JPH01300181A - 蓄冷式冷蔵庫 - Google Patents

蓄冷式冷蔵庫

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JPH01300181A
JPH01300181A JP13126288A JP13126288A JPH01300181A JP H01300181 A JPH01300181 A JP H01300181A JP 13126288 A JP13126288 A JP 13126288A JP 13126288 A JP13126288 A JP 13126288A JP H01300181 A JPH01300181 A JP H01300181A
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JP
Japan
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cold
temperature
damper
cold air
cooler
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JP13126288A
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English (en)
Inventor
Koji Yamada
浩二 山田
Noriaki Sakamoto
則秋 阪本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、蓄冷式冷蔵庫に関する。
(従来の技術) 従来の蓄冷式冷蔵庫は、コンプレッサから冷媒の供給を
受けて冷凍能力を蓄積する蓄冷器を有し、この蓄冷器の
蓄積冷凍能力を利用した冷気を導入ダクトを通して冷蔵
室内に導くことによりコンプレッサの運転を停止しなが
らも冷蔵室内を冷却する蓄冷冷却運転が可能であり、し
かも導入ダクトの冷蔵室への冷気吹出口にダンパを配し
、冷蔵室内においてこの冷気吹出口の近傍に配された感
熱部内の封入ガスの圧力に応じてダンパの開度を連続的
に変更して冷蔵室内の温度を調節するものであった。
第5図は、従来の蓄冷式冷蔵庫の部分斜視図であって、
冷蔵室扉を開放した状態を示す。
この冷蔵庫は、仕切壁37によって上部の冷凍室39と
下部の冷蔵室41との2室に仕切られ、各室の前方にガ
スケット43を介して冷凍室扉45と冷蔵室扉47とが
設けられている。
冷凍室39の奥には冷却器が配され、この冷却器の上方
には、内部に蓄冷材を有する蓄冷器が配される。冷却器
と蓄冷器とは、それぞれコンプレッサから冷媒の供給を
受けることができる。更に、冷却器と蓄冷器との間には
閉ループ形のサーモサイホンが設けられる。コンプレッ
サから冷媒の供給を受けて冷凍能力を蓄積した蓄冷器は
、このサーモサイホンを通して冷却器に放冷することが
できる。
更に、冷却器直上にファンが配され、冷却器から冷凍室
39内に冷気を送出することかできる。
また、ダクトによって冷却器から冷蔵室41に冷気が導
入され、この導入ダクトの冷蔵室側冷気吹出口にダンパ
65が配される。ダンパ65は、下部間ロア9から吹出
す冷気の量を調節するものであって、ダンパ開度は下部
間ロア9の近傍に配された感熱部103内の封入ガスの
圧力に応じて連続的に変更される。つまり、一端が感熱
部103に接続されたチューブlotは他端が不図示の
ベローズに接続され、このベローズの膨張及び収縮によ
ってダンパ開度が機械式に調節される。吹出された冷気
は、冷蔵室41内を循環した後、仕切壁37において冷
気吸込口67が冷蔵室41に開口した導出ダクトを通し
て冷却器に戻る。なお、ダンパ65の前面には温度調節
ダイヤル107が設けられ、ダンパの開度設定が可能で
ある。
例えば9時から13時までと16時から21時までとの
各時間帯には、コンプレッサを運転して冷却器に冷媒を
供給する通常冷却運転を実行する。冷却器に冷媒を供給
しながらファンを駆動すると、冷凍室39及び冷蔵室4
1内がともに冷却される。この際、冷蔵室41について
は、この室内に配されたダンパ65の開度が感熱部10
3内の封入ガスの圧力に応じて連続的に変更されるため
、室内温度が所望の値に調節される。通常、冷却器の吹
出冷気温度は−20〜−15℃であって、感熱部1(1
3が−1,2℃を検知したときにダンパ開度が0になり
、この感熱部が+8.0℃を検知したときにダンパ開度
が最大になるようにダンパ65の動作温度特性が設定さ
れる。この温度特性の場合に、冷蔵室41内の温度が正
常値である+3.0℃前後に保持される。
0時から8時までと22時から24時までとの各時間帯
には、通常冷却運転と蓄冷運転とを交互に実行する。す
なわち、通常冷却運転によって庫内温度を一定に保ちな
がら蓄冷器に冷媒を供給することにより蓄冷器に冷凍能
力を蓄積する。なお、蓄冷材温度が例えば−29℃にな
ったことを検知した場合に蓄冷を完了する。
残りの時間帯すなわち8時から9時まで、13時から1
6時まで及び21時から22時までの電力需要がピーク
となる各時間帯では、コンプレッサの運転を強制的に停
止した状態で、冷凍能力を蓄積しておいた蓄冷器からサ
ーモサイホンを通して冷却器に放冷しながら、ファンを
運転する。
この蓄冷冷却運転中は、コンプレッサの運転を停止して
いるにもかかわらず冷凍室39内に冷気が送出される。
また、冷気の一部が導入ダクト及びダンパ65を通して
冷蔵室41内にも送出され、冷蔵室41内が冷却される
(発明が解決しようとする課題) 以上に説明した従来の蓄冷式冷蔵庫では、ダンパ65の
温度制御のための感熱部103を冷蔵室41への冷気吹
出口の近傍に配していたため、蓄冷冷却運転中に次の問
題があった。
すなわち、蓄冷完了時点の蓄冷器温度は、例えば−29
℃であって通常冷却運転時の冷却器温度より高い。蓄冷
完了後は、熱リークによって蓄冷器温度が更に上昇する
。したがって、蓄冷冷却運転中は、冷却器の吹出冷気温
度が通常冷却運転中に比較して5℃程度高くなり、−1
5〜−10℃まで上昇する。この場合には、感熱部10
3の検知温度が−1,2℃まで下がらないためにダンパ
開度が0にならない。したがって、わずかに開放したダ
ンパ65を通して冷気が冷蔵室41内に流入し続ける。
この際、冷蔵室41内の温度が低くなりすぎ、場合によ
っては0℃より低くなって食品等の凍結の問題が生じる
かといって、凍結防止のために、ダンパ開度を0にする
感熱部103の温度を−1,2℃から0℃に上げるよう
にダンパ65の動作温度特性を変更すれば、冷蔵室41
内の温度が+3.0℃前後の正常値より高くなってしま
う。
本発明は、以上の事情を考慮してなされたものであって
、蓄冷冷却運転中であっても冷蔵室等の貯蔵室内の温度
を正常値に保持することができる蓄冷式冷蔵庫を提供す
ることを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の蓄冷式冷蔵庫は、前記の目的を達成するために
、貯蔵室内を循環した冷気を貯蔵室外に導く導出ダクト
の冷気吸込口近傍に、封入ガスの圧力に応じてダンパ開
度を変更するための感熱部を配したものである。
(作 用) 冷気吸込口近傍に感熱部を配した本発明の蓄冷式冷蔵庫
では、例えば、感熱部が+0.1℃を検知したときにダ
ンパ開度が0になり、この感熱部が+9.0℃を検知し
たときにダンパ開度が最大になるように、ダンパの動作
温度特性が設定される。この際、貯蔵室内の食品等と熱
交換した後の冷気の温度が、冷気吸込口近傍において感
熱部で検知される。ダンパ開度は、この検知温度に基づ
いて変更される。したがって、蓄冷冷却運転中に冷却器
の吹出冷気温度が−15〜−10℃まで上昇しても、こ
の温度上昇にかかわりなく貯蔵室内の温度を正常値であ
る+3.0℃前後に保持することができる。
(実施例) 第1図及び第2図は、ともに本発明の実施例に係る蓄冷
式冷蔵庫を示す図であって、第1図は、冷凍室扉及び冷
蔵室扉をともに閉じた状態の部分縦断面図であり、第2
図は、冷蔵室扉を開放した状態の部分斜視図である。
この冷蔵庫の天井部、背面部等は、外箱33と内箱35
との二重構造となっている。冷蔵庫内部は、水平に配さ
れた仕切壁37により上部の冷凍室39と下部の冷蔵室
41との2室に仕切られ、各室39.41 ’の前方に
は、ガスケット43を介して冷凍室扉45と冷蔵室扉4
7とがそれぞれ設けられている。
冷凍室39の奥の内箱35の前方には、冷却器13が配
される。冷却器13の上方には、内部に蓄冷材を有する
蓄冷器19が冷蔵庫天井部の外箱33と内箱35との間
に配される。冷却器13と蓄冷器19との間には閉ルー
プ形のサーモサイホン25が設けられ、この途中に放冷
用電磁弁27が設けられる。サーモサイホン25と放冷
用電磁弁27とは、冷蔵庫背面部の外箱33と内箱35
との間に配される。以上の外箱33と内箱35との間に
は断熱材49が充填され、冷凍室39及び冷蔵室41の
保冷を実現するとともに、蓄冷器19及びサーモサイホ
ン25を断熱し、かつこれらへの着霜を防止している。
また、冷却器13と蓄冷器19とには、後に説明するよ
うにコンプレッサから液冷媒を供給することができる。
冷凍室39の奥の前記冷却器13の直上にはファン51
が配され、冷却器13の前方に設けられた上部吹出口5
3及び下部吹出口55から冷気を送出することかできる
。仕切壁37の冷凍室側前方には冷凍室吸込口57が設
けられ、ここから冷却器13に至る冷凍室導出ダクト5
9が水平に形成されている。
冷却器13の奥には、ファン51の配設位置から冷蔵庫
背面部の内箱35に沿って冷蔵室導入ダクト63が垂直
に設けられ、冷蔵室冷気吹出口61に至る。
この冷気吹出口61は、バッフルプレート91を有する
ダンパ65により開度調節が可能である。すなわち、こ
のダンパ65は、下部間ロア9から吹出す冷気の量を調
節する。ダンパ65の前面には温度調節ダイヤル107
が設けられ、ダンパの開度設定が可能である。仕切壁3
7の冷蔵室側前方には、冷気吸込口61が設けられ、こ
こから前記冷却器13に至る冷蔵室導出ダクト69が前
記冷凍室導出ダクト59と平行に形成されている。冷蔵
室冷気吸込口67の近傍には、チューブ101によって
ダンパ65に接続された感熱部103が配される。冷蔵
室導出ダクト69の出口すなわち冷却器側にはガラス管
ヒータ71が配され、その上方に配されている冷却器1
3の除霜を可能としている。
第3図は、ダンパ65の拡大縦断面図である。
ダンパ65のほぼ直方体状の筐体73は、後面に矩形の
上部間ロア5を形成する枠77を有する。この上部間ロ
ア5は、前記冷蔵室導入ダクト63に連通ずる。一方、
筐体73の下面前方には下部間ロア9が設けられている
。筐体73の内部には、下部後方に箱形のダンパホルダ
81が配されている。ダンパホルダ81の上面には開口
83が設けられ、このダンパホルダ81の内部において
起端部が水平軸85に枢支された支持環87が、この開
口83を通して前方に屈曲しながら上方に延出している
。支持環87の上端部には、水平軸89においてバッフ
ルプレート91が枢支されている。バッフルプレート9
1の弾力性のある後面は、前記の枠77の前面周縁に密
着して上部間ロア5の前方を完全に閉塞することができ
る。支持環87の起端部は前方に伸びる短稈93を有し
、この短稈93の前端が引張りバネ95を介してダンパ
ホルダ81の上向面に支持されている。また、支持環8
7の起端部は斜め後方に伸びる当接桿97を有し、この
当接桿97の先端がベローズ99め前面に当接する。ベ
ローズ99は、ダンパホルダ81及び筐体65の各後面
をともに貫通するチューブLotを通して前記感熱部l
O3に接続されている。ベローズ99、チューブ101
及び感熱部103の内部には、R12やR22等のフロ
ンガスや炭酸ガスが封入されている。
ダンパホルダ81の前面から前方に向って軸105が延
出している。この軸105は、筐体73の前面を貫通し
ており、先端に前記温度調節ダイヤル107が取付けら
れている。
感熱部103の配設位置の温度が高い場合には、封入ガ
スの圧力が上昇してベローズ99が膨張する。
この際、当接桿97の先端がベローズ99の前面から力
を受け、支持環87、短稈93及び当接桿97が一体と
なって、引張りバネ95の力に抗して水平軸85のまわ
りに同図において反時計方向に回動する。支持環87が
このように回動すると、バッフルプレート91の後面と
枠77の前面周縁との距離すなわち開口寸法dが大きく
なる。開口寸法dすなわちダンパ開度が大きくなると、
前記導入ダクト63の冷気吹出口61から上部間ロア5
を通して筐体73内に流入する冷気の量が多くなる。筐
体73内に流入した冷気は、下部間ロア9を通して冷蔵
室41内に吹出される。この冷気吹出しによって冷蔵室
41内の温度が低下すると、この温度が感熱部103に
よって検知され、この中の封入ガスの圧力が低下する。
この圧力低下によってベローズ99が収縮する。この際
、引張りバネ95の力によって、当接桿97の先端がベ
ローズ99の前面に常に当接するように、支持環87、
短稈93及び当接桿97が一体となって水平軸85のま
わりに同図において時計方向に回動する。この支持環8
7の回動によって、ダンパ開度が小さくなる。
タンパ開度が小さくなると、下部間ロア9を通して冷蔵
室41内に吹出される冷気の量が少なくなる。
本実施例では前記のように感熱部103を冷気吸込口6
7の近傍に配しているので、ダンパ65は、従来とは違
って例えば感熱部103が+0.1℃を検知したときに
開度が0になり、この感熱部103が+9.0℃を検知
したときに開度が最大になるように動作温度特性が設定
される。感熱部103がこれらの温度の間の温度を検知
す、る場合には、検知温度に応じた封入ガスの圧力に対
応してダンパ開度が機械式かつ連続的に変更される。
第4図は、以上に説明した蓄冷式冷蔵庫の冷凍サイクル
の構成図である。
コンプレッサlの吐出側は、吐出管を介してコンデンサ
3の一端に接続される。コンデンサ3の他端は、差圧弁
5、主電磁弁9及び主キャピラリ11を順次介して冷却
器13の流入側13aに接続される。また、差圧弁5の
流出側は、蓄冷用電磁弁15及び蓄冷用キャピラリ17
を順次介して、蓄冷器19内において周囲に蓄冷材が配
されたエバポレータの流入側19aに接続される。この
エバポレータの流出側19bは、冷却器13の流入側1
3aに接続される。冷却器13の流出側Hbは、アキュ
ムレータ21及び逆止弁23を順次介してコンプレッサ
lの吸入側1bに接続される。この吸入側tbの圧力は
差圧弁5に印加される。冷却器13と蓄冷器19との間
には、前記のようにサーモサイホン25が独立の伝熱経
路として設けられ、このサイホンの途中に放冷用電磁弁
27が配される。
次に、以上の蓄冷式冷蔵庫の動作を説明する。
例えば9時から13時までと16時から21時までとの
各時間帯には、蓄冷用電磁弁15を閉じて主電磁弁9を
開いた状態でコンプレッサ1を運転して、冷却器13に
冷媒を供給する通常冷却運転を実行する。このとき、コ
ンプレッサlの吐出側laから吐出されたガス冷媒は、
コンデンサ3を通る時に熱を奪われて凝縮し、液体とな
る。この液冷媒は差圧弁5及び主電磁弁9を通して主キ
ャピラリ11に導かれる。主キャピラリ11を通過する
時に低温低圧となった液冷媒は、冷却器13に供給され
、ここで蒸発する時に外部から熱を奪う。前記コンプレ
ッサ lは、アキュムレータ 9及び逆止弁23を通し
て吸入側1bからガス冷媒のみを吸入し、再びこれを吐
出する。以上のように冷凍サイクルを動作させるととも
にファン51を駆動すると、冷凍室冷気吸込口57から
導出ダクト59を通して取入れられた空気は、冷却器1
3と熱交換して冷却された後、ファン51によって上部
吹出口53及び下部吹出口55を通して冷凍室39内に
送出され、この室内に収納された食品等と熱交換した後
、再び冷気吸込口57から取入れられる。すなわち、こ
こに冷凍室空気循環流が形成される。また、ダンパ65
の開度に応じて、冷却器13によって冷やされた空気の
一部が導入ダクト63及びダンパ65を順次通して冷蔵
室41内に流れ込む。冷蔵室41内に流入した冷気は、
この室内に収納された食品等と熱交換した後、冷気吸込
口67から導出ダクト69を通して冷却器13に至り、
再び冷却される。すなわち、ここに冷蔵室空気循環流が
形成される。この際、冷蔵室41については、この室内
に配されたダンパ65の開度が感熱部103内の封入ガ
スの圧力に応じて連続的に変更されるため、室内温度が
所望の値に調節される。冷却器13の吹出冷気温度は例
えば−20〜−15℃であるが、ダンパ開度を調節する
ための感熱部103が冷気吸込口67の近傍に配される
ため、この吹出冷気温度にかかわりなく冷蔵室41内の
温度が正常値である+3.0℃前後に保持される。
0時から8時までと22時から24時までとの各時間帯
には、通常冷却運転と蓄冷運転とを交互に実行する。蓄
冷運転時には、主電磁弁9を閉じて蓄冷用電磁弁15を
開く。したがって、コンプレッサlの運転によってコン
デンサ3から供給される液冷媒が蓄冷用キャピラリ17
に送られる。この液冷媒は、蓄冷用キャピラリ17を通
過する際に低温低圧の液冷媒となり、この液冷媒が蓄冷
器19のエバポレータに供給される。液冷媒が蓄冷器1
9のエバポレータ内で蒸発すると、その周囲に設けられ
た蓄冷材が熱を奪われ、蓄冷器19に冷凍能力が蓄積さ
れる。なお、従来と同様に、蓄冷材温度が例えば−29
℃になったことを検知した場合に蓄冷を完了する。
残りの時間帯、すなわち8時から9時まで、13時から
16時まで及び21時から22時までの電力需要がピー
クとなる各時間帯では、コンプレッサlの運転を強制的
に停止した状態で放冷用電磁弁27を開き、ファン51
を運転する。このとき、サーモサイホン25の中におい
て、冷却器13で熱交換してできたガス冷媒は、上昇気
流となって蓄冷器19に達する。このガス冷媒は、蓄冷
時に予め冷却された蓄冷材によって冷やされて凝縮し、
液冷媒となる。この液冷媒は重力によって下降し、冷却
器13に戻る。この液冷媒が冷却器13て蒸発する際に
外部から熱を奪う。気化されてできたガス冷媒は、再び
上昇気流となって蓄冷器19に至る。したがって、コン
プレッサ lの運転が停止されているにもかかわらず、
蓄冷器19の放冷により冷却器13が冷却され、冷凍室
39内に冷気が送出される。
また、冷気の一部がダンパ65の開度に応じて冷蔵室4
1内にも送出され、冷蔵室41内が冷却される。
ただし、蓄冷完了時の蓄冷器19の温度は一29℃であ
って通常冷却運転時の冷却器13の温度より高く、しか
もこの蓄冷器温度は蓄冷完了後に熱り−クによって更に
上昇するから、蓄冷冷却運転中は、前記のように冷却器
13の吹出冷気温度が−15〜−10℃になる。ところ
が、ダンパ開度の調節のための感熱部103が冷気吸込
口67の近傍に配されるため、感熱部103の温度が+
0.1℃まで下がることができ、この場合にはダンパ開
度が0になる。したがって、従来とは違って冷蔵室41
内の凍結の問題が生じることはない。しかも、冷蔵室4
1内を循環してきた冷気の温度を冷気吸込口67の近傍
において検知しているため、本実施例のようにダンパ6
5の動作温度特性を変更しても、冷蔵室41内の温度が
+3.0℃前後の正常値より高くなってしまうことはな
く、常に正常値に保持される。
なお、以上に説明した実施例においては、冷却器13と
蓄冷器19との間の伝熱経路を閉ループ形のサーモサイ
ホン25としているので放冷のために外部から電力を供
給する必要がない。サーモサイホン25に代えてヒート
バイブ等の他の手段でこの伝熱経路を構成してもよい。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明に係る蓄冷式冷蔵庫は、
貯蔵室内を循環した冷気を貯蔵室外に導く導出ダクトの
冷気吸込口近傍にダンパ開度を変更するための感熱部を
配したものであって、貯蔵室内温度を直接検知してダン
パ開度を変更するものであるから、従来のような蓄冷冷
却運転中の貯蔵室内の過冷却や冷却不足を防止すること
ができ、蓄冷冷却運転中であっても貯蔵室内の温度を正
常値に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る蓄冷式冷蔵庫の部分縦断
面図、第2図は冷蔵室扉を開放した状態を示す前回の蓄
冷式冷蔵庫の部分斜視図、第3図は第1図のダンパの拡
大縦断面図、第4図は第1図の蓄冷式冷蔵庫の冷凍サイ
クルの構成図、第5図は冷蔵室扉を開放した状態を示す
従来の蓄冷式冷蔵庫の部分斜視図である。 符号の説明 ■・・・コンプレッサ、13・・・冷却器、19・・・
蓄冷器、25・・・サーモサイホン、41・・・冷蔵室
、61・・・冷気吹出口、63・・・導入ダクト、65
・・・ダンパ、67・・・冷気吸込口、B9・・・導出
ダクト、103・・・感熱部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、コンプレッサから冷媒の供給を受けて冷凍能力を蓄
    積する蓄冷器を有し、この蓄冷器の蓄積冷凍能力を利用
    した冷気を導入ダクトを通して貯蔵室内に導くことによ
    り前記コンプレッサの運転を停止しながらも前記貯蔵室
    内を冷却する蓄冷冷却運転が可能であり、しかも前記導
    入ダクトの前記貯蔵室への冷気吹出口にダンパを配し、
    前記貯蔵室内に配された感熱部内の封入ガスの圧力に応
    じて前記ダンパの開度を連続的に変更して前記貯蔵室内
    の温度を調節する蓄冷式冷蔵庫において、前記貯蔵室内
    を循環した冷気をこの貯蔵室外に導く導出ダクトの冷気
    吸込口近傍に前記感熱部を配したことを特徴とする蓄冷
    式冷蔵庫。
JP13126288A 1988-05-27 1988-05-27 蓄冷式冷蔵庫 Pending JPH01300181A (ja)

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