JPH07268885A - 地下構造物の築造に用いる開削工法 - Google Patents

地下構造物の築造に用いる開削工法

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JPH07268885A
JPH07268885A JP6083805A JP8380594A JPH07268885A JP H07268885 A JPH07268885 A JP H07268885A JP 6083805 A JP6083805 A JP 6083805A JP 8380594 A JP8380594 A JP 8380594A JP H07268885 A JPH07268885 A JP H07268885A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロアスラブを築造するたびにフロアスラブ
の型板の支持手段を取り外す必要がなく、且つ早期に壁
式地下連続壁土留を支持できる逆巻開削工法を提供する
ことである。 【構成】 支持杭を立設して土留作業と深礎の築造を行
うと共に深礎に中間支持杭を立設して1次掘削し、筏基
礎体を築造する。筏基礎体に支保手段を設置し、各支持
杭と各中間支持杭の上部にブランケットを設け、各ブラ
ンケットの上に懸吊手段を設置し、型板と型板支持手段
を筏基礎体の上面に載置し、地面1階のフロアスラブを
打設する。筏基礎体の下方で2次掘削した後、型板と型
板支持手段を載せたまま、懸吊手段によって筏基礎体を
所定の高さまで吊り下ろし、筏基礎体の支保手段によっ
て支保工を行うとともに、筏基礎体の上面の型板上に地
下1階のフロアスラブを打設する。その後、同じ作業を
必要な回数繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地下構造物例えば、
ビルディングの地下駐車場などの地下空間を築造する場
合に適する開削工法に関し、特に筏基礎体を土留支保工
とフロアスラブの型板の支持手段として利用する逆巻開
削工法に関する。
【0002】
【従来の技術】開削工法の種類は、一般に、地質条件
・立地条件等から、掘削の方法から、構造物の築造
方法から、分類することができる。
【0003】構造物の築造方法による分類の場合は、順
巻工法と逆巻工法とに大別することができる。特に掘削
幅が広く、掘削深さが深い大規模掘削で、躯体の築造に
長期間要するために施工上安全を必要とする場合、例え
ば、ビルディングの地下駐車場などの地下空間を築造す
る場合によく採用される工法は逆巻工法である。従来の
逆巻工法では、(I)まず通常の開削工法で例えば壁式
地下連続壁土留を築造する工程と、(II)土留作業と並
行して中間支柱を構造する工程と、(III)地面1階の
フロアスラブ(floor slab)の床面の下方の所定深さ例
えば地面1階の床面から−2mの深さまで1次掘削を行
う工程と、(IV)地面1階のフロアスラブを打設するた
めの型板とそれを支持するための支持手段を下床に架設
する工程と、(V)地面1階のフロアスラブを打設する
工程と、(VI)前記地面1階のフロアスラブの型板とそ
の支持手段を取り外す作業を行い、前記地面1階のフロ
アスラブを土留切ばりとする工程と、(VII)続いて地
下1階の床面の下方の所定深さ例えば地下1階のフロア
スラブの床面から更に−2mの深さまで2次掘削を行う
工程と、(VIII)地下1階のフロアスラブを打設するた
めの型板とそれを支持するための支持手段を下床に架設
する工程と、(IX)地下1階のフロアスラブを打設する
工程と、(X)前記地下1階のフロアスラブの型板とそ
の支持手段を取り外す作業を行い、前記地下1階のフロ
アスラブを土留切ばりとする工程と、(XI)前記(VI
I)〜(X)の作業を繰り返して最終掘削完了後、下床
或いは筏基礎を築造する工程と、(XII)作業孔を塞い
で構造物を完成させる工程とからなる。
【0004】従来の逆巻工法によれば、打設したフロア
スラブを水平の切ばりとして利用することができるの
で、掘削幅が広く、掘削深さが深い大規模掘削で、躯体
の築造に長期間要するため、施工上安全を必要とする場
合に適することができるが、各階のフロアスラブを打設
した後、必ずフロアスラブを打設するために架設された
型板とそれを支持するための支持手段を取り外してか
ら、始めて次のフロアスラブを築造するための掘削作業
を行うことができる。また、次のフロアスラブを築造す
るために、該フロアスラブを打設するための型板とそれ
を支持するための支持手段をあらためて架設しなおさな
ければならないので、この型板及び支持手段の架設作業
と取り外す作業が繰り返して施されるために、無駄な作
業が増え、人員が多く必要とされるほか、時間もかかる
ので、工期が長びき、コスト的に高いなどの問題点が残
っている。
【0005】また、従来の逆巻工法では、打設したフロ
アスラブを土留切ばりとして利用するねらいであるが、
そのフロアスラブのコンクリートが壁式地下連続壁土留
を支持できる十分な支持強度を持つようになるまでは、
長い日数が必要とされるので、工期の短縮化を図るのが
困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記問題点に鑑み、本
願発明は、地下構造物を築造する場合、フロアスラブの
型板の支持手段を取り外す作業をフロアスラブを築造す
るたびに行う必要がなく、且つ早期に壁式地下連続壁土
留を支持できる逆巻開削工法を提供することを目的とし
ている。
【0007】また、本願発明の他の目的は、前記逆巻開
削工法に適用できる懸吊手段を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の地下構造物の築造に用いる開削工法では
(I)壁式地下連続壁土留を築造するとともに、該壁式
地下連続壁の複数箇所に該壁式地下連続壁の上面から突
出するように複数の支持杭を立設する工程と、(II)土
留作業と並行して少なくとも1箇所に深礎を築造すると
ともに、該深礎に中間支持杭を立設する工程と、(II
I)地面1階のフロアスラブの床面の下方の所定深さま
で1次掘削を行う工程と、(IV)前記壁式地下連続壁の
内壁面から所定の間隔を離れている筏基礎体を築造する
工程と、(V)前記筏基礎体に前記壁式地下連続壁を支
えるための支保手段を設置するとともに、前記各支持杭
と中間支持杭の上部にブランケットを設け、更に各ブラ
ンケットの上に前記筏基礎体を吊り下ろすための懸吊手
段を設置して、各懸吊手段から吊り下ろしたワイヤロー
プを前記筏基礎体に固定する工程と、(VI)地面1階の
フロアスラブを打設するための型板とそれを支持するた
めの型板支持手段を前記筏基礎体の上面に載置する工程
と、(VII)前記筏基礎体の上面に載置された型板の上
に地面1階のフロアスラブを打設する工程と、(VIII)
地下1階のフロアスラブの床面の下方の所定深さまで2
次掘削を行う工程と、(IX)前記懸吊手段によって前記
筏基礎体を前記型板とそれを支持するための型板支持手
段を載せたまま吊り下ろしながら前記型板を前記地面1
階のフロアスラブの下面から分離させ、且つ該筏基礎体
を所定の高さまで吊り下ろす工程と、(X)前記筏基礎
体に設置された前記支保手段によって前記壁式地下連続
壁を支える支保工を行うとともに、前記筏基礎体の上面
に載置された型板の上に地下1階のフロアスラブを打設
する工程と、(XI)前記(VIII)〜(X)の作業を繰り
返して最終掘削完了後、前記筏基礎体を地中に載置する
工程と、(XII)最後に作業孔を塞いで地下構造物を完
成させる工程とからなることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記のような本発明の地下構造物の築造に用い
る開削工法によれば、1次掘削をした後に、直ちに筏基
礎体を築造し、この筏基礎体の上面に地面1階のフロア
スラブを打設するための型板とそれを支持するための型
板支持手段を載置するだけで、地面1階のフロアスラブ
を打設することができる。また、地下1階以下のフロア
スラブを打設する際に、懸吊手段によって筏基礎体を所
定の高さまで吊り下ろして、筏基礎体の上面に載置して
あるフロアスラブを打設するための型板と型板支持手段
をそのまま利用することができる。それにより、従来の
逆巻工法のように、フロアスラブを打設するたびに型板
と型板支持手段を架設しなおさなければならないという
無駄な作業の繰り返しを省略することができるため、大
幅に作業日数を短縮することができ、特に掘削深さの深
い大規模掘削では非常に好適である。なお、筏基礎体に
設置してある支保手段を利用して壁式地下連続壁を支え
る支保工を行うことができるので、懸吊手段によって筏
基礎体を所定の高さまで吊り下ろした後、直ちにその支
持手段で壁式地下連続壁を支える支保工を行うことによ
って、従来の逆巻工法よりも壁式地下連続壁の変形量を
大幅に抑えることができるので、安全上の面も非常に優
れている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の地下構造物の築造に用いる開
削工法の一実施例について、図1〜図6に従って、その
工程の施工手順を順番に説明する。
【0011】図1は本実施例の開削工法の(I)〜(I
I)の工程を示す断面図である。
【0012】(I)の工程では、先ず通常の方法で地下
構造物を築造しようとする所定形状例えば、四方形の敷
地の周りに沿って、壁式地下連続壁土留1を築造すると
ともに、これらの壁式地下連続壁1の複数箇所に該壁式
地下連続壁1の上面から突出するように、例えばH型鋼
または丸鋼管などからなる支持杭10を立設する。
【0013】続いて(II)の工程では、前記土留作業と
並行して前記敷地内部の複数箇所の所定一に通常の方法
出複数の深礎3を築造するとともに、これらの深礎3に
それぞれ例えばH型鋼または丸鋼管などなかなる中間支
持杭2をその上部が地面から突出すように立設する。
【0014】図2は本実施例の開削工法の(III)〜(V
I)の工程を示す断面図である。
【0015】(III)の工程では、通常の方法で地面1
階のフロアスラブの床面の下方の所定深さ例えば地面1
階の床面から−4mの深さまで1次掘削を行う。
【0016】続いて(IV)の工程では、前記掘削された
所定深さの下床の床面上に、通常の方法で筏基礎体6を
築造する。この筏基礎体6の各端縁部は図8と図9に示
すように、前記壁式地下連続壁1の内壁面との間は所定
距離lの間隔をおいて離れている。通常の壁式地下連続
壁土留の施工精度からいうと、その精度は約1/300
であり、例えば掘削深さが20mの場合、壁式地下連続
壁の垂直偏差量は約7cmで、さらに掘削作業の進行につ
れて、壁式地下連続壁土留に作用する土圧のためにその
壁式地下連続壁の変形量は約15cm以上に達する可能性
もあるので、本実施例の場合、前記壁式地下連続壁1の
内壁面と前記筏基礎体6の端縁部との間の間隔の所定距
離lを例えば50cm以上に設定しておけば、前記筏基礎
体6を、後述するような吊り下ろす作業を行う場合は、
前記壁式地下連続壁1の内壁面と接触しないように確保
できる。
【0017】また、この筏基礎体6を築造する際に、こ
の筏基礎体6の躯体の適切な場所に、後述する掘削機械
例えばパワーショベルP(図4参照)を掘削現場まで運
び込むため、又は掘削土砂を掘削現場から地面上に取り
出すためのクラムセルC(図4参照)などの経路の作業
孔65(図4参照)を予め設けておく。更に前記中間支
持杭2と筏基礎体6の躯体と交差する部位にも、予め貫
通孔64を設けておく。通常の支持杭の施工精度からい
うと、その精度は約1/300であり、例えば掘削深さ
が20mの場合、支持杭の垂直偏差量は約7cmであるの
で、この貫通孔64の内壁面と前記中間支持杭2との間
の間隔を約15cmに設定しておけば、前記筏基礎体6
を、後述するような吊り下ろす作業を行う場合は、前記
中間支持杭2と該筏基礎体6の貫通孔64の内壁面と接
触しないように確保できる。
【0018】続いて(V)の工程では、前記筏基礎体6
の底板62の各端部近傍に前記壁式地下連続壁1を支え
るための複数の支保手段5を設置するとともに、前記各
支持杭10と中間支持杭2の上部にそれぞれにブランケ
ット73を設け、更に各ブランケット73の上に前記筏
基礎体6を吊り下ろすための懸吊手段71を設置して、
各懸吊手段71から吊り下ろしたワイヤロープ72を前
記筏基礎体6の底板62に固定する。
【0019】続いて(VI)の工程では、地面1階のフロ
アスラブを打設するための型板4とそれを支持するため
の型板支持手段42(図8(a)参照)を前記筏基礎体6
の天板61の上面に載置する。
【0020】図3は本実施例の開削工法の(VII)の工
程を示す断面図である。
【0021】(VII)の工程では、前記筏基礎体6の天
板61の上面に載置された型板4の上に地面1階のフロ
アスラブ8を打設し、この地面1階のフロアスラブ8を
前記壁式地下連続壁1の上端部と一体化する。また、前
記(IV)の工程と同じような理由で、この地面1階のフ
ロアスラブ8とその型板4のそれぞれにも、後述する掘
削機械例えばパワーショベルP(図4参照)を掘削現場
まで運び込むため、又は掘削土砂を掘削現場から地面上
に取り出すためのクラムセルC(図4参照)などの経路
の作業孔81と41(図4参照)を予め設けておく。
【0022】図4は本実施例の開削工法の(VIII)の工
程を示す断面図である。
【0023】(VIII)の工程では、掘削機械例えばパワ
ーショベルPを予め設けてある前記地面1階のフロアス
ラブ8の作業孔81と、前記型板4の作業孔41と、前
記筏基礎体6の作業孔65を経て導入し、地下1階のフ
ロアスラブ84の床面の下方の所定深さ例えば−4mま
で2次掘削を行い、掘削した土砂をクラムセルCを用い
て地上まで汲み上げる。
【0024】図5は本実施例の開削工法の(IX)〜
(X)の工程を示す断面図である。
【0025】(IX)の工程では、前記懸吊手段71によ
って前記筏基礎体6を前記型板4とそれを支持するため
の型板支持手段42を載せたまま吊り下ろしながら前記
型板4を前記地面1階のフロアスラブ8の下面から分離
させ、且つ該筏基礎体6を前記2次掘削によってできた
下床の上面に載置するように、所定の高さまで吊り下ろ
す。
【0026】(X)の工程では、前記筏基礎体6に設置
された前記支保手段5によって前記壁式地下連続壁1を
支える支保工を行い、更に前記筏基礎体6の上面に載置
された型板4の上に地下1階のフロアスラブ84を打設
する。
【0027】図6は本実施の開削工法の(XI)〜(XI
I)の工程を示す断面図である。
【0028】(XI)の工程では、前記(VIII)〜
(X)の作業を繰り返して地下2階のフロアスラブ86
を打設する。さらに最終掘削完了後、前記筏基礎体6を
地中に載置して前記壁式地下連続壁1と一体化するよう
に打設する。
【0029】(XII)の工程では、最後に前記作業孔6
5、81及び41を塞いで地下構造物を完成させる。
【0030】次に本実施例の筏基礎体6について、その
細部の構成を説明する。
【0031】図7には本発明の実施例における懸吊手段
のワイヤロープのアンカーを筏基礎体に固定するための
手段を2つ例示している。図中の右側で表示されている
のは、筏基礎体6を打設する時にその端部近傍に予め垂
直に螺紋パイプ74を埋設しておき、ブランケット73
の上部に設置してある懸吊手段71から吊り下ろしたワ
イヤロープ(例えばPC鋼線など)72の端部に設けら
れた菱形状のアンカー75を前記螺紋パイプ74に差し
込み、収縮制のないコンクリート76を前記螺紋パイプ
74の中に打設することによって、そのアンカー75を
前記筏基礎体6の中に固定する例である。この例では、
筏基礎体6の上面に載置された型板4とフロアスラブ8
の梁部分81を例示している。
【0032】また、同図の左側で表示されている他の例
は、筏基礎体6を打設する際にブランケット73の上部
に設置してある懸吊手段71から吊り下ろしたワイヤロ
ープ(例えばPC鋼線など)72の端部に設けられたボ
ール形状のアンカー78を予め前記筏基礎体6の所定部
位に配置してから、コンクリートを打設することによっ
て直接に前記筏基礎体6の中に固定する例である。な
お、この例では、筏基礎体6の上面に載置された型板4
とフロアスラブ8を例示している。
【0033】図8には、筏基礎体6の底板62の上面に
配設され、前記壁式地下連続壁1を支えるための支保手
段5を示している。図中、支保手段5は、油圧ジャッキ
52と、この油圧ジャッキ52のピストンロッド53に
当接しているH型鋼でなる切ばり部材51とからなるも
ので、油圧ジャッキ52の本体の一端は、ボルトによっ
て前記底板62の上面に固定された係止ブロック54に
係止し、油圧ジャッキ52のピストンロッド53は切ば
り部材51の一端に当接しており、該切ばり部材51の
他端は前記壁式地下連続壁1を押圧して支えている。切
ばり部材51を介して前記壁式地下連続壁1を支えてい
るので、油圧ジャッキ52のピストンロッド53の伸縮
量を調節することにより、前記壁式地下連続壁1の掘削
面への変形を抑えることができる。
【0034】また、同図では、筏基礎体6の端縁部と壁
式地下連続壁1の内壁面との間の間隔lは、前述の理由
により、例えば50cm以上に設定しておけば、前記筏基
礎体6を吊り下ろす作業を行う場合は、前記壁式地下連
続壁1の内壁面と接触しないように確保できる。もちろ
ん、筏基礎体6を吊り下ろす作業を行う場合は、油圧ジ
ャッキ52の油圧を0にし、切ばり部材51を壁式地下
連続壁1の内壁面との当接状態を解除しておく必要があ
る。
【0035】同図では、筏基礎体6の天板62の上面に
設置され、前記地面1階のフロアスラブ8を打接するた
めの型板4を支持するためのI型鋼でなる型板支持手段
42の配置も示している。なお、41は前記地面1階の
フロアスラブ8の梁部分81を打接するための型板であ
る。
【0036】図9には、本発明の開削工法に用いられる
支保手段のもう1つの実施態様を示している。この例で
は、支保手段5′は油圧ジャッキ57と、該油圧ジャッ
キの一面に設けられる複数のローラ58とからなるもの
で、地面1階のフロア8上に設けられた巻上手段例えば
巻き上げ機56によって前記壁式地下連続壁1と前記筏
基礎体6との間に位置するように吊り下ろされており、
前記複数のローラ58が前記筏基礎体6の端縁部に設け
られたガイドレール55に沿って移動自在に設けられ
る。
【0037】油圧ジャッキ57のピストンロッドの伸縮
量を調節することによって、筏基礎体6は壁式地下連続
壁1の地圧をこの支保手段5′を介して支えることがで
きるので、前記壁式地下連続壁1の掘削面への変形を抑
えることができる。また図8に示す支保手段5と比較し
て、この例の支保手段5′の移動性は前者より優れてい
る。
【0038】また、本発明の開削工法では、筏基礎体6
を懸吊手段によって吊り下ろす作業を行う場合に、筏基
礎体6の全体を均一に降下させる必要があるので、用い
られる全ての懸吊手段は、1サイクルの作動で、筏基礎
体6を懸吊するための全てのワイヤロープ72を同時に
緩やかにほぼ一定の長さを下ろす機能を有することが要
求されるので、本発明人は前記機能を達成できる懸吊手
段71を開発した。
【0039】次に、図10に基づき、本発明の開削工法
において、筏基礎体6を懸吊するために用いられる懸吊
手段71の構成を説明する。
【0040】懸吊手段71は、図10に示すように、筒
体710と、この筒体710の内部に並列に立接された
2本のメインジャッキ717、717と、この2本のメ
インジャッキ717、717の上面に設置された支持ブ
ロック718と、この支持ブロック718の下方におい
て前記2本のメインジャッキ717、717の内側に並
列に立接された2本の下部位置決めジャッキ7160、
7160と、この2本の下部位置決めジャッキ716
0、7160の内側に並列に設けられた2つの下部ヤト
イ受座7150、7150と、この下部ヤトイ受座71
50、7150の上面に載置された下部位置決め板71
40と、前記支持ブロック718の下面に当接するよう
に設けられた下部バネ7110と、この下部バネ711
0の下部に該バネと一体に設けられた下部押し板712
0と、前記支持ブロック718の上面に並列に立接され
た2本の上部位置決めジャッキ716、716と、この
2本の上部位置決め板714と、前記筒体710の頂部
板719の下面に当接するように設けられた上部バネ7
11と、この上部バネ711の下部に該バネと一体に設
けられた上部押し板712と、前記筒体710内を上下
に貫通するように配設された複数本例えば2本のワイヤ
ロープ(PC鋼線など)72、72と、前記筒体710
の内部に設けられ、前記ワイヤロープ72、72に沿っ
て移動可能に取り付けられ、これらのワイヤロープ7
2、72を挟持するための2つの上部締めヤトイ71
3、713と、2つの下部締めヤトイ7130、713
0とを具備してなる。
【0041】前記ワイヤロープ72の長さは、少なくと
も懸吊手段71の上面から筏基礎体6を地中に載置する
最後の位置までの予定の降下深さに相当する距離以上の
長さが必要とする。また、前記上部締めヤトイ713
は、図18に示すように、例えば2つ割り又は3つ割り
のヤトイ部材713′をストップリング7131によっ
てワイヤロープ72に沿って移動可能に取り付けられた
もので、その一端がテーパ状に形成されている。この上
部締めヤトイ713はワイヤロープ72に取り付けられ
た状態で、ワイヤロープ72の下降につれてテーパ状の
上部ヤトイ受座715に挿入した時に、上部締めヤトイ
713のテーパ面と上部ヤトイ受座715のテーパ面と
の当接につれて、ヤトイ部材713′の内面に形成され
た歯はワイヤロープ72を強く喰いしめるので、即ちワ
イヤロープ72は上部締めヤトイ713によって挟持さ
れた状態で、上部ヤトイ受座715によって支持されて
いるので、この状態では、ワイヤロープ72の下降が停
止されている。
【0042】次に図10〜17に基づき、本発明の開削
工法に用いられる懸吊手段71の1サイクルの動作を説
明する。
【0043】先ず、図10に示すのは、下部締めヤトイ
7130、7130がワイヤロープ72、72を挟持し
た状態で下部ヤトイ受座7150、7150に挿し込
み、ワイヤロープ72、72の荷重(分担される筏基礎
体6の荷重)を下部ヤトイ受座7150、7150によ
って受けている状態であり、この状態では、上部締めヤ
トイ713、713はワイヤロープ72、72に取り付
けられたままで、上部ヤトイ受座715、715から離
れている状態となっている。
【0044】次に図11に示すように、ワイヤロープ7
2、72の荷重を下部ヤトイ受座7130、7130に
よって受けている状態で、上部位置決めジャック71
6、716が所定の高さ例えば15cm上昇する。上部位
置決め板714もこの上部位置決めジャック716の上
昇につれて15cm上昇される。これによって、上部締め
ヤトイ714、714は上部位置決め板714の上昇に
つれてワイヤロープ72、72に沿って、上方へ15cm
持ち上げられ、その上面は上部押し板712の下面に当
接している。
【0045】次に図12に示すように、ワイヤロープ7
2、72の荷重を下部ヤトイ受座7150、7150に
よって受けている状態で、上部位置決めジャック71
6、716が元の位置に戻り、上方へ15cm持ち上げら
れた前記上部締めヤトイ714、714ガそのままワイ
ヤロープ72、72の上部位置すなわち上部位置決め板
714の上方約15cmの位置に残されている。
【0046】次に図13に示すように、ワイヤロープ7
2、72の荷重を下部ヤトイ受座7150、7150に
よって受けている状態で、メインジャック717、71
7が所定の高さ例えば20cm上昇して、この上昇につれ
て持ち上げられた上部ヤトイ受座715、715によっ
て上部締めヤトイ713、713を受け取り、メインジ
ャック717、717の上昇が15cmを越えた時点か
ら、ワイヤロープ72、72の荷重が次第に上部ヤトイ
受座715、715に引き渡されていく。
【0047】次に図14に示すように、メインジャック
717、717の上昇が15cmを越えた時点から所定の
高さ例えば20cmまで上昇する期間中、ワイヤロープ7
2、72の荷重は上部ヤトイ受座715、715によっ
て受けているので、このメインジャック717、717
の上昇につれて、下部締めヤトイ7130、7130が
下部ヤトイ受座7150、7150から約5cmほど上へ
引き上げられる。
【0048】次に図15に示すように、ワイヤロープ7
2、72の荷重を上部ヤトイ受座715、715によっ
て受けている状態で、下部位置決めジャック7160、
7160が所定の高さ例えば15cm上昇する。この上昇
につれて上げられた下部位置決め板7140は下部締め
ヤトイ7130、7130をワイヤロープ72、72に
沿って上へ15cm持ち上げる。下部締めヤトイ713
0、7130の上面を下部押し板7120の下面に当接
させる。
【0049】次に図16に示すように、ワイヤロープ7
2、72の荷重を上部ヤトイ受座715、715によっ
て受けている状態で、下部位置決めジャック7160、
7160が15cm下降し、すなわち元の位置に戻るが、
前記持ち上げられた下部締めヤトイ7130、7130
がそのままワイヤロープ72、72の上部位置すなわち
下部位置決め板7140の上方約15cmの位置に残され
ている。
【0050】次に図17に示すように、ワイヤロープ7
2、72の荷重を上部ヤトイ受座715、715によっ
て受けている状態で、メインジャック717、717が
所定の高さ例えば20cm降下する。メインジャック71
7、717の降下が15cmを越えた時点から、ワイヤロ
ープ72、72の荷重が次第に下部ヤトイ受座715
0、7150に引渡されていき、1サイクルの動作が終
了する。懸吊手段71はこの1サイクルの動作によっ
て、ワイヤロープ72、72を下方へ所定の長さ例えば
20cm下ろすので、すなわち筏基礎体6が下方へ20cm
吊り下ろされる。この操作を繰り返して行うことによ
り、筏基礎体6を所定の深さまで均一に降下させること
ができる。
【0051】また、図19は懸吊手段71の配置を概略
に示しているが、縞線で表示する部分は各懸吊手段71
によって筏基礎体6の荷重を負担している部分を示す。
計算によって、各懸吊手段71の分担する荷重を算出す
ることができるので、各部分の荷重に応じて、各部分に
配置された懸吊手段71の内部にあるメインジャッキ7
17のピストンの面積も算出することができる。
【0052】なお、図20は本発明の開削工法に用いる
懸吊手段71の中の油圧ジャッキを制御する油圧回路の
構成を示すブロック図であるが、このような油圧回路に
より全ての懸吊手段71を同期に動作させることができ
る。
【0053】
【発明の効果】上記のような本発明の地下構造物の築造
に用いる開削工法によれば、1次掘削をした後に、直ち
に筏基礎体を築造し、この筏基礎体の上面に地面1階の
フロアスラブを打接するための型板とそれを支持するた
めの型板支持手段を載置するだけで、地面1階のフロア
スラブを打設することができる。また、地下1階以下の
フロアスラブを打設する際に、懸吊手段によって筏基礎
体を所定の高さまで吊り下ろして、筏基礎体の上面に載
置してあるフロアスラブを打設するための型板と型板支
持手段をそのまま利用することができるので、従来の逆
巻工法のように、フロアスラブを打設するたびに型板と
型板支持手段を架設しなおさなければならないという無
駄な作業の繰り返しを省略することができるので、大幅
に作業日数を短縮することができるので、特に掘削深さ
の深い大規模掘削では、非常に適する。なお、筏基礎体
に設置してある支保手段を利用して壁式地下連続壁を支
える支保工を行うことができるので、懸吊手段によって
筏基礎体を所定の高さまで吊り下ろされた後、直ちにそ
の支持手段で壁式地下連続壁を支える支保工を行うこと
によって、従来の逆巻工法よりも壁式地下連続壁の変形
量を大幅に抑えることができるので、安全上の面も非常
に優れている。
【0054】また、施工設備例えば懸吊手段と支保手段
はいずれも油圧手段を使用しているので、安全性が高い
ばかりではなく、設備を繰り返して再利用することがで
きるという利点がある。
【0055】また、施工設備の体積が小さく、占用する
空間も小さいので、作業空間を簡単に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地下構造物の築造に用いる開削工
法の一実施例における(I)〜(II)の工程を示す断面
図である。
【図2】本発明に係る地下構造物の築造に用いる開削工
法の一実施例における(III)〜(VI)の工程を示す断
面図である。
【図3】本発明に係る地下構造物の築造に用いる開削工
法の一実施例における(VII)の工程を示す断面図であ
る。
【図4】本発明に係る地下構造物の築造に用いる開削工
法の一実施例における(VIII)の工程を示す断面図であ
る。
【図5】本発明に係わる地下構造物の築造に用いる開削
工法の一実施例における(IX)〜(X)の工程を示す断
面図である。
【図6】本発明に係わる地下構造物の築造に用いる開削
工法の一実施例における(XI)〜(XII)の工程を示す
断面図である。
【図7】本発明の一実施例における懸吊手段のワイヤロ
ープのアンカーを筏基礎体に固定するための2つの手段
を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例における支保手段の1つの実
施態様を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施例における支保手段のもう1つ
の実施態様を示す断面図である。
【図10】本発明の一実施例における懸吊手段における
油圧ジャッキの動作サイクルを示す断面図で、下部締め
ヤトイがワイヤロープを挟持した状態で下部ヤトイ受座
に挿し込み、ワイヤロープの荷重を下部ヤトイ受座によ
って受けている状態を示す図である。
【図11】ワイヤロープの荷重を下部ヤトイ受座によっ
て受けている状態で、上部位置決めジャックの上昇につ
れて上昇する上部位置決め板によって上部締めヤトイを
ワイヤロープに沿って上へ持ち上げる状態を示す図10
と同様な図である。
【図12】ワイヤロープの荷重を下部ヤトイ受座によっ
て受けている状態で、上部位置決めジャックが元の位置
に戻り、持ち上げられた上部締めヤトイがそのままワイ
ヤロープの上部位置に残っている状態を示す図10と同
様な図である。
【図13】ワイヤロープの荷重を下部ヤトイ受座によっ
て受けている状態で、メインジャックの上昇によって持
ち上げられた上部ヤトイ受座で上部締めヤトイを受け取
り、ワイヤロープの荷重を上部ヤトイ受座に引渡してい
る状態を示す図10と同様な図である。
【図14】ワイヤロープの荷重を上部ヤトイ受座によっ
て受けている状態で、メインジャックの上昇につれて、
下部締めヤトイが下部ヤトイ受座から引き上げられた状
態を示す図10と同様な図である。
【図15】ワイヤロープの荷重を上部ヤトイ受座によっ
て受けている状態で、下部位置決めジャックの上昇につ
れて上昇する下部位置決め板によって下部締めヤトイを
ワイヤロープに沿って上へ持ち上げる状態を示す図10
と同様な図である。
【図16】ワイヤロープの荷重を上部ヤトイ受座によっ
て受けている状態で、下部位置決めジャックが元の位置
に戻り、持ち上げられた下部締めヤトイがそのままワイ
ヤロープの上部位置に残っている状態を示す図10と同
様な図である。
【図17】ワイヤロープの荷重を上部ヤトイ受座によっ
て受けている状態で、メインジャックの降下につれて、
ワイヤロープの荷重を下部ヤトイ受座に引渡している状
態を示す図10と同様な図である。
【図18】本発明の一実施例における懸吊手段における
締めヤトイとヤトイ受座を示す断面図である。
【図19】本発明の一実施例における懸吊手段の配置を
示す概略平面図である。
【図20】本発明の一実施例における懸吊手段の油圧ジ
ャッキを制御する油圧回路の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 壁式地下連続壁 2 中間支持杭 3 深礎 4 型板 5、5′ 支保手段 6 筏基礎体 8 地面1階フロアスラブ 10 支持杭 41 作業孔 42 型板支持手段 52 油圧ジャッキ 53 ピストンロッド 54 係止ブロック 55 ガイドレイル 56 巻き上げ機 57 油圧ジャッキ 58 ローラ 61 天板 62 底板 64 貫通孔 65 作業孔 71 懸吊手段 72 ワイヤロープ 73 ブランケット 81 作業孔 84 地下1階フロアスラブ 86 地下2階フロアスラブ 710 筒体 711 上部バネ 712 上部押し板 713 上部締めヤトイ 714 上部位置決め板 715 上部ヤトイ受座 716 上部位置決めジャッキ 717 メインジャッキ 718 支持ブロック 719 頂部板 7110 下部バネ 7120 下部押し板 7130 下部締めヤトイ 7140 下部位置決め板 7150 下部ヤトイ受座 7160 下部位置決めジャッキ C クラムセル P パワーショベル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)壁式地下連続壁土留を築造すると
    ともに、該壁式地下連続壁の複数箇所に該壁式地下連続
    壁の上面から突出するように複数の支持杭を立設する工
    程と、 (II)土留作業と並行して少なくとも1箇所に深礎を築
    造するとともに、該深礎に中間支持杭を立設する工程
    と、 (III)地面1階のフロアスラブの床面の下方の所定深
    さまで1次掘削を行う工程と、 (IV)前記壁式地下連続壁の内壁面から所定の間隔を離
    れている筏基礎体を築造する工程と、 (V)前記筏基礎体に前記壁式地下連続壁を支えるため
    の支保手段を設置するとともに、前記各支持杭と中間支
    持杭の上部にブランケットを設け、更に各ブランケット
    の上に前記筏基礎体を吊り下ろすための懸吊手段を設置
    して、各懸吊手段から吊り下ろしたワイヤロープを前記
    筏基礎体に固定する工程と、 (VI)地面1階のフロアスラブを打設するための型板と
    それを支持するための型板支持手段を前記筏基礎体の上
    面に載置する工程と、 (VII)前記筏基礎体の上面に裁置された型板の上に地
    面1階のフロアスラブを打設する工程と、 (VIII)地下1階のフロアスラブの床面の下方の所定深
    さまで2次掘削を行う工程と、 (IX)前記懸吊手段によって前記筏基礎体を前記型板と
    それを支持するための型板支持手段を載せたまま吊り下
    ろしながら前記型板を前記地面1階のフロアスラブの下
    面から分離させ、且つ該筏基礎体を所定の高さまで吊り
    下ろす工程と、 (X)前記筏基礎体に設置された前記支保手段によって
    前記壁式地下連続壁を支える支保工を行うとともに、前
    記筏基礎体の上面に載置された型板の上に地下1階のフ
    ロアスラブを打設する工程と、 (XI)前記(VIII)〜(X)の作業を繰り返して最終掘
    削完了後、前記筏基礎体を地中に載置する工程と、 (XII)最後に作業孔を塞いで地下構造物を完成させる
    工程とからなることを特徴とする地下構造物の築造に用
    いる開削工法。
  2. 【請求項2】 前記支保手段はH型鋼でなる切ばり部材
    と油圧ジャッキとからなることを特徴とする請求項1記
    載の地下構造物の築造に用いる開削工法。
  3. 【請求項3】 前記支保手段は油圧ジャッキと該油圧ジ
    ャッキの一面に設けられる少なくとも1つ以上のローラ
    とからなるもので、地面1階のフロアに設けられた巻上
    手段によって前記壁式地下連続壁と前記筏基礎体との間
    に位置するように吊り下ろされていることを特徴とする
    請求項1記載の地下構造物の築造に用いる開削工法。
  4. 【請求項4】 筒体と、該筒体内を上下に貫通するよう
    に配設される少なくとも1本以上のワイヤロープと、該
    ワイヤロープを挟持するための上部挟持手段及び下部挟
    持手段と、直列に上下方向に設置される複数の油圧ジャ
    ッキとからなり、前記複数の油圧ジャッキの操作によ
    り、前記上部挟持手段又は前記下部挟持手段にかかる前
    記ワイヤロープの荷重を前記下部挟持手段又は前記上部
    挟持手段にかかるように引き渡し、かつ前記複数の油圧
    ジャッキの1サイクルの操作で前記ワイヤロープを一方
    的に所定の長さだけを吊り下ろさせるようになされたこ
    とを特徴とする懸吊手段。
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