JPH0127905B2 - - Google Patents
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- JPH0127905B2 JPH0127905B2 JP11954881A JP11954881A JPH0127905B2 JP H0127905 B2 JPH0127905 B2 JP H0127905B2 JP 11954881 A JP11954881 A JP 11954881A JP 11954881 A JP11954881 A JP 11954881A JP H0127905 B2 JPH0127905 B2 JP H0127905B2
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、所定の自動列車制御区域内の線路
上に在線する列車数の最多数時に見合う数の信号
送信器を備え、列車の移動に伴なつて送信器の出
力を各閉塞区間に切替え接続し、１列車に対する
速度制御信号の送信区間を１ないし若干区間に限
定するようにした自動列車制御装置に関するもの
で、制御系全域に設備する送信器数を減少させる
ことを目的としている。
上に在線する列車数の最多数時に見合う数の信号
送信器を備え、列車の移動に伴なつて送信器の出
力を各閉塞区間に切替え接続し、１列車に対する
速度制御信号の送信区間を１ないし若干区間に限
定するようにした自動列車制御装置に関するもの
で、制御系全域に設備する送信器数を減少させる
ことを目的としている。
従来の自動列車制御系区域内における信号送信
器は、第１図に例示するように、線路の各閉塞区
間ごとに固定して設けられていた。すなわち、第
１図に示す列車Ｃの線路Ｌに設定されている閉塞
区間Ｔ１〜Ｔ４の各伝送回路の送信側に速度信号
切替回路TS１〜TS４、信号送信器Ｓ１〜Ｓ４
が、また受信側に列車検知リレーＲ１〜Ｒ４がそ
れぞれ設けられていて、列車が存在しない閉塞区
間、例えば同図の閉塞区間Ｔ３，Ｔ４等にも不用
に送信しているという欠点があつた。
器は、第１図に例示するように、線路の各閉塞区
間ごとに固定して設けられていた。すなわち、第
１図に示す列車Ｃの線路Ｌに設定されている閉塞
区間Ｔ１〜Ｔ４の各伝送回路の送信側に速度信号
切替回路TS１〜TS４、信号送信器Ｓ１〜Ｓ４
が、また受信側に列車検知リレーＲ１〜Ｒ４がそ
れぞれ設けられていて、列車が存在しない閉塞区
間、例えば同図の閉塞区間Ｔ３，Ｔ４等にも不用
に送信しているという欠点があつた。
一系統の列車運転区域内における列車の運転間
隔は、例えばラツシユアワー等の最短時隔運転時
にあつても、正常運転である限り、各閉塞区間の
すべてに亘り同時に列車が在線することは運転保
安上あり得ず、少なくとも数閉塞区間の距離を隔
てて運転されるのが一般的である。
隔は、例えばラツシユアワー等の最短時隔運転時
にあつても、正常運転である限り、各閉塞区間の
すべてに亘り同時に列車が在線することは運転保
安上あり得ず、少なくとも数閉塞区間の距離を隔
てて運転されるのが一般的である。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、
従来の第１図に示したごとき各閉塞区間ごとに信
号送信器を固定して設備することなく、頭書に述
べたように、所定の自動列車制御区域内の軌道上
を走行する列車数の最多数時に見合う数の信号送
信器を備え、速度信号の送受信系とは別に設けら
れている列車検知リレーのほかに、送信区間切替
リレー回路、列車追跡リレー回路および前記列車
検知リレーの組み合せにより作動する組合せ列車
検知リレーの回路を設け、対応する列車の移動に
伴なつて前記信号送信器の出力を閉塞区間ごとに
順次切替え接続し、１列車に対する速度信号の送
信区間を１ないし若干区間に限定し、他の列車不
在区間に対しては送信を休止するようにしたもの
である。
従来の第１図に示したごとき各閉塞区間ごとに信
号送信器を固定して設備することなく、頭書に述
べたように、所定の自動列車制御区域内の軌道上
を走行する列車数の最多数時に見合う数の信号送
信器を備え、速度信号の送受信系とは別に設けら
れている列車検知リレーのほかに、送信区間切替
リレー回路、列車追跡リレー回路および前記列車
検知リレーの組み合せにより作動する組合せ列車
検知リレーの回路を設け、対応する列車の移動に
伴なつて前記信号送信器の出力を閉塞区間ごとに
順次切替え接続し、１列車に対する速度信号の送
信区間を１ないし若干区間に限定し、他の列車不
在区間に対しては送信を休止するようにしたもの
である。
以下本発明の実施例について図面と共に説明す
る。なお、第２図以降の図面において、第１図と
同等と見做しうるものは第１図と同一の記号を使
用する。
る。なお、第２図以降の図面において、第１図と
同等と見做しうるものは第１図と同一の記号を使
用する。
第２図は、第５図に示す隣接する閉塞区間の各
列車検知リレーTRn，TRn＋１により作動する
組合せ列車検知リレーｎ／ｎ＋１TRを用い、第
４図に示す前記組合せ列車検知リレーｎ／ｎ＋１
TRの接点組合せ条件を介して駆動される送信区
間切替リレーTSnRおよび列車追跡リレー
TTnRa，TTnRbの動作または復旧条件のもと
に、対応する列車の進行に従つて信号を送信すべ
き閉塞区間を切替えるところの、前記制御範囲に
ある閉塞区間Ｔ１〜Ｔ６に係わる信号送信閉塞区
間の切替回路の構成を示す１例図で、前記制御範
囲の前後の閉塞区間Ｔ０，Ｔ７から先の閉塞区間
に係わる回路の図示は省略したが、図示に準じて
構成されることは勿論である。
列車検知リレーTRn，TRn＋１により作動する
組合せ列車検知リレーｎ／ｎ＋１TRを用い、第
４図に示す前記組合せ列車検知リレーｎ／ｎ＋１
TRの接点組合せ条件を介して駆動される送信区
間切替リレーTSnRおよび列車追跡リレー
TTnRa，TTnRbの動作または復旧条件のもと
に、対応する列車の進行に従つて信号を送信すべ
き閉塞区間を切替えるところの、前記制御範囲に
ある閉塞区間Ｔ１〜Ｔ６に係わる信号送信閉塞区
間の切替回路の構成を示す１例図で、前記制御範
囲の前後の閉塞区間Ｔ０，Ｔ７から先の閉塞区間
に係わる回路の図示は省略したが、図示に準じて
構成されることは勿論である。
第２図において、Ｓ１ａ，Ｓ１ｂ，Ｓ２ａ，Ｓ
２ｂ等は、線路Ｌ上を走行する列車ごとに、走行
中の閉塞区間とその前方隣接閉塞区間の隣接２閉
塞区間に信号を送信すべく組合せて設けられた信
号送信器群、Ts１〜Ts６は、閉塞区間Ｔ１〜Ｔ
６のそれぞれに対応して設けられている、第３図
に示す回路構成の速度信号切替回路、ATT１〜
ATT６は前記各速度信号切替回路に直列される
信号レベル調整回路、ATT′１〜ATT′６は各閉
塞区間Ｔ１〜Ｔ６への伝送回路に設けられている
信号レベル調整回路、Ｒ１ａ，Ｒ１ｂ，Ｒ２ａ，
Ｒ２ｂ等は、閉塞区間への信号送信を休止中、前
記各信号送信器Ｓ１ａ，Ｓ１ｂ，Ｓ２ａ，Ｓ２ｂ
等よりの送信出力を出力側リレー接点TTnRaま
たはTTnRbを介してアースへ消費させるダミー
抵抗である。また回路の各接点TSnR，TTnRa，
TTnRbは、第４図にそれらの接点と同一記号で
示されている送信区間切替リレーTSnRまたは列
車追跡リレーTTnRa，TTnRbのそれぞれの接
点である（以下、接点信号はその属するリレーと
同一記号で示す）。
２ｂ等は、線路Ｌ上を走行する列車ごとに、走行
中の閉塞区間とその前方隣接閉塞区間の隣接２閉
塞区間に信号を送信すべく組合せて設けられた信
号送信器群、Ts１〜Ts６は、閉塞区間Ｔ１〜Ｔ
６のそれぞれに対応して設けられている、第３図
に示す回路構成の速度信号切替回路、ATT１〜
ATT６は前記各速度信号切替回路に直列される
信号レベル調整回路、ATT′１〜ATT′６は各閉
塞区間Ｔ１〜Ｔ６への伝送回路に設けられている
信号レベル調整回路、Ｒ１ａ，Ｒ１ｂ，Ｒ２ａ，
Ｒ２ｂ等は、閉塞区間への信号送信を休止中、前
記各信号送信器Ｓ１ａ，Ｓ１ｂ，Ｓ２ａ，Ｓ２ｂ
等よりの送信出力を出力側リレー接点TTnRaま
たはTTnRbを介してアースへ消費させるダミー
抵抗である。また回路の各接点TSnR，TTnRa，
TTnRbは、第４図にそれらの接点と同一記号で
示されている送信区間切替リレーTSnRまたは列
車追跡リレーTTnRa，TTnRbのそれぞれの接
点である（以下、接点信号はその属するリレーと
同一記号で示す）。
第３図は、速度信号切替回路TS１〜TS６の内
容を示す回路図で、０、25、45、75等の数値はそ
れぞれKm／ｈで示される速度信号、OR、25R、
45R、75Rは前記各速度信号の送信を選択する速
度リレーの接点であり、いわゆる下位速度優先の
回路構成のもとに速度信号を切替えて、信号送信
器Ｓ（ただしＳは第１図、第２図に示した各信号
送信器Sn，Sna，Snbの代表記号）へ出力する。
容を示す回路図で、０、25、45、75等の数値はそ
れぞれKm／ｈで示される速度信号、OR、25R、
45R、75Rは前記各速度信号の送信を選択する速
度リレーの接点であり、いわゆる下位速度優先の
回路構成のもとに速度信号を切替えて、信号送信
器Ｓ（ただしＳは第１図、第２図に示した各信号
送信器Sn，Sna，Snbの代表記号）へ出力する。
第４図は、第５図に示す隣接２閉塞区間の組合
せ列車検知リレー０／１TR，１／２TR，……
…等々の接点をマトリツクス状に組合せ、列車
Cnごとの列車追跡リレーTTnRa，TTnRbの回
路と、信号送信区間切替リレーTSnRの回路とを
構成したものである。すなわち、第５図に示す隣
接２閉塞区間の組合せ列車検知リレー０／１
TR，１／２TR，………等々は、第２図の線路
Ｌの閉塞区間Ｔ０，Ｔ１，Ｔ２，………等々にそ
れぞれ設けられている列車検知リレーTR０，
TR１，TR２………等々（何れも図示せず）の
隣接閉塞区間、例えば組合せ列車検知リレー０／
１TRは区間Ｔ０とＴ１の列車検知リレーTR０
とTR１が共に動作している条件、すなわち隣接
２区間の開通条件で動作する。
せ列車検知リレー０／１TR，１／２TR，……
…等々の接点をマトリツクス状に組合せ、列車
Cnごとの列車追跡リレーTTnRa，TTnRbの回
路と、信号送信区間切替リレーTSnRの回路とを
構成したものである。すなわち、第５図に示す隣
接２閉塞区間の組合せ列車検知リレー０／１
TR，１／２TR，………等々は、第２図の線路
Ｌの閉塞区間Ｔ０，Ｔ１，Ｔ２，………等々にそ
れぞれ設けられている列車検知リレーTR０，
TR１，TR２………等々（何れも図示せず）の
隣接閉塞区間、例えば組合せ列車検知リレー０／
１TRは区間Ｔ０とＴ１の列車検知リレーTR０
とTR１が共に動作している条件、すなわち隣接
２区間の開通条件で動作する。
第４図は、上記第５図に示す組合せ列車検知リ
レーｎ−１／nTRの接点を用い、第２図の線路
Ｌ上を走行する列車Ｃ１〜Cnのそれぞれに対し、
前記の組合せ列車検知リレー０／１TR，２／３
TR………、または１／２TR，３／４TR………
のごとく一つおきに組合せ列車検知リレーの動作
接点を直列に介して駆動される１組ずつの列車追
跡リレーTT１Ra，TT１Rb〜TTnRa，TTnRb
と、前記一つおきの組合せ列車検知リレー０／１
TR，２／３TR，４／５TR………、および１／
２TR，３／４TR，５／６TR………の復旧接点
の組合せ回路（例えば列車用Ｃ１用の０／１TR
の復旧接点は次の列車Ｃ２用の０／１TRの動作
接点の後に接続され、１／２TRの復旧接点は次
の列車Ｃ２用の１／２TRの動作接点の後に接続
される。以下同じ）を介してそれぞれ駆動される
送信区間切替リレーTS１Ｒ，TS２Ｒ………TS
８Ｒ〜（以下図示省略）等のリレー駆動回路で、
列車追跡リレーTT１Ra〜TTnRa，TT１Rb〜
TTnRbのいずれかが動作しているときは該当列
車（例えば、リレーTT１Raに対する列車Ｃ１）
なしを示し、（例えば０／１TR，２／３TR，…
……の各接点のいずれかが復旧すれば列車追跡リ
レーTT１Raは復旧するので、）列車追跡リレー
TTnRa，TTnRbのいずれかが復旧することで
該当する追跡列車Cn有りを示す。また、送信区
間切替リレーTS１Ｒ，TS２Ｒ………等は各列車
Ｃ１〜Cnに対して共通に使用される。例えば列
車Ｃ１の組合せ列車検知リレー接点０／１TRが
復旧すれば送信区間切替リレーTS１Ｒが動作す
る。
レーｎ−１／nTRの接点を用い、第２図の線路
Ｌ上を走行する列車Ｃ１〜Cnのそれぞれに対し、
前記の組合せ列車検知リレー０／１TR，２／３
TR………、または１／２TR，３／４TR………
のごとく一つおきに組合せ列車検知リレーの動作
接点を直列に介して駆動される１組ずつの列車追
跡リレーTT１Ra，TT１Rb〜TTnRa，TTnRb
と、前記一つおきの組合せ列車検知リレー０／１
TR，２／３TR，４／５TR………、および１／
２TR，３／４TR，５／６TR………の復旧接点
の組合せ回路（例えば列車用Ｃ１用の０／１TR
の復旧接点は次の列車Ｃ２用の０／１TRの動作
接点の後に接続され、１／２TRの復旧接点は次
の列車Ｃ２用の１／２TRの動作接点の後に接続
される。以下同じ）を介してそれぞれ駆動される
送信区間切替リレーTS１Ｒ，TS２Ｒ………TS
８Ｒ〜（以下図示省略）等のリレー駆動回路で、
列車追跡リレーTT１Ra〜TTnRa，TT１Rb〜
TTnRbのいずれかが動作しているときは該当列
車（例えば、リレーTT１Raに対する列車Ｃ１）
なしを示し、（例えば０／１TR，２／３TR，…
……の各接点のいずれかが復旧すれば列車追跡リ
レーTT１Raは復旧するので、）列車追跡リレー
TTnRa，TTnRbのいずれかが復旧することで
該当する追跡列車Cn有りを示す。また、送信区
間切替リレーTS１Ｒ，TS２Ｒ………等は各列車
Ｃ１〜Cnに対して共通に使用される。例えば列
車Ｃ１の組合せ列車検知リレー接点０／１TRが
復旧すれば送信区間切替リレーTS１Ｒが動作す
る。
次に、第２図の回路動作を第４図、第５図の回
路と共に説明する。
路と共に説明する。
第２図に示す閉塞区間Ｔ２に列車Ｃが進入する
と、区間Ｔ２の列車検知リレーTR２（図示せ
ず）が復旧することにより、第５図の組合せ列車
検知リレー１／２TRと２／３TRが共に復旧状
態となる。そこで第２図の列車Ｃを列車Ｃ１とす
ると、第４図の列車Ｃ１用の列車追跡リレーTT
１RaとTT１Rbは共に励磁回路を断たれて復旧
する。しかし、他列車用の列車追跡リレーTT２
Ra，TT２Rb以下は、同図に破線の矢印方向で
示す励磁回路により動作を保持する。一方、組合
せ列車検知リレー１／２TR，２／３TRの復旧
により、送信区間切替リレーTS２ＲとTS３Ｒ
が、第４図の列車Cn用の回路に沿つて１点鎖線
の矢印方向で示す励磁回路により、駆動されて動
作する。
と、区間Ｔ２の列車検知リレーTR２（図示せ
ず）が復旧することにより、第５図の組合せ列車
検知リレー１／２TRと２／３TRが共に復旧状
態となる。そこで第２図の列車Ｃを列車Ｃ１とす
ると、第４図の列車Ｃ１用の列車追跡リレーTT
１RaとTT１Rbは共に励磁回路を断たれて復旧
する。しかし、他列車用の列車追跡リレーTT２
Ra，TT２Rb以下は、同図に破線の矢印方向で
示す励磁回路により動作を保持する。一方、組合
せ列車検知リレー１／２TR，２／３TRの復旧
により、送信区間切替リレーTS２ＲとTS３Ｒ
が、第４図の列車Cn用の回路に沿つて１点鎖線
の矢印方向で示す励磁回路により、駆動されて動
作する。
この結果、第２図において、動作接点TS２Ｒ
と復旧接点TT１Rbを介して速度信号切替回路
TS２と送信器Ｓ１ｂとが、破線の矢印方向で示
すように閉塞区間Ｔ２に接続され、所定の速度信
号が送信される。さらに閉塞区間Ｔ３には、動作
接点TS３Ｒと復旧接点TT１Raを介して速度信
号切替回路TS３と送信器Ｓ１ａとが接続され、
列車Ｃ（＝Ｃ１）が閉塞区間Ｔ２からＴ３に進入
する際、円滑な進行が可能となるように、所定の
速度信号が準備される。このようにして、閉塞区
間Ｔ２に在る列車Ｃに後続列車が存在しないとき
は、信号送信器Ｓ１ａ，Ｓ１ｂの組のみが稼動
し、他の信号送信器からの信号送信は休止される
が、送信区間切替リレーTS１Ｒ，TS２Ｒ，……
…等の復旧または動作により、列車の進行に追従
して信号送信の閉塞区間切替えが行なわれる。
と復旧接点TT１Rbを介して速度信号切替回路
TS２と送信器Ｓ１ｂとが、破線の矢印方向で示
すように閉塞区間Ｔ２に接続され、所定の速度信
号が送信される。さらに閉塞区間Ｔ３には、動作
接点TS３Ｒと復旧接点TT１Raを介して速度信
号切替回路TS３と送信器Ｓ１ａとが接続され、
列車Ｃ（＝Ｃ１）が閉塞区間Ｔ２からＴ３に進入
する際、円滑な進行が可能となるように、所定の
速度信号が準備される。このようにして、閉塞区
間Ｔ２に在る列車Ｃに後続列車が存在しないとき
は、信号送信器Ｓ１ａ，Ｓ１ｂの組のみが稼動
し、他の信号送信器からの信号送信は休止される
が、送信区間切替リレーTS１Ｒ，TS２Ｒ，……
…等の復旧または動作により、列車の進行に追従
して信号送信の閉塞区間切替えが行なわれる。
第６図、第７図は、第６図の線路Ｌ上に複数列
車があつて、先行列車Ｃ１が閉塞区間Ｔ５に進入
し、閉塞区間Ｔ２にあつた後続列車Ｃ２が支線
L′に進行して閉塞区間Ｔ２から抜けて行く場合の
回路動作を説明する回路図である。先行列車Ｃ１
が閉塞区間Ｔ５に進入し、また、後続列車Ｃ２が
閉塞区間Ｔ２に在る場合の回路動作は、先に第２
図、第４図、第５図によつて閉塞区間Ｔ２に列車
在りについて述べた動作と、それぞれ同様であつ
て、後続列車Ｃ２についての説明は省略し、閉塞
区間Ｔ５にある先行列車Ｃ１に対する閉塞区間Ｔ
５，Ｔ６への信号送信は、第６図に破線の矢印方
向で示すように、送信区間切替リレーTS５Ｒの
動作接点、列車追跡リレーTT２Raの復旧接点を
介して、速度信号切替回路TS５と信号送信器Ｓ
２ａとが閉塞区間Ｔ５に接続され、さらに閉塞区
間Ｔ６には、送信区間切替リレーTS６Ｒの動作
接点、列車追跡リレーTT２Rbの復旧接点を介し
て、速度信号切替回路TS６と信号送信器Ｓ２ｂ
が接続されている。
車があつて、先行列車Ｃ１が閉塞区間Ｔ５に進入
し、閉塞区間Ｔ２にあつた後続列車Ｃ２が支線
L′に進行して閉塞区間Ｔ２から抜けて行く場合の
回路動作を説明する回路図である。先行列車Ｃ１
が閉塞区間Ｔ５に進入し、また、後続列車Ｃ２が
閉塞区間Ｔ２に在る場合の回路動作は、先に第２
図、第４図、第５図によつて閉塞区間Ｔ２に列車
在りについて述べた動作と、それぞれ同様であつ
て、後続列車Ｃ２についての説明は省略し、閉塞
区間Ｔ５にある先行列車Ｃ１に対する閉塞区間Ｔ
５，Ｔ６への信号送信は、第６図に破線の矢印方
向で示すように、送信区間切替リレーTS５Ｒの
動作接点、列車追跡リレーTT２Raの復旧接点を
介して、速度信号切替回路TS５と信号送信器Ｓ
２ａとが閉塞区間Ｔ５に接続され、さらに閉塞区
間Ｔ６には、送信区間切替リレーTS６Ｒの動作
接点、列車追跡リレーTT２Rbの復旧接点を介し
て、速度信号切替回路TS６と信号送信器Ｓ２ｂ
が接続されている。
なお、上記の動作におけるリレー接点の動きを
第７図によつて簡単に述べると、同図の列車Ｃ１
用の回路を先行列車Ｃ１の回路とすると、列車Ｃ
１が閉塞区間Ｔ５に在ることによつて組合せ列車
検知リレー４／５TR，５／６TRは復旧してい
るから、列車追跡リレーTT１Ra，TT１Rbは共
に復旧し、送信区間切替リレーTS５Ｒ，TS６Ｒ
は共に動作している。また閉塞区間Ｔ２に後続列
車Ｃ２が在ることから、既に述べたように、第７
図の列車Ｃ２の回路において、列車追跡リレー
TT２Ra，TT２Rbは復旧し、送信区間切替リレ
ーTS２Ｒ，TS３Ｒが動作している。従つて、閉
塞区間Ｔ５，Ｔ６への信号送信は第６図で説明し
た回路によつて行なわれている。
第７図によつて簡単に述べると、同図の列車Ｃ１
用の回路を先行列車Ｃ１の回路とすると、列車Ｃ
１が閉塞区間Ｔ５に在ることによつて組合せ列車
検知リレー４／５TR，５／６TRは復旧してい
るから、列車追跡リレーTT１Ra，TT１Rbは共
に復旧し、送信区間切替リレーTS５Ｒ，TS６Ｒ
は共に動作している。また閉塞区間Ｔ２に後続列
車Ｃ２が在ることから、既に述べたように、第７
図の列車Ｃ２の回路において、列車追跡リレー
TT２Ra，TT２Rbは復旧し、送信区間切替リレ
ーTS２Ｒ，TS３Ｒが動作している。従つて、閉
塞区間Ｔ５，Ｔ６への信号送信は第６図で説明し
た回路によつて行なわれている。
そこで、後続列車Ｃ２が閉塞区間Ｔ２を抜けて
支線L′に進行すると、組合せ列車検知リレー１／
２TR，２／３TRが動作し、送信区間切替リレ
ーTS２Ｒ，TS３Ｒは復旧する。しかして列車追
跡リレーTT２Ra，TT２Rbは、第７図に破線で
示す矢印方向の接点回路を介して励磁されて動作
する。また送信区間切替リレーTS５Ｒ，TS６Ｒ
は、同図に１点鎖線で示す矢印方向の接点回路を
介して励磁され、それぞれの動作を保持する。
支線L′に進行すると、組合せ列車検知リレー１／
２TR，２／３TRが動作し、送信区間切替リレ
ーTS２Ｒ，TS３Ｒは復旧する。しかして列車追
跡リレーTT２Ra，TT２Rbは、第７図に破線で
示す矢印方向の接点回路を介して励磁されて動作
する。また送信区間切替リレーTS５Ｒ，TS６Ｒ
は、同図に１点鎖線で示す矢印方向の接点回路を
介して励磁され、それぞれの動作を保持する。
それ故に、閉塞区間Ｔ５，Ｔ６への信号送信
は、第６図に１点鎖線の矢印方向で示すように、
送信区間切替リレーTS５Ｒの動作接点、列車追
跡リレーTT１Raの復旧接点を介して、速度信号
切替回路TS５と信号送信器Ｓ１ａとが閉塞区間
Ｔ５に接続され、さらに送信区間切替リレーTS
６Ｒの動作接点、列車追跡リレーTT１Rbの復旧
接点を介して、速度信号切替回路TS６と信号送
信器Ｓ１ｂとが閉塞区間Ｔ６に接続されて、所定
の信号送信が続けられる。このように区間Ｔ５，
Ｔ６には、信号送信器Ｓ２ａ，Ｓ２ｂからＳ１
ａ，Ｓ１ｂに接続が切替えられるが、他に列車が
存在しないときは、列車追跡リレーTT２Ra，
TT２Rbの動作接点を介し、信号送信器Ｓ２ａ，
Ｓ２ｂの入力はアースに短絡され、出力はダミー
抵抗Ｒ２ａ，Ｒ２ｂに接続されて閉塞区間への信
号送信を停止する。
は、第６図に１点鎖線の矢印方向で示すように、
送信区間切替リレーTS５Ｒの動作接点、列車追
跡リレーTT１Raの復旧接点を介して、速度信号
切替回路TS５と信号送信器Ｓ１ａとが閉塞区間
Ｔ５に接続され、さらに送信区間切替リレーTS
６Ｒの動作接点、列車追跡リレーTT１Rbの復旧
接点を介して、速度信号切替回路TS６と信号送
信器Ｓ１ｂとが閉塞区間Ｔ６に接続されて、所定
の信号送信が続けられる。このように区間Ｔ５，
Ｔ６には、信号送信器Ｓ２ａ，Ｓ２ｂからＳ１
ａ，Ｓ１ｂに接続が切替えられるが、他に列車が
存在しないときは、列車追跡リレーTT２Ra，
TT２Rbの動作接点を介し、信号送信器Ｓ２ａ，
Ｓ２ｂの入力はアースに短絡され、出力はダミー
抵抗Ｒ２ａ，Ｒ２ｂに接続されて閉塞区間への信
号送信を停止する。
第８図は、例えば列車の折り返し線路における
ように、列車が逆進行する場合に対応する送信区
間切替回路の１例図で、説明の便宜上、第２図の
一部を借用すると共に、同図の列車Ｃが逆方向に
進行するのに要する信号送信の付加設備を示した
ものである。
ように、列車が逆進行する場合に対応する送信区
間切替回路の１例図で、説明の便宜上、第２図の
一部を借用すると共に、同図の列車Ｃが逆方向に
進行するのに要する信号送信の付加設備を示した
ものである。
すなわち、第８図のＲ−TS１〜Ｒ−TS４は逆
進行用速度信号切替回路、Ｒ−ATT１〜Ｒ−
ATT４およびＲ−ATT′１〜Ｒ−ATT′４は逆進
行用信号レベル調整回路で、例えば列車の折り返
し線路地域に設けられる進行方向切替リレー（本
体図示せず）のそれぞれの接点SWR１〜SWR４
を介して、同図に破線で示す正方向（注・第２
図）の速度信号切替回路TS１〜TS４、信号レベ
ル調整回路ATT１〜ATT４，ATT′１〜
ATT′４等との正逆の切替を行なう。また第９図
は進行方向切替リレーの接点SWR１〜SWR４を
用いて、送信区間切替リレーTS１Ｒ〜TS４Ｒの
励磁回路切替回路を示したもので、第９図の回路
構成により、第４図と同様な送信区間切替リレー
回路、列車追跡リレー回路で、第８図での信号送
信が可能である。
進行用速度信号切替回路、Ｒ−ATT１〜Ｒ−
ATT４およびＲ−ATT′１〜Ｒ−ATT′４は逆進
行用信号レベル調整回路で、例えば列車の折り返
し線路地域に設けられる進行方向切替リレー（本
体図示せず）のそれぞれの接点SWR１〜SWR４
を介して、同図に破線で示す正方向（注・第２
図）の速度信号切替回路TS１〜TS４、信号レベ
ル調整回路ATT１〜ATT４，ATT′１〜
ATT′４等との正逆の切替を行なう。また第９図
は進行方向切替リレーの接点SWR１〜SWR４を
用いて、送信区間切替リレーTS１Ｒ〜TS４Ｒの
励磁回路切替回路を示したもので、第９図の回路
構成により、第４図と同様な送信区間切替リレー
回路、列車追跡リレー回路で、第８図での信号送
信が可能である。
なお、第２図、第６図、第８図において、該当
列車が存在しないとき、信号送信器Ｓ１ａ，Ｓ１
ｂ，………等の各入力が列車追跡リレーTT１
Ra，TT１Rb………等の動作接点によつてアー
スに短絡するように図示されているが、前記列車
追跡リレーの接点に抵抗減衰器を連ね、列車が存
在するときに通常送信する信号線に接続すること
によつて、信号送信器とダミー抵抗から僅かな信
号を流し、これによつて信号送信器の正常か不良
かを検出することが可能である。
列車が存在しないとき、信号送信器Ｓ１ａ，Ｓ１
ｂ，………等の各入力が列車追跡リレーTT１
Ra，TT１Rb………等の動作接点によつてアー
スに短絡するように図示されているが、前記列車
追跡リレーの接点に抵抗減衰器を連ね、列車が存
在するときに通常送信する信号線に接続すること
によつて、信号送信器とダミー抵抗から僅かな信
号を流し、これによつて信号送信器の正常か不良
かを検出することが可能である。
また、列車検知時間が非常に小さく、列車の区
間進入に対して速やかに列車検知リレーが応動す
る装置においては、信号送信器Sa，Sbの組を１
個の信号送信器にすることが可能となるため、第
２図、第６図、第８図の実施例において、信号送
信器を1/2にすることが可能である。
間進入に対して速やかに列車検知リレーが応動す
る装置においては、信号送信器Sa，Sbの組を１
個の信号送信器にすることが可能となるため、第
２図、第６図、第８図の実施例において、信号送
信器を1/2にすることが可能である。
以上の実施例に示したごとく、本発明によれ
ば、信号送信器数が減少し、送信装置の小形化が
可能であり、列車が存在しない閉塞区間の大部分
に対しては速度信号を送信しないため、他区間へ
の誘導減少する効果があり、さらに状況によつて
信号送信器数が在線列車数を上回る場合が生じで
も、余つた信号送信器の入力は短絡またはレベル
低下させるため、信号送信器の消費電力を回路構
成により減少させることができる等、多くの効果
を奏するものである。
ば、信号送信器数が減少し、送信装置の小形化が
可能であり、列車が存在しない閉塞区間の大部分
に対しては速度信号を送信しないため、他区間へ
の誘導減少する効果があり、さらに状況によつて
信号送信器数が在線列車数を上回る場合が生じで
も、余つた信号送信器の入力は短絡またはレベル
低下させるため、信号送信器の消費電力を回路構
成により減少させることができる等、多くの効果
を奏するものである。
第１図は従来の自動列車制御系区域における信
号送信器配設の概要図、第２図は本発明の実施例
たる送信区間切替回路の１例図、第３図は速度信
号切替回路図、第４図は信号送信区間切替リレー
回路および列車追跡リレー回路図、第５図は組合
せ列車検知リレー回路図、第６図は後続列車の支
線進入に伴なう送信区間切替回路の動作説明図、
第７図は同じく列車追跡リレー回路と信号送信区
間切替回路の動作説明図、第８図は列車逆進線路
区域の送信区間切替回路の１例図、第９図は同上
区域の送信区間切替リレー回路と列車追跡リレー
回路の１例図である。 Ｌ：線路、Ｓ１ａ，Ｓ１ｂ，Ｓ２ａ，Ｓ２ｂ…
……：信号送信器、０／１TR，１／２TR……
…：組合せ列車検知リレーおよびその接点、Ｔ
０，Ｔ１，………Ｔ７：閉塞区間、Ｃ，Ｃ１，Ｃ
２：列車、TT１Ra，TT１Rb〜TTnRa，
TTnRb：列車追跡リレー、TS１Ｒ〜TS８Ｒ：
送信区間切替リレー、TR０，TR１，………：
列車検知リレー、TS１，TS２………：速度信号
切替回路。
号送信器配設の概要図、第２図は本発明の実施例
たる送信区間切替回路の１例図、第３図は速度信
号切替回路図、第４図は信号送信区間切替リレー
回路および列車追跡リレー回路図、第５図は組合
せ列車検知リレー回路図、第６図は後続列車の支
線進入に伴なう送信区間切替回路の動作説明図、
第７図は同じく列車追跡リレー回路と信号送信区
間切替回路の動作説明図、第８図は列車逆進線路
区域の送信区間切替回路の１例図、第９図は同上
区域の送信区間切替リレー回路と列車追跡リレー
回路の１例図である。 Ｌ：線路、Ｓ１ａ，Ｓ１ｂ，Ｓ２ａ，Ｓ２ｂ…
……：信号送信器、０／１TR，１／２TR……
…：組合せ列車検知リレーおよびその接点、Ｔ
０，Ｔ１，………Ｔ７：閉塞区間、Ｃ，Ｃ１，Ｃ
２：列車、TT１Ra，TT１Rb〜TTnRa，
TTnRb：列車追跡リレー、TS１Ｒ〜TS８Ｒ：
送信区間切替リレー、TR０，TR１，………：
列車検知リレー、TS１，TS２………：速度信号
切替回路。
Claims (1)
- １ 自動列車制御区域内の線路の各閉塞区間にそ
れぞれ列車検知リレーおよび速度信号切替回路が
設けられ、該速度信号切替回路の出力を信号送信
器を介して各閉塞区間に伝送する自動列車制御装
置において、所定の自動列車制御区域内に在線し
得る列車数の最大値に対応した数の信号送信器が
設けられ、また送信区間切替リレー、列車追跡リ
レーおよび隣接する２個の前記列車検知リレーに
より作動する組合せ列車検知リレーが設けられ、
前記送信区間切替リレーおよび列車追跡リレーは
それぞれ前記組合せ列車検知リレーの作動状態に
応じて作動、復旧せしめられ、前記送信区間切替
リレーおよび列車追跡リレーの作動により信号送
信器が切替選択され、該切替選択された信号送信
器を介して前記速度信号切替回路の速度信号を列
車の走行する閉塞区間およびその前方の閉塞区間
にのみ順次切替えて送信するようにしたことを特
徴とする自動列車制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11954881A JPS5820556A (ja) | 1981-07-29 | 1981-07-29 | 自動列車制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11954881A JPS5820556A (ja) | 1981-07-29 | 1981-07-29 | 自動列車制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5820556A JPS5820556A (ja) | 1983-02-07 |
| JPH0127905B2 true JPH0127905B2 (ja) | 1989-05-31 |
Family
ID=14764026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11954881A Granted JPS5820556A (ja) | 1981-07-29 | 1981-07-29 | 自動列車制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5820556A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003002202A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Nippon Signal Co Ltd:The | 列車用信号供給システム |
| JP4711519B2 (ja) * | 2001-01-19 | 2011-06-29 | 日本信号株式会社 | 列車用信号供給システム |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4475143A (en) * | 1983-01-10 | 1984-10-02 | Rogers Corporation | Decoupling capacitor and method of manufacture thereof |
| US4491895A (en) * | 1983-11-14 | 1985-01-01 | Rogers Corporation | Decoupling capacitor and method of manufacture thereof |
| US4497012A (en) * | 1983-11-14 | 1985-01-29 | Rogers Corporation | Decoupling capacitor and method of manufacture thereof |
| US4532572A (en) * | 1983-11-14 | 1985-07-30 | Rogers Corporation | Decoupling capacitor and method of manufacture thereof |
| US4499519A (en) * | 1983-11-14 | 1985-02-12 | Rogers Corporation | Decoupling capacitor and method of manufacture thereof |
| US4494170A (en) * | 1983-11-14 | 1985-01-15 | Rogers Corporation | Decoupling capacitor and method of manufacture thereof |
| US4494169A (en) * | 1983-11-14 | 1985-01-15 | Rogers Corporation | Decoupling capacitor and method of manufacture thereof |
| US4511951A (en) * | 1983-11-14 | 1985-04-16 | Rogers Corporation | Multilayer decoupling capacitor and method of manufacture thereof |
| JP6120725B2 (ja) * | 2013-08-22 | 2017-04-26 | 株式会社日立製作所 | Ａｔｃ地上装置 |
-
1981
- 1981-07-29 JP JP11954881A patent/JPS5820556A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4711519B2 (ja) * | 2001-01-19 | 2011-06-29 | 日本信号株式会社 | 列車用信号供給システム |
| JP2003002202A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Nippon Signal Co Ltd:The | 列車用信号供給システム |
| JP4626928B2 (ja) * | 2001-06-25 | 2011-02-09 | 日本信号株式会社 | 列車用信号供給システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5820556A (ja) | 1983-02-07 |
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