟膏の
10〜70重i[となるように配合することが好ましく
、30〜60重f%となるように配合することがより好
ましい。吸収促進助剤は該ゲル状軟膏の1〜10重量%
となるように配合することが好ましく、3〜7重量%と
なるように配合することがより好ましい。また水(精製
水)の配合量はゲル状軟膏の10〜50重量%であるこ
とが好ましく、20〜40重量%であることがより好ま
しい。なお、ゲル状軟膏には必要に応じて、トリインフ
ロパノールアミン、ジイソプロパツールアミンなどのア
ミン、アンモニア、水酸化ナトリウムなどの…調整剤;
2−ヒドロキシー4−メトキシベンゾフェノン、p−ア
ミノ安息香酸エチルなどの紫外線吸収剤などをさらに配
合してもよい。液状塗布1剤としては、例えば水及び水
と混合する溶剤を基剤として用い、さらに必要に応じて
適当な溶解補助剤を用いて調製された水性液剤、グリセ
リン又はプロピレングリコールを基剤として用いて調製
された液剤、アルコールを基剤として用いて調製された
チンキ剤などが挙げられる。ローションとしては、例え
ば懸濁性ローション、乳剤性ローションが挙げられ、こ
れらのローションは乳化剤、懸濁化剤(分散剤、増粘剤
、湿潤剤など)、保護剤などの1種又はそれ以上と水と
を用いて調製される。パウダーは、例えばメルク、カオ
リン、デンプン、酸化亜鉛などの適当な粉末基剤を用い
てXSされる。貼付剤としては、例えばパップ剤又は粘
着テープに本発明のプレドニゾロン 2l−(2E、6
E−ファルネシレート)を配合したものなどが挙げられ
る。
噴霧剤及び吸入剤としては、例えば本発明のブレドニゾ
ロン 2l−(2E、6E−ファルネシレート)を適当
な溶剤に溶解又は懸濁させ、それにフルオロカーボン、
炭酸ガス、液化石油ガスなどの適当なプロペラントを加
えて調製されたエアロゾル剤;適当な噴霧装置を利用し
て噴霧される噴霧剤などが挙げられる。また坐剤は、例
えばカカオ脂、ラノリン、脂肪酸トリグリセライドなど
の油脂;ポリエチレングリコール;ゼラチンなどを基剤
として用いて調製される。
〔実施例〕
以下に、本発明を実施例により具体的に説明する。なお
、本発明はこれらの実施例により限定されるものではな
い。
プレドニゾo y20.0 ? (55,5rrrno
l )、ピリジン6、 Of (75,8mmol )
及びテトラヒドロフラン300WLlの混合液中に水冷
下、(E、E)−3゜7.11−1リメチル−2,6,
10−ドデカトリエン酸クロリドと(Z、E)−3,7
,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン酸
クロリドとの混合物(モル比:約6対4 ) 13.O
f (51,0mmol )とテトラヒドロフラン10
rttlの混合液を滴下した。
滴下終了後、水冷下で3時間攪拌したのち、室温で一晩
攪拌した。次に、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。続いて有機層を飽和塩化アンモニウム水、飽
和重曹水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した0低沸点化合物を留去して得られる残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢
酸エチルとへキサンとの混合溶媒)に付することにより
、プレドニゾロン 2l−(2E、  611i1:−
ファルネシレート)とプレドニゾロン 2l−(2Z、
6E−ファルネシレート)との混合物13.1rを白色
固体として得念。この混合物を100m/のジエチルエ
ーテルを用いて洗浄することにより、下記の物性を有す
るプレドニゾロン 2l−(2E。
6E−7アルネシレート) 6.21 (10,7,m
mol )を白色結晶として得た。収率19・6(1更
用したグレドニゾロン基準)。
融点:152〜154℃ FD−Massスペクトル:578(M+)”H−NM
Rxベクトル(500MHz )  δCDα3・TM
S ’ 7.29(d、 J=10出、LH);6.28(d、
 J=10Hz、 IH) ;6.02(!l、 LH
) ;5.81(!l、 LH) ;5.10(m、 
2H) 。
5.05(d、 J=18Hz、 1M) ;4.89
(d、 J=18Hz、 IH);4−49 (rrL
、L H) ; 2.17 (S、 3 H) ; 1
.70 (s、3 H) ;1.63(!II、 6H
) ;1.47(s、 3H) ;1.00(s、 3
)I)13cmNMRスペクト” (125MHz )
  δCD5QD 。
206.4.187.9.173.6.166.5.1
61.4.159.0゜136.3.131.2.12
6.8.124.4.123.2.121.5゜115
.1.89.7.69.9.67.5.56.4.51
.9.45.1゜40.9.39.8.39.3.34
.6.33.7.32.2.3]、7゜26.8.26
.0.24.9.23,9.20.63.20.57.
18.1゜16.8. 16.3. 15.2 次に本発明のプレドニゾロン 2l−(2E。
6E−ファルネシレート)を含南する製削例を示す。
実施例2 錠 剤 プレドニゾロン 2l−(2E、6E−ファルネシレー
ト)102コーンスターチ            6
57カルポキンセルロース        20?ポリ
ビニルピロリドン         3yステアリン酸
カルシウム       2り全      量   
         1001常法にエリ1錠100!グ
の錠剤を調製した。錠剤1錠中、プレドニゾロン 21
−(2g、6E−7アルネシレート)を10グよ有する
実施例3 散剤、カプセル剤 フ゛レドニソ°ロン 2l−(2E、6E−ファル不シ
レート)  5り結晶セルロース          
 95?全      量           10
09両粉末を混合して散剤とした。また、この散剤を5
号のハードカプセルに充填してカプセル剤とした。
実施例4 ゲル状軟膏 プレドニゾロン 2l−(2E、6E−ファルネシレー
ト)1.6Fカルボキシビニルポリマー(和光純薬工業
株式会社展、ハイビスワコ−104)        
           1.2fヒトaキシプロピルメ
チルセルロース2910(信越化学工業株式会社製、メ
トローズ60SH−50)    1.Orマクロゴー
ル 400        14.Orマクロゴール 
4000       1.Orセバシン酸ジエチル(
日光ケミカルズ株式会社裂、ニラコールDES−8P)
                5.Orイソプロピ
ルアルコール        48.Ofトリイソプロ
パツールアミン       o、ssy全     
 量           100.00 rカルボキ
シビニルポリマー1.22を精製水22.82中に分散
させ、この分散液に、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース2910 1.0yのイソプロピルアルコール24
.Of中の分散液を加えることによって混合物を得た。
プレドニゾロン 2l−(2E、6g−ファルネシレー
ト)1.6rをセバシン酸ジエチル5.0?及びイソプ
ロピルアルコール24.Orの混合液に溶解させ、得ら
れた溶液を前記混合物と混合した。得られた混合物をマ
クロゴール400 14.Of及びマクロゴール400
01.02と混合し、次いでトリイソプロパツールアミ
ン0.5!IM’の精製水0.55f中の溶液及び精製
水4.3 Ofと混合した。
実施例5 水混和性クリーム プレドニゾロン 2l−(2E、6E−7アルネシレー
ト)1.0%w/w みつろう(白色)        15.0チw/wセ
トステアリルアルコールRP C7,0% W/Wセト
マクロゴルI O00B P C3,04w/w液体バ
ラフイy B P        5.0%W/Wクロ
ロクレゾール        o、i%w/w精 製 
水          100重量部とする量粒子サイ
ズがその粒子数の95俤が5μ以下に小さくなるまで、
プレドニゾロン 2l−(2E。
6E−ファルネシレート)を少食の液体パラフィンと共
にボールミル処理した。使用すべき水を100℃に加熱
し、クロロクレゾールを加え、攪拌して溶解させ、そし
て65℃に冷却した。みつろう、セトステアリルアルコ
ールおよびセトマクロゴルを一緒に溶融させ、そして6
5℃に保った。
プレドニゾロン 2l−(2E、6に一ファルネシレー
ト)の懸濁液を加え、そして残余の液体パラフィンをす
すぎに使用した。60℃のプレドニゾロン 2l−(2
E、6E−ファルネシレート)の油相を65℃のクロロ
クレゾール水性相に加えそして迅速に攪拌しつつこの乳
剤をゲル化点(40〜45℃)を越えて冷却させた。ク
リームが固化するまで低速で攪拌をつづけた。
プレドニゾロン 21−(2g、6E−ファルネシレー
ト)1.Ofセトステアリルアルコール       
    1.5P2−オクチルドデカノール     
     12.0 ?モノステアリン酸グリセリン 
        15.Ofポリオキシエチレンステア
リルエーテル     3.0?セパシン酸ジエチル 
         10.0 rp−ヒドロキシ安息香
酸メチル        0.22全      量 
  、        100.Ofプレドニゾロン 
2l−(2E、6E−ファルネシレート)14、セトス
テアリルアルコール1.5F、2−オクチルドデカノー
ル12F、モノステア、リン酸グリセリン152、ポリ
オキシエチレンセトステアリルエーテル32及びセバシ
ン酸ジエチル10?を混合し、約75℃で溶融した。
別にp−ヒドロキシ安息香酸メチルo、2?を精製水5
7.3 Fに溶解して約75℃に保ち、この溶液を先の
調製液に添加したのち攪拌下に乳化させ、冷却してクリ
ーム剤を得た。
実施例7 エーロゾル成形 プレドニゾロン 2l−(246E−ファルネシレート
)0.05%エタノール            1o
  チレシチン              0.2係
ジクロルジフルオルメタンとジクロルテトラフルオルエ
タンの混合物(70:30混合物)  100%になる
量上記の各成分を混合してエーロゾルとした。
参考例1 実施例1において得られたジエチルエーテルの洗浄液を
減圧下に濃縮し、得られた濃縮液6.97を高速液体ク
ロ°7トグラフイー(カラム充填剤ニジリカゲル;展開
溶媒ニジクロルメタンとジオキサンとの混合溶媒)に付
することにより、下記の物性を有するプレドニゾロン 
2l−(2Z、6E−ファルネシレー) ) 1. O
? (1,7mmol )を粘稠な淡黄色液体として得
た。収率3慢(使用したプレドニゾロン基準)。
FD−Massスペクトル: s 78 (M+)IH
−NMRスペクトル(500■t)4昂3ニア、27(
d、 J=10Fiz、 LH) ;6.2s(d、 
J=lQHz、 IH);6.02(s、 IH) ;
5.78(s、 IH);5.15(m、 LH);5
.09(m、 LH);5.03(d、 J=18Hz
、 1f();4.87 (d* J 工18 Hz 
、I H) ; 4.49 (’r’−I H) ;1
.93(8,3H);1.67(8,3H);1.60
(s、 6H);1.46 (s、 3M) ; 1.
00 (s、 3H)参考例2 (Z、  Z)−3,7,11−)リメテル−2,6,
10−ドデカトリエン酸12.Of (51,Qmmo
l ) 、塩化チオニル6.7 f (56mmol 
)及びベンゼン100dの混合液を2時間、加熱還流し
た。得られた反応混合液を減圧下に濃縮することにより
酸クロリドを13.Of (51,Ommol )得た
。実施列1において()E、  E )−3,7,11
−1リメチル−2,6,10−ドデカトリエン酸りaリ
ドと(Z、  E )−3,7゜11−トリメチル−2
,6,10−ドデカトリエン酸クロリドとの混合物13
.O? (51,Ommol )の代りに上記の酸クロ
リド13. O? (51,Ommol )を用いる以
外は同様な方法で、反応及び反応混合物の処理を行うこ
とによって、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
る分填物としてプレドニゾ07 21−(2Z、6Z−
7フルネシレート)と11β、17α、21−トリヒド
ロキシ−1,4−プレグナジェン−3,20−ジオン 
21−[(E。
Z) −3,7,11−1−リメチル−2,6,10−
ドデカトリエノアート〕との混合物を11.5F得た。
この混合物を高速液体クロマトグラフィー(カラム充填
剤:オクタデシルシリル化シリカゲル;展開溶媒:メタ
ノールと水との混合溶媒)に付することにより、下記の
物性を有するプレドニゾロン21−(2Z、  6 Z
−7フルネシレー) ) 1.59(2,6mmol 
)を粘稠な淡黄色液体として得た。収率5%(02!用
したプレドニゾロン基準)。
FD−Massスペクト# : 578 (M+)”H
−NMRスペクト#(500MHz )  a CDα
3・TMS  ’ 7.26(d、 J=10Hz、 IH);6.27 
(d、 J=10Hz、 LH) ;6.01(s、 
LH) ;5.78(s、 IH) ;5.15(m、
 2H) ;5.03(d、 J=18Hz、 LH)
;4.86(d、 J=18Hz、 IH) ; 4.
48(m、 LH) ;1.93(s、 3H);1.
68(s、 6H);1.61(s、 3H);1.4
6(s、 3H) ;0.99(s、 3H)〔発明の
効果〕 本発明により提供されるプレドニゾロン 2l−(2E
、6E−ファルネンレート)では、前記の薬理試験の結
果から明らかなとびり、対照化合物のプレドニゾロン及
びプレドニゾロン 2l−(2E、6E−ファルネシレ
〜ト)以外のプレドニゾロン 21−ファルネンレート
の幾何異性体と比較して顕著に優れ之抗炎症作用が認め
られ、しかもプレドニゾロンに認められるような副作用
が軽減されている。またプレドニゾロン 2l−(2E
、6g−7アルネシレート)を含有する抗炎症剤は該プ
レドニゾロン 2l−(2E、6F2−7アルネシレー
ト)が有する優れた抗炎症作用を効果的に発現させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は試験列2におけるAdjuvant関節炎試験
の結果を示す。縦軸はラットの右後肢足d積の各群での
平均値を示す。また第2図は試、1倹例3におけるヒト
幼若[ヒリ/パ球のチミジン取込み抑制試験の結果を示
す。横軸は3Hで標識されたチミジンを添加して得られ
る混合物に訃ける被検化合物の濃度を示す。 第  1  図 □  コントロール 峯    コントロールに対して有意差あり、P<0.
051    コントロールに対して有意差あり、P<
0.01#   対照化合物に対して有意差あり、P<
0.05第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される11β,17α,21−トリヒドロキシ−1
    ,4−プレグナジエン−3,20−ジオン21−〔(E
    ,E)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ド
    デカトリエノアート〕。 2、請求項1記載の11β,17α,21−トリヒドロ
    キシ−1,4−プレグナジエン−3,20−ジオン21
    −〔(E,E)−3,7,11−トリメチル−2,6,
    10−ドデカトリエノアート〕を有効成分として含有す
    る抗炎症剤。
JP1051737A 1988-03-09 1989-03-02 11β,17α,21―トリヒドロキシ―1,4―プレグナジエン―3,20―ジオン 21―〔(E,E)―3,7,11―トリメチル―2,6,10―ドデカトリエノアート〕及びこれを含有する抗炎症剤 Expired - Lifetime JP2653695B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3488421A (en) * 1966-07-15 1970-01-06 Angeli Inst Spa Terpenic esters of glucocorticoids

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