JPH013039A - コンクリ−ト用混和剤 - Google Patents

コンクリ−ト用混和剤

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JPH013039A
JPH013039A JP62-158737A JP15873787A JPH013039A JP H013039 A JPH013039 A JP H013039A JP 15873787 A JP15873787 A JP 15873787A JP H013039 A JPH013039 A JP H013039A
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JP
Japan
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calcium
admixture
concrete
thiocyanate
amidosulfonate
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JP62-158737A
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JPS643039A (en
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小林 茂勝
深沢 昭夫
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日産化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 瓜栗上■■且分立 本発明は、コンクリート混和剤に関する。
本発明の混和剤は、コンクリートの硬化促進剤として用
いられる他、コンクリートの防諜剤、凝結促進剤として
、或は更に、従来の減水剤、AE減水剤、AE剤などと
配合することにより塩化物を含まない促進形AEJ水剤
としても用いられる。
災米皇技術 ]ンクリート用硬化促進剤として、塩化カルシウムが性
能優秀で、かつ安価であるので、従来、最も広く用いら
れて来たが、コンクリートの耐久性の観点より、198
7年より塩化物の総量規制が強化されたので、鉄筋コン
クリートには実質上塩化カルシウムは使用できなくなっ
た。
塩化カルシウムに代わるべき有効な非塩化物系硬化促進
剤としてチオシア・ン酸塩が優れていることは、たとえ
ばドイツ特許第578716号明細書に記載されている
。特に、チオシアン酸塩は、セメントに対し0.2重量
%以下の低添加率で優れた硬化促進能を示し、塩化カル
シウムとは著しく異なる。
チオシアン酸塩の中でもナトリウム塩などのアルカリ金
属塩は、コンクリートのアルカリ量を増加させ、アルカ
リ骨材反応を引き起こす恐れがあるが、カルシウム塩は
、セメント化合物と安定な複塩を形成するのでかかる恐
れが全くなく、最も好ましいことが知られている。
チオ、シアン酸カルシウムは、鉄筋を腐食させることが
知られているが、セメントに対して0.2重量%以下の
使用量であるならば、コンクリート中の鉄筋には事実上
発錆が起らない。しかしながら、チオシアン酸カルシウ
ムをたとえセメントに対し0.2重量%以下使用しても
鉄筋コンクリートの長期間での耐久性には尚問題がある
一方、亜硝酸カルシウムは、チオシアン酸カルシウムの
鉄筋に対する腐食性を効果的に防止することが、特開昭
61−141649号公報に記載されている。同公報に
よると、チオシアン酸カルシウムと亜硝酸カルシウムと
の特定比率の混合物は、アルカリ性を示し長期間安定で
あり、腐食性は全くないので、その製造設備や輸送容器
は、通常、鉄製でよく、鉄筋コンクリートの耐久性にも
優れ、また塩化カルシウムに匹敵する硬化促進能をもつ
優れた硬化促進剤であると説明されている。
入■が′シようとする。跣点 しかしながら、チオシアン酸カルシウムと亜硝酸カルシ
ウムとの混合物に、強酸が混入されると、亜硝酸カルシ
ウムは強酸により分解され窒素酸化物が生成し、これが
強酸化剤としてチオシアン酸カルシウムを分解してシア
ンガスの発生をもたらすという問題がある。
1月  冑を角”ンするための r 本発明のコンクリート用混和剤は、チオシアン酸カルシ
ウム及び亜硝酸カルシウムを含有するコンクリート用混
和剤又はチオシアン酸カルシウムと亜硝酸カルシウムと
アミノアルコールを含有するコンクリート用混和剤に、
更にアミドスルホン酸塩を含有させたことを特徴とする
亜硝酸カルジムは、チオシアン酸カルシウム1モルに対
し0.8モル以上、好ましくは1.0モル以上、アミド
スルフォン酸塩は、亜硝酸カルシウム1モルに対し1.
0モル以上、好ましくは1.2モル以上の各比率に含有
させるのがよい。アミノアルコールは、通常水溶性のも
のが用いられ、その含有率は低くてよい。用いられる水
溶性アミノアルコールの例としては、トリエタノールア
ミン、N、N−デイメチルエタノールアミン、N、 N
−デイエチルエタノールアミン、N−(β−アミノエチ
ル)エタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、
N−メチルデイエタノールアミンおよびそれらの混合物
が挙げられ、好ましくは、トリエタノールアミンである
本発明の混和剤は、他の公知の混和剤を更に含有するこ
ともできる。
本発明の混和剤は、コンクリートの配合時にコンクリー
トに添加さ、れるが、その添加量としては、チオシアン
酸カルシウムは、セメントに対して0.2重量%以下の
使用量となるように、また、アミノアルコールは、セメ
ントに対し0.001〜0,06重量%となる量がよい
作−朋 本発明の多成分からなる混和剤に強酸が混入された時、
亜硝酸カルシウムとアミドスルフォン酸塩とは、下式に
より定量的に反応して、N2ガスを発生し、窒素酸化物
は生成しないのでチオシアン酸カルシウムの分解もほと
んど起こらない。従ってシアンガスの発生も起らない。
Ca (NOx) z 十M (SOJllz) z−
CaS04・2H20↓+MSO,↓+2112↑ここ
でMは、MgまたはCaをしめす。
実用± 表1に示した組成の混和剤8点を調製し、下記テストA
、B及びCをおこなった。
なお、混和剤N0.3,4,5.6.7および8に含ま
れるアミドスルフォン酸塩の亜硝酸カルシウムに対する
モル比は、それぞれ1.04,1.22゜1.46. 
1.53. 1.21および1.42である。また、混
和剤Nα2〜5およびNα6〜8に含まれる亜硝酸カル
シウムのチオシアン酸カルシウムに対するモル比は、そ
れぞれ、1.18および0.95である。
テストA サンプル1.0gに水を加えて10.0 gとしく1+
1)IIIJを10ffll添加し、発生したガスを0
.1規定Na08300mlに入った吸収瓶に10分間
、吸引した。吸収液を適宜希釈し、電気化学検出器を具
備したアニオン・クロマトグラフィにてシアンの定量分
析を行なった。
発生したシアンの化学当量をサンプル中に含まれていた
チオシアン酸の化学当7で割って100を掛けてチオシ
アン酸カルシウム分解率として表1に示した。
亜硝酸カルシウムを含まないチオシアン酸カルシウム(
混和剤Nα1)は、はとんど分解しないが、亜硝酸カル
シウムを含みアミドスルフォン酸塩を含まないサンプル
(混和剤Nα2)では、チオシアン酸カルシウムの分解
が著しい。これに対しアミドスルフォン酸塩を含んだ各
サンプルのチオシアン酸カルシウム分解率は著しく小さ
い。アミドスルフォン酸塩の効果は明瞭であり、アミド
スルフォン酸塩の量比によっては、混和剤No、 1と
同等レベルのチオシアン酸カルシウム分解率に下げるこ
ともできることがわかる。
テストB テスl−Aで用いた同じサンプルを用い、普通ポルトラ
ンドセメントに対して各サンプルを1重量%添加しその
硬化促進能としてJIS R5201に準しモルタル圧
縮強度を測定した。結果はまとめて表1に示す。アミド
スルフォン酸塩を添加した混和剤ト;o3〜8は、いず
れも、混和剤No、 2と同等もしくはそれ以上の硬化
促進能を有することを示している。
テストC テストAおよびBで用いた同じ組成のサンプルに水酸化
カルシウムを飽和させて試験液とし、JIS A620
5の付属書1試験方法5に卓じて自然電極電位の経時変
化を測定したところ、混和剤No、 1は鉄筋に発錆が
みられその自然電極電位は卑の方向を示し、その他の混
和剤の自然電極電位は、全て貴の方向を示し鉄筋に対し
て発錆を認めなかった。その結果の判定を表1にまとめ
て示す。○印は無発錆を、X印は発錆を表わす。
以下余白 光1υ亮果 本発明の混和剤は、特にコンクリート用硬化促進剤とし
て有用であり、万が−、誤って強酸が混入されても、有
毒な窒素酸化物ガス、シアンガスを実質的に発生しない
。しかも本発明の混和剤は、塩化カルシウムに匹敵する
硬化促進性を示し、かつ塩化物を含まず、非アルカリで
あるので、耐久性に優れた良質なコンクリートを得るこ
とができ、また他の混和剤と併用することもできるので
、本発明の工業的有用性は大である。
特許出願人 日産化学工業株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チオシアン酸カルシウム及び亜硝酸カルシウムを
    含有するコンクリート用混和剤にアミドスルフォン酸塩
    を含有させたコンクリート用混和剤。
  2. (2)アミドスルフォン酸塩がカルシウム若しくはマグ
    ネシウムのアミドスルホン酸塩またはそれらの混合物で
    ある特許請求の範囲第(1)項記載の混和剤。
  3. (3)チオシアン酸カルシウム及び亜硝酸カルシウムを
    含有するコンクリート用混和剤が、更にアミノアルコー
    ルを含有するものである特許請求の範囲第(1)項記載
    の混和剤。
  4. (4)亜硝酸カルシウム1モルに対しチオシアン酸カル
    シウムを0.8モル以上含む特許請求の範囲第(1)項
    記載の混和剤。
  5. (5)アミドスルフォン酸塩を亜硝酸カルシウム1.0
    モルに対し1.0モル以上含む特許請求の範囲第(1)
    項記載の混和剤。
JP15873787A 1987-06-25 1987-06-25 コンクリ−ト用混和剤 Expired - Lifetime JP2508101B2 (ja)

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JPS643039A JPS643039A (en) 1989-01-06
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