JPH01284028A - 選択呼出受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、１フレーム毎に伝送速度の異なる複数種のグ
ループを時分割多重化した選択呼出信号を受信する選択
呼出受信機に関する。

（従来の技術） 近年、新しいタイプの選択選択呼出方式として、鳴音に
よる呼出しを行なうとともにメツセージを伝送して表示
することができる方式が提唱されている。第４図はこの
種の方式を適用した選択呼出信号の構成の一例を示すも
ので、１フレームは同図（ａ）に示すように鳴音呼出専
用の複数のグループ１〜ｎと、表示付きの複数のグルー
プｎ＋１〜ｍとに時分割される。このうち鳴音呼出専用
のグループ１〜ｎは、それぞれ第４図（ｂ）に示す如く
同期ワードを先頭に配置し、続いて複数の呼出ワード１
〜ノ１を配置したものとなっており、これらの呼出ワー
ドに呼出すべき選択呼出受信機の個別番号符号が挿入さ
れる。一方表示付きのグループｎ＋１〜ｍは、第４図（
Ｃ）に示す如く同期ワードを先頭に、それに続いて複数
の呼出ワード１〜１２を配置したもので、このうち呼出
ワード１〜１２には選択呼出受信機の個別番号符号およ
びメツセージ符号が挿入される。またこの表示付きのグ
ループｎ＋１〜ｍの伝送速度は、前記鳴音呼出専用のグ
ループの伝送速度のＮ倍に設定されている。

したがって、任意の表示付き選択呼出受信機に対する呼
出要求が発生すると基地局は、この選択呼出受信機が属
するグループの空きの呼出ワードに上記選択呼出受信機
の個別番号符号を挿入し、かつ発呼者から表示すべきメ
ツセージが送られた場合はこのメツセージ符号を挿入し
て送出する。

ところで、一般に選択呼出受信機は、電源投入直後等の
同期引込み期間中においては選択呼出信号を連続受信し
て同期引込み動作を行ない、同期引込みを完了した後は
自機が属するグループの受信期間のみ無線回路部を動作
させて受信を行なういわゆるバッテリセービングを行な
っている。そして、上記同期引込み期間中にはビット同
期回路を常に動作させて、これにより同期ワードおよび
呼出ワードを問わず全ての受信信号によりビット同期の
引込み動作を行なっている。

ところが、このような従来の選択呼出受信機には次のよ
うな不具合を生じることがあった。すなわち、基地局は
表示付きの選択呼出受信機が属するグループの送信時に
、挿入するメツセージ符号が無い場合には、メツセージ
符号挿入領域に例えば１桁毎に空白メツセージ゛００１
１’を挿入して送出するようにしている。しかしながら
、このような空白メツセージが挿入されたグループを、
鳴音呼出専用の選択呼出受信機が同期引込み期間中に受
信すると、この選択呼出受信機のビット同期はメツセー
ジ符号挿入領域に挿入された空白メツセージに対し１／
２ビツトずれたものとなって、これにビット同期が合っ
てしまい、これが複数回起きることにより同期外れを起
こすことがあった。

（発明が解決しようとする課題） 以上のように伝送速度が遅いグループに属する従来の選
択呼出受信機は、同期引込み期間中宮にビット同期の引
込み動作を行なっているため、伝送速度が２倍に設定さ
れたグループに挿入された空白メツセージを受信した場
合に、この空白メツセージの受信波形がジッタ等により
変化すると、その影響により受信機のビット同期が１／
２ビツトずれてこれが複数回起きることにより同期外れ
を起こすという問題点を有するもので、本発明はこの点
に着目し、伝送速度が遅いグループに属する選択呼出受
信機が伝送速度が速いグループを受信しているときに同
期外れを起こさないようにし、これにより同期引込みを
確実かつ迅速に行ない得る選択呼出受信機を提供しよう
とするものである。

〔発明の構成］ 課コ （イ≠姦を解決するための手段） 本発明は、同期引込み期間に選択呼出信号の同期ワード
の位置を検出し、この同期ワードの位置が検出された後
は各グループの同期ワード受信期間のみビット同期回路
を動作させるようにしたものである。

（作用） この結果、伝送速度が遅いグループに属する選択呼出受
信機は、同期引込み期間において同期ワードの位置を検
出した後は、同期ワードの受信期間しかビット同期回路
によるビット同期の引込み動作を行なわないことになる
ので、たとえ空白メツセージが挿入された呼出ワードが
受信されかつこの空白メツセージの受信波形がジッタ等
により変化したとしても、その影響がビット同期の引込
み動作に及ぶことはなく、これによりビット同期外れの
発生を確実に防止することが可能となる。

したがって、常に確実かつ迅速に同期引込みを行なうこ
とができる。

（実施例） 第１図は、本発明の一実施例における選択呼出受信機の
構成を示すものである。この受信機は、図示しない基地
局から送出された選択呼出信号を受信アンテナ１を介し
て無線回路２で受信し、その受信信号を復調回路３で復
調したのち制御部４に導入している。この制御部４は、
受信機の内部クロックの位相を受信信号のビット位相に
合せるビット同期回路４ａと、照合回路４ｂと、ビット
同期制御回路４ｃとから構成される。このうち照合回路
４ｂは、上記復調回路３で再生された個別番号符号を記
憶回路５に予め記憶されてい自機の個別番号符号と照合
し、両符号が一致したときに駆動回路６を介してスピー
カ７に鳴音信号を供給して呼出音を発生させる。また照
合回路４ｂは、同期引込み時に上記ビット同期回路４ａ
による同期ワードの検出の有無を判定し、同期ワードが
検出された時にビット同期制御回路４Ｃへ制御信号を出
力する。ビット同期制御回路４Ｃは、上記照合回路４ｂ
から制御信号が出力された場合に、以後同期ワードの受
信期間のみビット同期回路４ａを動作させてビット同期
の引込み動作を行なわせるものである。尚、８はバッテ
リセービング回路であり、上記照合回路４ｂから同期引
込みが完了した旨の信号が出力された場合に、それ以降
自機が属するグループの受信期間のみ前記無線回路２お
よび復調回路３へ電池９の電源電圧Ｖｃｃを供給し、受
信動作を行なわせるものである。

このような構成であるから、加入者が受信機の電源を投
入すると、各回路に電池８の電源電圧が供給されて無線
回路２および復調回路３は第２図（ｂ）に示す如く連続
動作状態になり、また１１１ａ１部４は同期引込み動作
を開始する。このときビット同期回路４ａは同期ワード
の検出を行なう。

さて、この状態で例えば第２図に示す如く、グループｎ
の同期ワードを受信した時点でビット同期回路４ａで同
期ワードの位置が検出されると、照合回路４ｂからビッ
ト同期制御回路４Ｃへ制御信号が出力され、これにより
同期制御回路４Ｃはその時点で第２図（ｃ）に示す如く
ビット同期回路４ａの動作を停止させる。そして、以後
ビット同期制御回路４ｃは、各グループの同期ワードの
受信期間が到来する毎に第２図（ｃ）に示す如くビット
同期回路４ａを動作状態にし、これによりビット同期の
引込み動作を行なわせる。また、このビット同期制御回
路４Ｃによるビット同期回路４ａの動作制御は、選択呼
出信号に対する受信機の受信位相が確立され、バッテリ
セービング動作が開始された後も、例えば第３図に示す
如く継続して行なわれる。

このように本実施例であれば、同期引込み期間において
、同期ワードの位置を検出した後は、同期ワードの受信
期間のみビット同期回路４ａを動作状態に設定するよう
にしたので、呼出ワードの受信期間中にはビット同期の
引込み動作が行なわれないようにすることができる。こ
のため、たとえ表示付き選択呼出受信機が属するグルー
プに空白メツセージが挿入されており、かつこの空白メ
ツセージの受信波形がジッタ等によって変化していたと
しても、これに影響を受けることなく同期ワードのみに
より正確かつ迅速にビット同期の引込みを行なうことが
できる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、上記実施例ではバッテリセービング開始後もビッ
ト同期回路４ａの動作制御を継続して行なうようにした
が、バッテリセービング開始後は特に行なわなくてもよ
い。その他、選択呼出信号の構成や選択呼出受信機の回
路構成等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施できる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、同期引込み期間に
選択呼出信号の同期ワードの位置を検出し、この同期ワ
ードの位置が検出された後は各グループの同期ワード受
信期間のみビット同期回路を動作させるようにしたこと
によりて、伝送速度が遅いグループに属する選択呼出受
信機が伝送速度が速いグループを受信しているときに同
期外れを起こさないようにすることができ、これにより
同期引込みを確実かつ迅速に行ない得る選択呼出受信機
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における選択呼出受信機の構
成を示す回路ブロック図、第２図および第３図はそれぞ
れ同受信機の動作を説明するためのタイミング図、第４
図は選択呼出信号の構成の一例を示す図である。 １・・・受信アンテナ、２・・・無線回路、３・・・復
調回路、４・・・制御部、４ａ・・・ビット同期回路、
４ｂ・・・照合回路、４ｃ・・・ビット同期制御回路、
５・・・記憶回路、６・・・駆動回路、７・・・スピー
カ、８・・・ノ（ツテリセービング回路、９・・・電池
。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同期ワードと呼出ワードとから構成される第１のグルー
   プと、同期ワードと呼出ワードとから構成され伝送速度
   が上記第１のグループのＮ倍に設定された第２のグルー
   プとを時分割多重化した選択呼出信号を受信し、少なく
   とも同期引込み期間中は前記選択呼出信号を連続受信す
   る選択呼出受信機において、前記同期引込み期間に前記
   選択呼出信号の同期ワードの位置を検出する手段と、こ
   の手段により同期ワードの位置が検出された後は各グル
   ープの同期ワード受信期間のみビット同期回路を動作さ
   せる手段とを具備したことを特徴とする選択呼出受信機
   。