JPH01274294A - ホッパーの摺接案内構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、遊技用メダルやコイン等の円板状体並びに肥
料等の粒状体等の被供給体群を摺接状態で移行案内する
ための摺接案内面を備えであるホッパーの摺接案内構造
に関する。

〔従来の技術〕

上記ホッパーの摺接案内構造としては、従来、ホッパー
の幅狭経路部分又は屈曲経路部分の摺接案内面を平滑面
に形成したものが知られている（文献を示すことができ
ない）。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来の摺接案内構造では、ホッパー
内に投入された被供給体が平滑な摺接案内面に接触しな
がら移行案内される関係上、ホッパー外への繰出し供給
に伴ってホッパー内の被供給体群の位置及び姿勢が変化
するもののその変化は単純で小さ（、特にホッパーの幅
狭経路部分又は屈曲経路部分内に多量のメダルが滞留し
ている条件下では、これら滞留したメダルの一部が水平
方向で相対向する一対のホッパーの内側面間で架は渡さ
れ、これら架は渡された各メダルが上下左右のどの方向
にも位置変更できない架橋現象を起こし易く、メダルの
供給が停止することがあった。

殊に、被供給体が例えばメダルの場合にはそのメダル表
面に付着している汚れが摺接案内面に付着堆積し易く、
この付着堆積した汚れが摩擦係数を増大させる方向に働
いて、メダルが次第に滑りにくくなり、上述の架橋現象
を更に招来し易い。

本発明の目的は、被供給体の移行案内を常にスムーズに
行えるようにしながらも、被供給体による架橋現象の発
生を確実に抑制することができるようにする点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によるホッパーの摺接案内構造は、ホッパーの幅
狭経路部分又は屈曲経路部分の摺接案内面に、被供給体
に接触する接触面を備えた回動可能な回転体を取付ける
と共に、この回転体に、それの接触面よりも前記ホッパ
ー内側に突出する球状体を回動自在に付設してある事を
特徴とするものであり、それによる作用・効果は次の通
りである。

〔作　用〕

例え、ホッパー〇幅狭経路部分又は屈曲経路部分に多量
の被供給体が滞留している条件下でも、回転体の接触面
の一部に作用する滞留した多数の被供給体の大なる重量
によって回転体が自然に回動されることにより、又は、
電動モータ等により強制的に回転体を回動することによ
って、この回転体の接触面に接触状態にある被供給体を
介して前記幅狭経路部分又は屈曲経路部分に滞留した被
供給体群の各位置及び各姿勢を全体的に変更させること
ができる。しかも、前記被供給体が回転体の球状体に接
触すると、球状体が回動して、この回動した分だけ前記
球状体に接触している被供給体の位置及び姿勢を変更さ
せることができる。

〔発明の効果〕

したがって、回転体及び球状体の回動によって被供給体
群の各位置及び各姿勢を複雑に変化させながら移行案内
させることにより、たとえホッパー内に多量の被供給体
が滞留している条件下でも、これら被供給体による架橋
現象の発生を極力回避することができ、被供給体の供給
が停止することなく、長期間に渡って良好に行えるよう
になった。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図は被供給体の一例であるメダル（Ｍ）
の繰出し装置を示し、この繰出し装置は、多数のメダル
（Ｍ）を収納するホッパー（１）と、このホッパー（１
）の底部に形成してある供給口（１ａ）から落下供給さ
れるメダル（Ｍ）を載置搬送する搬送機構（２）と、こ
の搬送機構（２）からのメダル（Ｍ）を滑り供給案内す
るシュート（３）とから構成されている。

前記搬送機構（２）は、ベルトコンベアで成り、このベ
ルトコンベア（２）のメダル載置搬送面（２八）が搬送
下手側はど上方に位置する傾斜姿勢になるように前記ベ
ルトコンベア（２）を配置して、メダル載置搬送面（２
八）に載置されて搬送されるメダル（Ｈ）の上面に載っ
てくるメダル（Ｍ）を上方側への搬送に伴って下方へ滑
り落とすことによって、メダル（Ｍ）を重ならないよう
に整列させた状態で前記シュート（３）に落下供給する
ことができるようにしてある。

前記ベルトコンベア（２）は、前記ホッパ−（１）の下
部の取付ブラケット（４）に取付けられたケース（５）
に支承された駆動ローラ（６）と遊転ローラ（７）とに
渡って巻回された無端ベルト（８）から成り、前記ケー
ス（５）下部に取付けられた電動モータ（９）の駆動軸
（９＾）と前記駆動ローラ（６）の回転軸（６Ａ）とを
ギア機構（１０）を介して連動連結して、電動モータ（
９）の作動により無端ベルト（８）を回動できるように
してある。

前記ホッパー（１）は、第１図乃至第３図に示すように
、これの上方側第１空間（１１）内のメダル（Ｍ）をこ
れに連通された幅狭経路部分である下方側第２空間（１
２）内へ滑り落とし込むための２つの傾斜案内面（１３
）　、　（１４）を備えると共に、前記第２空間（１２
）内へ移行案内されたメダル（Ｍ）を前記供給口（１ａ
）へ滑り落とし込むための傾斜案内面（１５）を備えて
いる。又、前記ホッパー（１）の４つの内側面（１八）
、　（ＩＢ）　、　（ＩＣ）　、　（１０）を前記メダ
ル（Ｍ）を摺接案内するための摺接案内面として機能で
きるように構成してある。

前記摺接案内面（ＩＡ）　、　（ＩＢ）　、　（ＩＣ）
　、　（１０）のうちの所定の摺動案内面（１Ｄ）の、
前記幅狭経路部分（１２）に対応する箇所に、前記メダ
ノ喧Ｍ）に接触する接触面（１６Ａ）を備えた回動可能
な円盤状の回転体（１６）を取付けると共に、この回転
体く１６）に、それの接触面（１６Ａ）よりも前記ホッ
パー内側に突出する球状体（１７）を回動自在に付設し
て、メダル（Ｍ）との接触により回転体（１６）及び球
状体（１７）が回動することによって、前記メダル（Ｍ
）の移動が常にスムーズに行われるようにして、多数の
メダル（旧のうちの一部が前記相対向する一対の摺接案
内面（ＩＣ）　、　（１０）間に渡って架は渡されるこ
とによる架橋現象の発生を抑制出来るように構成してあ
る。

前記回転体（１６）の取付構造について説明すれば、第
４図及び第５図に示すように、回転体（１６）に、前記
各球状体（１７）の一部分を接触面（１６Ａ）よりもホ
ッパー内側に突出させるための孔（１６Ｂ）を多数形成
し、これら孔（１６Ｂ）に各球状体（１７）を回動自在
に嵌め込んだのち、これら球状体（１７）の外れ止め防
止用の円盤状板体（１８）に前記回転体（１６）を、前
記摺接案内面（１Ｄ）と直交する軸芯（Ｘ）周りでの回
動のみ許容する状態でボルト（１９）により締付は固定
すると共に、前記摺接案内面（１０）に形成の開口部に
前記回転体（１６）を入り込ませた状態で前記板体（１
８）の外周縁を前記ホッパー（１）の外面にポルｌ−（
２０）により締付は固定してある。尚、前記板体（１８
）と前記ホッパー（１）との間には、前記ボルト（２０
）により板体（１８）とともに前記ホッパー（１）に締
付は固定される環状体（２１）が介在されており、この
環状体（２１）は前記ホッパー（１）の摺接案内面（１
Ｄ）と回転体（１６）の接触面（１６Ａ）とが同一平面
上に位置するように設けられた位置決め用部材として機
能している。

〔別実流側〕 前記実施例では、ホッパー（１）に回動可能に取付ける
回転体く１６）として円盤状のものを用いたが、楕円状
あるいは球状のものでもよく、回転体としての形状は自
由に変更できる。

又、前記実施例では、回転体（１６）の接触面（１６Ａ
）とホッパー（１）の摺接案内面（１Ｄ）とが同一平面
上に位置するように前記回転体（１６）を配置したが、
第６図に示すように、回転体（１６）の接触面（１６Ａ
）がホッパー（１）の摺接案内面（１Ｄ）よりもホッパ
ー外方側に位置するように回転体（１６）を配置して実
施してもよい。

又、前記実施例では、回転体（１６）をメダル（Ｍ）１
との接触により回動させるように構成したが、電動モー
タ等のアクチュエータの動力により回動させるように構
成してもよい。尚、この電動モータにより回転体（１６
）を回動させる場合には、回転体（１６）を一方向のみ
に回転させるように電動モータを駆動したり、回転体（
１６）を一方向に所定時間回転させたのち、前記方向と
は逆方向に所定時間回転させるように回転体（１６）の
回転方向を所定時間経過する毎に切換えるようにしても
よい。

本発明によるホッパーの摺接案内構造は、メダルやヨイ
ン等の円板状体を摺接状態で移行案内する場合に用いる
ことができる他、肥料等の粒状体を摺接状態で移行案内
する場合にも用いることができる。尚、円板状体及び粒
状体を被供給体と総称する。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明に係るホッパーの摺接案内構
造の実施例を示し、第１図は縦断背面図、第２図は縦断
側面図、第３図は一部切欠き平面図、第４図は回転体の
縦断側面図、第５図は第４図における■−Ｖ線断面図で
ある。第６図は回転体の別実流側を示す縦断側面図であ
る。 （１）・・・・・・ホッパー、（１０）・・・・・・摺
接案内面、（１６）・・・・・・回転体、（１６Ａ）・
・・・・・接触面、（１７）・・・・・・球状体、（Ｍ
）・・・・・・被供給体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ホッパー（１）の幅狭経路部分又は屈曲経路部分の
   摺接案内面（１Ｄ）に、被供給体（Ｍ）に接触する接触
   面（１６Ａ）を備えた回動可能な回転体（１６）を取付
   けると共に、この回転体（１６）に、それの接触面（１
   ６Ａ）よりも前記ホッパー内側に突出する球状体（１７
   ）を回動自在に付設してあるホッパーの摺接案内構造。 ２、前記回転体（１６）がそれの接触面（１６Ａ）と前
   記摺動案内面（１Ｄ）とが同一平面上に位置するように
   配置されている請求項１記載のホッパーの摺接案内構造
   。 ３、前記回転体（１６）が前記被供給体（Ｍ）との接触
   により回動自在に構成されたものである請求項１記載の
   ホッパーの摺接案内構造。 ４、前記回転体（１６）が電動モータの動力により回動
   自在に構成されたものである請求項１記載のホッパーの
   摺接案内構造。