JPH01283210A - 多色固形粉末化粧料の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多色固形粉末化粧料の軸道方法、更に詳細には
化粧料容器内にマーブル調の外観を呈する化粧料を形成
せしめる多色固形粉末化粧料の製造方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、所定の化粧料容器内に複数色の色調を有するもの
を得る方法としては、容器内に仕切りを設け、各容部内
に異なる色調の粉体を充填後、当該仕切シを除去する方
法が一般的であった。

然るところ、当該仕切り方法は煩雑な工程であるが故に
、最近仕切りを用いることなく、異なる色調金有する粉
体とバインダーと溶剤とから成るスラリー状物を緩和な
攪拌により混合して所定容器に充填・成型する方法が開
発報告せられている（特開昭６３−１４７０９号公報）
。

〔発明が解決しようとする課題〕

然しなから、斯かる方法は攪拌条件のコントロール、換
言すればスラリー状物の不均一混合物を得ることが極め
て困難であるため、マーブル調の美しい多色固形粉末化
粧料を容易に得られないと云う難点があると共に、充填
の当初と最後では異なった色調の外観を呈し、自ずと同
一マーブル調製品の大量生産は不可能なのが実状であっ
た。

そこで１本発明者は斯かる従来の問題を解消すべく種々
研究を重ねた結果、スタティックミキサーを用いれば極
めて容易に優れた不均一混合物を得ることができ、しか
も再現性に優れたマーブル調の美しい化粧料を生産し得
ることを見い出し、本発明を完成した。

〔課題を解決するための手段〕

すなわち、本発明は異なる色調を有する粉末化粧料基剤
をそれぞれ混合用溶媒に分散せしめた複数種の泥状物を
、スタティックミキサーにて不均一に混合した後、化粧
料容器内に充填し、乾燥せしめて成型することを特徴と
する多色固形粉末化粧料の製造方法である。

本発明に用いられる粉末化粧料基剤としては、特に限定
されないが、例えば次の如きものが挙げられる。

■粉体 無機顔料：タルク、酸化チタン、カオリン。

マイカ、ケイ酸、゛酸化鉄、酸化 亜鉛、酸化鉄雲母チタン、群青、 雲母チタン、グリツタ−１炭酸 カルシウム、ベントナイトなど。

有機顔料：？リエチレン、ナイロン、結晶セルロース、
金属セッケン、タ ール色素、でんぷん、テフロン。

魚鱗箔など。尚、これらは処理 顔料、複合顔料であってもよい。

■油剤 炭化水素：流動ノＱラフイン、スクヮラン。

マイクロクリスタリンワックス。

ノＱラフインワックス、ワセリン 油脂：ヤシ油、゛□モクロウ、ヒマシ油、ミンク油、オ
リーブ油 ロ　　ウニ鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン、キャンデリラ
ロウ、カルナウバ ロウ 脂肪酸：ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸、イソ ステアリン酸 アルコール：セタノール、ステアリルアルコール、ヘキ
シルデカノール エステル：イソゾロピルミリステート、トリオクタン酸
グリセリン シリコン： 、　など ■　その他下記成分を適宜配合し得る０保湿剤：グリセ
リン、１，３−ブチレングリコール 高分子：ゼラチン、アラビアガム、メチルセルロース、
破りビニルピロ リドン、エチルセルロース 粘土鉱物：ナトリウムマグネシウムシリケ−ト、マグネ
シウムアルミニラ ムシリケート 界面活性剤： 薬　　剤：紫外線吸収剤、美肌成分、防腐剤 香　　　料： また、混合用溶媒としては一般揮発性溶媒が用いられる
が、例えば次の如きものが挙げられる。

アルコール：エタノール、ソロノＱ／−ルフッ素化炭化
水素−フロン、フッ化炭素芳香族炭化水素：ベンゼン ケトン：アセトン エーテル：ソメチルエーテル、ジエチルエーテル シリコン：環状？リシロキサン 水： 脂肪族炭化水素：軽質流動イソ、Ｑラフインなど 斯かる粉末化粧料基剤と混合用溶媒の配合比は、前者を
１とすると後者は０．５〜２とするのが好ましい。尚、
粉末化粧料基剤（粉体、油剤、その他成分）は、混合用
溶媒に溶解しないものを選べば、均質な固形粉末化粧料
が得られて、特に好ましい。

本発明に用いられるスタティックミキサーの攪拌部は第
１図に示す如く、短い板状体を右方向と左方向にそれぞ
れ１８０度捻った形態より成る２種類の攪拌ニレメン）
１１ａ及び１１ｂを交互にかつ各々９０度になるように
連続せしめて構成されるものである。

而して、このスタティックミキサーは、−攪拌エレメン
ト１１を通過する毎に流れを二分割すると共に、攪拌エ
レメントが右方向へ捻れているのと左方向へ捻れている
のとが交互に連続しているため、流れに反転を生じせし
め、かつ当該攪拌エレメントの捻回に沿って中心部から
壁面へ、壁面から中心部へと流れの転換を生じせしめる
作用により目的物を混合するものである。

本発明に於て、スタティックミキサーの攪拌エレメント
数としては１０枚以下が不均一混合作用、換言すればマ
ーブル調の模様を得る上で特に良い結果を与える。

尚、スタティックミキサーへの泥状物の注人は、加圧？
ンゾを利用するのが好ましい。

本発明に於て、化粧料容器内への充填、乾燥、成型は、
充填後プレス、乾燥して成型する方法；充填後乾燥プレ
スして成型する方法：成型型に組み込んだ化粧料容器内
に充填。

乾燥して成型する方法等その如何を問わない。

〔作用〕

本発明方法に於ては、スタティックミキサーによシ複数
種の泥状物が不均一に混合せられる結果、得られる固形
粉末化粧料は美しいマーブル調を呈する。

〔発明の効果〕

以上従って、本発明方法によれば極めて容易にマーブル
調の美しい多色固形粉末化粧料を得ることができる。し
かも、本発明に於てはマーブル調の外観を容易に種々コ
ントロールし得るので、再現性に優れ、同一マーブル調
製品の大量生産が可能である。

更にまた、本発明方法は白粉、アイシャドウ、頬紅、フ
ァンデーション、カラークレヨン、中皿タイプ、スティ
ックタイプ等各種固形粉末化粧料に広く適用実施し得る
ものであるＯ 〔実施例〕 以下実施例を挙げて本発明を更に説明する。

実施例１ 第２図に示す双胴聾注入器２の各胴部２龜、２ｂに、そ
れぞれ下記処方及び製法により得られた二種の泥状物Ａ
及びＢｆ入れ、注出口部２１にスタティックミキサー１
（マーキュリ−・サシライ・システム株式会社製：内径
＆３ｍｍ、攪拌エレメント長５　ｍｍ　／　’ｒ枚×１
枚）′ｔ一連結し、該スタティックミキサー１を作動せ
しめつつ化粧料容器３（内容積２゜Ｘ　２５　Ｘ　４　
ｍｍ　）の裏面に設けた２　ｍｍφの注入口よシ、当該
泥状物ム及びＢの不均一混合物を該容器３Ｋ、加圧？ｙ
ノ４　Ｋ　で２　ｋｇ　／　ｔｚ２の条件下圧力注入充
填を行なった後、吸水紙５ｔ−介在せしめつつ化粧料表
面をウレタンフオームから成るゾレス用ノ髪ツドにて低
圧ゾレス（１０ｋｇ　／ｃｒｕ２　）を行ない、次いで
乾燥せしめてエチルアルコールを揮散させ、固形ノＱウ
ダーアイシャドウを得た。

得られた固形／ｅウダーアイシャドウは、美しいマーブ
ル調の外観を呈するものであった。

◎　処方（重量部） （処方Ａ）　　（処方Ｂ） （１）　　マイカ　　　　　　　７＆３５４ａ１（２）
　　雲母チタン　　　　　１０．０　　　　−（３）　
　酸化鉄雲母チタ７　　　　　　　　２０．０（４）　
　酸化チタン　　　　　１．０−（５）　　赤色２２６
号　　　　α１０．５（６）　　ベンガラ　　　　　　
　　　　　　　ｚＯ（７）　　黄酸化鉄　　　　　　　
　　　　　７．０（８）群青　　　０．１５　３．０ （９）　　黒酸化鉄　　　　　　　　　　　　　６．０
α１　ゾメチル？リシロキサン　４．０　　　　　４．
０住υ　流動ノＱラフイン　　　　ｚｏ　　　　　２．
。

ａ’ａ　　スフワラ７　　　　　０．８　　　　０．８
α３　親油性界面活性剤　　３．０　　　　３．０α４
香料　　　０．２　　０．２ α９　防腐剤　　　　　０・４　　　　　°°４ａｅ　
　エタノール　　　　１０α０　　　　１００．０（紫
色）　　　（暗緑色） ◎製法 （イ）上記［１１〜（９）全混合粉砕する。

（ロ）上記ＣＬＧ〜（１５１ｔ−均一に溶解する。

ｅウ　　（イ）で得たものに（ロ）で得たもの金加えて
均一に混合する。

に）（ハ）で得たものに上記（１ｅｉ加え、均一に混合
して、泥状物Ａ、泥状物Ｂをそれぞれ得る。

実施例２ 実施例１に於て、泥状物として下記処方及び製法により
得られた二種の泥状物Ｃ及びＤ全用い、スタティックミ
キサーとして攪拌エレメントを３枚備えたものを用い、
加圧？ンゾの圧力’１５ｋｇ／σ２とし、化粧料容器と
して内容積４２　Ｘ　２６　Ｘ　５　ｍｍのものを用い
、かつプレス圧’に１５ｋｇ／ｃ′ｍ２とした以外は実
施例１と同様にして頬紅を得た。

得られた頬紅はマーブル模様の美麗なものであった。

◎　処方（重量部） （処方Ｃン　　（処方Ｄ） （１）　　マイカ　　　　　　　７３．０　　　　６３
．１（２）　　メルク　　　　　　　５．ｏ　　　　　
　ｉｏ、。

（３）　　酸化鉄雲母チタン　　１１．０　　　　１ａ
Ｏ（４）　　酸化チタン　　　　　　　　　　　０．′
５（５）　　赤色２２６号　　　０．５　　　　０．７
（６）　　黄色２０５号　　　　０ｌ−（７）群青　　
　　−０，５ （８）　　ベンガラ　　　　　　　α７　　　−（９）
　　ゾメチル？リシロキサン　　４．０　　　　４−０
（１０流動、ｅラフイア　　　　　　２．０　　　　２
．００υ　スクワラン　　　　　　１・０１・０（１２
１親油性界面活性剤　　　Ｚ０２．０（１３）　　レシ
チン　　　　　　　−〇・５α滲　防腐剤　　　　　　
　　０．４　　　　α４αＳ香料　　　　α３０，３ （Ｌ６１　　エタノール　　　　　　１００．０　　１
００．Ｑ（淡赤色）（赤褐色） ◎製法 （イ）上記（１）〜（８）全混合粉砕する。

（ロ）上記（９）〜霞ヲ均一に溶解する。

（ハ）（イ）で得たものに（ロ）で得たものを加えて均
一に混合する。

に）（ハ）で得たものに上記ｔｔｉ９’ｅ加え、均一に
混合して、泥状物Ｃ１泥状物りをそれぞれ得る。

【図面の簡単な説明】

第１図はスタティックミキサー攪拌部の正面概略説明図
、第２図は本発明の実施に好適な装置例の概略説明図で
ある。 以上 出願人　株式会社　小林コーセー に□ 弁理士　小　野　信　ぎｆ゛１”−′・１：“−・ １、　　　・、しｊ 手続補正書（自発） 昭和６３年６　月　７日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、異なる色調を有する粉末化粧料基剤をそれぞれ混合
   用溶媒に分散せしめた複数種の泥状物を、スタティック
   ミキサーにて不均一に混合した後、化粧料容器内に充填
   し、乾燥せしめて成型することを特徴とする多色固形粉
   末化粧料の製造方法。