JPH01303251A

JPH01303251A - 紙葉の走行監視方式

Info

Publication number: JPH01303251A
Application number: JP63130457A
Authority: JP
Inventors: Junji Okano; 順二岡野
Original assignee: Musashi Engineering Co Ltd; Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Current assignee: Musashi Engineering Co Ltd; Hitachi High Tech Corp
Priority date: 1988-05-30
Filing date: 1988-05-30
Publication date: 1989-12-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は、紙幣等の紙葉類の計数鑑別装置において、搬
送経路における紙葉の走行状態を監視するための紙葉類
の走行監視方式に関するものである。

［従来の技術１銀行等の金融機関には、紙幣の鑑別及び計数の作業を自
動化するために１紙幣の計数鑑別装置が用いられる。か
かる紙幣の計数鑑別装置としては、従来、紙幣か投入さ
れるホッパと、鑑別計数が完了した紙幣を収納するスタ
ッカとの間に、コンベアベルトや、送りローラ等からな
る搬送経路を設け、この搬送経路の途中に、紙幣の種類
、真偽、損傷の有無やその搬送状態等の鑑別を行うと共
に、その枚数の計数を行う鑑別部が設けられるようにな
っている。また、この搬送経路に沿って走行する紙幣の
状態を監視するために、該搬送経路における適宜の箇所
に、紙幣の通過を検出するセンサを設け、このセンサに
よって鑑別部で計数された枚数の紙幣か搬送経路におけ
る当該の位置を通過したか否かの検出を行うようにして
いる。

［発明か解決しようとする問題点ｌところで、前述したように、センサによって走行する紙
幣の通過の有無だけを検出するようにした場合には、１
回に処理される紙幣かすべて通過しなければ、紙幣の実
際の搬送状態を検出することができないことになり、紙
幣の走行監視を高精度に行うことかできないという欠点
かあった。

本発明は、紙葉の走行を極めて正確に検出することがで
きるようにしだ紙葉類の走行監視方式を提供することに
ある。

［問題点を解決するための手段］前述した目的を達成するために、本発明は、紙葉の搬送
経路の途中に、紙葉の走行方向の全長と相隣接する紙葉
間の間隔長とを検出するセンサを複数配設し、前記紙葉
の上流側のセンサによる紙葉の全長及び間隔長に関する
信号と、その下流側のセンサによる紙葉の全長及び間隔
長とに関する信号を比較することによって、紙葉の走行
状態を監視するようにしたことをその特徴とするもので
ある。

［作用１前述のように構成することにより、各センサの配設位置
を紙葉が通過したか否かだけてなく、紙葉の走行状態、
即ち一定の速度で走行しているか否かや、斜行の有無等
の検出も行うことかてきるようになる。従って、紙葉の
停滞、走行速度のむら、搬送コンベアからの脱落２重な
り、ジャミング等の有無の検出を行うことができ、紙葉
の走行状態の検出精度か向上することになり１紙葉の損
傷等が生じる大きなトラブルが発生ずる前に、搬送の停
止等の処置を施すことができるようになる。

［実施例１以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

而して、木実流側においては、紙葉として、紙幣の計数
鑑別処理を行うための紙幣計数鑑別処理装置における紙
幣の走行監視方式として構成したものを示す。

第１図から明らかなように、紙幣計数鑑別装置は、ホッ
パ１を有し、該ホッパ１には紙幣２が積み重ねた状態に
して収納されるようになっている。そして、このホッパ
１には、紙幣２を１枚ずつ分離して取り出す分離ローラ
３と、押えローラ４とからなる紙幣分離取り出し機構が
設けられている。該紙幣分離取り出し機構によって取り
出された紙幣２は、上流側搬送コンベア５により鑑別部
６に搬入されて、該鑑別部６において、搬送紙幣２の計
数が行われると共に、その金種の判定、真偽の検査、損
傷や汚れの有無の検査その他の鑑別処理が行われると共
に、斜行、２重送りの有無等の搬送状態のチエツクも行
われるようになっている。

前述のようにして鑑別部６において、計数・鑑別処理が
行われた後に、下流側搬送コンベア７に沿って搬送され
て、一定金種の正券は正券スタッカ８に、またそれ以外
の排除券は排除券スタッカ９に収納させるようにしてい
る。このために、下流側搬送コンベア７の途中には、シ
ャッタ１０か設けられており、鑑別部６において、正券
と判定された紙幣がセンサ１．　ｌ　ａの位置にまて搬
送されたときには、シャッタ１０は実線状態となって、
正券搬送コンベア７ａに沿って搬送されるようになり、
また排除券と判定された紙幣かセンサｌｌａの位置に搬
送されると、該シャ・ンタ１０は一点鎖線の状態に変位
し、排除券搬送コンベア７ｂに向けて搬送されるように
なっている。

ここで、鑑別部６においては、損傷した紙幣や、斜行状
態で搬送されている紙幣等搬送条件の悪い紙幣を検出し
、かかる搬送条件の悪い紙幣は、たとえそれか正券であ
っても、鑑別部６を通過した直後において、排除券スタ
ッカ９に向けて搬送されるようにしている。然るに、鑑
別部６において正常な状態で搬送されているものとして
判定された紙幣であっても、下流側搬送コンベア７に沿
って走行している間に、例えば使い古しの紙幣と新しい
紙幣とか混在した状態で走行している場合や、第１図に
Ａで示した搬送方向の転換部及びＢで示したようなベル
トとベルトとの間の受は渡し部等を通過するとき等にお
いて、紙幣の走行状態が変化することがある。そして、
走行状態か悪くなったままでその搬送を継続させると、
ジャミングを起したり、搬送コンベアから脱落したり、
重なり合ったりし、甚だしい場合には、紙幣を損傷させ
たりすることがある。

そこて、本発明にあっては、前述した走行状態に変化を
来たした紙幣を、大きなドラフルが生じる前に検出して
、装置の稼動を停止させる等の対応処置を取ることかで
きるようにするために、下流側搬送コンベア７における
正券搬送コンベア７ａによる搬送経路の途中の位置に紙
幣検出センサ１１ａ　、　ｌｌｂ　、　ｌｌｃ　、　ｌ
ｉｄが設けられている。ここで、紙幣検出センサ１．１
　ａの位置には正券と排除券とか混在して搬送される。

この紙幣検出センサｌｌａ〜ｌｉｄは紙幣の走行方向の
全長を検出すると共に、先行する紙幣と後続の紙幣との
間の間隔をも検出することかてきるように構成されてい
る。そして、これら各紙幣検出センサｌｌａ〜１］、ｄ
からの信号は、メモリと比較器とを備えた信号処理手段
１２に入力されて、紙幣か正常な状態で走行しているか
否かの検出を行うことかできるようになっている。

そこで、センサｌｌａ〜ｌｉｄによる紙幣の走行監視を
行う方法について、第２図乃至第４図に基づいて説明す
る。

これらセンサｌｌａ〜Ｉｌｄは、紙幣２の走行方向の上
流側に配設したセンサとその下流側に配設したセンサ、
即ちセンサ１１ａ（ただし、正券のみ）と１１．ｂ、Ｉ
ｌｂと１．１ｃ、ｌｌｃとｌｉｄというようにそれぞれ
対となって、これら各対のセンサからの出力信号を比較
することによって、センサ配設位置間における紙幣２の
走行状態に異常を来たしているか否かが検出されること
になる。

而して、第２図に示したように、位置Ａに配設したセン
サエと位置Ｂに配設したセンサＩＩとの間に紙幣２か順
次矢印方向に走行する場合において、まず位置Ａに配設
したセンサエにより先行紙幣２ａの走行方向の全長Ａ１
が検出され、次いで先行紙幣２ａと後続紙幣２ｂとの間
の間隔長Ａ２が検出され、さらに後続紙幣２ｂの全長Ａ
３が検出される。そして、この紙幣２ａ、　２ｂが位置
Ｂに到達すると、この位置Ｂに配設したセンサ■により
、前述した位置Ａのセンサエと同様にして、先行紙幣２
ａの走行方向の全長Ｂｌ、先行紙幣２ａと後続紙幣２１
）との間の間隔長Ｂ２．後続紙幣２ｂの全長Ｂ３が順次
検出される。

そこで、第３図（ａ）に示したように、位置Ａと位置Ｂ
とにおいて、先行、後続紙幣２ａ、　２ｂの姿勢及び両
紙幣２ａ、　２ｂ間の間隔が同しであれば、位置Ａに配
置したセンサエからの先行紙幣２ａの全長ＡＩに関する
信号１間隔長Ａ２に関する信号及び後続紙幣２ｂの全長
Ａ３に関する信号と、位置Ｂのセンサエ１による先行紙
幣Ｂ１に関する信号９間隔長Ｂ２に関する信号及び後続
紙幣２ｂの全長信号Ｂ３とが同一である。

一方、第３図（ｂ）に示したように、紙幣２ａ。

２ｂ間の間隔が位置Ａと位置Ｂとでは異なる場合、例え
ば位置Ａから位置Ｂに移動する間に、何等かの理由て、
同図に二点鎖線で示したように先行紙幣２ａの走行が遅
くなった場合には、センサエによる間隔長Ａ２の信号と
センサＩＩによる間隔長Ｂ２の信号との間に差が生じる
。

さらに、第３図（Ｃ）に−点鎖線で示したように、紙幣
２ａが位ｆｆ１Ａと位置Ｂとの間で斜行した状１ルとな
った場合には、後続紙幣２ｂの全長信号Ａ：ｌ　、８３
間に差か生じることになる。

さらにまた、位置Ａ１位置８間で紙幣２ａまたは２ｂが
正券搬送コンベア７ａから脱落した場合には紙幣の全長
信号Ｂ１またはＢ３か欠落することになり、この間に紙
幣２ａと２ｂとが重なった場合には、間隔長Ｂ２の信号
が欠落する。

そこで、第４図に示したように、センサエからの信号を
信号処理手段１２におけるメモリに格納しておいて、セ
ンサ■からの信号が入力されたときに、このセンサＩの
信号を読み出して、この信号とセンサ■の信号と比較し
て、ＩＡＩ　−Ｂｌ　　ｌ。

ｌＡ２−Ｂ２　１．ｌＡ３−Ｂ３　１の演算を行って、
この演算結果が同一か、または所定の誤差範囲に内であ
るか否かを判定することによって、紙幣２が、方向転換
部やベルト間の受は渡し部等のある正券搬送コンベア７
ａに沿って搬送される間に正常な状態で走行しているか
否かを正確に監視することかできるようになる。そして
、走行状態が異常であることを検出したときに、直ちに
装置の作動を停止させれば、紙幣が損傷したりする大き
なトラブルが発生せず、またこのような異常走行紙幣の
取り出しも容易になる。

なお、前述した実施例においては、下流側搬送コンベア
７における紙幣の走行の監視を行うようにしたが、上流
側にも同様の走行監視用のセンサを配設することもでき
る。また、センサの配設位置は、紙幣の方向転換部等搬
送状態の変り易い位置に適宜数配設すればよい。

［発明の効果１以上説明したように、本発明は、紙葉の搬送経路の途中
に、紙葉の走行方向の全長と相隣接する紙葉間の間隔長
とを検出するセンサを複数配設し、前記紙葉の上流側の
センサによる紙葉の全長及び間隔長と、その下流側のセ
ンサによる紙葉の全長及び間隔長とを比較するように構
成したので、紙葉の走行状態を正確に監視することかて
き、シャッタによる分離不良、搬送コンベアからの脱落
、ジャミング、停滞等によって紙葉が損傷したりする大
きなトラブルの発生を防止することかてきるようになる
等の諸効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は紙幣の
計数鑑別装置の概略構成図、第２図は紙幣の搬送経路と
センサとの位置関係を示す説明図、第３図（ａ）、（ｂ
）、（ｃ）はそれぞれ異なる状態で走行する紙幣とセン
サの信号とを示す説明図、第４図は信号処理のフローチ
ャート図である。１：ホッパ、２，２ａ、　２ｂ：紙幣、５：上流側搬送
コンベア、５：鑑別部、７：下流側搬送コンベア、７ａ
：正券搬送コンベア、７ｂ：排除券搬送コンベア、８：
正券スタッカ、９：排除券スタッカ、ｌｌａ〜１】ｄ：
センサ、１２：信号処理手段。

Claims

【特許請求の範囲】

ホッパに投入した紙葉を搬送経路に沿って走行させる間
に、その計数・鑑別を行って、スタッカ部に収納するよ
うにした紙葉類の計数鑑別装置において、前記搬送経路
の途中に、紙葉の走行方向の全長と相隣接する紙葉間の
間隔長とを検出するセンサを複数配設し、前記紙葉の上
流側のセンサによる紙葉の全長及び間隔長に関する信号
と、その下流側のセンサによる紙葉の全長及び間隔長に
関する信号とを比較することによって、紙葉の走行状態
を監視するようにしたことを特徴とする紙葉の走行監視
方式。