JPH01314798A - パルプ供給装置 - Google Patents

パルプ供給装置

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JPH01314798A
JPH01314798A JP13947088A JP13947088A JPH01314798A JP H01314798 A JPH01314798 A JP H01314798A JP 13947088 A JP13947088 A JP 13947088A JP 13947088 A JP13947088 A JP 13947088A JP H01314798 A JPH01314798 A JP H01314798A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、抄紙機に種箱を介してパルプを供給するパル
プ供給装置に係り、特に抄紙機に供給されるパルプの流
量変動および濃度変動を大幅に抑制できるパルプ供給装
置に関する。
[従来の技術] 第6図は、抄紙機にパルプを供給するための従来のパル
プ供給装置を示すもので、図中、符号1は溢流PJl 
aと秤量弁槽1bとオーバフロー槽lcとからなる種箱
であり、マシンチエスト2から種揚ポンプ3を介し前記
溢流槽1aに揚送されたパルプは、溢流槽1a上端から
溢流して秤量弁槽1bに供給されるようになっている。
そしてこの秤量弁槽1bの底部から送出されたパルプは
、秤量弁4を介して白水ビット5からの白水とともにフ
ァンポンプ6の入側に導かれ、このファンポンプ6によ
り図示しない抄紙機に送られるようになっている。
−・方、前記秤量弁槽ibの上端から溢流したパルプは
、第6図に示すようにオーバフロー槽ICに流下して戻
し管7を介し前記マシンチエスト2に戻され、種箱1と
マシンチエスト2との間を循環するようになっている。
また、前記種揚ポンプ3出側の配管には、第6図に示す
ように濃度検出器8が設けられており、この濃度検出器
8からの信号に基づき開度制御される調節弁9により、
前記種揚ポンプ3の入側に稀釈水が供給されて濃度制御
がなされるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、抄紙機で抄造される紙製品の品質を向上させ
るためには、抄紙機に供給されるパルプに流量変動がな
く、しかもその濃度が一定していることが必要である。
そしてそのためには、種箱内のパルプの液位および濃度
を安定させることが要求される。
そこで、従来のパルプ供給装置では、種箱lを溢流槽1
aと秤量弁槽1bとオーバフロー槽ICとから構成し、
秤量弁槽1bの液位を安定させるようにしているが、こ
の方式では、秤量弁槽1bの液面を積極的に制御するこ
とができず、マシンチエスト2の液面変動により、秤量
弁槽1bの液面が±5mm程度変動し、秤量弁4を流れ
るパルプの流量が変動するという問題がある。
そこで従来は、秤量弁槽1bの液面変動による影響を可
及的少なくするため、種箱lを可能な限り高所に設置す
る方法を採っているが、この場合には、マシンチエスト
2から溢流槽1aまでのパルプの揚送距離が長くなり、
種揚ポンプ3の消費電力が嵩むという問題がある。特に
、前記従来のパルプ供給装置では、余分なパルプを種箱
1からマシンチエスト2に戻すオーバフロ一方式を採用
しているため、この傾向が著しい。
また、前記従来のパルプ供給装置では、マシンチエスト
2に濃度変動が生じた場合に、濃度検出器8でこれを検
出して種揚ポンプ3の入側に稀釈水を供給するようにし
ているが、濃度が変動したパルプが、マシンチエスト2
から濃度検出器8に到るまでに一定の時間遅れがあり、
濃度制御はその後行なわれることになるので、秤量弁槽
1b内のパルプの濃度変動が大きくなるという問題があ
る。第7図はこの状態を示す。第7図において、△C1
はマシンチェスト2出口の濃度変動量、△C2は濃度検
出器8における濃度変動量、Tは稀釈水流入から濃度検
出器8に到るまでの到達時間をそれぞれ示す。
すなわち、マシンチエスト濃度が△C1変化すると、時
間Tだけ遅れて濃度検出器通過濃度が△C2変化する。
この変動量△C2は、マシンチエスト2からのパルプそ
のものであるので、マシンチェス1ル濃度の変動量△C
1と同一である。
濃度検出器8が濃度変化を検出すると、稀釈水が種揚ポ
ンプ3の入側に供給されて濃度制御されることになるが
、種揚ポンプ3出側から濃度検出器8までの配管内にあ
るパルプは、濃度制御されることなく時間Tだけそのま
ま種箱1に送られることになる。このため、秤量弁槽1
b内のパルプの濃度変動が大きくなるという問題がある
。特に、従来のパルプ供給装置の種箱lでは、秤量弁槽
1bの上端からパルプをオーバフロー槽1cに流下させ
る方法を採っているのでスライムが発生し易く、発生7
成長したスライムが一度にマシンチエスト2に送られて
マシンチエスト濃度の変動幅が太きくなるので、大きな
問題となる。
本発明は、かかる現況に鑑みなされたもので、その第1
の目的は、秤量弁を介して抄紙機に送られるパルプの流
量変動を大幅に抑制することができるパルプ供給装置を
提供することにある。
本発明の第2の目的は、秤量弁を介して抄紙機に送られ
るパルプの濃度変動を大幅に抑制することができるパル
プ供給装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記第1の目的を達成する手段として、溢流
槽と:溢流槽の上端全周縁から溢流したパルプが供給さ
れ、底部から送出されたパルプが秤量弁を介して抄紙機
に導かれる秤量弁槽と:前記溢流槽および秤量弁槽とと
もに種箱を構成し、秤量弁槽の上端から溢流したパルプ
が供給される液面制御槽と:液面制御槽の底部から送出
されたパルプを、循環ポンプを介して前記溢流槽の底部
に戻す循環ラインと:前記液面制御槽に設けられた液面
検出器からの信号に基づき液面制御槽にパルプを補給し
、液面制御槽の液面をほぼ一定に制御するパルプ補給ラ
インと:を備えたことを特徴とする。
また本発明は、前記第2の目的を達成する手段として、
前記構成に加え、前記溢流槽内のパルプの濃度を検出す
る濃度検出器と:この検出器からの信号に基づき、前記
循環ポンプの入側に稀釈水を供給する稀釈水供給ライン
と:を備えたことを特徴とする。
そして本発明においては、循環ポンプ出側の流量を、秤
量弁槽から秤量弁側に送出されるパルプの最大流量の1
3倍以上に設定することが好ましい。また、パルプ補給
ラインからのパルプを、液面制御槽の一側壁の上下方向
中間部に設けられた供給口からほぼ水平に吐出して液面
制御槽に補給し、かつ液面制御槽の前記一側壁に対向す
る対向側壁の前記供給口に対向する部位に、供給口側に
凹状をなす拡散部を設けるようにすることがより好まし
い。
[作用] 本発明に係るパルプ供給装置においては、種箱が溢流槽
と秤量弁槽と液面制御槽とから構成され、この種箱内の
パルプは、循環ラインを介して常時循環している。そし
て、秤量弁槽から秤量弁を介し抄紙機に送られた量と同
量のパルプが、パルプ補給ラインから液面制御槽に補給
され、液面制御槽の液面がほぼ一定に制御される。これ
により、液面制御槽の液面変動を、±3n+m程度にす
ることができる。なお、循環ポンプの流量変動は、その
入口側ヘット(すなわち液面制御槽の液面)の変動によ
り変化するが、±3mm程度では流量変化はほとんどな
く、したがって、秤量弁槽の液面変動を±1闘程度に抑
えることができる。これにより、種箱の設置位置を従来
に比較して大幅に低くすることが可能となる。
ところで、パルプ補給ラインから補給されるパルプの濃
度が、種箱内のパルプ濃度と同一であれば、濃度変動は
生じない。ところが、パルプ補給ラインから補給される
パルプの濃度は一定ではないので、種箱内のパルプ濃度
が変動するおそれがある。
そこで、本発明に係るパルプ供給装置においては、溢流
槽内のパルプ濃度を検出する濃度検出器を設け、この検
出器からの信号に基づき、稀釈水供給ラインからの稀釈
水を循環ポンプの入側に供給するようにしている。そし
てこれにより、秤量弁槽内のパルプ濃度の変動が抑制さ
れる。
すなわち、パルプ補給ラインからのパルプは、液面制御
槽に補給され、秤量弁槽から溢流してきたパルプと混合
される。このため、パルプ補給ラインからのパルプに濃
度変動があっても、液面制御槽の濃度変動は少なく、し
たがって秤量弁槽の濃度変動を大幅に抑制できる。そし
てこの際、循環ポンプ出側の流量を、秤量弁槽から秤量
弁側に送出されるパルプの最大流量の1.3倍以上とす
ることにより、秤量弁槽から液面制御槽への溢流量が増
大し、液面制御槽の濃度変動をより少なくできる。また
、パルプ補給ラインからのパルプを、液面制御槽の一側
壁の」1下方向中間部に設けられた供給口からほぼ水平
に吐出させて液面制御槽に補給し、かつ液面制御槽の前
記一側壁に対向する対向側壁の前記供給口に対向する部
位に、供給口側に凹状をなす拡散部を設4−することに
より、液面制御槽の液面を波立たせることなく、迅速か
つ良好に混合させることができ、死に種の発生がなくな
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係るパルプ供給装置の一例を示すも
ので、図中、符号11は種箱であり、この種箱11は5
溢流槽11aと、秤頃井桁11bと、液面制?al槽1
1 cとから構成されている。
前記溢流槽11aは、第1図ないし第3図に示すように
下端側が漏斗状に絞られた円筒状をなしており、その下
端部には、所定長さの整流管12が接続されている。そ
して、この整流管12の下端部には、第1図および第2
図に示すように循環ポンプ13の出側配管14先端部が
接続され、この出側配管14とともに循環ラインを構成
する循環ポンプ13の入側配管15基端部は、後述する
液面制御槽11cの下端部に接続されている。
前記秤j1弁槽11bは、第1図ないし第3図に示すよ
うに前記溢流槽11aの」二端部を内包する変形漏斗状
をなしており、その上端開口部は、前記溢流Mllaの
上端開口部の位置よりも例えば70mm低く設定されて
いる。そしてこれにより、溢流槽11a内のパルプは、
その上端全周縁から緩やかに溢流して秤量弁槽11bに
供給されるようになっている。また前記秤量弁槽11b
の下端部には、第1図および第2図に示すようにパルプ
送出管16が接続されており、このパルプ送出管16に
は、制御装置17からの信号により開度制御される秤量
弁18が設けられている。そして、秤量弁槽11bの底
部からパルプ送出管16を介し送出されたパルプは、第
1図に示すように白水ピット19からの白水とともにフ
ァンポンプ20の入側に導かれ、このファンポンプ20
により図。
示しない抄紙機に送られるようになっている。
また、前記液面制御槽11cは、第1図ないし第3図に
示すように前記秤量弁槽11bの溢流槽11aとは逆の
側の端部に連続して設けられており、この液面制御槽1
1cには、例えばフランジ型の電子式液面発信器等から
なる液面検出器21が設けられている。そしてこの液面
検出器2Iで設定される液面制御槽11cの液面は、前
記秤量弁槽1 l bの液面よりも例えば50mm低く
設定され、これにより秤量弁槽11bの上端から溢流し
たパルプが液面制御槽11cに緩やかに供給されるよう
になっている。
この液面制御槽11cの第2図における両側の側壁の」
1下方向中間部には、パルプの供給口22および拡散部
23が対向して設けられており、前記供給1]22には
、第1図に示すようにマシンチエスト24内のパルプが
補給管25を介して送られるようになっている。この補
給管25には、第1図に示すように電子式調節弁26お
よび種湯ポンプ27がそれぞれ設けられており、電子式
調節弁26は、前記液面検出器21からの検出信号を人
力とする液面制御装置28により、また前記種湯−ボン
ブ27は、回転数制御装置29およびインパーク30に
よりそれぞれ制御されるようになっている。そしてこれ
により、電子式調節弁26の開度が80%程度になるよ
うに種湯ポンプ27の回転数が制御され、液面制御槽1
1cの液面がほぼ一定に維持されるようになっている。
前記供給口22は、第2図に示すようにその軸線が水平
になるように設置されており、これにより、マシンチエ
スト24からのパルプが供給口22からほぼ水平に吐出
されて液面制御槽lieに補給されるようになっている
また、前記拡散部23は、第2図および第3図に示すよ
うに供給口22側に開口する槌形状をなしており、その
上縁部には、供給口22側に張出す庇23aが形成され
ている。そして、oij記供給[]22から吐出された
パルプは、拡散部23に衝接して減衰拡散し、液面制御
槽11cの液面を汲置たせることなく、液面制御槽11
c内のパルプと迅速かつ斑なく混合されるようになって
いる。
これについては後に詳述する。
一方、前記循環ポンプ13の入側には、第1図に示すよ
うに稀釈水タンク31からの稀釈水が、稀釈水供給管3
2を介して供給されるようになっており、前記稀釈水タ
ンク31には、白水または清水が稀釈水としてフロート
弁33を介し補給されるようになっている。また、前記
稀釈水供給管32には、第1図および第2図に示すよう
に濃度調節弁;34が設けられており、この濃度調節弁
34は、前記溢流槽11a内に設置した濃度検出器35
からの検出信号を入力とする濃度制御装置36により開
度制御されるようになっている。そしてこれにより、マ
シンチエスト24から液面制御槽11c内に補給される
パルプに濃度変動が生じた場合でも、秤量弁槽11b内
のパルプの濃度変動を大幅に抑制できるようになってい
る。
なお、循環ポンプ13から溢流槽11aに供給されるパ
ルプの流量をQ+、秤量弁1’1llbから秤量弁18
側に送給されるパルプの最大流量を02とすると、流量
Q、は、 Q、= (1,3〜1.5 ) Q2  ・・・・・ 
(1)となるように設定されている。したがって、((
)3〜0.5)Q2の流量のパルプが、秤量弁槽1 l
 bから溢流して液面制御槽11cに供給されることに
なる。
次に、本実施例”の作用について説明する。
循環ポンプ13を起動すると、液面制御槽11c内のパ
ルプがその底部から送出され、入側配管15を介して循
環ポンプ13に導かれる。循環ポンプ13から送出され
たパルプは、出側配管14を介して整流管12に導かれ
、ここで整流された後、溢流槽11aの底部に供給され
る。
溢流槽11aに導かれたパルプは、その上端全周縁から
緩やかに溢流して秤量弁槽11bに供給される。そして
、この秤量弁槽11b内のパルプは、その一部が、秤量
弁槽11bの底部から秤量弁18側に送出されて白水ビ
ット19からの白水とともに抄紙機に送られ、また残部
が、秤量弁槽11bの上端から緩やかに溢流して液面制
御槽11cに供給される。
この液面制御槽11cの液面は、液面検出器21により
常時監視され、必要な量のパルプがマシンチエスト24
から種湯ポンプ27および電子式調節弁26を介して補
給される。これにより、液面制御槽11cの液面がほぼ
一定に制御される。通常、その変動幅は±3mm程度で
ある。
ところで、抄紙機で抄造される紙製品の品質を向上させ
るためには、秤量弁18を通過するパルプの流量および
濃度を一定にすることが必要であり、そのためには、秤
量弁槽11bの”液面変動およびパルプの濃度変動を可
及的少なくする必要がある。そこで本実施例では、以下
のような液面制御方法および濃度制御方法を採用し、秤
量弁槽11bの液面およびパルプ濃度の安定化を図って
いる。
まず、液面制御について説明する。
循環ポンプ13の流量変動は、パルプ濃度がほぼ一定で
あるとすると、人口側ヘッド、すなわち液面制御槽11
cの液面の変動により変化することになるが、±3mm
程度ではほとんど流量変化は生じない。このため、秤量
弁槽llbの液面変動を±1mm程度にすることができ
る。
次に、濃度制御について説明する。
液面制御槽110には5マシンチエスト24からパルプ
が補給されるが、その濃度が種箱11内のパルプ濃度と
同一で、しかも変動がなければ、濃度制御の必要はない
。ところが、マシンチエスト24内のパルプの濃度は変
動することがあるので、濃度制御の必要がある。
いま、第4図に示すようにマシンチエスト24内のパル
プ濃度が△C1変動したとする。このパルプは、種湯ポ
ンプ27および電子式調節弁26を介して液面制御槽1
1cに補給されるため、液面制御槽11c内のパルプ濃
度が変動することになる。
ところで、液面制御槽11c内には、変動前の正規濃度
のパルプが貯留されており5しかもマシンチエスト24
からの補給パルプの流量の30〜50%流量の正規濃度
のパルプが、秤量弁槽11bから溢流して液面制御槽1
1cに供給されるので、液面制御槽11cの濃度変動は
、第4図に示すように極めて緩やかである。この液面制
御槽11c内のパルプは、循環ポンプ13を介し溢流槽
11aに供給され、最終的には秤量弁槽11bに供給さ
れることになるので、秤量弁槽11b内のパルプ濃度も
変動することになるが、溢流槽11a内のパルプ濃度が
変動すれば、濃度検出器35がこれを検出して循環ポン
プ13の入側に稀釈水が供給され、しかも溢流槽11a
内のパルプ濃度は極めて緩やかであるので、濃度変動と
稀釈水の供給との間に多少の時間遅れがあっても、第4
図に示すように溢流槽11a内のパルプ濃度の変動量△
C,lを小さなものとすることができる。このため、秤
量弁槽11b内のパルプ濃度の変動を、従来の場合に比
較して大幅に抑制することができる。
ところで、マシンチエスト24からの補給パルプは、前
述のように供給口22からほぼ水平に吐出されて液面制
御槽11cに補給され、しかも供給口22の対向側壁に
は、上端縁に庇23aを有1−る拡散部23が設けられ
ている。このため、供給[」22から吐出された補給パ
ルプは、第5図に矢印で示すようにその吐出圧で拡散部
23に衝接し、拡散部23の内面形状に倣って減衰しな
から拡散することになる。このため、アジテータ等を用
いることなく、迅速かつ均一にパルプを混合することが
でき、安定した濃度制御が可能となる。
また、拡散部23上端縁の庇23aにより、拡散部23
の内面に衝接して上方に流れるパルプによる液面の盛り
上がりが防止され、秤量弁槽11bとの液面差が小さい
ことと相俟って、制御槽11cの液面の波立ちをほぼ完
全に抑えることができる。このため、液面制御槽11c
における液面制御を安定させることができ、結果として
、秤量弁槽11bの液面変動をより少なくすることがで
きる。また、種箱11の形状、特に液面制御槽llCの
形状がシンプルであり、しかもオーバフロ一方式を採る
従来のものと異なり、パルプと空気との接触が少ないの
で、スライムの発生をほぼ完全に防止することができる
また、循環ポンプ13は、ポンプ入口側ヘッドが大きく
揚程が1mm以下となり、容量の小さなモータで駆動す
ることができ、また種湯ポンプ27は、従来のオーバフ
ロ一方式と異なり、必要な量のパルプのみを揚送すれば
よく、しかも種湯ポンプ27は、電子式調節弁26の弁
開度が80%程度になるようにインバータ30により回
転制御されるので、循環ポンプ13での消費電力を考慮
しても、従来のものより電力費を削減できる。
なお、前記実施例においては、液面制御槽11cに補給
するパルプを、マシンチエスト24から送給する場合に
ついて説明したが、薬品の定着時間に問題がなければ、
マシンチエスト24は省略することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、種箱を、溢流槽と秤量弁
槽と液面制御槽とから構成するとともに、循環ラインに
より種箱内でパルプを循環させ、かつパルプ補給ライン
からのパルプを液面制御槽に補給し、液面制御槽の液面
がほぼ一定となるようにしているので、秤量弁槽の液面
変動が大幅に少なくなり、秤量弁を介し抄紙機に送られ
るパルプの流量変動を抑制できる。また、従来のものに
比較して、消費電力を削減することができる。
また、本発明は、溢流槽の濃度変動を検出し、稀釈水供
給ラインからの稀釈水を、循環ポンプの入側に供給する
ようにしているので、秤量弁槽の濃度変動が少なくなり
、秤量弁を介し抄紙機に送られるパルプの濃度変動を抑
制できる。
そしてこの際、循環ポンプ出側の流量を、秤量弁側に送
られるパルプの最大流量の13倍以上とすることにより
、秤量弁槽の濃度変動をより少なくすることができる。
また、パルプ補給ラインからのパルプを、液面制御槽の
一側壁の上下方向中間部に設けられた供給口からほぼ水
平に吐出させて液面制御槽に補給し、かつ液面制御槽の
前記一側壁に対向する対向側壁の前記供給口に対向する
部位に、供給口側に凹状をなす拡散部を設けることによ
り、液面制御槽の液面を装置たせることなく、迅速かつ
良好にパルプを混合させることができ、死に種の発生を
防止できるとともに、液面制御をより安定させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すパルプ供給装置の系統
図、第2図は種箱の構成を示す部分破削正面図、第3図
は第2図の要部平面図、第4図は本発明に係るパルプ供
給装置における濃度制御を示すタイムチャート、第5図
は液面制御槽におけるパルプの混合状態を示す説明図、
第6図は従来のパルプ供給装置を示す系統図、第7図は
従来のパルプ供給装置における濃度制御を示すタイムチ
ャートである。 ll:種箱 + 1a:溢流槽 11b:秤M井桁 11c:液面制御槽 13:循環ポンプ 14:出側配管 15:入側配管 16:パルプ送出管 18:秤量弁 I9.白水ビット 20−ファンポンプ 21、液面検出器 22:供給口 23:拡散部 23a:庇 24:マシンチエスト 25、補給管 26:電子式調節弁 27:種湯ポンプ 30:インバータ 31:稀釈水タンク 32:稀釈水供給管 34:濃度調節弁 35:濃度検出器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)溢流槽と、 溢流槽の上端全周縁から溢流したパルプが供給され、底
    部から送出されたパルプが秤量弁を介して抄紙機に導か
    れる秤量弁槽と、 前記溢流槽および秤量弁槽とともに種箱を構成し、秤量
    弁槽の上端から溢流したパルプが供給される液面制御槽
    と、 液面制御槽の底部から送出されたパルプを、循環ポンプ
    を介して前記溢流槽の底部に戻す循環ラインと、 前記液面制御槽に設けられた液面検出器からの信号に基
    づき液面制御槽にパルプを補給し、液面制御槽の液面を
    ほぼ一定に制御するパルプ補給ラインと、 を具備することを特徴とするパルプ供給装置。 2)溢流槽と、 溢流槽の上端全周縁から溢流したパルプが供給され、底
    部から送出されたパルプが秤量弁を介して抄紙機に導か
    れる秤量弁槽と、 前記溢流槽および秤量弁槽とともに種箱を構成し、秤量
    弁槽の上端から溢流したパルプが供給される液面制御槽
    と、 液面制御槽の底部から送出されたパルプを、循環ポンプ
    を介して前記溢流槽の底部に戻す循環ラインと、 前記液面制御槽に設けられた液面検出器からの信号に基
    づき液面制御槽にパルプを補給し、液面制御槽の液面を
    ほぼ一定に制御するパルプ補給ラインと、 前記溢流槽内のパルプの濃度を検出する濃度検出器と、 この濃度検出器からの信号に基づき、前記循環ポンプの
    入側に稀釈水を供給する稀釈水供給ラインと、 を具備することを特徴とするパルプ供給装置。 3)循環ポンプ出側の流量は、秤量弁槽から秤量弁側に
    送出されるパルプの最大流量の1.3倍以上に設定され
    ていることを特徴とする請求項2記載のパルプ供給装置
    。 4)パルプ補給ラインからのパルプは、液面制御槽の一
    側壁の上下方向中間部に設けられた供給口からほぼ水平
    に吐出されて液面制御槽に補給され、かつ液面制御槽の
    前記一側壁に対向する対向側壁の前記供給口に対向する
    部位には、供給口側に凹状をなす拡散部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項2または3記載のパルプ供給
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04153388A (ja) * 1990-10-11 1992-05-26 M Syst Giken:Kk パルプ液供給装置
CN106625982A (zh) * 2016-10-19 2017-05-10 河南鑫饰板业有限公司 一种纤维浆料浓度控制装置

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JPH04153388A (ja) * 1990-10-11 1992-05-26 M Syst Giken:Kk パルプ液供給装置
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