JPH01273842A - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents

エンジンの空燃比制御装置

Info

Publication number
JPH01273842A
JPH01273842A JP10126688A JP10126688A JPH01273842A JP H01273842 A JPH01273842 A JP H01273842A JP 10126688 A JP10126688 A JP 10126688A JP 10126688 A JP10126688 A JP 10126688A JP H01273842 A JPH01273842 A JP H01273842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fuel ratio
phase difference
exhaust gas
feedback control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10126688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2618966B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Kido
城戸 美伸
Katsuhiko Sakamoto
勝彦 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP10126688A priority Critical patent/JP2618966B2/ja
Publication of JPH01273842A publication Critical patent/JPH01273842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2618966B2 publication Critical patent/JP2618966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2系統以上の空燃比フィードバック制御系と
、2系統以上の排気系の集合部の下流に設けられた排気
浄化手段を有するエンジンの空燃比制御装置に関し、特
に、排気浄化手段の活性化の改良に関する。
(従来の技術) 従来から、エミッション特性向上のために、排気系に設
けられた空燃比センサの出力に基づいてエンジンに供給
される混合気の空燃比をフィードバック制御する技術は
よく知られている。このフィードバック制御技術は、排
気ガス浄化装置の特性が、排気ガス中の空燃比が理論空
燃比を有するときに最大効率を示すことに基づいている
この排気ガス浄化装置の浄化能力を左右するファクタに
は2つある。1つは浄化装置の温度であり、1つはスト
レージ効果である。このストレージ効果とは、例えば、
特開昭60−190630号に記載されているように、
リーン雰囲気中のときに触媒に酸素が蓄えられ、リッチ
雰囲気のときに、この蓄えられた酸素によって、Co、
HCが酸化される現象をいい、三元触媒の浄化能力を高
めるのに役立つものと考えられている。
ところで、この特開昭60−1.90630号は、例え
ば■型エンジンのように、排気系を2つ(左右)のバン
クに分けて、これらのバンク毎の排気系に酸素センサな
各々配設し、この2つのセンサの夫々の出力に基づいて
両バンク独立して空燃比のフィードバック制御する技術
に関するものである。2つのセンサを設ける理由は、排
気系の背圧防止と空燃比センサの精度向上を両立させる
ためである。そして、この特開昭60−190630号
の解決しようとする問題は、2つのバンク間で独立して
フィードバック制御が行なわれると、両バンク間でのフ
ィードバック制御の位相のずれが発生した場合に、排気
ガス中の酸素濃度が不安定になり、上記ストレージ効果
が十分に期待できないという点に根ざしている。そのた
めに、この特開昭は、両バンク間のフィードバック制御
の制御信号の位相を同期化させて、排気ガス中の余剰酸
素濃度の変化を規則的にして安定させ、ストレージ効果
による浄化作用を向上せしめるようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上記特開昭では、ストレージ効果を強化するために、空
燃比センサの出力に基づいて計算されるフィードバック
補正量(燃料噴射量補正係数)の位相が一致するように
制御している。しかしながら、ストレージ効果が発揮さ
れるためには、排気ガス浄化装置の位置で、排気ガスの
空燃比の位相が一致する必要があるのであり、フィード
バック補正量間の位相の一致は、排気ガスの空燃比の位
相が一致するための十分条件ではない。何故なら、フィ
ードバック補正量間の位相を一致させても、インジェク
タ位置での混合気の空燃比の位相の一致が保証されてい
るに過ぎず、浄化装置位置で2系統からの排気ガスの空
燃比の位相が一致していることは蓋然性があるに過ぎな
い。空燃比のフィードバック制御系においては、インジ
ェクタと浄化装置とは最も遠い位置関係にある組合せで
あり、その点では、このような従来技術では、寧ろ、排
気ガス空燃比の位相が浄化装置位置で一致しているとい
う可能性は低いと言うべきであろう。ましてや、2系統
の排気系において、2つの空燃比センサ位置と1つの浄
化装置間との距離に偏差がある場合は、フィードバック
補正量(燃料噴射量補正係数)の位相を一致させても意
味のないことである。
そこで本発明は、上述従来例の欠点を除去するために提
案されたもので、その目的は、空燃比制御系を2系統有
するエンジンにおいて、ストレージ効果がより強化され
易いように、浄化手段に極力近い位置で、排気ガス空燃
比の変化の位相を同期化するようなエンジンの空燃比制
御装置を提案するものである。
(課題を達成するための手段及び作用)上記課題を達成
するための本発明の構成は、第1図に示すように、2つ
以上設けられた気筒グループの各排気系中の排気ガスの
空燃比を検出する2つ以上の空燃比検出手段と、該検出
手段による空燃比の各検出位置よりも少なくとも下流側
であって、前記複数の排気系の集合部に配設された排気
ガス浄化手段と、前記2つ以上の空燃比検出手段の各々
の出力に基づいて、エンジンの気筒に供給される混合気
の空燃比を目標値にフィードバック制御する2つ以上の
フィードバック制御手段と、前記2つ以上の空燃比検出
手段の各々の出力信号が位相差を検出する位相差検出手
段と、これらの出力信号が所定の位相差を伴なう同期関
係にないときに、これらの出力信号間の位相差が前記所
定の位相差になるように、各々のフィードバック制御の
制御特性を補正する補正手段とを備えた事を特徴とする
2つ以上の空燃比検出手段の出力信号の位相が所定の位
相関係で同期化させることにより、浄化手段に極力近い
位置であるところの空燃比センザ位置で同期がとれ、ス
トレージ効果が促進される。
(実施例) 以下添付図面を参照して、本発明を6気筒■型エンジン
に適用した場合の実施例を説明する。
〈実施例システムの概観〉 第2図に示すように、エンジン10は、吸入空気を濾過
するエアーフィルタ12を備え、このエアーフィルタ1
2により濾過された空気は、吸気管14を通り、吸気弁
16a、16bを介して7字状に配設されたシリンダ1
8a、18b内に導入される。尚、この第2図では、他
の4つの気筒が図面の向う側に配置されているが、不図
示となっている。また、6つの気筒を夫々、第1気筒〜
第6気筒とすると、第1気筒は18aに、第2気筒は1
8bに相当するとすると、シリンダ18aとその向う側
の2つの気筒とは左バンクシリンダを形成し、シリンダ
18bとその向う側の2つのシリンダとが右バンクシリ
ンダを形成する。
吸気管14の上流側には、ここを通る吸入空気の流ff
i (Q、 )を測定するエアフローメータ2゜及び吸
入空気の温度(T1)を測定する吸気温センサ22が取
り付けられている。
この吸気管14の中程は、左右の各バンクに連通ずる2
つの通路に分割されており、夫々の分割通路には、スロ
ットル弁24a、24bが配設されている。一方のスロ
ットル弁24aには、これの開度(TVO)を検出する
開度センサ27が取り付けられている。また、このスロ
ットル弁24a、24bの上流側及び下流側の吸気管1
4の部分をバイパスする状態で、吸気管14にはバイパ
ス管26が接続されている。このバイパス管26の中途
部には、アイドルスピード制御弁28が取り付けられて
いる。A/C作動、パワステ作動、ヒータ作動等がある
と、その負荷に応じてこのISC弁28のオン・オフ動
作が信号ISOに従って制御され、ISC弁28を通過
するバイパス管26の空気流量(バイパス空気量)が制
御されることになる。
また、吸気管14の下流側は、左右のバンクに属するシ
リンダ18a、18b等に分岐接続されており、各分岐
接続管には、対応するシリンダ内に燃料を供給する燃料
噴射弁34a、34bが配設されている。各燃料噴射弁
34a、34bは、後述するエンジン制御ユニット(以
下、単ニECUと呼ぶ)36により、夫々燃料の噴射パ
ルス(て、、てa)幅が規定されている。尚、添字の“
A”は左バンク系に係る信号を指し、“B”は右バンク
系に・係る信号を指すものとする。
左右のシリンダ18a、18b内には、ピストン32a
、32bが摺動自在に配設されている。
各ピストンはシリンダ18a、18b内を摺動して往復
することにより、夫々が接続されたクランクシャフトを
回転駆動することになる。また、図示していないが、シ
リンダ18a、18bの上部には、ここに噴射された燃
料を燃焼させるための点火プラグが設けられている。更
に、各シリンダ18a、18bには、夫々を冷却するた
めの冷却水通路40a、40bが設けられており、この
冷却水通路には、ここを通過する冷却水の温度を、エン
ジン温度(T、)として検出する水温センサ42が取り
付けられている。
一方、各シリンダ18a、18b内で燃焼された燃焼ガ
スは、排出ガスとして対応する排気弁44a、44bを
介して、排気マニホルド46a。
46bを通って、さらに排気管48に集合される。この
排気管48の中途部には、排気ガスを浄化するための触
媒コンバータ50が設けられている。
尚、吸気管の場合と同じく、排気ガスの相互干渉を抑え
るために、左バンクのシリンダ18aからの排気マニホ
ルド46aと残りの左バンクの2つのシリンダからの排
気マニホルド46c(他の1つのシリンダの排気マニホ
ルドは不図示)とが1つにまとめられ、右バンクのシリ
ンダ18bの排気マニホルド46bと残りの右バンクの
シリンダからの排気管46d(他の1つのシリンダの排
気マニホルドは不図示)とが1つにまとめられ、排気管
48となる。排気管48の集合部上流には、通過する排
気ガス中に残留する酸素濃度(0□)を測定するための
02センサ52a、52bが取り付けられている。これ
らのセンサ52a、52bからの酸素濃度出力信号を、
夫々、EA、EBとする。
53は触媒コンバータ50の温度センサ(出力はTc)
である。酸素センサ52aからの出力EAに基づいて、
左バンク(シリンダ18a等)の空燃比制御が行なわれ
、酸素センサ52bからの出力E11に基づいて、右バ
ンク(シリンダ18b等)の空燃比制御が夫々のバンク
間で独立して行なわれる。
25は燃料タンクである。このタンク内で蒸発した燃料
ガス成分はキャニスタ19でトラップされる。このトラ
ップされたガスは、ECU36からの信号PCにより、
ソレノイドバルブ17が開かれることにより、管15a
、15bを経て、左右バンクに供給される。後述するよ
うに、ECU36は、この信号PCを監視することによ
り、蒸発燃料供給の開始、終了を検出することができる
また、第2図には不図示のディストリビュータからの信
号により、E C’ U 36はエンジン回転数Nを知
ることができる。
〈実施例動作の概略〉 第3図により、この実施例の動作の概略を説明する。第
3図は、第2図のエンジンの排気系を模式的に示したも
のである。インジェクタ34a。
34bから噴射される燃料噴射量は、 τ、=で。(1+CAPB +CO) て、=τ。(1+ C6F6 + Co )と表わされ
る。ここで、τGは基本燃料噴射量であり、CAPBI
Cnraは空燃比フィードバック制御の補正係数、C0
はエンジン水温等による補正項である。さて、左バンク
系の空燃比センサ52aから触媒コンバータ50までの
距離は、右バンク系の空燃比センサ52bから触媒コン
バータ50までの距離よりも若干短いとすると、当然の
ことながら、左バンク系からの排気ガスは右バンク系の
それよりも、若干早くコンバータ50に到着する。従っ
て、この実施例では、インジェクタ34a、34bから
の燃料噴射量を、センサ52a、52bで検出される空
燃比信号EA、EBの同位相差が、前もって上記距離差
を補償するような時間差(位相差)をもって検出される
ように、設定するのである。このようにすると、上記距
離差に基づいた触媒コンバータ50の位置での排気ガス
の空燃比の位相差が払拭され、左バンクからのリッチ(
または、リーン)排気ガスと、右バンク系からのり・ツ
チ(または、リーン)排気ガスとが同期して、しかもリ
ーン状態とリッチ状態とが交互に、さらに、互いにはっ
きりと分離されて触媒50に到達するので、ストレージ
効果が強化されるのである。
空燃比センサ位置で、左右排気系の距離の差に応じた位
相差が空燃比センサ出力に表われるようにするために、
以下説明する実施例の制御では、次の3つの手法を採用
している。
■:左右バンクの排気系間の距離差(△Lとする)は前
もってわかっているのであるが、位相差は排気ガスの流
速に応じて変わる。この流速は吸入空気量Q、に対応す
るから、上記位相差(時間差to)は、 によって決定する。このtoの値はQ、に応じたテーブ
ルどして前もってECU36内に記憶されている。
■:空燃比フィードバック制御は一定の運転条件が満足
されたときのみ実行されるから、このフィードバック制
御実行条件が満足されたときに、左右バンクで同時にフ
ィードバック制御を実行せずに、左右のバンクのうち、
位相的に進んでいる方のバンク系のフィードバック制御
の開始を、上記to待時間け遅らせる。これにより、大
体の位相合せが行なわれる。
■二上記t0時間が経過すると、両バンクでフィードバ
ック制御が実行される。この段階では、両バンクのセン
サの出力の位相差が上記toであるという保証はない。
そこで、両バンクのセンサの出力の位相差を検出して、
両バンクのセンサ出力が上記位相差t。時間だけずれた
状態で得られるように、いずれか一方のバンクのフィー
ドバック制御の制御周期を変えるために、そのフィード
バック制御の積分定数(前記CAre 、 Ctsvv
xを演算するための定数)を変更するのである。本実施
例では、制御周期が変更されるのは、−例として、左バ
ンク系のフィードバック制御においてである。
〈制御手順〉 第4A図〜第4C図のフローチャートにより、実施例の
制御手順を説明する。第4A図は、データ入力ルーチン
及び非フイードバツク制御ルーチンである。第4B図は
、右バンク系のフィードバック制御、及び非フイードバ
ツク制御領域からフィードバック制御領域に移行したと
きの初期の上記to待時間間、左バンク系のフィードバ
ック制御を停止する制御を表わすフローチャートであり
、第4C図は左バンク系のフィードバック制御、及び■
で説明した位相合せの制御を示すフローチャートである
先ず、第4A図のステップS2で、吸気量Q、、エンジ
ン回転回転数音読取る。ステップS4では、吸気ff1
Q、 、エンジン回転数N等から基本燃料噴射量で。を
計算する。
ここで、Kは所定の定数である。ステップS6では、吸
気温度T、、エンジン水温Tw等を読取る。ステップS
8では、吸気温度T、、エンジン水温Tw等から燃料噴
射量の補正係数c0を演算する。ステップSIOでは、
空燃比センサ出力EA、Esを読取り、ステップS12
では、この出力を所定のスライスレベルで二値化する。
ステップS14では、上記位相差時間toと、後述する
時間tl とをマツプから検索して読出す、ステップS
16では、エンジン水温7 w、触媒温度Tc、エンジ
ン回転数N等から、現在の運転状態がフィードバック制
御実行領域にあるかを調べ、その結果をフラグFFBに
記憶する。
現在、フィードバック制御実行領域でない場合には、ス
テップS20.ステップS22で、フィードバック制御
補正係数CAFB 、 CBFBをO”にする。ステッ
プS24.ステップS26では、左右バンク系の最終燃
料噴射1i、τ8を決定して、ステップS28でインジ
ェクタ34a、34bから燃料噴射する。
ステップS18で、現在、フィードバック制御実行領域
にある場合について説明する。このときは、ステップS
40以下に進む。ステップS40で、右バンクのセンサ
出力の二値化結果Eaの現在の値が“1”であるか、“
O”であるかを調べるe E8が′l″であるときは現
在リッチであることを示し、“0”であることはリーン
状態にあることを示す。そこで、このセンサ出力に応じ
て、ステップS42.ステップS44で、プラス方向若
しくはマイナス方向の積分制御を行なう。
右バンク系のフィードバック制御の積分制御の定数を、
ΔIaoとすると、積分制御は、Cara = Car
m−△1.。(ステップ542)CIIPIs = C
are+△I ao (ステップ544)である。この
ようにすると、センサ出力が“O”である間は漸増方向
のプラスの積分制御が行なわれ、”1”のときは漸減方
向のマイナスの積分制御が行なわれる。そして、センサ
出力が“O”から1°”に反転すると、漸増から漸減に
変化し、”1”から“0”に反転すると、漸減から漸増
に反転する。この様子は第6図を参照するとより明らか
になる。
次に、ステップS46で、フィードバック制御実行条件
フラグFFff1が前回のサイクルから今回のサイクル
で、“0”から“1“に変化したかを調べる。これは前
述の■で述べたように、フィードバック制御の非実行領
域から実行領域に移行したときのみ、左右のバンクのう
ち、位相的に進んでいる方のバンク系のフィードバック
制御の開始を、上記t0時間だけ遅らせる制御をステッ
プ850以下で行なうためである。尚、第2図のエンジ
ンでは、左バンクの排気系の距離の方が長い場合を想定
している。
フィードバック制御の非実行領域から実行領域に移行し
たときと判断されたときは、ステップS48で、左バン
ク系の積分定数△I、を、仮に右バンク系の定数△IB
Oに一致させておく。即ち、△工。=△IBO である。ステップS50〜ステツプS54は、制御の遷
移時のみに行なわれる制御であって、左バンク系の停止
時間(to、t+)をタイマT8に初期設定するもので
ある。尚、センサ出力が、EA=EB であるか否かによって、ステップS52とステップS5
4とで、タイマT、に設定される値が、toのみならず
tlにも設定される場合があるのは、第5図に従って、
後で説明する。
ステップS56では、タイマT、をデクリメントする。
ステップS58では、タイマTsがタイムアウト(Ts
≦O)したかを調べる。タイムアウトしない間(T s
 > o )は、左バンク系のフィードバック制御を停
止するために、ステップS60で左バンク系のフィード
バック補正係数CAP11を、 CAFB=0 として、ステップ324以下に進み、燃料噴射な行なう
。即ち、タイマT、がタイムアウトするまでの間、ステ
ップ82〜ステツプS18φステツプS40中ステツプ
546=>ステップS56#ステツプ558=>ステッ
プ5ho−>ステップS24〜ステツプS28と進んで
、右バンク系のみのフィードバック制御が実行される。
第5図に従って、更に、第4B図のフローチャートを説
明する。第5図は、フラグFFBが“0”から°゛1”
に変化する過程及びそれ以降の制御動作を示したもので
ある。ステップS46で、FPBの0=elの変化を検
出すると、ステップS52゜ステップS54でタイマT
、の初期値の設定を行なう。第5図では、Freが“0
”φ“1”となるときに、EA≠Eaと想定した場合(
例えば、EA=O,Ea = 1の場合)において、T
、=t1とした場合の左バンク系のC:、 AFB 、
 E Aの動作を実線で示したものである。ここで、t
+>t。
である。第5図で、Tsがタイムアウトして、左バンク
のフィードバック制御が開始されると、それまではEA
が“O”であったから、左バンク系のフィードバック制
御はプラス方向の積分制御で開始される。
タイマT8を、EAとEaとの値の如何にかかわらずに
、Ts = to  (< t + )とした場合にお
ける、左パン・り系のCAFB 、 EAの動作を、同
じ第5図で破線で示す。このときは、T、がタイムアウ
トして、左バンクのフィードバック制御が開始されると
、左バンク系のフィードバック制御はプラス方向の積分
制御で開始される(EA=Oだから)が、第5図の破線
で示したように、CAPBとCIIF!1とが逆位相と
なってしまう。即ち、この逆位相になってしまうことを
避けるために、EA≠E8のときは、Ts = t l
(> t o )とするのである。
左バンク系でフィードバック制御が開始された(’r、
=o)以降の説明を行なう。このときは、ステップ32
〜ステツプS 18=>ステップ340中ステツプ54
6=>ステップ556−3ステツプS58中ステツプS
62と進む。ステップS62〜ステップS66では、セ
ンサ出力EAの値に応じた左バンク系の積分演算を行な
う。
CAFB = CAFB−△TA (ステップ564)
CAFB = CAF8+△IA (ステップ866)
この最初にステップS64,66に進んだときの積分定
数△IAの値は、ステップS48で設定された右バンク
系の定数ΔIaoと同じ値である。即ち、最初は、左バ
ンク系では、右バンク系と同じ定数で積分演算を行なっ
て、右バンク系と周期を同じに保とうとする。
ステップS68では、左バンク系のセンサ出力EAの変
化時刻を検出する。ステップS78は、EAとEaとを
比較し、位相差(時間)を計数するためのカウンタTに
ついて、 EA=E、  中 T=O EA #EB  中 T=T+ 1 とする。即ち、左バンク系のセンサ出力EAと右バンク
系のセンサ出力E、とに差が生じたときから、カウンタ
Tの計数を開始するのである。この計数は、次に、EA
=E6が検知されるときまで継続される。一般に、2つ
のフィードバック制御系が設定されたエンジンでは、両
系の制御周期の偏差は、空燃比センサが劣化していない
限りは、大体±10%以内である。また、ステップS6
8では、ステップS78よりも先に、左バンクセンサ出
力EAの変化を検知しようとしている。即ち、左バンク
センサ出力EAで変化がなく(ステップS68でNo)
 、スー1i−’/プS78でEA≠Eaが検出されて
、カウンタTの計数が開始されるときとは、必ず、Ea
が、 O−1、又は、 1−〇 と変化するときである。従って、次の係数サイクルにお
いて、カウンタTの計数がステップS80でリセットさ
れる前で、ステップS68において、必ずEAの変化、 O→1、又は、 1 →0 が検出される。このときは、ステップS70に進み、タ
イマTと位相差定数t。とを比較する。
ここで、 T < t 。
と検知されたときは、この検知された両バンク間の位相
差Tが、既知の位相差上〇よりも短いのであり、つまり
、左バンク系の制御が進み過ぎているのであるから、制
御周期を長くして遅らせるために、ステップS76で、 △IA=△工。
と設定して、CAFBの傾きをゆるやかにする。ここで
、この定数値△IA□と、既述の△Taoと、後述の△
IA+との間には、 △I Al>△I BO>△IA2 の関係がある。ステップS78〜ステツプS82で、E
A”Eaの後にEA≠Esが検出されてから、次の位相
差時間Tの検出動作が開始され、その計数された位相差
時間Tが再びステップS70で比較されて、 T = t 。
と判断されたときとは、両バンク間の位相差が、両バン
ク間の距離差を排気ガスが流れるのに要する時間差と一
致するのであるから、この状態は、排気ガスのリッチ−
リーンの周期が両バンク間で一致しており、ストレージ
効果を発揮するには最適であることを示すものである。
そこで、ステップS74で、 ΔIA=ΔIaa として、両バンク間の制御定数を一致させて、これ以降
の制御周期を同じものとするようにする。
このときの制御動作を第6図の左半分に示す。この左半
分部分の図では、カウンタTにより検出された位相差は
最初はto ’  (< to )であり、そのとき、
△IAをΔ工^2に変更し、その後検出された位相差が
t。であれば、△IAを△IBOに変更する。
次に、ステップS70で、 T > t 。
と検知されたときは、この検知された両バンク間の位相
差Tが、既知の位相差上〇よりも長いのであり、つまり
、左バンク系の制御が遅れ過ぎているのであるから、制
御周期を短くして遅れを取り戻すために、ステップS7
2で、 △IA=△■□ と設定して、CAPllの傾きを急にする。このときの
制御動作を第6図の右半分に示す。この右半分部分の図
では、カウンタTにより検出された位相差は最初はto
”  (>to )であり、そのとき、△工^を△IA
Iに変更し、その後検出された位相差がtoであれば、
△IAをΔI8゜に変更する。
尚、第5図においては、第6図と異なって左バンク系の
センサ出力EAが右バンク系のセンサ出力E、よりも進
んでいる場合が示されている。このような場合であって
も、第4A図〜第4C図に示された制御によれば、EA
がO→1または1−〇に変化した時点でカウンタTの係
数値をステップS70で調べるが、このときは、係数値
Tは“0” (T=O<to )であるために、左バン
ク系の△IAはステップS76で△IA□が選ばれて、
左バンク系のフィードバック制御の位相が遅れるように
される。
古都なって、 〈実施例の効果〉 以上説明した実施例によると、 I:前もって既知の左右バンクの排気系間の距離差(△
L)に相当する位相差(時間差to)を設定して、フィ
ードバック制御実行条件が満足されたときに、左右バン
クで同時にフィードバック制御を実行せずに、左右のバ
ンクのうち、位相的に進んでいる方のバンク系のフィー
ドバック制御の開始を、上記t0時間だけ遅らせる。こ
れにより、大体の位相合せが行なわれるので、次の正確
な位相合せに要する時間が短縮される。
■I:さらに、両バンクのセンサ間の出力の位相差が、
両バンクの排気系の距離差に応じた時間差に一致するよ
うに、左バンクのフィードバック制御の周期を変更する
。この結果、センサ(52a。
52b)位置において両バンク間で位相が既にto待時
間れているので、浄化装置50の位置に到着した両バン
クからの排気ガスのり−ン/リッチの位相は一致してい
る。そのために、ストレージ効果が促進される。尚、こ
の効果を得るためには、右バンクの制御の位相を進ませ
たり遅らせたりしてもよい。
1■:上述の実施例の制御は、通常の空燃比フィードバ
ック制御に加えて、空燃比センサ位置における排気ガス
の空燃比が所定の位相関係を有するように、フィードバ
ック制御の制御周期を変更するというものである。ここ
で、両バンク間で、排気系の距離差が無い場合を考察す
る。このときは、toはO゛°である。このようなとき
であっても、この実施例によれば、空燃比センサ位置で
の排気ガスの空燃比が所定の位相関係(即ち、位相差無
し)を有するように制御される。換言すれば、toが”
0”のときは、空燃比センサ位置において、排気ガスの
空燃比の変化が両バンク間で一致している。即ち、この
実施例では、空燃比センサ位置において両バンク間で一
致していさえすれば、フィードバック制御補正係数CA
FBICBFBの位相が一致しているか否かは問われな
い。前述の特開昭60−190630号では、フィード
バック制御補正係数CAFB 、 CIIFBの位相を
一致させることに腐心する余り、いくらエンジンに供給
される混合気の空燃比を両バンク間で同期化させても、
燃焼室への吸入−燃焼−排気マニホルドー空燃比センサ
とガスが移行する過程で、折角揃えた位相差が空燃比セ
ンサに到着するまでにずれてしまうことを見落している
のである。本実施例は、かかる点で、両バンク間に排気
ガス走行距離差がある場合のみならず、無い場合であっ
ても、なるべく触媒装置50に近く、空燃比検知可能な
場所、即ち、空燃比センサ位置でもって、両バンク間の
位相差を所定の値に一致するように制御しているので、
より確実にリッチ状態とり−ン状態とがはっきり分離さ
れた排気ガスが触媒装置に到着するようにされ、そのた
めにストレージ効果が促進される。
■二また、予想位相差時間上〇は、排気ガス流速に応じ
て変化するので、より正確な位相合せが可能となる。
尚、第3図において、両バンク間に、インジェフタ位置
がら空燃比センサ位置までの距離に差がある場合により
説明したが、本発明は、両バンク間での管路抵抗等の相
違により、排気ガス空燃比の位相差が出現する場合にも
同じように適用できる。
尚、この発明は、上述した実施例及び変形例の構成に限
定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であることは言うまでもない。
(発明の効果) 以上詳述したように、この発明に係わるエンジンの空燃
比の制御装置によると、1つの排気ガス浄化手段と複数
のフィードバック制御系を有するエンジンにおいて、な
るべくこの排気ガス浄化手段に近く、且つ空燃比検知可
能な場所であるところの空燃比検出手段の位置において
、全ての系からの排気ガスの空燃比が所定の位相差を有
するように、フィードバック制御の制御特性が補正され
るので、排気ガス浄化手段に前排気ガスが到着するまで
に、排気ガス間に設定された上記所定の位相差がくずれ
ることはすくなくなり、従って、ストレージ効果が促進
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す図、 第2図は本発明をV型エンジンに適用した場合の実施例
の構成を示す図、 第3図は本実施例の動作概略を説明する図、第4A図〜
第4C図は本実施例に係る空燃比制御に係るプログラム
のフローチャート、第5図、第6図は、実施例の動作を
説明するタイミングチャートである。 図中、10・・・エンジン、lla、llb・・・吸気
マニホルド、12・・・エアーフィルタ、13・・・ダ
ッシュポット、14・・・吸気管、15a、15b・・
・蒸発燃料供給管、16a、16b・・・吸気弁、17
・・・蒸発燃料供給制御ソレノイドバルブ、18a、1
8b・・・シリンダ、19・・・キャニスタ、20・・
・エアフロメータ、22・・・吸気温センサ、24a、
24b・・・スロットル弁、25・・・燃料タンク、2
6・・・工SC用供給管、27・・・スロットル開度セ
ンサ、28・・・アイドルスピードコントロール弁(I
SC弁) 、32a、32b・・・ピストン、34a、
34b・・・燃料噴射弁、36・・・エンジン制御ユニ
ット(E CU ) 、40 a 、 40 b ・・
・冷却水通路、42・・・水温センサ、44a、44b
・・・排気弁、46a、46b、46c、46d−排気
マニホルド、48・・・排気管、5o・・・触媒コンバ
ータ、53・・・温度センサ、52a、52b・・・空
燃比センサである。 峨気                   唱気第1
図 第3図 第4C図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2つ以上設けられた気筒グループの各排気系中の
    排気ガスの空燃比を検出する2つ以上の空燃比検出手段
    と、 該検出手段による空燃比の各検出位置よりも少なくとも
    下流側であつて、前記複数の排気系の集合部に配設され
    た排気ガス浄化手段と、 前記2つ以上の空燃比検出手段の各々の出力に基づいて
    、エンジンの気筒に供給される混合気の空燃比を目標値
    にフィードバック制御する2つ以上のフィードバック制
    御手段と、 前記2つ以上の空燃比検出手段の各々の出力信号の位相
    差を検出する位相差検出手段と、 これらの出力信号が所定の位相差を伴なう同期関係にな
    いときに、これらの出力信号間の位相差が前記所定の位
    相差になるように、各々のフィードバック制御の制御特
    性を補正する補正手段とを備えた事を特徴とするエンジ
    ンの空燃比制御装置。
JP10126688A 1988-04-26 1988-04-26 エンジンの空燃比制御装置 Expired - Fee Related JP2618966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10126688A JP2618966B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 エンジンの空燃比制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10126688A JP2618966B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 エンジンの空燃比制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01273842A true JPH01273842A (ja) 1989-11-01
JP2618966B2 JP2618966B2 (ja) 1997-06-11

Family

ID=14296092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10126688A Expired - Fee Related JP2618966B2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 エンジンの空燃比制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2618966B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169185A (ja) * 2014-03-11 2015-09-28 株式会社デンソー エンジンの制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169185A (ja) * 2014-03-11 2015-09-28 株式会社デンソー エンジンの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2618966B2 (ja) 1997-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4466008B2 (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP3768780B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP3837972B2 (ja) 空燃比制御装置
JPH01273842A (ja) エンジンの空燃比制御装置
JP2000097088A (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP2694729B2 (ja) 内燃エンジンの空燃比フィードバック制御方法
JPH01277638A (ja) エンジンの空燃比制御装置
JP3231947B2 (ja) 内燃機関の燃焼異常検出方法
WO2023223504A1 (ja) 三元触媒の酸素ストレージ量制御方法および装置
JP2910513B2 (ja) 多気筒エンジンの排気浄化装置
JP2940934B2 (ja) テンジンの空燃比制御装置
JP3937712B2 (ja) エンジンの空燃比制御装置
JP2618968B2 (ja) エンジンの空燃比制御装置
JP2621746B2 (ja) 内燃機関の触媒劣化検出装置
JP2618967B2 (ja) エンジンの空燃比制御装置
JP2001065391A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH077568Y2 (ja) エンジンの制御装置
JPH094492A (ja) エンジンの制御装置
JPH0460135A (ja) エンジンの制御装置
JP3593388B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2002106391A (ja) エンジンの空燃比制御装置
JPS60249641A (ja) 多気筒エンジンの空燃比制御装置
JP2009197683A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2002115589A (ja) エンジンの空燃比制御装置
JPH0249948A (ja) エンジンの空燃比制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees