JPH01314186A - カラー熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、熱転写タイプのカラーインクリボンを使用す
るサーマルプリンタに係り、特に複数回使用可能なイン
クリボンを使用するカラー熱転写記録装置に関する。

（ロ）従来の技術 一般にボータプルタイプのワードプロセッサ、パーソナ
ルコンピュータに用いられる記録装置として、サーマル
プリンタと呼ばれる熱転写記録装置が広く用いられてい
る。

この場合同プリンタに使用きれるインクリボンとして特
開昭６２−１８４８８４号が提案されており、繰返し複
数回使用するために、素材は上記要求に適合するものが
用いられている。

そこで前述のように複数回使用する場合に、前記インク
リボンとしてカラー熱転写インクリボンを使用し、カラ
ー熱転写記録を行う。その場合第５図に示すように黄色
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の３色の間に黒
色のバー状検出マークを入れ、このマークの数により、
各色の検出を行う方式と、第６図におけるＹ、Ｍ、Ｃ５
の各３原色のそれぞれを識別検出が可能な半導体カラー
センサを使用する方式が採用されていた。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上述の色検出手段による熱転写記録装置で、複数回使用
可能なカラーインクリボンを使用した場合、前者の検出
方式では、−度使用したリボンカセット内のインクリボ
ンを全て巻戻す必要があり、機構的に複雑なものとなっ
てしまう欠点があり、又色検出用の識別マークを第５図
に各色間に入れているため、印刷可能なインク部分が実
際のインクリボンの長さより短くなってしまう欠点があ
る。

一方後者の方式は、Ｙ、Ｍ、Ｃの各色を検出するカラー
センサを必要とし非常に高価となり、これを制御する回
路とソフトウェアも複雑になる欠点がある。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、ベースフィルム上に熱溶性素材が設けられた
複数回使用熱転写用のカラーインクリボンを巻回した一
対のリールと、前記一対のリールが収納きれるカセット
より成るリボンカセットをサーマルプリンタに装着後、
サーマルヘッドにて印字用紙に所定の印字を行うカラー
熱転写記録装置において、前記カラーインクリボンの黒
色部を検出する色検出手段と、前記リボンカセットのセ
ット方向を検出する方向検出手段と、配色順序情報を記
憶するメモリ部と、前記方向検出手段の検出出力に応じ
て黒色検出後の配色順序情報を出力する手段とを設け、
前記サーマルヘッドによって印字用紙に対し、所定の色
で印字する構成である。

（＊）作用 本発明では、従来のように一度使用したインクリボンを
巻戻す構成は全く必要なく、極めて安価で事足り、更に
Ｙ、Ｍ、Ｃの３色を識別するためにカラーセンサを用い
る従来例に比して、センサ自体とその制御回路が簡単化
するので、コストダウンが図れる。

（へ）実施例 図面に従って本発明を説明すると、第１図は本発明の一
実施例を示す要部側面図、第２図は他の実施例を示す要
部平面図、第３図は本発明の一実施例を示すシステムブ
ロック図、第４図は本発明装置に用いるリボンカセット
のインクリボンの一実施例を示す要部正面図である。

次に本発明装置の動作について説明すると、（１）は熱
転写用の熱溶性素材が設けられたカラーインクリボン（
２）と、該カラーインクリボン（２）が巻回された一対
のリール（３）（４）を有するリボンカセット、（５〉
はインクリボンの黒色部を検出する色検出センサ及び（
６）はセット方向検出センサでプリンタ本体に設けであ
る。（７）は方向指定用の切欠、（８）はプラテン、（
９）は印字制御部、（１０）はリボンデータ選択部、（
１１）は方向を正逆方向に切換えるための方向選択スイ
ッチ、（１２）（１３）は前記リボンカセットのセット
方向に応じて格納きれたリボンデータ（Ａ）及び（Ｂ）
、（１４）は黒色部検出部、（１５）はセット方向検出
部を示し、例えば第４図に示す方向でリボンカセット（
１）をセットした場合、色順序はＹ（黄色）→Ｍ（マゼ
ンタ）→Ｃ（シアン）となっており、これをＡ方向とし
て第１図に対応しているときに、セット方向検出センサ
（６）は切欠（７）を検出してＡ方向検出し、リボンデ
ータ選択部（１０）はりポンデータとして（Ａ）を選択
し、前記印字制御部（９）に出力し、前記リボンデータ
に基づいてサーマルヘッド（１２）を制御する。

このときにはサーマルヘッド（１２）による印字の際に
上記リボンデータ選択部（１０）からの情報に基づいて
、前記インクリボン（２）の色順序（Ｙ→Ｍ−Ｃ）によ
り前記印字用紙（図示せず）に印字する。

一方前記方向で終端まで達すると、リボンカセット（１
）を反転（裏返しに）して使用すると、前記切欠（７）
は逆側にセットされて、方向検出センサ（６）はＢ方向
なる検出信号を出力し、リボンデータ選択部（１０）は
、前記印字制御部（９）へリボンデータとして（Ｂ）を
出力する。リボンカセット（１）内のインクリボン（２
）は、第４図に示す方向とは逆方向に走行することにな
り色順序はＣ→Ｍ→Ｙとなる。サーマルヘッド（１２）
による印字は前記色順序に対応して行われる。

なお前記インクリボン（２）の黒色部（１６）を色検出
センサ（５）によって検出する毎にインクリボン（２）
の色順序は上述のＡ方向（Ｙ４Ｍ−Ｃ”）、Ｂ方向（Ｃ
−Ｍ　４Ｙ）に引出されることに対応して、サーマルヘ
ッド（１２）は適宜リール（３）（４）の回転制御を行
い使用される。第２図は、第１図とは異なり、シリアル
生型サーマルプリンタに使用されるリボンカセットの例
で、サーマルヘッド（１２）が窓部（１７）に入り込む
構成で、リボンカセット（１）に設けた凹孔（１８）を
通して内方のインクリボンの黒色部（１６）を検出する
ものである。第２図の実施例に対してもシステム構成は
第３図によって機能的に達成きれる。

（ト）発明の効果 本発明によれば、カラーインクリボンに各色のブロック
毎に黒色部を検出してカラ一部分にて所定の印字を行え
ると共に前記カラーインクリボンが収納されたリボンカ
セットの表、裏（通常正逆又はＡ面、８面）側のいずれ
かの方向を検出し、この方向検出に伴ってセット方向検
出部より得られる出力に応じてリボンデータ選択部が色
順序情報としてリボンデータ（Ａ）あるいは（Ｂ）を印
字制御部へ出力する。前記印字制御部は前記リボンデー
タによりカラー印刷の制御を行う構成であり、従来のよ
うにカラーインクリボンの各色を検出するカラーセンサ
は不要となり、大幅なコストダウンが達成できると共に
構造が極めて簡単で済むので、構成部品点数も小で全体
的にコンパクトにすることも可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカラー熱転写記録装置の一実施例を示
す要部側面図、第２図は他の実施例を示す同装置の要部
平面図、第３図は本発明の一実施例を示すシステムブロ
ック図、第４図は本発明袋（１〉・・・リボンカセット
、　（２）・・・インクリボン、（３）（４）・・・リ
ール、　（５）・・・色検出センサ、　（６〉・・・セ
ット方向検出センサ、　（７）・・・切欠、（８）・・
・プラテン、　（９）・・・印字制御部、　（１０）・
・・リボンデータ選択部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ベースフィルム上に熱溶性素材が設けられた複数回
   使用可能な熱転写用のカラーインクリボンを巻回した一
   対のリールと、前記一対のリールが収納されるカセット
   より成るリボンカセットをサーマルプリンタに装着後サ
   ーマルヘッドにて印字用紙に所定の印字を行うカラー熱
   転写記録装置において、前記カラーインクリボンの黒色
   部を検出する色検出手段と、前記リボンカセットのセッ
   ト方向を検出する方向検出手段と、配色順序情報を記憶
   するメモリ部と、前記方向検出手段の検出出力に応じて
   黒色検出後の配色順序情報を出力する手段とを設け、前
   記サーマルヘッドによって印字用紙に対し、所定の色に
   て印字を行うことを特徴としたカラー熱転写記録装置。